北海道清水町議会

北海道清水町議会

総合計画審査特別委員会(11月1日_審査6)

○委員長(伊藤成一) これより、基本構想全体を通しての質疑を行います。
 質疑はありませんか。
 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 構想全体について説明を受けてまいりました。
 過日の定例会のなかでも、一部お尋ねを町長にいたしました。3月の議会のなかで専門委員の関係で相当紛糾をして、結果的に8名の議員の皆さんの賛成で可決をして現在に至っている。
 したがって、専門委員の職務について、現状どのようになっているのかこのへんについてお尋ねをいたします。

○委員長(伊藤成一) 町長。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(伊藤成一) 休憩します。

(休憩中、答弁調整)

○委員長(伊藤成一) 休憩を閉じ、再開いたします。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(伊藤成一) 町長。

○町長(高薄 渡) 専門委員につきましては、あそこまで議論となるような状況ではなかったとおさえていたのですが、そういうことになった結果ですのでやむを得ません。この中にどういった意見があるかということについては、前回の質問でも言ったと思います。私に助言をいただく、こういうことを考えたいのだけれどもいかがでしょうか、また、相手方から、こういうことを考えたほうがいいということを伺っています。
 この中で、経済面ではどうなのかということになりますと、商工業を含めて衰退しているなかで、この施策にこういった問題を入れるべきではないかというご意見をいただいております。先ほど委員さんからご質問がございましたけれども、教育は進んでいるほうではないか、学校教育については進んでいるかと思いますが、家庭教育・社会教育、親に対する生涯学習の部分が欠けていて、地域を設定したなかで、自分達はどのようなことができるのかどうか、そのための人材育成をどうするかの面で、ご助言をいただいています。こういったなかの、まちづくりの中に具体例としても、基本計画に入っております。これは、私が言うまでもなく、策定委員会や課長職による策定会議の中でも議論させていただいておりますから、このなかにも挿入されております。
 足りない部分もありますので、その部分は実施計画のなかで進めていきたいと思いますし、基本計画は施策の例としてなっておりますから、これに追加をすることも可能です。そのへんのことを整理して参りたいと考えております。現状はそのような状況であります。

○委員長(伊藤成一) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 3月の段階でもそれぞれの議論が議員の皆さんから出てきましたが、専門委員の職務そのものは町長が委嘱をして、そのことについて専門的な分野で調査・研究をし、町長に提出する。それを受けて、町長がまちづくり計画の構想のなかに、これは大事なことで、ここに入れなくてはならないときに、初めて入ってくるものだろうと認識をしております。そのときの議論からしても、町の職員でも考えられない、今回の策定委員の町民でも考えられないようなことが、外部の経験豊富な人の意見として取り入れられて、この中に入っているのかという思いが強くあるものですからお尋ねをしているわけです。
 調査・研究をしたものを町長あてに提出されているということなのか、このへんはどうですか。

○委員長(伊藤成一) 町長。

○町長(高薄 渡) 提出はまだ受けておりません。
 そういう状況で研究したり、町内の商工業の皆さん方とお話しをしたり、町を歩いていただいてどこが本町の伸ばすべき点なのかを調査していただいております。人材育成の面では、こういうものが欠けているからということで、ある一定の中間的なものを出していただきましたが、成文としてはまだできておりません。それらが提出されるものと考えております。

○委員長(伊藤成一) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) 専門委員の任期を含めて終わっているものもあったり、継続している部分があったりということなのでしょうか。

○委員長(伊藤成一) 町長。

○町長(高薄 渡) 会議を重ねて、専門委員とお話しをさせていただいております。個別にやられている人もいらっしゃいます。トータルといたしまして、時間的に無理だということから延長をさせていただいて、来年の3月までということで再度延長させていただいている状況であります。

○委員長(伊藤成一) 原紀夫委員。

○委員(原 紀夫) まちづくり策定委員会で提出された全体構想のなかで、この分は専門委員の皆さんの意見で、真っ直ぐ入れさせてもらっただとか、端的にここは専門委員の意見として基本構想のなかに入れたということがあればお知らせ願います。

