平成20年第2回定例会(3月10日)
○議長(田中勝男) 平成20年第2回清水町議会定例会を開会します。本日の会議を開きます。
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○議長(田中勝男) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は会議規則第119条の規定により議長において
7番 奥秋 康子 議員
8番 加来 良明 議員
9番 妻鳥 公一 議員 を指名いたします。
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○議長(田中勝男) 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
おはかりいたします。
本定例会の会期は、本日から3月25日までの16日間にしたいと思います。これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
会期は、本日から3月25日までの16日間に決定しました。
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○議長(田中勝男) 日程第3、諸般の報告を行います。事務局長。
(事務局長朗読)
○議長(田中勝男) これで諸般の報告を終わります。
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○議長(田中勝男) 日程第4、行政報告を行います。
町長から行政報告の申出がありました。これを許可いたします。町長。
○町長(高薄 渡) おはようございます。第2回清水町議会定例会におきましての行政報告を1件行いたいと思います。
しみず温泉施設購入希望者再募集の結果についてご報告いたします。
「しみず温泉施設購入希望者の再募集」につきましては、平成19年第8回清水町議会臨時会において行政報告をさせていただいたところですが、その応募参加申込みが去る2月29日午後5時で終了し、その結果、道内1社、道外2社の計3社の応募参加申込みがあったところであります。
この申込みを受け、町では「しみず温泉施設利用計画等審査選定委員会」の意見を求め、しみず温泉施設購入予定者を選定してまいりたいと存じます。
以上、しみず温泉施設購入希望者再募集の結果についての行政報告といたします。
○議長(田中勝男) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら、許可いたします。質疑ありませんか。
5番、中島里司議員。
○5番(中島里司) 私はこの件について一般質問しようと考えていたんですが、行政報告は当日配付ということで、どのような報告をされるのかということが予測できませんでしたので、この場をお借りして何点か質問をしたいと思います。
質問ですから、考え方を言うべきではないのかもわかりませんが、このしみず温泉施設売却については、私は根底にあるのは財政再建だと理解しています。そのなかで、いろいろな方の意見、町長に対しての要望が多くて、温泉を継続という条件が後から出てきたというふうに思っておりますが、そのなかにあって、そういう条件下のなかで、今回、3社の申込みをいただいたということについては、担当者もいろいろとご苦労をされていると思いますし、私としては非常に喜ばしいことだと思っております。
ある部分では、安堵しているところでございます。また継続をしていけるのかなという期待もしているところでございます。そのなかにあって、町民の財産ですから、処分をするということになれば、当然、条件は前にもいろいろと提示されて、条件を提示されておりますので、それらについては理解をしながらも、どうもこの選定委員会で、決めていくように感じております。それと私は少しでも財政再建に役立つ、町民の財産を処分するんだということを踏まえると、やはり資格者を審査した結果、競争入札にかけるべきだろうという考え方は変わっていないわけであります。
それで、まず1点目の選定委員会の役割、それによって最終決定方法も変わってくるんだろうと思っております。
次に、町が公の場に公募条件を提示したわけですから、公募条件の厳守、決定後の話し合いになっても変更のないように、これは約束事ですから、公募につきましては、これを厳守して、企業についても当初約束をしたことについては守っていただきたいというふうに思います。
それと費用について、今、この場でお聞きしてもお答えをできないと思いますが、再募集ということで、費用はそれだけかかっていると思います。なぜここまでかかったのかということは、いろいろな考え方があると思いますが、当初、売却の話がここで言われたときに、議員の方々からはただでもいいからという話もありました。それを不動産鑑定士に60万円の予算をみて、不動産鑑定士にかけた結果、一時は9,400万円というどなたが感じても予想外の高額な費用が出てきました。そのときには、本当に町は売却をする気があるのかという意見もありました。そういうことで私はなぜ当初からこういうことを予想できなかったのか、それもお聞きしたいというふうに思います。
それと、これは一括しなければなりませんから、申込みされた会社の3社の応募状況、これはまだ選定委員会にかけていないと思いますので、これについて公表できるものは公表をしていただきたい。要するに公募から外れた方です。これもお示し願いたい。
当然、売却が決定したら、なんだかの形で議会にお話があると思いますので、その点についても、今後のことですが、お含みおきをいただいて答弁をいただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。総務課長。
○総務課長(荒木義春) ただいま5点ほどご質問をいただきました。順次、お答えをさせていただきます。
まず、この選定委員の役割ですが、選定委員については職員と町民からの11名で構成させていただいておりますが、委員として、今回、再募集にあたりまして設定をさせていただいた売却価格、あるいは購入者予定者の利用計画に関わること、更にはしみず温泉施設売却にかかわる全般について必要な事項を審議いただこうということを設定させていただきました。あくまでも決定をするのは町長ですが、この選定委員のご意見をお伺いして、購入希望者を決めていきたいというふうに思っております。選定委員の皆さんにつきましては、提出いただいた資料に基づいて、どの企業が購入する企業としてふさわしいのかという部分についてご意見をいただこうと思っております。
2点目の売却にあたりまして、いろいろな条件をつけておりますけれども、議員がお話のように、これにつきましては、このように町として売却についての条件を付してございますので、大きく8点ほどの条件を付してございますので、それについてはきちんと遵守していただくというのが当然だと認識をしております。
それと費用でございますが、現在まで、第1回目の公募から今日までの第2回目の再募集になったわけですが、この間、1回目につきましては、町のホームページなどを利用しての募集でございました。ただ、新聞社に一般記事として掲載していただこうということで、そういった経費、いわゆる旅費ですが、そういった経費が若干かかっております。それと公募にあたりましての不動産鑑定も行っております。そういった鑑定料、更に今回の売却にあたりまして、町有地、町の建物ですので、登記はしておりません。それの表示登記しようということで、登記の費用、更に用地もきちんと確定をしなければならないということで測量、そういったもの、更にはコテージとコテージの間の道路、これは国有地の脱落地となっております。これらを町のものにするという購入費を含めまして、170万円ほどかかってございます。更に今後、仮にといいましょうか、売却が正式に決まれば、仲介の斡旋手数料、これが3%プラス消費税等々がかかります。それらを入れまして、概算で今までかかった経費とこれからかかった経費で250万円・260万円の経費が直接的にかかるかなということでございます。
次に、最初の1回目の募集にあたりましてお話をいただきましたが、9,400万円、そのときにもお話をしたと思いますが、施設の整備にあたりましては、平成6年・7年とやってきまして、土地の購入から施設の建設等々を含めまして、10億円以上の経費がかかってございます。今回、町から民間の方にやっていただこうということで、こういう結果になったんですが、実際に町の建物、施設を民間の方に売却をする場合に、なかなか町として不動産の評価をするということは、税務課で、税の評価はできますけれども、実際の売買となりますと、なかなか正確な数字がつかみにくいということで、不動産鑑定をお願いしまして実施をしました。その結果が9,400万円ということでございます。確かに、1回目の選定委員会のなかでも、いろいろとお話がございましたが、まず1回目については、不動産鑑定の金額をやはり尊重して議員がおっしゃるように、町の財産ですから、やはりそういう形で公募をしていこうということで、選定委員の皆さんにもご理解をいただき、最終的にそういう形で1回目の公募をさせていただきました。残念ながら、ご案内のように、下見、問い合わせは数件あったものの正式な応募にはならなかったんですけれども、これにつきましては、鑑定の結果という形で、応募をさせていただいたということで、ご理解をいただければと思います。
会社の状況ですが、3社のうち、道内1社、道外2社の申込みがありましたけれども、これから選定委員会の意見を聴いて最終的に決定をしていきますし、その結果については、議会の場で正式に議決をいただかなれば当然売却ができませんので、そういう手続きを踏みますけれども、選定にあたっては、選定委員会のなかでも透明性を高めて、なおかつきちんと、最終的には1社になるわけですから、手をあげていただいても、その希望に応じられなかった分については、きちんと説明をしていくというふうには当然考えております。以上でございます。
○議長(田中勝男) 中島里司議員。
(他の議員より、質疑の内容がしみず温泉施設売却等に関する調査特別委員会での調査内容と同じではないかとの発言あり)
○5番(中島里司) いいですか。
○議長(田中勝男) どうぞ続けてください。
○5番(中島里司) 特別委員会も確かに実施をされているわけですけれども、私は本会議場で町民の方々にその内容について、一定のご理解をいただくという部分ではこの質疑は必要だと理解して質問をさせていただいております。
選定委員会の役割、最終決定についてですが、最終的には町長が決定をしていくということですから、これは選定委員会で1社に絞るということでよろしいんですね。
それでは、次に費用についてお伺いをしたいと思います。これは金額は課長から報告があったとおり、今後もある程度必要あるのは理解ができますが、できるだけ結果ですから、再募集をしなければ、決まらなかったという経過はありますけれども、実際には、不動産鑑定士にかけても一定の金額は出るだろうという予想のなかで、これは何回か質疑したんですが、今回そういう部分では、非常に残念だと思っております。いろいろな町民負担をお願いしているなかで、執行側の事務処理の努力によって、この費用はかなり節約ができたのではないかと思っております。そういう面でもう一工夫があってもよかったのではないかと思いますが、これは結果論ですが、実際に執行していたなかで感じ取ったことはないか、お伺いしたいと思います。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 議員がおっしゃることも、そういったことを心掛けながら事務を進めてきたつもりですけれども、特に鑑定をお願いしなければ、9,400万円という数字も出てこなかったのかなと思いますけれども、この鑑定につきましても、入札を行うなかで、当初の予算よりも下がったなかで契約ができたというふうに思っておりますけれども、今、議員がおっしゃることも念頭におきながら、事務にあたってきたというふうに認識をしているところでございます。
○議長(田中勝男) 中島里司議員。
○5番(中島里司) 前にもお話をしましたけれども、不動産鑑定にかける場合はほとんどが補助対象事業の場合、国に説明を果たせるという部分で、不動産鑑定を使っていた経過があったと私は理解していますけれども、今回の場合は、価格じゃなくて財政再建のために、処分をしなければならないと、相当の評価のなかで、処分をすべきではなかったと思っておりますから、今、課長が言われたような、努力をしたけれどもと言っても、結果的にこういうことになったということは、必要性がなかったのではなかろうかなというふうに思います。これは何回言ってもしかたないので、次にいきます。
