北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成19年第2回定例会(3月13日_一般質問1)

○議長(田中勝男) 日程第1、一般質問を行います。
 10番、安田薫議員。

○10番(安田 薫) おはようございます。10番、安田薫です。
 このたび、大変多くの町民の指示を受け4期目を迎えることができました。新たな決意で働きます。どうかよろしくお願いいたします。
 多くの町民との出会いの中で、頂いた要望・意見をまとめ、雪が残っているうちにとの思いで質問をさせていただきます。
 1つ目に、明るくなりつつある274号に今一歩の努力と合わせて市街を走る国道38号線沿いの美化計画についてお伺いします。多くの用地を保有する日甜との話し合いはありますか。雪印跡地・農協スタンド等も変わりつつあります。協議ができれば町としてのやるべきことが見えてくるでしょう。また、新しく清水町に移り住んだ人には目に付くといいます。今一度ボウリング場跡地と成井農林跡地の美化計画について伺います。更にせっかくオープンできた沿線の店に支援策はありませんか。
 2つ目に、ボランティアによる助け合いが今後のまちづくりにはより必要になってくると考えます。町民がもっともっと気軽に参加できるようなボランティア活動と支援を行ってはいかがでしょうか。まだまだ働けるうちに介護貯金としたり、社協が行っている登録派遣制度等のような取り組みはできませんか。お伺いします。
 3つ目に、公営住宅にかかわる除雪についてお伺いします。高齢者、社会的弱者も多く見受けられます。暖冬の続く昨今ではありましたが、重い雪で困っている方は多かったでしょう。独居老人に対する玄関先までの無料除雪は現在もありますが、屋根の雪下ろし等にも支援策を考えるべきではありませんか。
 4つ目に、清水公園パークゴルフ場の冬場の利用についてお伺いします。ミニスキー場としてはいかがでしょうか。昨年からは公園内のレストランも営業をしており、お互いに利用できるのではないでしょうか。体育館も近く歩くスキーも楽しめます。
 5つ目に、子育て支援としての幼保一元化の進み具合いと民営化の計画についてお伺いします。特に御影地域は、団地造成が進み若い夫婦も多く住んでいます。事情はあるのでしょうが、幼稚園に通うのは大変です。2人目、3人目を産んでいただくためにも、早々に手を打つべきではないでしょうか。また、入所費の違いもよく話題にされますが、園児一人当たりの年間運営費はそれぞれいくらでしょうか。
 6つ目に、観光立国推進基本法が及ぼす清水町の方向性を3点についてお伺いします。観光立国とは、人々がその地に住むことに誇りや幸せを感じ、その地を訪れる人々に魅力を感じ「住んでよし、訪れてよし」の国づくりを実現しようというものです。1つ、本町が農業・観光等で誇れるものはありませんか。2つ、町民あげて受け入れの対策を練る必要があると考えます。3つ、宿泊できる施設の確保はどのようにしますか。
 7つ目として、今定例会の話題となりました温泉問題ですが、今までに多くの質問があり、町長は答えられておりますが、次の点について質問をします。現状では買い手がいないでしょう。お伺いします。
 よろしくご答弁お願いします。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) おはようございます。
 それでは、安田議員の質問にお答えしたいと思います。
 まず1点目の明るくなりつつある274号と38号線沿いの美化計画の問題であります。これについては常々私も気にしておりまして、道路だけではなくて、清水の新得から入ってくる駅、そして清水から御影にできる駅、御影から芽室までできる駅と、道路とともに気をつけて常にいろいろ対策について、指示をしたり話し合いできるものはしてということで努めております。残念ながらまだできない部分もありますけれども、1点目の日甜・雪印等々の美化計画等の美化についての話し合いはあるのかということでございます。現在、それぞれ個別にではありますが、全体としては持っていないのが現状であります。日甜につきましては、幾度かの企業間との会議を持ちまして、従来より日甜の持つ機能、美化に関する考え方は非常に強いものを持っておりますので、その折にもいろいろとしていただいて、今日まで間伐したり、あそこに専門の職員を置いておりまして、草刈りを含めて非常にきれいにしていただいているのも現状でございます。
