平成18年度決算審査特別委員会(9月25日_審査番号1)
○委員長(橋本晃明) これより、総務課該当分、一般会計歳入歳出の審査を行います。
総務課の所管する項目は別紙目別所管課一覧表のとおりです。
課長に申し上げます。執行状況の中で追加及び変更事項、並びに事業成果等、特に説明を要するところがあればご説明をお願いいたします。なお、発言の際は職名を言ってから発言を願います。
総務課長。
○課長(荒木義春) おはようございます。総務課の課長の荒木でございます。平成18年度の決算にあたりまして、主な事業内容につきましては、お手元の主要政策成果表に記載のとおりでございますけれども、特に決算書の97頁の14目、町葬執行費、これにつきましては、ご案内のとおり名誉町民でございました矢地元町長が亡くなられまして、補正予算を組ませていただきまして、5,528,454円の予算執行を行ったところでございます。以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長(橋本晃明) これより一般会計歳入、歳出の質疑を行います。質疑ありませんか。中島委員。
○委員(中島里司) 総務課全般でよろしいですね。歳出の方になりますけれども、政策成果表のほうでちょっとお聞きしたいと思います。25頁の発注実績という中で、事業費が大変予算的に少額になっている中で、町内業者もかなり大変であろうというふうに思っております。そういう中にあって、発注のこの落札率、建設関係等の新聞を見ると、この落札率というのがかなり大きな変化がございまして、時には70%前後まで落ち込んでいる状況がある中で、本町においては非常に安定した落札率だなと、決して疑うわけじゃないのですけれども、そういう中にあって、全部とは申し上げませんが、土木工事、それから水道工事、これについての最低、最低じゃなくて落札率の低いのと高いのを分かれば教えていただきたい。
○委員長(橋本晃明) 係長。
○係長(菅野 隆) 契約財産係長の菅野でございます。ただいまのご質問でございますが、資料といたしまして個々の資料を持ち合わせてございません。後ほどお答えさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○委員長(橋本晃明) 中島委員。
○委員(中島里司) それを後で聞いたら質問が続かなくなってしまうのですけれども、と申し上げますのは・・・。(途中中断)
○委員長(橋本晃明) 中島委員。休憩にしますか。
○委員(中島里司) すぐに出せるの。
○委員長(橋本晃明) 他に質疑あれば、そちらを先にお願いしたいです。
○委員(中島里司) 総体的にですね、今、財政厳しい中で町民負担も大変厳しい状況、また新たな3年次の計画を立てようとしている中にあって、決して建設業者に厳しくとは申し上げませんけれども、基本的な考え方として、やはりこういう入札あった後に内訳書等徴収しているのかどうか・・・。(途中中断)
○委員長(橋本晃明) 中島委員。今担当の職員が資料を取りに行って不在ですので。
○委員(中島里司) わからないかな。
○委員長(橋本晃明) もし他に質疑があれば、そちらをしていただいて、職員が席に着いた後、続きをお願いしたいと思います。
○委員(中島里司) はい、分かりました。これも同じことになるのかな。全部財産になっちゃうから。そうしたら私、どうしようかな。私、一回切らしていただいて、どなたかおられれば、改めて質問させていただくということでよろしいでしょうか。
○委員長(橋本晃明) はい。では、一旦留保するということで。
他に質疑ありますか。原委員。
○委員(原 紀夫) 土地開発公社の関係でですね、お尋ねをいたします。昨年の決算委員会の中でも一部議論が、質問が出ていたようでありますが、清水町の中で土地開発公社によって大きな資産を保有しているわけでありますが、例年、町が買い戻しをする予定でいるものが、なかなか進まないでいるということで、副町長のほうから利用計画を早急に何とか組んでみたいというようなことが、昨年言われております。現在、そのへんが進行しているのかどうか、まずお尋ねをいたします。
○委員長(橋本晃明) 副町長。
○副町長(五十嵐順一) 土地開発公社、町で買い戻しをしなきゃならんということなのですが、事業計画というお話ございました。確かに事業計画を立てて土地利用計画というもので、二ついかなければならないのですが、現在のところ、今、緊急3か年という中でそこまで踏み込めないとということで、今、中座をしているという状況でございます。
○委員長(橋本晃明) 原委員。
○委員(原 紀夫) 厳しい財政の中で、なかなかそこまでは、まだまだいけないのだということでありますが、いずれ毎年ですね、百何十万円のリースですか、それを町が負担をして、どっと来ているわけでですね、やはり、町長がいつも言われるように、雑巾か手ぬぐいかなんか分かりませんが、絞ってももうでないという厳しい財政状況の中にあるわけですから、なんとか社会福祉施設でなくても、町が保有している土地については、しようとしている土地については、なんとか、端的な言い方をすると金に換える、そういう努力をやはり私はすべきだと思っているわけであります。そこでですね、2、3日前になるんでしょうか、隣町のほうで、議会でかなりもめている事案が新聞で報道されましたが、町が買い戻し、じゃなくても、町が買った土地を工業用の会社に渡したときに、その用地の中に多くの不純物というのか、コンクリート片であるとか、いろんな物が入っていたということで、かなり紛糾をしているということが出ております。金額的に言うと800万円も900万円もかかるということで、町は再度整地をして、整地をしていたそうですが、そのことで一部業者が人件費を負担したということで、かなり紛糾をしているようでありますが、私は何を言いたいかと言いますと、町がいずれ買い戻すでしょう大きな土地がありますが、タカモクと言ったかな、ありますが、この土地は、今、問題になった隣町の面積とほとんど同じ面積なんですね。非常に金額的に見ても、かなり高額な金額でありまして、この土地を町がいずれ買い戻して、なんだかの施設を建てるという時に、建った時にですね、あの土地に、今、隣町で現実、出てきたような事案がもし出たとすれば、私は町の大きな支出になり大変なことになるのではないかと、こういう気がいたしましたので、一部ですね、町民の方から私の方に聞いてほしいという問い合わせがありましたので、お尋ねをするわけでありますが、そのような心配が、この17,000平米におよぶ土地の中にですね、危惧されるようなことはないと思っておられるのか、ちょうど副町長おられますので、ちょっとそのへんについてお尋ねをいたします。
○委員長(橋本晃明) 副町長。
○副町長(五十嵐順一) 今、話ありましたようにタカモク、旧タカモクの土地ということですが、あそこは以前、ご存知のように木工場ですよね。土場といいますか、そういうところだったと思います。それで買った時の経過、詳しいことは、話は聞いておりませんが、今のところ、そういう大きな残渣物が入っているという話では聞いておりませんので、そういう心配は今のところないのかなということで考えているところでございます。
○委員長(橋本晃明) 原委員。
