北海道清水町議会

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平成19年度予算審査特別委員会(3月14日_審査番号2)

○委員長(口田邦男)これより第2款「総務費」の審査を行いますが、この款は数課にまたがっておりますので、分割して審査を行います。
 先に、1項2目会計管理費、61頁から62頁、5目交通安全推進費、65頁から66頁、7目住民活動推進費、67頁から68頁、8目支所費、68頁から69頁、9目公平委員会費、69頁、10目固定資産評価審査委員会費、70頁、2項町税費、73頁から75頁、3項戸籍住民基本台帳費、75頁から76頁、6項監査委員費、81頁から82頁までを審査いたします。それぞれ担当課長に申し上げます。予算の中で特に説明を要する点があれば説明をお願いいたします。なお、発言する際には、予め職名を言っていただきますようお願いいたします。総務課長。

○課長(荒木義春)総務課長でございます。
 総務費数課にまたがりますので、私のほうから昨年度と比較しまして特に大きく増えたもの、減ったものについてご説明をさせていただきます。
 65頁5目、交通安全推進費でございますけれども、この中で、前年度比較945千円の減でございますが、主なものといたしまして、19節清水町生活安全推進委員会交付金で、事業の見直しによりまして減をはかったところでございます。
 続きまして、67頁7目住民活動推進費、432千円の減でございますが、主な減といたしまして東地域集会所の修繕完了に伴う施設修繕料の減、更に人舞地域振興会50周年事業の完了に伴う補助金の減が主な中身でございます。
 8目支所費、257千円の減額でございますが、主なものといたしまして公用車の消耗品の減が主な中身でございます。
 続きまして、75頁3項1目戸籍住民基本台帳費7,639千円増えておりますけれども、これは職員1名増による人件費の増でございます。なお、人件費につきましては、最終的に4月段階での人員の配置によりそれぞれの目で移動し、補正をさせていただきますが、現在この目でいきますと現状3名ですけれども、1名今年4月から休職の職員が復帰するということで1名この目で1名増やしたということで7,639千円の増になっているところでございます。
 以上、おおまかな目についての増減の説明に代えさせていただきます。よろしくご審議の程お願い申し上げます。

○委員長(口田邦男)これから質疑に入ります。質疑ありませんか。2番橋本委員。

○委員(橋本晃明)73頁の町税費の職員給料11人分で4,700万円と出ておりますが、内部的なことでグループ制になっている所だと思うんです。   税務課と総務課と。それで、機構的に将来に行政のスリム化に向けてここはやっぱり効果を出してかなければならない分野かなと思うんですが、例えば今、確定申告にかかわって受付窓口みたいな形になってる。その時に結構人が待ってる時間帯があるように見られます。予め行政をスリム化しなければならないという形があるのであれば、早くその形にしてしまって自由に忙しい部署に動けるような人をつくって応援に当たらせるというような形にできないか。例えば今の時期であれば、確定申告のほうに応援に行くというようなことをして、窓口の機能を高めるというような方法もあるのではないかと思うんですけれども、グループ制で人数が減っていく分をカバーするという部分も有効かと思いますけれども、もっと機動的なそういう方法というのもあるのではないかということを取り入れられないかと言うとちょっと変ですけれども、検討する余地はないのか伺います。

○委員長(口田邦男)税務課長。

○課長(滝口幸男)税務課長の滝口でございます。
 ただいまのグループ制の関係でございますけれども、平成18年4月から従来の町民税係と固定資産税係合わせまして6名おりますけれども、これを1つの賦課グループとして施行しております。まもなく1年経つわけでございますけれども、その中で検証してございます。やはり今、お話あったように確定申告の時期は非常に込みます。待機されている方もたくさん見受けられました。その中でグループ制の機能を発揮して、今、お話ありましたような方向に近づけたいとは思っているんですが、専門知識が必要な部門でございますから、グループ制に発令したからといって、すぐ戦力になるという形には中々難しい面もございまして、それに向けて努力をしている。今年は更に努力をしていくということで考えております。

○委員長(口田邦男)2番橋本委員。

○委員(橋本晃明)ここの部分は総務課だけの中で頑張っても、やはり人数が元々いる11人が20人になるわけではないので、全庁的な応援体制というか、そういうふうにも絡んでくるんですけれども、それはここで聞くのもあれですけども、そのようなことも必要になってくるのではないかなと思うんですけれどもいかがでしょうか。