 なおかつ、旧日甜事務所、歴史があるもの、これもきちんと保存して改修していただいておりますし、周囲の草地などもしっかりやっていただいておりまして、非常に本町への樹林もあるという中で、緑と青々としたそういう広場というようなことで、更に野球場も開放していただいているということで、そういう面で協力をしていただいているということでございまして、感謝に堪えないところでございます。
 数年前から雪印の大樹工場へ一部移った中で、社宅が入っておりましたけれども、これも窓ガラスが割れたりいろいろとしておりました。ずいぶんと補修等々していただいたんでありますが、まだ、そういう面で非常に老朽化していて見苦しいというお話はしていたんですが、なかなか雪印さんも例の問題等があって、再建中ということで、なかなか出動が難しいというお話もありましたけれども、昨年、酪農部長さんがまいりまして、以前から言っておりましたので、本社のほうにも私が行ってお話ししておりましたので、なんとか美化というよりも、犯罪につながる、火災につながるおそれがあるということから、お話申し上げましたところ、特別予算をつけて昨年撤去してフェンスを回して、防犯対策もしていただいたということがございました。
 更に、農協につきましては、スタンドが出来ましたので、非常にきれいに明るくなりましたけれども、草刈り等で国道沿いに青年部が共済の用地に農協青年部でつくった、農作業事故をなくそうということで大きな看板がありましたけれども、非常にあそこに雑木が入ってあれだったので、これも農協さんにお願いしてきれいにしてもらったと、あるいは共済からずっと斜め前に古い住宅があったんですけれども、これは今コントラクターの事務所と農業関係の事務所にしたんですけれども、あれも非常に見苦しい隙間が空いているわけですから、共済と、それで何とかすべきではないかということで職員総出で草刈りから雑木が生えておりましたけれども、これもやっていただいて改修して立派にしていただいて、大変見やすくなったというような状況がありました。それを進めてきたという経過でございます。
 274号の上清水の上のドライブインとか、線路脇の近くの解体のところがあると、国道沿いの羽帯までの解体屋さんについても、お願いしてきれいにしてもらっていると、幸いにして中国へ鉄製品がいくということで、きれいになりましたけれども、そういうところを交渉しているんですが、上清水の部分だけは、どうも相手方に話ができる状況ではないまま、あのようになっているということでございます。鉄道沿いに清水公園から来ているところの線路脇にも古いのがありますが、相手方でなかなか壊してもらえないということでございますが、本町に入ります観光の部分にもつながることでありますので、何とか対応してまいりたいと思います。これは廃屋にかかわることになるわけでございます。アストロボールの問題があります。町として放置ができないと折衝しておりましたが、買い手がなかなかつかないと、塗装は無理としましても、窓枠のところをいろいろと協力をしていただいて、取り替えてもらったりしてきたわけであります。あそこの物件は売りに出しているようなんですが、なかなか手がつけられないということで、お隣のマツダさんが折衝をしているというお話を聞いているところでございますので、もう少し深く入ってお伺いしていきたいと思います。また、成井農林の跡地でございますが、これが清算に入っておりまして、ゴルフ場についてはすでに東北2箇所、北海道4箇所、一事業が占めて購入をされましたが、成井農林については債権者が清算管理人になっているところでございます。幾度か今までにも清算にならない前に、本社のほうにまいりまして、物件のことについて検討をしてもらうようにお話をしたというふうに聞いておりますが、その後、清算会社に入ってしまったというようなことで、まだこれにも手をつけていないということが現状でありますけれども、19年度ですね、これらについても検討をしてもらうように協議を進めてまいりたいというふうにこのように思っているところであります。