○委員長(伊藤成一) 町長。

○町長(高薄 渡) 具体的にここだということは盛り込んでおりません。
 策定会議のなかで、こういったものがこれから求められるということだけをお話しております。したがって、もとの資料の基本計画のなかに、追加なり実施計画と合わせてやっていく中で、見直していくわけですので、その部分でさせていただこうと思っております。

○委員長(伊藤成一) 他に質疑ありませんか。
 西山輝和委員。

○委員(西山輝和) 第3章で、「スポーツ・レクリエーションに親しむまちづくり」があります。このなかで第4期の交流活動では、アイスホッケー等のスポーツ合宿など入っています。地域経済の活性化だとかなども入っていましたが、今回、何もこのなかに入っていません。どうしてでしょうか。

○委員長(伊藤成一) 答弁を求めます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(伊藤成一) 休憩いたします。

(休憩中、答弁調整)

○委員長(伊藤成一) 再開します。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員(西山輝和) 第3章のスポーツ・レクリエーションのなかにアイスホッケーも加えればよいということです。

○委員長(伊藤成一) 議案説明書32頁です。企画課長補佐。

○企画課長補佐(斉木良博) 基本計画、第3編の第3章にスポーツ・レクリエーションを親しむまちづくりのなかで、現況課題・基本目標・展開する施策の例をいくつか書いております。
 基本目標としては、心も身体も健康であるために、生涯にわたってスポーツ・レクリエーションを親しむ環境をつくりますという内容です。これについては、いろいろなイベントや大会、少年団活動のソフト面ですとか、施設の維持管理も含めてそういった環境をつくっていくということがこのなかで書かれています。
 スポーツはどこまでという部分については、具体的に書いておりませんけれども、基本目標を見ていただくと、アイスホッケーも入りますし、町民の方が心身ともに健康であるために活動するというスポーツ全般について、こういったような基本目標を定めているということでございます。以上です。

○委員長(伊藤成一) 企画課長補佐。

○企画課長補佐(斉木良博) 補足させていただきます。
 33頁、展開する施策の例ということで書いてございます。このなかに書いてあるのは、現状でまとめたなかの一例でございますので、アイスホッケーであるとか他のスポーツについても、基本目標に沿って施策は展開していくということになります。

○委員長(伊藤成一) 他に質疑ありませんか。
 荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司) 全体をみると、行政と町民と議会が力を出し合ってまちづくりを進めていくという考え方が主流のような感じがします。町民という捉え方をどう考えているのかわかりませんが、今の日本の社会全体でいえば、町民同士の横のつながりが弱くなって、いくらここでいいことを書いていても、町民の皆が力を合わせてやっていけるというような状態にはなっていないわけです。清水町はどうかといわれると、調査したことがありませんので具体的にはいえません。全国的にそうなっているということは、清水町もそうなっていると思います。
 そういう人達も含めて、これから10年間まちづくりを進めていくという場合に、何でもいいですが、こういうことで呼びかけて、参加してもらって進めるという考え方はありますか。あるのだろうと思いますが、どういうことを想定しているのか教えてください。

