北海道清水町議会

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平成17年度決算審査特別委員会(9月21日_審査番号5)

○委員長(荒木篤司)産業振興課の皆さん、本日はご出席いただきましてありがとうございました。これより、産業振興課該当分、一般会計歳入歳出の審査を行います。産業振興課の所管する項目は、別紙目別所管課一覧表のとおりです。課長に申し上げます。執行状況の中で、追加及び変更事項並びに事業成果等、特に説明を要することがあればご説明をお願いします。併せて、本日ご出席の職員のご紹介もお願いいたします。課長。

○課長(阿部一男)それでは、産業振興課よろしくお願いいたします。まず初めに出席職員の紹介をさせていただきます。私の隣栗本参事でございます。フロイデ館長、牧場長を兼務しております。続いて隣八木補佐でございます。続きまして池守農産係長でございます。続きまして大尾産業振興係長でございます。後ろの列にまいります。秋田谷牧場長補佐でございます。水野管理係長でございます。続いて隣小山しみず温泉フロイデ副館長でございます。松本係長でございます。その隣葛西林務係長でございます。後ろの列にまいります。堀畜産係長でございます。その隣高野商工観光係長でございます。そして私、課長の阿部でございます。よろしくお願いいたします。
 続きまして、平成17年度の事業の概要、結果について3点程説明あるいはコメントを申し上げさせていただきます。
 決算書の146頁農業総務費の細節5でございますけれども、資料の61頁廃プラスチックの回収のところでございます。その回収状況を平成17年度から事業を実施しておりまして、10年以上にわたって実施している事業経過をまとめてみたところでございます。平成17年度は、回収量206トンとなってございます。これははっきりとした数字はわかりませんけれども、あくまでも予想排出量ということからまいりまして、大体90%以上の廃プラスチックが町内で排出されている量の90%以上が回収されているのかなというふうに考えているところでございまして、予算につきましても過去には相当支出しておりますけれども、排出者負担だとか、それから農協と色々協議をした中で、町負担割合もちょっと減らしておりまして、減少してきているところでございます。なによりもそういった回収で野焼きだとかそういったことが減少していることがはっきりわかったことでないかなと思います。
 次に、同じく決算書の146頁営農改善対策費の19節の3でございます。農村合併浄化槽事業についてでございます。資料では63頁になってございます。そこに平成6年度から経過について平成17年度までの12年間の経過を書いております。合計17年度で203件合併浄化槽を設置してございます。これもはっきりとした数字はわからないんですけれども、いわゆる非下水道地帯の数字を大体1,000世帯程度でないかなと、これも人口から割り算してしか出せないんですけれども、そういうことから考えますと、町内にようやく20%ぐらいのこういった合併浄化槽の普及率が上がってきたかなと。まだまだという感じがしますけれども、地味ではございますけれども、こういったことの中で成果が挙がっている点でないかなというふうに感じられます。
 最後になりますけれども、決算書の148頁、資料でいきますと65、66頁の牧場関係でございます。昨年度の65頁を見ていただければわかるとおり、下から2行目収支比較ということで、色んな収支の出し方がございますけれども、直接経費の収支で1,780万円のプラスということになりました。一昨年も1,500万円程のプラス計上となり、2年続きのプラスということになりました。特に昨年度からあるいはその前ですけれども、冬期舎飼の預託頭数も順調に伸びてきており、営業といいますか経費、収支採算的にも冬期舎飼のところで非常にいい数値がでておりますけれども、これは夏期放牧だけでなくて、清水町営牧場が夏期放牧ばかりでなくて、冬期舎飼を含めた部分で酪農家の間に、こういう活用が大いにされた中で有効活用されているというような状況でないかなというふうに判断するところでございます。その他にも資料として6事業程まとめておりますけれども、それについては割愛をさせていただきます。以上、冒頭にあたりましての説明とさせていただきます。