○委員(原 紀夫) 面積が面積ですから、心配なければいいんですけれども、小さい物は入っているだろうが、改めて町が買い求めたときに、整地をして、多額の出費をするというような土地ではないと現状認識をされているということで確認をさせていただきますが、よろしいですか。
○委員長(橋本晃明) 副町長。
○副町長(五十嵐順一) 調査をしなければ厳密なことは分かりませんけれども、一応、買い戻す段階で地権者、当時の地権者等から聞き取りをして確認をさせていただきたいと思っております。
○委員長(橋本晃明) 原委員。
○委員(原 紀夫) 当時の地権者から事情を聞いてみると、そういうことでしょうか。
○委員長(橋本晃明) 副町長。
○副町長(五十嵐順一) はい。そのとおりです。
○委員長(橋本晃明) 原委員。
○委員(原 紀夫) たぶんですね、土地の売買契約書の中で瑕疵担保についてふれていると思いますが、売ってしまった後は、土地の地主の責任には帰さないという一項が、後は買ったほうで良きに図らえというような形になっているのではないかなという気が、私したものですから、大概、土地の売買契約書には、瑕疵担保契約についてふれている部分があると思うんですけれども、もし、そういう契約書で土地の売買が行われていたともしすれば、今、副町長が言われますように、小さな物はあるかもしれないがという話でしたし、改めて当時の地権者にもちょっと聞いてみるということでしたから、その結果どうなるか分かりませんが、もし大がかりな物がですね、中に入っているということを地権者が言ったとすれば、もし言ったとするとどうなるでしょうか。
○委員長(橋本晃明) 副町長。
○副町長(五十嵐順一) 今、契約書の話が出ました。ちょっと私も契約書の中身確認をしておりませんが、もし、そういう契約があれば、これは買った契約どおり法律的には進むことになろうかと思います。
○委員長(橋本晃明) 原委員。
○委員(原 紀夫) 言われるとおりですね、たぶん私はそうなっているのではないかという気がしたものですから、お尋ねをしたわけですけれども、最終的になければいいんですけれども、基礎の段階で掘ったところ、もうかなりの物が出てきたとかということであればですね、大変なことになるなという気がしたものですから、私は思いもしませんでしたけれども、そういう問い合わせが私のところに新聞報道を見て心配する町民から来たものですから、あえてお尋ねをしておりますので、先ほど、副町長が言われましたように、地権者にちょっと聞いてみるということですから、全くとは言いませんが、小さな物以外は入っていないと、この広範な17,000平米の中にですね、まさに、この高額坪50,000円以上の高額の買い付けをしたようですけれども、ここの中に無いように願うばかりですので、この分については、早急に対応していただきたいと思いますのでよろしくお願いします。
引き続き私の方からでよろしいですか。戻られたようですけれども。委員長よろしいですか。
○委員長(橋本晃明) 原委員の分は、全部発言して構わないです。よろしくお願いします。
○委員(原 紀夫) それと、1件お尋ねしたいのですが、先ほど総務課長のほうから町葬の関係について、お話がありましたので、ちょっと1点わからないものですから、ちょっとお尋ねをいたします。町が、前町長の、まさに素晴らしい功績に対して、町葬を執り行ったということでありますが、残念なことに全町民がですね、こぞって出席をするというような思いになかなかならなかったということも、過去の議会で見させていただきました。そこで、清水町の名誉町民条例が年金を含めて、今後、無くなったということで改正をされましたが、この町葬の中で、執り行った費用が500万円強ありますが、方法として、町葬の取り行いについての中身について、何か決まりがあるのかなと思って、ちょっと見たところ、全くないようですので、お尋ねをするのですが、他のほうから、町外からもたくさんの方が訪れていると思いますが、最終的に決算を、町葬の決算をするにあたって、香典というのでしょうか、かなり集まったのではないかと思いますが、このへんの額についてですね、私は、何かその収入と支出の関係で町が500万円出している中で、香典から引いて葬儀でも行っているのかなと思ったのですが、そういうことではなくて、香典は別扱いとかそういうことで整理をされているのか、ちょっとお尋ねをいたします。
○委員長(橋本晃明) 総務課長。
○課長(荒木義春) 4月8日に町葬を執行させていただきましたけれども、いわゆる町葬の持ち方といたしまして、名誉町民元矢地町長を送る会という形で、そういう形式でさせていただきました。出席者の中には香典をお持ちの方もいらっしゃいますけども、香典等につきましては、遺族の方がお受けになり、処理をしたといったような形をとらせていただいたところでございます。
○委員長(橋本晃明) 原委員。
○委員(原 紀夫) 香典を遺族の方に差し上げるということについては、何か決まりとかそういうものがあるのでしょうか。
○委員長(橋本晃明) 総務課長。
○課長(荒木義春) 結局ですね、町葬ですので、一般の葬儀と同じような使い方ができないかということも、当然、考えたわけでございますけれども、今回はいわゆる宗派抜きの無宗派で送る会という形でさせていただきました。香典の扱いにつきましては、従来の町葬、何人か名誉町民がいらっしゃいました、そういった例に倣いまして、香典等につきましては、いわゆる遺族の方が受け取り、そして、お持ちいただいた方にお礼を申し上げるといったような形を、今回もとらせていただいたところでございます。
○委員長(橋本晃明) 原委員。
○委員(原 紀夫) 何か決まりがあってそうされているのかなと思っていたんですが、従来の例、慣例によって遺族にお渡しをしているということですね。慣例を破ってやることも可能ではあるということですね。
○委員長(橋本晃明) 総務課長。
○課長(荒木義春) こういった町葬、あるいは議会葬もありましたけれども、清水町としての従来のやってきた方法、さらに他の町の方法も参考にさせていただいて参りました。今回はえりも町の町葬を、特に参考にさせていただきましたけれども、やはりそういったような形をとっているということもございましたので、清水町もそれに倣って、更に過去の慣例に倣って、香典の扱いはそのようにさせていただいたところでございます。
○委員長(橋本晃明) 原委員。
○委員(原 紀夫) 対外的に、他で行われた町葬についてを参考にするということで、清水は香典を経費と差し引きしたぞというのはちょっと、対外的にちょっとどうかなということでされたというような感じがいたしますが、金額的にかなり高額であろうと推測をするわけですが、遺族が辞退をすればともかく、しない限りは慣例的なものがあってやっていると、やっていたということですから、結果的にいたしかたのないことだと思うのですが、町民感情として、これだけ厳しい時であるがゆえに、かなり町葬の分については非難があったというように私も受けとめておりますので、常々、町は他町村の例を引き合いに出されますが、私はこの際、やはりその殻を破ってでも、これから先何があるかわかりませんけれども、少しぐらいは、清水町は厳しいからやはりこれまでしているんだなと言われるぐらいのことはあっても、私はしかるべきではないかという気がしたものですから、あえて、全部終わっているわけではありますけども、お尋ねをしたわけであります。これ以上はお尋ねをしても無理だと思いますので、これで結構でございます。
