北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成20年第2回定例会(3月13日_日程第1_一般質問7)

○議長(田中勝男) 次に、10番、安田薫議員。

○10番(安田 薫) 10番、安田薫です。通告してあります3項目について、質問をしたいと思いますので、ご答弁をお願いします。
 まず初めに、町政執行方針についてですが、地域経済の活性化を目指すため、農商工の連携で事業創出をということで、新しい商品やサービスの開発・販売を加速させるため、JA清水町、商工会、行政が具体的・活発な動きを見せるときではないか。JA清水町主体事業として、「有機肥料及び堆肥製造施設」とあるが、生産物、加工品にブランドを付けるためには良い事業である。町としても全面的に支援すべきと考えるがいかがか。
 次に、町長の執行方針でも少し述べられておりますが、管内市町村との連携の関係ですが、私は特に隣町と積極的な交流、対話が必要と考えるがいかがでしょうか。
 更に、町長の執行方針の全体を通して、大変すばらしい自然のなかでの清水町の美しい言葉を並べているように感じております。具体的に町長が何をしていこうかという意欲が見えません。さきほどの奥秋議員の話でも出ておりますが、職員が仕事をする場もつくっていかなければならないのかなと思います。そのへんについて、具体的なものがないと思いますので、何かありましたら、ご答弁ください。
 次に、教育行政執行方針についてですが、本町の場合、教育の四季と少人数学級で代表される教育行政は他の地域から見たら、進んでいると思っております。また、本町の地域の協力も十分な協力があると思っておりますが、今、財政難で次の項目にありますように、学校への地域支援の体制づくりについて、国とか道で予算付けをされて、事業がみれるようなものがあればどしどし活用していただきたいと思いまして、項目をあげさせていただきました。具体的には、教員の事務負担を軽減し、生徒と向き合う時間を確保するため、また、子供の豊かな心を育てるために、学校、家庭、地域社会の連携が必要であると思います。
 更に次の、学校経営とはですが、これは昨年に総務文教常任委員会の学校訪問の際に、校長先生の話された言葉のなかに学校経営というのをよく聞かされました。学校経営と教育委員会の役割等についても、ご答弁いただければと思います。
 次に、町民の健康づくりについて、通告しましたのは、なかにあります環境センターまたは総合地域スポーツクラブの関係で、教育委員会の答弁になっておりますけれども、最後の医療費の下げたいという部分では、また福祉課の分野になるかと思いますけれども、町長にも併せてご答弁いただきたいと思います。
 冬期間安心して歩ける場所の確保ということですが、一部御影の町民から言われておりました。冬期間安心して歩ける場所がどこかにあったらいいなということで、質問をさせていただきました。ぜひとも、軽スポーツできる農村環境改善センター屋体はありますけれども、何とか確保してほしいと思います。
 次に、総合型地域スポーツクラブの推進ですけれども、清水町の場合はコミュニティー事業のなかで、取り組んでいるのかなと感じておりますが、昨今、やはり町内会対抗のスポーツ大会とか、スポーツ人口の減が感じられますので、より行政がバックアップをした町民のスポーツに親しむ場をつくっていただきたいと思います。
 まずは一人で歩くことから始めて、人数が多くなればなるほどスポーツ人口は増えていきます。最終的に清水のスポーツ人口を増やして、医療費を下げるために、努力をしていただきたいと思いますので、そのへんについてよろしくご答弁をお願いします。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) 安田議員のご質問にお答えしたいと思いますが、質問の内容のなかで、理解しにくいところがございまして、「町長にも」というところで、どの部分かというと2の医療費のところでしょうか、その部分だけでしょうか。上の部分は業務としては教育委員会の所管になってくるんですが、議長よろしいでしょうか、お伺いしたいと思います。

○議長(田中勝男) 安田議員、今、町長の問いに対してお答えください。

○10番(安田 薫) 3番目の項目については教育委員会の答弁になっておりますので、できましたら町長答弁もお願いしたいと思います。

○議長(田中勝男) それは医療費を下げるということで、答弁をしてほしいということですか。

(安田議員より「はい」という発言あり)

