平成18年度予算審査特別委員会(3月16日_審査番号4)
○委員長(加来良明)第6款農林業費、127頁から144頁までの審査を行います。担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば説明をお願いします。産業振興課長。
○課長(阿部一男)それでは私のほうから、農林業関係の概要を全般について説明をさせていただきます。127頁からですけれども、先般説明がありましたように、農林業関係で全部で約10億300万円の予算を計上をしてございます。前年対比6.5%の減額約7,000万円の減額でございます。国営・道営と補助金の多い農林業費でありますけれども、全体ではマイナスでありましたけれども、一般財源としては7,900万円の増額となっております。また、道補助金につきましては7,500万円の減少となってございます。以下、主だったものについてご説明申し上げます。
127頁農林業費1項1目の農業委員会費についてはほぼ前年度並みで特に説明のところはございません。
128頁2目の農業総務費についても給与関係で若干増額しておりますけれども、特に大きな変化はございません。
3目営農改善対策費についても同様でございます。
130頁4目農業振興費でございますけれども、ここは例年どおり町単独の補助が多く、農業振興公社の負担金が前年に比べて約250万円の減少ということになっております。また、農地保全管理緊急対策事業が終了になっております。主なところでございます。
130頁5目畜産業費でございますけれども、13節の委託料で公社営畜産基地建設事業の実施に伴う受益者負担分の増加により6,500万円の増額となっているところでございます。
続きまして132頁6目の牧場費でございますけれども、全体では歳出合計1億5,000万円の支出ということで、前年対比約300万円の減少ということで計上いたしました。また、使用料につきましては、前年対比200万円増の計上をしているところでございます。使用料収入ですね。
続きまして135頁7目ですけれども、土地改良事業費ということで、昨年の御影畑総事業の償還金の借換えで全体的には1億5,000万円の減額というふうな歳出予算を組んでいるところでございます。
続きまして、137頁8目の御影農業用水管理費でございますけれども、ほぼ昨年同様ですけれども、実際の一般会計持ち出しの部分については100万円の減額の計上でございます。138頁9目の農道整備事業費についても昨年と同様でございます。
続きまして、139頁それから140頁の11目・12目の農業委員会関係の予算につきましても、ほぼ昨年と同様の予算を計上しております。
続きまして、141頁から144頁の2項林業費の1目から5目につきましても、ほぼ昨年同様の予算を計上しているところでございます。以上農林業関係の全体の予算の概略説明とさせていただきます。
○委員長(加来良明)これから質疑に入ります。質疑ありませんか。1番橋本委員。
○委員(橋本晃明)農林業費では、畑作における品目横断経営安定対策事業の推奨の説明で雪だるまパンフというのがあるんですけど、これの説明をしてほしいと言った場合は、どこがこの関連といいますか対応担当になるのかお聞きしたいと思います。
○委員長(加来良明)産業振興課長。
○課長(阿部一男)これにつきましては、特に品目横断対策につきましては、一般質問の部分でも若干内容的には触れていた部分もあると思いますけれども、細かい予算についてはこれからということで、予算組みはしておりません。ですから関連するとことろがないと言えばないかなと思うんですけれども、そういう答えでよろしいでしょうか。
○委員長(加来良明)1番橋本委員。
○委員(橋本晃明)例えば、農業者あるいは団体とか勉強会の類が、役場の方に来ていただいて説明してほしいと言った場合に、これは要するに職員の人件費にかかってくる部分かと思うんですけれど、職務の内容でというか職務内で対応を当然されるんだろうと思うんですけれど、それが可能なのかどうか。
○委員長(加来良明)産業振興課長。
○課長(阿部一男)これらについては私たちも情報を色々収集して勉強中でございますけれども、もしそういう要望があれば、農協とも一緒になって皆さんにわかりやすくできる範囲の中で頑張って説明をしていきたいと思っております。
○委員長(加来良明)1番橋本委員。
○委員(橋本晃明)畜産関係では酪農飼料基盤拡大推進事業、これは今年の作付けというか、そこから対象になるんですけれども、まだ内容が固まっていないというようなものがあるんですけど、これについて説明はできるというか、畜産関係の担当者にお願いしたら説明できるということなんでしょうか。
○委員長(加来良明)産業振興課長。
○課長(阿部一男)内容が固まっていないと非常に難しい問題もありますけれども、できる限り説明なりそういった要望があれば勉強して答えていきたいというふうに思っております。
○委員長(加来良明)1番橋本委員。