もう1点お尋ねいたします。88頁の自動車の借上料が3,452,400円というのがありますが、この借上料というのは町長が使われている車でしょうか。
○委員長(橋本晃明) 係長。
○係長(菅野 隆) 契約財産係長の菅野でございます。ただ今のご質問でございますが、自動車借上料につきましては、お手元に資料でお渡ししております成果表の中に詳しく数字が載っておりますが、主に町長等理事者等が使いますタクシー、それとレンタカーの借り上げ、それと各課長等が使います営業者等の金額の合計となっております。
○委員長(橋本晃明) 原委員。
○委員(原 紀夫) 昨年から見ますと、100万円という、この大きな額を減少させていると、昨年445万円かかっておりますけれども、かなり努力をされているんだなということが、この金額から見るとうかがい知ることができるわけでありますが、100万円を減らしている、減額した大きなものというのはどういうことでしょうか。
○委員長(橋本晃明) 係長。
○係長(菅野 隆) 昨年度から約100万円近く経費を削減しているわけでございますが、主に町長等の利用の場合につきましても、課長等が一緒にその会合等に出席する場合はタクシーを使わず、公用車で課長が運転し送迎するですとか、そういった工夫をしてございますし、借上料全体でいけば、今までレンタカーの使用につきましても、各研修会等が縮小されて一泊二日が日帰りの研修になったりですとか、そういったレンタカーの使用機会等も減ってございます。そういったもろもろの努力ですとか、そういった使用する頻度が減少してきているというようなことから至ったものだと考えております。
○委員(原 紀夫) はい。終わります。
○委員長(橋本晃明) では、中島委員の質問に戻りたいと思います。答弁から。契約財産係長。
○係長(菅野 隆) お時間をいただきまして恐縮でございます。先程ご質問がありました落札率の関係でございますが、まず、土木工事につきましては最高が96.9%、最低が94.1%、次に水道工事でございますけども、最高が97.1%、最低が94.9%という結果でございました。
○委員長(橋本晃明) 中島委員。
(中島委員 マイクスイッチ入らず)
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○委員長(橋本晃明) 暫時休憩します。 (午前10時29分)
(マイクスイッチ調整)
○委員長(橋本晃明) 再開します。 (午前10時29分)
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○委員(中島里司) ただいまの報告ですけれども、どちらにしても非常に安定した落札率というふうに思います。ということは、若干不思議さを感じるところです。と言いますのは、今は設計額というのか予定価格というのか事前に示されている訳ですから、それに対して上回ることはないわけですね。下回った札を入れて競争するわけですけれども、今、一般社会では、このような率の落札率というのは珍しい数字になってきているのかなというふうに感じています。と申しますのは、落札率だけで捉えると、町外業者も参加はさせて、今、指名競争入札だと思いますから、そういう考え方はないですかね。
○委員長(橋本晃明) 総務課長。
○課長(荒木義春) はい。今、委員ご指摘のように清水町は指名競争入札制度をとってございます。その他に考えられるのが、やはり一般競争入札ということも考えられましょうし、指名競争入札の中にも、町外業者も場合によって入れてはいますけれども、町外業者を入れてという方法もあろうかと思います。道のほうも、いわゆるそういう入札のあり方について見直しをしながら、現在進めております。私どもそういったものも参考にしながら、より透明性の高い入札執行に当たっていくべく、いろいろ研究をさせていただきたいというふうに思っております。
○委員長(橋本晃明) 中島委員。
○委員(中島委員) 私、自分の本位と違う、今、質問を逆にさせていただいたんですけれども、というのはですね、決して、今、この厳しい状況の要する建設業にかかわってですね、厳しい状況の中で、一般というのは私どもの町にはそういう指導がだんだん広がってきているのも承知していますけども、決していい状況じゃないと、今の形なんだろうなと私は思っておりますが、その中で私ども、要するに地元でですね、この率を見ると、他において競争力が、地元業者本当についているのかなと、過去においては地元業者育成指導優先という言葉が現実にありました。これは他町村においても建設業が非常にあった時代です。ですから、それぞれの行政区内でお互いに入り込んでいくようなことは、外へ行くようなことは無かったんですね。国、道において以外、町村間ではあまりなかったです。今ゼロに等しいんですけどね、どちらかと言うと。そういう中にあって、今、先程申し上げたこの落札率、地元だからこういう率であれば、他に行って競争力、本当にできるのかということなのですよ。ですから、私が今もう一度聞きたいのは、入札終わった後、札一枚で終わらしているのかなという感じがしています。やはり、入札した額に対して、執行者として精査しているかどうかということなんですね。これは何かと言いますと、さっき行った地元優先とか、優先じゃなくて、育成という中には業者が今のコンピューターでいろんなシステム化されていて、簡単に割り出して出てくるようですけれども、現実問題として、やはり積算というものの育成を図っていくという部分からいくと、価格を提示して、その価格を下回ればそれで落札ですよというのは、何かちょっと業者が手抜きしていると、育成という中で地元業者を優先していくということは、それ以上に育成をしていかなきゃならない。他に行って競争力を高めてもらいたい。そういう考え方で何か工夫を考えられないかどうか、それについてお聞きしたい。
○委員長(橋本晃明) 契約財産係長。
○係長(菅野 隆) ただいまのご質問でございますけども、地元業者の競争力等の向上、また、町外でもそういった厳しい建設業のおかれている環境の中で、やはり勝ち抜いていくような基盤が必要ではないかということだと思います。それで、今、入札にあたりましては、入札書のみ、金額の入札書だけで行っておりますが、今後、入札に合わせまして、その積算をした内訳書等の添付もするようなことを、今後、他町等の動向も見ながらですね、検討をし、そういった地元企業が育成できるような形を町のほうとしても整えていきたいというふうに考えております。
○委員長(橋本晃明) 中島委員。
