平成20年度予算審査特別委員会(3月18日_審査番号7)
○委員長(加来良明)これより、第8款「土木費」143頁から154頁までの審査を行います。
担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば、説明を願います。なお、発言する際には始めに職名を言っていただきますようお願いいたします。
安曇都市施設課長。
○課長(安曇達雄)都市施設課長、安曇でございます。それでは土木関連にかかわります予算概要につきまして、若干触れさせていただきたいと思います。一般会計では道路、それから町営住宅、公園等の維持管理を引き続き行ってまいりたいというふうに考えております。内容につきましては、副町長からご説明がされましたので申し上げませんけれども、20年度に実施をいたします主な工事につきまして、概略ご説明を申し上げたいと思います。予算書の147頁をちょっとお開きをいただきたいと思いますが、3目の道路新設改良費、15節の工事請負費でございますが、御影西2条北仲道路、それから清水北3条仲道路、御影東5条道路の3路線を予定をしてございます。お配りをさせていただいております予算に関する資料でございますけれども、その9頁のほうの上段のほうに新規3路線の事業内容を載せてございます。清水北3条仲道路につきましては、路盤状況が悪く、融雪時期の陥没等危険があるということから、延長55メートル、幅員7メートルの路盤改良と防塵処理工事を行うものでございます。御影西2条北仲道路でございますが、福祉施設の建設が予定をされていることから、新たに延長130メートル、幅員6メートルの砂利道を整備するものでございます。もう一本、御影東5条道路でございますけれども、交通量の増加や宅地分譲が開始されたことに伴いまして、道路位置、それから高さ等の確定がどうしても必要になります。そういったことから延長190メートル、幅員6メートルの改良舗装工事、片側2メートルの歩道整備工事を行うものでございます。いずれも急を要する道路としての路線としての町の単独事業として整備を図るものでございます。なお、別にお配りをさせていただいておりますけれども、平成20年度の道路事業予定箇所図をお配りをさせていただいております。この中にそれぞれ位置、箇所につきまして明示をしてございますけれども、一番下のほうに羽帯地区交換分合付帯農道整備事業農道改良、農林業費の中に入りますけれども、付帯農道の整備事業として継続した事業を合わせて載せてございますので、ご覧をいただきたいと思います。以上概略でございます。ご説明に代えさせていただきます。
○委員長(加来良明)これから質疑に入ります。質疑ありませんか。
2番、橋本晃明委員。
○委員(橋本晃明)ただいま説明いただきました新設の道路についてですけれども、昨年の12月12日の日に総合計画審議会が開催されまして、私、傍聴させていただきました。その時の資料があって、これ一回しか総計審も開かれないということで、諮問して答申を受けるという形になったんだと思うんですけれど、この中にある道路の計画とこの本年度の予算が一致していない。総合計画でいくと、平成20年度の道路は御影西2条仲通で203万円というふうに出ていますが、金額も違いますがこれどう、それが載っていますけども、その次というと、平成23年に御影2丁目道路というのと、それから若松北2条西仲支線というんですか、これが1,900万円と1,400万円、それからその次に平成24年に、日光北4条仲通1,600万円というふうになっているんですけれども、これで結局、審議会で通って、まあ答申されたということと、この道路の、その優先順位とか緊急性というものについて、数か月のうちにどういう判断の変更があったのか、教えていただきたいと思います。
○委員長(加来良明)安曇都市施設課長。
