北海道清水町議会

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平成20年度予算審査特別委員会(3月17日_審査番号7)

○委員長(加来良明)これより、第3款「民生費」78頁から105頁までの審査を行います。
 担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば、説明を願います。なお、発言する際には始めに職名を言っていただきますようよろしくお願いいたします。
 伊藤保健福祉課長。

○課長(伊藤 登)伊藤でございます。それでは、20年度予算の特に例年と変わった部分についてご説明を申し上げます。3款の民生費でございますが、82頁の障害福祉費で自立支援給付費の減額等により総額で8,635千円の減となりました。84頁に負担金、補助及び交付金として、新たに帯広市にあります地域活動支援センターに対し、各市町村の利用者の延利用者数を基に算定する負担金743千円を新しく計上させていただきました。この部分については、平成18年の12月から各関係市町村で協議を重ねてまいりました。それで、本年度から各市町村でおのおの、先ほど申し上げましたように、延利用人数によって負担するということで決定されましたので、この部分について新しく計上させていただきました。また、92頁の老人医療費では、老人医療給付の減による総額で6,360千円の減となっております。また同頁、乳幼児医療費につきましては、先ほど議案22号で説明させていただきましたことによりまして、就学前の乳幼児について所得基準の廃止、初診料及び医療費の1割分、公費負担等により1,076千円の増となっておりますので計上されております。以上、特に変わった部分について、説明を申し上げました。なお、児童保育費につきましては、佐藤児童保育センター長より説明をさせていただきます。

○委員長(加来良明)佐藤保健福祉課参事。

○参事(佐藤典隆)保健福祉課参事の佐藤です。続きまして、児童保育センター関係の予算の概要についてご説明を申し上げたいと思います。始めに、93頁から94頁の児童福祉総務費につきましては、前年度当初予算額とほぼ同額でございまして、特に説明することはございません。しかしながら、今年度から子育て支援センターに参加する児童につきましては、前後期の登録制としまして、材料費及び保険料の一部を参加料としてご負担を願うことといたしております。次に、94頁から97頁の保育所運営費につきましては、前年度当初予算に対し18,940千円の減となっております。これにつきましては、主に職員人件費の減でございます。次に、98頁から100頁のへき地保育所につきましては、1,430千円の増となってございますが、主に代替職員賃金の増でございます。続きまして、100頁から102頁の児童館費及び102頁から104頁のきずな園運営費につきましては、前年度とほぼ同額でございまして、特に説明することはございませんが、昨年まで別々に計上していた発達支援センター費につきましては、きずな園運営費に一括計上してございます。以上、児童保育センター関係の予算の説明といたします。

○委員長(加来良明)これより質疑に入ります。質疑ありませんか。
 2番、橋本晃明委員。

○委員(橋本晃明)それでは、一点だけお伺いしたいと思いますが102頁。きずな園の運営費についてですが、104頁にボイラー定期点検委託料というのがありますけれども、昨年のさわやかプラザの廃止にかかって説明会が行われた際に、このきずな園の、町長の説明ですが、ボイラーがかなり老朽化していて火花が飛んで危ないというような話が出ていましたけども、結局そのさわやかプラザはそのまま、きずな園もこのまま、現在の所でやるということで、このボイラーについて不安はないのか、お伺いしたい。

○委員長(加来良明)辻村きずな園園長。

○園長(辻村純生)はい、お答えいたします。定期的にボイラーの点検入っていますが、点検業者、委託業者の方から、現在のところ緊急に整備する必要性を伝えられたことはございません。

○委員長(加来良明)次の質疑を受けます。
 1番、原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)何点になるのかな、3点か4点になるのかな、お尋ねをいたします。難しいことはあまり聞かないように、私自身がわかりませんので、単純なことだろうと思いますけれどもお願いをいたします。まず、敬老会の関係でちょっとお尋ねをいたしますが、81頁。町が清水町を支えてくれた高齢者の方をしっかりと敬うということを含めて、毎年、敬老会を行っているということですけれども、以前は敬老祝金としてお年玉的な年金を差し上げていたと、こういうことで、かなり前からそのことが廃止をされ、現在はその敬老会のみとこういうことになっているようですが、この関係で招待をする方、人数がだいたいどのぐらい集まるのか。対象者はどのぐらいいるのかを教えてください。

○委員長(加来良明)小岩福祉グループ主任。

○主任(小岩哲治)保健福祉課福祉グループ主任、小岩です。よろしくお願いします。今年の予算では対象者77歳以上、喜寿の対象から上の方を招待するわけですが、1,350人ぐらい該当あるかなというふうに数字は押さえております、変動はあるかもしれませんけれども。それで、77歳以上の方を全員招待して、昨年でいえば、出席者は65%ぐらいです。会場に入る人、それから饅頭とかいわゆる商品だけ持ってかえる方、数がちょっと違うんですけれども、そのぐらいの数です。以上です。

○委員長(加来良明)1番、原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)対象者は77歳以上ということで1,350人ですか、そのうち65%の方が出席をされると。この65%の方に対する敬老を開催することによる食糧費が525千円ということで理解してよろしいのでしょうか。

○委員長(加来良明)小岩福祉グループ主任。

○主任(小岩哲治)はい、そういうことでございます。昨年から比べたら減額になっているわけですけれども、そうです。饅頭代、今年は饅頭代だけを計上しているものですから、赤飯は無くなって饅頭のみの食糧費を計上しております。以上です。

○委員長(加来良明)1番、原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)饅頭代だけが525千円ということですが、この饅頭、例えば饅頭にしましょう。これは、525千円の饅頭はきれいに65%の人が出席をするということですから、きれいに敬老会に出席をするということで出されているわけですから、その場できれいにさばけるとこういうことですか。

○委員長(加来良明)小岩福祉グループ主任。

○主任(小岩哲治)はい、今回525千円の、個数的なものは65%では計算しておりません。昨年までは赤飯と紅白饅頭だったんですけれども、少し、赤飯の金額を落として紅白饅頭だけにするものですから、パーセンテージでは77%とか、80%未満の数字で押さえています。1,050人の単純に500円という計算なんですけれども、出席者に、なるべくたくさんの方に当たって欲しいという関係上、通知文に紅白饅頭が当たりますよというものを書いて今年は出そうというふうに考えております。ということで、昨年よりも多い出席者のパーセンテージで予算計上しております。以上です。