○委員(中島里司) 今の答弁で、前座のほうで止めようと思ったんですけども、こういう問題をですね、先ほど原委員がちょっと言ったかな、何で他町村の情勢を見る必要あるのか。他町村の情勢を見るということは、いろんな条件が同じようなときに言うのであって、私どもの町は今、財政厳しいんだよ。そういう心構えが全くないじゃない。他町村の情勢を見て、そんな考え方で質問したわけじゃない。だから私が言っているのは、落札率がいいとか低いとか高いとかということより、そういう努力結果がこの数字では見られないということを言っているんですよ。何で他町村が出てくるのか、ここで。もう少し主体的にわが町の現状を踏まえて、仕事を一人ひとりがやっていかなきゃだめじゃないのか、というのは、私はやろうとしたんじゃなかったんだけど、今年度やった工事の中で、3件やってその内の2件が99%の落札率あるでしょう。設計価格を公表していて、普通は、僕はその予定価格はっきりは分からないけど、たぶん1千万円以上だったと思う。99.4%だかなんぼなんていう数字なんていう落札、他町村行ってそれこそ見てきなさい。他町村引き合いじゃないんだって、今、清水町で置かれている状況、全ての面を判断して、どうしていくかということを、担当課が一人ひとり考えなきゃならないことじゃないのか。もう一回お聞きしたい。
○委員長(橋本晃明) 総務課長。
○課長(荒木義春) 今、委員がおっしゃるとおり、地元企業の育成指導という立場と、さらに入札の競争力を高める、それと透明性を高める、そういった観点から清水町としてのあり方を研究させていただきたいと思います。
○委員長(橋本晃明) 中島委員。
○委員(中島里司) そういうことで期待を申し上げておきます。決して私、地元業者いじめてどうのこうのと言っているんじゃないです。ここでそういうことに力をつけて、他町村のほかの役所に行った時もがんばれるような地元業者が力をつけてほしいという望みの中で、質問をしたところです。
次、26頁の財産の基金を切り崩しての道路用地、ここに前年度分出ているわけですけれど、この中で・・・。
○委員長(橋本晃明) 中島委員、成果表ですね。
○委員(中島里司) 成果表の26頁です。その中で、4件取得されていますが、上のほうから、道路予定地、道路予定地、道路用地、駐車場用地、この土地買った時に、緊急度合いはどうだったかをお聞きしたいと思います。ちょっと意味が分からないかな。要するに18年度に実施したもの、19年度で実施したものを教えてもらいたいと思います。
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○委員長(橋本晃明) 暫時休憩します。 (午前10時39分)
○委員長(橋本晃明) 再開します。 (午前10時40分)
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○委員長(橋本晃明) 総務課長。
○課長(荒木義春) 昨年度、土地開発基金で4件の土地を取得させていただきましたけれども、まず、御影の関係ですけれども、4丁目道路の拡幅でございます。4丁目道路といいますのは、いわゆる東1条4丁目ですので、御影支所と東1条の仲通りといいましょうか、につながる道路なんですけれども、現道があったんですけれども、冬期間除雪のできない状況で、非常に住民の不便をきたしていたといったようなことで、たまたま隣接の土地が、建物が解体されまして更地になり、それが不動産業者を通して第三者にという形になったわけでございますけども、その取得者のご理解をいただきまして、道路拡幅のために、この2件は取得をさせていただいてございます。美蔓につきましては、環状線道路のこれも整備ということで12号道路になりますでしょうか、美蔓の12号の下美蔓環状線道路用地ということで、これも、従来から地域から要望のあった部分でございますけれども、条件が整いまして取得をさせていただきました。もう一件、駐車場用地でございますけれども、これにつきましては、御影消防署に隣接する用地でございます。所有者から町が、町といいましょうか、消防が有償で貸し付けを受けておりましたけれども、所有者が亡くなられまして、住宅を解体し、土地について処分をしたいといったようなお話でございまして、消防署のいわゆる団の、団といいましょうか、災害等における団員の駐車場用地として、この用地を取得させていただいたところでございます。御影の4丁目につきましては、道路拡幅工事を終えてございます。駐車場につきましては、現状ですけども更地をそのまま、特別手を加えておりませんけれども、駐車場として使用させていただいてございます。砂利のままでございます。美蔓の環状線につきましては、現道をそのまま使っておりますので、いわゆる取得後も道路のままという、従来からいわゆる町のものではない中で使用させていただいておりましたので、取得後は町道として引き続き維持管理をさせていただくところでございます。
○委員(中島里司) 終わります。
○委員長(橋本晃明) 他に質疑ありませんか。妻鳥委員。
○委員(妻鳥公一) それでは、成果表の35頁ですね、基金の状況というところですが、これを見ますとそれぞれ基金が積まれています。その金額はそこにあるとおりですが、これの中でですね、私、前にもちょっと言ったことがあると思うのですが、いろいろと積み立てております。その一番下に北海道市町村備荒資金というところに、約6,000万円ほど積まれていますね。そこで利子というのがついていると思います、793,000円。これを上のほうと比べるとどうも全然違うなという感じがするんです。この基金を積んでいる、簡単に言いましょう、聞きます。備荒資金はね、備荒資金として積まなきゃならないんだけれども、どこまで積めるのか。そのことをちょっとまず、最初にお聞きしたいと思います。
○委員長(橋本晃明) 財政係長。
○係長(山本 司) 財政係長の山本です。備荒資金につきましては、災害用のために積む積立金、それと一般の積立金というふうに大きく分けて二つございます。災害のほうにつきましては、5,000万円を上限に積み立てますよということでございます。災害以外一般のほうの積立金については、上限はございません。いくらでも積み込むことができるようになってございます。
○委員長(橋本晃明) 妻鳥委員。
○委員(妻鳥公一) 一般については上限がないというのですが、これは利率いくらになっていますか。
○委員長(橋本晃明) 財政係長。
○係長(山本 司) 一般のほうの基金、利息でございますけども、年利1.4%の利率で運用しているという形になってございます。毎年変わりますけれども。
○委員長(橋本晃明) 妻鳥委員。
○委員(妻鳥公一) この金額を見ますとね、上のほうの、本当にもうささやかなものですよね。この上のほうの基金を積んであるのはどれくらいの利率で積んであるのですか。
○委員長(橋本晃明) 財政係長。
○係長(山本 司) 定期預金でございますので、一年定期になれば当然利息は高いですし、半年で運用しているものは低いんですけれども、平均でですね、1%いっていない状況でございます。
○委員長(橋本晃明) 妻鳥委員。
○委員(妻鳥公一) ちょっと、そこらへんの数字がはっきりしないとなかなか難しいんですけどね、議論するのに。どうなんでしょう。ここらへん出ますか。後ほどでも。
○委員長(橋本晃明) 妻鳥委員、今のは、それぞれの基金の利率が知りたいということでしょうか。
○委員(妻鳥公一) そうです。でもね、この利子の積み立てでこう見ていくとほとんどないですね。75,000円とかですね。基金の合計で見て75,000円ぐらいしかないと。ところが備荒資金はこれだけある。793,000円。これはちょっと納得がいかないので、その事実をはっきりさせてほしいなということであります。
○委員長(橋本晃明) 財政係長。