○課長(安曇達雄)安曇でございます。今お話ありましたとおり、総計の中で、それぞれこの数年間の事業計画の中で、なかなかこの財政状況の中で計画として順次載せきれないという実態がございます。そういった中で、実は今お話ありました北3条仲道路をのぞいて、実は総計の中のどういう形で総合計画の中に載せていったらいいかという中で、載せる載せないという実は議論がございまして、最終的に先ほど出てまいりました御影の東5条ですか、その部分については、その段階ではなかなか見極めがつかなかったというのが実態でございます。以降、予算時期の中でいろいろ議論をしていく中で、今お話ありました、御影西2条北仲道路について事業、そういった先ほど申し上げましたような事情もあり、これは進めていこうと、更に清水北3条仲通りでございますが、これにつきまして実は非常に地域からそういった、いわゆる融雪時期、住宅が張り付いているわけでございますけれども、融雪時期についてうんでそこが陥没をし、交通事情的には非常に危険であるというようなことの申し出を非常に大きく受けまして、それらのことを考えていくと、どうしてもやっぱり安全上これは設置をしていかなければならんだろうということの判断の中で、急遽20年度に入れさせていただいたということでございます。それと、先ほどありました御影東5条の関係ですけれども、これにつきましては、平成23年度以降に実は御影のいわゆる太平町内になりますけれども、この地区については大変道路整備が遅れております。ただ、そういった中で23年度以降ということで当初予定をしながら、何とかご理解をいただいてそちらのほうにということで、実はこれにつきましても庁内でどうしたらよいかという部分について、総計の中に載せていこうということで、いろいろ協議をした経過がございますけれども、現状の中では財政的になかなか難しいなということで繰り延べをしたという経過がございますが、実はその後、いわゆる住宅団地が造成をされまして宅地分譲がされたと、住宅団地ではなくて、宅地分譲が開始をされたということと、地区的に地域的に非常に通行が増加をしてきたという部分、そういったこともありまして、先ほど申し上げましたとおり宅地分譲が開始されますとどうしてもばらばらに、いわゆるインフラを整備されますと、その後やり直し等の工事といいますか、町がそのあとに事業実施いたしますと補償の問題だとかいろんな非常に難しい問題が出てくるということで、最低でもやっぱり位置関係をきちっとしなきゃならない、そういう緊急性等々を考え合わせてこの3路線は何とか20年度に事業を実施したいということで、理事者にお願いをし協議をしながら載せさせていただいたということでございます。以上です。
○委員長(加来良明)2番、橋本晃明委員。
○委員(橋本晃明)宅地分譲開始されたのは昨年の12月の総合計画審議会の後ということではないと思うんですけれど、いかがですか。
○委員長(加来良明)安曇都市施設課長。
○課長(安曇達雄)宅地分譲については、すでにいろんなご相談があったのですが、実際、売れてきたというふうにお話をしたほうがいいかなと思いますけれども、実際そういう形で分譲がされ始めたという部分をちょっと申し上げたわけでございます。
○委員長(加来良明)ここで、皆様に本日の会議時間は議事の都合によりあらかじめ延長します。
○委員長(加来良明)2番、橋本晃明委員。
○委員(橋本晃明)売れ始めたのは総合計画審議会の後だったのかと聞くのも野暮なので、これやめますけども、ようするに総合計画というのは中、長期の町の計画を示していると、それで、公会計、単年度集計ですから、これ行政の場合、そうするとその一年の予算を見て、それで良いかどうかをこう私たち判断していくと。だけれども、それは長期の計画の中の今年の計画という位置づけでなければ、今年だけ良いということにはやっぱりならないと思いますね。そういう中において、この総合計画というのはそんな軽いものではないというふうに思うんですよね。それで、今年のこの平成20年度の事業が良い悪いということはその、どれぐらい緊急性があって必要性があるかという部分で納得させてもらえればいいことですけれど、だとするならば、なぜそれがこの総合計画に載っていないのか、これは大きな問題だと思うんですけど、いかがでしょう。
○委員長(加来良明)安曇都市施設課長。
○課長(安曇達雄)お話のとおり、総計に順次きちっと載せて、それに基づいて事業を実施していくということがもちろん本来でございます。先ほどちょっと申し上げましたとおり、総合計画の中で、この何年間の中で事業計画を載せていく状況がなかなかつくれなかった、いわゆる財政的な背景も含めましてそういった状況にあったという中で、こういった路線について、現課としては整備をしなきゃならない路線というのはある程度押さえておりますけれども、その中でどれをいつの時期にどういう形で載せていくのかという部分については、経過の中では実はそんな議論をしてきた経過あります。