 3番目として沿線に店が出来たということでございます。それぞれ清水から始まりまして、市街地の飲食店もあります、それから近辺の専門店、それから上清水の高台にもありますし、ずっと羽帯のほうから中間地点までまいります。逐次やられていたところも業種変えして今日に至っているわけであります。町としての支援という中では、なかなか一企業ですからできないわけであります。町の発展ということを考えれば、いろいろな面での協力をしていかなければならないということで、羽帯については町有地がございました、三角地ですね、更に農協連が持っていたということで、そのほうのコンタクトを取るような形を取りまして、あそこの隣接していた雑木を間伐しまして、借り入れできるようになったのではないかと思っております。あとは商工会、観光協会のですね、加入を勧めているわけでありまして、そういうふうになれば、PR活動もそちらのほうのパンフレットに入ってまいりますが、19年度版にそれらを掲載してPRをしていくというふうに考えてまいりたいと思います。町のホームページでも追加をしていかなければならないとこのように思っております。
 次に大きく2点目ですが、介護貯金としてのボランティア活動でございます。これは全道でも取り組んでいるところがあるんですが、ボランティア貯金については高齢者宅を訪問してお世話する、買い物から家事サービス、これをボランティアの時間、これを登録してその時間分だけ我が身がなった時にはそれを受けられる制度という形になっているものです。それはボランティアは阪神大震災以来、今までもありましたけれども、特にそういう傾向が強くなりまして、国民の意識が高まってまいりました。これは西欧諸国では早くからやられていることなんですが、国内においては、特定の人だけがボランティアをしているということになるんですが、今後はそうではなくて、やはり住民ともども助け合い運動のひとつとしてやっていく必要があるのではないかと思います。
 ボランティアには2種類ございまして、無償ボランティアと有償ボランティアがございます。無償ボランティアのほうがいいんですが、終わった後のその取り扱い方が難しい部分が事例としてあります。有償ボランティアの場合はその場で終わってしまうわけですから、その場というよりも月なら月ということになりますので、あるいは年という形になりますので、むしろそのほうが望まれるというところもあります。地域差によるのではないかと思います。そのような考え方に立ちながら、この制度も検討してまいりたいと思います。ちなみに芽室では有償ボランティアということで行われているところであります。これらを今後、社会福祉協議会が策定する第3期の地域福祉実践計画という計画を立てる中で、協議をしてそのような取り組み方をしていければとこのように思います。
 第3期の地域実践計画については、5年間ということでありますけれども、いろいろと問題点がある、そういう点を是正していくというような形になるかと思います。めまぐるしく変わる福祉問題、これにいかに対応をしていくかということを考えていかなければならないとこのように思っているところであります。
 次の3点目、住宅にかかわる除雪ですね。これは現在65歳以上の独居及び高齢者及び虚弱で身体的理由により除雪が困難な世帯に対して一定のサービスをしています。ただし、親族がここにいる場合、息子がいて娘がいるのに、除雪をしないというこれは他の人に委ねるということはまず助け合い運動以前の問題でありまして、これはやはりしなければならないと思いますが、民生委員さんが付いたり、あるいは地域の人が付いたりして、今日までやっております。
 道路や通路だけではなくて物置までやっています。屋根だけはどうしても危険性が伴いますので、これはできないんですが、降った時にはいいんですが、降った後の屋根の雪が自然に落下してきていると、その時の雪はねがどうなのか、それが一番困っていると、雪が硬いですね、私もずいぶんと経験がありますけれども、非常に重たくて硬くて氷になっていてそれをよけるとなお大変だと、高齢者ではできないわけであります。これを今までそういう問題をなんとかしてほしいというお話があるのは事実です。 
 そういう意味からも今後はそのことは十分に考慮しながら、サービスの拡充について検討を加えていきたいと思いますが、常時はそれができませんので、やはり限られたところでやるわけでありますから、何回に1回か、建設業協会でも一生懸命にそれに取り組んでおりますので、そういうところと協議をさせていただいて、取り組んでいくように考えていかなければならないかなとこのように感じております。
 ただ、何でもかんでも人によっては、要望されてもこれはちょっと困るわけでして、一定の条件が必要になってくるかと思います。なお、重たい雪が降った時50センチくらいの時には町職員が出動するということになっております。町職員が重たい雪だとかの時にはやるということで何回か出動をしておりますので、今年はしておりませんけれども、今までにしているところでございます。