○係長(山本 司) はい、すみません。この表の見方なんでございますけれども、確かに議員おっしゃられますように、繰り替え運用利子積立金、合計で75という数字載ってございますけども、これはですね、基金を、基金からですね、年度末に一般会計の債権現金が無くなった時に、一週間程度借り入れをしたときの利息が、確かにここの欄に載ってございます。それで、通常年間基金を運用している時の利息につきましては、この積立金の列の一部に、この基金利子分は含まれているということでございます。だから、決してですね、これだけの基金を運用していて利息が75,000円だけということではなくてですね、通常は基金を半年なり一年なり積み立てしている運用利益、利息というのは、この積立金の欄にも入っているということをご理解いただきたいと思います。
○委員長(橋本晃明) 妻鳥委員。
○委員(妻鳥公一) そう言われると、だから具体的にどれくらいかということをはっきりしないとね、ただここに含まれるんでこれぐらいというのではちょっと困るなというのが私言っていることなので、もしできればそれが分かれば、利率が分かれば一番明確になるんでないかなと思ってますが、いかがですか。
○委員長(橋本晃明) 財政係長。
○係長(山本 司) 利率につきましては、数字的には出ます。ただ委員がおっしゃられているのは、たぶん、前回も備荒資金組合の利回りのほうがいいのに、なぜ基金のほうに積み込んでいて、備荒資金のほうに多く、高い利率のほうに多く預けたほうが有利じゃないかというお話の質問かと思いますので、そのための資料として、すぐに今、報告をさせていただきます。ちょっと時間をいただきたいと思います。
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○委員長(橋本晃明) 暫時休憩します。 (午前10時52分)
○委員長(橋本晃明) 休憩前に引き続き会議を再開します。 (午前11時05分)
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○委員長(橋本晃明) 答弁から。財政係長。
○係長(山本 司) すいません、時間いただきましてありがとうございます。先程、備荒資金の方の利率、1.4%ということでお話申し上げましたけれども、災害関係のほうの5,000万円上限に積み立てるほうの運用利率というのが1.4%、あと任意に積み立てるほうの運用利率というのが年利0.9%でございます。それで、通常基金のほうの積み立ての運用利息でございますけれども、0.1%ということで数字的になってございます。
○委員長(橋本晃明) 妻鳥委員。
○委員(妻鳥公一) そうですね、かなりの利率の差が出ております。これ例えば備荒資金のほうに入れるのとでは、0.8%の差があるということになりますね。それで、町村によっては、この積立額というのが一般にも入れている金額というのは、だいぶん多いところもあります、かなり。それで、積立額の上限がないというのだから、備荒資金のほうに基金を積み立てるということは、かなりの金額ですね、大きいですから、十何億円ですから、18億円ですか、2007年度末でね。それで、2008年度末で16億円、かなりの差が出ると思うんですよ。どうしてそこに着目しないのかなということなんですが、そこらへんのところ理由を教えてください。
○委員長(橋本晃明) 財政係長。
○係長(山本 司) 確かに委員おっしゃられるように、利率だけ比較しますと0.1%と0.9%、8倍以上の差があるということでございますけれども、基金につきましては、歳計現金が不足した時には基金を取り崩して、一般会計の中において、その資金不足分を埋めると、埋めて運用、使うというようなことで、年間通してですね、何回も積み立てたりおろしたりという、そういう運用の仕方をしてございます。それで、備荒資金組合のほうに積み立てる時には、すぐ積み立てることはできるんですけれども、おろす、取り崩すときには、一か月程度の期間を要するという部分で、通常の町内の金融機関に預け入れたりおろしたりするときと比べてですね、時間がかかる部分もございます。それで、清水町においても、年度末歳計現金が8億円とか9億円少なくなりますので、当然基金を取り崩して使うということになります。それで基金全体としてですね、16億円ほどございますけれども、基金として残しておく分が年間10億円使うとして、残り6億円ぐらいは預けてもいいんじゃないかというお話にもなろうかとは思いますけれども、今後、その備荒資金の残高と基金の残高というのは、各財政指標を出す時に、基金の残高というのは、例えば清水町の場合16億円ありますよと、備荒資金の残高というのは、そういう財政指標を出すときに現段階では基金にカウントされないんですね。それで、どうしても備荒資金のほうに多く積んでしまって基金残高を少なくしてしまうと、同じ使える現金には代わりないんですけれども、そういう部分で財政指標上もよろしくないという部分がございまして、当町としては基金を16億円そのまま残高として公表してございますし、高い利率の備荒資金のほうに積むだけの余裕は、現在のところないという判断でございまして、現状の積立額になってございます。
○委員長(橋本晃明) 妻鳥委員。
○委員(妻鳥公一) 財政指標に影響があるということですよね、具体的に。そうすると、実はそこらへんが問題なんですよね。そういうふうに財政指標に影響するとか、なんとかっていうことが問題なんですが、そんなに大きく財政指標に影響しますか。どうなんですか、金額的にそこらへんのところ。
○委員長(橋本晃明) 財政係長。
○係長(山本 司) 財政指標の中で、例えばですね、うちの基金に対する借金の割合というような財政指標を出すものがございます。例えば、清水の借金が100億円ですよと、それに対して基金の残高いくらあるんだということで、今、現在は16億円ということになりますよね。そうすると、その借金に対する基金の割合ということで指標を出すとすると、100分の16ということになりますけれども、それを備荒資金に例えば6億円積んでしまうと、100分の10ということで、単純にですね、基金に対する借金の割合とかという指標を出されてしまうと、基金にある程度残しておかないと、そういう比率でですね、清水の財政状況はその備荒資金の部分というのは今のところ反映されないものですから、非常に悪化しているというような状況の数字が現れてしまうという部分がございます。
○委員長(橋本晃明) 妻鳥委員。
○委員(妻鳥公一) それが問題なんですがね、財政指標に入れないっていうこと自身がよく分からないんですがね、これ、同じ基金として積み立てるのにね、そっちのほうは入らないというのでは、これはかなり矛盾しているんではないかなというふうに思います。それで、だからその限界でね、でも今はやる必要、どっちがというふうになると、財政指標にほとんど影響ないぐらいでも積んどいたらいいんでないかというふうに思うんですが、そこらへん、積めないのでしょうか。
○委員長(橋本晃明) 総務課長。
