北海道清水町議会

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平成20年度予算審査特別委員会(3月18日_審査番号6)

○委員長(加来良明)第8款の土木費の審査の前に、先ほど衛生費の審査の中で、荒木委員の質問に対し保留していました件につきまして、審査を行います。
 答弁を求めます。(中断)

○委員長(加来良明)それでは答弁を求めます。佐藤都市施設課参事。

○参事(佐藤正敏)はい、ちょっと失礼しました。荒木委員の質問にお答えしたいと思います。18年度の決算の部分でお話したいと思います。公共下水道の関係なんですが、繰入金155,355千円ですね。戸数は2,487戸ですので、それを割りますと、一人一戸当たり102,000円になろうかと思います。次に、集落排水の関係でございます。繰入金が45,994千円で、戸数が737戸ですので、それで割り返しますと62,000円になろうかと思います。以上でございます。

○委員長(加来良明)ただ今の件について質疑を受けます。
 11番、荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)わかりました。ありがとうございました。この一戸当たり10万円ぐらいの補助金という形になるということですよね。それで、115頁。続けていいですか。し尿収集運搬業務委託料12,270千円計上されていますよね。これはどういう状況の時に誰からもらうのですか。

○委員長(加来良明)細野町民生活課長補佐。

○課長補佐(細野博昭)町民生活課の細野でございます。し尿収集委託料につきましては、し尿の汲み取りを依頼した方、一般的には世帯主の方になるかと思いますけれども、その方に納付書を発行いたしまして、使用料、手数料、収集手数料を納めていただいております。

○委員長(加来良明)11番、荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)この1,200万円あまりの負担をしていただいているということですが、これはその町としてはどういう立場で、この事業をやっているということになるわけですか。

○委員長(加来良明)細野町民生活課長補佐。

○課長補佐(細野博昭)町といたしましては、ごみの収集と同じように町民の環境衛生を保持するという意味合いのもとから、し尿処理につきましても町の責任で行っているところでございます。

○委員長(加来良明)11番、荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)そうすると、例えば収集業務を委託している業者がいますよね、金額が決まっていますよね、それって例えばこの業者を頼まなきゃだめだということなのか。町民が例えばもっと安いその収集をしてくれる人を見つければ、その人にお願いすることも可能なのかどうか。教えてください。

○委員長(加来良明)細野町民生活課長補佐。

○課長補佐(細野博昭)実際の問題といたしましては、町でし尿の収集運搬を許可している業者でなければならないというのがまず前提でございます。許可を受けなければ、そういう業務としては行うことができません。それと、現在の委託料でございますけども、いわゆる収入分、汲み取り料金相当分をそのまま直で業者に支払うという形をとっております。115頁を見ていただければおわかりになるかと思いますけれど、財源内訳のところでし尿処理手数料ということで、10,000千円特財があります。支出で12,270千円ということで、この差額が、いわゆる町の施設、公共施設等の汲み取りにかかる量ということでございますので、いわゆる業者といたしましては、町で条例で定めております料金分を、汲み取ってきた実績に基づいて、その金額を町からそのまま支払うと、上乗せも何もしないでそのまま支払うという形をとってございますので、特定の業者でなければ云々ということの決め、これが例えばA社からB社になっても、契約方法を変えなければ、いわゆる町の公共施設分の負担、それから町民にとりましては、A社からB社になろうとも、今の形で契約をするということであれば、負担は変わりません。以上です。

○委員長(加来良明)11番、荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)そうすると処理費、運搬費というんですか、収集運搬費が決められていて、それに基づいて各家庭から徴収するという形だということだということでいいのですね。そうすると、ここにいわゆる収集することについての、まず一つは競争の原理は働いていませんよね。意味わかりますか。収集することについて、簡単な話、1リットル3円にするか4円にするか5円にするかとかという中での、例えば、その中での競争の原理は働いていないわけですよね。これは今、清水町でやっているのは、それは妥当な金額だという中での、当然、収集業務をお願いしている形になるのかなというふうに思いますけども、そういうような競争の原理を働かせるような方法については考えられないですか。