その中で財政的な部分も含めまして、もう少しこのへんは何とか調整できるだろうということで、先ほどの御影の西仲をのぞいて、いわゆる23年度以降に何とか繰り延べしていかなければならないなという判断にたっていたことは間違いございません。ただ、先ほど申し上げましたとおり、それ以降の中で交通安全上の問題、緊急性が現状の中でやっぱりあると、それから、開発そのものが非常に計画性の無い分譲がされるという状況をやっぱりきちっとおさえていかなきゃならんという部分もこれも間違いないことでございまして、そういった部分を総合的に考えて20年度で何とか、総計の中でこれは議論をしてきたことは間違いございませんけれども、そういったものも今回、緊急性も含めて何とか載せていただこうということで判断をさせていただいたものでございます。
○委員長(加来良明)2番、橋本晃明委員。
○委員(橋本晃明)そうすると道路の優先順位といいますか、どこに道路改良が必要なのかというのは、どのようにして決めているのか教えていただきたい。
○委員長(加来良明)安曇都市施設課長。
○課長(安曇達雄)先ほどもちょっと申し上げましたとおり、現課ではどの道路を、いつの時期に、どういった方向でという基本的な考え方はもっております。ただ、これをこれまでなかなか総計の中で具現化できなかったということで、言ってみればずっと引っ張ってきたという部分があります。そういったものを基礎にしながら、その順位をできるだけ守りながら事業を実施していく。仮に繰り上げして実施していく場合であっても、いわゆるそういう緊急的に非常に危険度が高いというようなことを除いてはそういう一つの考え方といいますか、現課のほうである程度おさえて計画をもっているものをベースに考えているということでございます。
○委員長(加来良明)2番、橋本晃明委員。
○委員(橋本晃明)御影東5条の部分なんか28,500千円ですから、結構金額も大きいですし、ここ何年か空白の年数があった中からすると、財政的な都合がつかなくて、予算つけられないというのもそれはあるかもしれないですけれど、もう一本の北3条仲通の融雪時に穴が開いて危ないというような、これなんかその2,400千円ですね。緊急性があればですね、いつでもやらなきゃいけないというか、やれたような道路ではないかというふうに、これ危険だという声は住民から大きく出されたということでしたけれども、それは急に出されたものか、前々からそういう声がなかったのかどうなのか、ちょっと教えてください。
○委員長(加来良明)安曇都市施設課長。
○課長(安曇達雄)これにつきましては、昨年、私の記憶の中では、昨年以前にあったかどうかというのはちょっとはっきりしておりませんけれども、昨年当初からそういったご要望をずっと受けてきたということでございます。
○委員長(加来良明)2番、橋本晃明委員。
○委員(橋本晃明)要望がずっとあったのに、どうして総合計画に載っていないのかなというか、これはちょっとやっぱり疑問なところですね。それで、やっぱり予算書作ったのは1月か2月かにはもうできているんじゃないかと思うんですが、12月の総合計画審議会の開催ですよね。委員の方に集まってもらって、そこで説明する時に、全くそういうことが触れられていないで、予算でぽんと出てくるというこのあり方というのはどうなんでしょうかね。これは住民参加のためにこの総合計画審議会を開いているというようなことからいうと、なんかちょっと釈然としないものがあるんですが、いかがですか。
○委員長(加来良明)安曇都市施設課長。
○課長(安曇達雄)お話のとおり、大変そういった面では、手続きを進める上では他の方法があったのかなというふうに私も思っておりますけれども、財政事情等々含めまして予算を組み立てる場合については、全体の中でどういった予算状況の中でどういう事業を展開していくかという枠組みの中で決めていくということになります。その中で可能な部分について内部協議をしながら予算的に、財政的に可能であればそういった事業を何とか担当課としてもそういう危険度の高い部分について、事業として載せていきたいということを協議をさせていただいて具現化をしたということでございます。
○委員長(加来良明)2番、橋本晃明委員。