○委員長(口田邦男)助役。

○助役(五十嵐順一)グループ制の問題につきましては、一般質問等でも職員数が減っていくという中で、どうしてもそういう道は避けて通れないということでございますので、やはり、今から施行して課題を整理しながら多くの人たちがその職務に関わる体制を作っていくというのが大事なことだと思います。特に税務課につきましては、年がら年中忙しい時期ではないかと思います。ある程度余裕のある時期もあろうかと思いますので、その段階でお互いに研修する場を設けながら、皆さんが同じような仕事ができるような仕組みをつくっていくことを進めていきたいと考えています。

○委員長(口田邦男)2番橋本委員。

○委員(橋本晃明)先程、専門的な知識が必要だという部分も伺いましたけれども、それぞれの分野で専門にやっているという部分もあると思いますけれども、役場の職員の方というのは異動していって、異動していった先ではその日からその仕事を100%やらなければならないという使命を持っていると思いますので、普段からの研修を進めたり、経験者の能力を活かしたりということで、そういう部分はやっていけるのではないかと思いますので、そのへんについても進めていけるのではないかと思いますがいかがでしょうか。

○委員長(口田邦男)助役。

○助役(五十嵐順一)今、お話ありましたように進めることはできると思いますので、ぜひ、そういうことは進めていきたいと思っております。

○委員長(口田邦男)他に質疑ございませんか。7番奥秋委員。

○委員(奥秋康子)頁数は76頁です。ここの選挙費の中に(中断)

○委員長(口田邦男)すみません。選挙費はこの次。

○委員長(口田邦男)他ありませんか。1番原委員。

○委員(原 紀夫)1番原です。1点ずつお伺いすればよろしいでしょうか。1点目ですが、63頁の自動車借上料470万円がありますが、これはどういう使用の仕方をされているものなのでしょうか。

○委員長(口田邦男)この項目も次です。

○委員(原 紀夫)不慣れで申し訳ありません。
 66頁の負担金と補助金交付金の額のほうでお尋ねいたします。清水町の生活安全推進委員会の交付金について、昨年から比べて65万円程度減額がされておりますが、このことについての理由はなんでしょうか。

○委員長(口田邦男)係長。

○係長(堀田政洋)住民活動係長堀田です。
 今の減額につきましては、昨年事業費でウインドブレーカー等の購入がありました。それを購入いたしましたので減額になっています。

○委員長(口田邦男)1番原委員。

○委員(原 紀夫)私、この部会員をしておりまして、本町において交通関係、あるいは防犯関係については非常に重要なことだろうと思っているわけでありまして、町ぐるみで交通安全、あるいは防犯活動について、より高めていく必要があると常日頃感じておりまして、全町的な活動にするためには、このへんの額を極力下げないでより活動の場を広げていくという立場から見ますと、現状にある各交通安全、防犯関係についての組織を極力フル回転できるように、そして先程言いましたように輪を広げていくという観点からいくと、現状の活動そのものは以前から見ると半減していると、半減以下ではないかという指摘が部会員の中等でもよく聞かれることでありまして、このへんの活動含めて、交通と防犯を一緒にした意味がなかなか出てこないのではないかと危惧するものでありますから、このへんについてお尋ねしておりますがよろしくお願いします。

○委員長(口田邦男)課長。

○課長(伊藤 登)今のご指摘については、昨年4月から発足したということで、一部情報等の活動含めて機能しなかった部分もございましたので、先程申しましたように今年の減額につきましては、備品等が購入しなくなったということで実績をもとに減額をさせていただきましたけれども、活動そのものについては、徐々にご指摘のように旧組織のような運動を展開していきたい、内部で努力してやっていきたいと思っております。また、ボランティア的な部分もございまして、非常に強力に感謝を申し上げているところですけれども、その部分についても助長していきたい、内部で活動について検討してまいりたいと考えております。

