平成19年第4回定例会(6月14日_一般質問1)
○議長(田中勝男) 日程第3、一般質問を行います。
順番に発言を許します。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 1番、原紀夫です。議長がただいま申されましたように、通告に従いまして、5点にわたりまして質問をいたします。
私は、今回質問をするにあたりまして、水源地の関係につきまして町民の要請がありまして、二度ほど水源地のほうに実際に現地に行ってまいりました。その結果、私の感じたところを5点にわたって質問を構成してございます。どうか町長におかれましては、過去の平成13年度・平成15年度、そして平成18年度の先輩議員の質疑と町長の答弁等を私は頭に入れて質問する所存でございますので、どうか簡潔なご答弁をよろしくお願いいたします。
1点目でございます。清水町の水道水の取水口の上流には町民も知っている方がたくさんおられると思いますが、民有林があり、また帯広市の市有林があり、そして国有林があり、営農者がいると、こういう非常に複雑な水源確保ができる山林を横に抱えている状況にあるわけです。この点から汚濁防止について非常に危惧されているところがありますので、これらの団体との協議について過去の経緯を踏まえて現状継続はしているのかどうか、この辺についてお尋ねします。
2点目、この取水口の変更にかかわって、土木現業所、そして274号線の国道を所管しております開発局との間で通称言われております長靴カーブという3合目から4合目にかけるところでしょうか、こちらから水源地の支流に流れ込んでおります流水の浄化についての協議等については現在要請は継続されているのかどうか、この辺についてお尋ねします。
3点目、清水町民の命の水であります小林川の源流水は浄水場において、第1浄水場、第2浄水場がありますけれども、この浄水場において浄水しなくても飲料水として適合をしているのかどうか、この辺について検査をしたことがあるのかどうか、お尋ねします。
4点目でございます。源流、すなわちふもとの一番最初に流れ出ているところの、非常に私はきれいな水だと思っておりますが、この水と、そして取水口の水、そして浄水場で処理した水、そして我々が飲んでいる家庭の蛇口から出る水、この各箇所での水質検査については、行われているのかどうか、水道法に基づきまして、水質検査をしている検査水はどこの箇所の水なのかどうかをお尋ねします。
5点目、今回、私が申し上げました現地を見学させていただきましたが、この折にも清水町で活動されております某団体とご一緒させていただいたわけですが、この団体は毎年水源地調査をしているということであります。このことについて、町として水質状況を町民にどの程度周知をしているのか。聞くところによりますと、町のホームページのなかで報告をしていると、周知をしているということでありまして、私もホームページを開くのが趣味でありまして、見ているつもりでいたんですが、見落としていまして先日初めて見ました。昨年8月期の水質状況がございました。これらは、私達町民はあまり知られていないことではないかと思いますので、この辺についてお尋ねしているわけです。特に清水町の中で、高額な浄水器を設置している家庭が数多くあると、私もその一人でありますが、果たして清水町の水道水、浄水器を必要としないのか、しているのか、この辺について端的にお尋ねします。
次の大きな質問です。やる気の起きる職員の能力開発と人材育成についてお尋ねします。清水町の行財政改革推進計画のなかで、人事考課、自己申告制度、管理職の登用試験、希望降格制度の導入を掲げております。すでに2002年から言われていることでありまして、早い時期に制度化したいということが言われておりますけれども、これらが現在どのような進捗状況にあるのか。加えて現在清水町は大課制からグループ制にほとんどの課が移行しつつあります。現在、これらの業務を遂行するために、幅広く職員研修をされていると思いますが、どのような実態になっているのか、この辺をお尋ねいたします。
大きな3点目であります。防災無線放送の有効活用ということでお尋ねします。一昨年から町の生活安全推進委員会では、児童生徒や幼児等を犯罪や交通事故から守るために、青色回転灯を点滅させて巡回パトロールをしたり、あるいは監視活動等を継続実施しております。私もこれらに参画してきた一人として常日頃から感じていることを申し上げているわけであります。昨年からは加えてお父さん・お母さん、その他によります「清水っ子見守り隊」が結成されまして、これらも活動しているところでございます。これらの活動をより効果あらしめるために側面からバックアップをするということでこの子供の下校時等に防災無線等を有効的に活用してはどうかということをお尋ねします。加えて町の広報紙、あるいはお知らせ版のなどの重要周知事項などもこれらに活用してはどうかということでありますので、これらの考え方についてお尋ねします。
大きな4点目でございます。ペケレの森の整備についてということであります。何年も前からたびたび出ていることですが、現在、森林浴だとか散策等が非常にいい時期を迎えております。特に本年度はすでに6月のこのなかであって30度を超すような真夏の日照りが続いているわけでして、まさに好期を迎えているわけですが、ご存知のとおり木道の散策路等はまったく通行ができない、通行止めの状態になっております。これは木道が長年経ち腐っていくわけでありますが、これらが現在かなり腐っておりまして、通行が不能と、町としては通行不能にせざるを得ないということも十分に理解できますし、折れたことにより事故が起きると大変なことになるわけであります。管理の主体であります土木現業所等とこれらの維持・修繕等についてどのような協議をされているのかお尋ねします。
