北海道清水町議会

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平成18年度決算審査特別委員会(9月26日_審査番号6)

○委員長(橋本晃明) これより教育課該当分、一般会計歳入歳出の審査を行います。
 教育課の所管する項目は、別紙目別所管課一覧表のとおりです。
 課長に申し上げます。執行状況のなかで追加及び変更事項並びに事業成果等、特に説明を要するところがあれば、ご説明をお願いします。なお、発言の際には、職名を言ってから発言を願います。

○課長(石黒 勉) 特にございません。

○委員長(橋本晃明) これより、一般会計歳入歳出の質疑を行います。質疑ありませんか。奥秋委員。

○委員(奥秋康子) 197頁ですけれども、中学校管理費のなかで、需用費が含まれておりますけれども、その予算額のなかで、不用額がたくさん約10%以上生じているわけでございますが、この理由は何であったのか。お尋ねをしたいと思います。

○委員長(橋本晃明) 課長補佐。

○課長補佐(山下清美) 教育課長補佐の山下でございます。よろしくお願いします。需用費の不用額の主な理由ですが、重油等の燃料費関係が比較的安く済んだ部分でございます。あと、水道・電気代と金額が多い部分がありまして、不用額が少し出たと、260万円ほど出たという形になります。以上です。

○委員長(橋本晃明) 奥秋委員。

○委員(奥秋康子) それに比べたら、小学校のほうが、同じ燃料代でも不用額が少ないわけですが、価格の面で安く上がったというのであればよろしいのですが、中学生あたり灯油代を節約して少し寒さをしのんだということになればちょっと問題かなと思ってお聞きしたわけであります。そういうわけでしたら、けっこうですけれども、あまりにも額が大きかったかなということもありましたので、今後、気をつけていただきたいと思います。

○委員長(橋本晃明) 課長補佐。

○課長補佐(山下清美) 申し訳ございません、小学校のほうに関しましては、修繕料関係が少しかさみまして、需用費の関係で、燃料それから水道、電気、修繕関係がございまして、修繕関係で少し小学校がかかったという部分がございます。以上でございます。

○委員長(橋本晃明) 次の質疑を受けます。原委員。

○委員(原 紀夫) 202頁の関係でちょっとお尋ねをしたいのですが、本町のスクールバスが8台あるということですが、この8台のバスは、乗用と違って毎年車検があるわけですね。それでこの車検料というのはどこに入っているのでしょうか。

○委員長(橋本晃明) 給食センター所長。

○所長(原田 均) 給食センター所長の原田です。よろしくお願いします。原委員がご質問のスクールバスの車検料でございますけれども、通常の車検にかかりますものについては、車両用修繕料、それから役務費の手数料で車検代行料という部分になります。それから次の頁の公課費の自動車重量税、これらを合わせまして車検費用となっております。以上です。

○委員長(橋本晃明) 原委員。

○委員(原 紀夫) 車両用修繕料2,378,230円の中に8台分の車検料が入っているということですか。

○委員長(橋本晃明) 所長。

○所長(原田 均) ご指摘のとおりでございます。

○委員長(橋本晃明) 原委員。

○委員(原 紀夫) スクールバスの運行委託料の中に車検料が一部入っているということはありませんか。

○委員長(橋本晃明) 所長。

○所長(原田 均) 運行委託契約の中に、大規模な修繕等につきましては町負担、それから小規模な修理については委託会社負担というような取り決めになっています。

○委員長(橋本晃明) 原委員。

○委員(原 紀夫) 我々が乗用車の車検をとる部分と同じように、毎年車検を受ける際の車検料はこの230万円の中には入っていないということで、理解をしてよろしいんですか。基本的な部分で。

○委員長(橋本晃明) 所長。

○所長(原田 均) 委託内容につきましては、運行委託ということですので、修繕等や車検については委託の範囲には入ってはいません。

○委員長(橋本晃明) 原委員。

○委員(原 紀夫) 運行の中には当然、運転手さんの部分だとかだけで、それ以外のものは入っていないということですので、理解をいたします。
 終わります。

○委員長(橋本晃明) ほかに質疑ありませんか。妻鳥委員。

○委員(妻鳥公一) 成果表の114頁、10款5項2目文化振興費の中の文化財管理事業というのがあります。この事業の中身、これはわかるんです。こういうことをやってそれぞれ1万円ずつでお願いをしているというふうに思うんですが、これだけ4つのものがあると、文化財として委託をして保存をしていると、私はここでもう少し文化財的なものは清水町にはまだまだあるだろうし、そういうものを大事にしなければならない部分があるのではないかと、そういうものを歴史的なものを探しながら、これはこうこれはこうという収集とともに、もっと清水町のそういう文化財を発掘するという仕事もこれはあるんではないかと思うんですが、そこらへんのところで、そうやってそれを体系的にまとめるというようなことが必要なのではないかということを常日頃思っているんです。
 例えば松沢の高速道路ができる時に発掘作業をしました。あの素晴らしい冊子に残って、古い史料がございます。そんなものも入れながらもっと全体に知らせたり、保存したりそんなことが必要ではないかというふうに思っているんです。こういうふうに残すことも、これも大事ですから、これがだめだと言っているんではなくて、もっと広げたらいいんではないかと思いますが、そこらへんについてどう考えられているか。

