北海道清水町議会

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平成26年第2回臨時会(2月28日_日程5)

○議長(加来良明) 日程第5、議案第8号、平成25年度清水町一般会計補正予算(第11号)の設定についてを議題とします。
 本案について、提案理由の説明を求めます。副町長。

○副町長(金田正樹) 議案第8号、平成25年度清水町一般会計補正予算(第11号)の設定について、ご説明を申し上げます。
 総額に24,638千円を追加し、それぞれの総額を7,838,163千円とするものでございます。
 歳入よりご説明申し上げます。
 7頁をお開き願います。
 17款1項2目、特定寄附金につきましては、図書購入の指定寄附1件を賜りまして、23千円を追加するものでございます。
 18款1項1目、財政調整基金繰入金につきましては、今回の補正予算におきます調整額24,615千円の追加でございます。なお、本補正後の基金残高は、2,901,991千円となる見込みでございます。
 8頁、歳出にまいります。
 8款2項2目、除雪対策費につきましては、2月15日以降、降雪及び強風により除雪出動が多い状況となっており、今後の除雪排雪のために予算の追加が必要となりましたことから、町道除雪委託料17,800千円、緊急除雪車借上料3,700千円を追加するものでございます。
 続きまして、10款1項2目、教育振興費及びその下9頁上段、3項1目、中学校管理費につきましては、御影中学校におきます特別支援学級の増設にともなうものでございます。
 特別支援学級につきましては、障害区分に応じて設置しているところでございますが、御影中学校につきましては、現在1学級の特別支援学級がございますが、次年度は2学級を増設し、3学級を設ける必要がありますことから、生徒会室を図書室内に移しまして、間仕切りパネルでスペースを確保し、生徒会室を特別支援学級教室といたしますとともに、現在の特別支援教室を2つに仕切る工事を行いまして、特別支援学級の教室を増設するものでございます。
 増設にかかわります補正予算といたしまして、1項2目の教育振興費では教職員用の学校パソコンの購入費470千円、9頁の上段にあります3項1目の中学校管理費では、間仕切り用パネル等の備品購入費435千円と特別支援教室を2つに仕切る工事請負費1,448千円を追加するものでございます。
 8頁の一番下にございます、2項1目、小学校管理費につきましては、御影小学校におきます特別支援学級の増設にともなう補正予算でございます。
 御影小学校につきましては、現在4学級の特別支援学級がございますが、次年度は1学級増設し、5学級を設ける必要がありますことから、図書室を仕切る工事を行いまして、教室を増設するものでございまして、工事請負費762千円を追加するものでございます。
 9頁の一番下の段にまいります。
 10款5項4目、図書館・郷土史料館費につきましては、寄附受領にともないます図書購入費の23千円の追加でございます。
 次に債務負担行為の追加につきまして、ご説明いたします。
 恐れ入ります、3頁までお戻り願います。
 第2表、債務負担行為補正でございます。
 御影中学校の公務補業務につきましては、現在臨時公務補を配置しているところでございますが、次年度より業者への委託により対応してまいるため、御影中学校公務補業務委託の債務負担行為を追加するものでございます。期間は平成26年度、限度額は3,905千円でございます。
 以上、一般会計補正予算(第11号)の説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) これより質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 歳出のなかで除雪費を2,000万円補正しているわけでありますが、この除雪費にかかわって何点かお尋ねいたします。
 先ほど報告がありましたように、今年はうまくいったと、雪も少ないし、除雪費は相当残ると思っている方が多かったのではないかと思います。今回補正が出るとは予想だにしなかったというところでありますが、先ほどお伺いしたとおり、急に降って何日も風が吹いたということで、一昨日担当課長にもいろいろお尋ねをいたしましたが、それらの事情があってこういう状況になっているということも理解をしたところであります。
 私も暇なものですから、風が吹いてそんなに吹き溜まりの箇所があるのかということで、一部現地を回ってみたところ、相当ひどいところもありますし、これは大変だということを再認識したところであります。
 そこでお尋ねすることは、私は17年から今までの除雪費を見比べているのですが、年々増額されています。昨年あたりは1億2,600万円になっている、今年は今回の補正を含めて9,000万円を超している、その前は8,800万円と、こういうようにずっとなっています。平成21年以降ずっと増えてきているわけです。事情は雪が多い、風が強いということだろうと思いますが、これから先、気象状況はどんなことになるのかわからないような気象がずっと続いている、したがって、もう少し知恵と工夫で除雪費を極力少なくできるような方法を考えてはどうかということでございます。
 道内的・管内的に見ても、農家の皆さんが、今は大規模農家が多いわけですから、除雪をする機械を所有しているところが非常に多くなっています。ある町では、十数戸の農家を集めて、その人達が組合的なものをつくって、町道の除雪を担っているというところもありますし、お隣の新得あたりも一部やっているという話も聞きました。私どもの町では、農家の皆さんの機械でお願いをするということは、今までしたことがあるのか、ないのか、このへんについて1点お尋ねいたします。
