平成19年第9回定例会(12月18日_日程第10)
○議長(田中勝男) 日程第10、議案第85号、高齢者等の生活支援・生きがい活動支援事業条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
提出者より提案理由の説明を求めます。保健福祉課長。
○保健福祉課長(伊藤 登) 議案第85号、高齢者等の生活支援・生きがい活動支援事業条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を申し上げます。例規集では3,241頁からでございます。
改正理由につきましては、サービス開始当時の平成14年から利用料を改正せずに経過してまいりました。昨年、社会福祉協議会で実施している清水町通所介護事業所のデイサービスにおける食材料費が350円から500円に改正されました。これに伴い差額分150円について、10円未満を切り捨てて、100円を上乗せして、1,100円に改正することによる条例の一部を改正するものです。同じく給食サービス利用料につきましても1回につき1食600円の弁当を400円で配食していますが、昨今の燃料等の高騰及び他町村の状況も踏まえたなかで100円値上げして500円に改正するものです。条例改正の内容につきましては、議案説明資料5頁・6頁の別表第3条関係として記載をされております。
附則として、この条例は平成20年4月1日から施行します。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(田中勝男) これより質疑を行います。質疑ありませんか。
9番、妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) さきほどと同じように、この2つの値上げについて、利用状況がどうなっているのかということを、17年・18年で教えていただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(伊藤 登) 生きがい活動支援事業でございますが、平成17年度は実人数が12名、延べ利用人数が309名、延べ利用日数は200日でございます。平成18年度につきましては実人数が13名、延べ利用人数が465名、延べ利用日数は257日でございます。
次に、在宅福祉サービス、いわゆるお弁当の関係ですが、平成17年度は実人員49名、実施回数155回、延べ利用食は4,365食です。平成18年度は実人員48名、実施回数153回、延べ利用食は4,295食となっております。
○議長(田中勝男) 9番、妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) 利用状況はほとんど変わっていないので、今年もそうだろうと思うんですが、私はやはり気になるわけです。大変、利用されている方はありがたいと言っております。こういう介護以前の人達の状況というのは、これは利用状況はいいわけですから、こういうものをしっかり守っていくというのが福祉だろうと思います。お年寄りの関係で、福祉関係ではこれで終わりたいと思いますので、町長のさきほどのお話で、今も出ましたけれども、近隣町村の状況というもので判断するんだというのではなくて、この人達の状況で判断すると、それが本当の福祉の心だと思うんです。福祉関係の議案、これで終わりですが、ここらへんのところについて、単にどこがどうだという問題ではないと思うので、福祉について町長の考え方についてお聞かせ願いたいと思います。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) いろいろと3件ほど出ておりますが、すべて福祉にかかわるものといえば、私も料金の改定というのは非常に迷ったところでございます。ただ、ここに至るまでの経過といたしましては、飛びぬけて私の町が財政が潤沢であれば、これはもう考えなければならないことだと思いますが、近郊といいますか、管内的に調べても、決して今まで高額なものではなかったと、むしろ弁当でしたら600円のものを出しているわけでして、100円うちのほうで持ち出しをしている、今まで150円持ち出ししている、そういう状況でした。
こういう方々はどの段階でいきましても、心身の低下だとか、要介護に一歩入る前とかいうことで、極めて社会的生活を制限されるということでは、本当に我々としても重きを出さなければと思っております。次々と介護保険の改正に伴いまして、それぞれやらざるを得ない状況にあるわけですが、今般、このような状況にさせていただいて、そして今後のなかで他のほうも福祉対策としてやっていく手があるかと思いますが、財政状況を見ながら、次の改定のときには、単なる3年に一度の改定ということではなくて、標準的な形で現在していますので、次のときに十分に考慮していかなければならないものだと、こういうふうに思っておりますし、すべてが本当はかからないほうがいいわけですが、そういうふうにはならない当町の事情もございますので、受益者負担をしていただいて、そのなかで料金ではなくて、心のサービスといいましょうか、そういう面で携わる方々に徹底していくようにしたいとこのように思いますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
11番、荒木篤司議員。
○11番(荒木篤司) 今回の改正、それはいいんですけれども、この条例のなかで4項目ですか、事業の種類は4つありますよね、今回改正をするのは給食サービスと生きがいデイサービスの利用料を100円ずつアップするということですね。これ例えば3の除雪サービスがありますよね、これなんかは誰がどういう判断でここの家はやる、ここの家はサービスをしないという判断を下しているんですか。そこからお聞きします。
○議長(田中勝男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(伊藤 登) 大変申し訳ありませんけれども、今、3とおっしゃいましたけれども、除雪サービスですか。はい、この判断については、除雪については概ね20センチ以上降った場合ということで、出動を要請するということになっております。あとは利用者の申込み等々によって判断をしているわけですが、その場合はうちの介護の担当が出向いたなかで相談を受けながらやっているということと、あとは独居とかいろいろいますから、その方の安否の確認だとかを含めて一緒に判断をしながら、提供をしているという状況でございます。各地区にいる民生委員の方々にもお世話になりながら判断をしております。
○議長(田中勝男) 11番、荒木篤司議員。
○11番(荒木篤司) 今の話ですが、ちょっと具体的に話します。除雪サービスをするかしないかという判断を民生委員の方々にお願いをしているというお話をでしたよね。これを見ますと、施行規則でいろいろ決まっていますよね。例えば除雪ですと1親等以内の親族が同地域にいるのかいないのかということで、話されるわけですけれども、課長が説明された民生委員の方、全員かどうかわかりませんけれども、民生委員の方でここのところが間違った考え方をしている方が多々見受けられる。わかりやすくいえば、私の叔母が同じ地域に住んでいます。今、実質ひとり暮らしです。機械で除雪できる状況じゃないです。民生委員が来て、僕は甥っ子ですよね、甥っ子が近くにいるから、あなたは該当しませんよと言ったという話ですね。いろいろ工夫して世話にならないで除雪できる体制はつくってはいますけれども、そういうことが別なところでも聞きました。そのへん、せっかくそういう制度をつくっているんですから、きちんと適応ができるように、指導をしていくべきではないかと思います。そのなかで今回値上げということですので、このことは別ですが、給食と生きがいデイサービスですね、そのへんを先にきちんとするということが前提だと思いますが、どうでしょうか。
○議長(田中勝男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(伊藤 登) その部分については内部できちんと統一をしながら、民生委員の会議等できちんとした要綱を示して判断をしていただくということも含めて検討をしていきたいと思います。不公平にならないような形の中で実施をしてまいりたいとこのように思っております。以上でございます。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。
○議長(田中勝男) これより討論を行います。討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
○議長(田中勝男) これより、議案第85号、高齢者等の生活支援・生きがい活動支援事業条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、挙手願います。
(賛成者挙手)
○議長(田中勝男) 挙手多数です。
よって、議案第85号は原案のとおり可決されました。