平成20年第1回臨時会(1月31日)
○議長(田中勝男) 平成20年第1回清水町議会臨時会を開会します。本日の会議を開きます。
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○議長(田中勝男) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は会議規則第119条の規定により議長において
4番 口田 邦男 議員
5番 中島 里司 議員
6番 森田 慎治 議員 を指名いたします。
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○議長(田中勝男) 日程第2、会期決定についてを議題といたします。
おはかりします。本臨時会の会期は本日1日にしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、会期は本日1日と決定いたしました。
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○議長(田中勝男) 日程第3、諸般の報告を行います。事務局長。
(事務局長朗読)
○議長(田中勝男) これで諸般の報告を終わります。
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○議長(田中勝男) 日程第4、行政報告を行います。
町長から行政報告の申し出がありました。
これを許可いたします。町長。
○町長(高薄 渡) 第1回清水町議会臨時会におきましての行政報告をさせていただきたいと思います。
公的資金補償金免除繰上償還に係る行政の簡素化に関する計画について、ご報告申し上げます。
平成19年度公的資金補償金免除繰上償還等実施要綱に基づき、財務省及び総務省と協議を進めておりました行政の簡素化等に関する計画(財政健全化計画及び公営企業経営健全化計画)について、本町の行財政改革に相当程度資するものであり、かつ、当該計画の円滑な実施のため地方債の金利に係る負担の軽減が必要であると認められ、平成19年12月21日付けで財務大臣から、さらに平成19年12月22日付けで総務大臣から承認されました。
この計画に基づき、平成19年度から平成21年度までの3か年で高金利の公的資金について繰上償還等を実施してまいります。
一般会計分につきましては、年利5.0%以上の地方債の繰上償還を実施し、財政の健全化を図ってまいります。
特別会計分につきましては、年利5.0%以上の地方債のうち、資本費の要件を満たすものについて、低金利の地方債へ借換えを行い、経営の健全化に努めてまいります。
なお、承認された財政健全化計画及び公営企業経営健全化計画につきましては、別添のとおりであります。
以上、公的資金補償金免除繰上償還に係る行政の簡素化に関する計画についての行政報告といたします。
次に、雪印乳業株式会社清水工場の閉鎖につきまして、ご報告申し上げます。
雪印乳業株式会社清水工場につきましては、昭和30年に粉ミルクの製造を主体として操業を開始し、昭和53年には集乳量の増加に伴い現工場が建設されました。その後平成3年には同社の経営方針等の転換もあり、粉ミルクは大樹工場へ一元化され、全農委託工場として明治乳業や本州方面への生乳出荷工場として、清水・新得地域から集乳し、現在まで操業を続けてまいりました。
この度、平成19年12月19日に配乳権をもつホクレン農業協同組合連合会より、現在雪印乳業株式会社清水工場へ配乳している生乳については、平成20年3月末をもって出荷を停止し、新たに操業する明治乳業株式会社十勝工場(芽室町)へ出荷先を変更するとの一方的な説明を受け了解を求められましたが、町といたしましては、出荷先を変更するならば早い時期に相談すべきであったとのことから、反対の意向を表明しましたが理解が得られず、平成20年1月22日にホクレンより同内容の文書が届き、誠に遺憾であると考えております。
また、雪印乳業株式会社からも、配乳が受けられず生乳の入荷が停止されることにより、清水工場の操業が出来なくなるため、取締役会において工場を閉鎖せざるを得ないとの判断がなされ、建物・施設等につきましても30年が経過し老朽化が激しく、防犯上の観点からも取り壊す予定である旨の説明が平成19年12月27日にあり、その後平成20年1月22日には正式文書により説明を受けたところであります。
本町といたしましては、過去2回、町を挙げて存続運動を展開した経過もあり、今回の工場閉鎖に至る経緯につきましても簡単には了解できるものではありませんが、全道規模の枠組みの中で決定された事項であり、コスト面においても地元生産者にも有利であるとの説明を受けたことから、非常に残念ではありますが、やむを得ないとの判断をしたところであります。
なお、雪印乳業での新たな事業展開につきましては、現在のところ考えられないとのことでありますが、検討していただくよう要請していく所存であります。
以上、雪印乳業株式会社清水工場の閉鎖についての行政報告といたします。
次に、障害福祉サービス費の不正請求額の返還について、ご報告申し上げます。
特定非営利活動法人障害者家族地域生活支援事業所フリーダム十勝における、障害福祉サービス費の不正請求につきましては、平成19年第8回臨時会において、関係する市町村とともに返還を求めてまいる旨の行政報告を行ったところです。
その後、平成20年1月21日に十勝保健福祉事務所を通じて、返還が確定した10市町村全ての不正請求分の返還計画が示されたところであります。
本町に対する返還額は、先に報告した1,495,810円から利用者に返還される額を差し引いた1,469,609円であり、返還納付時期は2月・4月・5月の分割方式により、平成19年度の出納整理期間中に全額が返還される予定であります。
返還に伴って生ずる国・道の負担分の返還につきましては、平成19年度障害者自立支援法給付費等国庫負担(補助)金の実績報告時に相殺されることになり、新たな歳出は生じなくなります。
なお、障害者自立支援法に基づく加算金につきましては、返還を求める金額のうち、平成18年4月1日以降の自立支援給付に係る438,171円に100分の40を乗じて得た額である175,268円を請求することが可能でありますが、この対象となる7市町村すべてが加算額を含めて返還請求すると法人の財務上、返還額に不足が生じることが明らかになりました。
このため、本町といたしましては、フリーダム十勝が本年4月の事業停止まで経費節減などの努力をしても加算額の支払いのめどが立たないこととともに、受け皿法人となる「てぃんくる」が引継ぐ負担を軽くして利用者や家族の不安を取り除くこと等を考慮し、北海道の指定事業サービスに関係する帯広・音更・幕別・本別・足寄・中札内の6市町村とともに100分の40の加算額は請求しないことといたしました。
また、受け皿法人となる「てぃんくる」からは、
1、2月中をめどに現在いる職員の雇用継続のための意向調査や面談を計画している。
2、現在の利用者や家族に不安や不便をかけないよう速やかな4月1日からの移行を計画している。
との報告を受けております。
以上、障害福祉サービス費の不正請求額の返還についての行政報告といたします。