○議長(田中勝男) 今の3項目目の医療費の下げるということについては、町長のほうは教育委員会の答弁後に、最後にお答えしたいと思います。

○町長(高薄 渡) それでは申し訳ありません。ちょっと理解しにくかったものですから、議長のお計らいで、その点については最後にお答えをさせていただきたいと思います。
 1番目の関係ですが、今回のJAが考えていただきました有機肥料及び堆肥製造施設にかかわってのお話だと思うわけです。本件につきましては、どなたかの質問にもお答えしておりましたけれども、かねてからこの清水町の土壌をどのように改良をしていくかということが、議論されてきたわけですが、結果としてこういうような状況を計画しているということでございます。町としては本当は土地についても、財政的に困難であるので町有地であればその提供も可能であるということはお伝えしてまいったわけです。しかしながら、物が物だけに市街地周辺ということにはならないということで、JAでは考えを別にしたということだと思います。当然、財政難ということですので、2分の1は国庫補助ですが、2分の1をJAで出さなければならないと、多額なお金であります。少しでも財政に潤いがあれば支援をしていくべきだと私どもも思っておりましたが、なかなかそういうことにもならないということから、農政というなかで、さきほどの質問にもありましたけれども、有機肥料ということで、生産開発していくわけですので、それらに向けて有機のまちづくりのひとつとして支援の協力をしていくということはやぶさかではないと、このように思っております。したがって、それをすることによりまして、本町へのブランド化に大きな役割がなされるのではないかと、今後におきましても、有機肥料の利用促進、生産物の販売促進など、地域ブランド化に向けて支援をしていかなければならないと、このように考えているところであります。これが決定されればのお話ですが、まだ決定はされていないと、おおむねは理解されているわけでして、そういう方向で進めさせていただきたいと思っております。
 次に、両町、西十勝ということで判断をさせていただいております。当然、行政を進めていくなかでは、近隣町との対話がなかったらできない部分もあります。特に私どもは消防行政、それから介護保険行政、これが行われているところでございます。頻繁に情報等についてはやっておりますけれども、行政全般についてしているのかということになりますと、していない状況でございます。西十勝行政連絡協議会というのがありましたけれども、これが総務財政を通じて担当者同士の話し合いもしていたのですが、これもなくなったということであります。現在あるのは、農業委員会では農業委員さんとの交流や研修しているところもありますが、すべてがしているところではありません。教育委員会では、西部十勝教育委員会連絡協議会がありますけれども、事業の展開だとか、いろいろな話し合いをしながら、共同で共有化できるものはないかとか、そういうものは進めているところでございます。
 私としましては、新たなかかわりのなかで、3町でもお話合いをしていこうということを持ちかけて、昨年お話をしております。首長同士でありますけれども、首長同士ではやりましょうという話になっていたんですが、互いに業務が多忙であって、なかなか一致する日にちが取れないということがございました。先般、かかわりのなかで隣の新得町の首長さんとこれはまったく私的なことでしたが、元町長さんと雑談をしたということでございます。今後も、積極的にそういう話し合いをしながらいかなければならない問題だと、特に高速道路が清水トマム間がついて、これから夕張に向けていくなかで、単独町だけで北海道でいう中央圏に行動を起こすのは大変いいことですが、それだけで果たして相手方の心に訴えられるのかと、そういうこともやっぱり考えますと、隣町だけでなくて、更に西北部を含めて、大きくなるかもしれませんが、そのなかで行動を取ってPRしていかないと、清水町にまず降りていただいて、足で方面別に行けるような体制づくりをしなければならないのではないかということも、話し合いをしているところでございます。
 今後も一層緊密にこの問題についてはしていかなければならないだろうとこのように思っております。なかなかそれぞれの首長も多忙でありまして、我々の話し合いよりも町民との話し合いのほうがたぶん多くなるだろうと思います。しかし、広域的に進めるうえでも今後していかなければならないと思います。
 ただ、あの執行方針ですが、短くしてやろうかなと担当と話しているんですが、見えないというんですが、見えすぎちゃってわからないというのもあって、総合計画というのは、皆さんに議決をしていただいているんです。これが本当の柱なんです。その柱に枝をつけているのが、主要施策といっているわけなんです。これは毎年、我々は見直しをしながら、今後の5か年、何をどういうふうにしていくかということを位置付けしているわけです。それが長期のまちづくり目標なんです。中期的にどうなのかということですが、具体的な政策論に入っていくわけです。それには執行方針のなかで企業誘致をこういうふうに考えていますよ、経済活性化をこういきますということをうたっているわけです。それをまだ細かくするとなりますと、詳論に入っていくわけでして、やはり総論と各論と述べているんですが、詳論となりますと事業展開ということになってくるわけですが、ただ、アピールする、そのアピールは何年間やるんだということまでした場合に出てくるわけです。ですから、私は基本的にこの町についてどういうことになるのかトータルに考えなければならない、どこだけを突出していくということにならないわけであります。これは福祉や教育を含めて恒常的なものについては、やらなければならないことですが、産業面で出そうとした場合は、当然、投資がかかるわけです。これは産業といいますと、いっぱいたくさんありますけれども、農業を基幹として、それから都市計画という大きな問題、施設整備も入ります、そういう問題、それをどうするのかということについては、総合計画のなかでしか整えられない。ただ、そのなかに優先順位をつけてメリハリをつけるということは、財源が許せればできるわけですが、許されたなかで、やらなければならないということはあるわけです。
 産業面ではもちろん農業やその他の商工業を含めて大きな問題がありますけれども、企業誘致をなんとしてもしていかなければならないということで、これまで数年間交渉に当たっているわけであります。なかなか日の目が見ないのでこの具体的に現れていないのがまだまだ努力不足だと思っているわけですが、更に地域おこしでは何をするのかということでは、これも実現に至っていなかったけれども、町内を何地区かに分けてそれで地域おこしなり、障害福祉、障害者ではなくて、障害福祉医療、それから交通安全、防犯、そういうものをひとつのくくりとして、町のなかの分権みたいな形を取れないだろうかということを投げかけているわけですが、これも実現に至っていない。それは住民の合意がまだまだできていないということでありますので、合意が取れないということですが、基本線としてそういう考え方を持って進んできているところであります。
 更に他町からの交流人口を増やそうというなかで、どのようにするかということはイベントはもちろんですが、北海道芸術高等学校というものを誘致したなかで、住民とのふれあいをしながら、住民の持っている資源を、知識を活用して子供たちに教えていくと、そして清水町を学生時代に訪れたことがあるこの人たちが大きくなったときに、また来てもらいたいというような交流人口を増やすという、ひとつの手法でありますけれども進めているところであります。
 また、商店街の活性化のためには、かうかう商品のインターネットによる販売、これも職員の努力によって、これも達成させていただいたところでありますし、地域おこしのなかではこれの形をやっていこうと、具体的なことをしているわけですが、職員もそういう意味でかかわってプロジェクトのチームに入ってもらったりして、希望してそのなかに入っていただいて進めているということでございます。大変長くなりましたけれども、お答えに代えさせていただきます。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。教育委員長。