○委員長(加来良明)1番、原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)しつこくて申し訳ありませんね。大意はありませんので。65%の人が出席をするといって当日欠席をされた場合、これはどういう対応をされるのでしょうか。

○委員長(加来良明)小岩福祉グループ主任。

○主任(小岩哲治)案内する時に欠席、出欠の状況はとっていないものですから、予測でものを発注するしかないんですけれども、今までは昨年の、3か年ぐらいの情勢というかですね、出席比率を見て物は発注していました。だいたいあまりこの数字というのは動かないものですから、だいたい60%台でみておけばということだったんですけれども、今回少し高い比率で見たのは、案内文書に77歳、88歳ですか、まあ99歳、100歳、案内文書に紅白饅頭が当たりますよという文面を書こうと、今までは何も書いていなかったものですから、それで少し高い出席率を見込んで予算を計上したところであります。以上です。

○委員長(加来良明)1番、原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)なんでこんなことをお尋ねしたかといいますと、この敬老会というのは元気なうちは何としても出たいというお年寄りの方かなり多いんだろうと思うんですけれども、体調崩して出れないということであっても、何がしかのお金でなくても何か届くのかなあと思って楽しみにしているおじいちゃん、おばあちゃんというのはかなりいるやに聞いているんですけれども、今聞きましたところ、出欠はとっていないということですから、たぶん饅頭だって届かないということになりますよね、その人に。それで、その当日、会場に65%来ればいいんだけれども、50%しか来ないということになったら、15%の饅頭余りますよね。その分を来られない、65%のあと15%の人誰か分からないわけだから、配付のしようはないですよね。そんなことって、そんな悩みってないんでしょうかね。

○委員長(加来良明)中島福祉グループリーダー

○リーダー(中島弘志)過去に天候の関係などで100個とか150個とか余ったこともあります。その場合は、特養を町でやっていましたから、特養で来られない方なんかにお分けしたといいますか、そういう運用の仕方をした年が何回かございます。

○委員長(加来良明)1番、原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)なるほど、わかりました。大変ご苦労されているということよくわかりました。余ったときには、お年寄りの方で来られないところには、あそこのおじいちゃんは来られないから、あそこのおばあちゃん来られないからということで職員で手分けをしてということなんですか、となると。

○委員長(加来良明)中島福祉グループリーダー。

○リーダー(中島弘志)来られなかった全員に職員が配るということではなくて、今言ったのは、特養の方80名ぐらいいますので、体が不自由な方多いので、そこにまとめて持っていきましたという説明です。それと、今までは、今年もそうなんですけども、家族の方がおじいちゃんおばあちゃん足が悪いと、家族の方が車に乗ってきて、葉書、封書を持ってきますと、そのお饅頭を本人じゃなくてもお渡しをずっとしております。そういう実態です。

○委員長(加来良明)1番、原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)なるほど。難しい問題ですね。できることであれば77歳以上の1,350人分を用意して、何らかの形で来られない人を含めてお届けできれば、全く不公平なことはないということになるんでしょうけれども、これまた、それまでやるの大変なことになりますよね。従って出欠もとらないで、たぶん6割や7割の人が来るだろうということを予め予想して、饅頭なりその他の物を用意をしてご苦労されているということですね。私が今いろいろお話をしましたが、私もいろんな話しを聞いて、これちょっと方法を変えて何か良い方法ないかなとか、そういうことってちょっと思いつくようなところはありませんか。

○委員長(加来良明)伊藤保健福祉課長。

○課長(伊藤 登)非常に難しい問題でございまして、ある人によれば、やはり近所の方に頼むだとかでいろんな形で、その封書を持ってきていただいて交換するんですけれども、入院している方も多々いますし、全てに行き渡るというとそうでもないというのが実態でございまして、その分について改善できれば一番いいんですけれども、とにかく、中に入らないという人もいますし、いろんな方おりますので、今度の案内文にはそういうことを逐次書いて、何とかたくさんの方にもらっていただきたいなということを考えてみたいと思います。

○委員長(加来良明)1番、原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)わかりました。多分そういうことをする時には、予めその硬い数字的なものは押さえていないととんでもないことに、数が足りなくなってみたり、かなり余分に例えば1,200人分ぐらい用意しておけば別でしょうけれども、そんなことはできかねるので、そのへんの数字の押さえ方が一番問題になるんだろうと思いますが、私のところへ言われてきている分は、おばあちゃんが楽しみにしているんだけども何年も饅頭も何ももらったことないと。足が不自由なために行けない的なことを言われたものですから、聞いてあげますよ的なことを話をしておりましたので、そういうお年寄りの方もいるということを念頭において、今年の敬老会等には、企画の際に若干そういう配慮もしていただければと思いますので、よろしくお願いします。
 次、95頁の通所タクシーの関係でちょっとお尋ねをいたします。今年の予算書を見ますと、利用者の負担金が362千円ということになっています。そして、通所タクシーの委託料が7,221千円ということになっています。昨年の予算書を見ますと、通所タクシーの利用者の負担金が645千円ということになっています。そして、通所タクシーの委託料がどうかと見ると6,846千円ということになっています。利用者が負担金が増えて、そして通所タクシーの方が375千円と増えているんですけれども、あまりにもその通所タクシーの利用者の負担金が倍近くになっているものですから、このへんはなぜなのでしょうか。

○委員長(加来良明)答弁求めます。中村児童保育係長。

○係長(中村富志男)ご指摘の件ですけれども、20年度の予算につきましては、歳出の方で保育所タクシーにつきましては1路線、羽帯線ですけれども増路線ということで1路線増やしております。その関係で昨年より予算が増えております。また、歳入につきましては、利用人数の減ということで、昨年よりも減っているということで、歳入については減っているということになっております。

○委員長(加来良明)1番、原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)今言われたように、利用者の負担金が増えるんだけど、増えている率からすると、そのタクシーの利用委託料はまだまだ増えるのかなと、こんな気がしたものですから今お尋ねをしたのですが、そういうことであれば理解をいたします。
 次ですね、先ほど橋本委員のほうからもちょっとお話がありましたが、きずな園の関係ですけれども、昨年の説明会の時にボイラーも話しされていましたけれども、運動するさわやかプラザが現行のまま来年まで残るということであっても、私はこのきずな園が今のこちらの保健福祉センターの方に移転できるのかなとこう思っていたのですが、なぜできなかったのでしょうか。