○議長(田中勝男) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可いたします。質疑はありませんか。
6番、森田慎治議員。
○6番(森田慎治) 雪印乳業株式会社清水工場閉鎖の件でございますけれども、冒頭に出ております、最終的にホクレンの廃止、配乳権によってとうたわれておりますけれども、その配乳権でお尋ねしますが、西部4町の配乳はどうなっているのか、おわかりでしたらお答えいただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) 正確ではないですが、聞き及んでいる状況では、西部4町につきましては、清水・新得につきましては、あくまでも現在の清水雪印工場ですね、鹿追についてはよつ葉、芽室についてもよつ葉と、そういうふうに伺っております。今度はこの変更によりまして、清水・新得はもちろんですが、芽室も明治乳業へ行きます。そして、士幌方面からも明治乳業に、よつ葉にいっている一部分が芽室工場にいくのではないかとこのように伺っているところであります。これは正式ではありませんが、概要ですがそういう状況です。芽室だけははっきり今度の芽室工場だということでございます。
○議長(田中勝男) 6番、森田慎治議員。
○6番(森田慎治) 町民のなかでも過去からいろんな疑問があったんですが、ここで議論をする問題ではないですが、最終的にホクレンに全体の配乳権というものがあるわけですが、いろいろな合理化のなかで配乳権があり、もともと清水が、雪印、その後は明治と、清水はかなり配乳権がいろいろな形で変わってきているわけです。最終的に明治に一本化していくという形になっていくような形になったわけですが、これが過去の過程のなかで非常に疑問があるんだと思う。結果的にそれが最終的に今回はホクレンの配乳権の権限によって一方的に結果的にこういう形になったと受け止めるわけでございますが、これが清水の酪農家にとって、果たしていいのかどうかということが、非常に疑問なところがあります。工場の閉鎖と併せて思いますが、そのへんについてどのようにお考えであるか、ちょっとお伺いをいたします。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 当町の生産量の60%、取扱高あそこは93,000トンですか、取扱いをしておりまして、そのうち50,000トンが雪印、40,000トンが明治という、雪印というものが本州にいくわけですが、そういう状況にあるわけでございます。当町としましては、この説明を受けたときに、生産者がどうなるのかということを案じたわけであります。
その結果、生産者については、輸送コストを含めて、あるいは今後予想される、このままもし続けられるとなった場合に、厚生労働省の検査等が非常に厳しくなってきたと、セキュリティーの問題も含めて製造過程の問題点も規制が強くなってきたと、このクーラーステーションといわれる部分について、改善策を求められていくということになりまして、数億円規模の金額がかかっていくというお話でした。当然、生産者がその負担がそれがかぶるような状況になっては困るということから、現時点での明治乳業へ搬送をすることによりまして、コスト減になるということで、十勝全体で約2億円のコスト減になるという説明を受けたところでございます。
なお、加えて、他の管内にもそういったステーションを持っています。これも設備投資ができないということから、閉鎖をせざるを得ないと、本町だけではないんだと、こういうことの説明を受けたわけですが、今後、そういうことをしていくにあたっては、相当この消費者の安全安心ですね、これが強く求められてくるというようなことから、新たな中標津の雪印のチーズ工場をはじめ、3つの工場が芽室と同じように稼動をしていくことになります。そこへ集中的に配乳していくんだと、こういうことで全道規模で何十億になるのかわかりませんけれども、そういうことでコスト減を図って生産者への配慮をしていくんだというお話をいただいたところであります。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 公的資金の償還金免除繰上償還の部分についてお尋ねします。9月の議会の際に私が町長にお尋ねした経緯がありまして、その際に、一般会計では9,000万円、特別会計、上水道関係については、約5%以上については、20億程度あるというふうにご答弁をいただいておりましたが、このなかで16億7,000万円の分について、対象として、今回この償還の措置に総務省、あるいは財務大臣の承認を受けて行うということで、私としては大変厳しい財政のなかで、2億4,000万円近い利子が軽減されるということは、誠にいい策だなと感じているわけです。
そこで、その際にこの償還金、繰上償還をすることによって、3年後にこの制限があるという話をされておりましたが、この措置をすることによって、新たな起債を起こせなくなるということが言われておりましたが、このことが今回の償還ではクリアをされてこういう措置を取られたのか、あるいはどちらかというとメリットがこちらにあると、借りることができなくても、そういうメリットがあるという判断をされてこういう措置を取るということなのか、このへんをお尋ねします。
それと新たな地方交付税関係について、どのような形になるかはわかりませんが、私どもの町が管内で一番大きく削減をされた地方交付税、これに今回の措置が影響をされるということがないのかどうか、どういう判断をされたのか、このへんをお尋ねします。
3か年計画全体を含めて、緊急の3か年計画もありますが、これらについてどういう影響を与えるというふうに見ているのか、このへんについてお尋ねします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。総務課長。
○総務課長(荒木義春) ご質問にお答えします。
1点目の繰上償還による起債の制限を受けるのかどうかというご質問ですが、同じ事業で起債を起こすということはできません。よく中身を検討させていただきましたけれども、今後、同事業で起債を起こすということの可能性が非常に少ないということを判断いたしまして、今回この繰上償還をさせていただくことにしたわけでございます。
地方交付税の関係ですが、一昨年、起債の繰上償還によって、その影響が行革効果として薄められて、その結果に交付税が大幅に減額されたわけですが、今回の繰上償還については、さきほど行政報告でもありましたように、本年から3か年の制度にのっとった繰上償還ですので、これによって交付税の影響があるということはないわけでございます。
3点目の緊急3か年計画への関係でございますが、これにつきましては、この繰上償還を見込んで計画を立てさせていただいてございますので、この繰上償還によって、今後の財政負担の軽減を見込んだ内容となってございますので、そのへんのご理解をお願いしたいと思います。