次に、申込みをされた会社の内容、公募した条件、これらについては、私は決まった会社は社名を出してもいいわけですけれども、決まらなかった会社の応募条件にどの程度満たされた条件で出されたのかということを社名を出さないで、内容的な部分で公表する考えはあるのかどうか、お聞きしたいと思います。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) はい、選考をしていくわけですから、いうなれば優劣をつけると思います。優れたところ、あるいはそうでなかったところ、相対的な部分で購入予定者が決まるかと思いますが、残念ながら、購入してくださる業者になれなかった分については、どういったところが、こちらの会社よりも欠けていたとか、こっちのほうが優れていたとかという部分については、今、議員がおっしゃるように、説明をしていきたいと思います。
○議長(田中勝男) 中島里司議員。
○5番(中島里司) 最後にしたいと思いますが、確認ですが、最終決定はあくまでも選定委員会で決めて、そこで決めるということで、入札ということは考えていないのか、お聞きしたいと思います。
(他議員より質疑の回数が3回を超えているのではないかとの発言あり)
○議長(田中勝男) 項目別に一問一答の質疑に入っていますので、項目別に3回を超えない範囲ではできるということでございます。
総務課長。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 今回の募集の条件が議員のおっしゃる入札ということになってございません。けれども、申込書のなかには購入金額を記載していただくことになってございます。町としては、最低2,000万円という数字を示しておりますけれども、そのなかでもそれぞれの会社が購入してくださる金額等々、記入するようになってございます。したがいまして、今回の購入募集にあたりましては、そういう入札をするという条件になってございませんので、そういった購入申込書の中身について選定委員会のなかで、十分に検討させていただきまして、町長に意見を申したいと思っております。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 売り払いまでの期間での温泉の管理関係に関わる部分についてお聞きしたいと思います。4月中に契約をしたいという考えでありますけれども、この3月でこの温泉を止めて4月まで、なおかつ契約後に相手の買受者がどういう経営をするのかは定かではありませんけれども、その間を含めてかなりリニューアルするということになれば、長期間を要するのかなという感じがするわけですが、新しいボイラーも入れてありますから、問題はないと思いますけれども、最低でも1か月近く温泉が止まる期間、温泉の管理については完全に3月で止めて、一切モーターを含めて動かさないということなのかどうか、お尋ねしたいと思います。
もし、その間相手の会社に渡すまでの間、温泉についてはある程度、保温を含めてボイラーを動かして管理をするとすれば、この4月の期間中に限って最低限の人員を投入して、長期間フロイデ温泉として町民に利用してもらったという感謝を込めて、その間は自由にどうぞとか、送り迎えはできませんけれども、入ってもらっていいですよというような温かい措置はできるのかできないのか、お尋ねをしたいと思います。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。総務課長。
○総務課長(荒木義春) 3月31日で町としては温泉の経営は終了しますけれども、議員お話のように、購入予定者が決定しましたら、購入予定者に施設を引き渡すまでは、町で管理をしなければならないと、この時期につきましては、今月中に予定者を決めまして、仮契約を締結し、4月の上旬に議会で売却の承認の議決をいただいた後、代金を納入後に引き渡しとなります。したがって、すぐに4月1日からとはならないわけですが、その間につきましては、町で施設の引き渡しまで管理をしていかなければならないと思っております。ただ、管理はしていきますけれども、ボイラーの運転だとか、清掃などの委託業務については、3月31日をもって終了をいたします。施設そのものの全体の管理はしていきますけれども、温泉をわかして、入浴をいただくということはできないのかなと思っております。施設の管理は引き渡すまでやっていきたいと思います。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで行政報告を終わります。
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○議長(田中勝男) 日程第5、町政執行方針について、町長より平成20年度町政執行方針を述べていただきます。町長。
○町長(高薄 渡)
I はじめに 平成20年第2回清水町議会定例会の開会にあたり、新年度に臨む町政執行についての所信と基本方針を申し上げ、議員各位をはじめ広く町民の皆さんのご理解とご協力を賜りたいと存じます。 私は、平成17年2月町民の皆さんの多大なるご支持を賜り、再び町政を担わせていただきましたが、早くも3年を経、今任期最終の年度を迎えることになりました。この間、常に町民と目線を同じくし、対話を重ね、町民と共に歩む町民生活重視の町政運営に徹することを基本とし、まちづくりを進めてまいりました。 しかし、この間本町の財政状況は、国の三位一体改革等による地方交付税等の大幅な削減により、一段と厳しい財政状況を余儀なくされる局面を迎えたことから、財政の健全化を図るべく「行財政改革推進計画」を策定し、歳出の抑制や受益者負担等により、行政サービスを維持するために全力を挙げて取り組んできた次第であります。 今、我が国の社会経済情勢は、バブル経済崩壊後の長期にわたった不況を脱し、緩やかなペースで景気の回復が続いているといわれていますが、好調な企業が集中する都市部に対して、有力な企業の少ない地方との企業力格差や自治体の財政力格差等が拡大するなど新たな問題が生じています。 こうした中、平成16年度に策定しました「清水町行財政健全化実行プラン」実現のため、引き続き町民の皆さんのご理解、ご協力を賜りながら平成20年度から3ヶ年の「第二次緊急3か年計画」を策定し、集中と選択による事務事業の見直しや各種補助金、人件費の削減等を行い、効率的な行財政運営に取り組み、行政サービスの質を高めながら経費削減を進めて健全財政の確立を目指してまいります。 私は、本町の森と水、緑などの自然環境を生かした個性と活力に満ち溢れたまちとして、町民の皆さんの力強いご支援をいただきながら、郷土清水町に愛着と誇りを持ち、安全で安心して生活ができ、暖かく心ある町政運営に本年度も全力を傾注する所存でありますので、議員各位並びに町民の皆さんのご支援、ご協力を切にお願いし、平成20年度に臨む所信を申し上げ、新年度の主要な施策につきまして「清水町総合計画」のまちづくり目標に沿って分野別に述べさせていただきます。 II 地方財政と予算概要 平成20年度の地方財政計画の全体規模は、83兆4,000億円で、前年度比0.3パーセントの増となりましたが、社会保障関係経費の自然増等により公債費等を除く地方一般歳出は、前年度並の65兆7,600億円となりました。 地方交付税は、平成20年度に予定されていた交付税特別会計借入金の償還を平成26年度以降に繰り延べることとされたため、配分総額は、15兆4,061億円と、前年度比2,034億円、1.3パーセントの増となりましたが、本町の地方交付税のうち普通交付税につきましては、公債費償還費の減少等により基準財政需要額の減額が見込まれることから、平成19年度当初予算と比較し5,000万円、1.8パーセント減の27億2,000万円を計上したところであります。 本年度の一般会計は、予算総額を前年度比1.6パーセント増の65億9,800万円とし、一般会計に新たに設置される後期高齢者医療保険特別会計を含めた7つの特別会計と公営企業会計の当初予算総額は、前年度比10.9パーセント減の100億6,260万円であります。 III 主要施策の推進 豊かな自然と共生した森と水の郷づくり 日高山系の豊かな自然と河川を生かし、美しい自然環境に配慮した潤いのある快適な生活環境を整備し、自然と共生したまちづくりを進めてまいります。 ◎恵まれた自然の保全・育成と調和した住まい 地域の大切な資源であります自然環境を守り育てるため、河川、公園、緑地の整備を引き続き行うとともに、老朽化が進んでいる既設町営住宅の改修を計画的に進めながら、住環境の改善に努めていきます。 また、転入や転居のための空き家、空き地などの情報を提供します。 ◎快適に暮らせる生活環境 安全で安心な水を安定して供給できるよう上水道、簡易水道施設の適正な管理に努め、配水管の整備や老朽管の敷設替工事並びに浄水場の機器更新を進めるとともに、下美蔓地区の本年度給水開始を目指し給配水工事を進めます。 さらに、下水道施設の安定した維持・管理が必要であり、引き続き清水終末処理場の機器更新を進めてまいります。 また、花と緑に包まれた潤い豊かな環境づくりのため、駅前花壇や本通り花壇への植栽などの住民活動に対して支援を行うとともに、衛生組合が実施している春秋の町内一斉清掃、清水町クリーン・ディ、花いっぱい運動と連携し、美しいまちづくりに取り組んでまいります。 ごみ処理につきましては、ごみ分別排出方法の徹底と、再資源化の推進により、最終処分場の延命を図っておりますが、町民・事業所の皆さんへのごみ分別排出方法やリサイクルに関する情報提供並びに昨年から開始した家庭用使用済み食用油の資源リサイクルの分別収集等を引き続き行い、ごみ減量化に努めてまいりますとともに、本年度は一般廃棄物処理に係わる収集体制、処理の方法、町民負担等について見直しすべき事項は無いか総合的に検討してまいります。 また、ごみの不法投棄や違法な野焼きに対しては、警察署や衛生組合と連携を図りながら、監視体制の強化と啓発活動に取り組んでまいります。 ◎安心して暮らせるまち 全国的に犯罪総数は減少傾向にあるとはいえ、被害にあう子どもの数は近年増加傾向にありますが、本町におきましては、学校・PTA・地域の皆さんのボランティアによる「見守り隊」や生活安全推進委員会による児童・生徒を犯罪や交通事故から守る監視活動の実施が、犯罪の抑止効果に繋がっているところであります。 犯罪に繋がる情報の一層の共有により事件や事故の発生を未然に防ぎ、町民一人ひとりが安心して暮らせる「安全・安心なまちづくり」に努めるとともに、本年度は交通安全街頭指導体制等について関係団体と協議し、総合的な見直しを検討してまいります。 また、消費者を取り巻く環境は大きく変化し、複雑化している中、商品や金融サービス等の消費生活をめぐるトラブルは、年々手口が悪質巧妙化してきていることが指摘されており、多重債務につきましては、大きな社会問題となっております。本町では、消費生活相談や出前講座等の実施、警察署及び関係機関並びに関係団体との積極的な連携、情報の共有等に努めておりますが、本年度も引き続き消費者が悪質商法などのトラブルに巻き込まれないよう、的確な情報を提供するとともに、消費者相談業務の充実を図ってまいります。 ◎暮らしと産業を広げる道路・交通・通信網 国費、道費による道路整備につきましては、車両及び歩行者の安全を確保するため、車道、歩道の整備を積極的に要請してまいります。要請した中で本年度予定されています工事は、国道274号の車道及び上川橋の橋梁拡幅改良工事が継続して実施されます。 さらに、バイオエタノール工場の操業開始が平成21年度に予定されていますが、これに伴う交通量の増加と大型車両の増大が予想されますので、関連する道路網の整備について要請してまいります。 また、本年度の道費事業につきましては、道道忠別清水線では、讃岐地区の道路改良工事、人舞地区の防雪柵設置工事が実施され、道道清水大樹線では、御影平和地区の道路改良工事が予定されるとともに、北清水清水線の道路改良工事が着手予定となっています。 本年度の町道の整備につきましては、清水市街地や御影市街地の道路改良、舗装工事を進めるとともに、安全確保のための維持管理に努めてまいります。 ◇誰もが健康で安心して暮らせる福祉のまちづくり 町民の皆さんと共に支え合い、喜びあえるまちづくりを目指し、町民と関係する機関・団体そして行政が心を一つにし「誰もが健康で安心して暮らせる福祉のまちづくり」を推進することが必要であります。 本年度も町民の皆さんが利用しやすい相談窓口の環境づくりに努めるとともに、関係機関との連携を強化し、地域との協働を進め、保健・医療・福祉サービスの充実に努めてまいります。 ◎誰もが健康で暮らせる保健・医療 健康を実現することは、一人ひとりが個々の目的に添った主体的な取組を心がけ、住みなれた地域で元気に暮らし続けていくことが大切であります。「清水町健康増進計画」に基づき、健康教育・健康相談等、生活習慣の改善や栄養・食生活改善に向けた、町民参加型の健康づくりを推進してまいります。 また、健診等事業につきましては、新たに平成20年度から「高齢者の医療の確保に関する法律」に基づき、40歳以上の国民健康保険の被保険者、被扶養者に対し、糖尿病等の生活習慣病に着目した健診及び保健指導を行うため「清水町特定健診等実施計画」を策定したところです。今日の急速な少子高齢化の進展の中で、町民の安心の基盤である皆保険制度を維持し、将来にわたり持続可能なものとするため、医療給付費の伸びについて、その実績を検証するため指標を設定し、医療費の伸びが過大とならないよう目標値を定め、計画的な医療費の適正化対策に努めてまいります。 