○委員長(橋本晃明) 社会教育係長。

○係長(澤田 智) 社会教育係長の澤田です。今、お話にありました文化財の保護につきましては、道のほうに基準がありまして、有形・無形それぞれ基準がございます。その基準に合うものについては、当然、町の指定ですとか、そのような取り扱いを行うことになっております。独自の調査としまして、馬頭観音ですとか歌碑、更にケショウヤナギ等の保存につきまして、調査等は実際に社会教育でやって、資料として備えております。全体的に北海道はまだ歴史も浅く、なかなか文化財としての指定等にはなかなかできない状況ですけれども、町のそのような文化財につきましては、随時調査ですとか、そのような資料収集等を進めて行っているところです。

○委員長(橋本晃明) 妻鳥委員。

○委員(妻鳥公一) ひとつよろしくお願いしたいと思います。
 次に、10款5項3目の文化会館事業ですが、その中の芸術鑑賞事業というのがございます。成果表にその内容が書かれているのですが、この中で小学生対象、中学生対象というふうな限定があったりしてやっているわけですが、子供対象ですね、この年度は歌舞伎、これは限定だったと聞いているんですが、大人が入れないという状況の限定がついていたと思うんですが、それはそうだったんですか。

○委員長(橋本晃明) 係長。

○係長(澤田 智) はい、補助要綱の中で、子供対象の補助事業で100%国の補助でした。その条件の中に対象者は子供であって、入場料は取らない、更に教育関係以外の方は鑑賞ができないという条件がございまして、そのような対応をとりました。ただ、国との打ち合わせの中で、父兄、子供達のお父さんやお母さんについては、何といいますか、許容範囲ということで、学校を通して、どうしても席数に限りがありましたので、学校を通して希望者をとりまして、鑑賞していただきました。

○委員長(橋本晃明) 妻鳥委員。

○委員(妻鳥公一) そうですね。芸術鑑賞事業ですから、あれですが、この年はこれがメインで行われたようですが、やはりせっかく大きな文化会館を持っているので、この事業の中で大人向けのがあったらよかったなという感想を持っています。前にもこのことでお話をしたことがあるんですが、町でやって、200人から300人が集まるというのが限度であったような気がするんです。400人以上を集めるというのは大変だったと、そういう事業がなかったと思いますが、町とタイアップして住民の方々と一緒に宣伝をしてみんなで鑑賞をしようというような事業があってもいいと思うんです。そんなことをひとつ考えられないかなと思っているものですから、ちょっとお聞きしているわけです。

○委員長(橋本晃明) 答弁は必要ですか。

○委員(妻鳥公一) どう考えられるか。

○委員長(橋本晃明) 課長補佐。

○課長補佐(小笠原清隆) 教育課課長補佐の小笠原でございます。よろしくお願いいたします。今の大人向けのそういう演劇等の部分をもっと広げてはどうかというご質問かと思いますが、本年度については、一応、小学校・中学校の芸術鑑賞会開催を予定しております。ただ、小学校や中学校だけに終わらすことなく、その後も一般の方も観覧ができるようにそういった機会を設けているところでございますので、何かにつけてそういった利用を図っていきたいと考えております。

○委員長(橋本晃明) さきほどの原委員の質疑に対する答弁で訂正がありますので、答弁をお願いします。所長。

○所長(原田 均) 申し訳ございません。私ちょっと調査不足で申し訳ございませんでした。車検の整備手数料ですか、それからタイヤを毎年替えるんですけれども、そのタイヤ、それから燃料費につきましては、委託費の中に含まれるという形でございます。契約の中でこの3つについては、委託金の中に含まれると、そのほか、車検の自賠責の保険料や自動車税については町負担ということになります。

○委員長(橋本晃明) 答弁がさきほどと訂正になりましたが、これに質疑ありますか。原委員。

○委員(原 紀夫) 8台分、入っているのかとお尋ねをしましたら、運行委託料の中に含まれていないという答弁をいただきましたが、今お聞きしましたところ、整備手数料ですか、整備手数料というのはまわりくどく言われると頭が悪いからわかりませんけれども、車検の費用は入っているのか、入っていないのかということをお尋ねしているんです。もうちょっと明解にお答えください。