○委員長(加来良明)佐藤保健福祉課参事。

○参事(佐藤典隆)お答えします。きずな園につきましては、当然、施設、保健福祉センターの方に移転するということであれば、既存の施設で有効利用をしようということを考えてございます。その中で、きずな園の利用者につきましても言葉で遅れている子もいますし、体力的にちょっと遅れている子もいます。そういうような部分で、当初はさわやかプラザのほうが廃止されるということになりますと、その使えるスペースと、使える器具も多少あるのかなと思っているのですが、そういうものを含めて、活用した中で一体的に利用したいというような当初の考え方ございまして、さわやかプラザが残ることになりましたので、それと地域の方と本社の方の協議とか打ち合わせ等も含めて一年間繰り延べしようとそういう考え方で進めてございます。

○委員長(加来良明)1番、原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)となると、今のさわやかプラザの運動施設等は来年の3月までということですから、来年の4月以降はこちらの方に移すと、そういう方向だということですか。

○委員長(加来良明)佐藤保健福祉課参事。

○参事(佐藤典隆)そのように考えてございます。

○委員長(加来良明)1番、原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)先ほどの話、橋本議員の話を聞いていますと、私もボイラーも使い物にならない的な話でしたので、これはやっぱりどうしてもこっちに来るもんなんだなと、こういう先入観もあったんですけれども、今お伺いしたところ、そうでもないということでしたので、今にも火がつきそうなような話されていたので、これはとんでもない、すぐ来なきゃならない感じでいたんですけれども、そういうことであれば、まだまだもたせていけるということで理解をします。そこで、今、さわやかプラザを一年間継続するということで、シルバー人材センターに管理の面でお願いをして、2,002千円でしたか、計上していますね。一連の中で、今のさわやかプラザを利用している利用者と話し合いをして、良い方向を探りたいというような話も前されておりましたが、されたのでしょうか。

○委員長(加来良明)伊藤保健福祉課長。

○課長(伊藤 登)利用者とはいろいろ現場では話してはいるんですけれども、一応、来る時間帯がばらばらなんですね。一緒にできればお話をしたいということで、利用者にはその旨伝えたことはありますけれども、今はまだ新年度になっていろいろやりたいと思っていますけれども、健康増進等々にも利用するというようなことをちゃんときちっと明言していましたので、そのへんも整理しながら、利用者の方々に理解をいただこうかなと思っています。4月以降動き出すという予定でいます。

○委員長(加来良明)1番、原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)そこで、以前は女性の方が二人いて、インストラクター的なことを含めてやられていたようですけれども、今、シルバーセンターにお伺いしたところ、3名の方が交代できて対応しているようですが、利用者の中では、その指導的な面だとか運動器具のだとか、そういうことはまったくできないですよね。したがって受付と清掃程度という話を聞いていますが、間違いありませんか。

○委員長(加来良明)伊藤保健福祉課長。

○課長(伊藤 登)間違いございません。

○委員長(加来良明)1番、原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)あそこの利用をする人はそれぞれ年配の方が多いわけですけれども、2,002千円も金をかけてあそこに頼むよりも、新たな方が利用するということ、来るという人はそう多くないということで、手続きというのは何も難しいわけではありませんから、私も何度か利用させてもらいましたけれども、300円入れれば券が出てきて名前を書けばすぐ使えるとこういうシステムですので。それで、あそこに事務室ありますけれども、あそこの中に下で事務をとっておられる職員を一人机を移動させていただいて、そこで執務を兼ねてやるということについて、もしそれができれば2,002千円そっくり浮くのではないのかと、こういう利用者の声があるんですけれども、これは不可能なことでしょうか。

○委員長(加来良明)伊藤保健福祉課長。

○課長(伊藤 登)お答えしたいと思います。物理的にはできるというような状況が見えるかもしれませんけれども、これについては、今、保健福祉課福祉係が、一応3名で動いているんです。1名が12月に異動しましたので3名で動いていてですね、ご存知のように今、福祉、障害福祉も含めて非常に煩雑になってきて、自立支援法が施行されて以来いろんな部分で施設等のかかわりとか新たな問題が出てきまして、人数的には非常に厳しい状況でありまして、職員も12月、1月以降、毎晩のように残業していると、これが良いとかという議論とは別に、そういう状況で仕事をさせていただいておりますので、今の段階で4人になってからも、結構そういう連携とかお客さんの関係とかいろいろ常に来るわけではないですけれども、相談事が長かったり、長くなったり、障害もった方とか、非常に家庭内暴力とかいろんな部分が出てくるんですよ。そんな中で相談業務もありますし、一人にかかる時間というのが非常に長時間になってくるということになると、非常に業務が停滞するということで、兼務というか上に行ってですね、上下行き来しながら業務をするということはやってできないことはないかもしれませんけども、ほかに影響が出てくるというようなことも含めて、今の段階ではちょっと無理かなと思っています。

○委員長(加来良明)1番、原紀夫委員。

○委員(原 紀夫)わかりました。言われるように、どなたも大変忙しい業務だと。従って片手間的に本来の仕事もしながら受付もするだとか、ほかの業務をするというのはなかなか難しいということでありますので、利用している町民はですね、やはりアイデアなんかいいことがないかな、金のかからない方法でうまくできないのかなと、残してもらったという感謝の念があるものですから。そのために町が出費をすると、200万円も出費をするということであれば、やっぱり我々が無理して残させたということがあるものですから、年配者が多いわけですから、そういう思いも私はあるんだなと思うんですね。従って掃除あたりであれば、最後終わるときに私たちだってなんぼでも手伝えるのにねという人もおりましたので、そういうことを含めて、先ほどお話し合いをされたのかと、こういう話を私はしておりますので、そういう町民がたくさんいるんだということだけは頭においていただきたいと思いますので。終わります。