○委員長(口田邦男)他に質疑ございますか。9番妻鳥委員。

○委員(妻鳥公一)75頁の戸籍住民基本台帳のところですが、ちょっとこれに関連して、町民葬儀供花料に関わって、良いとか悪いとか、安いとか高いとかじゃなくて、以前町長出席されて弔辞を述べられて、供花料出されていたんですが、葬儀に対しての町の弔文ですか、ただ送られてきてやるのが、町民感情としてあまり良くないという感じがあるんですよ。町民との対話をする心を通じ合わせるためにも、ちょっと変えたらいいのではないかと思っているんですが、そこらへんのところ考えを聞かせてください。

○委員長(口田邦男)課長。

○課長(伊藤 登)今のご指摘の部分については、切り替えてから年数的にはそんなに経っていない状況の中で、ご指摘のように文面等についても見直しながらやっているわけですけれども、昨今、他の町村でも見直しするということで、その部分についての研究しながら今のご指摘に沿えるかどうかは別にしましても、公務の都合もありますので、毎回町長並びに理事者が出て行くということになると、非常に支障になる部分もございますし、冷たいということではなくて、そういう時代のすう勢だということをご理解していただきたいと思っております。

○委員長(口田邦男)9番妻鳥委員。

○委員(妻鳥公一)なんかそこらへん、これぐらいの町ですからね、理事者の方は忙しい時もあります。そうしたら、そうでない方が出て弔辞を読まれるとか、僕はあったほうがいいと思う。これは変えてからちょっとしか経ってないけれども、ぜひそういうところにやっぱり心遣いがいるのでないかなと思いますので、考えて欲しいんですが、町長どうですか。

○委員長(口田邦男)町長。

○町長(高薄 渡)見直しはしておりまして、このような結果になったわけですが、それであれば弔文も全て止めて、そのほうがむしろすっきりしていいのかなとしてるわけです。なぜこうなのかと言いますと、このぐらいの自治体だからそれをやるべきだとか、やらないべきだとか、そうならない。じゃあこれやめる時に色々調査して、5,000人以下で4,000人の町でも村でもやっていないんです。止めているんです。これは初めて我が町からスタートした状況だと聞いております。それは色々文言的なものがあったんでしょう。これをやることによりまして、全町民に葬儀ということに対しては、そういうものに対しては厳かに慶弔して敬わなければなりませんけれども、必ずや私が行けば喜ばれるんでありますが、助役が行ったり、課長が行ったりしたら値がないという声もたくさんありました。それなら止めたほうがいい、来ないほうがいいのではないかということも言われました。この問題については、町村会の中でもやっているところの町長にもお聞きしたら、もう時代のあれで、もう止めなければならないというお話も出ております。私は、町としてじゃなく私個人としては、個々に取り扱いをして、その当時に行けなくても後程お参りさせていただいて、そういうのはきちんとしております。あるいは行けない場合は事前に行って、葬儀の日じゃなくても行って取り扱いもしている。心だけは町としての町長としての役目を踏まえながら行っているわけでありますけれども、内容的には個人的な部分もあるわけです。心が伝わらないのか、それは誰のために伝わらないのか、亡くなった方へであって、形式的な同じ文面を毎回読んでいて、本当に伝わるのか、真実が伝わるのか、私はそう思っておりません。ですから、これについては町のほうでやってるところは半数以下になりました。たまたま近隣町村がやってることでありますけれども、これを見直したいと言われております。確かにそういう声はあります。それも聞いております。だけども、そういう時代ではないわけでありまして、私としましては、弔文というよりも、今、指示をしているのは、電報であればお金かかりますから、電報と同じように一緒に読み上げていただくように簡素化して、今、結婚式もそうでございますけれども、そういうふうにしてきている時代に、それは堅苦しいものを必要としないのではないかということで考えております。なお、これは義理があるもので、全町でやるということで名前を売って町長として行くわけでありますけれども、公職選挙法の恐れがあることにもなるんです。私清水町長高薄渡と持っていって読むことが、そういうことも考慮に入れながら前回は定例議会でもそうやってお話させていただいてるんです。今、そういう町としての対応に配慮さがないのではないかというお話でございましたけれども、決してそういう意味ではなくて、取りやめた時にも苦しい気持ちも色々あったわけでありますけれども、やはり時代と共に、あるいはこれにさける時間というものが非常にかかるわけでございまして、ましてや今は国民保護法といいますか、個人情報の問題もあります。どこどこで生まれて、どこどこで誰と誰でというものを知ってる人だけなら良いんですけれども、知らないどういう方が会場に来てるのかわかりません。そういうことによりまして、それを町が自ら漏らしていくということになりますので、そのことも踏まえてこのような状況になったわけです。今、町内会でもおそらくだんだんそのことが減ってると思いますけれども、戸籍の形ではあまりやらないようにということになっておりますけれども、町がやるとなれば必ずやそういうところも生まれてくるものですから、それもひとつの理由の原因にもなろうかと思います。

