平成19年第3回臨時会(4月23日)
○議長(田中勝男) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は会議規則第119条の規定により議長において
5番 中島 里司 議員
6番 森田 慎治 議員
7番 奥秋 康子 議員 を指名いたします。
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○議長(田中勝男) 日程第2、会期決定についてを議題といたします。
おはかりいたします。本臨時会の会期は本日1日にしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、会期は本日1日と決定いたしました。
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○議長(田中勝男) 日程第3、諸般の報告を行います。事務局長。
(事務局長朗読)
○議長(田中勝男) これで諸般の報告を終わります。
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○議長(田中勝男) 日程第4、行政報告を行います。
町長並びに教育委員長から行政報告の申し出がありました。
これを許可いたします。町長。
○町長(高薄 渡) 第3回清水町議会臨時会におきましての行政報告をさせていただきたいと思います。
旧下佐幌小学校の活用につきまして、ご報告申し上げます。
平成18年第9回清水町議会定例会におきまして、旧下佐幌小学校の活用について、行政報告をさせていただきましたが、NPO法人が同施設を活用し、高齢者相互が支え合いながら、介護保険サービスなどを提供する福祉事業を行うことから、地域の活力の再生を総合的かつ効果的に推進することを基本方針とする地域再生法に基づく地域再生計画の第6回認定申請を平成19年1月24日に行い、内閣府並びに同計画において支援措置を所管する文部科学省の審査の結果、3月30日付けで認定されたところであります。
この地域再生計画の認定によりまして、町は旧下佐幌小学校を無償貸与するとともに、補助金で整備された公立学校の廃校校舎等の転用の弾力化が認められ、福祉施設への用途変更が可能となることから、現在、NPO法人と本年度中の早期に事業開始できるように協議を進めているところであります。
なお、NPO法人につきましては、「特定非営利活動法人絆の郷しもさほろ」として、平成18年12月21日に北海道知事より認証されたところであり、主たる事業として小規模多機能型居宅介護事業を実施するため、介護保険事業所の認定を受けるべく手続きを進めており、また、高齢者交流事業や介護予防事業についても実施することから、町といたしましては、地域福祉の推進に期待するとともに、相互に連携しながら充実させてまいりたいと考えております。
以上、旧下佐幌小学校の活用についての行政報告といたします。
次に、御影保育所にかかわる指導改善文書が提出された経緯と取り組みについて、ご報告申し上げます。
御影保育所在所児の一部の保護者から、去る3月20日付けで「御影保育所の一部の職員の問題点と指導改善のお願い」という文書が町に提出されました。
また、このことは3月30日付けの新聞報道でも御影保育所の改善を求めるという記事が掲載されたところです。
新年度からの御影保育所への新たな入所者を迎えるこの時期に、保護者や地域の方々に大きな不安とご心配を与えていることに心よりお詫び申し上げる次第であります。
御影保育所にかかわる一連の経過等についてですが、昨年の5月以来、保護者の方から御影保育所の運営にかかわっての話があり、その都度、職員の対応について指示していたところですが、その対応が不十分であるとのことから、今回の要望や改善要求などに繋がったものと考えているところです。
特に、この件につきましては、3月19日に町に申し入れがあり、それを受けて改善を求める方々と直接お会いをして話を聞きましたが、その際、相当数の項目を話されましたので、文書化して提出して欲しい旨を伝え、翌日(3月20日)に「清水町の子どもを守る会」として代表外1名の連名により、文書の提出があったところです。
この中で、特に問題視しているのは、保育所内で子どもたちへの心理的虐待が行われているとの訴えであり、このことについて、職員全員に聞き取りを行ったところ、そのような虐待と言われるようなことはしていないとのことでありました。ただ、心理的虐待と捉えられるかどうかの判断は非常に難しく、職員がしつけや指導の一環で行っていることが父母から見るとそれは強制だと捉えられることもあると思いますが、職員は子どもたちに対して、愛情を持って一生懸命にやさしく接しているところであります。
また、新聞報道がなされ、現在父母の会役員の方が真剣にこの問題に取り組んでいただいており、問題点として指摘されている部分の中でも、一部は誤解から生まれているところもありますので、今後におきましても、保育所の子どもたちをより良い方向に持って行くため、前向きな形で改善策に向けて話し合いを続けていくこととしております。
父母の会役員会も3月30日と4月1日に2回開催し、父母の会主催による全父母を対象とした経過報告会を4月3日に行ったところです。その際にも、町として今までの経緯を説明し、新年度から新たに入ってくる子供もいるので不安が無く、保育運営ができるように努力する旨、説明をしたところです。
父母の会全体の中でも、保育所が良くなるという前向きな形に持って行きたいとのことでありました。ただ、虐待については、職員だけの聞き取りでは不十分であるため、保護者からもアンケート方式での聞き取りも必要でないかとの提案もあり、町が全保護者から今後の保育業務に活かすためのアンケート調査を実施することにしたところです。
今後は、そのアンケート調査の結果を基に、提出者の方の理解を得たいと考えているところです。
また、職場内での保育にかかわっての十分なコミュニケーションが取られていなかった一面もあり、職場会議などで職員間の情報交換をきめ細かく行い、改善すべきところは直ちに改善し、共通認識を持って保育にあたり、保護者から安心して子どもたちを預けていただけるようにしてまいりたいと考えています。
以上、御影保育所にかかわる指導改善文書が提出された経緯と取り組みについての行政報告といたします。
次に、北海道農業バイオエタノール燃料推進協議会(仮称)の設立につきまして、ご報告申し上げます。
平成18年第9回清水町議会定例会におきまして、バイオエタノール実証プラントの設置につきまして、行政報告をさせていただきましたが、この度、平成19年4月2日付けの農林水産省事務次官依命通知によりバイオ燃料地域利用モデル実証事業の実施要綱が示されたのを受け、JAグループが中心となり本実証事業の推進母体となる「北海道農業バイオエタノール燃料推進協議会(仮称)」が設置されることとなりました。