○委員(橋本晃明)先日にある会合で農家の方ではなかったんですけども、品目横断とか、そういう関係でどこに話を聞いたらわかるんだろうねという話の中で、傍にいた方は農協の部長に聞いてみようかというような話だったんですけれど、これらの情報というか農政にかかわる部分は、本来農政が出している情報については行政としては、町の農林課というか産業振興課でいち早くそれを理解して、あるいはその中途のものであっても整理しながらいかなきゃならない立場だろうと思うんですけど、それに対応する予算というか情報収集は普段の努力と言ってしまえばそれまでなのかもしれませんけど、事業としてきちんと位置づけられていないという部分で、予算的にはどんどん小さくなって予算書が、特に農林業費は削減の一途ですけれど、農業情勢は激減しているわけで全然対応できてないんじゃないかなという気がしてならないんですけど、そう言ってもこれ予算書ないことなんで言えないですが、何とか対応する方法というのを、事業になくても情報収集とかそういうものにかかる部分というのは日頃やってるんでしょうけども、何か特にそのへん、意識して進めるというようなものがないものかちょっとお伺いしたい。
○委員長(加来良明)産業振興課長。
○課長(阿部一男)19年度からの具体的な政策であります。それが今、切迫している状況なのか、色んなそれは判断で分かれるところだと思いますけれども、どちらにしても現状は我々はインターネットでの資料だとかそういった部分が多い場面もございます。かと言ってまた農林省の担当者に連絡を農協等通じて取ってもらっても、今、思案中だというようなことの中で、それがようやく1つ2つ片付いてくるたびにインターネットで流れてくる。先日ようやく基礎となる年度の作付面積、どこでやるかというのは最初からいつの3年間とるのかというのが議論されてたところなんですけれども、つい先日ようやく16年、17年、18年の3か年間の平均面積を取って、それに対してその実績に応じて金額が補助金が交付金が支払われてくるよというような、そういう大事な部分でも今ようやく判断が出されてきているところでありまして、細かいところにつきましては、これから情報が更に出てくるというよりも決められて出てくるというような状況ですので、我々のそういった中で業務の中で、できるだけ関係機関との連携を密にしながら情報をたくさん収集し、農業者の方々が少し戸惑っている部分もありますので、それをできるだけ早く解決してやる方向の中で頑張って業務を進めてまいりたいとそのように思っているところでございます。
○委員長(加来良明)1番橋本委員。
○委員(橋本晃明)課長がね、例えば組合長とトップで話をするというんじゃなくて、課全体が業務として押えていかなければならないと思うんですけど、それもできますか。
○委員長(加来良明)産業振興課長。
○課長(阿部一男)もちろんそのように考えております。
○委員長(加来良明)次の質疑を受けます。3番口田委員。
○委員(口田邦男)2、3お尋ねいたします。132頁でございますけれども、家畜糞尿対策の関係でございますけれども、この対策事業がいつ頃終了するか、それと現況はどうなっているかちょっとひとつご説明願います。
○委員長(加来良明)答弁求めます。畜産係長。
○係長(堀 秀徳)家畜糞尿対策の関係ですけれども、平成10年から畜産環境整備リース事業が行われまして、当初、平成16年度で終了という形でありましたけれども、17年から平成19年まで全体にいきわたらなかったという関係ございまして、平成19年まで3か年延びております。17年度に6戸整備いたしまして、現在18年・19年の2か年で残り14戸が残っているという状況でありまして、これにつきまして、今後予算措置をされる予定となっております。現状でございますが、基本的に堆肥盤にシートをかけるという対応を現在進めておりまして、基本的にはある程度の処理の環境対策処理がされてきているという状況でありますが、昨年度から十勝支庁、また本町におきましても家畜糞尿管理適正化指導チームというのが結成されておりまして、昨年もそうでしたけども、今年度以降も適正化指導チームによりまして良い指導をしていくような状況になっております。
○委員長(加来良明)3番口田委員。
○委員(口田邦男)次伺います。138頁でございますけでも、農業用水の関係でございますけれども、負担金、御影地区農業用水維持管理協議会の負担金が13,800千円ですか、これはどういうことに使われているのかちょっと内訳わかればお知らせ願います。
○委員長(加来良明)農業用水係長。
○係長(小林 進)国営でつくった農業用水の施設の維持管理経費になりますけども、施設の基本的な維持管理になっております。電気料だとか、修繕料、あとは施設を全部専用回線で施設を維持しておりますので専用回線の使用料、あと保険料だとか施設を維持するために委託をしておりますのでその委託料です。それと法的な点検がありますのでその点検の委託料、それと将来的な機器更新に伴う積立金が大きな事業となっております。
○委員長(加来良明)3番口田委員。
○委員(口田邦男)以外に大きな支出でございますので、この内訳について後ほど書類いただけますか。