○委員長(伊藤成一) 町長。

○町長(高薄 渡) 貴重なご意見ですが、従来もそういう考え方にたって、まちづくりを進めてきたつもりであります。
 しかし、根本的にまちづくりをするということは、大きな視点で捉えてきた面があったのではないかと思います。町民の皆さんも、それは行政がやるべきだ、社会福祉協議会がやるべきだということで考えられてきたのではないかと思います。そうではなく、これからのまちづくりをしていくためには、大義名分はまちづくりであるけれども、ここに書いてあるような施策の1つでも、町民の皆さんがそれに携わる、例えば、支え合いの暮らしを始めようということで、自分達が仲間をつくりあげていく人材を養成していかなければならないのです。リーダーをつくっていくことも必要だと思います。
 清水市街地のことを例に出しますと、東西南北に分け、一番分かりやすいのは線路から上の地域がいつも例に出されます。あそこには4つから5つの町内会が存在しています。それぞれ大きな存在です。あの地域の身近な生活スタイルはどのようなものが必要かということです。そうすると、現在、商店が1つあります。あそこが1つの核になっていると思います。ああいう商店が1ヶ所でいいのかどうかは別としても、ああいうような、1つのコンパクトな核をつくっていくということが、一番身近でありますから、人々が助け合いをすることもできるわけです。そういうシステムをつくりあげないといけないのです。それには、社会福祉・地域福祉が一番早いであろうと思います。地域福祉や地域をきれいにするだとかをそこから取り組んでいくことが、いままで大きな視点で進めてきたまちづくりではなく、コンパクトな地域づくりを進めていくことが輪となって、全体のまちづくりにつながっていくと思います。そういう方法に全てができるものと、できないものもありますが、身近でできるものを考えていただく。5編の中にいろいろなものがありますが、そのなかの1つでも住民が携われるようなシステムづくりをしていかなければならない。苦労とエネルギーが必要です。役場の職員が出向いていって、そういうことを共にやらなければならないと思います。この中で、少しでも今と違った形で、発展できるようにしていくことが全体の大きなまちづくりという形になると思っております。

○委員長(伊藤成一) 荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司) 今の社会をどう考えるかということをしっかりしていなかったら、将来どうかなるということはないですよね。そういうことで、大きく捉えれば、住民参加というのは言葉としてはわかりますが、この間終わった国勢調査でさえ拒否する人達が増えてきているという話です。今回どうしたかといったら、直接、郵便の封筒に入れて直送できるということで、その問題に対応しようと、国は考えたのだろうと思います。ある意味、冷たい社会なわけですから、良い構想を練って、皆に協力してもらうというようなのは至難の業ではないと思います。そういう問題を、こうしてやっていきたいという考えがあれば教えてください。

○委員長(伊藤成一) 町長。

○町長(高薄 渡) これは大変難しいことであります。今から数年前に町内会に呼びかけまして、対策を打とうとしてやりました。一つの自治体をつくっていこうという地域主権型です。地域主権型を国からいう地域主権ではなく、役場からみる地域主権ということで、そういうことをやってもらうと、それが1つの地域のものを考えてくれたり、構想を練ったり、計画して実施していくことで、お互いが助け合って希薄さをなくしていくかたちを作ろうということも考えてもございます。これをもう一度再確認して取り組んで、農村地区はひとつのパターンとしてできておりますので、これよりも発展させていき、市街地区の場合、1町内会の自治権を持っているのですが、これをネットワークしていくことによって、希薄さをなくしたり、お互いの町内会が共同で取り組みをしたり、助け合いをしたりしていかなくてはならない。こういった、一つの大きな形がありますので、それを例としながら進めさせていくことが、これからの社会づくりに必要かなと思っているところであります。

○委員長(伊藤成一) 他に質疑ありませんか。

(挙手する者あり)

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(伊藤成一) ここで休憩いたします。

○委員長(伊藤成一) 休憩前に引続き会議を開きます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○委員長(伊藤成一) 質疑を受けます。
 妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一) 全体として、説明の中で討議をしたりしたなかから、例えば、高齢者の問題についてこれからこうしていこうとなっていますが、現在の高齢者の実態はこうです。こういう実態があるからこうしなくてはならない。実態をどれだけ分析して、これはこうしなくてはならないところにいったのかどうか、ということについて、具体例があれば、それを示していただきながら説明をしていただきたいと思います。

○委員長(伊藤成一) 答弁を求めます。企画課長補佐。

○企画課長補佐(斉木良博) 例えば、高齢者の施策についての実態把握は、どのような状況かということだと思います。基本計画の参考資料でお配りしている各分野のなかで、現況と課題というものを記載しております。全てではありませんけれども、策定委員会のなかで議論して出た実態把握の内容を、現況と課題のなかに記載をしているつもりでございます。