また、妊婦及び胎児の健康確保を図るため健康診査の公費負担回数を2回から5回に拡充してまいりますとともに、昨年10代・20代を中心とした年齢層で麻しん(はしか)が大流行したことを受け、「麻しんに関する特定感染症予防指針」に基づき、平成24年度までを麻しんの予防接種の対策期間に定め、新たに予防接種の対象を中学1年生及び高校3年生に相当する年齢の方々に対し、拡大実施することといたしました。 さらに、特定不妊治療費助成事業につきましては、平成18年度から道が助成する金額の2分の1を年度当たり5万円の助成をしてまいりましたが、1回当たり5万円を限度に1年度2回まで助成することといたします。 ◎誰もが安心して暮らせる福祉 児童福祉及び子育て支援につきましては、「次世代育成支援行動計画」の基本理念に基づき、その実現に向けて町民・地域の皆さんに協力をいただきながら、全町挙げて取り組んでまいりますとともに、教育、保育関係者等で構成する「清水町次世代育成支援地域協議会」により、次世代育成支援行動計画事業実施状況の評価等が協議され、次期計画に反映してまいります。 本町においても、年々出生数は減少傾向にありますが、共働き家庭等の増加により、保育所等への入所希望児童数については、ここ数年増加傾向にあります。また、清水地区の学童保育所への入所希望児童についても、定員数を上回る状況となっており、全児童生徒を対象とした放課後居場所づくりが求められていることから、本年度は、教育委員会・学校関係者と協議し、実施に向けての調査・研究をしてまいります。 さらに、幼保・小の連携につきましても、就学前児童のなめらかな接続を目指して取り組んできましたが、幼保・小の相互理解のための授業参観や学習会、保育授業体験を通して、子どもたちの交流や、教員・保育士などの交流・連携も深まり、今後はこの取組の成果を保育所や幼稚園での保育活動等に生かすとともに、教育の原点である家庭や地域に対しても情報やメッセージを発信し、全町的な広がりに繋げてまいります。 また、少子化が深刻化する中、地域レベルでの子育てを支援する取組が重要であり、町内4つの事業所等が道の進める「すきやき隊(子育て応援団)」に登録し、積極的に活動されているところです。 本年度も「すきやき隊」の拡充と、子育て世帯の経済的な負担を軽減することを目的に、昨年度から清水町ハーモニー商店会が実践している「子育て世帯経済支援事業」に対し、引き続き支援をしてまいります。 子どもの発育や発達への支援事業につきましては、本年度より本町単独となりましたが児童デイサービスセンター(きずな園)の機能の充実と、保育所や幼稚園、保健師及び関係機関等と緊密に連携協力し、当該児童や保護者に対して適切な療育・支援をしてまいります。 また、地域福祉と障がい者福祉につきましては、身近な人々が見守り合い、励まし合い、支え合いながら、みんなが元気ある暮らしができるよう共に取り組むことが必要であります。 このため、地域が求める活動や相談、要望に応えるため社会福祉協議会、ボランティア団体、民生委員協議会など、各協力者との連携を図ってまいります。 さらに、障がい者が地域で安心して暮らし、社会活動に参加できるよう自立を支えるために障がい者自立支援法が定められていますが、障がい者や家族に大きな負担を強いるなどの問題点が指摘されており、現在、国においては、利用者本位のサービス改善策を講じる動きがあり、今後も国の動向を見極めつつ、サービス提供事業者と連携を図り、地域生活支援事業などの障がい者支援を行ってまいります。 また、労働行政につきましては、関係機関、各事業所からの指導と連携を一層深めながら労働環境の改善及び雇用促進に努めてまいりますとともに、季節労働者対策につきましても、昨年設立した「十勝北西部通年雇用促進協議会」とも連携を図りながら就労対策を進めてまいります。 ◎健全な運営で共に支え合う社会保障 国民健康保険は、本格的な少子高齢社会の中で、医療費の伸びと経済成長との間の不均衡が拡大しており、その財政運営は非常に厳しい状況となっています。 このような中、国は、医療保険制度の将来にわたる持続的かつ安定的な運営を確保するため、平成18年度の医療制度改革において医療費適正化の総合的な推進、新たな「高齢者医療制度」の創設等一連の措置が講じられたところであります。このうち平成20年度施行分について、地方税法の改正が国会で審議中のため、国民健康保険税の算定方法の変更、それらに対応した後期高齢者支援金の予算措置等につきましては、平成19年分所得の確定後、保険税率の改正と併せて条例の整備と予算措置を予定しております。 次に、福祉医療の給付・助成内容でありますが、平成20年4月から乳幼児医療費を自己負担分の初診時一部負担金と3歳から6歳までの1割負担分を町単独事業により給付し、「就学前医療費の完全無料化」を実施し、乳幼児の疾病の早期診断と治療の促進や子育てへの経済的支援に取り組んでまいります。 また、北海道医療給付事業の制度改正により、本年10月から入院分の医療費助成の拡大が図られ、支給対象年齢をこれまでの小学校就学前から小学6年生までに引き上げられる見通しであり、道の改正手続後に、必要な条例整備や予算措置を予定しております。なお、老人医療費は平成20年3月末までの診療分で終了となりますので、対象となる2ヶ月分の医療費について予算措置をしております。 さらに、医療費適正化対策の総合的推進や高齢者医療制度の創設により、平成19年に全道180市町村が加入設立した特別地方公共団体「北海道後期高齢者医療広域連合」と連携し、円滑な高齢者医療制度の推進に努めてまいります。 また、介護保険事業につきましては、本年度「清水町介護保険事業計画」第4期計画の策定をすることとしております。高齢者ができるだけ介護を少なく生活を送ることができるよう在宅福祉サービスや生きがいデイサービス事業、高齢者等短期入所事業などの実施についても社会福祉協議会をはじめ関係機関と連携を図りながら進めてまいりますとともに、介護予防事業につきましても、地域包括支援センターでの公正中立でより良いサービスが提供できるよう努めてまいります。 ◇一人ひとりがいきいきと輝く創造性豊かなまちづくり 町づくりは人づくりです。教育こそ人間社会の存立基盤であるととの認識にたって教育・文化・スポーツの振興に努めてまいります。 ◎豊かな心と個性を育む教育 社会が大きく変動している今日、未来を担う子どもたちが夢と希望にあふれ、心豊かにたくましく成長し、健やかに充実した生活を送ることは、私たちの願いと、使命であります。 私たちは、厳しくも美しい、しみずの四季を通じて、家庭・学校・地域が相互に強く連携協力して、ふるさとを愛し新しい時代を切り拓く知恵と勇気のある子どもを育てる教育を推進することが重要です。家庭、学校、地域が連携して、感性にあふれ、表情豊かな子どもを育てるため、しみず「教育の四季」から、人として生きていくために必要な基本的な生活習慣や規範意識を引き続き育んでまいりますとともに、本年度で6年目を迎えます「少人数学級」や指導教諭の複数配置などで、基礎・基本を重視した学習と豊かな心の育成に努めてまいります。 また、「幼保・小連携教育」の実践的な調査研究につきましては、幼稚園・保育所の教育と小学校教育の適切な接続をさぐり、「遊び」から「学び」へのスムーズな移行など、相互の理解と連携を図るよう引き続き実施してまいります。 次に、学校給食では、食材の安全・安心はもとより、食育の推進を進めてまいりますが、本年度も、安全で、安心な地元食材を多く活用した給食を提供してまいりますとともに各学校では、児童・生徒に正しい食事の摂り方や望ましい食習慣を身に付けさせるなど、食に関する指導の充実を図るため、学校に栄養教諭を配置し、食育を推進するよう努めてまいります。 また、スクールバス等の運行につきましては、安全で確実な運行をするために職員研修や委託先への指導を徹底し、日常の車両点検整備を怠ることなく安全運行に努めてまいります。 幼稚園教育につきましては、本年度も経営方針を「愛のあふれる幼稚園」とし、幼児の特性と発達段階を踏まえ、保護者や地域の協力を得ながら、幼児一人ひとりの個性の伸長と豊かな心の育成を図るとともに、楽しい幼稚園、保護者や地域に信頼される幼稚園環境づくりに努めてまいります。 また、清水高等学校につきましては、総合学科の先進校として特色ある教育活動の展開がなされており、清水高等学校並びに清水高等学校振興会との連携を一層図りながら生徒の確保などを含め協力してまいります。 なお、閉校施設の活用につきましては、平成19年3月地域再生計画が認定された旧下佐幌小学校は、介護福祉事業等を行う施設として有効に活用されており、旧松沢小学校につきましては、地域再生計画の目的に沿った利用計画の公募を行っており、地域の大切な財産として活用するため地域の方々と協議をしながら、有効活用を探ってまいります。 ◎いきいきと学びあえる社会の実現 町民一人ひとりが生きがいをもてる生活を生み出すために、地域住民の持ち味や人間性を生かした生涯学習ボランティアの拡充発展に努め、地域の持つ教育力を引き出し、それを活用した事業を展開するとともに、情操豊かな人間形成を図るため、読書普及事業や体験事業、芸術・文化鑑賞機会の提供に取り組んでまいります。 また、心身共に健康で充実した生活を営むため、スポーツ活動を日常的に取り入れるよう、スポーツ教室等の実施や各種大会への参加支援に努めてまいります。 ◎共に理解し、ふれあう活動 男女が共に生きるには、仕事や家庭生活、地域活動、個人の自己啓発等、様々な活動を自らの希望に沿って展開できる社会の実現を目指して、仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)の推進に努めていくことが必要であります。 一昨年構造改革特区の認定により開校した広域通信制の北海道芸術高等学校は、生徒数が490名を超え着実な経営がなされています。本町で行われるスクーリングにおいて特別免許状を授与した町民をはじめ多くの方々の支援・協力を得て、それぞれが持つ知識や経験を生かした授業が行われるなど、町民との学びの共有と連帯感の醸成が図られています。また、学校としてもコースの増設など、一年を通じて更に多くの生徒がスクーリングで本町を訪れ、宿泊や消費購買などの経済波及効果と、授業に活躍する町民の増加も予想され、町全体での関わりがこれまで以上に大切となってまいります。 さらに、札幌国際大学と連携し展開している十勝清水アカデミー事業は、子育てや生涯学習、経済活性化などをテーマとした公開講座など充実した内容により実施してきたところですが、連携事業の最終年度として、これまでの成果を踏まえながら今後の連携のあり方について協議を進めてまいります。 また、都市等からの移住定住促進事業につきましては、本町にとって人口の増加に繋がり、新たな土地や住宅等の需要が見込まれ地域の活性化の重要な要因となることから、町といたしましては、平成18年度から北海道移住促進協議会に参加し、移住情報の収集や発信に努め、移住相談のワンストップ窓口の設置や生活体験事業を実施してまいりました。 本年度も、ワンストップ窓口の機能の充実を図るとともに、引き続き生活体験事業を実施するに当たり、新たに移住体験用住宅を整備し、本町への移住・定住に結びつけてまいりたいと考えております。 ◇新たな時代に対応した産業のまちづくり 恵まれた大地と、新たな知恵・技術・情報を生かし、安全で良質な農畜産物を生み出す農業と農産工業の振興を進めるとともに、農業と商工業の連携を深めながら美しい自然環境を生かした観光・レクリエーションの推進を図ります。 ◎魅力的で活力のある農業 本町の農業生産は、平成16年度、17年度は190億円代の高生産を記録し、後継就農者も多数確保されるなど、本町農業は順調に推移してまいりました。 昨年は、一年を通し比較的良好な気象状況で推移したこともあり主要作物では、平年並み以上の高収量を確保しましたが、昨年から導入された品目横断的経営安定対策制度により畑作農家では収入が伸び悩み、酪農並びに畜産農家におきましても燃料や輸入飼料の大幅な高騰などがあり、農業経営は、全般にわたり一転して厳しい状況となってまいりました。 さらに、世界貿易機関(WTO)の農業交渉やオーストラリアとの経済連携協定(EPA)締結問題も先行きが不透明となっており、農業情勢は更に一段と厳しい局面を迎えております。 このような中、本町農業は、今後も食料の安定供給と関連産業が地域経済や社会を支えていく重要な産業であり、これまで以上に安全で良質な農畜産物の生産確保や農村のもつ環境保全をはじめとする多面的機能も維持された中で、発展していかなければならない大切な役割を担っており、これら推進に向けた施策向上を実施してまいります。 また、本年度は国の活性化プロジェクト支援交付金を活用し、JA十勝清水町において「野菜予冷庫」が整備され、野菜産地としての強化が図られてまいりますとともに、農業者と商工業者や地元消費者と連携を図る食の安全・安心推進事業も継続実施し、地産地消の推進や食を通した交流を深めてまいります。 さらに、平成17年に制定したふるさとブランドとかちしみず認証制度の更なる推進を図り、本町農産品や食品の地域ブランド化を確立してまいります。 