平成20年第2回定例会(3月10日_日程第7)
○議長(田中勝男) 日程第7、議案第15号、清水町後期高齢者医療に関する条例の制定について、議案第18号、非常勤職員の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例の制定について、議案第22号、乳幼児医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第23号、重度心身障害者及びひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第25号、清水町介護保険条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第28号、平成20年度清水町一般会計予算の設定について、議案第29号、平成20年度清水町国民健康保険特別会計予算の設定について、議案第30号、平成20年度清水町後期高齢者医療保険特別会計予算の設定について、議案第31号、平成20年度清水町老人保健特別会計予算の設定について、議案第32号、平成20年度清水町介護保険特別会計予算の設定について、議案第33号、平成20年度清水町公共下水道事業特別会計予算の設定について、議案第34号、平成20年度清水町集落排水事業特別会計予算の設定について、議案第35号、平成20年度清水町簡易水道事業特別会計予算の設定について、議案第36号、平成20年度清水町上水道事業会計予算の設定について、以上、14件を一括議題とします。
提案者より提案理由の一括説明を求めます。副町長。
○副町長(五十嵐順一) それでは平成20年度予算案のご審議をお願いするにあたりまして、その概要をご説明申し上げたいと思います。
最初に、予算書の記載方法を少し変えましたので、その説明をさせていただきたいと思います。予算書の構成につきましては、歳入・歳出とも款及び項ごとにまとめまして記載させていただいております。
予算書の48頁をご覧いただきたいと思いますが、48頁には議会費の歳出の予算が載っております。歳出の説明欄におきまして、目を構成する事業ごとに節の内容をより詳しく記載をしております。1目議会費ですと、右の説明欄に議会費職員人件費それから議会議員人件費とそれから議会議員経費、それと議会事務費の3つの事業ごとに節の内容を標記してございます。このような構成に全部がなっております。また、頁につきましては、各会計ごとに1頁から表記するようにしてございます。
それではお手元に予算に関する資料と、平成20年度清水町全会計当初予算案説明資料を配付させていただきましたので、まずは予算に関する資料の1頁をお開き願いたいと思います。説明につきましては、配付の説明資料に沿って申し上げていきたいと思います。
平成20年度の一般会計、7特別会計及び1企業会計の予算総額は、10,062,600千円。対前年比10.9%の減になったところでございます。
主な特別会計の内容につきましては、国民健康保険特別会計では、医療制度改革に伴う老人保健医療費拠出金の減などから、前年度対比223,000千円の減と大幅な減額でございます。
後期高齢者医療保険特別会計の新設では、広域連合が保険者となって実施する保険料や広域連合への納付金などを計上してございます。
老人保健特別会計につきましては、医療制度改革に伴う後期高齢者医療保険特別会計の設置に伴いまして、平成20年3月の診療分の医療費の計上となるために、大幅な減額でございます。介護保険特別会計につきましては、対前年比49,200千円の増でありますが、グループホームや小規模多機能型居宅介護施設等の地域密着型サービス利用給付の増などによるものでございます。
公共下水道事業特別会計235,300千円、集落排水事業特別会計43,500千円の増でございますが、いずれも公的資金補償金免除繰上償還及び借換債発行に伴う増でございます。
簡易水道事業特別会計は56,000千円の減でありますが、中熊牛地区の営農用水整備事業の完了に伴う減でございます。
上水道事業会計においては、企業債償還利子の減などによりまして8,900千円の減でございます。
次に、一般会計の概要について説明申し上げます。
予算に関する資料2頁をご覧いただきたいと思います。
平成20年度一般会計予算総額は6,598,000千円と、平成14年度以降7年ぶりの対前年比103,000千円、1.6%の増額予算となったところでございます。ただし、JA十勝清水町が事業主体となり実施する地域バイオマス活用事業(有機肥料及び堆肥製造施設建設事業分)などの国庫補助金及び道補助金の間接補助経費分395,928千円を除いた平年ベースとの比較では6,202,072千円の予算総額となり、対前年比292,928千円の4.5%のマイナス予算で財政健全化を優先した予算編成を行ったところでございます。