○議長(田中勝男) 1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) わかりました。全体の21億円近い、一般会計・特別会計含めて5%以上の該当する部分ですね、若干4億円くらいあるのかなと思いますが、これらについては今回のなかで資本費の要件を満たしていないという判断をされたのか、また今後はそのことによって、起債を起こせないということがあって、その部分については手をつけていないのか、このへんについてはいかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 都市施設課参事。
○都市施設課参事(佐藤正敏) 公営企業債の要件なんですが、5%以上の残債については、これについては公共下水道と集落排水が対象になります。要件としまして、下水道、集落排水の基準があるんですが、それは158円ですね、うちの下水道の資本費が396円ですから、集落排水が268円ですので、これについて5%の適用になるというふうになります。それと年利6%の残債については、上水道だけが基準になりまして、上水道の基準が88円に対して、清水町のあれが91円ですので、これについて6%以上のということで、残債について基準となっております。簡易水道事業については、7%以上の残債ということで、基準が実質公債費比率15%以上、経常収支比率が85%以上、財政力指数が0.5以下の公営企業会計の会計債については、簡易水道については該当するものですから、それについては7%基準がありまして、要は資本費基準の要件によりまして、今回、それに基づいて繰上償還ということで考えたところであります。
○議長(田中勝男) 1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 私、そういう細かいことをお尋ねしているのではなくて、私は素人ですから、全体的に簡単な言い方をしますと、4億程度、5%以上を対象とする額があると、この部分については、できるんだろうけれどもしていないということになっているのか、そのできない理由が私が言いましたように、今後、起債をする予定があるので、そちらには手をつけていないというのか、どうなんですかというお尋ねですので、もう一度答弁をお願いします。
○議長(田中勝男) 都市施設課参事。
○都市施設課参事(佐藤正敏) 休憩をお願いします。
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○議長(田中勝男) 休憩いたします。 (午前10時36分)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。 (午前10時37分)
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○議長(田中勝男) 答弁を求めます。都市施設課長。
○都市施設課長(安曇達雄) お時間をいただきまして、申し訳ございませんでした。今のご質問ですけれども、残る4億円の部分について今後どうするのかと、なぜそれが落ちたんだというご質問に要約されるのかなと思いますが、簡単に言いますと、要件が整っていないということで、今回全体から落ちたということで、今後につきましても、要件が整う見込みがございませんので、この部分においては、また借換えをしていくということは起きてはこないだろうと考えております。以上です。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
11番、荒木篤司議員。
○11番(荒木篤司) 雪印の工場閉鎖について、お聞きしたいと思います。昭和30年操業開始ということですから、50年以上の歴史をもっている工場が閉鎖されるということで、集乳施設になって、当然、今日があるということは想像されてきたわけでありまして、その集乳施設に変わった段階から、また更に工場として操業してもらえるような、相手との、ホクレンなのか雪印なのかわからないですけれども、そういう話をしてきたことがあるのかどうかとちょっと思ったんですよね。そういう話があったら教えてほしいということと、現在、清水工場という名前ですが、これは大樹工場のひとつの枠組みに入っているものではなかったのかなと、清水工場として独立していたんでしょうか。だとすれば、従業員が何人かいて、そうやっていたのかなと思うんですね。そのへん、ちょっと教えていただきたいと思います。今回の閉鎖によって、その人達も配置換えをされて、清水からいなくなるということですから、清水の経済に与える影響はあったのだろうと思います。
これは極めて細かく書いてあって、わかりやすく書いてあるんですが、向こうから一方的に言われたから、やむを得ないんだという思いがにじみ出ていて、別な形でもっと存続を、雪印の補助施設としてでなくても、雪印の傘下のひとつの工場として、何か操業をしてほしいというようなことについて、話をこれから要請をしていくというようなことですけれども、考えてみたことがあるのかどうか。結局は清水の町の基幹ですよね、農業と農産工業の町とうたっているわけですから、それがひとつずつ消えていくということは、まちづくりの基幹がひとつずつ消えていくというような感じがするんですよね。もっと、一生懸命取り組んでいるということを町民に伝えられる報告にしていただきたかったんですけれども、そのへんは取り組んでいなかったのかどうかを含めて、教えてください。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) まず第1点目の会社とのいろいろな交渉あるいは要請とかそういうのをしていたのかどうかということだと思うんです。集乳工場としてなった時点から、本社へ出向いてやっておりました。やっておりましたが、雪印がご案内のように、おおかたは知っていると思いますが、2000年に大樹工場における粉ミルクの、他の工場における偽装的な表示問題がありました。これによりまして、雪印がパニック状況になったことはご存知だと思います。したがって、以前の雪印から変わりまして、再建をしていくということで、会社が分割をされました。この雪印本体そのものは、全農が握ることになったわけです。当然、ホクレンも株主として入ることになり、発言権も全部あると、雪印本来の従来からの発足時からの根底が崩れたのはご存知だと思います。当然、牛乳生産もメグミルクという形で、雪印牛乳がメグミルクに変わったのもご存知だと思います。
そのなかで再建をしなければならないということで、投資的なものを抑制してきたということ、それから工場がすべて古くなってきているので、改善策が求められているというようなことがありまして、私どもは要請活動をずっとしてきたんですが、この事件以来、この問題については向こう側として体力的にできないということになりました。一時期は平成14年のときには、将来的に大樹工場をチーズ工場の専用工場として、粉ミルクの部分については、清水工場へまた再開できるような体制づくりをしていきたいというようなお話もあったんですが、その後、会社の分割等々いろいろ含めまして、現在に至ったわけであります。