また、地下水の硝酸性窒素汚染防止対策など環境保全に配慮した農業の推進をしてまいりますとともに、本年度、国の地域バイオマス活用事業によりJA十勝清水町主体事業として「有機肥料及び堆肥製造施設」の整備を行い家畜糞尿等の有効活用を図ってまいります。 さらに、畜産担い手育成総合整備事業での草地整備改良や畜産施設等整備の支援を引き続き実施してまいりますとともに、家畜伝染病の発生防止に万全な防疫体制を整えてまいります。 次に、町営育成牧場の運営につきましては、乳牛育成期におけるコスト低減や労働力の軽減など、酪農経営の補完施設として大きな役割を果たしてきておりますが、今後も経営の大型化に伴いその重要性がますます増大される状況にあります。 本年度は、夏期放牧利用が2,050頭・冬期舎飼利用が820頭の受入れを予定しており、効率的な飼育管理の実施と防疫体制の強化等により、預託者が安心して利用できるよう、一層充実した管理運営を行なってまいります。 ◎恵まれた自然を生かした林業 森林は、地球温暖化を防止するだけでなく、国土の保全や水源のかん養等、安全で安心できる生活に不可欠な機能を有しており、このような森林を守り育てていくため、より適正な森林管理が求められてきております。このため、町有林関係では、本町の「森林施業計画」に沿って適正な管理のもと継続的な整備保全を進めてまいります。 また、「町民レクリエーションの森」の整備につきましても継続して事業を進めるとともに、民有林事業につきましても、造林事業等の支援を継続して実施し緑豊かな町となるよう努力してまいります。 ◎消費者ニーズに即した商工業 私たちを取り巻く経済環境は、個人消費の低迷、過疎化、価格競争の激化等、課題が山積の状況となっております。本町におきましても、その影響が大きく、かつ消費購買行動の変化により購買力が町内大型店や町外に流出しており、商工業者にとって極めて厳しい現状が続いております。 こうした状況を打開するためには、消費者ニーズを的確に把握し、消費者に信頼され、親しまれる店舗づくりに向けて商業者の皆さんが知恵を出し合い、顧客のニーズに合わせた、きめ細かいサービスを展開することが大切と考えております。本年度も、商工会とより一層連携を図り、地域内の消費購買を喚起し、販売促進事業の支援を行なってまいります。 ◎自然を満喫する観光・レクリェーション 本町の観光につきましては、美しい森と山並みを擁する恵まれた自然環境や農村景観、交通の要衝として、町内観光施設との有機的な連携を図りながら各イベントを開催し、地域の活性化に努めてまいりました。 近年、豊かな自然や農業、文化や地域特性を生かした農村体験観光が注目されてきており、本町でも観光資源の発掘と有効活用について関係者と連携を取りながら、より一層のグリーンツーリズムの推進を図ってまいります。また、道東自動車道(清水―トマム間)が昨年開通し、平成23年度には全線開通予定であり、高速ネットワークが具現化することにより人や物流、観光などを含め地域振興が期待されることから、十勝西北部の関係する5町の各団体との連携によりシーニックバイウエイ構想に取り組んでいるところでありますが、これらを一層活用しながら、本町が十勝を訪れる観光客の拠点となるよう努力してまいります。 さらに、地域のイメージアップ、町内外からの誘客を見込み、毎年観光イベントを開催しておりますが、本年も引き続き、各イベントの充実に向け、観光協会並びに商工会や農協、企業等と連携・協力して町民の皆さんをはじめ町外者が積極的に参加できる、活力あるイベントを企画してまいりたいと考えております。 ◎新たなる雇用・就業を創出する産業・事業 地域資源と人材を生かした活力ある町を創造していくため設置した「清水町経済活性化戦略会議」は、企業誘致や既存産業などの地域産業振興策として開催し、中心市街地衰退防止策事業や企業誘致、食を通じた連携事業などを展開しております。今後も各事業実施に際しての連携強化など、引き続き本町の経済活性化に向けて取り組んでまいります。 また、本年度、本格的に進められますバイオエタノール実証事業につきましては、建設のみならず施設稼動後の雇用や視察、来町者等の相乗的な経済効果が大きく期待されることから、引き続き全町挙げてこの事業の推進に協力してまいりますとともに、「環境を重視するまち清水町」を広く国内に発信していく考えでおります。 ◇みんなで創る協働のまちづくり 地方分権が進む中、町民の皆さんと行政が情報を共有し、協働のまちづくりを進めるための環境を整え、豊かで魅力ある地域社会の創出に向け、様々な地域課題に取り組んでまいりますとともに、厳しい財政状況の中ではありますが、より効率的な行財政の運営と住民サービスの向上に努めてまいります。 ◎町民主役のまちづくり 町内会や農事組合をはじめとするコミュニティ組織や、教育・福祉・生活安全など様々な分野で活動する団体などで自主的なボランティア活動や協働のまちづくりの実践活動が進められており、今後も様々な分野で町民と行政が協力してまちづくりに取り組むことが大切であり、昨年実施しました実態調査結果をもとに、町内会や農事組合が抱える課題の解決に向けて取り組んでまいります。 さらに、「まちづくり基本条例」により、各種審議会の委員の公募や、開催内容の公表、重要な案件については町民意見提出制度により意見を求めるなど、情報共有と町民参加について、広報紙や町のホームページをはじめ、町内各所に設置した情報掲示板などにより積極的に進めているところです。地方分権の進展により地域自らの判断と責任において進めることが求められており、課題解決のためにはより一層、町民と行政が役割を分担し、共に知恵を出し合いながら「協働のまちづくり」を推進しなければならず、そのために、町民の皆さんがまちづくりに参加しやすい環境の整備と行政情報の提供・周知方法の工夫に努めてまいります。 また、本年度は清水町として実現したい政策メニューを公表して寄付を募り、町民の皆さんをはじめ町出身者やゆかりのある方などが新たな形のまちづくりに参加し、財源確保を行う「寄付条例」制定について検討を進めます。また、政策メニューの実施の際には、町民のボランティアを活用するなど、町民と寄付者の連携についても検討を進めてまいります。 ◎効率的な行政運営と健全財政のまちづくり 現状の厳しい財政状況を踏まえ、現在進めている「清水町行財政健全化実行プラン」の実現のため「第二次緊急3か年計画」を策定したところですが、今後予想される環境の変化に対応し一日も早い財政の健全化を実現するためにも、この計画を起点として各分野の論議を深めてまいります。 一般会計の本年度職員数は154名となりましたが、「清水町行財政健全化実行プラン」において、プラン策定時の188名を、将来120名とすることとしており、現在まで退職者不補充を行ってまいりました。こうした中、グループ制を試行し、事務の執行に当たってまいりましたが、将来を見据えた組織機構はいかにあるべきかについて、本年度検討してまいりたいと考えております。 次に、歳入である個人町民税は、生産年齢人口が減少するとともに、昨年は基幹産業である農業において、品目横断的経営安定対策制度が導入され、対策に基づく交付金の一部は平成19年中の収入とならず、更に、酪農経営についても飼料価格の高騰が続くなど農業経営を取りまく環境が大きく変化し、農業所得が減少傾向にあることから、全体として約2,500万円の減収を見込んでいるところでありますが、法人町民税につきましては、法人数の増加や一部法人の業績が好調であることから、800万円程度の増収を見込んだところであります。 なお、固定資産税につきましては、土地、家屋、償却資産ともに大きな変動がないことから、昨年度並みと予想し、ほぼ同額の税収を見込んだところであります。 また、収納対策につきましては、「十勝市町村税滞納整理機構」と更に連携を図り、自主財源確保のため収納率向上に一層の努力をしてまいりますとともに、インターネット公売による滞納処分についても取り組んでまいります。 ◎広域と連携したまちづくり 十勝町村会は、「十勝1市」の実現を概ね10年以内とする目標を掲げ、当面、各市町村が自主・自立の方針に沿って広域連携や行財政改革を推進するとした「十勝地区グランドデザイン」に基づき、広域連携などの取組方針を進めるため帯広市と新たな検討組織を立ち上げ、副市町村長レベルでの協議を進める状況であります。 今後も、管内市町村との連携を密にし、十勝町村会における具体的議論の場で意見を述べてまいりますとともに、第29次地方制度調査会や国の動向を見極めながら町民の皆さんや議会各位のご意見を賜り、今後の方策を探ってまいりたいと考えております。 IV むすび 以上、平成20年度の町政執行の主要な施策を述べさせていただいたところでありますが、本町における特殊財政状況の中で、町政執行に当たりましては、本年度も町民生活を重視し、町民の皆さんとの対話を重ねご意見を賜りながら職員と共に創意工夫し、行財政の効率化を一層進め、町民の皆さんへの暖かな心で町政運営を推進してまいりますので、議員各位並びに町民の皆さんの深いご理解とご協力を賜りますことをお願い申し上げ私の町政執行方針といたします。 平成20年3月10日 清水町長 高 薄 渡 |
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○議長(田中勝男) ここで休憩いたします。(午前11時25分)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午前11時35分)
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○議長(田中勝男) 日程第6、教育行政執行方針について、教育委員会委員長より平成20年度教育行政執行方針を述べていただきます。
教育委員会委員長。
○教育委員長(三澤吏佐子)
I はじめに 平成20年第2回清水町議会定例会の開会にあたり、教育委員会の所掌する行政執行の主要なる方針について申し上げます。 近年、我が国においては、予測の範囲を超える急速な社会変化のなか、様々な制度の見直しが行われており、教育についても教育基本法が改正され、学校教育法の改正など様々な改革が進められています。 また、昨年発表されたOECDの学習到達度調査結果から、実生活の様々な場面で直面する課題を活用する能力が劣っていることが明確になり、中央教育審議会の「審議のまとめ」で学習指導要領改訂の方向性が示されました。 北海道においては、昨年、「北海道教育ビジョン」を策定して、「自立」と「共生」を教育の基本理念とした方策を示しました。 さらに、昨年実施された「全国学力・学習状況調査」の結果から、「すべては子どもたちのために」をキーワードに「5つの提言」がなされました。 それを受けて、子どもたちが確かな学力を身につけるため、家庭・学校・地域や教育委員会などが一体となった取りくみが求められています。 本町の"しみず「教育の四季」"は「望ましい生活習慣の定着を目指す家庭・学校・地域が一体となった取組」の代表的実践例として広く紹介されたところです。 清水町教育委員会では、これらを励みとし、しみず「教育の四季」の「12の窓」の実践を通して、町民総ぐるみで「心をかよわせ、互いに響き合う感性豊かな教育」を推進してまいります。 II 学校教育の推進 子どもは、かけがえのない存在です。 「打てば響く、心に響く」を本町の教育理念として、確かな学力、豊かな心、健やかな身体を育んでまいります。 優しさと勇気をもった元気な子どもを育てるために、生き生きと学び可能性を伸ばす学校づくりや、子どもの成長を支える魅力ある教師の育成、さらに家庭や地域社会の教育力の向上に努めてまいります。 1 確かな学力の育成 自らが学ぶ楽しさを感じながら、社会で自立していく力を身につけることができるようコミュニケーション能力など、基礎・基本を確実に習得させ、学ぶ意欲の高揚や学習習慣の定着を図ってまいります。 また、体験的な学習や課題解決的な学習の充実を図り、理解力、判断力、表現力など「生きる力」を育成し、情報処理能力や創造力の向上を図るとともに、教職員の資質向上に向けて、校内外の研修体制の強化に努めてまいります。 2 学校改善支援プランの推進 昨年実施されました全国学力・学習状況調査の結果から、児童生徒の指導改善の視点が明らかになりました。 基礎・基本の定着を図る指導、学習意欲を高める指導の充実、学習習慣や基本的生活習慣の育成を図るため、学校・家庭との連携充実に努めます。 3 豊かな心と健やかな体を育む教育の推進 生命を大切にする心、美しいものに感動する心、思いやりの心、感謝の心などの規範意識や倫理感を育むため、家庭・学校・地域社会が一体となって道徳教育の充実や奉仕、体験活動、さらに読書活動の推進を図ります。 また、体力や運動能力の向上を図り、望ましい食習慣を身につける食生活に関する教育を、栄養教諭を配置して取り組みます。 4 子どもの安心・安全教育の推進 次代を担う子どもたちが、自分がかけがえのない一人の人間として大切にされ、頼りにされていることを実感でき、存在感と自己実現の喜びを味わえる環境のもとに、健やかに育まれることが重要です。 