○教育委員長(三澤吏佐子) それでは大きな2番、教育行政執行方針についての1番の学校地域支援体制づくりについてお答えします。本町におきましては、生涯学習ボランティアに登録をいただいた方々を学校の要請に応じてボランティアとして派遣しております。それによりまして学習支援を行っております。清水小学校では子供の登下校時に清水っ子見守り隊の通学支援も実施されております。教育委員会では、打てば響く心に響くを教育の理念としまして、家庭、学校、地域が連携して、しみず教育の四季の12の窓を実践しているところです。今後におきましても、学校のニーズに応えられるように、学校支援地域本部事業などにつきましても、検討を深めまして、更に充実した事業展開を図るように努めてまいりたいと思っております。また、学校支援委員につきましては、各学校に3名の委員を配置し、学校運営について意見をいただいているところでございます。新年度におきましては、各学校の支援委員と学校長、教育委員会が一同に会して、学校運営や教育行政について、意見交換をして連携を深めて、町の教育力の向上を図ってまいりたいと考えております。
 次に、2点目の学校経営についてお答えいたします。学校経営は校長が教職員と共同体制を整えるなかで、1つ目には学習指導要領に基づき、2つ目には町教育委員会の指針を軸にして、3つ目には学校の教育目標の具現に向けて教育課程を編成し、実施評価をするものです。各学校にあっては、子供の実態を把握し、地域・保護者の願いを加えて、教職員の総力を結集して校長の教育理念をいかした公教育の推進をしてまいりたいと、現在もそうしております。
 続きまして、大きな3番、町民の健康づくりについて、1番の冬期間に安心して歩ける場所の確保についてお答えいたします。町民の健康づくりのひとつとして、歩くことの重要性は議員のご質問のとおりであると考えております。ご質問のありました農業環境改善センター屋体に常設の歩くコースを設けることにつきましては、現在、個人または利用団体に貸し出している状況を考えますと、難しいかと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。
 次に、2番の総合型の地域スポーツクラブの推進につきまして、お答え申し上げます。社会の多様化によりまして、人間関係が希薄となり、ストレスが増大したり、体を動かす機会が減少して、体力が低下するなど、心身ともに健康で充実した生活を営むためにも、一生涯にわたり豊かなスポーツライフを送ることが大切であります。いつでもどこでも、いつまでもスポーツに親しむことで、生涯スポーツ社会の実現が求められてきております。本町においては第6次清水町社会教育計画の社会教育目標にスポーツボランティアを活用した親しめるスポーツ活動の充実を掲げております。町民の主体性をいかしたスポーツ大会の開催やスポーツ活動を通した健康づくりと仲間づくりの推進、更には町民のスポーツ活動を支援するスポーツ指導者や団体の活用等と要請をはかりまして、さまざまな施策を展開して、スポーツの振興をはかってまいりたいと考えております、以上でございます。よろしくお願いします。