○委員長(伊藤成一) 妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一) というのは、高齢者の福祉という考え方でいっても、中身がそれぞれ違います。
 例えば、65歳以上は何人になる、32年には40%を超えるという実態がある。そこからたたき出したのではだめです。地域で高齢者が支え合う、そういうものをつくろうというときに、今の実態はどうなっている。高齢者がどう地域で偏っているとか、ここが多いけれどもこういう実態だとか、そういう実態を地図にあげて、ここにはこういう人が多い、今後も増える、ではここでどうするのか。まちづくりというのは何をするか。コミュニティで清水のまちを4つに割って、こうやりたいといったのだけれども、単純にそういうことではなくて、そこにはどういう年齢のどういう高齢者がいるのかということの実態を把握しながら計画をたてる、こういう町にしようとなるのが本当だと思います。そこの分析がないとあまり役に立たないと思いますが、そこの答えがあれば言ってください。今は高齢者を例にとっております。

○委員長(伊藤成一) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) 例えばということでございましたけれども、高齢者の実態調査につきましては、特に、1人暮らしや65歳以上の単身世帯だとか、70歳以上の高齢者だけの世帯だとか、そういったところは盛んに実態調査をして、大分、調査のデータがまとまってきているところでございます。それらを参考に委員が言われましたような、地域別にどう偏りがあるだとか、どういうものが見えてきて具体的にどういう施策をしなくてはならないのかについては、これから分析します。時間がかかるかもしれませんが、中間分析であっても新年度の計画のなかには間に合うように、実施計画などを含めてやっていければということで考えているところでございます。

○委員長(伊藤成一) 妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一) こういうのは、実態を把握してやるということが大事だと思います。
 今、高齢者福祉の問題で、そこにはどういう手当が必要なのか、地域とのつながり、コミュニケーションといわれています。現在、コミュニケーションが失われてきていると、この間NHKでもいっていました。地縁・血縁・社縁というものがいままであったけれども、それが薄くなっている。だから何が必要なのかというときに、その人は公的縁が必要だといっているのです。薄くなっているものに何かをやってもだめだ。公的縁を強めなくてはならないといっています。その意味では、荒木委員が質問しましたが、実態は薄くなっています。地縁・血縁・社縁、会社もその一つです。その実態をもっと掴まなくてはならないのではないか、そしてこうしようとしていかなければ絵に描いた餅になるのではないかという気がするのですが、いかがでしょう。

○委員長(伊藤成一) 町長。

○町長(高薄 渡) ただいまのご質問は、正にそのとおりでございます。
 弱くなりました高齢者は、一人ひとり人間の性格と同じように一人ひとり症状が違うわけです。それに対応したサービスをしなくてはならないと思います。
 全て、公的サービスができるかというと、できかねる部分もあるということから考えると、例え、地縁・血縁・社縁が薄くなったといえども、地域で考えていくことも大事だろうと。そのなかで、できない部分を公的サービスで新たな公共サービスを進めてもやらなくてはならないと、先ほどから住民による新たな公共サービスまではいっておりませんが、住民による新たな公共サービスをどうつくり上げていくかということが必要だと思っております。
 先ほど、細かくいいませんでしたけれども、大きな社会福祉協議会がございます。社会福祉協議会は、町全体の社会福祉を推進していく立場があります。仮に、それぞれの町内のいくつかのブロックのなかで地域福祉会といったものの組織を立ち上げ、公的支援もしていかなくてはならないと思いますが、そこからどの地域がどのような実態をきちんとしたなかで、お互いに、最後は我が身だという思いをかけながら行っていく体制を構築していくということが必要ではないかと考えておりました。先ほど申し上げましたけれども、町内における地方分権といいましょうか、言葉がまとまらないかもしれませんけれども、そういった方向づくりをしていくことがこれからの社会に最も必要なことになっていくのではないでしょうか。
 しかし、住民の皆さんが全てそうなっていただければいいのですが、できかねる、そこに地域リーダーを養成していく。昼間、就労者は仕事で出かけられないので、退職された方がリーダー役、ボランティア役をしていただき運営していくという方法論を取ることが望ましい状況になると考えております。相当エネルギーがいることになりますけれども、我が身だということを考えながらやっていく方法が有利でないか。こういう方向に向けての構築をしていくべく努力をさせていただきたいと思っております。
 そういう意味から16頁・17頁には、そのものを1つの施策の例として載せております。本当にその方法を考えて参りたいと思います。