本推進協議会は、去る4月12日に設立準備会が開かれ、4月25日に設立総会が開催される予定であります。協議会の構成メンバーはJA北海道中央会やホクレンなどの原料供給団体、北海道や清水町の関係自治体、日本甜菜製糖や北海道糖業の糖業者、北海道経済連合会や石油連盟、有識者として北海道大学、その他関係団体合わせて、20団体以上で組織される予定であります。
今後におきましては、推進協議会がバイオ燃料地域利用モデル実証事業にかかわる「地域計画」を策定し、5月11日までに農林水産省に事業申請を行う予定となっておりますが、この内容につきましては、推進協議会設立総会において概要が示される予定となっております。
以上、北海道農業バイオエタノール燃料推進協議会(仮称)の設立についての行政報告といたします。
○議長(田中勝男) 次に、教育長。
○教育長(横山一男) 教育委員会から報告をさせていただきますが、その前にお手元の報告書の裏面でございますが、文言の挿入をお願い存じます。裏面のほうですが、3行目、「音楽教室につきましては」の次に、「スノコ状天井を通して」という文言を挿入していただきたく存じます。よろしくお願いいたします。
清水中学校音楽教室等のアスベストの対応につきまして、ご報告申し上げます。
4月5日午後、清水中学校音楽教室窓改修工事の既存取合部確認のために、都市施設課職員と現場調査したところ、音楽教室天井裏に鉄骨の梁が使用されておりました。
音楽教室天井は目の細かいスノコ状の天井が吊るされており、その天井部分に落下した吹付け材を発見しました。
吹付け材は、鉄骨部分に耐火性能をもたすため吹き付けられたもので露出した状態であり、アスベスト含有の可能性がありましたので、成分分析調査を行うとともに校長と協議し、直ちに音楽教室の使用を取りやめ、当分の間別教室で授業を行うことにしました。
当委員会では、4月7日から10日まで、都市施設課職員と各学校の再調査を行ったところですが、清水中学校の体育館器具庫と音楽教室にアスベスト含有の可能性がある吹き付け剤が使用されていることを発見したため、成分分析と気中繊維状粒子濃度測定を行った結果、成分分析では体育館器具庫、音楽教室ともアスベストが0.17%含有の天井内吹付け材であることが判明し、労働安全法施行令および石綿障害予防規則の規制含有率0.1%を超えている状態であり、気中繊維状粒子濃度測定では両室ともアスベストの可能性がある繊維が空気1リットル当り0.5本未満の繊維が検出されたところであります。これは、大気汚染防止法による石綿濃度の許容範囲である空気1リットル当りのアスベスト繊維10本以下という基準を大きく下回るものであります。
体育館器具庫については、天井裏鉄骨梁に岩綿吹付け施工になっており、天井で囲いこまれている状態であるため、今後は北海道の「建築物における吹付けアスベスト等飛散防止措置に関する指導指針」に基づき、年に1回の定期点検を実施することとしておりますが、音楽教室につきましては、吹付け材が露出している状態であり、同指針に基づきアスベストの除去か封じ込めを行う必要があるため、除去工事を実施したく、今臨時会に清水中学校アスベスト除去工事に係る補正予算を提案しておりますので、ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。
以上、清水中学校音楽教室等のアスベストの対応についての行政報告といたします。
○議長(田中勝男) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可いたします。質疑ありませんか。
2番、橋本晃明議員。
○2番(橋本晃明) それでは教育委員会の行政報告についてですが、予算のほうもありますので、ここでは事実確認だけさせていただきたいと思います。まず、アスベストに関しては平成17年に総点検をしたはずではなかったのかという指摘がいろんな方から寄せられていますが、その際に見落とした原因というのは何かというのがひとつ、それから先日、中学校の校長名で保護者宛に出された文書が2枚ありまして、1枚は窓をあけるように工事するための調査をしたところ、音楽室にアスベストが使われている疑いがあるので一時閉鎖しますというものと、それからもう1枚は含有率を調査したら心配はなかったということと、6月ぐらいまで閉鎖するという文書ですが、その1枚目にですね、音楽室の目視ではわかりづらい天井裏に図面にない鉄骨が入っていることがわかり、そこに現在は使用が禁止されている塗布資材が使われている可能性が出てきましたと書いてあります。この表現に非常に不安とか疑問とかをもたれている、図面にない鉄骨があったということ自体がどういうことなのだろうかというふうにとらえられている部分がありまして、これについても、専門的な部分があって、なかなか現場との説明というかが十分にいっていないかもしれませんので、そこをちょっとお伺いしたいということであります。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(横山一男) ご指摘のように、平成17年度に町の施設をしっかり調べなさいとそういうお話でありましたし、教育委員会もそれを受けて、教育委員会の所管する施設について調べたところです。
ありのままに申し上げますが、目視を中心に行いました。よってボイラー室の壁面だとか、それから目に見える鉄筋材を使っている体育館であるとか、そういったところを何度も調べたつもりでございましたけれども、今回発見されたそういった部分については、目視では残念ながら見つけることができなかったということであります。それが1点目でございます。
2点目につきましては、これも校長名で文書が出されていることは私達も相談を受けているわけでございますが、実際に3月の予算でつけていただいた音楽室の窓にかかわる問題があったものですから、行政報告をさせていただきましたように、窓をつけるために屋根裏にもぐってみたところ、そういった状態がわかったということでございまして、では図面上はどうなっていたんだろうねということで、図面を見たのですが、専門的な詳しいことについては僕もわからないのですが、図面には総体的な大きな図面と、細かい1枚1枚の、専門的なことは専門家にお話を聞かなければいけませんが、そんないろんな図面があるようですが、おおがかりな総体的に見ることのできる図面の中には、そこは鉄筋という状態でございまして、鉄骨が使用されているということはそこから見極めることができなかったということでこのような表記になっているところでございます。以上でございます。
○議長(田中勝男) 2番、橋本晃明議員。
