平成19年第5回臨時会(7月23日_日程第4)
○議長(田中勝男) 日程第4、行政報告を行います。
町長並びに教育委員長から行政報告の申し出がありました。
これを許可いたします。町長。
○町長(高薄 渡) 第5回清水町議会臨時会におきましての行政報告を行いたいと思います。
バイオエタノール実証プラント建設に係る要請活動につきまして、ご報告申し上げます。
農林水産省から採択された「バイオ燃料地域利用モデル実証事業」を実施するため「北海道バイオエタノール株式会社(社長 飛田稔章氏)」が6月19日にJAグループ北海道が主体となり、設立されました。
これに伴い道産農産物を原料とした実証プラントの建設が、本年10月着工予定、平成21年3月竣工を目指し、ホクレン清水製糖工場敷地内で進められることは、建設工事に関連する受注や来町者が増えることによる消費購買の拡大、更に将来の本稼動の際には新たな雇用に伴う定住人口の増加など、いろいろな側面から経済全体が刺激され、当町の活性化につながるものと高い関心と強い期待を寄せているところでございます。
このようなことから、この好機に清水町経済界が一丸となり、協力する体制で臨んでいることをアピールし、更に地元商工業者の利用促進につきまして、去る6月27日に清水町経済活性化戦略会議を構成する清水町商工会長、同副会長、清水町建設業協会長、清水町観光協会長とともに飛田社長様に対し、要請を行ったところであります。
本町といたしましては、この要請活動を地域の農業と商工業の振興につなげ、更に実証プラントの稼動及びバイオマス事業の発展・推進に向けて、最大限の協力を図ってまいりたいと考えております。
以上、バイオエタノール実証プラント建設に係る要請活動についての行政報告といたします。
次に、しみず温泉施設購入希望者の募集開始についてご報告いたします。
しみず温泉施設につきましては、平成19年度末をもって町営としての管理運営を廃止し、民間に売却することとしましたが、この度「しみず温泉施設購入希望者」の募集を開始し、去る7月17日から町広報紙、町ホームページに掲載するなど全国に情報を発信したところであります。募集期間は、平成19年7月17日から平成19年10月16日までの3か月間で、その間、購入希望者より温泉施設利用提案書等の提出を受け、町では、町民4名を含む11名で構成する「しみず温泉施設利用計画等審査選定委員会」において提案事項を審査選定し、選定された者により平成20年4月に入札を実施するものであります。
なお、募集にあたり最低売却価格を提示するため「しみず温泉施設利用計画等審査選定委員会」に意見を求め、更に不動産鑑定評価を参考に、最低売却価格を9,400万円としたところであります。
以上、しみず温泉施設購入希望者の募集開始についての行政報告といたします。
次に、JR北海道のダイヤ改正につきまして、ご報告申し上げます。
過日、北海道旅客鉄道株式会社釧路支社より、ダイヤ改正を行い、上り「とかち4号」を「スーパーおおぞら2号」に、下り「スーパーとかち7号」を「スーパーおおぞら9号」に変更して、運行を釧路まで延伸し、これらについては十勝清水駅に停車する旨説明がありました。
また、札幌~帯広間を運行している「とかち系特急列車」の一部を「スーパーとかち」としての運行本数を増加し、所要時間の短縮を図るとのことであります。
また、利用者が減っている夜行特急「まりも」は、週末や年末年始のみ運転の臨時列車となります。
なお、ダイヤ改正の時期については、10月1日を予定しているとのことであります。
JR北海道としては、鉄道輸送による地域貢献を担うべく、今後も利便の向上に努めるとの説明を併せていただいたところであります。
以上、JR北海道のダイヤ改正についての行政報告といたします。
次に、国道274号上川橋の拡幅工事についてご報告申し上げます。
国道274号は、道央と道東を結ぶ幹線道路であり、産業及び観光道路として年々交通量が増大し、安全な通行を確保するため早期拡幅整備を要望してまいりましたが、去る6月26日、帯広開発建設部道路事務所長が来町し、整備概要の説明及び工事着手の報告がありました。
整備概要は、国道38号から鹿追町境までの道路、橋梁の拡幅、線形、急勾配の改良などで、時期は未定ですが順次工事が進められる予定であり、本年8月には上川橋の拡幅工事が着手されます。
同工事は、現況有効幅員6メートルを8メートルに拡幅するため、既設RC床版を撤去し半断面ずつ鋼床版に架け替える工事で、竣工予定は平成21年6月になります。