○委員長(口田邦男)他に質疑ございませんか。3番西山委員。

○委員(西山輝和)67頁の住民活動推進費で、13目の地域集会所管理業務委託料は、どのへんぐらいまで管理業務をやっているかご説明ください。

○委員長(口田邦男)係長。

○係長(堀田政洋)ただいまのご質問につきましては、会館を使っている町内会に管理委託しているわけですが、使用の受付、それと軽微な営繕、それと清掃の業務に携わっていただいております。

○委員長(口田邦男)3番西山委員。

○委員(西山輝和)ちょっとよくわからないので、もう一度。

○委員長(口田邦男)係長。

○係長(堀田政洋)それぞれに集会所を使っている町内会の集まりで、管理委員会というものをつくっていただいております。そこに、管理人という形で置いていただいて、会館の使用等につきまして携わっていただいているところでございます。

○委員長(口田邦男)課長。

○課長(伊藤 登)今、係長のほうから内容については、一般的な業務内容についてはご説明したとおりですけども、委託料を払っている会館数は4か所、清水3か所、御影1か所ということで、月々20,000円を支払っておりまして、12か月分の4か所で960,000円の算定となったところでございます。

○委員長(口田邦男)ほかに質疑ございますか。11番荒木委員。

○委員(荒木篤司)ちょっとわからないので委員長に伺うんですけど、予算編成の考え方についてちょっと伺いたいんですが、ここで聞けるかどうか教えてください。

○委員長(口田邦男)質問に対して荒木委員にお尋ねいたします。今の質問は執行側に対してですか。

○委員(荒木篤司)課に対してです。

○委員長(口田邦男)各課に対してですか。

○委員長(口田邦男)協議の結果よろしいと。

○委員(荒木篤司)それでは許可をいただきましたので、予算編成で、今年は去年から見ると1億少々減額しているということですが、全体的に見ますと前もちょっと申し上げましたけれども、清水町の経常収支比率が平成7年度で92.1%ですね。これが、平成16年度で93.4%ですね。この編成の仕方というのはどういうふうに考えていますか。

○委員長(口田邦男)課長。

○課長(荒木義春)ちょっと質問の主旨とお答えが合うかどうか。経常収支比率は、予算編成で経常収支比率が出るという仕組みではないわけで、色々決算で出てくるわけですけれども、経常収支比率が高いというのは、ご質問のとおり2005年の財政状況では92.1%といったような数字は事実でございます。これについては、分母が減ってくると、収入が減ってきて、それに対して経常支出が増えていくという中で、この率が上がっていくわけですけれども、これを通常な形に戻していくために、色んな行革に取り組みながらやっているわけですけれども、簡単に次年度にすぐ効果が上がるかということにはなっておりませんけれども、改善に向けて努力をしていきたいと考えているところでございます。

○委員長(口田邦男)11番荒木委員。

○委員(荒木篤司)標準財政規模のこの経常収支比率というのはどうなっているんですか。

○委員長(口田邦男)係長。

○係長(山本 司)経常収支比率を出すうえで、分母となるのは標準財政規模となってございまして、標準財政規模というのは、地方税プラス普通交付税プラス地方譲与税というものが標準財政規模の構成要素でございます。先程課長が申しましたように、その分母である標準財政規模というのは、交付税の減少によりまして、年々小さくなっているのが現状でございます。分母が小さくなってきますので、経常的な経費であります分子の縮小も、予算編成の中で考えながら進んでございますけれども、最終的には先程申しましたように、決算の段階で分母と分子が確定するわけですので、そこでそれぞれの年度の決算における経常収支比率というものが明らかになってくるということでございます。

○委員長(口田邦男)11番荒木委員。

○委員(荒木篤司)今、お二人から決算で決定するんだという話を聞きましたけれども、推計はできるんじゃないですか。予算編成の段階で例えば、2007年度の予算編成でこういう予算を組めば、おおよそこういうような数字になるというような推計できるんじゃないですか。違いますか。