依然として、公債費や国営土地改良事業の償還額が大きく、基金の取り崩しによる厳しい財政運営が続いていることから、行財政健全化実行プランの第二次3か年計画に基づき行財政改革を進め、人件費の独自削減等で163,000千円や温泉施設の廃止による23,000千円の削減、更には補助金の見直しなど総額で196,000千円を圧縮したところでございます。
また、歳入では清水町土地開発公社の解散による清算金166,000千円を見込んでおり、実質的な財源不足21,477千円については、基金からの繰入金により対応したところでございます。
歳入及び歳出の概要の主なものを説明したいと思います。
1款の町税につきましては1,203,500千円で、前年度と比較して21,500千円の減であります。
個人町民税で農業所得が品目横断的経営安定対策制度の導入により、一部19年度中の収入にならないことなどから、25,300千円の減、町たばこ税で5,300千円の減などが主であります。
10款の地方交付税につきましては、2,880,000千円を計上しましたけれども、公債費の減少に伴う普通交付税算入分の減少などにより、前年度と比較して50,000千円の減額となったところでございます。特別交付税につきましては、前年度と同額で計上しているところでございます。
12款の分担金及び負担金は道営熊牛中地区担い手育成畑総事業受益者負担金の増などによりまして、130,753千円を計上したところです。
13款の使用料及び手数料はしみず温泉の廃止などにより、355,358千円と、対前年度から減額で計上したところでございます。
14款の国庫支出金は215,502千円で、前年度と比較して44,189千円の増となりましたが、主な内容は農林業費国庫補助金で、JA十勝清水町事業主体の野菜予冷庫建設事業分59,085千円を計上し、総務費国庫委託金で、参議院議員選挙終了に伴い事務委託金で9,980千円の減などでございます。
15款の道・支出金は634,990千円で、前年度比337,751千円の増でありますけれども、主なものとして、農林業費道補助金でJA十勝清水町事業主体の有機肥料及び堆肥製造施設建設事業分で、337,843千円を計上したものでございます。
16款の財産収入は建物売払いとしまして、温泉分20,000千円を計上したところでございます。
18款の繰入金は100,004千円で、国営土地改良事業償還金の償還財源とするために、公共施設建設等基金から100,000千円を充てるものでございます。
20款の諸収入は281,115千円で、対前年度47,366千円の増でありますが、主な内容として、公社営畜産基地建設受託事業費の減により116,026千円の減、雑入で土地開発公社解散に伴う清算金で166,000千円を計上しております。
21款の地方債は255,600千円で、対前年度比24,400千円の減となっております。町有林整備事業債の取り止めや御影大平道路整備完了、更には臨時財政対策債の減などのほか、新規としまして御影東5条道路の整備や御影消防団の消防車の購入にそれぞれ地方債を予定したところでございます。
次に、歳出の概要について説明を申し上げたいと思います。
1款の議会費は76,044千円で対前年比1,390千円の減でございます。主な減額の内容は、議員期末手当加算分廃止によるものなどでございます。
2款の総務費は628,949千円で、対前年比16,770千円の減でございます。主な内容としては、一般管理費で3年に一度の退職手当に係る退職手当組合精算終了等による減額、財産管理費で土地開発公社貸付金の廃止及び普通財産改修工事の完了等による減額、電子計算費で総合行政更新事業に係る元金償還開始等による増額、情報化推進費で総合行政ネットワーク機器更新等による増額、税務総務費で職員の配置に伴う人件費の減と個人町民税額措置制度による還付金の計上、住民基本台帳費で職員配置に伴う人件費の減額、選挙費では参議院選挙等の終了による減額でございます。
3款民生費は1,050,845千円で、対前年度比23,258千円の減であります。主な内容では、社会福祉総務費で、職員の配置に伴う人件費の増、老人福祉では介護保険特別会計繰出金の増により増額、障害者福祉費で自立支援給付費の減などによる減額、老人医療費で老人医療給付費等の減による減額、乳幼児医療費で所得基準廃止による初診料及び医療費1割分公費負担に伴う増額、保育所運営費で職員配置に伴う人件費の減、児童措置費では、児童手当支給の増額、へき地保育所運営費は代替職員の増により増額などでございます。
4款の衛生費は637,056千円で対前年比20,129千円の増でございます。主な内容は、保健衛生総務費では医療制度改革に伴う老人保健特別会計繰出金の減額と国民健康保険特別会計繰出金等の減額、職員の配置に伴う人件費の増、それに新たに北海道後期高齢者医療広域連合に対する医療給付負担金を計上したところであります。保健予防費では、特定健康診査について、国保会計で実施することにより減額し、水道施設費で簡易水道事業特別会計の公債費の増による繰出金の増額、清掃センター管理費では、臨時職員の退職に伴う賃金の減額などでございます。