○議長(田中勝男) 町長、3項目目の最後、医療費について答弁ございますか。

○町長(高薄 渡) ただいま、教育委員会から健康づくりについてという答弁ありましたが、町長部局としましても、このことは重要な施策でございます。当然、この社会生活を営むためには、健康でなければならないというわけですが、しかし、強制的にこれができるかというとそうではないわけでして、健康を実現するためには、町民一人ひとりが意識して個々の目的に沿った取組み、これが必要であると、スポーツは大きな手段でありますけれども、やりすぎてもいけないわけでして、体力にあったスポーツに心がけることが健康づくりに役立つというふうになるわけでして、そういった面から多くの町民の方々も朝に歩いたり夕方歩いたりしながら、自分自身で体力を維持しているということになっているのではないかと思います。そのことがしいていえば、医療機関にかからない、もしかかったとしても小さな症状で終わるということにつながっていくだろうと思います。したがいまして、私もこの健康という大きな命題の基にスポーツをしていける体制づくりをしていくということが条件であります。それはいってみれば施設の整備ではないかと思います。残念ながら、財政上新たなものを設置するということもできませんが、限られた予算の範囲のなかで、今あるのが不適切な状況であれば、それを改修して、スポーツに親しまれるような条件整備をしていくことが医療費の削減にもつながっていくものだと思います。さまざまな取り組みかたをしていくことが必要ではないか、スポーツでいえば運動という、そういう視点でいく必要があるのではないかとこのように思います。そういう意味での対策を健康づくり、清水町健康増進計画というものを策定しておりますので、それに基づいて共有できるスポーツ関係担当者とも話をしながら、協議を進めながら議論し施策としていく必要があるのではないかとこのように考えております。以上でございます。

○議長(田中勝男) 安田薫議員。

○10番(安田 薫) 町長並びに教育委員長の細かい答弁につきまして、ありがとうございます。1番目ですが、本来でしたら町主体事業でもよかったぐらいの項目かなと思っております。さきほどの町長の答弁では、町有地が近くにあればとか、協力体制もよく聞かされました。これは、町、農協、町民がそろってこの事業を進めていけるようにしたら、ますます清水のキーポイントがひとつできるのかなと感じております。具体的にかなりの面積をコンクリートにするような施設になるのかなと思いまして、固定資産税等の面とか、そのへんについて、町長、考えられませんか。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 即答はできかねるんですが、私が考えていたのは、前にお話をしたのは、財政支援ができれば本当はよろしいんですがというお話をしてきているんですが、もしできない状況のなかでは、町有地のなかでできないものかということも話しております。税のこれについては、検討はしておりませんけれども、どのような支援策が取れるのか、そのへんを考えながら、今後も進めていきたいと思っております。