子どもたちの安全・安心の確保に向けて、登下校時における通学路等のパトロールボランティアの充実など保護者や地域ぐるみの取り組みを推進します。 「いじめ問題」については、「どこの学校でも、どこの子にも起り得る」問題であることを十分に認識し、日頃から子どもが発するどんな小さなサインをも見逃すことなく、いじめの予防、早期発見、早期対応に努めます。 全ての町民が、子どもの育ちに感心を持ち、連携して確かな歩みを共有し、ふるさとしみずに心を寄せる感性豊かな子どもを育成する教育を推進してまいります。 5 特別支援教育の推進 本町は、町民誰もが相互に人格と個性を尊重し支えあう「心と心が自然に響き合うまち」です。特別支援を要する幼児・児童生徒の一人ひとりの教育的ニーズに応じた指導や支援の一層の充実を図るために「特別支援教育支援員」の配置や「清水町特別支援連携協議会」との連携を推進します。 6 幼保・小の連携教育の推進 就学前教育と小学校教育のなめらかな接続のあり方について実践交流を通した研修を推進しています。本年度も幼稚園、保育所と小学校間の生活と学びのなめらかな連携を図るため、児童保育センターとともに研修を深めてまいります。 今後は、小・中学校の連携にも努めてまいります。 7 しみず「教育の四季」の推進 清水町の教育は、"しみず「教育の四季」"の「12の窓」から町民総ぐるみで、「感性あふれ、表情豊かな子どもの育成」を目指しています。 清水町の次代を担う子どもたちが、生涯にわたり心豊かに生きていくための、基本的生活習慣や規範意識の定着を目指し、全町民が心を合わせ取り組んでいるところです。 町をあげてのこの取り組みが浸透することによって、学習習慣、生活習慣などのリズムが整い、学習意欲の向上につながると確信しています。 また、この取り組みは、教育の今日的課題を解決するひとつの方法として広く注目されております。本町の特色ある教育活動として大切にしてまいります。 III バスの運行及び学校給食の運営方針 スクールバス等の運行につきましては、町内遠距離通学児童生徒の安全を図り、乗車時間の短縮に努め一部運行計画の見直しを行いました。 日常の車両点検と整備を怠ることなく、職員の交通安全に対する研修を行うなど、安全な運行を努めてまいります。 学校給食につきましては、「おいしい笑顔が見える給食づくり」を目指します。食の安全・安心が求められるとともに、朝食欠食、孤食、偏食等子どもの食生活の乱れが社会問題となっています。 このため、子どもの「食育」を重要課題と位置付け、センター内に調理員が主体となって組織した「プアパの会」を中心に、町内で生産される食材を給食に積極的に使用するなど、給食を通じて「地産地消」を進めてまいります。 また、特色ある学校給食として、地元で生産される旬の食材や、特産食材を積極的に活用するとともに、児童・生徒の「リクエスト給食」や「バイキング給食」を引き続き実施してまいります。 なお、学校給食費負担金については、小麦、食用油類を始め、牛乳等給食の根幹となるべき、原材料費の高騰により、安価な食材の調達に限界を生じております。安全、安心な食材調達の観点から調査研究をしていきたいと思います。 IV 社会教育の充実 町民が生涯にわたって豊かな生活を送るために、しみず「教育の四季」の理念のもと、それぞれのライフステージに応じた多様な学習の場を創造してまいります。 人は地域に育てられるとともに、地域を育てる力をもっています。 平成18年度から始まった第6次社会教育計画の柱である「いきいきと学び合える社会の実現」を目指し、社会教育の充実を図ってまいります。 1 社会教育活動の推進 家庭は教育の原点です。 家庭や地域の教育力の向上を図るため、生活リズム向上推進事業や親子での体験活動を支援してまいります。 青少年教育につきましては、「清水の子どもにこにこプラン事業」を行い、地域や子ども同士の交流を通して健全育成に取り組んでまいります。 成人教育につきましては、町民の主体的な学習を支援し、生きがい作り、趣味や教養を深めていただくために、公民館を中心とした各種講座を開設するとともに、社会教育施設機能の維持に努めてまいります。 さらに、「生涯学習ボランティア登録派遣制度」を継続し、「町民がともに学び、共に生きる循環型学習社会」の推進を図ります。 2 芸術・文化活動の推進 芸術・文化を鑑賞することにより得た感動は、生活への活力となります。町民一人ひとりが潤いのある生活を送るため、芸術・文化に触れる機会を提供してまいります。 幼児、小・中学生の豊かな感性を育むために、芸術鑑賞事業を実施し、保護者や町民の方にも鑑賞していただけるように取り組んでまいります。 また、多くの文化団体が活発に活動しています。各団体の自主的な活動を支援するとともに、その連携を深めながら町民の芸術・文化活動の促進を図り、指導者の養成に努めます。 3 スポーツ活動の推進 町民が生涯にわたってスポーツに親しみ、生活の中に取り入れられるよう情報を提供し、意識の啓発に努めてまいります。 少年期からのスポーツ活動の取り組みは、心身ともに健全な子どもを育み、親子間のコミュニケーションを図る上で有用な手段であります。 清水町スポーツ少年団本部との連携により少年団の育成と指導者の養成に努めるとともに、スポーツ教室、大会などを実施してまいります。 成人期には、競技性の高いスポーツと健康維持を目的とした軽スポーツなど、清水町体育協会や社会体育団体の協力を得て、各種講習会や大会などを開催し、スポーツ活動の活性化を図ってまいります。 また、アイスアリーナにつきましては、冬期スポーツの振興と地域活性化の視点から指定管理者と連携を密にしてまいります。 4 図書館・郷土史料館の運営 図書館につきましては、豊かな読書生活を保障し、日常的な調査・研究に応えるための施設として町民の読書要求と学習意欲に応える資料を収集・提供をしてまいります。 また、「しみず教育の四季」にもうたわれている「夕べの読書」と「家族の団らん」を実践するため、学校図書館との連携やボランティアの協力を得ながら積極的に、児童・生徒の読書サービスに努めます。 さらに、エントランスホールの有効活用につきましては、「エントランスホール展」などを計画的に開催し、多くの町民の方々に積極的に活用していただき「町民のふれあいの場」になるよう開かれた図書館を目指してまいります。 郷土史料館につきましては、引き続き郷土資料の整理・保存に努めてまいります。 V むすびに 以上、平成20年度の教育行政執行に関する主要な方針について申し上げました。本町の教育・文化・スポーツの振興と生涯学習社会の構築に最善の努力を傾けてまいりますので、議員並びに関係各位の温かいご支援と積極的なご協力をお願い申し上げます。 平成20年3月10日 清水町教育委員会 委員長 三 澤 吏 佐 子 |
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○議長(田中勝男) ここで昼食のために休憩します。(午前11時52分)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後1時00分)
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○議長(田中勝男) 日程第7、議案第15号、清水町後期高齢者医療に関する条例の制定について、議案第18号、非常勤職員の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例の制定について、議案第22号、乳幼児医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第23号、重度心身障害者及びひとり親家庭等の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第25号、清水町介護保険条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第28号、平成20年度清水町一般会計予算の設定について、議案第29号、平成20年度清水町国民健康保険特別会計予算の設定について、議案第30号、平成20年度清水町後期高齢者医療保険特別会計予算の設定について、議案第31号、平成20年度清水町老人保健特別会計予算の設定について、議案第32号、平成20年度清水町介護保険特別会計予算の設定について、議案第33号、平成20年度清水町公共下水道事業特別会計予算の設定について、議案第34号、平成20年度清水町集落排水事業特別会計予算の設定について、議案第35号、平成20年度清水町簡易水道事業特別会計予算の設定について、議案第36号、平成20年度清水町上水道事業会計予算の設定について、以上、14件を一括議題とします。
提案者より提案理由の一括説明を求めます。副町長。
○副町長(五十嵐順一) それでは平成20年度予算案のご審議をお願いするにあたりまして、その概要をご説明申し上げたいと思います。
最初に、予算書の記載方法を少し変えましたので、その説明をさせていただきたいと思います。予算書の構成につきましては、歳入・歳出とも款及び項ごとにまとめまして記載させていただいております。
予算書の48頁をご覧いただきたいと思いますが、48頁には議会費の歳出の予算が載っております。歳出の説明欄におきまして、目を構成する事業ごとに節の内容をより詳しく記載をしております。1目議会費ですと、右の説明欄に議会費職員人件費それから議会議員人件費とそれから議会議員経費、それと議会事務費の3つの事業ごとに節の内容を標記してございます。このような構成に全部がなっております。また、頁につきましては、各会計ごとに1頁から表記するようにしてございます。
それではお手元に予算に関する資料と、平成20年度清水町全会計当初予算案説明資料を配付させていただきましたので、まずは予算に関する資料の1頁をお開き願いたいと思います。説明につきましては、配付の説明資料に沿って申し上げていきたいと思います。
平成20年度の一般会計、7特別会計及び1企業会計の予算総額は、10,062,600千円。対前年比10.9%の減になったところでございます。
主な特別会計の内容につきましては、国民健康保険特別会計では、医療制度改革に伴う老人保健医療費拠出金の減などから、前年度対比223,000千円の減と大幅な減額でございます。
後期高齢者医療保険特別会計の新設では、広域連合が保険者となって実施する保険料や広域連合への納付金などを計上してございます。
老人保健特別会計につきましては、医療制度改革に伴う後期高齢者医療保険特別会計の設置に伴いまして、平成20年3月の診療分の医療費の計上となるために、大幅な減額でございます。介護保険特別会計につきましては、対前年比49,200千円の増でありますが、グループホームや小規模多機能型居宅介護施設等の地域密着型サービス利用給付の増などによるものでございます。
公共下水道事業特別会計235,300千円、集落排水事業特別会計43,500千円の増でございますが、いずれも公的資金補償金免除繰上償還及び借換債発行に伴う増でございます。
簡易水道事業特別会計は56,000千円の減でありますが、中熊牛地区の営農用水整備事業の完了に伴う減でございます。
上水道事業会計においては、企業債償還利子の減などによりまして8,900千円の減でございます。
次に、一般会計の概要について説明申し上げます。
予算に関する資料2頁をご覧いただきたいと思います。
平成20年度一般会計予算総額は6,598,000千円と、平成14年度以降7年ぶりの対前年比103,000千円、1.6%の増額予算となったところでございます。ただし、JA十勝清水町が事業主体となり実施する地域バイオマス活用事業(有機肥料及び堆肥製造施設建設事業分)などの国庫補助金及び道補助金の間接補助経費分395,928千円を除いた平年ベースとの比較では6,202,072千円の予算総額となり、対前年比292,928千円の4.5%のマイナス予算で財政健全化を優先した予算編成を行ったところでございます。
依然として、公債費や国営土地改良事業の償還額が大きく、基金の取り崩しによる厳しい財政運営が続いていることから、行財政健全化実行プランの第二次3か年計画に基づき行財政改革を進め、人件費の独自削減等で163,000千円や温泉施設の廃止による23,000千円の削減、更には補助金の見直しなど総額で196,000千円を圧縮したところでございます。
また、歳入では清水町土地開発公社の解散による清算金166,000千円を見込んでおり、実質的な財源不足21,477千円については、基金からの繰入金により対応したところでございます。
歳入及び歳出の概要の主なものを説明したいと思います。
1款の町税につきましては1,203,500千円で、前年度と比較して21,500千円の減であります。
個人町民税で農業所得が品目横断的経営安定対策制度の導入により、一部19年度中の収入にならないことなどから、25,300千円の減、町たばこ税で5,300千円の減などが主であります。