○委員長(荒木篤司)これより、一般会計歳入歳出の質疑を行いますが、説明員に申し上げます。答弁をするにあたっては、最初だけ係名と氏名を言ってから答弁くださいますようお願いいたします。
 それでは質疑を行います。質疑ございませんか。1番橋本委員。

○委員(橋本晃明)148頁の畜産業費の中の公社営畜産基地建設事業委託料3,100万円とありますが、この公社営畜産基地事業も国営の事業で、30年以上前ぐらいにやって久しぶりに大型の事業かなと思うんですが、この事業を行うにあたっての町としてのスタンスというか、取り組み方というかその部分についてちょっとお聞きしたい。具体的にはどういうことかというと、特に機械の部分と施設の部分とがあると思うんですが、その牛舎を建てるような時に建て替え、あるいは農業の中では規模拡大を勧めるようなものもあったのではないかなと思うんですが、その際に平成17年度だからちょっと去年のことなんであれなんですが、要するに酪農の先行きだとか、そういったものを加味しながら町として公社と農家の間に入るというか、どっちに入るのかわかりませんけれども、取り組んでいったかというようなことをお伺いしたい。もうちょっと具体的なほうがいいですか。例えば、現在の酪農状況の中で規模拡大を勧めるような施設を建築するというようなものについて、どういうふうに指導というか町としての考え方を述べたか。単なる建て替えではなくて大きくしていくというようなものもあるのではないかと思うんですが、そういうようなものにあたって、実際に生産調整で建てたはいいけど払えなくて社会問題化してるようなケースもあるということも考慮した中で、町としての取り組みというか考え方というか、それをどのように進めたかということをお聞きしたい。

○委員長(荒木篤司)係長。

○係長(堀 秀徳)畜産係堀です。よろしくお願いします。
 公社営事業の採択に際しましては、先程説明がございましたとおり国営事業以来30数年ぶりというようなお話かと思いますけれども、この事業は基本的には草地事業がメインという形で進めております。この事業の前に、道営草地事業ですか、第1、第2地区の2事業をやっておりまして、その後継の事業として公社営事業を選んだというような状況になっております。基本的に約6億何がしの総事業費の中で、約半分が草地整備、草地整備事業を行ったものについて、施設等を建設できるというような中でこの事業が進んでおりまして、その増頭計画とかそちらのほうにつきましては、一応農家のほうで規模拡大を要望している方が今回でいいますと2件程ございまして、そちらのほうについて将来計画を農協等と話し合った上で計画しておりまして、今回の牛乳の生産調整ですか、その前の段階での計画でしたので、そのへんの生産調整の将来的なものを見越すということではなく、農家の将来を農協と打ち合わせした中で、農家を選定させていただいて2件の改築、新築、増頭計画にのったというような状況になってございます。

○委員長(荒木篤司)橋本委員。

○委員(橋本晃明)それと、町が平成17年度の町政執行方針の中にはクリーン農業の推進というようなものが大きくうたわれていた。そういった観点からこの施設の建築にあたって、例えば、糞尿処理システムだとかそういうものも含めて計画づくりにかかわったかどうかということを伺いたい。

○委員長(荒木篤司)答弁求めます。課長。

○課長(阿部一男)この部分につきましても、計画の中で当然支庁と計画をチェックしたりされたりするわけですけれども、そういったことも含めて糞尿処理対策がちゃんとできているかということも含めて、この事業計画がOKになるかどうかも採択されるようになっておりますので、完璧とは言いませんけれども、それなりのチェックをした中で進んでるという状況でございます。

○委員長(荒木篤司)橋本委員。

○委員(橋本晃明)今年度から地下水の硝酸態窒素を全戸調べるというのがスタートしたわけですけれども、その前平成16、17年度あたりからもすでにその値が高いという指摘があった。そういうことも含めて糞尿処理の仕方というか、それらについてもこれは国営事業で公社と農家が進めていて、十勝支庁がOK出せばいいよというような類の話ではなくてね、町としてうちの農業はこうあるべきだといいますか、こういうふうに進めたいというのが方向として出てるわけですから、それらについても町としてはかかわっていく必要があるんではないかというふうに思っていたんですが、それはどう思いますか。