○委員長(伊藤成一) 妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一) 実態を把握しながら計画を立てるということが必要だなと、これが欠けているのではないかという感じがしてならなかったのです。コミュニケーションということをよく言われております。これをつくるために地域がということになりますが、行政が実態を踏まえながらやらなくてはならない。町内会でさえ大変です。実態は、例えば、お葬式をやるといったって、町内会でお手伝いできない状態です。結局、業者が入って、業者が全部やる。地縁が本当になくなりました。お葬式一つとっても、このような状態は、大変なことで、そのためには行政が力を入れなくてはならないのです。地域をまとめたりするのは行政がやらなければならないのです。町長がいったように、最初はというのではなく、行政は力を入れないとまとまらないと思います。どうでしょう。

○委員長(伊藤成一) 町長。

○町長(高薄 渡) 町内会が今大変だということは、よくお聞きしております。
 先ほど申しましたように全ての人がそこに携わり、同じ気持ちになれるように、行動はできなくても何か1つ自分にできるものはないか、という問い合わせをして考えていただくという機会をつくらなくてはならない。そのためには、そういった堅苦しい研修ではなくて、基本的なことだけはみんなに理解してもらう話し合いをして、進めていかなければならないと思います。よろしくお願いします。

○委員長(伊藤成一) 妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一) 次に、健康づくりのことで書いてあります。
 特定健診です。中身には入りません。20年で健診率が25%前後という、中身では最後に65%にする。これ1つやるというのも大変だと思います。65%にならないと健康保険料の今の制度は上がるのですから。そういうところに力を入れるとなると、健康づくりというのは、特定健診だけでも、それにはどうしたらいいのかということを考えながらやらなくてはならないと思いますが、ここらへんはどうでしょう。

○委員長(伊藤成一) 保健福祉課長

○保健福祉課長(阿部一男) 特定健診につきましては委員がご指摘のような状況でありまして、今般、3月の議会等でも議論・質問もあり、質問に答えていくなかに議論をした経過がございますけれども、65%という数字は、今現在25%ということを考えると、非常に厳しい数字かと思います。今一度、いろいろな方法を使いながら、保健師だけがこうやって健康診断を受けたらどうですかというところで、限界があるというのは我々も理解しているところでございます。先進事例なども含めて研究しながら、もう少し、皆様が健康診断を受診してみようかという気持が定着するような普及方法を考えていかなければということを思っているところでございます。

○委員長(伊藤成一) 妻鳥公一委員。 

○委員(妻鳥公一) そういう方向で行政が手をつけて、例えば、地域ならば地域でコミュニケーションを図ったり、見守りをしたりするのは、そこに行政がしっかり寄り添ってくれないとだめです。上からやるのではなくて、寄り添ってやらなければだめだということです。寄り添って皆でつくっていかなくてはならない、これは行政の仕事だと思っています。
 そういう意味でこの計画を仕上げるときに、具体的な時には実態を見ながら、つくりあげたときには1年でご苦労されたと思いますが、まだまだ強化しなくてはならないと思います。そういう点を指摘してもう1つです。
 人口動態について出ていましたが、努力するというのはございますが、こういった分析をしていらっしゃるのか、御影の地域がどのくらいあって、人口はどうなってきているか、清水のこっち側はどうなっているか、そうなっている原因はどうなのか、という分析はされているのでしょうか。

○委員長(伊藤成一) 企画課長。

○企画課長(中島弘志) 人口の想定につきましては、先ほど説明しましたけれども、国立社会保障・人口問題研究所のデータに基づいて行われております。このデータの中身について研究所は公開しておりませんので、地域別でどうなっていくかという推移はしておりません。

○委員長(伊藤成一) 妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一) 御影はどうなっているのか、清水はどうなっているのか、農村地帯はどうなっているのか、人口動態が、これはこうなるであろう、そして、人口を減らさない努力をどうするのか分析をしないとだめです。そうでないと、人口はこうなりますといって出したら、町民は「なんだこれ」となるのです。ここらへんはどうですか。

