北海道清水町議会

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平成18年第8回定例会(9月26日_日程第1)

○議長(田中勝男) これより本日の会議を開きます。

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○議長(田中勝男) 日程第1、請願第31号、米空軍嘉手納基地のF15戦闘機訓練の一部を航空自衛隊千歳基地に移転・分散することに反対する意見書の提出を求める請願についてを議題とします。
 委員会報告書を朗読させます。事務局長。

(事務局長朗読)

○議長(田中勝男) 本案について、総務文教常任委員長より報告を求めます。委員長、荒木篤司議員。

○委員長(荒木篤司) おはようございます。この件につきましては、9月21日に委員会を開催いたしまして協議をいたしました。まずこの件については、外交問題にも関連するということがございましたので、事務局からの説明を求めました。それによりますと、当該団体又は議会の権限に属さない事項については、採択しても実現の手段を持たないために不採択になるということが一般的だという説明を受け、尚且つ請願の採択基準はどこにあるのかという部分で言いますと、当該団体が処理する権限を有する事項及び議会が当該地方公共団体の公益に関する事件として意見書を提出することができる事項ということで、具体的に言いますと、例えば、基地が存在する地方団体において、基地の騒音問題について防止軽減を求める意見書を提出するということは可能であるということ、あるいは原子力潜水艦が入港する地方団体が放射能汚染を懸念して、入港反対を求める意見書を可決することも可能だということでありますが、例えば、海のない市町村の議会が入港反対の意見書を審議するということは越権となるというふうに解釈されております。
 したがいまして、行政実例で言われております地方公共団体として何も権限のない事項あるいは越権と思われる事項に関して請願が提出をされた場合、受領を拒むことはできないが不採択とせざるを得ないという行政実例がございます。これに基づきまして不採択とさせていただきました。

○議長(田中勝男) これより質疑を行います。質疑ありませんか。
 14番、妻鳥公一議員。

○14番(妻鳥公一) これは議論のあるところだと思うんです。こういう問題、いわゆる国の問題として起こっていると、直接関係がないということはそういう解釈、今の解釈だと思うんです。ここのところは議論があるところだと思います。国政に関する問題はノータッチではないと思うんです。今、委員長が具体的に言われましたね、この議論はちょっと私はいただけないと思います。中身で審査するほうがいいのではないかと思います。委員長、どうでしょうか。

○議長(田中勝男) 委員長、答弁ありますか。

○委員長(荒木篤司) 先程言いましたように、行政実例を参考にして決定をしたということでございますので、それ以外のことについて議論はしておりません。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。

○議長(田中勝男) これより討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、請願第31号、米空軍嘉手納基地のF15戦闘機訓練の一部を航空自衛隊千歳基地に移転・分散することに反対する意見書の提出を求める請願についてを採決いたします。
 この採決は起立によって行います。

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○議長(田中勝男) 暫時休憩します。       (午前10時08分)

○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午前10時08分)

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○議長(田中勝男) この請願に対する委員長報告は不採択です。
 請願第31号を、採択することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立少数です。
 よって、請願第31号は、不採択とすることに決定しました。

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