○委員長(荒木篤司)課長。

○課長(阿部一男)今までの、ずっと過去からそうだったかというとそうでありませんけれども、最近の新規参入だとか色んなものにつきましても、そういったことも含めて規模拡大だとかそういった部分について計画を承認といったら変なんですけれども、事業で実施する場合については協議することになっておりますので、今後につきましてもそういったことも大きな要素として協議をした中で進めていいかというつもりでおります。

○委員長(荒木篤司)次の質疑を受けます。13番下関委員。

○委員(下関 誠)まず最初に資料の61頁の廃プラの回収処理実績なんですが、回収実績が増えていくほどに、町支出金が少なくなっているようなふうに思われるんですけど、そういう整理でいいですか。

○委員長(荒木篤司)課長。

○課長(阿部一男)そのように解釈していただいてもらっていいと思います。

○委員長(荒木篤司)下関委員。

○委員(下関 誠)ということは、どういう仕組みというふうに考えたらよろしいんですか。

○委員長(荒木篤司)課長。

○課長(阿部一男)資料にも書いてございますけれども、平成7年度から10年度までは、まだ量の少ない時ですけれども町が全額ということで、町主体の事業というような形の中で進めさせていただいております。平成11年度からはプラスチック協議会の中で、当初の頃は、半額町がもつというようなことの中で進めておりましたけれども、最近におきましては、排出者が半分以上、これは1袋当たり、あるいは量500キロ当たり何ぼという料金をいただいてますので、結果として半分以上が排出者に出してもらい、残りを町と農協で2分の1にするというようなシステムになって変えてきております。更にまた、委託先も色々と協議をいたしまして、できるだけ安く処理をしてもらえる、安全に処理してもらえる業者も変えながらきてると、そういう2つの要素があって量が増えてるんですけれども、金額は減ってきていると、そういうようなことで考えています。

○委員長(荒木篤司)下関委員。

○委員(下関 誠)そうすると、平成17年度、これは見込みですかね、206トン、918,023円となってますけれども、総額でいくらになってるかわかりますか。

○委員長(荒木篤司)答弁求めます。課長。

○課長(阿部一男)トータルで450万円ちょっと切るぐらいの数字になってございます。

○委員長(荒木篤司)下関委員。

○委員(下関 誠)この平成11年度以降の表になってるんですけれども、町負担の比率が変わっているけれども、やっぱり総額で経費落ちているんですか。例えば、450万円トータルですと、平成16年147万円かかってますけれど、これのトータルで450万円とかって受け止めればいいんですか。町の支出金の比率がわからないから結局お尋ねになるんですけれども。

○委員長(荒木篤司)係長。

○係長(池守輝人)農産係の池守といいます。
 この件なんですけれども、まず農家の負担というのを定額にさせてもらっています。なぜかといいますと、今後やっぱり事業ごみという形になってきますので、事業者が必ず負担しなければならないという状況になります。今、過渡的な状態の中で、農協はともかく町は、それをある程度負担をしなければならないだろうというふうに考えれば、ある程度の定額の負担を求めてたほうがいいだろうということで、今、840円ですか、500キロのパック1つですから、中身が1トン入ることはないでしょうけども、200キロしか入っていない場合もありますし、色んなキロ数の中でパック1つ840円という形で消費税込みでもらっています。残った金額を町と農協で半額にしてるわけですけれども、実際にかかる経費として、今、キロで昨年で確か20円ぐらいで処理してもらっていますので、最終的にそういうような価格になってくるということです。以前については、もうちょっと違う方面で、お金がもうちょっとかかったような状況のところに委託していたので、その分の比率が高かったということです。今年もまたやったんですけれども、入札というか見積り合せさせてもらいまして、更に低い金額で持っていってもらったということですけれども、とりあえず農家の方については、今までどおり840円の負担をお願いして、残りを町と農協で負担するというような形にしてますので、その見積り合せの金額が下がれば下がるほど町の負担は減っていくというような形になっていくということです。