大樹工場の傘下ではなくて、あくまでも清水工場として今日まで来ました。ただし、工場長は併任となっております。あくまでも全農の委託工場ということで、ホクレンとなってきますが、雪印が委託を受けて製造を、いわゆる集乳の事業を展開してきたとこういう状況です。なお、職員につきましては、雪印大樹工場から派遣の正職員が1名、その他にOBといわれる退職した方、もともと清水工場で働いて大樹工場に行った、その人達が戻ってきてOBになられた方が4名ほどおります。1日中ではなくて時間でやっております。更にパートで清掃関係で女性の方が4名等々で、全部で11名体制で行われてきているというのが現状です。
そういったことから、雪印が新たに事業を展開できないのかということ、これは前から北海道の雪印のところ、あるいは東京の会社を訪問して、拡充、新たなことができないかということはお願いしてきているんですが、そういう状況が生まれなくて、今日に至ってしまったということであります。明治製菓工場の一部を借用して、出張所を開設してバター製造を始めたのが昭和8年ですから、それがクローバー乳業になって、雪印乳業との合併によって、雪印となったのが昭和30年となります。そういうことから清水町から私どもも幼い頃からの工場でございましたし、なんとか存続をできないものかということで、話し合いをしたのでありますが、いかんせん、配乳権を持つホクレン、これが出荷を停止して、今度は新たな明治乳業にいかざるを得ないということになったんです。
そこで私としましては、なぜ明治乳業ができるのは、もう数年前からのことですから、その当時で、配乳は、原料はどうするんだということを、ホクレンでも考えて明治乳業と調整、協議がされているだろうと、なぜそれを早くに話ができないものかと詰め寄ったのですが、これが今の一部上場企業の雪印でございます。そういうことから明治乳業もそうですが、確約しないなかで起きるということは、取引の関係で経済影響が大きくなるということで、社のなかでも外に出さない、そういうなかで協議を詰めてきたという経過もお伺いしました。ホクレンもそのことについては、当初からそういう考えはなかったと、けれども全道の生産者コストを下げていく、生乳10円ほしいところを7円いくらで納めざるを得ないという状況、そういう状況から飼料高など考えてみても、生産者に負担を大きくするわけにはいかないということから、全道のそういう集荷体制について検討したということでございました。
いずれにしても、私としては当然、農産工業の町といわれるなかからこういうものが消えるということは残念で遺憾であるんですが、一方ではホクレンというなかでエタノール工場というものも建設の運びになってきているわけでして、これも農産物を活用したものですし、それを実証実験から流通関係にいくまでには増設を考えていくということもお話をされておりますので、やむを得ないという状況かなと、雪印がそういう状況ですから、体力ができる状況になった時点、なる予想、そのなかで何か新しいものを雪印として考えを持てないかどうか、あるいは町民と協力をしたものができないかどうか、そういうことを雪印のほうに持っていって、いろいろと協議を進めて運動展開をしたいと思っております。
○議長(田中勝男) 11番、荒木篤司議員。
○11番(荒木篤司) 経過について、詳しく説明をしていただきましたが、問題は、配乳権を持っているホクレンと、それを受ける雪印という関係がありますよね。ですから、今回、その配乳権を持っているホクレンが明治乳業に清水地域ですか、清水の雪印の地域は明治に配乳するんだということが直接の原因ですよね。閉鎖することについて。最近の詳しい数字はちょっとわかりませんが、十勝管内において清水の酪農家の方々が搾られている牛乳が生産量の10分の1ぐらいですか、それぐらいを生産しているんですよね。ということは、その6万トンか7万トンぐらいですか、とにかくそのぐらい生産しているところで、工場がないというのは珍しいところなんだろうなと思うんです。結局、清水町の町民の意向とか、行政の願いとは別なところで、配乳権がどんどん変わるものですから、工場が成り立たなくなっているんだろうなと思います。
それはそれでしかたないとして、町長、雪印がバターも粉ミルクもつくらないとしてしかたない、その後ね、何か雪印がやっている、事業展開していますよね、そういう事業をぜひこの工場跡で展開できるような運動をしていくべきではないかなと思うんですが、そのことについては、いかが考えていますか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) ご答弁します。さきほども申し上げましたように、雪印としては体力的に難しいということはさきほども話しましたが、しかし他のもので何か利用できるようなものがあれば、そういう考え方を今すぐではなくて、長年かけてでもいいから、そういう考え方をもてないかどうかということを東京でその要請をしていきたいと思っております。また、雪印本体だけではなくて、雪印が株を持っているいろいろな会社があると思いますが、その関連するものが望めないかどうか、あらゆる方向性を探りながら、雪印とも話し合いを進めていかなければならないと思います。
ホクレンといっても、これを決定していくのは、十勝酪農対策協議会、あるいは全道酪農対策協議会という、そういうところから固まってきているわけでして、あくまでもその対策のメンバーは、当然、生産者になっていくわけでありますから、そういう積み重ねが出てきて、そういう話を早くしていれば、雪印のほうとしても対応もできたのではないかということもお話させていただいております。そういうことで、今後、どういう方向になるのかわかりませんが、運動はしていきたいとこのように思っております。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで行政報告は終わりました。
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○議長(田中勝男) 日程第5、議案第1号、専決処分の承認を求めることについてを議題といたします。
本案について、提案理由の説明を求めます。副町長。
○副町長(五十嵐順一) それでは、議案第1号、専決処分の承認を求めることについての説明を申し上げたいと思います。
内容としましては、さきほどの諸般の報告で、平成19年11月5日発生の公用車の事故による損害賠償の額の専決処分について報告をさせていただいたところでございます。
それに伴います、平成19年度清水町上水道事業会計補正予算(第4号)を平成19年12月19日付で専決処分させていただいたものでございます。
補正の内容につきましては、収益的収入及び支出の補正でございまして、それぞれ既定額に98千円を追加しまして、収入総額を128,098千円、支出総額を123,135千円とするものでございます。支出につきましては、事故賠償金として98千円を追加しまして、歳入では共済金として全額の98千円を追加する内容となっているところでございます。そのことから個別の説明については省略をさせていただきたいと思います。