○委員長(橋本晃明) 所長。

○所長(原田 均) 車検の費用は、車検代につきましては、委託料の中に入っております。

○委員長(橋本晃明) 原委員。

○委員(原 紀夫) 何を言っているんですか。私の答えは単純明快なことにね、今度は入っているということを言われたんですね。入っているということですね。
 では、お尋ねします。私がお尋ねをしているのは、車検の費用がもしですね、2,300万円の中に入っているとすれば、なかなかこれは問題だというように感じたのでお尋ねをしてるんですが、車検の費用を委託料に入れるということは、あらかじめ車検代がわかっている、整備代がわかっているということを前提にして委託料の中に含めているということですか。

○委員長(橋本晃明) 所長。

○所長(原田 均) あの車検整備代という形では委託料には出しております。修繕につきましては町負担という形です。整備を超える部分についての修繕については町負担ということです。

○委員長(橋本晃明) 原委員。

○委員(原 紀夫) 俺が頭悪いのかな。どう言ったらいいのかな。我々が車の車検をとる時には整備工場と相談するなりして、車検料を決めて極力安全な車にしているはずなんですね。そうですよね。そこに委託料の中に整備代を含めるということは、整備はしてみないとわからないですね。そうですよね。どこが悪いのかわからない。ましてや古いバスですから、古いバスですから、まさにボルトが亀裂が入っているということになると、ものすごく金がかかるということに、バスだからなりますよね。その部分をあらかじめ委託料の中に含めるなんてことは、私はちょっと変だなと、児童の安全を守るという点からですよ、それを業者に委託したとすると、私が社長であれば、整備代を安く上げるということを考えますよね。極力安く上げたいと。非常に問題と私は思うんですよ。そういうことをやっているということは。どうですか。

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○委員長(橋本晃明) 暫時休憩いたします。 (午後1時33分)

○委員長(橋本晃明) 休憩前に引続き会議を開きます。 (午後1時39分)

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○委員長(橋本晃明) 教育課長。

○課長(石黒 勉) 教育課長の石黒でございます。貴重な時間を申し訳ございません。原委員のご質問に再度お答えをしたいというふうに思います。委託車両の部分につきましての経費の部分ですが、法定点検にかかわる経費については委託料に含めております。それと車検にかかわって修繕等が発生した場合の経費については、町費で負担をしておりまして、業者から請求書をいただいて、支出伝票で処理をしているということでございます。

○委員長(橋本晃明) 原委員。

○委員(原 紀夫) わかりました。それであれは結構でございます。私は運行委託料の中にそんなものが入っているとは思いたくなかったんですけれども、一部そういうようなことも聞きましたので、お尋ねをしましたが、入ってはいないという明解な答えをいただいて安心をしていたんですが、何かしら二・三転してわけのわからないようなことになってしまいまいたので、一部あれをしましたけれども、そういうことであれば結構でございます。わかりました。

○委員長(橋本晃明) ほかに質疑ありませんか。西山委員。

○委員(西山輝和) 学校給食費のことでお伺いしますけれども、これは例えば2か月くらい未納になっていますよね。そうした場合は先生が子供に徴収をするのか、行政が行うのか、ちょっとそのへんを教えてください。

○委員長(橋本晃明) 係長。

○係長(菅野靖洋) 給食センター業務係長の菅野です。給食費の滞納につきましては、給食センターの職員で全部対応をしています。

○委員長(橋本晃明) 西山委員。

○委員(西山輝和) これは清水町の場合、時効になるというのは何年くらいで設定をしているんでしょうか。

○委員長(橋本晃明) 係長。

○係長(菅野靖洋) 給食費につきましては2年で時効になっています。

○委員長(橋本晃明) 西山委員。

○委員(西山輝和) 2年というのはかなり短いと思うんですが、そのへんはいろいろと最近騒がれていますけれども、よその町村も5年とかいろいろとあるんですが、そのへん2年という短い期間というのは支障はないんでしょうか。

○委員長(橋本晃明) 係長。

○係長(菅野靖洋) 給食費につきましては、民法173条で2年と決まっていますので、2年ということで実務を行っております。

○委員長(橋本晃明) 西山委員。

○委員(西山輝和) はい、わかりました。例えば幼稚園の負担金なんかは、また違うんですね。時効というのは給食費とはまた違うんですね。

○委員長(橋本晃明) 幼稚園は所管が違いますけれども、答弁ができれば。教育課長。

○課長(石黒 勉) 幼稚園については使用料だと思いますので、私どものほうは給食費ですから、今、係長のほうから答弁をしたとおり、民法の定めによって対応をしているということでございます。