○委員長(加来良明)次の質疑を受けます。

○委員長(加来良明)9番、妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)86頁でございます。ここに社会福祉費、項で、目で言えば、在宅支援の事業、主にお年寄りの、いや介護の方の。そこの86頁の13節に緊急通報システムというのがございます。この運営委託と、それから次のシステム機器の借上料というのがございます。これ、私も毎回聞くような感じでいるんですけれども、内容は清水町の独居老人、またはお年寄りの家庭につけるということでついております。これ今、介護認定が変わったんで、どれぐらいの介護の方につけているのかということを一つお聞きします。

○委員長(加来良明)小笠原保健医療グループ主任。

○主任(小笠原敏子)保健医療グループ主任、小笠原です。よろしくお願いいたします。緊急通報システムの関係なんですけれども、対象の用件が18年の4月に変わりまして、要介護要支援認定を受けている方にも適用するということで拡大しております。平成19年度2月末現在では、3名の方が新たに設置のほうをされております。以上です。

○委員長(加来良明)質疑を受けます。
 9番、妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)それで、これにかかわってなんですが、いわゆる一人暮らしのお年寄り、また、高齢の方のお年寄り家庭というのがあると思うんですが、私、御影にいますが、二人合わせて今年200歳になる方が住んでいらっしゃいますね。そういう方がいらっしゃるんですが、そういう方も含めて、ひとり家庭の方、それから二人家庭で高齢の方というのはどんなふうにつかまえられているのか。つかまえられている範囲で年齢と人数と、なんかがわかっていればと思うんですが、そういうのつかまえていらっしゃるでしょうか。

○委員長(加来良明)答弁を求めます。

○委員長(加来良明)伊藤保健福祉課長。

○課長(伊藤 登)大変申し訳ございませんけども、今資料を用意していないので、後ほど資料として提出したいと思います。よろしくお願いします。

○委員長(加来良明)9番、妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)そういう家庭があります。それで、かなり一人の家庭というのがあって、高齢の方、前にもあったんですが、例えば家庭内で転んで電話のところにも行くの大変で苦労して何とか行ってお隣に電話をかけて病院に連れて行っていただいたというようなことがあるんですよ。そういう家庭がたくさんあるんで、これをしっかりと押さえて欲しいというふうに思います。そして、その人たちの生活の状態、いわゆる体の具合の問題も合わせて、できればつかまえられるようにしなければ、これから高齢者大変増えてくるんでね。例えば、緊急システムについても、その介護だけで受けていない方でも必要性がある感じがするんですよ。そういうところで、かなりお金がかかるものですから、だんだん縮小してきているようですけれども。今の状況ですと、そういうシステムを利用して何とか緊急の場合に間に合わせるという必要があるのではないかというふうに思います。それで、いろいろな方法が無いわけではないと思うんですが、これとの関係はどんなふうに押さえられているか。例えばNTTがやっていますね、緊急通報システムね。これとの関係はどんなふうに考えられるか。札幌のここへいくとずいぶん値段が高いんですね。NTTとどうなっているのか、そこらへんのところちょっと教えてください。

○委員長(加来良明)仲上保健医療グループリーダー。

○リーダー(仲上尚子)保健医療グループリーダーの仲上です。よろしくお願いいたします。緊急通報機器につきましては、過去購入で設置をしてまいりました。それを利用者に無償貸与という形で実施してまいりました。そのためにNTTの方には運営委託料という形で支出してまいりましたが、その有効な機器の期間を過ぎたということで、現在はリースに切り替えて、その分の委託料とこれから運営の委託料ということで非常に支出が大きくなったため、平成21年度にリースが切れるため、シルバーフォンというものに切り替えて、いろいろ作業にかかることについては20年度に利用者に混乱のないように、それから民生委員さん、地域の協力員の方、皆さんにご協力いただいてご理解いただいて進めてまいりたいと思います。21年度にかなりその委託料が減額できるというふうにこちらでは考えております。

○委員長(加来良明)9番、妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)そうすると20年度でやるということなんで、切り替えが20年度で終わるんですか。

○委員長(加来良明)仲上保健医療グループリーダー。

○リーダー(仲上尚子)はい、21年度の9月で切れる形になります。それで20年度は継続しておりますが、一年ぐらいかけていろいろご理解いただくようなつもりでおります。

○委員長(加来良明)9番、妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)そうすると仕組みはまったく同じですね、今までと。実はこれを必要としている人がまだまだいるのでないかというふうに思っているんですよ。だから、もっと拡大する、そういう少しずつ拡大していくような、お年寄り増えてきますから。だから、いわゆるひとり家庭の高齢のお年寄りの調査をしたり、そういうことでやっぱり現状をつかみながら、その人たちがどんな状態でいるのかということをつかみながら、何か考えていただきたいというふうに思っています。よくお隣同士でやったりなんかしたりして、お隣と仲悪い人もいるんで大変なんですけども、そういうようなことをつかまえながら、役場としての対策を立ててほしいというふうに希望しておきます。
 次に行きます。次に94頁です。94頁の保育所の件なんですが、この前、町長、行政執行方針の中で、こんなふうに言われていたんですね。保育所への入所希望児童数について、ここ数年増加傾向にありますというふうに言われております。当面の現状でどんなふうになっていらっしゃるのか、そして対策をどう立てて、当面の今、例えば20年どうなるのかということについてお伺いしたいと思います。

○委員長(加来良明)佐藤保健福祉課参事。

○参事(佐藤典隆)お答えします。保育所の入所児童数につきましては、やっぱり出生率が年々下がってきていまして、今後も保育所もしくは幼稚園等も含めて、入所するとか入園されるという方は減少傾向にあるのかなというふうに押さえています。ただ、今年度につきまして、特に昨年につきましては幼稚園のほうが減少しまして、入園数が減少して、保育所のほうが増加していると、そういう全体では下がっているんですが、個々の保育所と幼稚園という比較の中では保育所のほうが増加している傾向にあります。それで、ちなみに今年の入所につきましては、またちょっと逆転しまして、幼稚園のほうが昨年の19年度よりも20年度のほうが入園希望が増えています。その半面、保育所のほうがまた減ったと、そのへんの捉え方なんですが、昨年までは働いているお母さんお父さん、もちろんそうなんですが、そういう方が多いのかなというふうに押さえていたんですが、今年またちょっと傾向が変わっていまして、そのへんの押さえ方も少し研究しなきゃならんなというふうに思っています。全体としては、先ほど言いましたけれども、全体の児童数は減っていますが、保育所については昨年は増えた、今年については若干下がったというような傾向でございます。