 次に、清水公園の冬期間の利用でございますが、あそこは特別制限はしておりません。ですから自由に使っていただいてけっこうなんですが、今は歩くスキーだとか、たまにはスノーモービルなどもやっているわけでありますが、町民にどうぞ自由に使ってくださいということはPRしていないものですから、こういうようなことを検討しながらしていただきたいと思いますが、あくまでも野原という丘ということですので、町が積極的にそれにかかわりますと、管理体制をしっかりしていかなければならないということでございますので、自由にどこでも今やっておりますけれども、清水公園でもやっていますし、ちょっとした丘だとか坂とか、自由に使っている方がおります。そういう面で安全的なところ、ここからはそこまではだめだよということはしていかなければならないかと思いますが、自由に使うようにしていきたいということで思っております。
 次に、子育て支援の関係でございますが、御影から幼稚園に通いたいという人のために施設をつくる計画はないのかというお話だと思いますが、現在は御影には幼稚園がありませんので、保育所に規定はありますが、御影地域に限りましては、働く人のための施設なんですが、それに準ずる中でということで、規制を緩やかにして今まできているのが実態でございます。どうぞ支所なり児童センターにご相談をいただきながら、対応をしていかなければならないと、それでもなおかつ数十人が入ってくる場合にはこれはちょっと考えなければならないと、現在、国の制度として新たにできた「認定こども園」というのがございます。それをいかすことにより、対策ができるのではないかと考えているところでございます。
 なお、民間、民営化というお話がありましたけれども、幼稚園の民営化で、例えば御影地域で町としては考えることが財政的にもできないので、どこかの法人がやるということについては、これは制限がございません。お寺さんが幼稚園をやるとか、あるいは社会福祉法人がやるとか、いろいろと業態が変わってもあるわけでありますけれども、そういう方向でやることについては何もありません。町としては民営化の計画は今のところ、保育所の民営化については考えていません。将来的にはそういう方向に考えなければならないかなとこのように思っているところでございます。
 次に、園児一人当たりの年間の運営経費はどのくらいかということであります。入所児童一人当たりの年間運営経費はこれは人件費も当然含めなければならないわけでありますから、常設保育所で1,004,000円程度、へき地で717,000円、幼稚園が774,000円という状況であります。これは平成18年度の現行予算に対しての状況でございます。そのうち、歳入がございますので、保護者負担金や補助金ですね、町持ち出しとしましては一人当たり保育所で784,000円、それからへき地保育所が646,000円、幼稚園が686,000円という形になるかと思います。これは18年度の状況でございます。
 次に、観光立国推進基本法で本町のおける影響や方向性はどうなのかということでございますが、本町においての平成19年1月1日に施行されたもので、まだ出来たばかりでございます。ですから具体的事項は明確ではありませんし、説明会もまだ行われていない状況でございます。しかし、ことについてはやはり観光資源を大事にしながらいかして、世界各国から観光客を誘導しようということになるわけでありますから、北海道としても清水町としてもこれに取り組まなければならないと思います。
 私が、皆さんもそうでありますけれども、観光というのは見て光を当てるということになるかと思いますが、光が当たるとか見えるとか字のごとくでございますが、やはり本町では十勝の玄関口といわれる日勝峠から見下ろす十勝平野、あるいはそれと同じようだけれども異なる円山展望台とか、美蔓地帯から見る日高山系望めるパノラマパーク、あるいはその高台のほうに行くと、鹿追や大雪山やそういうところが見れると、こういう地帯は清水の持っている大きな特色のひとつだろうと思っております。また、酪農中心とした緑の多い状況というのは、いわゆる十勝管内の入り口、浦幌から入ってまいりましても、それからずっと来まして、幕別のほうから来ましても、その周りには木がなかなか少ないけれども、清水町に入ってくると、芽室から入ってきますと、山林があるという緑地、林帯というのは本州方面から来られる方々については、きれいなところだと、すばらしいところだという表現をしていただいておりますし、これはヨーロッパのスイスやフランス、イタリアやデンマークとも似ていると、こちらから行った人もそういうふうに言っていただいているところであります。