○課長(荒木義春) 先ほど財政係長からご説明したとおりなんですけれども、34頁をちょっとご覧いただきたいんですが、資料の34頁の一番下に一時借入金利子等の状況ということで掲載させてございます。このように、いわゆる歳計現金が不足いたしまして、年度当初に10億5千万円程度、年度末には6億5千万円程度、やはり一時借入れするよりも一般市中銀行から一時借入れするよりも金利が安いといったようなことでこういう基金の運用をさせていただいている現状がございます。そういったようなこともございますし、更に財政指標の関係もございまして、今、現在16億円の中では、清水町としていわゆる備荒資金組合の方に一般の積み立てをする状況にないということで、ご理解をいただきたいというふうに思います。
○委員長(橋本晃明) 妻鳥委員。
○委員(妻鳥公一) こういう、そういう計算の方法があるのだろうというふうに思います。基金、借入れがありますから。ひとついろんな形で努力をしてほしいと、そういう規制をやっぱり取り払うような努力もしてほしいというふうに思います。それについては終わります。
次に、小さなことですが、成果表の32頁ですが、災害対策費。災害、特に清水はそんなに大きく災害を受けることはないと思いますが、やっぱり災害というのは、想定外が起こるのではないかと思います。そこで、それに備えて毛布を100枚と、それからクラッカー350食と、こういうふうに、17年から5か年計画で揃えるというふうに言っていますが、これ5か年計画でどこらへんまで、この2つでやっていくのかどうかということをちょっとお聞きしたい。
○委員長(橋本晃明) 主任。
○主任(神谷昌彦) 総務グループ主任の神谷です。当面ですね、5年間、この毎年毛布100枚とクラッカー350食ということで、5年間で毛布500枚、それと保存食として1,750食になると思いますけども、計画で備蓄をしていきたいというふうに考えております。
○委員長(橋本晃明) 妻鳥委員。
○委員(妻鳥公一) 想定外の災害ということが想定されるとね、これでいいのかなというふうなことを感じているんですが、もっとちゃんとした、全体、災害に対する予測とそれに対する備えというのが町民の命を守る上で大事なことですから、そこらへんのところをどういうふうに災害を想定されるのか、そしてそれにどう対応していくのかという点でどんなふうに考えられているのか。
○委員長(橋本晃明) 主任。
○主任(神谷昌彦) 災害の想定といいますと、なかなかどの程度の災害が起きるのかというですね、非常に難しいところがございます。この備蓄につきましても財政状況厳しい中で最低限の備蓄ということで、とりあえず5年間、毛布500枚の保存食1,750食を備蓄するということで進めております。現在、その防災計画の見直し等も進めているところですけれども、なかなか災害の予測というのは非常に難しいところがありまして、過去にあまり本町は幸い大きな災害は無かったということなんですけれども、今後、いろいろ地震だとか水害等も考えられますので、その防災計画の見直しの中ででもですね、果たしてこの備蓄でいいのかどうか、あるいはもっと必要なのかということも検討しながら、財政状況等も勘案しながらですね、備蓄計画というのも検討していきたいなというふうに考えております。
○委員長(橋本晃明) 妻鳥委員。
○委員(妻鳥公一) そうですね、いわゆる防災計画とタイアップして考えていかなきゃならない問題だと思います。財政も大変だから、それはそうだけども、やっぱり人の命を守るということについては大事なことなので、ひとつ十分計画を立てながら備えをしていくということが大事だろうと思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。終わります。
○委員長(橋本晃明) 他に質疑ありませんか。西山委員。
○委員(西山輝和) 92頁、7目の住民活動推進費で、町内会長、農事組合長報酬とあるんですけども、これは・・・。(途中中断)
○委員長(橋本晃明) 西山委員、あとで町民生活課のところで行います。
○委員(西山輝和) はい、ごめんなさい。
○委員長(橋本晃明) 他に質疑ありませんか。口田委員。
○委員(口田邦男) 1点だけお伺いいたします。62頁。2項1目の中の町有林売払収入が740万円ばかりありますけれども、この伐採の基準とかというのはあるのか。
○委員長(橋本晃明) 口田委員、これは産業振興課のところで審議を行います。
○委員(口田邦男) 失礼いたしました。
○委員長(橋本晃明) 口田委員、他にありますか。
○委員(口田邦男) ありません。
○委員長(橋本晃明) 他に。荒木委員。
○委員(荒木篤司) 何頁ということないんですけれど、清水町の予算規模でいえば18年度66億円前後ですよね。これは事務局から出た資料なんだと思うんですけれど、決算における用語説明という中でですね、いわゆる標準財政規模、清水町の程度の財政規模であれば、いくらぐらいが適正といいますか、ということを示されているのがですね、47億6723万円ということになっているんですよね。確かに皆さんの努力でいろいろ削減して、100億円近い予算規模のものが65億円、66億円ぐらいまで削減したという部分については、本当に評価しなければならないのではないかというふうに思いますけども、この段階で標準財政規模が47億円だというふうに示されているんで、たぶん、ここまで下げていかなければ財政は立ち行かなくなるということを示しているのではないかというふうに思うんですけれども、確かにその公債費の支払いとか、いろいろ問題ありまして、ここに到達するには大変なことなんだろうなというふうに思いますけれども、しかし、このまま行っても立ち行かなくなるということを考えれば、予算を縮小するという部分について、努力していかなきゃならないなというふうに思うんですけども、このへんのことについては執行者としてはどういうふうに考えているか伺いたいと思います。
○委員長(橋本晃明) 町長。
○町長(高薄 渡) はい、お答えします。ただいまの質問は総括的な条項に入るのではないかと思いますが、一般的に言われている標準財政規模というのは、いわゆる人口、面積、それから産業、そういうなかで、面積的にも、わが町というのは規模以上でございますから、町は。道路、橋梁についてもそれ以上であるというようなことなどを含めて、その標準規模とするところとは違うというふうにあるわけであります。特に北海道の場合は、大半が標準規模を超える予算規模を編成をしていかなきゃならんという条件下にあるわけであります。そういうことから、いわゆる課税、担税力、そういうものが非常に少ないというようなことなどから含めて、こういう状況になっているのも現状でございます。特に、また、他府県と違う部分は、いわゆる直轄事業と補助事業というふうに分かれておりまして、基盤整備事業、これが非常に北海道の場合に歴史的に浅いというようなことから、土壌改良を含め、配水含め、その費用が多額になるというようなことから、特別開発北海道予算というのは含まれているというような状況であります。従いまして、予算規模もそれの補助を受ける条件として膨らむという形になるわけでございます。特に本町につきましては、基盤整備は非常に他府県あるいは北海道においてもですね、有数な投資をしてきているという条件にありまして、その部分の負担金等々がですね、いわゆる全部でかなりの何億という膨大な金額になるわけでありまして、そういうところが非常に、いわゆる財政事情が基準財政事情を太くしているという一つの大きな要因になっているわけであります。