大きな5点目でございます。職員の地域担当制についてお尋ねします。町職員と町民間とのこの信頼関係はどうかということになりますと、私は前議会でも申し上げましたが、必ずしも良好な状態とは言えないと思います。財政危機状態の今ほどより緊密で理解しあえる関係というのはまさに大切なときだと思います。行政と地域のパイプ役として全町内会に職員を張り付けて地域に入り込んでもらって、積極的に行動をしていただいて、地域おこしを目指す考えがあるのかどうかお尋ねします。
2つ目として、まちづくりの組織として協働参加型の自治体組織を町長は実現を目指しているということですが、現在、どのような形になっているのか、自治会連合会組織との話し合い等でできる可能性があるのかどうか、私は早急にこれらは実現すべきものだと考えておりますので、これらについて現状の状況をお尋ねします。
以上、5点についてよろしくお願いいたします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) おはようございます。それでは、ただいまの原議員の質問にお答えしたいと思います。
まず1点目の水源地にかかわる水質等含めた5項目の答弁をさせていただきたいと思います。すでにご案内のように本町の上水道事業というのは、昭和45年に供用開始したところでございます。非常に霊峰のペケレベツ岳を中心とした流れる源流を傾斜地を利活用しまして町民への水道水を供給してきたところでございます。そういうなかで、ご案内のように上水道を設置しまして、さまざまな過程を経て供給しているところでございます。
まず1点目の団体との協議を行っているかということですが、水源涵養林は7.8ヘクタールを所有しているわけでありますが、帯広市の市有林ということで、それぞれ民有林、市有林、国有林、営農者とこういうふうになっているところであります。
国有林につきましては、事前協議を受けまして、平成16年から18年の3ヵ年伐採したわけであります。その際に、土砂の流入があるということから営林署を含めその方たちと確認をしながら、整備についてのご意見を頂戴して土砂の流入がないようにということで防止策、緑化対策を含めてやってきているところでございます。
市有林につきましては、自然林もありますが、これは伐採しないということで協議をしておりまして、環境保全林として適切に管理したいという協議をしてきているところでございます。
なお、私有林につきましては、具体的な協議を現在はしておりませんけれども、ただちに水源保全として、汚濁防止の観点から協力いただけるよう協議してまいりたいと、これは大事なことでございますので、当然、民有林を持っている方、私有林を持っている方、そういう方々が山を持つということはその旨を心得ていることでございますので、理解を得られるものだというふうに思いますし、適切な維持管理をしてもらいたいと思っているところでございます。
次に、取水口に関してこれは改善に向けて要請は継続しているかということでございますが、現在、良質な原水を必要量取り入れていますので、取水口の変更というのは現在は予定しておりません。これが相当良質でなくなるとなれば、これは変更せざるを得なくなるわけであります。
また、小林川支流に隣接する274号線の長靴カーブのことでございますが、その長靴カーブから横断管渠の約4.5キロメートル下流にあるわけですが、原水・浄水の水質検査には問題が生じていないということで、開発で行った路面清掃土砂からの成分分析試験結果は問題ありませんということであります。道路の構造を変えることができないかということをお願いしたわけでありますが、そういった状況から見て問題が出ていないということから、今のところ改善の予定はないというようなことになっているわけであります。
また、日勝峠の油漏れ、これは心配でありますが、事故が発生した場合には、開発建設部としてはただちにオイル吸着マットなどの迅速な対応、あるいは警察からの通報により、消防署の協力を得て、緊急連絡網ということになっております。現場にただちに直行し、当然町も入りますが、水源の支流に流れるおそれがないかという確認作業を行う体制がなされているということであります。
次に、飲料水として適合しているかということでありますが、これは適合しているので供給しているわけであります。表流水は細かなごみだとかから降雨や融雪時においての濁りが生じますけれども、飲料水として適合しないということではなくて、浄水場でろ過・沈殿してその工程によって滅菌処理をして各家庭に給水しているということでございますので、適合しているということでございます。
4点目、検査水はどこの箇所の水かということでありますが、これは当然水質検査をしなければなりませんので、水道法に基づいて水質検査を行っているということであります。取水口からの原水、浄水場の処理水、それから供給家庭水の3か所で実施しています。上流部での水質検査は現在はやっておりませんが、安全だというなかでやってきていますが、検査も検討していきたいとこのように考えております。
調査結果につきましては、過去には広報で幾度か皆様にお知らせしていたわけですが、現在は水道課窓口とホームページ、それから町民カウンターに水質検査結果ということでお知らせしておりますが、多くの人に安心感を与えるためには、徹底した調査結果を更に町民の皆様にお知らせしてまいりたいとこのように思っているところでございます。
また、浄水器の必要性の是非ですが、これはスーパーなどでもイオン水ということで、機器を入れて飲まれている方もたくさんいるわけですが、それぞれ健康を考えながらやられているわけですが、一般的には付けなくてもいいわけですが、清水・御影とも良質ないい水だと言われております。十勝管外においてはそうでないところもたくさんありますが、そういうところは多くの浄水器を入れているのではないか思うわけであります。そういった意味での水源地の環境、森林保全、これについてはしっかりと守っていかなければならないとこう思っているところであります。
各団体でいろいろとご心配されて、足を運んでいただいて、環境を良くしようということでのすばらしい考えのもとに行動していることに対しまして、心から敬意と感謝を申し上げたいとこのように思います。しっかりとした状況環境をつくりあげていかなければならないという決意であります。