 そういうことから、今日まで観光客の誘致にも力を入れてきたのでありますが、更に今後これを充実をした中で観光施策をしていかなければならないとこのようにも思っているところであります。
 現在、大変ご尽力をいただいております千年の森、非常にこれが脚光を浴びておりまして、逐次予算の範囲内で拡充してきてまいりまして、本年はいよいよガーデニングの森が出来上がるという形になると、多くの人が食と共に景勝、そして空気、そういう面から含めて訪れているというのが実態でございます。これについてはいろいろと町としても協力をしながらやっているところであります。個人的には山女魚園とかフルーツ農園とか、あるいは乗馬体験、多くのそういったグリーンツーリズムというそういう組織、観光協会の中にそれを入れながら町の観光資源をいかすという努力をしていただいて、それが有機的に結びついていくような努力をしていただいております。
 今後はそれらも含めて、食も中心にしながら、例えば国道沿線の部分とか、清水公園を中心にしながら、第8線から御影まで一つのネットワーク的なものをつくりながら、今もやっておりますけれども、パンフレットだけですが、これらをどう推進していくかということを考える機会を観光協会と十分に話し合いをしていかなければならないというふうに思っております。それはどうしてそうなのかということは、今まで進めてきました観光協会とのグリーンツーリズムの問題やら、それから目玉商品の開発ということでいろいろと産業クラスターを含めてそういう形も取っておりますから、一度そういうものをしっかりとやらなければならないと、今後、修学旅行生をどうするか、温泉地の場合、鹿追の然別とかやっていますが、銀河線のほうではそういう形も取っておりますので、1町だけではできませんけれども、シーニックバイウェイを含めたグループ、そういう中で修学旅行生の受け入れ体制だとか、あるいは大学生を、今は修学旅行的なものがあるんですが、これを受け入れることができるようにできないかということで、千年の森では首都圏の大学にそういう働きかけをしていただいていると、こういう状況でございます。
 更に観光名所というか、町の木だとか、そういうものを選定することによってそこに訪れる人も出てくるのではないかとこのようなことも考えなければならないかなと、今後はこの清水や北海道に来て、おいしい食べ物、そしてそれがさわやかな空気や風のもと、食して、木や花や緑、それから農業体験など、そういった資源があるわけでありまして、そういうものを経済活性化戦略会議の中のひとつとしながら、広く考えていきたいと思っております。なお、北海道芸術高等学校の生徒が、多くは都会のほうから来るわけでありまして、その人達を迎え入れる体制づくり、そういう実習等々、今はしておりますけれども、もう少し広げていかなければならないとこんなふうに思っておりまして、町民あげての受入れについて対策をしていかなければならないだろうと考えているところでございます。
 そういう中で宿泊部門というのが大事なところになってくるわけでありますが、数軒の宿泊施設がありますが、小規模経営であります。常時、宿泊客が来るという条件にはなっておりません。設備投資もなかなか困難な状況かと思います。そういう方々との話し合いを持ちながら、いかに受け入れ体制と宿泊体制を取れるかということを今後検討していかなければならないというふうに思っているところであります。
 最後に温泉でありますが、売れないのではということですが、問い合わせが来ているのは事実であります。本日もお話がございまして、26日に現地を見に来るというお話もしております。全然公募はまだしていないんですが、これぐらいのお値段で売りますよということはしていないんですが、新聞等々の報道で来られているわけでありまして、これは東京から札幌の方を通じて東京の方でございます。そういう形で徐々にそういう問題が生まれてくるのではないかということで、価格の折り合いがつけばのお話ですが、私は売却はできると、強い信念でしていくという気持ちで、このことについて全力を傾けていかなければならないとこのように思っているしだいでございます。以上で答弁を終わります。