なお、事故の内容につきましては、有明公園の駐車場に駐車中の相手車両に当方の公用車がバックで発進した際に確認が不十分であったために接触を起こした物損事故でございます。今回、このような対応を取らせていただきましたのは、地方自治法180条におきまして、議会からの委任によりまして、交通事故にかかる1件50万円以下の損害賠償の額の決定につきましては、町長が委任を受けて専決処分をすることができるということがありましたので、諸般の報告で報告をさせていただきましたが、補正予算にかかわりましては、この委任がございませんので、改めまして専決処分をさせていただきまして、今回、報告をさせていただいたということでございます。以上、説明に代えさせていただきます。
○議長(田中勝男) これより質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
○議長(田中勝男) これより、議案第1号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
おはかりします。本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、議案第1号は、承認することに決定されました。
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○議長(田中勝男) ここで休憩いたします。 (午前10時58分)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。 (午前11時15分)
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○議長(田中勝男) 日程第6、議案第2号、清水町保育所条例の一部を改正する条例の制定について、議案第3号、清水町へき地保育所条例の一部を改正する条例の制定について、以上2件を一括議題とします。
本案について、提案理由の一括説明を求めます。保健福祉課参事。
○保健福祉課参事(佐藤典隆) 議案第2号、清水町保育所条例の一部を改正する条例の制定について、議案第3号、清水町へき地保育所条例の一部を改正する条例の制定についてをご説明をいたします。
保育所条例につきましては、例規集第2巻2,151頁から、へき地保育所条例につきましては、例規集の第2巻2,201頁から掲載されてございます。
初めに、最近の保育所保育料及びへき地保育所保育料の改正経過につきましては、平成16年4月に清水町行財政改革推進計画に基づいて国の基準に沿うように階層区分を17階層区分から13階層区分に変更し、保育料額の一部改正を行ってございます。更に、平成19年4月からは、公共料金の3年ごとの見直しにより、保育所保育料の改正を行い、階層区分を現行の13階層区分から10階層区分に変更をし、保育料額も一部改正を行ってございます。また、へき地保育所保育料につきましても、定額から国の基準に合わせて、前年度の所得税課税額に基づく階層区分を導入して、へき地保育料額の一部改正を行ってございます。それに基づいて、現在の保育料を決定しているところです。
次に、保育料等の改正理由についてご説明いたします。平成19年4月から常設保育所及びへき地保育所等の保育料の改定を行ったところですが、平成19年1月から実施しました所得税等の定率減税の廃止及び所得税の税源移譲、住民税等への税源移譲なんですが、改正に基づき、国の保育所徴収金、いわゆる保育料なんですが、基準額表が平成20年度から改正されることになりましたので、町の保育料基準額表も国に準じて改正を行うものであります。
改正内容としましては、前年度の所得税課税額による保育所保育料の算定部分の4階層から10階層区分、へき地保育所保育料4階層から7階層区分の定義のなかの所得税課税額の改正を行うもので、保育料額そのものが現行のまま変更はございません。また、国の基準額表では、定率減税の廃止に伴う増税額分を保育料に影響しないように設定がされておりますので、今回の改正では所得税の税源移譲による減税にかかわる部分のみの見直しを行い、国に準じて行うものでございます。このことによって、清水町保育所条例の第7条関係の別表1及び清水町へき地保育所条例の第6条関係別表の所得税課税額の区分を改正するという内容でございます。
次に、別資料なんですが、保育料基準額表の改正に関する資料をご覧いただきたいと思います。資料1の1及び資料1の2は国の基準額表と町の常設保育所及びへき地保育所基準額表の比較を行った表でございます。
資料1の1をご覧ください。上段が改正前の表で、左側が国の基準額表となっています。右側の表が現行の町の基準でございます。この表は平成19年4月の保育料改正時のそれぞれの基準額表でございまして、階層区分は国が7階層、町が10階層と、町のほうが細分化しています。
基本的に国に準じて基準額を決定しております。保育料については、国と比較して約半分程度の設定となってございます。下の表が今回改正しようとする表でありまして、1階層区分の生活保護世帯と2階層・3階層区分は住民税が課税されているか・いないかの区分ですので、今回は変更はございません。今回の所得税等の改正に伴う国の基準額表が改正されましたので、町の基準額表を国に準じて、保育料額は改定をせずに、黒く網掛けしている部分、4階層から10階層区分の基準額を改正するものであります。また、へき地保育所にかかわる資料1の2なんですが、これも同様でございます。
次に、資料2をご覧いただきたいのですが、平成19年11月現在の入所児童264名を階層区分ごとに概算の保育料額、へき地保育所も含めてですが、算定した表でございます。黒く網掛けしている部分が今回の改正内容にかかわる部分で、その左側が現行の表となっています。
今回の改正により、保護者の階層区分がどのように変わって、保育料額にどのように影響するのか試算をしました。表の左側の階層区分、4階層をご覧いただきたいのですが、定義のなかの上段、30,000円未満と書いてあります。これが従前の改正前の基準額でございます。下の網掛けしている改正19,000円未満と書いてありますが、今回改正する内容でございます。その隣に1子、2子とありますが、同一世帯で保育所に入所している子供が2人いるという場合には、2人目が半額になるという表でございます。隣が現行の保育料額です。3歳未満児、3歳以上児となっております。その隣が19年度入所児童数、3歳未満児が1子については6人、3歳以上児が26名となっていまして、その隣のほうですが、今回改正する網掛けしている部分、今回改正しますと、3歳未満児が6名、3歳以上児が28名と、2名の方が増えてございます。これは現行5階層の家庭の方が4階層に一つ繰り下がったという内容でございます。
そのような表の見方なんですが、それによりまして、改正後の全体の保育料影響額、一番下の表なんですが、その年額、黒く枠で囲っている全体の年額なんですが、税制改定前53,211,000円、税制改定後51,657,000円となりまして、1,554,000円の減となる見込みでございます。
次に資料の3の1をご覧ください。この表は年収が同じ場合の所得税課税額と階層区分がどう変わるかを比較した表でございます。左側の表が改正前で、右側の網掛けされている部分が今回改正をした場合の表となっています。どちらも算定条件は右の欄に書いてありますが、夫婦2人、子供2人、社会保険料控除額25万円、所得控除額が177万円として所得税額を算出してございます。