その他たくさんあるわけでありますが、また、いわゆる国有林の部分についてもですね、県有林と国有林と道有林がありますけども、いわゆる他府県においては国有林が多く、そして、更になおかつ県有林が多い。ここは町有林という形になってきているわけでありまして、いわゆる農地山林の開放ということころから他府県と違う、そういう状況も観察されている、こういうようなことからですね、そういう状況になるわけでありますけども、しかし、今後の状況を考えていく場合にはですね、これを減らすように、借金の今までの形をですね、減らすようにはしてきているわけでございまして、その分、補助事業も取り入れできない、しないということで、あまりできないということでございますから、規模が減っていくわけでありますけれども、今後の財政状況、今、地方を重視していくという中には、やはり今の維持をですね、確実に多少の減はあったとしても、やむを得ないわけでありますけども、維持していくだけの、やはり財政規模というものを、その財源たるものを、やはり堅持していただくようにしていかなきゃならないだろうと、そういうふうに一方ではやはりそういった縮小をみなしながら、目指しながら、できるだけ近く、近くというかそこらへんまで諸要件がなくなれば、私どもの諸要件がなくなれば、それに目指せるものがでてくるんではないかなとこういうふうに考えております。
○委員長(橋本晃明) 答弁はなるべく簡潔にお願いしたいと思います。不足があれば質問者が再度質疑しますので、ご協力をお願いします。荒木委員。
○委員(荒木篤司) この資料によると、経常収支比率が18年92.9%。実質収支比率が1.94%。いわゆる平均的な率からいえば、いずれも高いという状況です。今、町長が言われたことも分からないでもないのですが、何といいますか、ここ数年、町民としてはずっと我慢をしている状況ですよね。そういう中でこれだけいろんな面で我慢していても、なお数字的には一向に改善していかないということはどういうことなのかなというふうに思うんですよね。これからのですね、行政の運営というのは、町長、この間の予算委員会かな、予算かなんかの時にですね、いわゆる広域連携も含めて検討進めていきたいというようなお話をされましたけども、そういう方向でこれから進むようにするというふうなお考えなのかどうか、改めてお聞きしたいと思います。
○委員長(橋本晃明) 町長。
○町長(高薄 渡) お答えします。まず第1点はそのとおりで、手順としてはその方向で進めさせていただきます。現在、今そういう管内的に合併論議が遠ざかっているというのが現状でございます。以上です。
○委員長(橋本晃明) 荒木委員。
○委員(荒木篤司) そこでですね、問題になってくるのは、例えば電算システムの関係ですよね。清水町は独自のシステムを、独自といいますか、清水町としての進むべき方向で進んでいくというようなお考えでしたよね。それで今まで広域連携に何がネックかと言えば、そこがネックだというふうに言われてきましたよね。電算システムが各町村ばらばらだから、それをひとつにするのに莫大なお金がかかるということを言われてきました。結局、その町長が言われている、進めていこうというお考えと、今、進んでいる方向というのはちょっと違う、そこのところの努力が私は足りないのではないかなという感じがするんですけど、いかがでしょう。
○委員長(橋本晃明) 町長。
○町長(高薄 渡) これも足並み揃えていかなきゃならない問題なのですが、電算につきましては、今年は清水町でございますけども、他町村では来年度からということで、個々に入れなきゃならない、今、その広域的なグランドデザイン的な一つの広域行政的なやるまでに行き着かないだけの緊急度があるわけですよ、住民の生活を守っていくために。ですから、これは先行投資、いわゆる最終的には部分的に無駄になる時が出てくるかもしれない、これはいたしかたないということでですね、今この一般的な行政システムは、各町村とも取り組みをしている。ただ、何町、数町村かで広域的にやろうかと、これはまだコストが非常に高いというような状況にあります。ですから、現状ではですね、管内ではうちのようなシステムを使っている会社が数町村、それから北海道全体でやっている、それも何十町村ですけども、やっている町村も近隣でここ数町村、あまり多くはないのですがあります。それから全く独自のやつだけで開発しているところもあります。それから、4つかそこら5つぐらいのそのシステムを使っているわけであります。それも統一化していくということは非常に困難性があるということから、今日までその部分については除いて、他事業についてやっていきましょう、行政システム以外のものでまずやっていきましょうということを、検討をしているところだというふうになっております。
○委員長(橋本晃明) 荒木委員。
○委員(荒木委員) そこでですね、いわゆる電算システムが老朽化したとか、今のほかのシステムに合わないとか、まあいろんな理由があるんでしょう。たぶん20年度に入れ替えるという方向でしたよね。で、今これから広域行政を進めていくんだということと、この電算システムの町が独自のシステムを取り入れるんだという方向が、今後ネックにならないのかどうかということについて、担当からお聞かせ願いたいと思います。
○委員長(橋本晃明) 情報統計係長。
○係長(逢坂 登) 情報統計係長の逢坂でございます。ただいまのご質問は電算システムの今後、広域の連携とかについて障害にならないかということでございますけども、現段階ではですね、なかなか一つのシステムにするのは難しいという状況にございます。それは、それぞれの町、いろんなシステムが動いてございます。それぞれの町で全く同じシステムであれば統合は比較的簡単なんですけれども、それぞれシステムの数も違いますし、例えば、税金の納期とかも全然違うということで、なかなか一つに合わせるのは難しい、時間がかかるということでございます。それと、それを受ける業者さんの方にも、例えば今は4、5町村を受けていますけれども、それを、例えば19市町村全部受けるとなると、それだけ会社の体力というものをなかなか整理できないという状況もございますので、これはもう少しですね、時間がかかるのかなというふうに考えています。
○委員長(橋本晃明) 荒木委員。
○委員(荒木篤司) いや、だからね、ネックにならないかどうかというふうに、技術的にはですよ、技術的にネックにならないかどうかということをお聞きしているんです。
○委員長(橋本晃明) 係長。
○係長(逢坂 登) 技術的には難しいことはないんですけれども、やはり事務を、まずシステムが先じゃなくて、事務をきっちり合わせた上でシステム化していかないと、それはできるものではございませんので、そういうふうに考えています。
○委員長(橋本晃明) 荒木委員。
○委員(荒木篤司) ということは、難しくない。他のいろんな事務的な内容とか、いろいろ難しいものはあるとしても、技術的には難しくないと、技術的というか、いわゆる機械のほうですね、難しくないというふうに理解していいんですか。
○委員長(橋本晃明) 係長。
○係長(逢坂登) 技術的、本当に技術的な問題ですけれども、きちんと事務が整っていれば、技術的にはそんなに不可能ではないというふうに考えています。ただ、いろんな条件がございます。受ける業者さんの力量とか、その事務がきっちり最後まで積みあがっているか、いろんな条件をきちんとですね、満たすことができれば技術的には難しいことではないというふうに考えています。