○2番(橋本晃明) 1点目の17年の調査のことですけれども、目視で調査をしていたので、スノコ状の奥のところがそのようになっているとはわからなかったというか、一般的に天井で囲われている部分と同じような感覚、それは私の推測ですけれども、要するに調べる際には図面を見ながらやったわけではなかったということがひとつ、そうするとほかにそういう心配がないのかということが心配されるところであります。それから、それがほかにはないのかということをまずお伺いをしたい。それから2番目の部分でいうと、図面にない鉄骨が入っているという表現で、建物自体がちゃんと設計どおりに出来ていないのではないのかとか、あるはずのない鉄骨がないというよりはいいのではないのかという人もおりましたけれども、本来鉄骨がなくてもいいところにそれがかませてあるということは、逆にいうと本体の強度が弱いのではないかとか、いろいろな心配というのがされるわけで、その辺の不安といいますか、それを取り払うような説明がちょっとほしいなというのが2点目です。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。教育長。
○教育長(横山一男) 音楽室の天井というのは特殊な構造になっておりまして、たまたま新聞報道をさせていただいた写真でもそうなんですけれども、細かな、どうしてこういった天井になったのかは僕はよくわかりませんが、たぶん音響効果を考えての天井だと思うのですが、このスノコ状の天井から更に相当数の距離がありまして、メジャーを入れて測ったわけではありませんが、相当その上に屋根裏の状態があると、ですから、こういうふうにして下から目視してはまず何回見ても見えない状態であります。もぐらなければ見えなかったということが事実でございます。
ほかは大丈夫なのか、私達もそれがすぐに心配になったものですから、翌日から土・日を返上して、清水中学校の全教室、普通教室から特別教室、屋根の上、全部もぐりました。もぐって調べました。それから他の3教室についても全部もぐって調べましたけれども、調べた現在ではそういった状態はなかったということでございます。以上でございます。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(安曇達雄) 構造上のお話がございました、鉄骨の関係でございますけれども、清水中学校は鉄筋コンクリート造というつくりになっております。その場合は一般的には鉄筋コンクリート造でございますので、鉄骨は使われていないというのがだいたいの想定でございます。ただ、この状況が発覚しまして、図面を全部調べましたけれども、図面上は鉄骨は載ってございました。そして鉄筋コンクリート造で鉄骨が使われているというのは想定としてなかったのですが、さきほど教育長からお話があったように、音楽室の特異性という部分で鉄骨が使われたのではないかと思っておりますけれども、一応図面上では仕上げ表等を確認しましたけれども、そういう記載はなかったということで、より深く図面を調べていきますと、構造上、構造図面の中にそういう付記がされていたということでございます。以上でございます。
○議長(田中勝男) 2番、橋本晃明議員。
○2番(橋本晃明) ということは、普通だったら鉄骨が使われていないんだけれども、図面にはちゃんとあったという理解、そういう設計にはなっていたということでいいということですね。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(安曇達雄) 設計上ではそういう場合もありうるということで押さえていただきたいのですが、この部分につきましては、私どもも十分に、私どもの担当と教育委員会の担当者と協議しながら進めているわけですが、たまたまそういったお知らせがされたということで、私どもの打ち合わせも十分ではなかったかなという話もしておりますけれども、さきほど申し上げましたとおり、そういう鉄筋コンクリート造でありましても、そういうこともありうる、もちろんありうるというふうに押さえていただければというふうに思います。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
8番、加来良明議員。
○8番(加来良明) 最初に議長にお願いしたいのですが、この御影保育所にかかわる件で、親から出されている文書と町側がアンケートを取ろうとしている内容について、資料提出していただけるようお取り計らいいただきたいのですが。
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○議長(田中勝男) 暫時休憩します。 (午前10時29分)
(休憩中、要求された資料を配付)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。 (午前10時56分)
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○議長(田中勝男) 質疑を続けます。8番、加来良明議員。
○8番(加来良明) 今、短い時間の中でざっとしか資料に目を通せなかったのですが、何点か質問をさせていただきます。
このアンケートについては御影地区だけを対象にしてやっているということですね。ほかの第一保育所、第二保育所、へき地ではやっていないということでどうなのかということが1点目です。
また、提出された文書の中で十数項目あると思うのですが、この行政報告では特に問題視しているのは保育所内で子供達への心理的虐待が行われているとの訴えがあり、これについて聞き取りをしたということがありますけれども、これは全体の十数項目すべてについて確認されて対応しているのかという点と、保育行政全体について、この組織として、今まで昨年の5月から申し入れがある中で対応が不十分であったということが報告されておりましたけれども、そのような対応をしてきて、どこに問題があったのか検討して明らかになっているのであれば答弁をお願いします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。副町長。
○副町長(五十嵐順一) 1点目のアンケートの関係ですが、このアンケートにつきましては、ご案内のように資料にもありますけれども、御影保育所だけを対象として今回やろうとしております。
それから十数項目というお話がありました。問題視しているのは虐待の問題でございますが、そのほかに保育所の運営にかかわる問題がひとつ、そのほかに職員のいじめといいますか、パワーハラスメントという言葉が使われておりますけれども、その問題があったのではないかという、この3点に大きく分かれると思います。すべてについて職員等からお話を聞きました。保育所の運営等にかかわる問題につきましては、保育所の父母の会の役員の方からもお話を伺っているところでございまして、そういうお話を伺った中では、提案者の方々についても一部誤解があったのではないかというお話がされているところであります。