○委員長(口田邦男)係長。

○係長(山本 司)推計は予算編成の段階での推計というものは私共のほうでしてございます。ただ、予算編成の段階での推計というのは、分母である税、交付税、譲与税、例えば予算ベースでの分母の集計と、分子のほうについても予算編成段階での経常的な経費の推計ということで、決算であれば当然分母も分子も確定数値ですから特に分子のほうでいう経常的な歳出につきましては、執行残がございますので小さくなりますけれども、今の段階では予算ベースの段階ではどうしても決算ベースから比較しますと収支比率的には高くなります。仮にしての試算でございますけれども、19年度の当初予算ベースでの推計ということで93.5%程度を推計値として私共のほうでは押さえております。

○委員長(口田邦男)11番荒木委員。

○委員(荒木篤司)分母がどんどん小さくなっていくわけですから、当然頭が大きくなってくるというのはわかりますが、しかし、1にどんどん近づいているというのはわかります。しかし、こういう予算を組んで、本当に住民生活が役立つ予算を組むことができるのかとすごく疑問に思うんですよね。事情はよくわかりますけれども、ここのところ毎年92~3%の経常収支比率だと、これも基金を繰入れての話ですよね。そうですよね。

○委員長(口田邦男)係長。

○係長(山本 司)基金の繰入れは当然今年の予算ではしてますけれども、経常収支比率の分母の収入にはその基金の繰入れというのは臨時的経費ですので、経常収支比率を出すうえでは分母には基金からの繰入金というのは入ってません。あくまでも経常的な一般財源収入ということなものですから、先程申しましたように税と交付税と地方譲与税というものが分母となってございますので、基金を繰入れたから経常収支比率が上がるとか下がるとかということではございません。それと、先程お話ございましたように、経常的な経費という中には、当然町民生活の関係する分の費用で毎年支出しなければならないという部分での経費は扶助費等ですけれども、経常収支比率の分子となる経費の大きな部分を占めてございます。

○委員長(口田邦男)11番荒木委員。

○委員(荒木篤司)そうすると、今年の予算の64億9,400万円のこの中には基金は入ってるんですか。

○委員長(口田邦男)係長。

○係長(山本 司)予算総額の中に基金は当然入ってございます。

○委員長(口田邦男)11番荒木委員。

○委員(荒木篤司)そうすると、支出の内訳の中には当然入ってますよね。この64億いくらというのは、分母になるんじゃないですか。この場合の経常収支比率の数値を出す時の分母にならないんですか。

○委員長(口田邦男)係長。

○係長(山本 司)予算総額は64億9,500万円ですけれども、その内分母になるのが経常的な一般財源なものですから、地方税と普通交付税と地方譲与税、それを足したものが算定上の分母でございます。だから、先程申しましたように、基金繰入金等は臨時的な一般財源ですので、そのものは控除されます。そうすると分母的にはだいたい50億程度になろうかと思います。

○委員長(口田邦男)11番荒木委員。

○委員(荒木篤司)よくわかりません。何でこういうことを聞くかといいますと、今、国会に自治体再生法というのが提案されてて、20年4月から施行ということになってますよね。この法律はまだ審議中なんですけれども、この法律の中身は当然ご存知かと思いますけれどもいかがでしょう。

○委員長(口田邦男)係長。

○係長(山本 司)中身は今、国会で審議中ですけれども、情報としてはいただいておりますので中身は承知してございます。

○委員長(口田邦男)11番荒木委員。

○委員(荒木篤司)夕張市のような破綻になる前に、健全計画を出せというようなことで、国から指導を受けるということになってくるのかなと思いますけれども、こういうような状況の中で、清水町は再建団体に指定されないまでもこの法律の網に引っかかるということは十分考えられるのではないかと思うんですけどいかがでしょうか。

○委員長(口田邦男)課長。

○課長(荒木義春)今、財政係長からお話させていただいたように、現在、自治体再建法案が国会で審議されているというのは承知しておりますけれども、ここで言ってるのは、公債比率が高い自治体について再建計画的なものを出さすということで、財政再建団体を指導していくといったようなことになっていると思います。清水町の実質公債比率は、平成17年度で18.9%、決して低くはないと思いますけれどもそのような数字でございます。この数字を今後このまま続いていくと、そういうような計画の作成もこのとおりいくとしていかなくてはならなくなるのではというような認識ではいるところでございます。