10款の地方交付税につきましては、2,880,000千円を計上しましたけれども、公債費の減少に伴う普通交付税算入分の減少などにより、前年度と比較して50,000千円の減額となったところでございます。特別交付税につきましては、前年度と同額で計上しているところでございます。
12款の分担金及び負担金は道営熊牛中地区担い手育成畑総事業受益者負担金の増などによりまして、130,753千円を計上したところです。
13款の使用料及び手数料はしみず温泉の廃止などにより、355,358千円と、対前年度から減額で計上したところでございます。
14款の国庫支出金は215,502千円で、前年度と比較して44,189千円の増となりましたが、主な内容は農林業費国庫補助金で、JA十勝清水町事業主体の野菜予冷庫建設事業分59,085千円を計上し、総務費国庫委託金で、参議院議員選挙終了に伴い事務委託金で9,980千円の減などでございます。
15款の道・支出金は634,990千円で、前年度比337,751千円の増でありますけれども、主なものとして、農林業費道補助金でJA十勝清水町事業主体の有機肥料及び堆肥製造施設建設事業分で、337,843千円を計上したものでございます。
16款の財産収入は建物売払いとしまして、温泉分20,000千円を計上したところでございます。
18款の繰入金は100,004千円で、国営土地改良事業償還金の償還財源とするために、公共施設建設等基金から100,000千円を充てるものでございます。
20款の諸収入は281,115千円で、対前年度47,366千円の増でありますが、主な内容として、公社営畜産基地建設受託事業費の減により116,026千円の減、雑入で土地開発公社解散に伴う清算金で166,000千円を計上しております。
21款の地方債は255,600千円で、対前年度比24,400千円の減となっております。町有林整備事業債の取り止めや御影大平道路整備完了、更には臨時財政対策債の減などのほか、新規としまして御影東5条道路の整備や御影消防団の消防車の購入にそれぞれ地方債を予定したところでございます。
次に、歳出の概要について説明を申し上げたいと思います。
1款の議会費は76,044千円で対前年比1,390千円の減でございます。主な減額の内容は、議員期末手当加算分廃止によるものなどでございます。
2款の総務費は628,949千円で、対前年比16,770千円の減でございます。主な内容としては、一般管理費で3年に一度の退職手当に係る退職手当組合精算終了等による減額、財産管理費で土地開発公社貸付金の廃止及び普通財産改修工事の完了等による減額、電子計算費で総合行政更新事業に係る元金償還開始等による増額、情報化推進費で総合行政ネットワーク機器更新等による増額、税務総務費で職員の配置に伴う人件費の減と個人町民税額措置制度による還付金の計上、住民基本台帳費で職員配置に伴う人件費の減額、選挙費では参議院選挙等の終了による減額でございます。
3款民生費は1,050,845千円で、対前年度比23,258千円の減であります。主な内容では、社会福祉総務費で、職員の配置に伴う人件費の増、老人福祉では介護保険特別会計繰出金の増により増額、障害者福祉費で自立支援給付費の減などによる減額、老人医療費で老人医療給付費等の減による減額、乳幼児医療費で所得基準廃止による初診料及び医療費1割分公費負担に伴う増額、保育所運営費で職員配置に伴う人件費の減、児童措置費では、児童手当支給の増額、へき地保育所運営費は代替職員の増により増額などでございます。
4款の衛生費は637,056千円で対前年比20,129千円の増でございます。主な内容は、保健衛生総務費では医療制度改革に伴う老人保健特別会計繰出金の減額と国民健康保険特別会計繰出金等の減額、職員の配置に伴う人件費の増、それに新たに北海道後期高齢者医療広域連合に対する医療給付負担金を計上したところであります。保健予防費では、特定健康診査について、国保会計で実施することにより減額し、水道施設費で簡易水道事業特別会計の公債費の増による繰出金の増額、清掃センター管理費では、臨時職員の退職に伴う賃金の減額などでございます。
5款の労働費は12,249千円で、前年度とほぼ同額でございます。
6款の農林業費は1,301,387千円で、対前年度比297,569千円の増であります。主な内容は農業振興費でJA十勝清水町事業主体の野菜予冷庫建設事業に伴う増、畜産業費では公社営畜産基地建設事業費の減、JA十勝清水町事業主体の有機肥料及び堆肥製造施設建設事業などによる増額、牧場費では飼料や肥料の値上がりによります増、御影農業用水管理費で農業用水監視機器更新事業等による増額、農道整備事業費で羽帯地区交換分合附帯農道整備事業費の減、集落排水事業費で集落排水事業特別会計の公債費の増等によりまして繰出金の増額、農地集団化事業費で下人舞地区交換分合測量調査終了等により減額、町有林整備事業費で補助事業の減に伴う減でございます。
7款商工費は67,897千円で、対前年比110,601千円の減であります。主な内容は職員の配置に伴う人件費の減額と、しみず温泉管理費の廃目による減額でございます。
8款土木費は420,544千円で、対前年度比3,813千円の増でございます。主な内容は公共下水道費で、公共下水道事業特別会計の公債費の増等により繰出金の増額でございます。
9款消防費は300,336千円で対前年比6,846千円の増でありますが、水槽付き消防ポンプ車の更新によるものでございます。
10款教育費は674,627千円で対前年比20,364千円の増でございます。
主な内容は、教育委員会費で職員配置に伴う人件費の増、教育振興費で小学校コンピューター機器借上料及び奨学金貸付の減、小学校管理費で清水小学校耐震診断調査実施に伴う増、中学校管理費で清水・御影中学校耐震診断調査実施の増、文化会館費では正面玄関前出窓改修事業等による増、地域学習施設費で剣の郷創造館体育館屋根塗装事業等による増、保健体育総務費で職員の配置に伴う人件費の減などでございます。
11款の災害復旧費は123千円の減は災害復旧事業負担金の減によるものでございます。
12款公債費は1,243,260千円で対前年比162,446千円の減でございます。長期債の一部償還完了により元金及び利息の減でございます。
13款諸支出金は179,801千円で、対前年比68,779千円の増でございます。行政費で臨時職員退職金の減、基金費で財政調整基金積立金として78,527千円を計上したところでございます。
14款の予備費は前年度と同額でございます。
次に、3頁をお開き願いたいと思います。
予算に関する資料の3頁には歳出特定財源の内訳を記載してございます。特定財源は1,615,205千円と前年度と比較して180,886千円の増でございます。主な内容は国庫支出金及び道支出金で農林業費でJA十勝清水町が実施する建設事業分補助金の増、町債については農林業費で町有林整備事業に対する発行を取りやめたことによる減、分担金及び負担金については農林業費で国営土地改良事業受益者負担金の繰上償還による増、使用料及び手数料は商工費で温泉廃止による使用料の減、財産収入は電算システム企業会計貸付金収入の増、繰入金は減債基金、老人福祉基金及び教育基金繰入金の減、諸収入は農林業費で公社営畜産基地建設事業受託事業収入の減などでございます。
次に4頁をご覧いただきたいと思います。
一般財源の総額は4,982,795千円で対前年度比77,886千円の減でございます。主な内容は町税の減、地方譲与税及び各種交付金は地方財政計画による伸び率の増減、使用料及び手数料は公営住宅使用料の一般会計振替額分の増、財産収入は温泉施設等の売払収入の増、繰入金は財政調整基金繰入金の減、諸収入では土地開発公社清算金収入による増、町債では臨時財政対策債発行可能額の減などでございます。
次に5頁と6頁には款別・節別の集計の詳細を、更に7頁には事業費及び役務費の内訳を記載しております。8頁からは一般会計の主な事業、12頁には特別会計の主な事業、13頁には一般会計繰出金の内容について記載しておりますので、参考にしていただきたいと思います。
平成20年度各会計予算案の概要について申し上げました。関連する条例5件とともによろしくご審議のほどをお願い申し上げて、説明に代えさせていただきます。
○議長(田中勝男) おはかりします。
ただいま、議題となっております14件の議案につきましては、議長を除く12人の委員で構成する「平成20年度予算審査特別委員会」を設置し、これに付託し、審査することにしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、一括議題となっております14件の議案につきましては、議長を除く12人の委員で構成する「平成20年度予算審査特別委員会」を設置し、これに付託し、審査することに決定しました。
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○議長(田中勝男) 日程第8、議案第9号、平成19年度清水町一般会計補正予算(第10号)の設定について、議案第10号、平成19年度清水町国民健康保険特別会計補正予算(第5号)の設定について、議案第11号、平成19年度清水町老人保健特別会計補正予算(第2号)の設定について、議案第12号、平成19年度清水町介護保険特別会計補正予算(第5号)の設定について、議案第13号、平成19年度清水町公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)の設定について、議案第14号、平成19年度清水町集落排水事業特別会計補正予算(第6号)の設定について、以上、6件を一括議題とします。
本案について、提案理由の一括説明を求めます。副町長。
○副町長(五十嵐順一) それでは、補正予算について説明を申し上げていきたいと思います。
まず、議案第9号、平成19年度清水町一般会計補正予算(第10号)の設定について説明を申し上げたいと思います。
歳入歳出予算の補正は、既定額から歳入歳出それぞれ46,643千円を減額しまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ6,949,417千円とするものでございます。今回の補正につきましては、19年度予算執行がほぼ確定をしたことから執行残など不用額の整理を行うものが大部分でございます。
歳入から説明をしますので、12頁をお開きいただきたいと思います。
12頁、1款1項1目個人町民税につきましては、農業所得者の修正申告等によりまして追加するものでございます。滞納繰越分につきましては、徴収見込額の減によるところの補正でございます。
2目法人町民税につきましては、法人の業績による追加でございまして、滞納繰越分につきましても、徴収見込額の増により補正をするものでございます。
2項1目固定資産税につきましては、現年課税分、滞納繰越分、それぞれ歳入見込額による補正でございます。
3項1目の軽自動車税、4項1目の町たばこ税につきましても、歳入見込額による補正でございます。
14頁、12款1項1目1節の老人入所者費用負担金については、老人ホーム退所者によります減でございます。
2節1番の保育所入所児童保護者負担金につきましては、途中入所者の増によります追加、2番の一時保育保護者負担金につきましては、利用者の減による補正、3節のへき地保育所入所児童保護者負担金につきましては、途中入所者の増による補正でございます。
2目1節の道営事業受益者負担金につきましては、熊牛中地区畑かん事業費の確定見込みによるところの補正でございます。
13款1項の使用料につきましては、いずれも使用料の確定見込みによりますところの補正でございます。
16頁、2項手数料につきましても、歳入見込み確定によるところの補正でございます。
18頁、14款1項1目1節の障害福祉費負担金については、扶助給付費の減に伴う補正でございます。
2節の児童措置費負担金につきましては、受給対象児童数の減及び受給者区分の異動に伴う補正でございます。
2目2節の老人保健事業負担金につきましては、国庫負担金の確定による補正でございます。
2項1目1節の地域生活支援事業補助金は事業者の減に伴う補正、2節の次世代育成支援対策交付金につきましては、配分額による補正でございます。
2目1節の就学奨励費補助金は、扶助給付の減によります補正でございます。
4目1節の後期高齢者医療制度円滑導入事業費補助金につきましては、保険料負担の激変緩和措置に伴う電算システム改修費及び納付書の印刷、その発送費に追加交付がされることから補正するものでございます。
20頁、3項委託金につきましても、歳入の確定見込みによる補正でございます。
15款1項の道負担金につきましても、国庫負担金同様各事業費の確定見込みによります補正でございます。
22頁、2項道補助金につきましても、それぞれ事業費の確定に伴う補正でございます。
3項委託金につきましても、事業費の確定による補正でございます。
24頁、16款1項2目1節の出資配当金につきましては、額の確定見込みによる補正でございます。
17款1項2目特定寄附金につきましては、老人福祉目的に2件の寄附がありましたので、補正するものでございます。