○委員長(橋本晃明) 荒木委員。
○委員(荒木篤司) 技術的には問題、いろいろ難しい問題はあるけども問題は解決できるというお考えを示されました。これで、これからですね、今度は政治的にといいますか、そういう整理をしなきゃならない、いわゆる執行として整理しなきゃならないということになってくるんだろうというふうに思います。それでぜひですね、この問題は、こういうことが技術的な問題で電算が合わないから、だからその検討もできないんだという話ではおかしいんです。今、お話聞いたら技術的には対応できるというお話でした。ぜひ町長はじめ、この問題について、広域な連携でいいですよ、その方向で真剣に取り組むべきでないかなというふうに思いますけどいかがでしょう。
○委員長(橋本晃明) 町長。
○町長(高薄 渡) 私どもは町村会では、もうすでに真剣に取り組むということで議論をさせていただいております。町村間だけでも帯広市も含めてでございますから、そこらへんの状況が、いわゆる担当レベルでもう少しつめていかなければ、町村長はもう基本は決まっていますから、そういう方法でやろうと、やれということで指示をしているわけでありますけども、いまだに帯広市との関係が残されておりまして、その部分がいわゆる課題がまだ多いということは我々言われているところでございます。
○委員(荒木篤司) 終わります。
○委員長(橋本晃明) 他に質疑ありませんか。奥秋議員。
○委員(奥秋康子) 101頁の町議会議員の・・・。
○委員長(橋本晃明) マイクを少し近づけてください。
○委員(奥秋康子) 選挙の選挙費についてお尋ねをしたいと思います。予算額よりも150万円ほど少なくはなってきておりますけれども、以前、私も申し上げたことがありますが、ポスターの掲示板というものがもう少し削減できないのか、これはどういう割合で設置されているのでしょうか。面積か人口かということをお尋ねをしたいと思います。そして、もう一つ・・・。(途中中断)
○委員長(橋本晃明) 一つずつお願いします。主任。
○主任(神谷昌彦) ポスター掲示につきましては、本町にある規則がございまして、そちらでですね、面積と人口でですね、例えば、面積がいくらで登録人口がいくらいる場合については何箇所というふうな規定が決まってございまして、その規定に基づきまして設置数が決まってくるという状況になっております。
○委員長(橋本晃明) 奥秋議員。
○委員(奥秋康子) それは本町独自のものですか。きまりというのは。
○委員長(橋本晃明) 主任。
○主任(神谷昌彦) 本町で独自で持っております。ちょっと策定の経過というのは分かりませんけれども、それぞれ道につきましては道の基準、国におきましては国の基準がございまして、そういった基準を参考にしてですね、本町の基準を決めているという状況です。
○委員長(橋本晃明) 奥秋議員。
○委員(奥秋康子) 本町の基準で今回は74箇所あったと思うんですけれども、いいところはよその町村のまねをする、先のえりも町の町葬の事例を学んだということなんですけれども、ささやかなことかもしれませんけれども、さらにこの削減をする必要があるのではないかと思うんです。例えば例をあげてみますと、日本一広い足寄町あたりは面積でいっても日本一広いですけれども、57箇所ぐらいだったんですよ。そういうようなこともありますので、そういうお考えはできないかどうか、お尋ねします。
○委員長(橋本晃明) 総務課長。
○課長(荒木義春) 今、委員おっしゃるように74、75箇所の看板の設置をさせていただいてございます。これは規則ですから見直しをして増減をすることは可能でございますけども、果たして選挙そのもの、町議会議員だけじゃなくてですね、国政、道政選挙におきましても、有権者に関心を持ってもらうという意図だということも、選挙管理委員会としての、関心を持っていただいて投票に来ていただくということも、一つの大きな仕事かなというふうに思ってございます。そういった観点から経費の問題もございます、さらに、投票率を高めるという部分もございます。そういったことの兼ね合いをみながら、十分協議検討をしていかなきゃならない問題かなというふうに思ってございます。
○委員長(橋本晃明) 奥秋議員。
○委員(奥秋康子) これはポスターの掲示板がたくさんあるから、決して投票率が高まるっていうことは、イコールではないのかなというふうにも考えますし、また、その地域によっては、こちらに旧の小学校があってそこに1箇所ともう100メートルぐらいそっちの福祉館のところにもう1箇所掲示板があるというようなこともありますので、そこらへんはどういうような形でやっているのかなというふうに、非常に誰しも疑問にも思ったものですから、お聞きをしたわけでございますので、ぜひとも本当にささやかだと思いますけども、そこらへんを検討していただきたいと思いますし、それからもう一つ、150万円ほど経費が削減になっておりますけれども、この残業手当、時間外勤務手当というものが一向に減ってはおりません。それであの、開票の時間まで、大変な時間を要しておりますけれども、もう少し効率よくできないものかなというふうにも思いますし、それと、その前に場所によって8時まで投票時間をもう少しそこらへんを見直した方がいいのかなというふうにも思います。どうでしょう。
○委員長(橋本晃明) 今のは二つですか。
○委員(奥秋康子) 二つですね。
○委員長(橋本晃明) 総務課長。
○課長(荒木義春) お答えさせていただきます。まず、開票時間の関係ですけども、委員にもご案内のように開票そのものはすごくスムーズに進んでいますし、1時間程度で終えているというふうに開披区分そのものは終わってございます。その後、ご案内のように開票立会人の確認をいただいて最終決定といったようなことになりますので、そういう部分でどうしても時間がかかるといったようなことで、開票立会人の制限をするというわけにもいきませんので、これはなるべくその場でスムーズな進行についてご協力をお願いしておりますけれども、やはりそれぞれ立会人の方の点検の仕方もいろいろございますので、そういった部分ではどうしても時間がかかっているところでございます。それと、投票時間の関係でございますけれども、一部今、現在の少年自然の家については午後4時までの繰り上げをしておりますけれども、それ以下の投票所につきまして、やはり開票時間が延びたというのは清水町独自で決めたんじゃなくて、それなりの事情があって、また理由があって、開票時間の時間が拡大されたというふうに認識してございます。したがいまして、この扱いについては、慎重に対応していかなきゃならんというふうに思っておりますし、今いただいたお話については、選挙管理委員会の中でも話題として協議してまいりたいというふうに思ってございます。
○委員(奥秋康子) 終わります。
○委員長(橋本晃明) 他に質疑ありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(橋本晃明) 質疑なしと認めます。
以上で質疑を終わります。
○委員長(橋本晃明) これで総務課の審査を終わります。総務課の皆さん、ありがとうございました。