○委員長(伊藤成一) 企画課長補佐。

○企画課長補佐(斉木良博) 人口の想定につきまして、各策定委員会のなかの議論の一端をお話したいと思います。
 総体としては、8,818人という推計数値がありました。それだけを基にして9,000人を出したわけでなく、策定委員のなかには御影地域の人もいますし、農村地域の方もいました。清水市街、御影市街の方もいました。それぞれの地域、町内会地区の現状のなかで、例えば、御影地域では2,000人なり3,000人なりの人口規模がある。仕事については、通勤している人がどれくらいいるかとか、最近、借家を求めている人が多いなど、そのような議論をしながら、全体の人口の想定、10年後の地域の形を考えながら、議論をしてきております。
 その中でいろいろな施策についても、例えば、年代ごとの人口分布についても下のほうが細くなっています。では、どのような形が必要かという部分では、子育て支援の施策が必要ではないかだとか、色々な角度から議論をして、それぞれの各部会で10年間の中でできること、できないこと、取り組めること。その中では、行政や町民で取り組めることを議論しながら整理して集約してまとめたのが、この基本構想であり、基本計画です。想定ですから全てを見通せるわけではないのですが、部会の議論として、そのようなお話しをしながら素案がまとめられ、行政として素案を受けた後の段階では、行政としての情報など含めて、議論して、案としてまとめたという状況でございます。

○委員長(伊藤成一) 妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一) こんなことは、町で資料をすぐにつくれる問題なのだから、それを見ながらどうしてこうなったのかということを分析するということが必要だと思います。ただ議論するだけではなくて、住宅問題も含めてあるだろうと思います。そういうものを含めてやる、議論をしてつくり上げてほしかったと思います。
 骨を1本通してほしかったということを述べて、私の質問を終わります。

○委員長(伊藤成一) 答弁はいいですか。町長。

○町長(高薄 渡) 人口想定について、大分議論いたしましたけれども、これからの実施計画のなかで今の部分も含めて、しっかりとした今までの状況を踏まえ、改善していくためにはどうするかを進めた中で、計画に盛り込んでいきたいと思います。

○委員長(伊藤成一) 中島里司委員。

○委員(中島里司) 今回の計画について、あくまでも基本構想ですから、個人的に今までの、総計とは雰囲気が違うというのは、町民の方々が4部会で述べ80回以上開催され、協議されました。そういうことによって、活発な意見が出されたと思っております。それらを踏まえながら、文書表現がどっちにでも取れるものですけれども、一般的に見て分かりやすい表現、あまり専門用語的な文を使われていないという部分ではかかわった委員の方に、仕事を持ちながらの人もいるようですが、あらためて感謝したいと感じました。そういうことでご苦労様でしたという気持です。
 これから、行政側はそれに対して町民の多くの意見をどう組み入れて、取り組んでいくかという部分に役目としてあると思っています。それについては、構想なので、広げた部分は結構ですが、これから一つひとつの課題を予算に反映しながら、財政的に、10ヶ年に向けて、財政が厳しくてお金がないというのは、やめてもらおうと思っているのです。というのは、今回、町民からいろいろなご意見をいただいた中で、なかには、町民がこういうことをやってほしかったというものもあると感じています。いろいろな意見が出たけれども、というのは裏を返せばあまりやっていなかったという部分も取れないわけではないです。そのへんについて、実際に窓口として町民と直接話しを聞きました。担当課として、これから実施に向けて、そういうものを課長・担当課に徹底する手法、協力を得る、協調性を持って町民に協働ではなくて、職員間で協働・協調・協力体制を担当課として期待を持ってこれから、取りくんでいくか。町民の意見を組んで、そのへん何かあったらお答えいただきたいです。

○委員長(伊藤成一) 企画課長。

○企画課長(中島弘志) 今後の実施計画策定につきましては、各編・各章に書かれております。基本目標にどのように合致させていくかということを詳細に求めて、この目標に向かって進んでまいりたいと考えております。

○委員長(伊藤成一) ほかに質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(伊藤成一) これで質疑を終わります。