5款の労働費は12,249千円で、前年度とほぼ同額でございます。
6款の農林業費は1,301,387千円で、対前年度比297,569千円の増であります。主な内容は農業振興費でJA十勝清水町事業主体の野菜予冷庫建設事業に伴う増、畜産業費では公社営畜産基地建設事業費の減、JA十勝清水町事業主体の有機肥料及び堆肥製造施設建設事業などによる増額、牧場費では飼料や肥料の値上がりによります増、御影農業用水管理費で農業用水監視機器更新事業等による増額、農道整備事業費で羽帯地区交換分合附帯農道整備事業費の減、集落排水事業費で集落排水事業特別会計の公債費の増等によりまして繰出金の増額、農地集団化事業費で下人舞地区交換分合測量調査終了等により減額、町有林整備事業費で補助事業の減に伴う減でございます。
7款商工費は67,897千円で、対前年比110,601千円の減であります。主な内容は職員の配置に伴う人件費の減額と、しみず温泉管理費の廃目による減額でございます。
8款土木費は420,544千円で、対前年度比3,813千円の増でございます。主な内容は公共下水道費で、公共下水道事業特別会計の公債費の増等により繰出金の増額でございます。
9款消防費は300,336千円で対前年比6,846千円の増でありますが、水槽付き消防ポンプ車の更新によるものでございます。
10款教育費は674,627千円で対前年比20,364千円の増でございます。
主な内容は、教育委員会費で職員配置に伴う人件費の増、教育振興費で小学校コンピューター機器借上料及び奨学金貸付の減、小学校管理費で清水小学校耐震診断調査実施に伴う増、中学校管理費で清水・御影中学校耐震診断調査実施の増、文化会館費では正面玄関前出窓改修事業等による増、地域学習施設費で剣の郷創造館体育館屋根塗装事業等による増、保健体育総務費で職員の配置に伴う人件費の減などでございます。
11款の災害復旧費は123千円の減は災害復旧事業負担金の減によるものでございます。
12款公債費は1,243,260千円で対前年比162,446千円の減でございます。長期債の一部償還完了により元金及び利息の減でございます。
13款諸支出金は179,801千円で、対前年比68,779千円の増でございます。行政費で臨時職員退職金の減、基金費で財政調整基金積立金として78,527千円を計上したところでございます。
14款の予備費は前年度と同額でございます。
次に、3頁をお開き願いたいと思います。
予算に関する資料の3頁には歳出特定財源の内訳を記載してございます。特定財源は1,615,205千円と前年度と比較して180,886千円の増でございます。主な内容は国庫支出金及び道支出金で農林業費でJA十勝清水町が実施する建設事業分補助金の増、町債については農林業費で町有林整備事業に対する発行を取りやめたことによる減、分担金及び負担金については農林業費で国営土地改良事業受益者負担金の繰上償還による増、使用料及び手数料は商工費で温泉廃止による使用料の減、財産収入は電算システム企業会計貸付金収入の増、繰入金は減債基金、老人福祉基金及び教育基金繰入金の減、諸収入は農林業費で公社営畜産基地建設事業受託事業収入の減などでございます。
次に4頁をご覧いただきたいと思います。
一般財源の総額は4,982,795千円で対前年度比77,886千円の減でございます。主な内容は町税の減、地方譲与税及び各種交付金は地方財政計画による伸び率の増減、使用料及び手数料は公営住宅使用料の一般会計振替額分の増、財産収入は温泉施設等の売払収入の増、繰入金は財政調整基金繰入金の減、諸収入では土地開発公社清算金収入による増、町債では臨時財政対策債発行可能額の減などでございます。
次に5頁と6頁には款別・節別の集計の詳細を、更に7頁には事業費及び役務費の内訳を記載しております。8頁からは一般会計の主な事業、12頁には特別会計の主な事業、13頁には一般会計繰出金の内容について記載しておりますので、参考にしていただきたいと思います。
平成20年度各会計予算案の概要について申し上げました。関連する条例5件とともによろしくご審議のほどをお願い申し上げて、説明に代えさせていただきます。
○議長(田中勝男) おはかりします。
ただいま、議題となっております14件の議案につきましては、議長を除く12人の委員で構成する「平成20年度予算審査特別委員会」を設置し、これに付託し、審査することにしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、一括議題となっております14件の議案につきましては、議長を除く12人の委員で構成する「平成20年度予算審査特別委員会」を設置し、これに付託し、審査することに決定しました。