○委員長(加来良明)草野町民生活課長。

○課長(草野和好)今のし尿の汲み取り料金につきましては、清水町廃棄物の処理及び清掃に関する条例ということで、町でし尿等の処理手数料を定めております。それで、町が町民から我々の課に汲み取りをお願いしますという形で来たり、直接、町が委託している業者にいったりというような形の中で、町の決められた料金で収集しているということでございます。

○委員長(加来良明)11番、荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)町は1,000万円を利用者からいただいて、なおかつ、220万円は行政側の処理費だということで上乗せして合計1,200万円ですよね。それをそのまま業者にお支払いしているのか、あるいは町として別な形で上乗せというか補填しているという状況なのか、そこのところ教えてください。

○委員長(加来良明)細野町民生活課長補佐。

○課長補佐(細野博昭)上乗せはしておりません。ですので、例えばAさんに5,000円請求いって、月の合計が100万円になれば100万円を業者に支払っているということでございます。

○委員長(加来良明)11番、荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)それで先ほどご説明ありました、いわゆる町の公共下水道の関係ですよね。これ約一戸当たり10万円の町が繰出しているということになるわけですけど、このこっちを10万円繰出している、こっちはぜんぜん何もしていませんというのは、公平な行政運営というふうにいえるとお考えでしょうかね。

○委員長(加来良明)細野町民生活課長補佐。

○課長補佐(細野博昭)委員ご指摘のとおり、その部分だけみれば不平等といいますかアンバランスということになるかと思いますけども、予算書でいきますと116頁、清掃費の続きでございますけれども、116頁の一番上、右上でございますけれども、負担金ということで十勝環境複合事務組合負担金ということで15,849千円。これは町内で収集をされたし尿を最終処理する経費ということで、清水町の利用割合分として15,809千円負担しておりますので、汲み取りの手数料につきましては、先ほどの説明させていただいたとおり、いわゆるまあ、つうつうといいますか、やっておりますけれども、この部分15,809千円を一般会計で負担しているという見方ができると思います。以上です。

委員長(加来良明)11番、荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)今、このし尿の収集というのは、いろんなパターンの便そうありますよね。この中でここで考えられていた、いわゆるその昔流に言えば普通のトイレの収集、汲み取りっていう想定の中で考えていたものでないかなと思うんですけれども、今、水洗に近い状態の便そうというのはいろいろありますよね。そういう中で考えると、どうもこの汲み取り料の1,200万円というものが一つのパターンしか考えていないという、要するに収集する時間的なことだとか、あるいは匂いだとかいろいろありますよね。そういうようなことなども考慮して考えると、そのいくつかのパターンに分けた中で、この収集料というものを考えていった方が良いのではないかなというふうに思うんですけどもね、いかがでしょうか。

○委員長(加来良明)細野町民生活課長補佐。

○課長補佐(細野博昭)現在の料金体系につきましては、先ほど課長からお話申し上げたとおり、条例の中で決められておりまして、300リットルまでは1,390円、それを超えた分につきましては、1リットル当たり4.63円ということで合計をいたしまして請求をさせていただいているところでございますけども、生活様式も変わりまして、トイレの利用形態といいますか構造等も若干以前とは違ってきているというのは事実でしょうけれども、その料金体系につきましては、現状の料金の設定方法が、ある程度やっぱり現状にあっているものであるというふうに私は、その重量設定でしょうか、1リットル当たりいくらということで、そのほか例えば、道路からいくら入って距離があるとか、便そうまでトラックが近づけるとか、いろんなことがあるかと思いますけれども、それらを考慮していきますとその判定基準が非常に難しくなるというようなこともありますので、いわゆる汲み取った分だけ支払っていただくという形の今の料金体系につきましては、特に検討したことはございません。以上です。

○委員長(加来良明)11番、荒木篤司委員。

○委員(荒木篤司)ですから、検討をしてほしいというふうに思うんですけど、いかがですか。

○委員長(加来良明)答弁を求めます。草野町民生活課長。

○課長(草野和好)し尿処理の手数料につきましては、19年度、先日策定いたしました第二次の行革プランの中では当面現状の水準を維持するということでございますけれども、近隣町村の状況等も確認しながら検討していくということになっておりますので、各近隣の町村等の状況等も検討しながら、確認しながら検討していきたいというふうに考えております。

○委員長(加来良明)以上で保留分の質疑を終了します。