○委員長(加来良明)9番、妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)そうしたら、簡単にいきます。そういう傾向にある状況いろいろ変化すると、その年によってということですね。そこで、児童数そのものが減ってきているということがあるので、これからの将来のことが一つ考えられると思うんですよ。将来の構想として、この間若干言われていたようですが、具体的にどんな方向で検討しようとされているのか、お伺いします。

○委員長(加来良明)佐藤保健福祉課参事。

○参事(佐藤典隆)お答えしますが、先般の一般質問で町長もご答弁していると思いますが、実際に具体的な計画というものは現在はっきりしたものはもってございません。ただ、イメージ的に先ほど言いましたように児童数は全体としては減ってくるのかなという考え方持っていますので、将来的には保育所の、今ある4か所、へき地も入れて4か所の保育所がございますから、御影に1か所、清水に1か所とか、そういうような考え方は出てくるのかなというふうに思います。ただ、今、第一保育所につきましては定員が120名になっています。それで、今年20年度につきまして、今希望を取った限りでは85名ぐらいになるんです。ですから、75%とか、80%以下の入所率になりますので、なおかつ、第二保育所とか、そういう部分が若干減ってきています。それで、そういうことをトータルで考えますと、やっぱり清水地区に統合できると、そういう可能性もありますので、近いうちにはそういう計画をもって、具体的な方向性を出していきたいというふうに考えています。

○委員長(加来良明)9番、妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)はい、わかりました。
 次に100頁にいきます。100頁、児童館費ですね。児童館のところです。児童館、これも町長あの時にお話されましたが、行政執行方針で、少し清水の場合は増えてきていると、今年あたりから来年度、20年度からいろいろ考えなきゃならないんでないかというふうに言われたんですが、これをどういうふうに考えますか。現状と、20年度の状況をちょっとお知らせください。

○委員長(加来良明)佐藤保健福祉課参事。

○参事(佐藤典隆)委員ご承知のとおり、学童保育所、特に清水なんですが、昨年は定員80名ということで児童館とは別に学童保育所で80名の定員で、それ以上の入所希望がございました。90数名という方がいらっしゃいました。当然、現状につきましては80名を若干超えた84、5名程度の入所で学童保育をやってございます。それからはみ出たといいますか、入所できなかった方につきましては、今年度については、いわゆる児童館の利用について、当然児童館利用ですから一度学校終わったらお家に帰っていただいて、かばん等も家に置いて児童館を利用すると、そういう基本的なものをもっていますが、学童のはみ出た児童につきましては、直接かばんを持ったまま、児童館利用という形を柔軟に対応してございます。20年度につきましては、いわゆる児童館の定員というのは20名程度で考えていますので、合わせると100名ぐらいになります。それで、今年度につきましては、児童館は一時休止するような形で、学童の利用を100名の定員に拡大しました。今年についての希望についても、93、4名の方の入所希望がありますので、大半の方は受け入れられるかなというふうに考えてございます。それで、児童館を休止という形はとりますけれども、実際に今までの児童館の利用については1名ないし2名の方の利用なんです、平均。そういう方につきましては、もし希望があれば学童保育の定員の下回る範囲内でですね、受け入れたいというふうに考えてございます。

○委員長(加来良明)9番、妻鳥公一委員。

○委員(妻鳥公一)定員100名にすると、大変なんじゃないですか。場所としてはどうなんですか。

○委員長(加来良明)佐藤保健福祉課参事。

○参事(佐藤典隆)先ほども申し上げましたけれども、学童については80名の定員で、従前も児童館は20名の定員だったんです。あのスペースの中ではですね。そういう振り分けをしていたことがありまして、今回は児童館については当面休止するということなので、学童の利用を100名にしました。ですが、実際100名を超えての入所は今のところは考えていませんので、従前とあまり変わらないかな、当然増えれば人的な部分の配置の中で、対応したいというふうに考えています。

○委員長(加来良明)他に質疑ありませんか。

○委員長(加来良明)質疑を受けます。
 6番、森田慎治委員。

○委員(森田慎治)それではお尋ねをいたします。86頁、5目の在宅支援費の中の19節の負担金、補助及び交付金の件なんですけれども、30で在宅福祉を考えるすずらんの会運営費助成金とあります。現在、こういった形の中で在宅ボランティアというか福祉サービスをされる組織はいくつくらい、有償、無償含めてあるのかわかれば教えていただきたい。

○委員長(加来良明)答弁を求めます。小笠原保健医療グループ主任。

○主任(小笠原敏子)清水町の中で、ボランティア団体連絡協議会という加盟する団体がありまして、その中で登録されている数は10グループございます。以上です。

○委員長(加来良明)6番、森田慎治委員。

○委員(森田慎治)その中で有償、無償の区別というのはわかるのでしょうか。わかりませんか。

○委員長(加来良明)小笠原保健医療グループ主任。

○主任(小笠原敏子)はい、この中で10団体あるんですけれども、ほとんどがいろんな部分での会を組織しているんですが、皆さん無償ということで押さえてよろしいかと思います。

○委員長(加来良明)6番、森田慎治委員。

○委員(森田慎治)皆さんが無償だということのようです。お尋ねした趣旨は、現在そういった10団体あるようなんですけれども、結果的に、これが有償、無償という形の中でボランティアというのはいろいろな受け取り方があるんですけれども、無償でいく場合、現在皆さんがそれぞれ悩んでおられる、皆さん全グループから聞いたわけじゃないんですけれども、後継者がうまれないというんですね。そういうことを考えた時に、これからこの町を支える中で、そういうのが非常に大切だということを考えた時に、ある程度の実費弁償程度のやっぱり予算を組んで、その人たちに底支えをしていただくという考えが必要ではないかという考えるんですけれども、そのへんについてどういうふうに承っておられるか、考えがあったらお聞かせいただきたい。