○議長(田中勝男) 10番、安田薫議員。

○10番(安田 薫) 私は10分の質問でしたけれども、40分にかかり答弁をいただきまして、大変細かく答弁をいただきました。ひとつひとつ取っていきますと、まだまだ清水町は魅力のある町であって、町もしっかりした舵取りをして職員ともどもがんばっているかと思います。
 1つ目は、今の答弁で良いかと思います。
 2番目のボランティア活動の中で町職員がともに働いていこうという意欲と、また町職員が行っているボランティア等についてお伺いしたいと思います。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) ボランティアでもいろいろと種類があるんですけれども、限定してでしょうか。福祉のことだけでしょうか。お伺いします。

○議長(田中勝男) 10番、安田薫議員。

○10番(安田 薫) 福祉のほうに限定しますと、仕事がらみとかになると思うんですが、勤務外でできること、限定をしないでよろしくお願いします。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 現在、私どもは町職員につきましては、できるだけボランティアというか、自分の特技をいかしながら、町民との接触を図るようにということでしておりまして、勤務時間でありましても、早めに相手の状況によっては早めにそこに出動すると、その不足分は翌日にあるいは当日に朝早く自分の仕事をしてやるという制度を制定しております。今は主にスポーツ活動になりますけれども、少年団活動等におきまして、そのような状況をしておりますし、あるいは部活動ですね、中学校なり高校なり要請ありしだい、そういう方向にも向けるようにそういう体制づくりはしております。少年団のほうには現実に数名になるかと思いますが、実際に活動をしております。

○議長(田中勝男) 10番、安田薫議員。

○10番(安田 薫) そのほかに課長会が中心となっての草刈りとか聞いたことがあるんですが、そういうものを含めて町内の美化に関するものとかありますか。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 今、現在行っているのは、課長会、公親会などでも取り組んでいますけれども、全町的な広がりでもってやっているものではありません。

○議長(田中勝男) 10番、安田薫議員。

○10番(安田 薫) もう1点、このボランティア活動についてですが、今、押さえている社会福祉協議会等でやっているボランティア活動に参加している人数は把握していますか。

○議長(田中勝男)
 答弁を求めます。保健福祉課長。

○保健福祉課長(笹倉大嗣) 現在、清水町ボランティア団体連絡協議会というものが社会福祉協議会に登録されまして、参加している団体が10団体でございます。その中でボランティア団体連絡協議会というものがつくられまして、それぞれの団体の連携と情報交換をやられております。人数については私のほうで把握しておりませんが、人数的にはちょっと集計をしておりませんが、それぞれの団体をご紹介申し上げましてご答弁に代えさせていただきます。ペケレの会(会員数7名)、川東のぎくの会(会員数9名)、川西しらかばの会(会員数10名)、ボランティアななかまど(会員数12名)、赤い実の会(会員数8名)、たんぽぽの会(会員数10名)、サンライトボランティア(会員数17名)、JA十勝清水町そよかぜの会(会員数25名)、いちごの会(会員数17名)、特定非営利活動法人の在宅福祉を支えるすずらんの会(会員数54名)となっております。後ほど、集計してお答えしたいと思います。

○議長(田中勝男) 10番、安田薫議員。

○10番(安田 薫) ありがとうございました。聞いていますと、この表題にありますまだまだ働けるうちに、男の方を指したのですが、そういう人がまだ少ないのかなと思います。この辺もまだまだやってもらえるのではないかと思いますので、その辺の把握もよろしくお願いします。
 続きまして、公営住宅にかかわる雪下ろしは答弁をいただきましたけれども、先日、公営住宅から雪が丸くなって、屋根から落ちないような状況の時にあれはどこで処理したらよいのでしょうか。

○議長(田中勝男) 都市施設課長。

○都市施設課長(安曇達雄) 状況によりますけれども、それによって施設のガラス等に被害が及ぶとかなんとかになりますと、その都度、私どものほうに除去の問題の通報といいますか、建物がございますので、それはこちらで対応していきたいと思っていますが、実際に例えばそういう状況の中では窓ガラス等のところに板を設置すると側面から、落ちてくる場合についてのそういう割れるものを避けるために、例えばの事例でそういったような対応をしております。以上です。