○議長(田中勝男) 安田薫議員。

○10番(安田 薫) ぜひとも、町長の意欲は感じられますので、検討をしていっていただきたいと思います。
 次に、隣町との交流の話がさきほど出ましたが、今のところはやる気があっても、なかなか忙しいという答弁がありました。町長のみの交流以外でも、いろんな場合はあるかと思いますので、多くの町民、または組織の代表等がしっかりと交流をしたり、話し合いをして、広域行政にもっていけるように、いろんな会議等をつくっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 今、この問題に、広域行政のことにつきましては、十勝一つということで、考えられておりまして、議論が出てくると思います。細かい点はいろいろ出てくると思いますが、それがブロック制で行ったほうがよいもの、あるいは十勝一体でやったほうがいいもの、やらなければならないもの、そういうすみ分けがだんだんできてくるだろうと、このように思います。そういった点では、積極的な発言をしていきたいということで考えております。そこで、今は、抜かしましたけれども、税務課も西部でやっておりますし、さまざまな部門でもスポーツ団体、体育団体もいろんなことでやっていただいております。それはあくまでも交流、それから事業の集約化という、そういうなかでやっておりますけれども、広域行政というなかでは、話し合われてはおりませんので、さきほど申し上げましたように、十勝のなかで議論がされていくなかでそういうことも加味しながら意見を申し上げていきたいと思います。

○議長(田中勝男) 安田薫議員。

○10番(安田 薫) わかりました。よろしくお願いします。さきほど町長の執行方針については、農業分野だけかなと思った関連の記事でしたけれども、町長からは幅広く答弁をいただきました。それのひとつひとつについては、町長が言われるように進んでいくのかなということで認識をしていきたいと思います。奥秋議員の話のなかでもありましたが、やはり職員がしっかりと動ける、働ける場をつくらなければならないと思うので、その点、しっかりした指示を出していただきたいと思います。その点について、町長答弁願います。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) ご質問にお答えするのに、非常にとまどっているんですけれども、職員は働いているので、動けないということはないんです。さきほど奥秋議員にも答弁しましたが、動けるというのは、行動するのか、それとも行動しないでそのままなかだけの動きなのか、おそらく見えるのは、町民とのかかわりでないかと思うんですが、それは職種によって、動きが見える、そういうのと見えないのとあるんです。職員のなかでもそうだと思います。ひとつ、係が変わればまったくわからない状態ですから、町民の皆さんからみれば、役場に入ってきまして、まったくわからないから、何でこんなにたくさん職員がいるんだろうと、そう思う人がなかにはおります。それはよくお示ししていないからわからないかもしれないですが、1年に一度は係名を出して、こういう仕事をしているんですよということを分担しながら、やっていますよということはお示ししているんですが、そうではなくて来た方でそういう方もいらっしゃるし、私も町民との対話のなかでそういうお話が出てまいります。しかし、それはこれだけ役場の仕事があるんだよということをお話して理解をしていただいてます。
 今、見ている範囲では、当町の職員は他町からみて、他町の職員が言っているから間違いがありません。のびのびしていて清水町の職員は活発であるとよく聞かされます。隣町からでも聞こえてきます。隣町へ私が会議等でちょっと訪問すると、何かぎすぎすしたような感じがします。それだけ、うちの町は人間性を知り合っていて、そういう状況なのかなということを奥秋議員にちょっとお話をしたところなんですが、私どもが見ている範囲ではそう思うし、他所から見てもそう思います。ただ欠けている部分が若干あるのかなということで、職員にはいつもお話をしているんですが、住民との対話能力を身に付けてくれということを常に言っております。それはどういうことかというと、まず意見を聞いてくださいと、即答できるものは即答していいですけれども、即答できないものは他の機関だとか十勝支庁とか道とか協議しなければならないものは、ちょっと時間を待っていただいて、必ずご本人のほうに連絡をしてくださいと言っております。それがたまたま欠ける場合があるんですね。そのへんを指摘されておりますので、これは許されることではないので、一層その部分についてはしていかなければならないと、そういう教育をしてまいりたいと思います。ご理解願いたいと思います。

○議長(田中勝男) 安田薫議員。

○10番(安田 薫) わかりました。奥秋議員のときもそうでしたが、ちょっとしつこいような質問になりましたけれども、今後ともしっかり見えないところでもしっかりと動けるような感じが得られる職場になってほしいと思います。
 2番目の学校地域支援の関係につきましては、答弁ありましたとおりかなと思います。また、学校経営についてもしっかり答弁をいただきましたので、再質問はありません。
 3番目の、冬期間安心して歩ける場所の確保ですけれども、私も地域でどこかないかなということで、アイスアリーナとか、御影支所とか、考えてみましたけれども、冬の間、氷でなくしっかりと運動靴で歩けるところといったら、なかなかなかったものですから、そういうところがあれば検討していただきたいと思います。改善センターは無理ということは理解できましたけれども、ほかの施設では考えられないでしょうか。