○委員長(橋本晃明) 西山委員。

○委員(西山輝和) わかりました。2年ということですので、こんなに短くていいのかなと思っても、民法で決まっているんではしかたがないようなので、今、滞納者がどんどん増えてたった2年で時効になるということは払わないほうが得をするという、こんな結果になるのではないかと思うんですが、そのへんはわかりました。

○委員長(橋本晃明) ほかに質疑はありますか。荒木委員。

○委員(荒木篤司) 1件だけ。へき地小学校が2年前に閉校になったと、全部なりましたよね。その後、あの学校は教育委員会が管理をしているというか、そういう状態なんですか。

○委員長(橋本晃明) 課長。

○課長(石黒 勉) 荒木議員のご質問にお答えします。閉校しました学校につきまして、ほかの用途に変えて使用している以外、残っている部分については、教育委員会のほうで管理をいたしているところでございます。

○委員長(橋本晃明) 荒木委員。

○委員(荒木篤司) 建物は教育委員会が管理をしているということですね。備品なんかはどうなっておりますか。

○委員長(橋本晃明) 課長。

○課長(石黒 勉) 閉校した学校の備品等につきましては、現在ある学校で使用したいという部分が出たものについては、今の現在の学校でも使用している状況もございますし、ほかの部分については使用されていない備品等については、学校のほうに残っているという状況になっております。

○委員長(橋本晃明) 荒木委員。

○委員(荒木篤司) いわゆる閉校時に必要な備品、教育委員会として必要な備品は各学校に配置換えといいますか、替えたりしましたよね。残ったのはどうしたんですか。

○委員長(橋本晃明) 課長補佐。

○課長補佐(山下清美) 荒木委員のご質問にお答えします。各学校に閉校部分の学校の部分の備品等を利用できませんかということで周知をしまして、各学校で持っていった備品もございます。あとそこで使われなかった部分については、今後、そこで使われる部分の、施設を使いたいという方がその備品を使われたい時に使用できる部分ということでそこに置いておきまして、使われない場合は移動して別な形で一般の方に売却ということも検討を進めております。今まで、熊牛、美蔓の関係が福祉館に転用されたり、また熊牛が芸術高校に転用されたりと、その部分で残った備品につきましては、一般の方々に売ったり、そういった部分の財産収入もあげております。以上でございます。

○委員長(橋本晃明) 荒木委員。

○委員(荒木篤司) 今の補佐の説明はちょっと違うんじゃないですか。各学校の利用しなくなった備品、いわゆる教育委員会が必要と認めなかった備品は、町民に売却した、そうじゃないですか。今のお話だとね、必要な物は教育委員会が取って、残った物はそのまま置いてありますという話ですよね。そうしたら、売却した事実があるとすれば、そのお金はどこにいっちゃったんだという話になりますよね。違いますか。

○委員長(橋本晃明) 課長補佐。

○課長補佐(山下清美) ただいまの売却の関係ですが、それについては、転用がはっきりした物、北熊牛と美蔓についての物を、美蔓の小学校で売却したことがございます。ほかの学校につきましては、まだ使われる可能性もあるということで、机や椅子等を置いておいたまま保管をしている状態にございます。ほかの学校でも使われないという形の中で、保管をしている状況でございます。

○委員長(橋本晃明) 荒木委員。

○委員(荒木篤司) ということは、福祉館として利用するようになった美蔓と北熊牛、下人舞の4箇所は、美蔓で競売かなんかやったんですね。あと残っている松沢と下佐幌はそのまま置いてあるんですよということなんですか。間違いないですか。すみません、あったということで間違いないですか。

○委員長(橋本晃明) 課長補佐。

○課長補佐(山下清美) 残っていた部分につきましては、できればそういった利用される方々に、使われる部分があればということで、残していた部分があります。それは下佐幌、松沢地域の学校の部分がそういう形で残っている部分もあります。そのほか、その時に買われなかった部分、そういった部分も一部移動している分もございます。

○委員長(橋本晃明) 荒木委員。

○委員(荒木篤司) いや、だからね、その美蔓でやったいわゆる競りですね、それには関係がないんだということでの認識でいいんですね。

○委員長(橋本晃明) 課長補佐。

○課長補佐(山下清美) そのとおりでございます。

○委員(荒木篤司) 終わります。

○委員長(橋本晃明) ほかに質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(橋本晃明) 質疑なしと認めます。
 以上で質疑を終わります。

○委員長(橋本晃明) これで教育課の審査を終わります。教育課の皆さん、ありがとうございました。