○委員(橋本晃明)仮にもやっぱりこうやって文章作って公にしている以上は、例えば21年と22年は道路なくて、23年にやる事業になっている、この御影2丁目道路だとか若松北2条西仲支線だとかという道路を、普通、予算が何とかなりそうだというのであれば、これを繰り上げて20年度財政的に許すからというのであればやるというなら、これを見た人は納得すると思うんです。事情を別に聞くというようなことは別としてね。だとすれば、この道路の必要性というのは、何が必要があってまずここに載っているのか。今年やろうとしているこの3本、2本の道路よりも優先度が落ちるというのはなぜなのか、これを説明していただきたいと思います。
○委員長(加来良明)安曇都市施設課長。
○課長(安曇達雄)御影、いわゆる2丁目道路でございますけれども、これは太平町内の地区を予定をした部分でございます。先ほどちょっと申し上げましたとおり、昨年、18年、19年度で太平町内の整備を進めてきておりますけれども、その全体の中で太平町内が先ほど申し上げましたとおり、非常に道路整備の状況が悪いということもありまして、そういった形で進めてきているわけですが、この南2丁目、2丁目道路ですね、この2丁目道路を予定としてそういったことであげたわけでありますけれども、先ほど申し上げましたとおり、その道路を造るにあたっても、いわゆる基本となる基盤、道路の高さ、それから位置、こういったものを確定をすることが精査した段階で必要だと、そういう面も含めまして、東5条道路の具体化をしたということでございます。若松の道路につきましても、いわゆる庁内の総計の中でどうするかという部分については、実は2度程度これについても協議を進めています。その中でその優先度を考えていくと先ほど申し上げましたとおり、同じような緊急度の説明になりますけれども、緊急度を考えていくと、この3本に絞って事業を実施をしていこうということの方向を出したということでございます。
○委員長(加来良明)2番、橋本晃明委員。
○委員(橋本晃明)今伺っているとこの御影西2丁目道路と、今年やる東5条道路というのは、ある意味セットみたいなふうに聞こえなくもないんですけれど、要するにそれであればやっぱりその御影2丁目道路をやる前に、これをもうここに計画載っていなきゃおかしいと、ちょっとやっぱり道路はもうしばらく造らないといいますか、計画はできないというようなそういう雰囲気の中で、地域の要望もあまり聞かないでずっときたりだとか、それからその計画自体、その優先順位というものをどうするかという部分をしっかりこう計画する作業をしてなかったような気が、どうもこの今年の予算と総合計画の不一致というものが感じられるんですね。これやっぱり来年の総合計画審議会までには、きっちりと優先順位というものをもう一回見直して、示すということが必要でないかと思うのですが、いかがでしょう。
○委員長(加来良明)安曇都市施設課長。
○課長(安曇達雄)お話のとおり道路計画というのは、先ほども言いましたとおり、現課としてはだいたい全体像の優先度、優先計画を含めまして全体像もっておりますけれども、そのそういう中で、今お話ありましたとおりなかなか財政的な状況も含めまして、それを具体的な形で計画として載せてこられなかったという部分では、その一本一本の精査という部分では非常に、そういう面では精査が足りなかったのかなという部分は反省としてもっておりますけれども、ただ、それは具体的に提案をさせていただく段階ではどの方法が一番良いかというのはやっぱり考えていかなきゃならん。先ほど申し上げました、御影2丁目の道路につきましては、この東5条に張り付く形になるわけですけれども、当然この東5条道路ができた段階でその事業を計画的に今度は進めるという形になると思います。それで、今後のその計画を具体的にもつという部分にしては、まさに私どもそう思っているわけでございますけれども、それでは具体的にその時期を明示した形で計画ができるかどうかという部分については、今あの非常に何ともちょっと申し上げられない部分ありますけれども、いずれにしても私どももっておりますベースのその計画に基づいて、もう一度そのへんを点検をして、来年以降、これは財政的な関係もございますので、きちっと載せていけるかどうかという部分については、所管課といろいろ協議をしながら、計画をもし可能であればそういったものもきちっとお示しをするということが大事でしょうから、そういった方向で考えていきたいなと思っております。
(委員長から、土木費の質疑者の確認あり。2名が挙手。土木費の審査中だが、教育費の審査の都合により明日10時から教育費を行うこと、終了後、土木費を続きを行う旨の発言あり。)