次に、2番目の職員の能力開発と人材育成ということでございます。職員の能力を引き出すためには人材育成をしていくということ、時間がかかることであります。長期的に計画的な人事管理を行っていかなければなりません。ご質問のとおり、行政改革、財政改革、さまざまな制度を計画していこうということであります。本町の人口規模での全国での町村数ではなかなか導入しづらいという部分があります。市あたりでは多くの職員を抱えておりますから、人事考課、申告制度、管理職登用試験、希望降格制度などさまざまな人事管理のローテーションを確立しているわけでありますが、当町ではまだそこに至っていませんけれども、計画で策定しているところでありますので、導入・実施の具体的内容については来年度から始まります第二次緊急行財政実行プラン、このなかで検討をしてまいりたいと思っているところでございます。
職員研修につきましては、現在、グループ制ということで試行しているところでございますけれども、グループ会議を頻繁に行っておりまして、そこで全体の共通する問題、共通する考え、それからどの部門を集約して、どの部門を優先してやるかということを行っておりまして、そのなかで専門性、資質の向上を図って、士気を高めているところでございます。
次に、防災無線の活用でございます。防災につきましては、平成2年から行ってきているわけですが、その際には全町一斉に行っていたということでございます。しかしながら、清水市街地におきましては、医療機関で入院施設の多いようなところでは騒音ということで、多くの苦情が出てきたところでございます。その結果、2年間やりましたけれども、清水市街地においては、中止しているということでございます。現在では農村地域の農業情報を主に更に行政情報、御影地域等についてはお悔やみの放送をさせていただいておりますし、また行方不明者の場合は全町的に、あるいは緊急時の場合にはそういった臨時放送を活用しているところであります。
そういったなかで、子供たちを町ぐるみで守るということで、いろいろ対策を講じているわけですが、多くのボランティア等々のご理解をいただきまして、実施に入っているわけでありますが、定時に毎日の下校時にということは、騒音の問題が出ておりますので、非常に難しい状況になっております。騒音問題では当然、選挙のときの選挙カーの問題からいろいろと出ております。そういう面から考えても、やはり定時の放送は市街地においては難しいのではないかと考えられるところであります。
当然、震災含めた大雨・洪水これについては緊急で人命にかかわることでありますので、当然守ることもそうでございますが、積極的にそれらを進めてまいりたいと考えているところでございます。
次に、ペケレの森の整備でございます。平成10年に北海道を含めて国、協定書を締結しているわけですが、管理は土木現業所ということになります。直近では、いろいろと我々も協議したなかでは、木道が悪くなるというのは想定されたわけですから、むしろあれじゃなかったほうが良かったのではないかという後悔論ですが、当時の土木現業所としては、ああいう方法で自然のなかで行いたいという強い意志のもとに設置していただいたわけであります。
17年には町の健康クラブの皆さんその他の方も含めて協力をいただいて、土木現業所と町と三者で修理を行っているところでありますが、18年は木道の土台部分が修復困難だということで、一部撤去の申出もあって、迂回路もあるということでやむを得ないものと判断させていただいたところであります。本年に入り、破損箇所が複数見つかっておりまして、早期修復を土現に要請中でございます。
道も、頻繁に毎年出てくるものでございますから、道としても抜本的な改善をしていかなければならないのではないかということは考えられているようですが、いかんせん、ご案内のように北海道庁も財政が非常に厳しいというなかで、優位性も含めながら考えているわけでありまして、大きい箇所については、5月2日に一部通行止めをさせていただいている現況でございます。なんとかこれらの整備をしっかりとしていただけるように私どもも土現に要請して緊急の場合は町がどうしてもやらざるを得ないのではないかとこういうふうに思っているところであります。今後、安心したなかでは全面改修や一部撤去そして全面撤去、こういうことを考えながら土現との協議を更に進めてまいりたいとこのように思っております。
最後に、地域担当制でございます。これは私も地域担当制についてはしていくべきということでそれぞれ協議をしてきたところであります。相当協議をさせていただいたわけであります。今後、一層この問題については、実行していかなければならないとこういうふうに思うわけですが、いかんせん、町内会を含めてそういった強い声というか、そういうものがなかなか出てこないわけでございまして、私どもからそれを強力に進めていくかということについては、やはり逆に住民のほうがストレスを生む結果になりかねないということから、調査をしてアンケートをして、合意できたところ、そういうところから考えていくのが必要ではないかと思っております。さまざま町内会があるわけですが、職員が住まわれているところは自分の町内でありますから、一生懸命に町内会の皆さんと分かち合いながら進めているところがあります。私の町内会においても、重要な役目をしていかなければならないということで、いつも積極的に参加をして、十分な対応しながら、役場に行く前の補完性の役割をしてきていると、今後は高年齢化が進みます。そのなかで一層町職員が果たしていく役割は大きくなっていくのではないかとこのように職員には伝えているところであります。