また、保育所の行事等の運営にかかわりましては、その都度、職員会議等にはかりながら決定をしていると、また場合によっては父母の会にもお話をして進めているというお話でございました。職員のパワーハラスメントの問題ですが、これも職員に確認をしたところ、その事実については確認ができなかったところでございます。ただ、職員会議の中で、一人の、一部の保育士につきましては、未満児保育という対応をしている中で、職員会議にばんきり出られる状態ではなかったということは確認されております。そういう場合は、会議に全員が出られないことはたまたまあるということなんですが、その場合については、所長なり、職員なりから連絡をしますし、また出られない職員から所長なりにほかの職員に聞くということで保育所の中では対応をしているけれども、この関係につきましては、十分にそれが取られていなかったということが確認できました。これについては、保育所内部のことでございますけれども、これからは十分に対応をするようにというお話をさせていただいているところでございます。以上でございます。
○議長(田中勝男) 8番、加来良明議員。
○8番(加来良明) 昨年の5月からどのように対応してきたのかという質問をさきほどしたのですが、答弁をされていないのですけれども。
○議長(田中勝男) 副町長。
○副町長(五十嵐順一) 失礼しました。昨年から担当課のほうにそれぞれお話があったと聞いております。その内容につきましては、所長の保育所運営にかかわる問題というお話を聞いております。その都度、担当課のほうから所長を通しまして、その具体的な照会があったものについての対応をするようにというお話をして、その対応をされているとのことでしたけれども、その確認をして、報告を照会のあった方々に伝えていなかったということはあったと思いますが、照会があった都度、保育所の所長を通しまして対応をしていたと担当課のほうから話を聞いているところでございます。
○議長(田中勝男) 8番、加来良明議員。
○8番(加来良明) この要望書の内容についてはだいたい現状が把握できたのですけれども、根本的に町として保育行政についての対応というのか、現場にまかせっきりなのか、現場で抱えている問題がきちんと上まで伝わって、それを改善をしていこうとしているのか、そういう姿勢があんまり感じられない、現場では現場の、例えば正職員と臨時職員、臨時職員のほうが逆に多くなっている、その中での責任のあり方等々、現場の職員たちで悩んでいることがいっぱいあると思います。その声をきちんと聞いて、職場の環境を良くしていかないと、きちんとした保育ができなくなると、それが子供達に迷惑をかかってくる、それが親達に不安を持たせているというのが今の現状かと思うんです。今まで担当課として、現課として、きちんとそういう要望を聞いたうえで、何回も現場に足を運んで、現状を把握してすぐに対応をしていくということをしないと、親としても安心して子供を預けられないのではないかと、これは御影だけの問題ではなくて、清水全体含めた中での大きな問題だと、清水に通わせている親も不安を抱えております。そこを素早くいち早く解決すべきではないかと思いますが、今までの対応、不十分だったという報告はありますけれども、それについてはどのように考えておりますか。
○議長(田中勝男) 副町長。
○副町長(五十嵐順一) この不十分だったというのは、この申出があった方々が不十分であったのではないかということで、こちらのほうで不十分だったということではないという意味であります。ただし、ご指摘ありましたように、保育所の運営につきましては、やはり保育所だけでということにはならないと思いますので、現場を担当する児童保育センター、これが主体となってやることになりますけれども、それでも十分ということにはならないということもありますので、教育委員会とも連携しておりますけれども、幼保連携を今進めております。その中で、保育士を含めた中でのそういう専門的な形でかかわることができないのかどうか、これについても検討をさせていただいているところでございます。いずれにしましても、保育所内部であった問題について、保育所内部で解決できないものは上のほうにあげていただくようにして、全体として対応をしていくという姿勢についてはこれからも取っていきたいと思っております。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
9番、妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) 資料をいただいております。さきほどの行政報告との絡みでちょっとお聞きします。行政報告では、全体としては問題はなかったと、この指導改善のお願いというのは若干の誤解があるというふうに言われているんですが、ちょっと問題点の改善とお願いの中で、この事実に基づいて書いてある、全児童の交流の問題とか、お祭りや修了式の問題とか、そういう事実で書かれているのですが、ひとつひとつについて、これはこうであったということが話されたんだろうと思うんです。当事者の方に、それはなかったんだと、こうだったんだと、説明をされていると思うんです。行政報告では若干の誤解があるということですから、そこら辺のところはどんなふうに解決をされているんでしょうか。こういうことがあったというふうに書かれているんですからね、それはどういうふうに処理をされているんでしょうか。
○議長(田中勝男) 副町長。
○副町長(五十嵐順一) 保育所の行事にかかわってのことだと思うんですが、それについて事実確認をさせていただきました。結果的にはこういう事実については、提案された方々は所長の単独でやっているのではないのかと書いてあるんですが、これについては職員会議、行事等については場合によっては保育所の父母の会の方々にも相談して進めていくというお話でございます。そういうことで、ここにもひとつ、小学校の子供が入学の時に保育所に来ても中に入れてくれなかったとかいうことも書いてありますけれども、この時にたまたま違う父母の方もいまして、そういう事実はないというお話もされております。そういうことの受け止め方が若干違ったのかということでの誤解があったということで答弁をさせていただいたところでございます。以上でございます。
○議長(田中勝男) 9番、妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) 若干、この文章には、別な思いが込められていると思いますよ、確かに。だから、今言われることは若干わかるのですが、例えば、一番最初に書かれている異年齢児の交流の問題というのが、ここではなくなったというふうなことが書かれている。それまであったのになくなっている。ここの解釈というのは、大事なことだと思うんです。こういう事実は、部分的にこうやって見ると消しているところが、書かれた人の思いが入っていると思いますが、けれどもひとつの事実についてこうであったというお話で納得をされないとね、残るのではないかと思います。私は新聞を見てはじめてこんなことがあったのかなとわかったのですが、これを見て、この事実についてこういうふうに認識をされている人がいるということがわかりました。この行政報告だけで、それは誤解だったのでいいんですよというふうにはならないだろうと、もっと努力する必要があるのではないか。ひとつひとつについて、そういう努力を本当にそうだったよと、こうだったよという説明をつける話合いがあったらいいのではないかと思います。ずっと見ていてね、事実について、この書かれた人の思いはわかるけれども、しかし事実についてはしっかりと説明する必要があると、聞いたからわかった、なかったんだそんなの、というふうにはならないと思います。そこのところ、深めていってほしいと思いますし、もっと納得できるようにしたらいいのではないかと思いますが、そういう努力をされますか。