○議長(田中勝男) 10番、安田薫議員。

○10番(安田 薫) わかりました。先日もそんな現象があった時に、もしお年寄りがいってケガでもしたら困るなということで、役場に電話した時にちょっとまだ対応できなかったようなことがありましたので、そういう電話があった場合には即座に対応していただきたいと思います。
 次に、清水公園のパークゴルフ場については、自由に使っていいよということが町民の方に知られればいいのかなと思います。
 続きまして、子育て支援の関係ですが、これもしっかりした答弁をいただきました。しかしながら、最後の園児一人当たりの年間運営費で、常設保育所と幼稚園で10万円くらい違うんですが、この差というのはどういうところでしょうか。

○議長(田中勝男) 保健福祉課参事。

○保健福祉課参事(加藤裕二) 常設保育所のほうが一人当たりの経費がかかっています。これは幼稚園と常設保育所で保育時間に大きな差がございます。常設保育所については朝7時30分から夕方6時までという形です。当然職員の配置についても交代制とか時差勤務という形で当然手厚くなりますし、未満児、乳幼児につきましては、乳幼児一人当たりの職員配置基準も幼稚園のそれと比べまして、職員の配置数が多くなるという形で必然的に常設保育所のほうが高くなるというような状況になっております。

○議長(田中勝男) 10番、安田薫議員。

○10番(安田 薫) わかりました。ぜひとも昨年10月にできた認定こども園の事業が進むことを期待しております。
 更に6番の観光立国推進基本法については、まだこれはできたばかりですけれども、さきほどの町長の答弁の中ではかなり良い状況がたくさん揃っている清水町ではないかなということを再度確認しております。
 次の7番に関係する面も、町長かなり入っておりました。今の段階で温泉がなくなるということは残念でなりません。私も平成7年に議員になってから、ちょうど温泉問題と一緒に議員活動をしていたのかなと思うんですが、今朝ほどのテレビで3億2,000万円のゴルフ場が2,000円で売れたということのないような、僕は買い手の立場に立ったら、温泉を継続していくということは本当に大変なことだと思います。その辺でできる限りの町としての応援をしなければ温泉の継続は難しいと思うんですが、町長いかがでしょうか。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 現況の社会情勢から見ましても、私どもが意図する提示をしたならば、なかなか売却が通常の形の中では難しいだろうと、したがってこれは特殊な形の中で、考えていかなければならない問題が多々あるのではないかというふうに思っております。
 しかし、町民の財産でございますので、これは一民間企業が売却するのとは違うものではないかとこのように思いますが、いろいろと考慮した中でいかなければならないと、あくまでも売却するということは存続していただくというそういう前提でございますので、そういう条件をしながら、購入者とのかかわりあいを持たなければならないと思っておりますので、慎重な取り扱いをしていきたいとこのように思っているところであります。

○議長(田中勝男) 10番、安田薫議員。

○10番(安田 薫) これから1年間でやることを全部やっていただき、いい形で温泉を買ってもらえるような事業等を進めてほしいと思います。買った方が変わったら輝く温泉になることを信じてよろしいですね。町長。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) まだ方針を出したばかりでございますから、いろいろと内部で協議をしまして、私としては温泉続行の中で、できれば条件として購入者が拡充をしていただけるようなそういうような方向で事業者認定といいますか、そういう選考、当然提案型という形で私はやりたいと、こういうふうに自分達はしていきたいと、そういう中で発展・可能性を秘めた中での売却先が多数いれば選定になってくるのではないかと、ただしこれはたくさんいた場合です。いない場合はやむを得ない状況でありますけれども、温泉を続行してそれなりの改修計画なりときちんとしてやっていただくような方向性で進めたいと思います。

○10番(安田 薫) はい、終わります。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(笹倉大嗣) さきほど答弁できなかった部分がありましたので、ご答弁させていただきます。清水町ボランティア団体連絡協議会ですが、設立年度が平成3年で加入団体数が10、平成18年8月現在で加入人数が169名ということになっておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。