○議長(田中勝男) 御影支所長。

○御影支所長(安田栄司) 私のほうからご答弁をさせていただきます。教育委員会ということでのご答弁だったんですが、私は支所長ということで、御影にあります世代間交流センター、ここも御影支所が管理しておりますけれども、ここの施設は季節を問わず歩けるような形に現在なってございます。冬期間なかなか利用されている方は少ないですが、定期的にゲートボール場のところなんですが、そこのところを使って歩くということをやってございます。もっともっと自由に皆さん方が使いやすくという面が多々あるかもしれませんけれども、そんな形でより普及をしていけばいいなとこのようなことを考えてございます。以上です。

○議長(田中勝男) 次に教育長。

○教育長(横山一男) 議員がご指摘のように、人間歩くことは極めて健康づくりのためには大事でございますし、健康づくりの基本が歩くことだというふうに私も認識しております。ご指摘のように冬期間のウォーキングの場ということですが、雪の多い私たちの町ですから、その場の確保も難しいですが、例えば、学校の体育館、大いに使っていただいて結構ですので、子供達の教育活動に支障のない夜間等については体育館の開放も十分に考えられるところですので、申し出ていただきまして、町民の健康づくりについて考えていきたいと思いますので、お知恵をいろいろと貸していただきたく思います。

○議長(田中勝男) 安田薫議員。

○10番(安田 薫) ありがとうございました。私が調べたところ、清水町の体育館の歩くコースではかなりの人が年配者もいると、車で来てあそこで歩くのはどうかなと思いますが、あそこで歩くのが重要かなと思います。何とか御影の地域にもそういうところがあるということがわかりましたので、さきほど支所長の言われるとおり、啓蒙等をしっかりして、一人でも運動ができる場所を確保していただきたいと思います。
 次に、さきほど町長は、あんまり無理なスポーツはだめだと言われましたけれども、僕は強制的でもやったほうが健康のためにはと思うんですが、教育長、いかがでしょうか。

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○議長(田中勝男) 休憩いたします。(午後2時01分)

○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後2時01分)

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○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。教育長。

○教育長(横山一男) 健康づくりの場の問題、健康づくりを進めていくうえでは、1つ目には場所の問題、2つ目にはお仲間の問題、3つ目にはやや指導者の問題等々が考えられるように思います。そして、町民の皆さんが願う健康づくりについては多種多様ですから、ある面では町長のような答弁にもなりましょうし、いろんなタイプの健康づくりがあるというふうに私は思いますので、画一的にこういうのが健康づくりとか、こういうのがウォーキングとかということではなくて、それぞれの町民が目指す健康づくりに行政の立場としてお手伝いをさせていただきたいと思いますし、町民の方が自主的に主体的により集まって、健康づくりをしていくと、そんなことが大事かなと私は思っております。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 安田議員が私の言葉じりを取って申し上げられたようですが、基本的に私は全般的な町民を指して言っておりますので、スポーツも個々によって違うということは、発達段階によってすべて違うんですよ。そういうなかで、過激な運動は健康の医療費の問題になりますけれども、過激な運動は効果がマイナスになりますよということなんです。実際、私も過激なスポーツをやってきたために腰の痛みが未だにありますし、首の痛みのあります。そういうことをやってはいけないんだなと思います。無理なことをしないで、自分の体力にあった運動方法、健康づくりを目指す、そういう人達ができるような環境整備を私どもは町長の立場としてしていかなければならないだろうと、それがしいては健康づくり、疾病にかからない状況下をつくることが医療費の削減につながるものであると思います。そういう意味で、今、清水町健康増進計画というのを策定していますので、それに沿った、それにまたプラス住民の声をいただいて、プラスしたなかで健康づくりをすることが大切だと思います。

○議長(田中勝男) 安田薫議員。

○10番(安田 薫) わかりました。ちょっと町長に失礼な質問をしてしまったような気がしましたけれども、今後、プラザ内の器機の利用等もありますし、さきほど町長が言われました健康増進の施設また計画等でしっかりと方針を出されるのかなと思います。町民の健康づくりのために、そういう提供をよろしくお願いしまして、質問を終わらせていただきます。