平成19年第6回定例会(9月13日_日程第2)
○議長(田中勝男) 日程第2、請願第3号、後期高齢者医療制度並びに70歳~74歳の医療費2倍化(2割負担)の改善を求める意見書の提出を求める請願についてを議題とします。
請願文書表を朗読させます。事務局長。
(事務局長朗読)
○議長(田中勝男) 紹介議員の説明を求めます。
9番、妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) 後期高齢者医療制度並びに70歳~74歳の医療費2倍化(2割負担)の改善を求める意見書の提出を求める請願について、その主旨をお話申し上げます。
2006年6月に政府は医療制度改革関連法15法案を強行採決させました。そのなかにこの高齢者医療制度があります。この制度は75歳以上のお年寄りを現在の保険制度から外し、新しく後期高齢者医療保険に強制的に加入させるものであります。
この制度の主な内容は、1つに75歳以上のすべての高齢者から保険料を徴収し、介護保険料と合わせて1ヵ月約1万円を超える負担を求めるものであります。2つ目は、保険料を滞納した高齢者からは保険証を取り上げて病院に行けなくするものであります。今までの老人保健では保険証の取り上げがありませんでした。
次にこの制度の大きな問題ですが、後期高齢者医療報酬を他の現役世代、すなわち75歳以下の人達と切り離し別にして、医療が受けづらくなるという状況がつくられてきます。例えばこれが実施されますと、今まで週に2回病院にいってお医者さんに診てもらってお薬をもらうとそういう人が、今度は病院でこういうふうに言われます。「あなたはこれから月に1回にしてください。」「2回の診療報酬ありません。」と言われるようになります。こんなことではお年寄りが安心して医療を受けることができません。お年寄りが安心して医療を受けられるようにすることが、今、必要だと思っております。
次に、来年の4月から70歳以上74歳の方々の医療費の窓口負担が1割から2割の2倍になります。これでは病院に行きたくもいけない、そういう人がたくさん出てくるのではないかと思われます。
第二次世界大戦の最中、言い尽くせない苦労をして戦後復興に苦しいなかで歯をくいしばって、今日の清水町、または日本を築いてこられた高齢者の方々に安心して医療が受けられるように願ってこの意見書の提出をお願いしたいと思います。よろしくご審議をお願い申し上げます。
○議長(田中勝男) これから質疑を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) おはかりいたします。
ただいま議題となっています請願第3号は、産業厚生常任委員会に審査を付託することにしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、請願第3号は、産業厚生常任委員会に審査を付託することに決定しました。