 2点目です。町内ではなく、郡部を含めて離れているほうの吹き溜まりが多くなっているんだろうと思いますけれども、この除雪をする際に、ひどい箇所に除雪車を置いてしているのか、町から運んでやっているのか、このへんについて2点目にお尋ねいたします。
 3点目、吹き溜まりの箇所ですけれども、これは開発局土木現業所を含めて、雪の吹き溜まるところはだいたい風がいつも強くてということを含めて、ほぼ固まっているということで、国道・道道含めて、風よけの施設をつくっているところも相当あるという認識をしておりますが、私どもの町の郡部のほうの吹き溜まり箇所というのは、絶えず移動してどうにもならないのか、ほぼ吹き溜まりの箇所が固定しているのか、このへんについてお尋ねします。
 最後の質問ですが、委託料を借上料だとか、借上料を払って除雪車を用意しているわけですけれども、清水町はこの借上げに苦労しているということはあるのか、ないのか、安易に除雪車両の借上げはできているのかどうか、このへんをお尋ねさせていただきます。よろしくお願いします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) 今4点ほどご質問をいただきました。
 1点目の地域の協力という部分でございますけれども、実際に地域の道路の除雪の分につきまして、公道という部分もありますので、町で実施している状況ですけれども、農家の方でショベルなどを持っている方もいらっしゃいますので、自分が急ぎの用事で出かけたりするときに、町内全域でのものですから、時間的に遅れることもございますので、自分のショベルで開けたりして協力していただいている部分はあると認識しております。また、そういう部分につきまして、額的には多くありませんけれども地域のほうに報償費というかたちで若干のお金ですけれども、支出をさせていただいているのが現状でございます。
 次に2点目の車両の稼働の発進といいますか、そういう部分につきましては、一部御影地区・旭山地区のほうに車両を置いておりまして、そこから出動するような体制を取っております。
 3点目の吹き溜まりの箇所、これは多少の差はありますけれども、全町的に路線にそれぞれ多くの吹き溜まり箇所が発生している状況でございます。
 次の4点目の委託の関係でございますけれども、平成17年・平成18年頃は経費が少なかったということで、そのあと伸びてきているということでございますけれども、その当時は業者のほうも稼働が少ないということで、オペレーターの確保ですとか車両の確保、なかなか苦しいというお話があった時期もありましたけれども、そのうち平成20年以降、委託の拡大といいますか、そういう方法を図ってきておりまして、現在、町内事業者7社のほうに委託をしておりますけれども、そういう部分で車両の確保というのは今の段階ではしてきているのではないかと考えております。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) わかりました。
 今お尋ねをしたなかで、農家の方が除雪を自ら出動するために、町が除雪をしてくれるより自分達でやったことによって早くなるということなんでしょうけれども、そういうことでやられているのが一部あるということです。
 この段階で結論的なことを言っていただく気はもうとうありませんが、今後、清水町内の農家全体をみて、先ほど吹き溜まりの箇所もいろいろ言われておりますけれども、町道の離れたところについて、ある程度農家の皆さんの協力を得て、組織化したようなものでお願いをするということで、結果的にどうなるかはわかりませんけれども、冬期間それぞれの機械を自宅周りだとかその周辺は絶えずするわけでありますから、それを若干延長したようなかたちで協力してもらうことによって、除雪費を含めて相当安くなるのではないかという気もするんですけれども、今後そういうことを含めて、来年に向けて知恵を絞っていただけないかという気がするのですがいかがでしょうか。

○議長(加来良明) 都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) そういう協力の部分については、報償費のほうでわずかな額なのですが、その分を計上しておりますけれども、そういう部分の確立というか、協力はしていただかなければ、なかなか全町的な、町道を全部除雪するのは難しい部分もあります。今、除雪につきましてほぼ全面委託という体制を取ってきております。やはり平成17年・平成18年頃、稼働が少なかったということで、業者も除雪の業務が大変で維持していけないということがありまして、平成20年度以降徐々に拡大をしてきて、やっと除雪の体制というのができつつある部分がございますので、そのへんも含めまして、また検討していきたいと思っております。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

○議長(加来良明) これより討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

○議長(加来良明) これより、議案第8号、平成25年度清水町一般会計補正予算(第11号)の設定についてを採決します。
 この採決は、起立によって行います。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。
 よって、議案第8号は原案のとおり可決されました。