このことによりまして、下の欄ですが、1、仮に前年度の年収が300万円の家庭では、改正前の区分は4階層であったが、改正後も4階層区分で変更はございません。2、前年度の年収が400万円の家庭では、改正前の区分は6階層であったが、改正後も5階層区分に繰り下がることになるという内容です。つまり前年度の年収3,780,000円から4,003,000円までの家庭の方は区分が6階層から5階層に一つ下がった方がいるとそういうことでございます。3、前年度の年収が500万円の家庭では、改正前の区分は7階層であったが、改正後は6階層区分に一つ下がってございます。4、前年度の年収が700万円の家庭では、改正前の区分は9階層であったが、改正後は8階層に一つ繰り下がるという内容の表でございます。
したがって、改正後の保護者の保育料負担額としまして、収入に変化がなければ、大半の方はほぼ同額か、一部の方で階層が下がり、保育料が下がる方がいらっしゃるというような表でございます。
附則としまして、この条例は平成20年4月1日から施行する。
以上で、議案第2号及び第3号の説明とします。よろしくご審議のほどお願いいたします。
○議長(田中勝男) これより一括して質疑を行います。
質疑はありませんか。1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 1点だけちょっとお尋ねします。
今、説明をいただきましたが、この保育料の額そのものについてはまったく手をつけずに、定義のほうのランクですか、これについて変えたと、そのことについてお話を聞いているなかでは、おおむね保育料が上がるという人よりも、収入が極端に上がれば別でしょうけれども、下がるほうが多いのかなという感じを受けたのですが、おおまかな押さえかたとしてはそのように理解してよろしいのでしょうか。金額的に年間の収入が極端に多くならなければ、そう変わりないと、親御さんのほうから大量に苦情が出るとか、そういうことはまったく想像していないのか。そこらへんについてお尋ねいたします。
○議長(田中勝男) 保健福祉課参事。
○保健福祉課参事(佐藤典隆) さきほどもお話しましたが、今回の改正によりまして、一部の方で下がる方がいらっしゃいます。大半の方はほぼ階層は変わらない。上がる方はまったくいないと考えています。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
9番、妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) これは所得税の税源移譲の部分が入っているんだろうと思うんですね。それでこういう改正が行われたということだろうと思います。所得税の関係がここで説明されていないと思うんですが、保育料改定だけ出てきたんですが、そこらへんちょっともう少し説明をしてほしいことと、今、一部上がるといったところの一部の部分がどこらへんなのか...(途中中断)
○議長(田中勝男) 一部下がる、です。
○9番(妻鳥公一) 上がるというのは...(途中中断)
○議長(田中勝男) ないです。
○9番(妻鳥公一) そこらへんの所得税との関係がどのようになっているのかということを教えてください。
○議長(田中勝男) 保健福祉課参事。
○保健福祉課参事(佐藤典隆) 19年の1月から所得税等の改正が行われました。ひとつは定率減税の廃止ですね、それと税源移譲の関係です。今回は本来であれば、従前と同じような保育料をいただくということになりますと、例えば定率減税の廃止によって、いわゆる増税されますよね、その部分も含めて、更に税源移譲されて住民税に移行されましたので、所得税額が約半分くらいになると、そういうことの減税分、それぞれ含めて保育料を改定しますと、従前と同じような保育料になります。定率減税の廃止の部分につきましては、保護者の方に影響しない、定率減税廃止に伴う増税部分は配慮をして、保育料に影響しないようにしようという国の考え方があると思っています。それに沿うような形で、町も沿っていきたい。今回、影響する部分は所得税の税源移譲にかかる減税部分のみを考慮して今回の基準額表を改定したいと、それに伴いまして、さきほど言いましたように、増える方はいません。増税に伴い増える方はいない、各階層で一部下がる方がいらっしゃると、それは所得税の減税にかかわっての内容です。以上です。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。
○議長(田中勝男) これより一括して討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) これより、議案第2号、清水町保育所条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。
(賛成者挙手)
○議長(田中勝男) 挙手多数です。
よって、議案第2号は、原案のとおり可決されました。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) これより、議案第3号、清水町へき地保育所条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。
(賛成者挙手)
○議長(田中勝男) 挙手多数です。
よって、議案第3号は、原案のとおり可決されました。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) 日程第7、議案第4号、平成19年度清水町一般会計補正予算(第9号)の設定について、議案第5号、平成19年度清水町介護保険特別会計補正予算(第4号)の設定について、議案第6号、平成19年度清水町公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)の設定について、議案第7号、平成19年度清水町集落排水事業特別会計補正予算(第5号)の設定について、議案第8号、平成19年度清水町上水道事業会計補正予算(第5号)の設定について、以上5件を一括議題とします。
本案について、提案理由の一括説明を求めます。副町長。
○副町長(五十嵐順一) それでは、議案第4号、平成19年度清水町一般会計補正予算(第9号)の設定から説明を申し上げます。
一般会計補正予算につきましては、歳入歳出予算の補正でございますが、既定額から歳入歳出それぞれ145千円を減額しまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6,996,060千円とするものでございます。
歳入から説明しますので、9頁をお開き願います。
18款1項1目1節の財政調整基金繰入金につきましては、本補正予算につきまして、歳出減となりましたので、歳入調整額として145千円を減額するものでございます。
10頁、歳出にまいります。3款1項3目28節の介護保険特別会計繰出金473千円の追加、6款1項10目28節集落排水事業特別会計繰出金208千円の減額、12頁の8款4項3目28節の公共下水道事業特別会計繰出金410千円の減額につきましては、それぞれ特別会計、補正予算のほうで説明をさせていただきたいと思います。
債務負担行為の補正について説明をさせていただきますので、3頁をお開き願いたいと思います。