○委員長(加来良明)農業用水係長。
○係長(小林 進)整理して書類提出いたします。
○委員長(加来良明)次の質疑を受けます。5番中島委員。
○委員(中島里司)頁数でいきますと、牧場費になりますので132頁から134頁なんです。項目じゃなくて過去に牧場用地として大日本畜産の用地を購入されました。議会で牧場地としての必要性の中で購入された土地でありますが、既に2シーズン経ってるかなというふうに思いますが、それの利用状況をお知らせ願いたい。
○委員長(加来良明)答弁願います。牧場長補佐。
○牧場長補佐(秋田谷幸次)大日本畜産農場を15年度に購入いたしまして、翌年16年から昨年と2か年継続で用地から生産をしているわけですけれども、16年については前回の中で説明しておりました。昨年度町営牧場が利用した面積というのは、草地面積で12町8反5畝という面積であります。それらから生産される牧草につきましては、すべて1番草、2番草とも調整を済ませているということであります。ここで生産された牧草というのは、すべてスタックサイレージ化しております。その量は1番草で277トン、2番草で228トンを収穫いたしております。
○委員長(加来良明)5番中島委員。
○委員(中島里司)補佐が今、私聞いた聞き方悪かったかな、牧場の草地全体からあがったことじゃなくて、大日本畜産から買った土地をどのように利用しているかということを聞いた。全体から牧草なんぼあがってるということじゃなくて、その土地に限って聞いているので、その場所に今言った1番草、2番草と言うのか、それを今年収穫に行ったのか、大日本畜産の購入した跡地に牧草を取りに行けたのかということを聞いている。
○委員長(加来良明)牧場長補佐。
○牧場長補佐(秋田谷幸次)大日本畜産農場の牧草地での収穫が・・・(途中中断)
(中島委員から質問の内容を再度説明)
○牧場長補佐(秋田谷幸次)私共あそこから収穫して得たものというのは、従来からあった牧草地、ここからの生産物だけでございます。それ以外については山林がほとんどということになってございますので。
○委員長(加来良明)5番中島委員。
○委員(中島里司)補佐ね、私聞いてるのはそこなんです。ほとんどが山林でしょ。前に聞いた時は約30%程度しか牧草として取れる敷地はない、だけどその時点では非常に土地が痩せてて収穫ができないという話を聞いていた、私はそう聞いていたのでそれで何らかの手当てして2シーズン経ったからぼつぼつ牧草でも取りに行けるようになったのかなという意味で聞いていることなんです。ほとんど山林なのはわかっている、ごく一部しかないんだから。町有林地として買ったわけじゃないから、牧場用地として買った土地だから、何%がいいか悪いかは別として、そこから牧草が、要するに牧場のために何かの収穫が今あがっているんですかということを聞いているんだから、それについて答えていただきたい。
○委員長(加来良明)牧場長補佐。
○牧場長補佐(秋田谷幸次)一部繰り返しになるかもしれませんけれども、約13町程の牧草地、これは私共の力の中で草地の更新をして生産性を高めてございます。それ以外の山林等については、これは開発を順次進めなければ牧草地ができませんので、面積は面積、それと抜根を整理するというのも多額の費用がかかるということですので、時期を見ながら将来的には牧場で行う国庫なり道の補助を受けながら、草地の整備を進めていきたいなという考えを持っております。
○委員長(加来良明)産業振興課長。
○課長(阿部一男)ここの土地につきましては、前々から色んな議論があったところでございます。今、13町程しか利用していない、まだ利用率が悪いということですけれども、これから財政状況見ながら必要があれば開墾していく、開墾というか草地として更に利用率を高めていくというようなことを考えておりますけれども、今のところ、ここの草地での収入だとか支出の直接の経費のことを申しますけども、大体2,300万円ぐらいな、いわゆる餌としての値段に換算して、収穫あげた餌としての金額に換算して、それからかけた経費と差し引きまして230万円ぐらいの利益が上がってございます。それが経費にプラスされてきておりますけれども、これと最終的には購入した土地代とのことになると思いますけれども、当時からお話してまいりましたように、ここにつきましては8年くらいで土地については大体利益として相殺されてくんじゃないかなというふうに考えておりまして、これが終わった後といいますか、そういうのが目途がついた後からまた更に拡張して利用だとか、そこには設備投資していかなきゃなりませんので、そういったことを頭の中では考えてやっていきたいなと思ってるところでございます。
○委員長(加来良明)5番中島委員。