なお、担当のことについては、いろいろと組織の再編について、こういうのがいいのではないのかということで、福祉サイド、あるいは社会教育含めた教育サイド、医療それから防犯・交通安全を含め、あるいは環境や美化などの観点から当時担当課に原案をつくるよう指示したところでございます。それをだいたい1,000名を基準にして町内いくつかのブロック分けして、一町内会でできないものは何かということ、何をやることで地域で安全で安心な地域づくりをすべきではないかということで、町内会長さんに提案をするということでお話しましたが、その後、町内会で屋上屋ではないのかとか、いろいろ心配されることがたくさんありまして、実行に移せないのが現状でありますが、今一度今年度からということで、新たな例示を出してひとつやっていくべきではないかということ、それから1町内会で1つ輝く「1町内会1輝き運動」的なものも考えるべきではないかということで、それぞれ会議のなかで提案しているところであります。この町内のご意見を尊重しながら、担当制と併せて再度素案を練り直して実行に向けていくように考えたいと思います。以上でございます。
○議長(田中勝男) 原議員、再質問ありますか。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 再質問をさせていただきます。1番目の関係でありますが、町長の答弁によりますと、この関係するところについて、私有林、つまり個人の山については、現状は対応をしていないが、ほかについては対応ができているということでございました。
対応の大変さというのは、私も大変だろうというのは常々わかっておりますが、今回、私も現地を見せていただいて、そして一番上のペケレ閣というお土産店がありますが、今回行って現地の山林を見たところ、国有林がさきほど町長が答弁で触れておりましたように、3年にわたって伐採した跡地について、雪が若干まだ4月・5月でしたからありましたので、道をつけた跡というのはくっきりと残っているわけでありまして、私も三十数年間国有林で飯を食っていた男ですから、あの状態を見ますと、あれは当然切らすべきでなかった山だなと私はそういう見方をしたわけです。なぜかといいますと、いろいろと過去の平成13年度・15年度・18年度の町長との先輩議員の交渉の経緯がありますけれども、山というのはやはり木を切ることによって保水力がかなり落ちるわけであります。ましてや清水町はこれから永遠に続くわけですから、奥に、さきほど言いましたように、水源涵養林がちょっとある、あるいは国有林が広葉樹を植えたからといって、10年・20年・30年で山ができるわけではないわけであります。したがって、私は一番最初の段階であの山は国に要請して切らすべきではなかったとこのような感じがしたものですから、まさにこれから大切にしていかなければならないし、機会があるごとに町長は責任を持ってそういうところと強い折衝をしなければだめだという気がしたわけであります。今後の各省庁あるいは関係するところとの捉えかたや考えかたについて、「原、それは違うよ」ということであればお聞きしたいと思いますが、どうでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 確かに今言われることはそのとおりでございまして、非常に道路の路面を回復するのに時間がかかる、ただ問題は切るときに林野から詳しく町に説明があったのかというとそうではないんです。逆に私は今まで国が進めているやりかたというのに憤慨しているんです。林野についてもそうです。道路についてでも開発もそうです。町にくるときにはすでに決められて実行に移されてからです。結局はそういう状況で来ているわけですから、そういうことを反省すべきだと、国には強く言っております。最近はそういうこともございまして、丁重な対応をしていただいておりますけれども、本当に市町村職員と国の職員といったら格段の差の考えかたですから、そういうことは議員もわかっているのではないかと思いますが、そういう面では腹立たしい面があります。
なぜ今この議会の場で十何年間も言われ続けなければならないのかと、私に対して、国に対してどんどん言っていくべきでないかと、町民としていくべきでないかと私は思います。
当然、管理責任者は私ですが、そうではなくて、それぞれ言える立場でありますから、そういうことを町民みんなでやっていかなければ、なかなか行政体制が変わらないのではないのかと、私は一生懸命やりますのでよろしくお願いいたします。
○議長(田中勝男) 1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 町長、俺に何で何年も同じことばかり言うんだと、私にするとこぼすなというふうに聞こえるんですが、これは当然町長がやるべきことでありまして、町民が国に対して声をあげてもまさに小さなものになるべきものでして、町が率先して取り組んできたものをもとに言うということが私は大事ですし、そのことで町が町民を引っ張っていくということも大事だと私は常々思っているものですから、そのような立場で申し上げているんです。
さきほど言いましたように、町長が言っているなかにも触れるんですが、国というのは後手後手、とんでもないことをやっているなと、今回この水源地にかかっても私は思うんですけれども、自ら山を切って切り刻んで、道をつけて、まさに山を切った後に平成15年度に土砂流失防御保安林の指定をしているわけであります。これはまさに本末転倒だと私は思っております。これは自ら崩れる山にしてネットをかけるなんていうのはとんでもないことをしているなと私は思ったので、今後そのようなことがあっては困るわけですから、特にここを強調したいと思っております。このことについては、町長も指定そのものは今後もやるということですから、けっこうであります。