第2表の債務負担行為の補正でございます。これまで清水町体育館、清水町農業研修会館及び屋外体育施設の管理につきまして、臨時職員と農業研修会館の管理補助員で対応しておりましたけれども、平成20年4月1日からこの業務を直営方式から委託方式に切り替えることとするために、今年度に業者選定の契約事務を生じることから、委託金額の限度額を3,800千円以内として追加するものでございます。以上で、一般会計補正予算(第9号)の説明とさせていただきます。
次に、議案第6号、平成19年度清水町介護保険特別会計補正予算(第4号)の設定について、説明を申し上げたいと思います。
歳入歳出予算の補正につきましては、既定額に歳入歳出それぞれ945千円を追加しまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ738,727千円とするものでございます。
補正の内容につきましては、介護保険料の激変緩和措置が継続されること及び20年度から制度化されます療養病床再編にかかる転換支援措置ができたこと、更には後期高齢者医療制度の創設に伴う介護保険事務システム、コンピューターのシステムですが、その改修にかかる経費の追加でございます。国の補助金が2分の1ありまして、本町ではシステム改修に945千円を予定しておりまして、委託料に追加し、歳入では補助金472千円を追加して、残り473千円を一般会計から繰入金で対応するものでございます。そのような内容になってございますので、個別の説明については省略をさせていただきまして、介護保険特別会計補正予算の説明に代えさせていただきます。
次に、議案第6号に入りますが、議案第6号、議案第7号、議案第8号につきましては、補正内容に関連がございますので、一括説明をさせていただきたいと思います。これにつきましては、さきほど行政報告をさせていただきましたけれども、12月定例議会におきまして、公的資金補償金免除繰上制度による、借換債発行に伴う補正予算を議決いただきました。その後、関係庁との協議をしてきたところですが、このたびその内示を受けましたので、変更の予算を今回提案させていただくものでございます。
変更の内容につきましては、当初、すべて民間の資金による借換債を予定しておりましたけれども、公庫資金の借換えにつきましては、公営企業債により借換えすることが認められましたので、更には一部については、本年の9月まで借換えの延期がされたということでございます。
それでは、議案第6号、平成19年度清水町公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)の設定について説明を申し上げたいと思います。
歳入歳出予算の補正につきましては、既定額から歳入歳出それぞれ112,210千円を減額しまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ866,390千円とするものでございます。
公共下水道事業の借換債につきましては、当初16件、523,850千円の繰上償還を3月末に予定しておりましたけれども、内示ではそのうち12件、411,842千円が認められました。そのうち、公営企業債分として、111,500千円の借換債が認められたところでございます。残る4件につきましては、9月に繰り延べとなったところでございます。
歳入から説明しますので、8頁をご覧いただきたいと思います。
4款1項1目1節の一般会計繰入金につきましては、本補正予算の財源を一般会計繰入金を減額して調整するものでございます。
次に、6款1項1目1節の3、借換債につきましては、9月に繰り延べされた分と公営企業債にまわる分について減額するものでございます。
4の公営企業借換債につきましては、新たに細節をおこして追加するものでございます。
次の頁、歳出ですが、3款1項1目23節の長期債元金償還については、内示額によるところの減額でございます。
次に2目23節の長期債利子償還金につきましては、借換えの一部を9月に繰り延べ、更には公営企業債については、公庫資金償還と同時期に借換えをするために必要なくなったことから減額するものでございます。
次に、地方債の補正について説明します。3頁をお開きいただきたいと思います。第2表の地方債の補正でございます。公営企業借換債111,500千円を追加しまして、借換債につきましては公営企業借換債と9月延期分を除く299,900千円に変更するものでございます。以上で、公共下水道事業特別会計補正予算の説明とさせていただきます。
次に、議案第7号、平成19年度清水町集落排水事業特別会計補正予算(第5号)の設定について、説明を申し上げます。
歳入歳出予算の補正につきましては、既定額から歳入歳出それぞれ8,308千円を減額しまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ102,741千円とするものでございます。集落排水事業に係る借換債につきましては、当初5件、36,307千円の繰上償還を3月末で予定をしておりましたけれども、今回3件分、28,031千円が内示され、すべて公営企業債の借換えとなったものでございます。残る2件分につきましては、9月に延期となったところでございます。
8頁、3款1項1目1節一般会計繰入金につきましては、本補正予算の財源を一般会計繰入金を減額して調整するものでございます。
次に、5款1項1目1節2の借換債につきましては、予定分すべてが公営企業借換債に変更したことから、更には一部繰延べになることから、減額するものでございます。3の公営企業借換債は内示3件分につきまして、新たに細節を起こして追加するものでございます。
次の頁、歳出の2款1項1目23節の長期債元金償還につきましては、内示額による減額であります。
2目23節の長期債利子償還につきましては、借換えの一部9月繰延べと公営企業債に変わったことによる減額でございます。
地方債の補正について説明しますので、3頁をお開き願います。
第2表、地方債の補正でございます。公営企業債27,900千円を追加しまして、借換債については廃止するものでございます。以上で、集落排水事業特別会計補正予算の説明とさせていただきます。
最後に、議案第8号、平成19年度清水町上水道事業会計補正予算(第5号)の設定について、ご説明申し上げます。
上水道事業につきましては11件、363,005千円の予定どおり内示を得ましたけれども、そのうち5件分、124,030千円は公営企業借換債となったことから補正を行うものであります。
第2表の収益的収入及び支出につきましては、支出の既定額から112千円を減額して、総額を123,023千円とするものでございます。
第3条の企業債の補正につきましては、公営企業借換債124,300千円を追加しまして、次の頁の借換債では、その分を減額するものでございます。
最後の頁の収益的支出につきましては、公営企業借換債に変わった分の繰上償還方法の変更に伴いまして、企業債の利息を減額するものでございます。以上で、上水道事業会計補正予算の説明とさせていただきます。
よろしくご審議のほどお願いいたします。
○議長(田中勝男) これより一括して質疑を行います。