○委員(中島里司)あまりしつこくするのは嫌いなんですけども、どうもこの土地につきましては購入時から大きな疑問を持っておりまして、決して安くない、どちらかというとこれは私の感覚ですから、高い土地を買ってそして利用ができない、今、課長の説明のように色んな改良を手を加えて8年ぐらいしたらということですよね。そうなってくると本当にあの土地必要だったのという疑問が払拭できないんです。購入する必要あったのかということなんです。これは、今財政が良くなったらということで、それは投資していくことも可能だろうけども、財政が厳しい中で現状のまま、財政厳しいのに何で使えない土地買ったのと、それがもっと大きなものもあるわけだけど、福祉ゾーンとして全く使われていない大きな土地もあるわけだから。財政が厳しくなればなるほどそういうものの購入というのは、私は牧場地買ったらだめだなんて言ってるわけじゃない。同じ金かけるならそういう大きなメリット生み出すようなことを考えていかなきゃならないだろうと、これ課長に言っても仕方ないんだけど、課長は利用する側の人間だから、有効に利用していただきたいと思うんだけど、そういう部分で今、担当課のほうに聞いたけど、町長そのへん、2年経過した中でそういうことについてこちらの話し合いをどういうふうに捉えているか。
○委員長(加来良明)町長。
○町長(高薄 渡)委員ご指摘のように確かに初期投資の部分からいくと、買った代金に戻るまでに時間がかかる、これは確かです。あそこを買った時に説明してると思いますけども、本来3月、2月の予算編成時期ですから、予算のぎりぎり終わった段階で北清水に予定していた牧場に隣接する土地、そことの協議が整わなかった。整わなかった時に、あの時税金免除で国に対して高速道路の、これ免除ですが、購入する時は免除、買わなかったら戻さなきゃならないということで、担当のほうから非常に困ったということになりました。その折たまたま農業委員会のほうで、この近隣の土地は地権者にまず売るということになって、その部分が残っているということで、牧場としても将来的にできる場所であるという判断のもとに、それではそういうことであってそこを求めたいということだったものですから、私共の財政やりながらやってまして、ちょうどその折でございますから、それでは草地になる形でとりあえず、しかし、今ご指摘のように現実に使える土地としては少ない。山林部分はあるというようなことで、それはどうするんだということで将来これは色々言ってみれば開発していけば使えるということであります。前の土地のほうは、すぐ次に求めることができるのかと言うと、今すぐ交渉してきたところが求めることができない。こういう事情も背景にあったわけです。好き好んであそこを私共購入したわけでは決してありません。やむを得なく前年度に土地を買いますから前提としますから、税を免除してくださいということを申請してそれはぎりぎりの線であったということで、その税分返せば済んだんじゃないかということになるわけです。結果論としてなるかもしれませんけども、そういう状況があったということで、農業委員会のほうからの活用していく土地がありますよということで購入をしたという結果です。ですから始めからそういうことでやって購入したのであれば、何でそんなとこ買ったんだというかもしれませんけれども、それ背景にはそういうこともあったということでございます。ただ事実上、今、委員指摘のようにこの厳しい中に、13町分しか使えないものに、あと20町分ぐらい山林になっていて33町だと思いますけれども、もったいないんじゃないかとこういうお話もございます。確かにそのとおりだなと思いますけれども、今しばらくこの13町分で利益上げてるわけでありますので、その分牧場の経費のコスト削減もやりながらやっているということで、赤字にならないで今、牧場が順調に黒字経営をさせていただいているというのもひとつご理解いただきたいとこのように思います。
○委員長(加来良明)5番中島委員。
○委員(中島里司)経過ちょっと聞くとですね、何かすごい疑問を持ってくるんですけども、それはそれとしまして、やはり私は購入したこと、その必要な土地は買うのは大いに結構だろうと思うんですけど、どうも今の町長のお話聞いてると、牧場用地としての目的で買ったけれどもそれは使うということよりもお金の処理のほうが年度末になってもう間に合わないから、たまたまそこに農業委員会で持ってた土地があったから買ったというふうな理解がされるんです。ですから私は今のそういう部分で、もうかって実際に使ってるんだから、それをどうのこうの後ろ下がって見る気はないんだけども、これから無理して、現状を十分踏まえて余計なお金をかけないで大きな収入を上げる努力をしていただきたい。今、町長言っていたこれが開墾してなんて考えもうやめてもらいたい。木切ったってもう畑地にならないでしょ。だからそのへんをもうここまで来たら、今のある部分でより多く収入を上げるような一層努力をするという形しかないんじゃないかと思うんです。そのへんを再度、現業だから課長の意気込みを聞かせていただくということと、私自身、あの時点で大きな知識持たないで結果、意思表示いたしましたけど、その判断は間違ってなかったなというのを今の質疑で私は感じさせていただいております。それはその時の話、現状は今これからの課長の意気込みをちょっと聞かせて願いたい。