次の取水口の変更の関係ですが、お伺いしたところ、もう要請はしていないと、うちの水は上質な水なんだと、水質検査の結果も問題はないんだと、開発局が土砂の検査をした結果も全く問題はないから、もし事があったときには消防だとかで緊急的な対応ができるからいいんだとこういうことでありますが、私はこういう心配を、町長が言われたように、十何年も言われ続けてきているということは、この取水口がやはり問題があるということで、町民が指摘しているわけです。したがって、できることであれば、やはり汚物が入ってこないようなそういう上流に取水口を設けるということが私は一番大事だと思っているのでありますが、町長はその辺の考え方については否定をされますか。お願いします。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 完全な否定ではありませんけれども、現状において危険のおそれがないということでありますので、上流のほうは今後取水口の上のほうを調査して、いろいろと対策をしていかなければならない。現状では適合をしているということでございますので、加えて今後、上のほうも検査や調査をしてまいりたいとこういうふうに言っております。
○議長(田中勝男) 1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 町長の上のほうと言われているのは、3番目の私が問いかけております、清水の小林川の源流の水は浄水場で浄水しなくても飲料水として適合しているのですかというききかたを私はしていますが、町長はそうではなくて、さきほどの答弁は取水口の水を検査したところ的確なんだから心配はないんだと言われたように聞こえたんですが、私がお尋ねしたいのは、その取水口の水というのは、さきほどから言っているように、通称長靴カーブで薬物・毒物のタンク車がひっくりかえったら大変だというときにはどうするんだということまで、かなり過去に深い論議をしている、最終的にはどうもならないときには、自衛隊まで要請するんだと、こんな話まで町長はしているわけです。
これらを払拭するためには、取水口を上にもっていくことしかないと私は思っているので、上の全く人の手の入らないところの水、なぜこれは検査をしていないのかということでお尋ねしておりますので、今、町長が言われている上流の水というのは、私の言っている全く人の手のかからない手付かずの水、例えば羽帯林道という林道が奥にありますが、あそこの上も国が間伐をしているんです。間伐をするときに、山の保育で木を育てるためにするわけですが、やはり作業道をつけたり砂利を入れたり、延長して工事をしているわけです。するとまだまだ先の奥の水を一度検査してはどうかとお尋ねしているんです。水が途中で汚物が入ったりしている取水口の水と、源流の水と比べてみると、水質検査をした結果、全く同じ同質の水だということになれば、まさに安心して飲める水を我々が飲んでいるということになるんですが、そうではなくて、途中で酪農家もいる、そのなかで糞尿とか草地にまいたりしている、そして国道274号線のほうからの水もいろいろなものが入ってきているんではないかとこういうことを心配していることがあって、何年も、例えば某団体等は水源地調査をしているとなっているんですから、ここははっきりと上の水は本当にいい水なんだと、下も同じで水質は変わらないと、こういう検査をすべきだと思いますがどうですか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) さきほどの答弁でそのように言いましたよね。上流部は今まで検査していないからそれはやりますよと、それで比較しますよと言っています。
○議長(田中勝男) 1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 私の聞き違いだということですので、それであればけっこうです。今後、早期にやってもらえるということですから、その結果、最高の水だということを言われるように期待しておりますし、その結果に8月に大相撲が来ますけれども、大相撲の相撲取りに清水は全国で一番うまい水だと言われるような水をなんとか飲ませてやれないかと、そのことで清水の名を名前のとおり売れないものかと、私はそういう思いもあるものですから、かなりきつく申し上げているわけですので、その辺の水の関係の水質検査ですね、上流の水、これはどんな水なのか、これをしっかりと検査してほしいということです。
それと今、問題になっているクリプトスポリジウムとか硝酸性窒素の関係ですが、これは十勝管内でも硝酸性窒素の関係については、管内の各町村全部ではないですが、抽出して検査をしていると、その結果、数年前からみると汚染が進んでいるということも、数日前の新聞報道でも出ておりましたけれども、それに加えてクリプトスポリジウムが帯広市の札内川のきれいな水でさえも昨年の中で検出されたという経緯があるわけで、清水町はどういう対応をしているのか、この辺についてお尋ねしたいと思います。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。都市施設課参事。
○都市施設課参事(佐藤正敏) クリプトスポリジウムの関係ですが、これについては浄水処理の過程のなかで、沈殿・ろ過することによって、ほとんど除去されるものですから、今のところは問題のレベルではないということで考えております。
○議長(田中勝男) 1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 検査は年に何回ほどされているんですか。
○議長(田中勝男) 都市施設課参事。
○都市施設課参事(佐藤正敏) 原水検査につきましては、年1回やってございます。7月の一番雨の降る時期に原水検査をやっております。浄水につきましては、毎月の項目と4か月、全体項目ということでほとんど毎月にように検査をやっております。
○議長(田中勝男) 1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 専門的な立場で参事から答弁をいただいておりますけれども、このクリプトスポリジウムがもしも清水町の水に8月期の暖かい時期とかにもし検査の結果で出たということになったときには、どういう対応をされるのでしょうか。
○議長(田中勝男) 都市施設課参事。
○都市施設課参事(佐藤正敏) そういう菌が出たということになれば、そのときに対応を考えるわけですが、一応水質検査をしまして、その結果確認して、取水を停止するとかということも考えられます。