○委員長(口田邦男)11番荒木委員。

○委員(荒木篤司)結局こういう状況の中で、予算編成のあり方として、分母がどんどん小さくなる部分もわかりますし、従って、当然分子の部分をそのままにしておけば、この割合がどんどん増えるというのは当たり前ですよね。今、経常収支比率が93%前後だということは、逆に言えば予算編成の中で色々配慮というか、政策的に使えるお金というのは極めて限られているということですよね。政策的というか、もっと言えば日常的にと言いますか現在あるものを維持していくとか、修理するとか、そういうこともできない状況だということですよね。昨日、一昨日の一般質問の中でも、そういうものを整理選択して、残すものは残す、なくすものはなくすということをきちんとやって進めなければならないのではないかと言われていましたけれども、この部分をもっと引き下げるというか、経常収支比率の割合を下げて、もう少し住民の生活に使用できるというか、予算を組めるような状況にしていかなければどうしようもない状況でないのかなと思っているんですけど、これは担当としてはどうしようもないことなのかと思うんですけれども、このままいって仮に自治体の再生法の対象になるということになった時に、どういう状況になると課として考えていますか。

○委員長(口田邦男)課長。

○課長(荒木義春)決してただ見てるだけではなくて、経常収支比率を下げるために、支出の部分で言えば人件費ですとか、扶助費、公債費、これらが占める部分が高いということで比率が上がるわけでございますけれども、公債費につきましても繰上償還をしたり、更に、人件費につきましても独自削減をしたり取り組んでおります。昨日の一般質問でも町長が答弁しておりますけれども、この人件費につきましても更に切れ込んだ形での方法を考えていきたいというようなことで、経常収支比率を下げて、その他に使える財源を確保していくような方策も今後も努力していきたいと思っているところであります。

○委員長(口田邦男)ほかに質疑ございますか。5番中島委員。

○委員(中島里司)68頁、13番の委託料なんですが、これは地域集会所管理、使用形態として全て無料なのかということをお聞きします。

○委員長(口田邦男)係長。

○係長(堀田政洋)全て無料で使っていただいております。

○委員長(口田邦男)5番中島委員。

○委員(中島里司)使用については無料で、地域からエリアの中の町内から負担金とか、そういうものも徴収していないということでしょうか。

○委員長(口田邦男)係長。

○係長(堀田政洋)それにつきましては、先程も申しましたように一つの地域集会所ありますが、そこを使っているところの町内会が何町内会が集まって、管理運営委員会をつくった中で、使用頻度に応じて管理運営委員会の中で各町内会から徴収してるということは聞いております。

○委員長(口田邦男)5番中島委員。

○委員(中島里司)要するに、関連する集会所のエリアの町内会で運営委員会、当初からあったよね。その中で、運営委員会がその負担金というか使用頻度に応じて、それを運営委員会が集めてることなのかな。

○委員長(口田邦男)係長。

○係長(堀田政洋)うちの例を出して恐縮なんですが、うちの北地域集会所使っている町内会、新栄町内会なんですが、そこででも北星、新栄、北星団地等の集まりで、毎年使用頻度に応じてということで私、聞いております。負担金をその中で集めてやりくりしていると、この委託料とは別にということで。

○委員長(口田邦男)5番中島委員。

○委員(中島里司)今、町内会から負担を運営委員会で集めているとすれば、その運営委員会はそのお金を何に使っているのかな。それは委員じゃないからわからないと言われればそれまでなんだけど。私聞きたかったのは、何らかの形でその地域から負担をしてもらっていれば、町に入ってこないでそこでお金を自由に使っていいという、自由に使うものって何があるのかなと。そういうことで、集めているのが良いとか悪いとか言ってるのではなくて、何らかの費用負担があって、私は建設当時、町内会長やっていて、その当時は無償だったんだけど、たまたま地域集会の目的外に使った場合どうするかという話があって、有料にするべきだとか何とかっていう話があった記憶があったものだから、何故かと言ったら、この財源内訳に何もないから、町内会で何らかの形でお金出していれば、この委託料に対して費用になってないのかなという疑問を持ったものだから質問したんです。これ、財源内訳に本来載るべきものでないのかなということで聞いてましたので答弁してください。