この間、特殊車両の通行が不可能となるため、帯広開発建設部から各種機関、トラック協会等には事前に周知される予定であり、具体的な規制内容が固まり次第、広報紙等で町民への周知を図ってまいりたいと考えております。
なお、片側交互規制期間は、現在帯広開発建設部と公安委員会との間で協議が進められていますが、平成19年12月から平成21年5月を予定し、工事期間中は委任信号機による24時間片側通行となる予定です。
以上、国道274号上川橋の拡幅工事についての行政報告といたします。
○議長(田中勝男) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら、許可します。質疑はありますか。
2番、橋本晃明議員。
○2番(橋本晃明) それでは、しみず温泉の売却についての行政報告についてお伺いしたいと思います。売却するということになりますと、その手続きがしっかりしているということが非常に大事になってくると思いますが、この手続きについて定めたものがあるんだろうと思いますが、どのようなものがあるのか。
それから、町民4名を含む11名で構成する選定委員会、すでに開かれた旨が書かれておりますけれども、どのような方によって構成がされているのか。たぶん、ホームページ等で見てる限り公募された様子はありませんけれども、まちづくり基本条例が出来る前と後では考えかたを多少変えなければいけないかと思うのは、以前であれば、公募したらいいのではないかという程度で公募委員を加えていたであろう部分が、公募の委員というのが原則で、それを入れない場合はなんだかの特殊な事情が説明される必要があるのではないかと思いますが、そのことについてお伺いしたい。
中身といえばその手続きの部分で進めかたについて考えかたをお伺いしたいということです。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) ただいまのご質問にお答えをいたします。手続きの関係ですが、今回、しみず温泉施設購入希望者募集要項を定めまして、これを町のホームページに掲載してございます。町のお知らせ版につきましては、募集をいたしますよということのみしか掲載しておりませんが、今回、ホームページにはこの募集要項を掲載させていただいております。
さきほどの行政報告にもございますように、3か月間、10月16日まで購入希望者を、購入する意思のある方について、その計画書を提出いただきます。10月16日までの期間中に提出をいただき、提出いただいた計画書をさきほど選定委員会で審査をして、まずそこで選定結果、選定された団体・企業等において平成20年4月に入札を行うというものでございます。つまり、指名競争入札に指名を受ける企業・団体を選定委員会で選定しようとするものでございます。これでこの3か月間にあがってきた企業・団体を選定し、4月に入札を行うという手順を予定しているところでございます。
次に、選定委員会の関係でございますが、7月に「しみず温泉施設利用計画等審査選定委員会」の規程を制定させていただきました。これに基づきまして、町民4名を含む選定委員をお願いしたところでございます。確かに、普通の付属機関であれば、議員がおっしゃるとおり公募の方法もあったかと思いますが、今回はその第一に時間的な問題もございました。それから、この選定委員会規程にも明記させていただいていますが、いわゆるボランティアで、報酬や費用弁償は一切なしという形でお願いをするといった形でございまして、今回の選定委員会につきましては、公募を行わず、町長からそれぞれ任命をさせていただいたという手続きを踏まさせていただいたところでございます。構成につきましては、委員長を副町長とし、識見を有するもの若干名、さらに町の税務課長、町民生活課長、保健福祉課長、産業振興課長、都市施設課長、総務課長の計11名で構成しております。識見を有する方につきましては、次の方々にお願いを申し上げました。まず、まちづくり全般ということで、町の総合計画審議会会長の梶会長さん、さらに高齢者団体から町老人クラブ連合会の山本会長さん、それと女性ということと自ら経営されているという観点から町商工女性部長の玉澤部長さん、それと同じく青年ということで町商工青年部の星野部長さんの4名をお願いしまして、合計11名で構成させていただいています。以上でございます。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。
これで行政報告は、終りました。