○議長(田中勝男) 1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 例えば指導として煮沸すると大丈夫だと、こういうことがあるようですが、その辺の指導はもし出たときにはこうすると、水質検査してはこれは出たら困るから年に何回やるとか、水質検査の計画書というのは当然組んでいるわけですけれども、この中にこれらの検査、農薬も含めてですが、この計画のなかでは表れているのでしょうか。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(安曇達雄) 基本的に浄水場の施設でその除去はできますので、それが飲用水に直接入ってくるということはちょっと想定ができないのですが、仮にそういう状況が菌が出たとなれば緊急事態ですから、その段階で取水停止するとか、参事がお答えしたとおりなんですが、例えば飲み水については煮沸をするうんぬんという部分についてはマニュアルというものはきちんとつくっていかなければならないと、現状では浄水施設のなかで除去ができるという前提で進めておりますけれども、今、お話がありましたようにその部分についても考慮しながらそういった準備もしなければならないかなというふうに考えております。
○議長(田中勝男) 1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 浄水施設のなかで除去ができるということを聞きましたので、安心しました。事前にそういうことがもしあったということがわかれば早急な対応をしていただくようお願いしたいと思います。
5点目ですが、要は某団体は水がきれいなのか汚いのか心配だということで、毎年計画をしているようですが、やはり町の水道関係当局者としては、あまり気持ちのいいものではないと、さきほど町長自ら力説をしているように、清水の水はきれいなんだとこう言っているにもかかわらず、いやいやそうではない心配だということで、事業のなかに入れているわけですから、皆さん調査なんて行かなくていいですよと、私達が責任を持って絶対に安心・安全な水を皆さんに供給をしているんですよということを自信を持って言えるような体制というのが一番大事だと思うわけです。さきほど言われましたように、浄水器ももしそんないい水であれば私もつけているんですが、20万円・30万円の高額な浄水器でありますから、あんなものをつけないで飲むのにこしたことはないのでありましから、そういうことをしっかりとPRしていただければ、より町民も効果的に受け止めるし、好意を持って聞くのではないかということがありますから、この辺のとらえかた、姿勢について町長にお伺いしたいと思います。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 今、ご指摘のとおりのこともあるわけですが、改善に向けて悪いところは直して良い方向に向ける姿勢ですので、それも含めて努力してまいりたいと思います。
○議長(田中勝男) 1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 大きな2項目のやる気の起きる職員の能力開発、人材育成であります。町長の答弁のなかからですと、やはり人事等についての関係、私が申し上げているこの4点については、いずれも関連するものでありますから、導入がしづらいというのが確かなことだと思いますが、全国的には隣の芽室町でもこれらのものをしっかりと取り入れている、自己申告制度などを取り入れているということもありますし、国の施設等でも職員調書等のなかで職員の希望するものを書いてもらったり、いろいろなことで工夫をしているわけであります。こういうことをすることによって、私は清水町を見てみると、職員の年齢構成等から見ても40歳代・30歳代が40名程度おりますし、管理職や課長含めて40名程度いるわけです。したがって、人事が硬直化してしまうと、職員のやる気というのもなくなるわけですから、やはり試験制度もそういう面では大事でしょうし、やる気のある職員を多く育てていく、そしてそのやる気のある職員がしっかりがんばって育ったときには褒めることも必要ですし、それなりの特別昇給制度というのもあるわけですから、有効に使って職員にやる気を起こさせるそういう努力をしっかりすべきだと、特にこういうときほど大事なときはないと思うんです。
前議会のときに玄関先で私のことを待ち構えている町民がおりまして、ロビーにいて私が入っていくとすぐに駆け寄ってきて、何を言うのかというと、「職員を減らせ。」ということをすぐに私に言ってくると、私一人ではなくて、他の議員にも言ったようですが、我々議員が職員を辞めさせろなんてことは間違っても言えないと、そういう筋のものではないということを私は話しましたが、そういう町民がかなりいるということからも、全部にかかわるわけですが、職員にやる気をしっかりと起こさせていただいて、町民と一緒になって町をつくっていくというこういう姿勢を今こそつくっていくべきだと、そういう面からもこれらの能力開発や人材育成等々について、やはりこれからつくっていく計画のなかに盛り込んでいきたいとこういう姿勢でありますから、評価をいたしますが、力を入れてやってほしいということを申し上げておきたいと思います。これからやるという気構えについてもう一度町長からお答えをいただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 現状についてもお話しましたし、今、お話のとおりでございます。しかし、ちょっと申し上げておきたいのですが、役場の職員は町民の皆様から見ると人数がいて何をやっているのかなと、わからない部分がたくさんあると思いますが、町民福祉向上のための一点張りで仕事をしているわけです。そういうことが非常に複雑多岐であるがために、人数がどうしても最低限必要なものは必要になってくるわけです。