○委員長(加来良明)答弁求めます。伊藤保健福祉課長。

○課長(伊藤 登)お答えします。今のご質問ですけれども大変難しい問題ということで、ボランティアで実施されている団体の方は、苦労しながらも現状では活動しているという状況であります。その中で、やはり後継者問題というのはどの団体もそうなんですけれども、いろんなこのボランティア団体だけじゃなくて、いろんな部分のボランティア団体もあるんですけれども、いずれも高齢化して非常に厳しい状況にあると、私たちもいろんな講習会とか開催しながら、その都度卒業といったらおかしいんですけれども、修了した方々には、ぜひ習った勉強したことを活かしていただきたいということで、そういう会に入っていただきたいというようなことも行っていますけれども、いかんせん受講者その他が非常に少ない中では大変だろうなと私たちも思っていますし、機会があるごとにやはり若い方々に余裕あるといったらおかしいんですけれども、時間的余裕がとれる方についてはぜひ参加していただきたいというようなこともお話している状況ですけれども、実現はなかなか難しいと。だからと言って、補助金うんぬんということも相成らんということで、そのへん非常に苦慮していますけれども、すずらんの会についてはずっと昔からやっていただいているというようなことで、在宅支援ということで食事会とか、これについても実費、食事代とかというのも実費でいただいているというようなことも聞いておりますし、その中で非常に経済的にも苦しい中でも何とか食材等を持ち寄っていろんな部分でご貢献をいただいているという状況です。私たちも今後はやはり今、質問の趣旨のとおり、後継者をいかにして増やしていくかということにまい進しなければいけないなと思っています。その分についても内部でまた検討しながらどんな方法がいいかというのを考えてみたいと思いますので、そのへんも今少し時間をいただきたいと思っております。

○委員長(加来良明)6番、森田慎治委員。

○委員(森田慎治)ただいま、いろいろお話を伺いましたし、前向きに検討されるというお話も伺いました。本当にこれからこの町を支えていくのにそのへんが非常に大切だと、ある程度ボランティアですから無償というので割り切る必要もあるんですけれども、ここに至ってこの面については、やっぱりぜひともやっぱり後継者を育てていただく、できるだけ多くのグループを立ち上げていただくという意味からも、ぜひその前向きに検討いただきたいことをお願いをしておきたいと思います。
 次にもう一点お伺いをさせていただきます。頁は102頁、6節きずな園の関係です。先ほどそれぞれの委員さんからもお話がありましたですけども、来年度に向けてさわやかプラザに移転を、移転といいますか、移っていくという形の方向を示されたわけでございますけれども、ただちょっと私気になることが、交流をすることは構わない。ただ、今きずな園に通っておられる方、園児といいますか子供たち、またはその父母たちの状況を考えたときに、果たしてさわやかプラザの中がいいのかという非常に疑問を感じるんですけれども、情緒的にも心配される子供たちっていうふうに伺っているわけですけれども、そのへんはさわやかプラザの中にその施設が入るということに対して、父母たちの抵抗やそこに通所される子供たちに懸念は、心配は無いものですか。お尋ねをいたします。

○委員長(加来良明)佐藤保健福祉課参事。

○参事(佐藤典隆)いろいろ考え方あるかなというふうに思いますが、現在、あそこのきずな園で通所されている方、以前は新得も含めて鹿追も清水といたんですが、現在20名から23名ぐらいの児童がいらっしゃいます。あそこで利用されてものすごく有効だなと思われるのが、先ほどもちょっと言いましたけれども、むこうはやっぱり体育館が広くて、体力的に劣っている子供たちは器具関係がたくさんありまして、大型の物もあって、有効に使われていて、かなりいいのかなというふうに考えますが、こちらに来ましたら、その遊具もかなり小さいものになるかなというふうに考えますし、さわやかプラザがあのスペースの中でどんなことできるかというのも検討していかなきゃならんと思います。ただ、個々のその児童との対応といいますか、その体力的なもの以外の部分については、こちらに来ましても、各それぞれの部屋がございますから、個々のマンツーマンの対応は十分できるというふうに考えています。メリット的に考えますと、いろいろあるんですが、子供、児童につきましては、できればいろんな方と接しないほうがいい子もいますし、逆に広くいろんな方と接する機会があったほうがいい、そういうようなことを考えますと、どれが良いかというのはちょっと一概には言えませんけれども、大きくマイナスになるというふうには考えてございません。

○委員長(加来良明)6番、森田慎治委員。

○委員(森田慎治)わかりました。では、ぜひ、そのへんを十分踏まえた中で前向きに検討しながら進めていただきたいということをお願いしまして、質問終わります。

○委員長(加来良明)次の質疑を受けます。
 3番、西山輝和委員。

○委員(西山輝和)一点だけ、すみません。保育所運営人件費のことなんですけれども、職員16人で代替さんと臨時職員で人件費を抑えて一生懸命やっているんですけれども、この間、父兄から臨時職員が入ったんですけれども、年度途中で辞めていってしまったということで、非常に親も憤慨して、なぜ辞めていったんだと言って、ちょっと聞かれたんですけれども、私も聞いて、そのへんは対応しといたんですけれども、やはり父兄として若い保育士さんが入ってくれれば嬉しいなという、非常に人気があって大した良かったものですから、若い人がせっかく来てくれても、やっぱり安い給料で本採用にならないから次の新しいところに行ってしまうという現象が非常に多いと思うんですけれども、こうやって職員を採用しないのもいいんですけれど、だんだん臨時職員も代替さんも歳とってきてですね、子供と遊ぶのも大変でしょうと思うんですけども、いつまでも、この間の一般質問でも町長から3年計画でいろいろ示されたんですけれども、職員のほうはですね、何も無かったんですけれども、いつまでもずっと臨時採用と代替さんで切り抜けていくということでしょうか。