○委員長(荒木篤司)下関委員。

○委員(下関 誠)次に、林業費についてお伺いいたします。林業関係につきましては、木材価格低迷しているまま、しかし、徐間伐等もしなくてはならない、整備もしていかなくてはならないということなんですけれど、平成17年度で状況というのはどんなふうに理解すればいいのでしょうか。ちょっとわかりにくい質問ですよね。結論から先に言いまして、足寄町で間伐材を使っているんじゃないかと思うんですけれど、ペレットをつくって販売しているのと、それからペレットのストーブですか、暖房器具をつくって、それの購入に関しては補助をするというようなこともやっています。確か足寄町とか音更町なんかもそうだったような気がしたんですけど、このへんの清水町でそういうような産業を支援するとか、こういう産業が生まれるとかっていうことは背景的に違うのか、ただ向こうが先行して始めただけなのか、元々の条件が違ってて無理なのかわかりますか。

○委員長(荒木篤司)係長。

○係長(葛西哲義)林務係の葛西です。
 今の委員の質問にお答えいたします。足寄町と陸別町のほうが協力して、今現在、ペレットにつきまして製造いたしまして、また、ストーブにつきましては、企業の方と共同で新しく開発されているというようなことも聞いております。我々もその研修といいますか、視察をさせていただいて、現状についてはある程度認識してるつもりなんですけれども、まず第一にペレットをまともにつくりましたら、石油のほうがよっぽど単価が安いものです。単価を下げなければ、既存の石油ストーブには勝てません。委員がおっしゃるとおり、今まで有効されていなかった間伐材を集めて、できるだけ安価でそういう材料を集めて製品化して軌道に乗せようというようなことでやっているんですけれども、いかんせん、清水町と陸別、足寄町の林業の事業量があまりにも違いすぎますので、そういう間伐材、枝ですとか何でもいいのですけれども、そういったものの出る量がまるっきり違うのが現状でございます。更に、現在十勝支庁のほうでも、新しい産業ということで、一部助成等もしてるんですけれども、道内で他に2地区でペレットのほうをやっております。道としまして、足寄、陸別のほうにだけ集中して手助けをするというような状況にもなく、十勝地方単独ですので、手助けのほうも不十分ということで、近隣の十勝の全市町村が少しずつ協力できないかということできてるのが現状なんですけれども、本町において同じようにペレットについて製造をし、やっていくということになりますと、先程言ったような材料を集めるのにも、お金が、コストがかかるというようなことにありますので、中々難しいというふうに担当者としては考えております。

○委員長(荒木篤司)下関委員。

○委員(下関 誠)逆に言うと、足寄、陸別は採算が合うのでしょうか。

○委員長(荒木篤司)係長。

○係長(葛西哲義)今現在では、採算は合っておりません。全国で新エネルギー関係で、そういう林業のバイオマス関係の色んなプログラムが施行されております。現在、石油のほうに対抗できているのは、岩手県のほうに1か所、バイオマス以外の新エネルギーにも幅広く挑戦している地区がございまして、ここ1か所のみが、現段階ではある程度対抗できるぐらいまで値段が下がっているというふうに考えております。ただ、これも、岩手県のほうがかなり協力に補助金ですとか、そういったものでバックアップしておりますので、やっと横並びにきてるという状況でございます。

○委員長(荒木篤司)下関委員。

○委員(下関 誠)8年ぐらい前でしたかね、同じような産業振興策のようなことで、木炭についてお尋ねしたことがあります。今は木炭の利用というのが、例えば、新得の共働学舎が積極的に牛舎等に使っていくというような考え方をPRしておりますし、一般住宅が木炭1トン使用の住宅とかというのも出てきています。この足寄と陸別はこのストーブの製作と販売にも補助をしていると思うんですけれども、こういう木炭をつくっていくために町が補助するとか、このペレットでもいいんですけれども、そういう考え方というのはあまり持ってらっしゃらないんでしょうか。