26頁、18款の繰入金につきましては、今回の補正において、歳入歳出とも減額になりますので、調整額として財政調整基金繰入金を減額するものでございます。19年度末の財政調整基金残高は376,556千円となる見込みでございます。
20款4項の受託事業収入につきましては、それぞれ受託事業費の確定によります補正でございます。
5項2目交通障害保険料収入につきましても、額の確定見込みによる補正でございます。
28頁、5目の雑入ですが、それぞれ額の確定見込みによる補正でございます。
30頁、21款1項1目農林業債につきましては、事業費の確定見込み込みによる減額でございます。
3目の臨時財政対策債につきましては、発行可能額の確定による減額でございます。
町債に関連がありますので、5頁をお開き願いたいと思います。
5頁には地方債の補正が載っております。第2表の地方債の補正でございますが、歳入で説明をしました町債につきまして、事業費等の確定見込みによりそれぞれの負債の借入限度額を補正後の限度額へ引き下げる内容となっております。
続きまして、歳出の説明を申し上げますので、31頁にお戻りください。
歳出でございますが、1款1項1目議会費につきましては、それぞれ不用額の補正でございます。
次の頁、2款1項1目一般管理費から36頁監査委員費まではすべて不用額の補正でございます。
37頁、3款1項3目25節積立金につきましては、老人福祉目的の寄附がありましたので、老人福祉基金へ積み立てるものであります。
ほかは不用額の補正となっております。
38頁、4目障害福祉費につきましても、不用額の補正でございます。
5目13節10番の高齢者と短期入所児童委託料につきましては、利用者の増に伴う追加で、ほかは不用額の補正となっております。
6目老人福祉センター運営費は特定財源内訳のみの補正、7目保健福祉センター費は不用額の補正でございます。
40頁、8目世代間交流センター運営費につきましては、燃料の高騰に伴う灯油代の追加でございます。
12目乳幼児医療費につきましては、4月から乳幼児医療の無料化をはかるために乳幼児医療制度改正に伴う受給者証の印刷及び電算システムの修正委託料の追加を行うものでございます
2項1目4節の臨時職員共済費は額の確定見込みによる補正でございます。
2目の保育所運営費につきましては、事業費確定見込みによりますところの補正でございます。
42頁、3目の児童措置費につきましても、事業費確定見込みによりますところの補正でございます。
4目のへき地保育所運営費、5目の児童館費につきましては、額の確定によるところの追加でございます。
6目きずな園運営費は特定財源内訳のみの補正でございます。
44頁、4款1項1目28節1番の老人保健特別会計繰出金につきましては、医療給付負担の増加見込みによりますところの繰出金の追加でございます。
2番の国民健康保険特別会計繰出金につきましては、不用額による減額でございます。
2目の保健予防費の23節国庫道費負担金返還金につきましては、過年度分の返還が生じたことによる追加でございます。
その他については、不用額の補正でございます。
5目公衆浴場管理費は特定財源内訳のみの補正でございます。
6目の後期高齢者医療準備費ですが、46頁、11節の印刷製本費で保険料負担の激変緩和措置による納付書印刷代の追加、12節その他通信運搬費につきましては、被保険者証郵送代の追加、13節6番保険者証封入業務委託料につきましては、北海道後期高齢者広域連合で一括処理を行うことによりますところの追加でございます。
7番システム改修委託料につきましては、激変緩和措置に対応させるための改修費の追加でございます。
19節の北海道後期高齢者広域連合市町村負担金につきましては、負担額の変更による補正でございます。
2項1目11節につきましては、不用額の補正でございます。
19節の十勝環境複合事務組合負担金につきましては、し尿搬入量の増加に伴い負担金を追加するものでございます。
2目の清掃センター費は特定財源内訳のみの補正でございます。
48頁、6款1項1目農業委員会費は不用額の補正でございます。
2目19節の清水町農業廃プラスチック適正処理対策協議会負担金は、町負担分廃止によるところの補正でございます。
3目営農改善対策費から51頁の10目集落排水事業費までは、いずれも不用額の補正でございます。
51頁、11目の農地移動適正化斡旋事業費の報酬及び旅費につきましては、農地売買賃貸斡旋件数の増加が今後も予想されることにより、追加をするものでございます。
次の頁、2項2目12節火災保険料につきましては、保険に加入しなかったことによる減額、13節委託料は不用額の補正でございます。
7款商工費につきましては、いずれも不用額の補正でございます。
55頁、8款4項3目28節公共下水道事業特別会計繰出金につきましては、下水道使用料の減に伴う繰出金の追加でございます。
5項1目住宅管理費につきましては、特定財源内訳のみの補正でございます。
9款消防費につきましても不用額の補正でございます。
10款1項1目19節の十勝公立文教施設整備期成会負担金につきましては、十勝町村会で負担をすることになったことによりまして、減額するものであります。
2目教育振興費につきましても、いずれも不用額の補正でございます。
58頁から59頁にかけて、3目教員住宅費につきましては、入居者の減によりまして、執行しなかったことによります減額でございます。
4目特別支援教育費から61頁の5項1目社会教育総務費まではいずれも不用額の補正でございます。
62頁、3目文化会館費につきましては、11節需用費において、燃料費及び電気料の増加見込みによる追加、それ以外の節につきましては、いずれも不用額の補正でございます。
4目図書館・郷土史料館費、6目御影公民館費、7目農業研修会館費につきましては、いずれも燃料費の追加でございます。
8目地域学習施設費から65頁の6項2目体育施設費までもいずれも不用額の補正でございます。
65頁、3目体育館費では11節で燃料費の追加、66頁の13節では臨時職員の病気欠勤に伴う体育館管理監視等委託料を追加するものでございます。そのほかは不用額の補正でございます。
66頁の4目学校給食管理費につきましても、燃料費の追加でございます。
12款公債費につきましては、特定財源内訳のみの補正でございます。
次の頁、13款1項1目行政費につきましては、8節臨時職員退職報償金で年度末退職見込者の増によります追加でございます。
そのほかは不用額の補正でございます。
以上で、一般会計補正予算(第10号)の説明とさせていただきます。
次に、議案第10号の平成19年度清水町国民健康保険特別会計補正予算(第5号)の設定について説明を申し上げたいと思います。
歳入歳出予算の補正は、既定額から歳入歳出それぞれ558千円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,513,603千円とするものでございます。
歳入から説明をしますので6頁をお開きいただきたいと思います。
2款2項1目財政調整交付金及び2目高齢者医療制度円滑導入事業費補助金につきましては、事業確定により交付金・補助金の額の確定による補正でございます。
4款2項1目財政調整交付金につきましても、北海道分の額の確定による補正でございます。
8頁、7款1項1目3節の職員給与費等繰入金につきましては、歳出総務費の一般管理費の増に伴い、その財源を繰入れするための追加でございます。
6節のその他一般会計繰入金につきましては、給付事業に係る歳入余剰分を一般会計で調整するための減額でございます。
次に歳出にまいります。
1款1項1目7節の臨時職員賃金は健康保険法の改正により4月1日から退職被保険者から一般被保険者に変更となることから、保険証及び高齢者受給者証の更新作業並びに後期高齢者医療保険証の発送業務を集中的に実施することに伴いまして、時間外手当を追加させていただくものでございます。
11節の印刷製本費は保険証更新に伴うもの、更に高齢者医療受給者証の印刷にかかる印刷費について、追加するものでございます。
13節7番の前期高齢者システム改修委託料は70歳から74歳の医療自己負担増の凍結措置にかかります高齢者受給者証再交付に伴うシステム改修の追加、8番の国民健康保険システムの改修委託料につきましては、65歳以上の退職被保険者について4月1日から一般被保険者となるための保険証交付に伴うシステム改修の追加、9番国保事業実績報告書システム更新委託料につきましては、報告書にあわせてのシステム更新で、その財源としまして、調整交付金で1,050千円がみられているところでございます。
次の頁、2款2項1目19節の一般被保険者高額療養費は高額医療費の増による追加でございます。
2目19節の退職被保険者等高額療養費は逆に高額医療費の減による補正でございます。
5款1項1目高額医療費共同事業医療費拠出金及び3目の保険財政共同安定化事業拠出金につきましては、それぞれ拠出額の確定による補正でございます。
次の頁、6款1項1目13節のインフルエンザ予防接種委託料につきましては、北海道調整交付金でインフルエンザ予防接種にかかる費用の2分の1をみられることとなったために、支出済みの一般会計衛生費予防接種委託料から特別会計に振替えをするものであります。
以上で、国民健康保険特別会計補正予算の説明とさせていただきます。
次に、議案第11号の平成19年度清水町老人保健特別会計補正予算(第2号)の設定について説明を申し上げたいと思います。
歳入歳出予算の補正は、既定額から歳入歳出それぞれ46,300千円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1,626,721千円とするものでございます。同じく歳入から説明をしますので、6頁をお開き願いたいと思います。
1款1項1目医療費交付金につきましては、交付額の確定見込みによる補正でございます。
2款1項1目医療費負担金につきましても、負担額の確定見込みによる補正でございます。
次の頁、3款1項1目医療費負担金につきましても、北海道分の負担金について額の確定見込みによる補正でございます。
4款1項1目一般会計繰入金は、本補正の財源を一般会計繰入金で調整するための補正追加でございます。
歳出にまいります。
次の頁、2款1項1目医療給付費及び2目医療費支給費につきましては、いずれも医療費等の減額見込みによる補正でございます。
以上で、老人保健特別会計補正予算の説明とさせていただきます。
次に議案第12号の平成19年度清水町介護保険特別会計補正予算(第5号)の設定について説明申し上げます。
歳入歳出予算の補正は既定額から歳入歳出それぞれ45,662千円を減額しまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ693,065千円とするものでございます。
歳入から説明をしますので、同じく6頁をお開き願います。
1款1項1目第1号被保険者保険料につきましては、制度改正による特別徴収義務者の拡大等に伴い、特別徴収保険料で増、普通徴収保険料では減で、収入見込み額がほぼ確定したことによります補正でございます。
3款1項1目介護給付費負担金及び2項1目調整交付金、2目介護予防医療交付金につきましては、事業を実績に伴う内示額によりまして、それぞれ補正をするものでございます。
9頁、4款1項1目介護給付費交付金及び2目の地域支援事業支援交付金につきましても、内示額によるところの補正でございます。
次の頁、5款1項1目介護給付費負担金につきましても、内示額によるところの補正でございます。
11頁、6款1項1目1節の介護給付費準備基金利子については、基金利子収入見込み額によるところの追加でございます。
次の頁、7款1項1目一般会計繰入金につきましては、それぞれの事業確定見込みによるところの法定繰入額の補正でございます。
2項1目介護給付費準備基金繰入金につきましては、給付費の減や保険料収入の増などから基金繰入れを減額するものでございます。
14頁の歳出にまいります。
1款2項1目賦課徴収費、3項1目介護認定審査会費、2目の認定調査等費については、いずれも事業確定見込みによる補正でございます。
16頁、2款1項1目居宅介護サービス給付費から18頁の7目審査支払手数料まではそれぞれの事業などの確定見込みによるところの補正でございます。
18頁、2項1目の高額介護サービス費につきましても、サービス事業確定見込みによる補正でございます。
4款1項1目介護給付費準備基金積立金は基金利子を積み立てるものであります。19年度末の介護保険準備基金の残高は67,810千円となる見込みでございます。
次の頁、5款1項1目一般管理費は特定財源内訳のみの補正でございます。2目介護予防事業費は事業の終了、更には手数料で特定高齢者把握事業については、他の教室での活動や各種検診に併せて実施をしたことから、不用額を減額するものでございます。
2項1目は特定財源内訳のみの補正、2目の包括的支援事業費は予防事業に医師を予定したところでございますが、理学療法士のみで実施できたことから減額するものでございます。
以上で、介護保険特別会計補正予算の説明とさせていただきます。