○委員長(口田邦男)課長。

○課長(伊藤 登)大変、答弁がまずい部分もございました。4つの会館があるんですけれども、その中身については、その集会所で委託金だけでやってる部分と、足りない部分というのは燃料費とかそういう部分だと思います。水道料については町費で支出してますので、消耗品等、小さなことで言えばトイレットペーパーだとか、そういう形で使用頻度で負担していただいてることもあろうかと思います。ちなみに、その町内会によってはかなり使用頻度が違うということで、会館の管理運営委員会のきまりで、そういう形で負担していただいてるという部分も確かにあろうかと思います。原則的には、町の考えとしては、委託料だけで管理運営していただきたいというのが基本でございますので、ご理解をいただきたいと思いますし、使用頻度によってどうしても足りなくなる部分、自分たちで使った部分というのは自己負担の部分でありますので、燃料費等については負担していただける状況かなと思っております。

○委員長(口田邦男)5番中島委員。

○委員(中島里司)正しいのかどうかちょっとわかりませんけれども、ひとつの方法としてそういうやり方をやっているのかなというのは、一定の理解はできるんだけれども、その運営委員会そのものに町内会というのは町民の中での負担ですよね。それについて運営委員会に、町が離れてる部分だから委託料を払って、あとは委託の中でやってください。かかるものはあなた方が使った状況でお互い応分で負担しなさいと、使用料に近いことになってしまうという気がするんだけれども、その運営委員会がきちんと運営してるのかどうかというものは、それに対して会計の報告義務は町サイドには持ってるのか。監督監視するという意味じゃないよ。町の施設をこのようにお借りして、それを地域の人たちがこういうふうに運営しましたと。町内会からこういうふうに集めてこういうふうに運営してこれだけ残金があります。残金はあってもなくてもいいんだけれども、そういう町の施設なんだから、使いっぱなしじゃなくて一定の把握をしておく必要があるようにも思えるんだけれどもそれはどう思いますか。

○委員長(口田邦男)課長。

○課長(伊藤 登)おっしゃるとおり、確かに内訳等決算等については押さえておく必要性はあると思っております。年度当初に委託契約を結ばさせていただいて支払いをしている状況の中ですので、そういうことが出てきて不思議ではないと思っておりますし、そのへんについては、委託料と残った金額等の部分についてもはっきりして、次年度の委託料に繁栄できるような状況をつくっていくのが当然かと思ってますので、そのへんについても1年間かけて検討させていただきたいと思っております。

○委員長(口田邦男)5番中島委員。

○委員(中島里司)僕が今聞いたこと勘違いしてる。決して委託料にカバーさせると言ってるんじゃない。しっかりした運営委員会を運営しているというチェックをしてくれと、やっぱり町として町の施設なんだから、その程度のことは報告してくださいよと。残金があろうがなかろうが、今、課長が言ったように残金があれば町の委託費のほうにそれだけあるならそれだけ削るから運営委員会でみてくださいと言ったのではないんだよ。それは、町内会から集めて運営の努力結果で残金が出たら、それは運営委員会で今年はこれだけあるから各町内会の負担を減らそうというのは、それは運営委員会でやればいいこと。ただ、私は運営委員会がちゃんと意にそった形で町の施設を借りながらこうしてますよという報告があればそれでいいということで、決して町民に対して負担をかけてくれということを言ってるんじゃなくて、そのへんを勘違いしないでもらいたい。委託料は委託料、運営努力は運営努力として評価して、ちゃんと運営委員会は町の施設をルールに則って使わせてもらってますよという報告というか、そういうものは把握されたほうがいいんじゃないでしょうかということを言ってる。

○委員長(口田邦男)課長。

○課長(伊藤 登)失礼いたしました。管理運営については、月々の人数、使った部屋、そういう報告は毎月受けております。管理運営についてはそういうものについては金額は別にしてもそういう把握はしております。大変失礼いたしました。

○委員長(口田邦男)ほかに質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(口田邦男)質疑なしと認めます。
 これで、総務費の内、会計管理費、交通安全推進費、住民活動推進費、支所費、公平委員会費、固定資産評価審査委員会費、町税費、戸籍住民基本台帳費、監査委員費の質疑を終わります。