○議長(田中勝男) 副町長。
○副町長(五十嵐順一) 今、思いというお話がございました。ここの文章にもありますように、所長に対しての思いですね、これが強いと思います。その辺については所長の考え方もありまして、職員会議等でおはかりして、職員全体の認識の中で、保育所の運営をしていくと、これはどこの保育所でもやっていることでありまして、この保育所だけが特異だということではございません。提案された人がそういう思いであるということについては、我々も受け止めながら、これからの保育所運営については万全を期して対応をしていきたいということで考えているところでございます。
○議長(田中勝男) 9番、妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) 私は事実を提示された時には、その事実をしっかりと踏まえて全体でやっていくと、これをどう理解するかということを考えていく必要があるのではないかというのがあるんです。このひとつひとつ、事実が書いてある、いくつもこうだったこうだったということがあるので、さっと流すものではなくて、深める、どうするということ、例えば異年齢児の全児童の交流という言葉が出ていたら、それは今までどうだったのか、今回どうなったのか、じゃあどうすればいいのか、ここまでいかなければだめだと思うんです。そして父母の方に納得をしてもらうということが必要だと思うんです。それが父母に安心してもらえる保育所運営ができることだろうと思います。その点をひとつ、これから深めてほしいと思うんです。さきほども言いましたが、もう一度確認します。
○議長(田中勝男) 副町長。
○副町長(五十嵐順一) 繰り返しになりますけれども、そういう感じの中で今まで進めてきておりますので、これからも進めていきたいということでございます。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。
これで行政報告は終わりました。
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○議長(田中勝男) 日程第5、議案第32号、専決処分の承認を求めることについて、議案第33号、専決処分の承認を求めることについて、議案第34号、専決処分の承認を求めることについて、以上、3件を一括議題とします。
本案について、一括して提案理由の説明を求めます。副町長。
○副町長(五十嵐順一) それでは、議案第32号、33号、34号の専決処分の承認を求めることにつきまして、説明を申し上げたいと思います。
この案件につきましては、平成18年度の清水町一般会計補正予算(第11号)の設定、更には、平成18年度清水町国民健康保険特別会計補正予算(第6号)の設定、更には、平成18年度清水町老人保健特別会計補正予算(第3号)の設定の3会計につきまして、18年度補正予算を組んだところでございます。それぞれ歳入額の確定と歳出額の確定によりまして、平成19年3月30日付で専決処分をさせていただいたものでございます。
それでは、議案第32号に係る専決処分第1号、平成18年度清水町一般会計補正予算(第11号)の設定についてご説明を申し上げます。
歳入歳出予算の補正につきましては、総額に歳入歳出それぞれ11,702千円を追加しまして、予算の総額を歳入歳出それぞれ6,922,569千円とするものでございます。補正の内容につきましては、歳入では地方譲与税をはじめ、それぞれ確定したことによりまして、11,702千円を追加しまして、歳出では国民健康保険特別会計で療養給付費などの確定によりまして一般会計繰出金51,880千円を、更に老人保健特別会計で医療給付費などの確定によりまして一般会計繰出金55,823千円を、それぞれ減額しまして、歳入歳出で出た余剰金を公共施設建設等基金に積み立てる内容となっております。
6頁をお開き願います。ここには歳入について、それぞれの確定額を載せてございます。個別の説明については、確定でございますので、省略をさせていただきたいと思います。
次に歳出について、説明を申し上げたいと思います。19頁をご覧いただきたいと思います。
19頁、4款1項1目28節の繰出金でございますけれども、さきほどご説明したとおりの内容での減額でございます。
次の頁、13款2項1目25節積立金の財政調整基金積立金につきましては、積立利子の確定により減額するものでございます。
公共施設建設等基金積立金につきましては、積立利子を含めまして、今回の補正で出ました余剰金を積み立てるものでございます。
今回の補正で18年度末の財政調整基金につきましては763,377千円、公共施設建設等基金につきましては583,734千円となるところでございます。以上で、補正予算第11号の説明に代えさせていただきます。
次に、議案第33号に係ります、専決処分第2号、平成18年度清水町国民健康保険特別会計補正予算(第6号)の設定についてご説明を申し上げます。
歳入歳出予算の補正につきましては、総額から歳入歳出それぞれ46,335千円を減額しまして、予算の総額を歳入歳出それぞれ1,345,074千円とするものでございます。補正の内容につきましては、歳出では一般被保険者及び退職被保険者の療養給付費の確定、更に出産育児一時金の確定によりまして46,335千円を減額しまして、更に歳入では普通調整交付金の確定によりまして5,545千円を追加し、合わせた余剰金51,880千円を一般会計繰出金で減額する内容となっております。このようなことから、個別の説明については省略をさせていただきまして、国民健康保険特別会計補正予算の説明に代えさせていただきます。
次に、議案第34号に係る、専決処分第3号、平成18年度清水町老人保健特別会計補正予算(第3号)の設定についてご説明申し上げます。
歳入歳出予算の補正につきましては、総額から歳入歳出それぞれ54,195千円を減額しまして、予算の総額を歳入歳出それぞれ1,613,956千円とするものでございます。補正の内容につきましては、歳出で医療給付費や医療費支給費、それに伴います手数料の確定、更には予備費の減額などで54,195千円を減額し、歳入では支払基金交付金、国庫支出金、道支出金の確定によりまして、1,628千円の追加がありますので、合わせた剰余分55,823千円を一般会計繰出金で減額する内容となっております。そのようなことから、個別の内容については説明を省略させていただきたいと思います。以上で、老人保健特別会計補正予算(第3号)の説明とさせていただきます。