○委員長(荒木篤司)課長。

○課長(阿部一男)木炭の利用ということですけれども、農業関係も含めまして、産業クラスター研究会等でも木炭の研究をしてみようだとか、そういった声は上がっていたりしてるんですけれども、まだ具体的に、じゃあそれに取り組みながら町もそれを応援しながらというところまでは考えはまとまっておりません。

○委員長(荒木篤司)下関委員。

○委員(下関 誠)先程、このペレットについては現地に行かれて勉強された。それでは木炭だったら清水町で可能かどうかとか、コスト的にどうなるかとか、需要はどうなのかというようなことは調べられていますか。

○委員長(荒木篤司)係長。

○係長(葛西哲義)大変申し訳ありません。木炭につきましては、まだ勉強しておりません。

○委員長(荒木篤司)下関委員。

○委員(下関 誠)町長、産業振興はひとつの町長の公約の中のテーマにもなっているんですけれども、こういう振興策、例えば、木炭産業みたいなものが可能かというような、担当課に指示を出すとする。その時に、場合によっては何らかの補助をしたら数年後には日の目を見るというか、黒字に転換なるとか、そこまでの積極的な指示をされていくというような捉え方、いわゆる経済活性化戦略という類の中に、こういう林業製品、林産物の積極的な利活用についてどう考えておりますでしょうか。

○委員長(荒木篤司)町長。

○町長(高薄 渡)慣例を色々お話がございましたけども、林産物を活用したエネルギーといいますか、そういうことについては、それぞれの機関について検討されている、十勝でも検討されているわけであります。ただ、木炭についてどうのこうのというよりも、今、ペレットのほうで進んでおりますけれども、先程、課長からも話ありましたように、やはり産業クラスターの中でそういう意見も出たこともあるでしょうし、今、違うこともやってるんでしょうけども、戦略会議の中であらゆる中では、起業、創業といいますか、そういうものができないかということが、今、大きなねらいでございますので、今は検討してませんけれども、研究調査させるということが必要かとも思っております。なお、その他にも色々手立てを打っているんですが、それが企業化になってくれればと願ってますけれども、そういった状況に、新エネルギー問題含めて、色々と今までもNEDOを利用してやってましたけれども、NEDOも今度変わりまして、中々助成措置が出てこないというようなこともございますけれども、当町として何ができるか、活性化戦略会議の中で議論をしていくべきだなと思っております。

○委員長(荒木篤司)次の質疑を受けます。3番口田委員。

○委員(口田邦男)牧場費についてお伺いいたします。2点伺います。149頁委託料でございますけれども、備考の10番目、河川水質検査委託料がありますが、この目的とどこの河川のことをいうのかお願いします。

○委員長(荒木篤司)牧場長補佐。

○牧場長補佐(秋田谷幸次)町営牧場補佐の秋田谷でございます。
 河川水質検査委託料ですけれども、水質検査をいたしておりますのは、御影円山地区内にある円山団地、ここの場内を流れる芽室川支流、これの水質検査を毎年継続しながら実施をしております。

○委員長(荒木篤司)口田委員。

○委員(口田邦男)結果的には、今、硝酸態の問題がありますけれども、結果はどうですか。

○委員長(荒木篤司)牧場長補佐。

○牧場長補佐(秋田谷幸次)結論から申し上げますと、調査結果に基づいた評価というのは、特に大きな問題はないということでございます。帯広市内のある企業にお願いいたしまして、それぞれ上流、あるいは中流、あるいは下流域のサンプルを採りまして、それぞれ細かな分析をいたしておりますけれども、時期的な問題、それから雨の降雨の状況とか、色んな外部的な要因も重なってまいりますけれども、総体的にはこれが下流域に対して影響を与える程のものはない、特に心配することもないという結果になっております。

○委員長(荒木篤司)口田委員。

○委員(口田邦男)あれは、私もよく知ってますけれども、ちょっとやばいなと思ってましたけれども、結果的にいい結果で非常に安心いたしました。
 次でございますけれども、次の頁150頁の使用料ですか、農業用水の使用料とありますけれども、この農業用水の使用料というのは、どこで使っているものなのかお願いします。