○委員長(加来良明)産業振興課長。
○課長(阿部一男)意気込みではないですけれども、どちらにしましても今の考え方も重要な判断材料のひとつとさせていただいて、今後やっていきたいと思いますけれども、ただ色んな背景がありまして、今ちょっと生乳生産対策、減産対策だとか色々ありますけれども、牧場が満杯だとかそういうようなことも言われ、希望者にも断ったりなんかしている状況も若干あります。そういったことも将来見越した中で、あくまでも今、先程利用の利益がここの利用している土地の中での利益は上がっているよというお話はしましたけれども、そういった費用対効果を十分検討した中で、今の中島委員のお話も十分参考にさせていただきながら、きちんとした判断をしていきたいなと思っております。
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○委員長(加来良明)暫時休憩します。 (午後2時05分)
○委員長(加来良明)休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時20分)
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○委員長(加来良明)質疑を受けます。4番林委員。
○委員(林 巖雄)143頁の2目、委託料の関係についてお尋ねしたいと思います。人工林造林事業という委託料の部分がありますが、この人工林造林という部分について、造林箇所、全く新しい箇所に造林をする計画をお持ちなのか、それとも既に造林をされている箇所の間伐といいますか間引きをした後にまた造林をするという部分があるのか、それともその両方を含んでいるのかそのへんを1点お聞きしたいと思います。
○委員長(加来良明)林務係長。
○係長(葛西哲義)人口造林事業につきましてお答えいたします。単層林、いわゆるその部分を植えるところの事業が6.79ヘクタールございます。これらにつきましては、その1年前に伐採したその跡地に単純に植える事業でございます。また、複層林事業といたしまして、現在、林地の長伐期化のほうを図っておりますので、2列を抜き切りしまして、その後に上の木の横に新しく植えていくという事業も行っております。こちらのほうが約18.3ヘクタール植林する予定でございます。
○委員長(加来良明)4番林委員。
○委員(林 巖雄)長伐期の関係でいきますと、次のこの8番目に保安林事業というのがありますが、長伐期とのかかわりでいくとこの保育事業、これはどういうような作業を考えておられるのかお尋ねしたいんですが。
○委員長(加来良明)林務係長。
○係長(葛西哲義)保育事業につきましては、下刈り、除間伐、除間伐を行うために作業路を1,900メートル程の作業路をつける計画でございます。
○委員長(加来良明)4番林委員。
○委員(林 巖雄)わかりました。次に3目ですが、ふるさとの山づくり総合対策事業補助金がありますが、これは町有林に関係した補助金という理解でよろしいですか。
○委員長(加来良明)林務係長。
○係長(葛西哲義)ふるさとの山づくり総合対策事業は町有林の事業ではございません。一般の民有林、個人及び企業が持っている森林の部分に植林するために道単独の補助事業となっております。
○委員長(加来良明)4番林委員。
○委員(林 巖雄)そうしますと、これは林務のほうで民間の個人の山持ちの方に対する仕事の部分を仲介するといいますか、そういった分野の部分だというふうに理解をすればよろしいということですね。民間の方々というふうになると森林組合とかそういったものを通していくと、役場の林務を経由して森林組合のほうへ助成していくお金だというような理解というふうに考えてよろしいでしょうか。
○委員長(加来良明)林務係長。
○係長(葛西哲義)これらの事業につきましては、一般に個人あるいは企業が森林持っている方が、植林事業を行うために森林組合を通しまして造林資金の一部補助金を受けることができます。更にこのふるさとの山づくり事業にのりますと、更に補助金の上乗せ的な形でご理解していただければと思います。こちらの部分の補助金に関しましては、一旦森林組合のほうに交付しまして、それから個人の方の手元に届くというような形になっております。
○委員長(加来良明)4番林委員。
○委員(林 巖雄)もうひとつ確認したいんですが、使用目的は限られていると、今お話あったように造林事業というふうに使用目的が考えられているといいますか、使い道が限られているといいますか、そういうような理解でよろしいでしょうか。
○委員長(加来良明)林務係長。
○係長(葛西哲義)この事業のプログラムは、植林及び間伐の二本立てとなってます。
○委員長(加来良明)4番林委員。