次に、議案第13号の平成19年度清水町公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)の設定について説明申し上げます。
歳入歳出予算の補正は、既定額から歳入歳出それぞれ1,164千円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ865,226千円とするものでございます。
同じく歳入から説明をしますので、8頁をお開きください。
2款1項1目下水道使用料につきましては、今年度の有収水量の決算見込みによるところの減額をするものでございます。
3款1項1目下水道事業費補助金につきましては、補助金の確定によるところの補正でございます。
次の頁、4款1項1目一般会計繰入金につきましては、本補正予算の財源を一般会計繰入金で調整するための追加をするものでございます。
6款1項1目下水道事業債についても起債の額の確定によるところの補正でございます。
町債に関連がありますので、3頁をお開き願います。
第2表の地方債の補正が載っております。公共下水道事業一般分の限度額を100千円減額する内容となっているところでございます。
歳出に戻りますので、12頁をお開き願います。
1款2項2目の委託料につきましては、委託事業が確定したことによる不用額の補正でございます。
次の2款1項1目事業費については、特定財源内訳のみの補正です。
次の頁、3款1項1目元金は特定財源内訳のみの補正、2目の利子につきましては、19年度の下水道事業資本費平準化債借入れに係る利率の確定による補正でございます。
以上で、公共下水道事業特別会計補正予算の説明とさせていただきます。
最後に、議案第14号、平成19年度清水町集落排水事業特別会計補正予算(第6号)の設定についてご説明申し上げます。
歳入歳出予算の補正につきましては、既定額から歳入歳出それぞれ480千円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ102,261千円とするものでございます。
歳入から説明しますので、6頁をお開き願います。
3款1項1目一般会計繰入金につきましては、本補正予算の財源を一般会計繰入金で調整するため減額する内容でございます。
歳出にまいります。
1款2項2目排水処理場管理費につきましては、それぞれ不用額の補正でございます。
次の頁、2款1項1目元金は特定財源内訳のみの補正、2目の利子は19年度の資本費平準化債借入利率の確定による補正でございます。
以上で、集落排水事業特別会計補正予算の説明とさせていただきます。
よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○ 議長(田中勝男) これより一括して質疑を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○ 議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) これより一括して討論を行います。
討論ありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○ 議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
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○議長(田中勝男) これより、議案第9号、平成19年度清水町一般会計補正予算(第10号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、挙手願います。
(賛成者挙手)
○議長(田中勝男) 挙手多数です。
よって、議案第9号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) これより、議案第10号、平成19年度清水町国民健康保険特別会計補正予算(第5号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、挙手願います。
(賛成者挙手)
○議長(田中勝男) 挙手多数です。
よって、議案第10号は、原案のとおり可決されました。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) これより、議案第11号、平成19年度清水町老人保健特別会計補正予算(第2号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、挙手願います。
(賛成者挙手)
○議長(田中勝男) 挙手多数です。
よって、議案第11号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) これより、議案第12号、平成19年度清水町介護保険特別会計補正予算(第5号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、挙手願います。
(賛成者挙手)
○議長(田中勝男) 挙手多数です。
よって、議案第12号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) これより、議案第13号、平成19年度清水町公共下水道事業特別会計補正予算(第5号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、挙手願います。
(賛成者挙手)
○議長(田中勝男) 挙手多数です。
よって、議案第13号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) これより、議案第14号、平成19年度清水町集落排水事業特別会計補正予算(第6号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、挙手願います。
(賛成者挙手)
○議長(田中勝男) 挙手多数です。
よって、議案第14号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) ここで休憩いたします。(午後2時00分)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後2時15分)
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○議長(田中勝男) 日程第9、請願第4号、地域医療を守り、国立病院の存続・拡充をもとめる請願についてを議題とします。
請願文書表を朗読させます。事務局長。
(事務局長朗読)
○議長(田中勝男) 紹介議員の説明を求めます。
9番、妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) 地域医療を守り、国立病院の存続・拡充を求める請願について、その趣旨を申し上げます。
国立帯広病院は現在心臓血管外科、呼吸器外科等、10科の診療科を持ち、入院ベッド数370を持って地域医療を行っております。特に心臓病、がん、結核などの高度医療では大きな役割を果たしております。
また、重症心身障害者の子供や大人の専門的な医療にあたられております。精神科、小児科など、不採算の医療についても、政策医療として担っております。診療範囲は十勝管内はもちろん、道東一円に及んでおり、地域のセンター的病院としての大きな役割を果たしております。
しかし、政府は昨年の12月24日に国立病院を含む独立行政法人の整理統合合理化計画を閣議決定しました。これによれば今後国立帯広病院を含む全国の国立病院を2年間で職員の非公務員化の検討、また経営状態により病床の適正化の名のもとに病床の集約、統廃合などが検討されることになっております。地域住民にとって不可欠な医療機関となっている国立病院の廃止や合理化をするのではなく、地域住民がいつでもどこでも安心して医療を受けられるという立場から、より一層の国立病院の機能の強化と拡充が求められています。地域医療を守り、国立病院の存続・拡充を求める意見書を国に提出していただきたく陳情の趣旨を述べさせていただきました。よろしくご審議のほどお願いします。
○ 議長(田中勝男) これから質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) おはかりいたします。
ただいま議題となっています請願第4号は、産業厚生常任委員会に審査を付託することにしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、請願第4号は、産業厚生常任委員会に審査を付託することに決定しました。
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○議長(田中勝男) 日程第10、委員会調査の報告についてを議題とします。職員に委員会報告書を朗読させます。事務局。
(事務局朗読)
○議長(田中勝男) おはかりします。
本案についての委員長報告は、会議規則第40条第3項の規定に基づき、省略することにしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、委員長報告は省略することに決定しました。
特別委員会の報告は、報告書のとおり「報告済」とします。
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○議長(田中勝男) 日程第11、所管事務調査についてを議題とします。
委員会報告書を朗読させます。事務局。
(総務文教常任委員会報告書 事務局朗読)
(産業建設常任委員会報告書 事務局朗読)
○議長(田中勝男) 本件に関して、委員長の報告を求めます。
初めに、総務文教常任委員会委員長、橋本晃明議員。
○委員長(橋本晃明) 非常に厳しい財政状況のもとで、緊縮型の予算執行を余儀なくされているわけですが、社会教育活動がいきいきとしたまちづくりのバロメーターというふうにいわれているなかでその実施状況につきまして、詳細に担当課から説明を聞いたところであります。
内容につきましては、さきほど報告書を朗読されたとおりであります。
○ 議長(田中勝男) これから質疑を行います。質疑はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) 次に、産業厚生常任委員会委員長、森田慎治議員。
○委員長(森田慎治) それでは所管事務調査のご報告申し上げます。
品目横断的経営安定対策でございますが、戦後最大の農政改革という形でスタートしたものでございまして、内容については事務局から朗読いただいたとおりでございます。
この件について一番大きな問題は、過去は農産物の価格が品目ごとに交付金を加えたものが単価だったのですが、平成19年度よりこの事業によりまして、交付金と生産物との価格をまったく別にして分けるという形が最大の相違点でございます。交付金につきましても、二つに分かれまして、緑ゲタと黄ゲタということですが、緑につきましては固定、過去の生産実績を基準として生まれたものでございます。黄ゲタにつきましては、そのときの品質・生産量というものが加算されます。これが7対3という比率でございます。これにプラス生産物価格ですか、これが加わったものが生産単価という形に変わったということです。
この品目横断ということは、全部の品目ではなくて、政府がいう畑作4品といわれます、米、麦、甜菜、でん原馬鈴薯でございます。これが清水町におきまして、どういう結果になったということをお聞きしましたら、これについてはだいたい4億円前後の損失、収入減になるのではないかということでございました。また、この減に対して政府に要請しまして、北海道枠として加算されたのが88億円ということで、このうち64億円については、19年度産に反映をしていくという形でございます。これが清水に割り当てられる分がだいたい7,000万円前後ぐらいではないかということでございましたので、実質的に事務を進めるなかで、多々問題点が出てきております。これにつきましては、今後政治折衝のなかで、見守りながら進めていきたいということでした。以上、簡単ですが報告に代えさせていただきます。
○議長(田中勝男) これから質疑を行います。質疑はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) 各常任委員会の報告は、報告書のとおり「報告済」とします。
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○議長(田中勝男) 以上で、本日の日程は全部終了しました。
おはかりします。
議事の都合により、3月11日は休会にしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、3月11日は、休会することに決定しました。
3月12日は、午前10時に会議を開きます。
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○議長(田中勝男) 本日は、これで散会します。
(午後2時37分 散会)