質疑ありませんか。5番、加来良明議員。
○5番(加来良明) 議案第4号の一般会計補正予算の債務負担行為、来年度の清水町体育館等管理業務3,800千円の補正の議案が提案されておりますが、これは今まで研修会館に管理人としていた人の代わりに外部に委託するということでしょうか。詳しく説明をお願いします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。教育課長。
○教育課長(石黒 勉) ただいまの質問にお答えしたいというふうに思います。冒頭、副町長より債務負担行為補正についての説明をしたところでございますが、現状では体育館の臨時職員1名と農業研修会館管理補助員で、体育館と農業研修会館、それと柔道場等の管理の清掃業務等をやっているわけでありますが、20年度からそこの管理清掃部分について民間に委託をしたいという考え方によりまして、当然、4月1日スタートとなりますので、3月に入札等行為が発生するので、今回、債務負担の補正を出したところでございます。
○議長(田中勝男) 副町長。
○副町長(五十嵐順一) 今、質問があったとおりで、管理人と補助員の臨時職員がおりますけれども、3月いっぱいで退職をするということになりましたので、それに代わりまして業務委託をしていきたいということでございます。
○議長(田中勝男) 8番、加来良明議員。
○8番(加来良明) 外部に委託していくということなんですが、来年、例えばフロイデを廃止すると職員3人がこちらに役所に戻ってくるようになると思うんですが、その人件費の削減とか、給与削減とかというのをこれから予算で審議していくと、3月の定例議会でしていくと思うんですが、その人員の適した配置というか、直営でやったほうが総額的には経費削減になるのではないかと思いますが、そういうところとの兼ね合わせで、この人員管理というのはどういうふうに考えているのでしょうか。
○議長(田中勝男) 副町長。
○副町長(五十嵐順一) フロイデ温泉、確かに職員が内部に異動されることになります。従来からも内部の退職不補充で来ておりますので、その穴埋めをしていかなければならないという問題もありまして、退職されます臨時職員の後釜に補充するということは難しいと考えております。
従来、臨時職員と嘱託補助員で年間4,100,000円強かかっております。今回、その分につきましては、民間委託することによりまして、3,800,000円以内という形で設定をさせていただいて、民間にさせていただこうと考えているところでございます。
○議長(田中勝男) 8番、加来良明議員。
○8番(加来良明) 数十万円が削減できるということは理解ができますが、総体的に緊急の行革プランとかで取り組んでいると、行政報告でもありますように、借換えなどいろいろ節減をしているなかで、もっと積極的に人件費の適正な配置ということを、節減をもっと真剣に考えてほしいと思います。これからの予算にも反映してやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 副町長。
○副町長(五十嵐順一) 職員全体でのバランスでということもありますので、どうしても退職補充をして、更にはこの分について重点的にやっていかなければならないということもございますので、全体的な配置のなかでは3名がフロイデから来ますけれども、内部で対応をせざるを得ないのかなと考えております。当然、今、お話があったようなことについては、これからそういうこともあるかと思いますが、十分に配慮をしていきたいと思います。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。
○議長(田中勝男) これより一括して討論を行います。
討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) これより、議案第4号、平成19年度清水町一般会計補正予算(第9号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。
(賛成者挙手)
○議長(田中勝男) 挙手多数です。
よって、議案第4号は、原案のとおり可決されました。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) これより、議案第5号、平成19年度清水町介護保険特別会計補正予算(第4号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。
(賛成者挙手)
○議長(田中勝男) 挙手多数です。
よって、議案第5号は、原案のとおり可決されました。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) これより、議案第6号、平成19年度清水町公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。
(賛成者挙手)
○議長(田中勝男) 挙手多数です。
よって、議案第6号は、原案のとおり可決されました。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) これより、議案第7号、平成19年度清水町集落排水事業特別会計補正予算(第5号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。
(賛成者挙手)
○議長(田中勝男) 挙手多数です。
よって、議案第7号は、原案のとおり可決されました。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) これより、議案第8号、平成19年度清水町上水道事業会計補正予算(第5号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は挙手願います。
(賛成者挙手)
○議長(田中勝男) 挙手多数です。
よって、議案第8号は、原案のとおり可決されました。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) 日程第8、特別委員会の設置についてを議題といたします。
おはかりします。
しみず温泉施設の売却状況等について調査するため、議長を除く12人の議員による、「しみず温泉施設売却等に関する調査特別委員会」を設置し、これに付託し、閉会中も調査する継続調査とすることにしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、しみず温泉の売却状況等について調査するため、議長を除く12人の議員による、「しみず温泉施設売却等に関する調査特別委員会」を設置し、これに付託し、閉会中も調査する継続調査とすることに決定しました。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) これで、本日の日程は全部終了しました。
会議を閉じます。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) 平成20年第1回清水町議会臨時会を閉会いたします。
(午前11時58分 閉会)