北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成19年第2回定例会(3月20日_日程第1)

○議長(田中勝男) 日程第1、議案第17号、平成19年度清水町一般会計予算の設定について、議案第18号、平成19年度清水町国民健康保険特別会計予算の設定について、議案第19号、平成19年度清水町老人保健特別会計予算の設定について、議案第20号、平成19年度清水町介護保険特別会計予算の設定について、議案第21号、平成19年度清水町公共下水道事業特別会計予算の設定について、議案第22号、平成19年度清水町集落排水事業特別会計予算の設定について、議案第23号、平成19年度清水町簡易水道事業特別会計予算の設定について、議案第24号、平成19年度清水町上水道事業会計予算の設定について、以上、8件を一括議題とします。
 職員に委員会報告書を朗読させます。事務局長。

(事務局長朗読)

○議長(田中勝男) おはかりします。
 本案についての委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定によって、省略することにしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
 よって、委員長報告は省略することに決定しました。

○議長(田中勝男) これより、議案第17号、平成19年度清水町一般会計予算の設定について討論を行います。
 討論ありますか。
 委員長報告は原案可決であります。原案に反対者の発言を許します。
 9番、妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 私は、議案第4号、平成19年度清水町一般会計予算に反対の立場で討論を行います。
 平成19年度一般会計予算は歳入歳出総額64億9,500万円で、平成18年度予算と比べて、1億3,200万円、伸び率マイナス2%の減額で提案をされています。町長も述べられているように、非常に厳しい財政運営になっております。
 政府が三位一体の改革の中で進めている地方財政政策は、財源の一部を地方に移すことを機会に、国の行うべき福祉、教育のための国庫補助負担金を縮小または廃止し地方交付税を大幅に削減するという地方財政削減政策が町民を大きく苦しめております。
 国に対して、厳しく改善を求めていかなければなりません。予算は町民の暮らしや福祉・教育・安全に視点をあてて編成されなければなりません。しかし、本予算にはそれが表れておりません。
 本予算の歳入では4月から使用料・手数料の負担増、低率減税廃止による町民税の増税負担が含まれてますます町民の暮らしが厳しくなってきています。
 歳出では後期高齢者医療制度の導入の準備としての予算が組み込まれています。この制度は75歳以上の高齢者に大きな負担をかけ、医療が受けづらくなってくるものであります。
 また、しみず温泉の運営にあたっても、何ら改善されないまま同じ運営をしようとしています。
町民の置かれている状況は、増税や年金の削減、失業や賃金の引き下げなどで暮らしも営業も大変になって行き先の不安を多くの町民が抱いております。こんな状況だからこそ、町民を支える政治が求められています。地方自治の本質である住民の安全と福祉向上を図ることに総力をあげられることを申し上げて反対討論といたします。