○委員長(加来良明)佐藤保健福祉課参事。

○参事(佐藤典隆)ただいま委員がおっしゃったように、たぶん御影の保育所のことを指してお話したというふうに思いますが、確かに年度途中で臨時職員が辞めて、別な自治体に正職員で採用されたというような経過ございまして、途中で辞められた臨時保育士もございます。正職員も、できれば毎年一人退職されたら、新しく正職員が配属できるというような状況が、これからも作れればよろしいかと思うのですが、なかなか今の情勢の中では難しいかなというふうに考えています。先般、町長からも一般質問の中でご回答させてもらっているのですが、先ほどの質問ともちょっと絡みます。最終的に正職員は減ってきて臨時職員と代替保育士で対応しているのが現状なのですが、正職員が将来、今の形で行きますと、少しずつ減っていくので、それをどういうふうに考えるかということなのですが、先ほどお話したように、できれば保育所の統合とか児童が減ってくる可能性ありますので、そういうときに、今、分散している保育所をいくつかに統合することによって、効率の良い、児童数もいわゆる最低基準に合った児童数の配置ができる、と言いますのは、例えば、今20名で職員1人配置すると、そういうような最低基準がございますから、例えば、各保育所で10名ずついたらそれぞれ職員を1名ずつ配属しなきゃならん、それが統合されることによって、職員を1名減らすことも可能なんですね。それが全て良いというふうには思いませんけれども、それも一つの選択肢として今後考えていきたいなというふうに考えています。

○委員長(加来良明)3番、西山輝和委員。

○委員(西山輝和)先ほども言いましたように、やはり保育所も早く民間に委譲するなり、考えをこの2、3年のうちに早く方向性をきちっと示してやっていただきたいと思います。終わります。

○委員長(加来良明)次の質疑を受けます。
 4番、口田邦男委員。

○委員(口田邦男)一点だけ。78頁の委託料。戦没者追悼式の祭壇の委託料ということで載っておりますけれども、かなりこれ減額の予算でなかろうかと思うので、この減額の理由と、例えば祭壇の質を悪くするとか、今までが高すぎたのか、まずその点一つお伺いします。

○委員長(加来良明)小岩福祉グループ主任。

○主任(小岩哲治)この予算の250千円は、祭壇費でございます。19年度も下げたわけでございますが、委員のおっしゃるとおり祭壇のレベルというんですか、規模というんですか、ものを下げております。以上です。

○委員長(加来良明)4番、口田邦男委員。

○委員(口田邦男)町長、ちょっとお伺いします。今この祭壇の質を下げるという問題がございました。戦没者に関係した遺族方にすれば、ただその値段だけではとやかく言うことにはならないかもしれませんけれども、当事者にしてみれば、この追悼の・・・。(中断)
 町長聞いているのか。いい。
 それでさ、遺族にすれば、ただ金額を下げただけでね、その追悼の気持ち、町長の追悼の気持ちも薄れているのではないかというふうに思われるのだけれども、その点、町長どういうふうに理解しているか。

○委員長(加来良明)町長。

○町長(高薄 渡)気持ちはぜんぜん変わらないです。同じです。意味、言っていること十分理解しております。実は祭壇の件について、以前からちょっと豪華過ぎてはいないかと、祭壇だけが。そういうことで、他町の実態を調査したんですね。その結果、やはりうちの方が少し豪華であったというようなことからで、近隣他町と同じようにしてはどうかというお話になったわけです。これ、それをじゃあ手作りで、みんなでやったらどうかというようなことも話の中に出ておりましたけれども、とりあえずこの予算の中でやってみると、ただやり方を今までは委託してやっていたわけでありますけれども、今後も、今年もそういう形をとりますけれども、できるだけそれにアドリブをつけられれば、職員が例えばお花を持ってきて少し賑やかにできれば、そういう心あることができれば、やってみたいなというふうな、これから検討させていきますのでご理解いただきたいと思います。

○委員長(加来良明)4番、口田邦男委員。

○委員(口田邦男)それで、一般的に人間が亡くなって50年経つと、だいたいもうこれで終わりというのが常識なんですけれども、この慰霊祭については、町長の考えとして、だいたいこれは何年忌ぐらいまでやれば終わりになるかなという目処というものは有るのか無いのか、一つ。

○委員長(加来良明)町長。

○町長(高薄 渡)目処はまったく今は考えておりません。国もやる、北海道もやると、各都道府県やると、市町村もやると、この話題になったことはないですね。やっぱり、だんだん遺族会もご高齢になってきているということもございまして、その意見も加味しながら、十勝管内でどういうふうにするのか、みんなでそれぞれ考えあると思うんですけれども、私の気持ちとしてはできれば続けていきたいなとこういうふうに思っていますけれども、会員数が減少しているのも確かでございますので、そのへんのことも遺族会ともども、また検討課題にしていかなきゃならんなあとこのように思っています。

○委員長(加来良明)4番、口田邦男委員。

○委員(口田邦男)はい、わかりました。ぜひ続けられるなら、私たちの生きている間は続けなきゃならんかなというようなことでございますけれども、いずれにいたしましても、その気持ちだけは十分もっているということは、やっぱり皆さんに声を大にして言ってもらいたいなというふうに思います。以上です。終わります。

○委員長(加来良明)次の質疑を受けます。
 11番、荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)負担金、補助及び交付金の関係でちょっとお聞きします。頁数79、30と36ですが、まず36です。この補助金は旭山学園の改修費だと思うんですけれども、行政が補助金を出さなければならないという義務があるのかどうか。一つひとつ伺います。それから・・・。(中断)

○委員長(加来良明)荒木委員、一問一答ですので。

○委員(荒木篤司)関連していますので。じゃあそれで。

○委員長(加来良明)答弁を求めます。

○委員長(加来良明)答弁を求めます。伊藤保健福祉課長。

○課長(伊藤 登)大変失礼いたしました。条例では第8類の厚生生活環境ということで、清水町社会福祉法人の助成に関する条例に基づいて実施しております。

○委員(荒木篤司)何頁か。

○課長(伊藤 登)例規集2,101頁。

○委員長(加来良明)11番、荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)これはいつまで払うことになるんですか。

○委員長(加来良明)小岩福祉グループ主任。

○主任(小岩哲治)平成28年度までです。償還期間20年ということで、平成28年度までです。

○委員長(加来良明)11番、荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)そうすると総額では2億円ぐらいですか。

○委員長(加来良明)小岩福祉グループ主任。

○主任(小岩哲治)元金、貸付金額168,200,000円でございます。

○委員(荒木篤司)あの・・・。(中断)

○委員長(加来良明)荒木委員、ちょっとお待ちください。
 中島福祉グループリーダー。

○リーダー(中島弘志)今、元金168,200千円と申しましたが、それに利息分46,738,566円、合計で214,938,566円となります。

○委員長(加来良明)11番、荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)これはもう10年前ぐらいの話の取り決めの中でやっているということですよね。ですから、そのときに町が今言われた分の負担をするということの中でのこの条例だということですよね。