以上、よろしくご審議のほどお願いいたします。
○議長(田中勝男) これより一括して質疑を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) これより一括して討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
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○議長(田中勝男) これより、議案第32号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
○議長(田中勝男) おはかりします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、議案第32号は、承認することに決定されました。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) これより、議案第33号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
○議長(田中勝男) おはかりします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、議案第33号は、承認することに決定されました。
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○議長(田中勝男) これより、議案第34号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
おはかりします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、議案第34号は、承認することに決定されました。
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○議長(田中勝男) 日程第6、議案第35号、町税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
本案について、提案理由の説明を求めます。税務課長。
○税務課長(滝口幸男) 議案第35号、町税条例の一部を改正する条例の制定について提案理由のご説明をいたします。
例規集では第1巻の7,001頁からになります。
今回の改正につきましては、地方税法の一部改正に伴い、町税条例の一部を改正するものでありますが、大きな改正はなく、小規模な改正内容となっております。
次に、お手元に配付をさせていただきました議案説明資料をご覧いただきたいと思います。改正条文につきましては、省略をさせていただき、配付をさせていただきました説明資料、平成19年度町税条例改正案の概要により、主な改正内容のご説明をさせていただきます。
最初に、個人町民税関係についてご説明いたします。
1点目は、上場株式等の譲渡益・配当等に係る軽減税率の延長であります。上場株式等の譲渡所得等に対する税率の特例措置の適用期限を1年延長し、譲渡益については平成19年12月末を平成20年12月末までに、配当等については平成20年3月末を平成21年3月末までに改められるものであります。
2点目は、エンジェル税制の延長であります。特定中小会社の特定株式に係る譲渡所得等の課税の特例について、特例の対象となる特定株式の取得期間を2年間延長し、平成21年3月31日までとするものであります。
3点目は、租税条約実施特例法の規定の整備であります。平成19年1月に新日仏租税条約の署名により、日本国内居住者が条約相手国の社会保障制度に対して支払った保険料についても、税制上、一定の範囲内で自国の社会保障制度に対して支払った保険料と同様の取扱いとするものであります。
次に、法人町民税関係についてご説明いたします。
1点目は、信託法の改正に伴う規定の整備であります。信託法の改正に伴い、信託の類型が多様化することになり、所得税法等において、信託利益に対する課税に係る規定等の改正が行われることから、法人町民税に係る規定を整備するものであります。
2点目は、外国法人に対する規定の整備であります。外国法人に対する納税義務等の適用について、国内法人と同様に取り扱うよう規定を整備するものであります。これは新規であります。
次に、町たばこ税の特例税率の一部廃止であります。
町たばこ税の税率につきましては、従来、特例税率として本法附則で定められておりましたが、旧3級品以外のたばこの税率を、本則税率とするものであります。
次に、固定資産税関係についてご説明いたします。
住宅のバリアフリー改修に係る固定資産税の減額措置の創設であります。
新規であります。高齢者、障害者等が居住する既存住宅の改修、いわゆるバリアフリー化に対する固定資産税の減額措置が創設されたことにより、規定を整備するものであります。
減額の内容といたしましては、面積100平米まで、翌年度の改修住宅部分の固定資産税を3分の1減額するものであり、適用期間といたしましては平成19年4月1日から平成22年3月31日までの3年間となるものであります。
以上が、今回の主な改正内容でありますが、他に地方税法の条文が改正されたことにより、それを引用する条文や、字句の改正及び経過措置を設ける内容となっております。
なお、この条例の附則といたしまして、公布の日から施行し、平成19年4月1日から適用するものでありますが、それぞれの各号に掲げる規定は、当該各号に定める日から施行となるものであります。
以上、提案理由のご説明とさせていただきますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(田中勝男) これより質疑を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) これより討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
○議長(田中勝男) これより、議案第35号、町税条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、議案第35号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) 日程第7、議案第36号、平成19年度清水町一般会計補正予算(第1号)の設定についてを議題とします。
本案について、提案理由の説明を求めます。副町長。
○副町長(五十嵐順一) 議案第36号、平成19年度清水町一般会計補正予算(第1号)の設定について説明を申し上げます。