○委員(林 巖雄)次にですね、5目のレクリェーションの整備関係についてお伺いしたいんですが、当初いただきました計画ですね、作成計画ですが、これでいきますと18年度の中ではベンチを2基つくる、遊歩道を400メートル作製する、こういった計画が当初あったわけでありますが、今年度の中では植林をしたり、昨年植栽したところの保育関係ですね、こういったものの計画されておりますが、このレクリェーションの森の関係につきましてはスパンが非常に長い期間をもって整備をするとういうことですから、そういう中でこういった付帯的な施設についてはある程度年期をずらして計画をしていくということもあるかもしれませんが、当面いただいた示された年度ごとにこういったことをやるということを、この18年度からずらしたことについての意味があればお聞かせいただきたいんですが。
○委員長(加来良明)林務係長。
○係長(葛西哲義)当初の計画で、18年度その年度に限りこれだけのことをするというような形で林野庁に対して実施計画書のほうは提出しておらず、2年間で作業路何メートル、ベンチをつくるというような形をやっております。今年度17年度に作業路につきましては建設いたしておりますので、18年度につきましては、ベンチですとか東屋のほうの関係を予定しております。東屋につきましても、キャンプ場で使っていた小屋をそのまま移設するというような計画をしております。ベンチにつきましてはキャンプ場等で使っていました廃材、あるいは除間伐の際に材が出ますのでそれらを加工して、お金をかけないで手作りで対応していきたいというふうに考えておりますので、予算上には載っていないような形になっております。
○委員長(加来良明)4番林委員。
○委員(林 巖雄)わかりました。ここに計上されてなかったものですから、確か17年、18年はこういった作業を19年、20年にはこういった作業をするとなっているふうについて理解していたわけですけど、遊歩道については昨年490メートルぐらいですか、実行されたというふうに理解しております。キャンプ場の施設を一部使っているということであれば、ここに計上されないものですから、今のことについては理解いたしました。
○委員長(加来良明)次の質疑を受けます。16番浅野委員。
○委員(浅野克哉)129頁から始まって130頁いきますが、農村の環境問題の浄化槽の問題、浄化槽の補助が11,475千円、これは何基ですか。それともうひとつは今まで浄化槽を付けた基数ちょっと教えてください。
○委員長(加来良明)農産係長。
○係長(小林秀文)浄化槽のご質問なんですけれども、今年度11,475千円予算みておりますけれども、内訳ということで、5人槽、これ補助金の金額は375千円なんですけれども、これは13基、6人から7人槽が補助金額としては438千円を10基、8人から10人槽、補助金の金額は555千円でこれが4基、計27基を計画しております。それで11,475千円ということで、合併処理浄化槽の設置の実績というご質問ですけれども、平成6年度から平成17年度までに設置件数は203件です。
○委員長(加来良明)16番浅野委員。
○委員(浅野克哉)次に131頁、公社営畜産基地建設費の関係ですけれども、これはずばり事業費ですか9,400万円、ちょっとお答えください。
○委員長(加来良明)畜産係長。
○係長(堀 秀徳)平成18年度の94,410千円ですが、事業費としましては、226,638,000円の事業費となってございます。その内の受益者負担分といたしまして94,410千円を計上しているところでございます。
○委員長(加来良明)16番浅野委員。
○委員(浅野克哉)これは戸数というか経営主何戸ですか、1戸で。
○委員長(加来良明)畜産係長。
○係長(堀 秀徳)申し訳ございません。戸数までは現在のところまだ公社のほうから示されてはおりません。今年度につきましては実績としまして38戸というのは出ておりますが、次年度につきましてはこの予算を今後割り振りしていくような形になろうかと思います。ただ、この226,638,000円の中で、1件畜舎整備を行う予定になっておりまして、残り分で草地整備等行うというようになっております。
○委員長(加来良明)16番浅野委員。
○委員(浅野克哉)1戸じゃなくて何戸かで2億何ぼでしょ、事業費が、その戸数を聞いてるんです。
○委員長(加来良明)畜産係長。
○係長(堀 秀徳)ですから、まだ18年度分の公社からは何戸というのは、まだ示されておりません。
○委員長(加来良明)16番浅野委員。
○委員(浅野克哉)そうすると公社からは金額だけで、何戸でどうだということは言ってきていないとこういうことですね。
次に牛乳の消費拡大、これは牛乳の生産調整になってるんですけども、前まではかなり金額が多かったんですけど、今年150千円ということです。それでこんな程度で消費拡大ができるかどうか、まあできると思うんだけども、もう少しがばっと出すような工夫をして酪農の清水町を何とか宣伝したほうがいいんじゃないかと思うんですけど、そのへん、課長どう考えていますか。
○委員長(加来良明)産業振興課長。