○委員長(加来良明)答弁を求めます。伊藤保健福祉課長。

○課長(伊藤 登)そのとおりです。

○委員長(加来良明)11番、荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)10年前というのは、平成9年ですね。別にこれを悪いといっているわけじゃないんですけれども、いわゆる、これは旭山学園の改修費に関して、町が出して補助しているということの中身ですか。

○委員長(加来良明)中島福祉グループリーダー。

○リーダー(中島弘志)おっしゃるとおりです。そのとおりです。

○委員長(加来良明)11番、荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)当時でいえば、学園を単独で運営していて、運営上、町が補助していくという考えで、この事業を始めたんだろうと思うんですよね。それで今、学園がいろんな事業に取り組まれているという中で、町とかかわる部分がたくさんありますよね。そういう部分の中でもどうなんですかね、町が出し続けていかなきゃならないという義務があるというふうにお考えですか。

○委員長(加来良明)伊藤保健福祉課長。

○課長(伊藤 登)当時ですね、債務負担行為でとっていますので、毎年一千何がしのお金を補助しているという形ですので、今止めるわけにはいかないのかなと思っています。

○委員長(加来良明)11番、荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)次に、社会福祉法人清水社会福祉協議会の補助金ですけれども、9,962千円ということですが、これは町から事務局長を派遣しておりますよね。その人件費ということですか。

○委員長(加来良明)小岩福祉グループ主任。

○主任(小岩哲治)そのとおりでございます。人件費で・・・。(中断)

○委員長(加来良明)荒木総務課長。

○課長(荒木義春)この30番の補助金は、事務局長については町の派遣ですから町費で支出していますけれども、この補助金はそれ以外の事務局職員の人件費相当額を補助しているわけでございます。

○委員長(加来良明)11番、荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)今、社会福祉協議会はいくつかの事業をやっていますよね。事業に絡んで町から人件費、あるいは他の経費、そういうものは出しているのはいくらぐらいなんですか。

○委員長(加来良明)中島福祉グループリーダー。

○リーダー(中島弘志)協議会の事業には町からの補助金は入っておりません。

○委員長(加来良明)11番、荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)職員はまったく派遣しているというようなことはないんですか。

○委員長(加来良明)中島福祉グループリーダー。

○リーダー(中島弘志)デイサービスセンターに看護士1名、それから事務局、事務局長1名、この2名は町から派遣されております。

○委員長(加来良明)11番、荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)いや、この補助金という形で約1,000万円計上されていますよね。今言われた、派遣している部分についてはここに出てこないですよね。それで、それから後、町が場所を提供しているとか、いろいろありますよね。そういうような、その無償で提供しているものがいろいろあると思うんですけれども、そういうのってなんかすごくわかりにくいと思うんですよ。だからといって派遣しているのが悪いと言っているんではないですよ。わかりにくいのではないかと。だから、この事業というか福祉協議会の仕事をしている職員の人たちは、町政全般についての仕事をやっているというふうにはなりませんよね。だったら、そういうことも含めて社会福祉協議会に町としてはいくら出していますというふうな、わかりやすい予算の組み方にすべきではないかと、これですと極めて分かりにくいと思うんですけどね、いかがでしょう。

○委員長(加来良明)伊藤保健福祉課長。

○課長(伊藤 登)非常に難しいんですけれども、研修派遣ということですので、人件費については総務のほうで一括して計上させていただいておりますし、この部分について一回、福祉協議会に出してということにもなりませんので、こういう表現の仕方しかできないのかなと思っております。現状ではですね。

○委員長(加来良明)11番、荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)これは誰の仕事かわかりませんけれど、なんと言いますか、結局、町から労務費を出しているという部分は、会計処理上ね、何と言うんですか、やっぱりおかしいですよ。こういう町から福祉協議会に9,980千円しか出していないように見えちゃいますよね。これこの補助金と書いてある、これだけ書いてあるんですから。だから、これは予算の作り方としては極めて不明確な組み方でないかなというふうに思うんですけれども、誰か詳しい人。

○委員長(加来良明)町長。

○町長(高薄 渡)確かに複雑な状況を本町でしています。他町村では、いわゆる事務局の職員、この人件費は全部町費持ちですね。それで、そのほかの事業、これについては社会福祉協議会が雇用してやっているという状況です。当町の場合は、デイサービスのほうに看護師を派遣しています。これは通常あまりないところでありましたけれども、芽室町でそういうケースがございまして、やられておりましたので、当町もそういうような状況だったと。これは今、事業者認定になっていますけれども、以前は委託事業でございまして、町のほうから社会福祉協議会にこの事業をやってくださいと、当分の間やってくださいということでお願いした経緯がございます。そういう意味で、今日引きずっているということでありますけれども、平成20年、19年度末をもって看護師は取り止めということに一応しました。事務局長だけは、どちらにしても事務局長を選任で置くということになりましたら、事務局長給与を町費でもたなきゃならん、それが今、派遣をすることによってダブルの支出を抑制しているということでございまして、本来は選任の事務局長で、事務局長分あるいは事務職員の分を人件費を町が持つというのが筋でございますけれども、それが今、事務局長分だけ節減していると言ってもいいのではないかと思いますけれども、それをやらしていただいているということであります。そういう面から、会計上は派遣研修ということで、研修期間を一応毎年定めて、一年ずつの研修に発令行為をしております。これはいつまでもこれはできませんので、概ね3年以内であればまあまあということになりますけれども、本当の収支ということになりますと、その事務局長の給与分の本来出すべき事務局長分と、町費で出しておりますその差をどのぐらいにするかわかりません。局長が年収なんぼにするかによって変わりますけれども、もし町職員が高ければその差額と、それから保健師、看護師の分ですね、それを入れて、本来であれば社会福祉協議会の、正規会計ではないけれども公にしてもいいような記録になるのではないかなと、そういうふうに押さえております。

○委員長(加来良明)11番、荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)終わります。

○委員長(加来良明)次の質疑を受けます。質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(加来良明)質疑なしと認めます。
 これで民生費の質疑を終わります。