もう一番若い人で27歳ですか、上が硬直をしていると、人事異動については人事異動実施要綱で長くて5年、専門的なものもございます。税あたりは専門性が高い者でなければならないし、そういう意味では3年から5年ということで今までも異動を行っていると、そういう面では硬直化はしていないわけですが、上にあがるポスト、これがないものですから、その辺でどうしても頭が痛いと、上にあげるためには結局は上が厚くなってしまって、下は採用していないものですから少ないということで非常に苦慮していると、昔であれば20歳代後半から30歳代前半で係長、30歳代中から40歳中ぐらいまでで課長補佐、その上で課長となっていくんですが、今では50歳代になっても管理職に登用ができないとそういう状況になっておりまして、非常に私も頭を痛めているところでございます。そういうなかでも、この4つありますけれども、取り入れていかなければならないものは入れていかなければならないということで、さきほど20年度から23年度の第二次緊急プランのなかで取り組んでいきたいとこのように思っております。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) 原議員、ちょっとお待ちください。
一般質問の途中ですが、ここで暫時休憩いたします。 (午前11時02分)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。 (午前11時10分)
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 職員のやる気が起きる方策を含めてのお尋ねをしておりますが、昨日、私がある町民に会ったときに「原さん、役場の職員変わったね。」というお話をされまして、「変わったって、何が。」という話をしたら、「みんな丸っこくなって働いているね。」という話をしている町民がおりまして、なるほどなと、町民もいろいろ角度を変えて、そういう見方をしているんだなとこういうことがありまして、そういうことを主張している男として若干うれしく感じましたし、一昨日ですか、不法投棄の関係がありまして、私も町民生活課の担当職員を含めてちょっと対応したことがありまして、その後に私も過去ずっと何回もいろいろなことで町にお願いしたりしたことがあったのですが、てん末について私のところへこうしましたと戻ってきたことは1件もなかったのですが、今回のことに関しては、しっかりとどういう対応をしてどうなったということを、電話でしっかりと対応してくれたということで、私もうれしくなりまして、今朝ここに来たときに担当課に寄ってお礼を言ってきたぐらいなんですが、私もそういう面から見ると職員もかなり変わってきているというように私は思っておりますし、なお一層職員が意欲的に働けるような体制を町長が筆頭になって不平不満が極力出ないようなそういう体制を特に組んでほしいということを希望して次の項目に移ります。
防災無線の関係ですが、答弁では騒音だとか乳幼児等の関係でうるさいということでやめたとこういうお話がありました。私は、清水町のなかでまことに静かな町ですけれども、なんかの連絡放送をしてうるさいという人が果たしてそんなにいるのかなと私は疑問に思っているわけです。私は愛の鐘なんかを5時になったらやりますけれども、私はすぐ下で家庭菜園を手広くやっておりますけれども、放送が入った瞬間ドキンとしますけれども、心臓に悪くなるぐらいすぐ下におりますから、けれどもそんなに苦になるような音かなと私は思うんですが、今も住宅そのものも町長が言われたように何年前の話か知りませんが、今は住宅事情も良くなっているということから、例えば子供が安全・安心に通学できるようにということで、私は要望を含めてこう言っているんですが、その程度の放送でうるさいとかいうことには私はなかなかならないのではないかと、全国的にも防災無線を使って下校するときに子供の状況を放送して理解を求めるとか、その時間帯に買い物にお父さんやお母さんに出てもらっていろいろと目を光らせてもらうとか、運動をしてもらうとか、いろいろな方策を取っている市町村がけっこうあるわけです。うちの町もそういうことをやろうとすれば、まさに協働のまちづくりの精神にぴったりと合うことでありますから、私は十分にできることだと思ってこういう提起をしているんですが、そういうことを言ってもまだ現状ではちょっと防災無線を使って、これらの放送を使ってやるというのはちょっと無理だと思いますか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 確かにそういう町村が本州においてはあり得るかと思いますけれども、悪いことではないですから、大切だと思います。しかし、騒音という問題は、公害と言われている部分になってきておりますから、頻繁に行われると、今は朝・夕のをやっておりますけれども、これもうるさいという人もいるわけです。住宅事情が良くなったといっても、それは4,000世帯あったら、そのうちの何分の1になるわけでして、やはりまだまだそうではないところがあるわけです。したがって、やはり病に倒れている人が家庭にいるとか、乳幼児がいるとか、特にうちの町は工場を持っておりますから、2交替勤務とかございますね、そういうことであるため純農村であればいいんですが、そういうなかでは終業時だったり、就寝しているわけです。そういうこともございますので、やはりそういう観点からこういうことを取り止めしたという経過がございます。しばらく時間をいただいて、そういう人達のアンケートを取ってどうするかということもしなければならないだろうし、一概にいいことだからとやったことが結局は安眠妨害とか、病気の方の身体にさわるとかになれば、それこそ安全・安心から外れていくわけですから、一方では助けるというのもありますけれど、そういうことも考えておりますので、ちょっと困難性があるなということで我々としては押さえているところでございます。