○課長(阿部一男)以前、おおかた前にも説明したと思うんですけど、学校給食に300万円程いっておりました。そういう関係で非常に300万円という予算を組んでましたけれども、去年から牛乳を、去年は10万円を町で計上し、それからこの牛乳消費拡大については、牛乳消費拡大協議会をつくって農協と一緒に、あるいは関係機関と一緒になって活動しているところでございますけれども、農協との支援、協議会の負担金も50万円程見ておいていただいております。昨年に比べて農協も5万円程増額して、合わせて65万円の予算で今年度はやっていこうということで考えております。
○委員長(加来良明)16番浅野委員。
○委員(浅野克哉)そうすると、給食センターのほうの牛乳は今年は飲ませないということですか。
○委員長(加来良明)産業振興課長。
○課長(阿部一男)決してそういうことではありませんので、学校給食の地場産の牛乳の支援ということで、7~8年やってきたと思うんですけれども、それはそのままそういう事業で町も支援してきたということもありまして、提供している会社から安い単価のまま依然として2回だと思うんですけど、2回学校給食の中で地場産のものを利用させていただいておりますし、学校給食にはそれ以外で毎週、毎食牛乳が1本ついていると思っております。
○委員長(加来良明)総務課長。
○課長(荒木義春)今の関係ですけれども、学校給食費の中で、町単独でその牛乳分約100万円みています、消費の部分で。
○委員長(加来良明)16番浅野委員。
○委員(浅野克哉)私言うのは、酪農の清水町、これは一番十勝管内で牛乳多いところなんです、大樹、清水、鹿追かな。そんなことで何か消費拡大が150千円、役場の金が150千円ですから、まあ他のほうもありますけれども、もうちょっとPRしてどんどん飲ましてほしいんです。それと給食センターの話は教育のほうですから後で聞きますけれども、そういうことでお願いをしたい。これは今度チーズ工場でもできればひと安心するんですけれど、今のところ内地の飲料乳ががくっと下がってるということですから協力をいただきたいと思っております。
次に138頁の19節に先程、畑総の関係の水管理維持費、これは単年度だけで終わり、毎年あるんですかお答えください。
○委員長(加来良明)農業用水係長。
○係長(小林 進)単年度ものだけど、今後ずっと続いてく予定になっております。この協議会は清水町と芽室町の両町でやっている協議会でございますので、この施設がある限りはずっと計上していく予定でやっております。
○委員長(加来良明)16番浅野委員。
○委員(浅野克哉)それから林業関係で144頁の、森林整備地域活動支援交付補助金13,209千円ですが、これはどんな事業か内容を説明してください。
○委員長(加来良明)林務係長。
○係長(葛西哲義)この事業につきましては、平成14年度から5か年、平成18年度が最終年の事業でございます。民有林の方が森林作業を行うために森林施業計画というのを組んで、実際に森林作業の何年か後に間伐をしますとか、そういう計画を立てます。その計画を基にしまして、その計画の人たちで協定をつくります。その協定内で人工林で35年生以下の人工林に対しまして、1ヘクタール1万円がこの協定締結者全体に対しまして交付金をおろすという制度でございます。この協定締結者の人たちは5年間において何らかの森林作業をしなければならないという制約が付きます。
○委員長(加来良明)16番浅野委員。
○委員(浅野克哉)これは、補助金を交付する先はどこですか。
○委員長(加来良明)林務係長。
○係長(葛西哲義)その協定締結者の代表者に補助金のほうを交付いたします。補助金の町内において全部の協定に代表者は森林組合に一般事務を委託しておりますので、町のほうは実際森林組合のほうに交付しまして、配分方法につきましても協定締結時に既に決まっております。その金額に基づきまして森林組合が各協定に加盟している方たちにお金を振り込むというような流れになっております。
○委員長(加来良明)次の質疑を受けます。質疑ありませんか。12番荒木委員。
○委員(荒木篤司)まず集落排水事業、これは、特会への繰出金のことですよね。これは御影地区の人たちの排水事業ということで、ちょっと中身教えてほしいんですけど、こないだと同じように戸数か人口でもいいんですけど、こないだ人口だったので人口でいいです。4,700万円繰出すということなんですが、これを1人あたり割り返すと1人いくら繰出しすることになるか教えてください。
○委員長(加来良明)都市施設課長。
○課長(伊藤 登)集落排水の認可区域内の人口は1,876人でありまして、水洗化人口が1,711人、普及率が91.5%このようになってます。これを割り返すと1人あたりにしますと27,800円ぐらいになります。
○委員長(加来良明)12番荒木委員。
○委員(荒木篤司)わかりました。牧場のことでお聞きしたいんですが、牧場経営という部分で言えば、町の繰出金は一切もらわないでも経営できるという部分で、経営にあたっている皆さんの努力に対して敬意を表します。それで、前から同じようなことを聞くんですけども、面積が限られているという中で町内の希望頭数、牧場に置きたいという希望頭数ありますが、それをどの程度賄っているのかちょっと教えてください。
○委員長(加来良明)牧場長補佐。