○議長(田中勝男) 妻鳥議員、先程議案第4号と申しましたけれども、第4号はございませんので、第17号の間違いだと思いますが、訂正してください。

○9番(妻鳥公一) 議案第4号と言いましたが、間違いでございました。訂正してお詫びを申し上げます。

○議長(田中勝男) 次に、賛成者の発言を許します。
 6番、森田慎治議員。

○6番(森田慎治) 私は、今年度定例議会に提出されました平成19年度予算に対して賛成の立場で討論に参加させていただきます。
 国による構造改革が進められる中で、地方分権、三位一体改革による地方交付税の削減が進む中、なお一層厳しい財政運営を余儀なくされ、歳出では一般会計で64億9,500万円対前年度比1億3,200万円減のマイナス2%に抑えられたわけでありますが、その他7会計では国民健康保険特別会計において医療給付金の伸び、公共下水道事業特別会計においては機器更新などで膨らみ、総額12億8,780万円対前年度比4%増であります。
 一方、歳入においては、地方交付税が29億3,000万円と前年度決算見込み額に対して7.2%の減となったわけであります。
 税収においては、税源移譲、低率減税廃止など税制改正により増税となり、また4月からは使用料引き上げ等、町民に新たな負担を見込みながらも、歳入不足は避けられず、2億8,942万円の財政調整基金を取り崩す結果となったことは非常に残念でありますが、これに至るまでの大変ご苦労があったこと思います。
 内容を見る時に、町の四大公共施設が財政の大きな重荷であり、平成17年度にはスキー場の廃止、今年度は二大事業についてアイスアリーナ、しみず温泉フロイデでありますが、それぞれ指定管理者制度を取り入れて管理委託、あるいはフロイデ温泉につきましては平成20年3月をもって閉鎖し売却との方針を示されたことは時間はかかりましたけれども、私は高く評価をしたいと思います。
 また、厳しい中にも今までの事業をおおむね守りながら新たにハード面では町単独で御影中学校耐震二次診断事業をはじめ5件で総額2,502万円、ソフト面では補助事業で障害者自立支援円滑事業ほか1件で6,656万4千円、単独事業におきましては後期高齢者医療準備事業ほか6件で1,067万1千円、町長が主とする地場産業の振興、あるいは社会福祉、教育を含めた町民に対する思いが苦しい中においても、財源を有効に活用して、新規事業への取組み等にも強く表れており、新たな行革への意欲も踏まえて、平成19年度予算案に賛成するものであります。

○議長(田中勝男) 次に、原案に反対者の発言を許します。

(発言する者なし)

○議長(田中勝男) 次に、賛成者の発言を許します。
 2番、橋本晃明議員。

○2番(橋本晃明) 私は平成19年度予算案に賛成の立場で討論をいたします。
 昨年12月の一般質問での町長答弁で、19年度予算においては単年度収支で2億円不足するおそれがある、更に妻鳥議員への答弁の中では基金取崩し額は合わせると4億円に上る可能性もある旨を述べられておりましたが、19年度予算案におきましては基金取崩し額は2億9千万円、作業として1億円の圧縮があったのかどうかは定かではありませんが、現状において節約できる限界の努力をし、破綻を避けて、将来につなげようという意思が感じることができます。厳しい財政の中で諸施策の施行のために努力している、この点は評価できるものと思います。
 私達が予算審議するうえにおいて着眼点として、いくつかのものがあげられております。
 長期的な観点に立っての是非、基本構想に合致しているか。
 予算編成方針がちゃんとあって、少ない予算を総花的にばらまいていないかどうか。
 経常経費を節減し、財政構造の弾力性を確保するよう努めているか。
 人件費、物件費などの内部管理経費を極力節減し、より多くの財源を投資的経費や福祉事業費など、住民に還元される経費に振り向けられているか。
 より少ない経費でより多くの効果が上がるような方策を講じているか。
 予測し得なかった財政需要が生ずることに備えての財源が確保されているか。
 人気取りのための補助金はないか。
 地方債の償還計画に確実性はあるか。
 などの点であります。
 我が町の予算の予算案をかえりみますと、経常収支比率が90%を超えるなど、財政は非常に硬直化しています。そして経費節減を進めるほど、人件費の占める割合が高まる結果になっています。
 水ぶくれした役場と行政に依存した町民の意識によって、行政の効率・経済性といったものは追及されていないように感じます。
 施設等の維持管理経費を最低限に見積もっているため、不時の出費が常につきまとう状態になっています。
 福祉や医療の財政需要は今後ますます増大することが予想されます。
 国保税に資産割がないため、景気や農業所得の増減に左右される不安定な構造になっているということも指摘しなければならないと思います。
 地方債や債務負担行為の償還に充てられるべき交付税措置額や基金が、かつて総花的にばらまかれたと言われてもおかしくない予算を組んだ時期があったのではないか。
 それらの反省を踏まえて、新しい予算というものを考えていかなければないかと思います。
 あるべき予算の姿から考えると、我が町の予算案はその理想からはかけ離れたものであると言わざるを得ないと思いますが、20年からの第2次緊急プランは、我が町が破綻を免れるかどうかを左右する大きな意味を持つものであると思います。
 一般質問で、総務課長は第2次の緊急3ヵ年計画を20年度予算に反映させるためには、秋までには計画を策定しなければならず、7月には素案を示したいと答弁されております。
 一方、具体的な削減額の目標値について、町長は「仮に2億必要となればそれはしっかりやる」と仮の話を述べるにとどまっております。
 安全率を見込んだ計画をつくるなら、仮にと言ったその2億にいくら上積みできるといったことが分かれ道になってくるような気もいたします。
施設の統廃合でいくら、人件費でいくら、公共料金改正でいくらといった考え方を早期に示す必要があると思います。これらの問題に町民がノータッチでいいはずはないと思います。
 内部での非公開の議論に終始すれば、町民合意を得る手続きが遅れ、負担を後年度に先送りする過去の失敗を繰り返すことになるのではないでしょうか。
 行政の予算は単年度予算であり、言ってみれば農家と同じ一年一作であります。わずかでも期限に間に合わなければ、一年先送りになってしまうということを重く受け止めるべきだと思います。
 借金払いと人件費が突出した異常ともいえる今年の予算は、これから先、数年の危機的状況を乗り切るための礎となってこそ意義があると思います。
 移住・定住を経済活性化の方策のひとつと位置付けておりますが、行政サービスが削減され、住民負担が重くなっていく中で、これらを進めるためには、それでもなお住みたいという町の魅力を見出していくことが必要であります。それは町民にとっても、住んでいて良かったと思わせるまちづくりに取り組むことに他ならないというふうに思います。
 今できる最も重要なことは、透明で町民が参加していると実感できるまちづくりの進め方であると思います。
 厳しい財政状況を逆手にとって、住民自治の強化を図り、将来の自立したまちづくりにつなげることを期待して賛成討論といたします。