歳入歳出予算の補正につきましては、総額に歳入歳出それぞれ10,560千円を追加しまして、予算の総額を歳入歳出それぞれ6,505,560千円とするものでございます。さきほど教育委員会から行政報告をさせていただきました、清水中学校の音楽教室のアスベスト除去工事に係る補正でございます。除去工事費につきましては、10,560千円を計上しております。その財源内訳としまして、町債として一般単独事業の教育債10,000千円を予定しておりまして、残りについては財政調整基金からの繰入れで予算措置をするものでございます。
3頁をお開き願います。3頁には地方債の補正が載ってございます。地方債の補正でございますが、ただいまの説明した内容で、表の状況によりまして10,000千円の借入れをするものでございます。なお、冒頭で説明を申し上げましたので歳入歳出の個別の説明につきましては、省略をさせていただきまして、補正予算の説明に代えさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(田中勝男) これより質疑を行います。質疑ありませんか。
2番、橋本晃明議員。
○2番(橋本晃明) この補正予算として、1,000万円という非常に大きな額がぽこんと出てきているということで、これをどうやって手当てをしていくのかなという部分ですが、教育債で借りて、これはその例えば地方交付税で何割かみてもらえるというものもあったと思うのですが、そういったものを今回の場合はどうなっているのか。何割くらい措置されて、何年間で措置をされるのか。それから残りの部分というのは、当然、今年、かわりにということにならないのでしょうけれども、来年度以降の予算組みの中でその部分厳しくなってくる部分というのが出てくるということであれば、中学校のアスベストというのはどうしても除去しなければならない、必要なものが新たに出てくれば今までもっていた中でもやめてかわりにというものもやはり考え方の中では必要になってくるのではないかと思いますが、その辺の考え方をお伺いしたい。この2点についてお願いします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。総務課長。
○総務課長(荒木義春) ただいまのご質問にお答えします。
まず、地方債の関係ですけれども、一般単独事業でございますので、一般的には普通は交付税の措置はございませんが、石綿対策事業、これは特別としまして借入額の40%の交付税の参入がございます。償還につきましては、3年据え置きの15年償還になってございます。金利につきましては5%以内ということでございますけれども、今後、この議案を議決いただいた後、金融機関の入札を行って、借入先、借入率を決めていきたいと思います。
それと来年度以降の関係ですが、4年目から償還が始まってまいりますので、その分については、新たな想定をしていない部分でございましたけれども、全事業の中で見直しをしながら財政運営を図っていきたいと思っております。
○議長(田中勝男) 2番、橋本晃明議員。
○2番(橋本晃明) 3年据え置きで15年償還ということですね。先日、町のホームページに借金を適正化していくという、そういったものについて載っておりまして、その中になぜ実質公債比率が高いのかという中で、交付税措置される年数よりも支払い年数を長くみていたというのが原因のひとつだというように書かれております。この反省にたてば、3年据え置きで15年で支払っていくという部分と、実際に交付税を受けた額を一致させるということをやはりどうしてもしていかなければならない。この交付税措置された部分を一般財源化して、とりあえず急場をしのぐようなものに充てていくということになれば、今までしてきたことと同じことを財政上やってしまうということになるのではないかと心配しています。この交付税でいくらという部分が出てきた場合に、それを別立てできちんと管理するというか、そういった会計を設けるような考え方はないのか、そこをお伺いしたいと思います。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) さきほどお話をさせていただきました、15年の償還のうちの3年据え置きですから、実質は12年間で払うということになるかと思います。私の説明が少し言葉足らずでしたけれども、15年償還のうち3年据え置きということでございます。
それと交付税措置の部分で過去の大型事業で、例えば15年の交付税措置しかないにもかかわらず、それを20年あるいは18年で償還を組んだという事実もございました。今のお話のとおりの内容の事実もあったわけですが、こういう厳しい財政状況の中では、交付税の参入される期間内に地方債の償還を終えるといったような形を取っていかなければならないというふうに認識しているところでございます。交付税措置された部分については、ご案内のようにその元利償還に対して40%、今回でいえば40%措置されますけれども、これは特定財源ではなくて、あくまでも交付税は一般財源でございますので、そういった事業にかかわっての参入ということでございますけれども、扱いとしては一般財源の扱いを今後もしていくというような形になろうか思います。
○議長(田中勝男) 2番、橋本晃明議員。
○2番(橋本晃明) 形として一般財源として入ってくるという、それはわかるのですが、例えばこれは、40%と出ているから金額的にはわかるんだろうと思うんですが、その部分は必ず借金の返済に充てなければならない部分だよというところを理解したうえでないとやはりいけないと思いますので、その考え方をしっかりと持ってやるということを、どういうふうな形に表していくのかという部分だろうと思うのですが、しくみの中できちんとできればというか、年数が一致していれば大丈夫だろうと思いますので、その点を確認したかったということです。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 交付税の参入期間と償還期間は同じ期間にしていきたいというふうに思いますし、今、お話がございましたように、そういう意識を持って償還に充てていきたいというふうに思っております。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) この補正額の1,000万円強のこの工事費ということになるのでしょうが、若干お尋ねしたいと思います。
今回の音楽室の天井裏にアスベストが吹き付けてあったということで、今回、この除去作業をするという費用が1,000万円強かかっているということなんですが、面積的にみると、そう大きな面積ではないのだろうと思うのですが、1,000万円という多額な工事費がかかるということで、どういう検討をされてこの額が出てきたのか。若干調べてみますと、完全に除去する方法とそれから封じ込める方法とあるようですが、封じ込めにすると、私が調べたところでは工事費が半分くらいになるのではないかと、そんなところがありましたので、当然、うちの町の今回の工事については除去ということになるので、1,000万円ということなんでしょうけれども、この天井裏の面積は何平米なのかということと、地元にこの除去作業をする業者がいるのかどうか。管内に多くの業者がいて、その中から選んでお願いをしようとしているのか。この工事については特定科学物質等の作業主任者の管理が必要となっているようですが、この点についてしっかりした業者なのか。今後、アスベストが見つからないように願うばかりですが、今回のようにまたとんでもないところで見つかるということもなきにしもあらずと思いますので、この辺について若干考え方を含めてお尋ねさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。教育課長。