○議長(田中勝男) 1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) わかりました。今、私が言われている工場等の方の安眠妨害になるということは考えもつきませんでした。言われるとおり、もしそういうことがあるとすればそういう面があるということは理解ができます。これらの方策についてこれらに変わるものを町長も生活安全推進委員会の会長という立場でもありますから、やはり並行して車だけでまわっても意味がないわけであります。若干そういうことを町民に訴えながら、理解を求めるというのも大事なことだと思っておりますので、生活安全推進委員会のなかでも私はテープで流すべきだと主張して1回だけ購入したようでありますけれども、巡回したりするときにはやはり声も一緒にとそんな大きな声でなくていいわけですから、そういうことでお互いに町民に理解を求めてやるという方法をしっかりと取ってほしいということをお願いしたいと思います。
ペケレの森の関係ですが、土現との協議そのものについては、今しているということでありますが、今年は一部撤去の申し出があると町長が言われておりましたけれども、私もあの箇所については早急に撤去すべきだと私も思っております。まったくあちらこちら修復不可能と私は思っておりますし、これらのちょっと前にボランティア的な活動で早朝からごみ拾いをやりましたけれども、130名の方が集まりました。あのスタイルでやっても私はいいと思うんですが、そういうことを町民の手を借りて撤去をするとか、いつまでたっても修復修復なんて意見が出ないように、真剣に土現とも協議をしてほしい。そして予算的な措置ができるとしたら、その措置をしてボランティア的なほうに還元をしていくとか、そういうことであの施設はまさに生きた教材だと思いますので、教育委員長がどういう考えでいるのかわかりませんが、木の標本的なものもありますし、草花などもありますし、山菜・きのこなんでもござれであの森には出るわけでありますから、子供の教育上も非常に効果のある施設だと思っておりますので、あの施設をいかさないでどうするんだという立場で真剣にとらえてほしいし、現状について土現に強力に交渉してやってほしいと思います。
昨年、土現の職員とあの場所で会いまして、ちょっとお話しましたが、町に引き取ってほしいとお願いをしているんだけれども、町はうんと言ってくれないんだと、私にこぼしておりましたが、そのような状況はあるのかどうかお尋ねします。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(安曇達雄) 大変申し訳ございません。直接そのようなお話は受けておりませんので、その経過について自分は承知しておりませんけれども、これまでの経過のなかではそういう部分については承知しておりません。
○議長(田中勝男) 1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) とんでもない土現の職員だなと思っています。私、かなり長々と、私は土現の職員だと言っておりましたから、町に引き取ってほしいんだけれども、なかなかうんと言ってくれなくて困っているんです、なんていう話をしておりましたので、そうなのかなと思ったんですが、この辺からすでにパイプが詰まっているのかなという気もしますので、協議のなかで、どういう協議なのか、町長が言われるように予算がなかなかつかないのか、どうも金がない、こういうなかですから、町民が手を貸すなかで、どの程度できるのか、そういうことを含めて早急に考えていくべきときではないかと気がいたします。木道につきましては、新設で出来たときには、木にも消毒したりいろいろとしていますから、蜂もつきませんけれども、今の状況というのは、まさに蜂に巣をつくってくださいというような施設だと思っております。日かげでもありますし、快適な巣づくりに適したところだと思いますので、ボランティアでもいいから、できる限り施設の不用になるところは早急に、私はそんなに手間はかからないで撤去できると思いますので、やっていただいて町民が快適な散歩コースとして利用ができるように、そして学校教育の場としてもいかしていけるようなそういう方法を考えてほしいということを考えているんですが、そういう考えで進めていただけるのかどうか、ちょっとお聞かせ願いたい。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 今の話ですが、おそらく担当職員が思って言ったことだと思うんですが、正規に入ってきてはいませんので、そういう考えがあるのかどうか、十分に土現と協議して詰めてまいりたいと思います。
○議長(田中勝男) 1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 最後の地域担当制ですが、大変、町長が苦労しているのが答弁のなかから伺い知ることができるわけであります。協働参加型の自治会組織、町民がまさに進んでこういう形でやって、まちづくりをしていこうというようなことが出てくるのが一番理想でしょうし、町につくれと、つくったことについてだめだという形ではなくて、一番理想でしょうが、こういう形をずっと続けていくと、いつまでたっても実現をしないで、尻切れトンボになっていくのかなという気がして心配しているところでございます。芽室町もこの制度を取り入れてかなり長くなりますが、今年またあらためて各町内会に職員を配置して、再構築を図っているようであります。私の町もさきほど私が言っておりますように、くどくどと言っておりますが、やはり町民のなかに入って溶け込んでいくと、そういうところから町民の職員に対する和もしっかりと保てると、そういうことを大事にするために特にボランティア的な気持ちも大事でしょうし、報償金をもらわなかったらしないというような職員がどのくらいいるのかわかりませんけれども、進んで町内会組織にも参加する、こういう組織にも進んで、出来たときには率先して活動していく、そのような職員を極力育てていけるように指導を含めてがんばってほしいということを要望して私の質問を終わります。