○議長(田中勝男) 引き続き賛成者の発言を許します。

(発言する者なし)

○議長(田中勝男) ほかに討論ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで討論を終わります。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第17号、平成19年度清水町一般会計予算の設定についてを採決します。
 本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
 議案第17号は、委員長報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第17号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第18号、平成19年度清水町国民健康保険特別会計予算の設定について、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、議案第18号、平成19年度清水町国民健康保険特別会計予算の設定についてを採決します。
 本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
 議案第18号は、委員長報告のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第18号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第19号、平成19年度清水町老人保健特別会計予算の設定について、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、議案第19号、平成19年度清水町老人保健特別会計予算の設定についてを採決します。
 本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
 議案第19号は、委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
 よって、議案第19号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第20号、平成19年度清水町介護保険特別会計予算の設定について、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、議案第20号、平成19年度清水町介護保険特別会計予算の設定についてを採決します。
 本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
 議案第20号は、委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
 よって、議案第20号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第21号、平成19年度清水町公共下水道事業特別会計予算の設定について、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、議案第21号、平成19年度清水町公共下水道事業特別会計予算の設定についてを採決します。
 本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
 議案第21号は、委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
 よって、議案第21号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第22号、平成19年度清水町集落排水事業特別会計予算の設定について、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、議案第22号、平成19年度清水町集落排水事業特別会計予算の設定についてを採決します。
 本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
 議案第22号は、委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
 よって、議案第22号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第23号、平成19年度清水町簡易水道事業特別会計予算の設定について、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、議案第23号、平成19年度清水町簡易水道事業特別会計予算の設定についてを採決します。
 本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
 議案第23号は、委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
 よって、議案第23号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第24号、平成19年度清水町上水道事業会計予算の設定について、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、議案第24号、平成19年度清水町上水道事業会計予算の設定についてを採決します。
 本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
 議案第24号は、委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
 よって、議案第24号は、原案のとおり可決されました。