○教育課長(石黒 勉) ご質問にお答えしたいと思います。
まず、今回のアスベストの工事につきましては、完全なる除去の工事で予算計上をしております。それと音楽教室の面積でございますが、196.0平米でございます。以上です。
○議長(田中勝男) 次に、都市施設課長。
○都市施設課長(安曇達雄) ただいまご質問ございました、手法の関係でございます。手法につきましては、除去、それからお話がありました封じ込め、それと囲い込みというのもあるんですが、主には、除去、封じ込めの方法が取られるかなと思います。金額的なことで、半分くらいというお話がございましたけれども、一応試算をしてございますけれども、だいたい8掛けぐらいかなと思います。ですから、今回封じ込めを行ったと試算しましても、140・150万円の差が出てくるかなと思いますが、その程度かと思っております。
この内容の金額の関係ですが、非常に緊急であったという部分もございます。管内で事業が遂行できる3社の参考見積りをいただきました。これはあくまで参考見積りでございます。その参考見積りの中で積算をさせていただきました。金額的に大変大きくなるという部分につきまして、議員がお話のとおり、工事が複雑になってまいります。実はそういったアスベスト繊維が飛散しないようなさまざまな手当てをしなければならない。その工事場所をビニールなどで囲いをして外に出ないような飛散防止措置を取る、あるいは中に入る作業員につきましては、いってみれば宇宙服みたいなそういった服を着用いたしまして、それで作業をするというようなことで、作業につきましても非常に限られた中でするということで、長時間の作業は非常に難しくなってきます。そういった場合には休みを取ったりいろいろとするわけですが、そういう作業服等についてはその都度破棄をしなければならないと、いろんなこれは法律上そういった規制がございまして、事業費的にはかかる内容になっております。そういったことで、さきほど申し上げましたとおり、急を要するということで、管内で事業ができる3社の参考見積りをいただいて、予算を計上させていただいたということでございます。以上でございます。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) ご質問の最後のほかの施設でというお話でしたが、実は平成17年11月における臨時会で行政報告をさせていただいておりますが、ほかに町の下水終末処理場の発電機室と農業振興公社のボイラー室の一部にアスベスト材が使われております。
これらにつきましては、気中の浮遊がないのと、農業振興公社については0.14本ということで、現在は定期的に点検をしているところでございます。今後、行政報告もさせていただいておりますが、今後に不良が認められる場合には飛散しないような除去や封じ込めなどの措置を取ってまいりたいというふうに、17年11月に行政報告をさせていただいておりますが、現在のところ、定期点検で特に異状はございませんけれども、そういった事態が出た場合にはこの両施設についても今回のような何らかの措置を取らさせていただくこともあろうかと思いますので、その点についてのご説明をさせていただきます。以上でございます。
○議長(田中勝男) 1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 今、ご答弁をいただいた中で、お伺いしたところでは、管内に3社しかないということですから、私は地元の解体業者等含めてそういう資格のある業者がいるのかなと、いれば真っ先にこちらという感じなのでしょうけれども、これらを含めてお尋ねしたのですが、どうも今の感じとしては、管内の3社以外ないということであれば、地元にはそういう資格を持っている業者がいないのかなという理解をしたところですが、ないということであれば、ないということでけっこうです。
金額的にみますと8掛けという感じですと言われましたが、私が調べた感じとしては若干幅がありますけれども、1平米当たり除去であれば15,000円から35,000円、封じ込めであれば1平米当たり8,000円から15,000円というものを若干資料としてみましたので、そういうことがありましたので、もしできることであれば完全に封じ込めによって対応できるということであれば半分で済むと、そういうことができればと思ったのでお尋ねしたわけで、今言いましたように、総務課長からも答弁がありましたが、過去のあった箇所、今後の対策についても前向きな答弁をいただきましたので理解をいたします。
金額的な面を含めて、地元に業者がいないということであれば、いないということでけっこうですが、ここを明確にご答弁を願いたいと思います。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(安曇達雄) お話のとおり、町内に作業をされる資格を持っておられる方はおりません。それからもう1点、封じ込めの関係ですが、今、お話がありましたとおり、金額の若干の開きはありますが、現場の作業といいますか、中身でいいますと、封じ込めを行った場合でも、解体の時には同じ金額がかかります。そういうことになります。もう1点は、構造上で封じ込めの方法が難しいと思います。そういういろんなことを検討しまして、除去という判断をさせていただいたということでございます。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。
○議長(田中勝男) これより、討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
○議長(田中勝男) これより、議案第36号、平成19年度清水町一般会計補正予算(第1号)の設定について採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、議案第36号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) これで本日の日程は全部終了しました。
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○議長(田中勝男) 会議を閉じます。
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○議長(田中勝男) 平成19年第3回清水町議会臨時会を閉会します。
(午前11時49分閉会)