○牧場長補佐(秋田谷幸次)1月から2月にかけまして、町内の全酪農家に案内申し上げまして取りまとめいたしました。先般開催されました運営委員会によってその中身を説明しながら承認を得たわけですけれども、今年におきます18年度の夏期放牧につきましては、要望のあった頭数については全て承認をするということになってございます。承認される頭数は2,224頭という数字になってございます。これが実際には5月の入牧時期になりますと、購買があったり、ちょっと牛の体調が悪いだとか、除角の状態が良くないとかそういう状況の中では若干のキャンセルが例年どおり出るのかなとなれば、昨年入牧いたしました頭数について、ぎりぎり確保できるものなのかなというふうな状況を見てます。更に夏期放牧が終わりまして、冬期に移るわけですけども、この冬期についてはさすがに要望が多く出ております。これはこれまでの例によるんですけども、若干頭数が出てまいりましたのである程度の制限をかけてございます。この制限に、実際申し込みがあった頭数というのは849頭ございまして、これを承認したという頭数は794頭だと、承認は94%だという状況になってございます。ですからわずか数%という数字だけでも頭数的にはそれなりの頭数なんですけれど、これらのキャンセルだとかということを考えると、大体妥当な数字に収まったのかなという状況に見てます。そう申しましても、例年より若干要望する頭数は少ないです。そんな状況については、やはり生産調整の影響が出てきているのかなという考えを持っております。今現在、冬期舎飼に17年度継続中ですけども、この中においても若干当初の計画より早めに下牧、後継牛にすべく自分の都合で最後の仕上げをしているところが出てきてるのかなと思います。
○委員長(加来良明)12番荒木委員。
○委員(荒木篤司)先行きがよく見えないということも含めまして、どういう展開になっていくかわかりませんけれど、本当に希望頭数を満度に受け入れるというふうにするには、後50頭ぐらい増やせるような考え方を持たなきゃ今の状況では受け入れできないということですよね。ですから先程、浅野委員が質問されたように牛乳余ってるという状況の中で、これからどうなっていくかという見方は色々あると思うんですけども、そうすると今度これから、牧場用地を増やしていくというような考えは必要ないのか、必要あるのかどう思っていますか。担当としてどう思っているのか。
○委員長(加来良明)牧場長補佐。
○牧場長補佐(秋田谷幸次)担当として申し上げます。正直なところすぐに使えるような草地というのはできる限り拡大したいなと、求めたいなというふうに思っております。ただ、今の状況の中で自分たちが手を加えて飼料の収穫をすることはいいのか、ちょっとお金を出してよそからでき上がったものを買うのがいいのか、そのへんの考えが今後の課題でもあるかなと思います。
○委員長(加来良明)12番荒木委員。
○委員(荒木篤司)大体わかりましたが、前からそういうことで牧場地を広げたいという考えはある、牧場担当としてはあるというお話はずっと伺ってきましたし、だから僕は少々離れていても買ったほうがいいのではないかというような質問しました。その時担当違いましたが、やはり隣接地を広げていきたい、色んなこと考えればという答弁でした。今、清水高校の跡地も使ってますよね、そういう飛び地で牧場用地として持ってるというのはある意味非効率的だなというふうに思うんです。ですからもし、土地ですからどこからか持ってくるわけにはいきませんから、売る人がいなかったら買えないということですから、だから、飛び地を買うのは絶対にだめだとは言いませんけども、しかし、あっちもちょっとこっちもちょっとというようなやり方はなるべく改めて、できるだけ3箇所4箇所あっても構わないですけど、その周辺で広げていくということをしていくべきでないかなと思うんですけども担当課としてどう思いますか。
○委員長(加来良明)牧場長補佐。
○牧場長補佐(秋田谷幸次)担当としては、集約管理できる既存の状態であれば、その草地の隣に面積の拡大を求めていくというのが一番ベストなのかなというふうに思います。
○委員長(加来良明)12番荒木委員。
○委員(荒木篤司)買う立場で決断する町長としてはどう思いますか。
○委員長(加来良明)町長。
○町長(高薄 渡)理由も何もありません。それは土地が買えればすぐほしいと思っております。
○委員長(加来良明)次の質疑を受けます。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(加来良明)質疑なしと認めます。
これで農林業費の質疑を終わります。
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○委員長(加来良明)暫時休憩します。 (午後2時49分)
○委員長(加来良明)休憩前に引き続き会議を開きます。 (午後2時51分)
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