○委員長(荒木篤司)牧場長補佐。

○牧場長補佐(秋田谷幸次)農業用水使用料ですけれども、これも円山団地のほうでございます。当初、牧場設置、造成した時には、牧場内独自の雑用水施設、芽室川のほうから水を取水して、それを家畜の飲料水としてそれぞれ水飲場を設置しながら活用しているわけですけれども、これは後程購入した土地がございます。もうすでに何年も経とうとしてますけれども、これらについてはその雑用水管の、いわゆる導水管を布設という工事はしておりません。いわゆる円山に石切り場のほうの下に営農用水の施設があるんですけれども、そこから料金を払って、実際に牛が入る牧区に対して水を引っ張っている、それの使用料であります。

○委員長(荒木篤司)次の質疑を受けます。6番森田委員。

○委員(森田慎治)今の続いて牧場関係で、資料の66頁でちょっとお尋ねしてみたいと思います。先程の内容については、直接経費の中で1,900万円の利益が出てるということで大変喜ばしいことなんですが、この実績をみてきますと、初回全体の受胎率というのが前年度より落ちていると、また平均の増体量も下がっているという形を見ますと、必ずしも利益があったから良かったのではない、何かここに要因があったのかと考えるんですが、ちょっとお答えいただければと思います。

○委員長(荒木篤司)牧場長補佐。

○牧場長補佐(秋田谷幸治)ご指摘のとおり全体受胎率としては、まあまあの成績を示している。しかしながら、その初回受胎率については下降線ということになっております。確かに預託者からの要望があって、群管理の中で毎日牧夫が牛を見回りながら、発情の兆候を確認し授精業務にあたるという作業をやっております。ひとつは技術的な面も多分にあるのかなと、技術的な面については、それぞれ皆さん、先輩のほうからも引継ぎ、自分なりの中でも結構努力、勉強しているわけですから、これはこれからの今後の向上に、技術の向上に努めていく他はないかなというふうに思います。それ以外の要因ということになりますと、預託者での入牧前の管理、あるいは牧場に入ってからの草の問題等、色んなものが複雑にからんでくるのではないのかなというふうに感じております。こないだも係長とも話したんですけれども、最近受胎率が低いということの中では、何か具体的な取り組みは進めるべきではないかなと、ただ、今のところは結論には至っておりません。鋭意頑張っていきたいというふうに思っております。

○委員長(荒木篤司)森田委員。

○委員(森田慎治)確かに、管理は大変だと思います。しかしながらやっぱり生産者としては、この牧場へ預託する場合において、ここが一番関心を持ってる。これが1割を超えた受胎をしてなければ、預託者は結果的に牧場に入れるメリットがあまりないということになってくるのではないかと思うわけです。冬期間は確かに管理が十分できるから受胎率が大変良いことはわかります。できれば夏期もこういう形になるように、生産者を手助けする意味において更なる努力をお願いしたいと思います。お答えをいただいて終わりたいと思います。

○委員長(荒木篤司)牧場長補佐。

○牧場長補佐(秋田谷幸次)そのとおり、やらなければならない、成績を上げなければならないというふうに考えておりますので、今後とも更に職員間の勉強も含めまして、鋭意頑張っていきたいというふうに思っております。

○委員長(荒木篤司)次の質疑を受けます。質疑ございませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(荒木篤司)質疑なしと認めます。
 以上で質疑を終わります。
 これで産業振興課の審査を終わります。産業振興課の皆さんありがとうございました。

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○委員長(荒木篤司)おはかりします。
 本日の会議はこの程度に留めたいというふうに思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(荒木篤司)異議なしと認めます。
 よって本日の会議はこれで終わります。

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○委員長(荒木篤司)明日は、午前10時より委員会を開催します。

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○委員長(荒木篤司)本日はこれで散会します。

(午後3時46分散会)