平成20年度予算審査特別委員会(3月19日_審査番号19)
○委員長(加来良明)これより、議案第36号「平成20年度清水町上水道事業会計予算」について審査を行います。
特に説明することがあれば説明してください。
安曇都市施設課長。
○課長(安曇達雄)安曇でございます。上水道事業会計ですが、11頁でございますけれども、上水道事業特会の11頁ですが、2目の配水及び給水費の3節の委託料でございますが、漏水調査委託料を計上をいたしております。計画的な老朽管の敷設替えを行ってまいりたいというふうに考えております。なお、本年度の事業でございますけれども、15頁の1目の施設費、1節の工事請負費ですが、配水管敷設替え工事、東清水の南9条仲通、桂町町内になりますけれども、配水管の敷設替え事業を行ってまいりたいというふうに考えております。以上でございます。
○委員長(加来良明)これより歳入、歳出、一括して質疑を行います。質疑ありませんか。
1番、原紀夫委員。
○委員(原 紀夫)企業会計ということで、この流れそのものがまだ理解ができない状況にありまして、突飛な質問をすることもあろうかと思いますが、お許しをいただきたいと思います。
町のホームページに上下水道事業の家計簿というのが掲載されておりますが、はじめ気がつかなかったのですが、印刷してみると平成17年度の分が掲載されているんですが、今は20年で、この18年度、19年度の分、19年度はあれですけれども、18年ぐらいは出ていないのかなと思っていたのですが、これは何か事情があってのことでしょうか。
○委員長(加来良明)松浦水道グループ主任。
○主任(松浦正明)都市施設課水道グループ主任の松浦です。よろしくお願いします。ホームページのほうにつきましては、業務ちょっと忙しかった関係上、古い状況が載せてあるかと思いますので、決算で載せているという形なので、最低でも18年度載せる必要があると思いますので、早急に新しいものに変えたいと思います。よろしくお願いします。
○委員長(加来良明)1番、原紀夫委員。
○委員(原 紀夫)たぶん私もそういう答弁でないかなと予想をしておりました。昨年も一部ちょっとお話をしたことがありますが、水質検査の、その年度の計画そのものについて、半年経っても出てなかったということがあって、やんわりと指摘をしたことがありますが、これはたぶんいろいろ昨年、現地も見せていただきましたので、そう多くない職員で浄水場を含めて、あっちこっち見回りも含めて大変ご苦労されているんだなということがありましたので、これを見てもたぶんそうだなという気がいたしました。町民の皆さんがどれほど、この各課の頁をめくってこういう上水道関係の資料等に目を通しているかわかりませんけれども、やはりそういうことであれば、町内にいろいろと備えてあるものも含めてあまり頻度がないなと、あまり見に来る人もいないなということであれば、そういうところは英断をもってやめるのも一つの方法だろうという気がいたしますし、必要な分については、概略、その大きな数字で結構ですので、昨年の水道会計についてはこうだったけれども、今年はこれだけ赤字だったとか、そういう町民に分かりやすいような、表示そのものは非常にわかりやすくなっておりますけども、こういう形で結構ですけれどもあったほうがよろしいのではないかという気がするのであります。そこで、1頁のこの企業会計の中でいわれている、この収益的収入と資本的な事業、含めて収入ということで二通りがあるわけで、この関係でお尋ねをしたいのですが、例えば、今年度129,300千円の収入があって、支出に108,000千円ということで、差し引き21,300千円のプラスという計画をしておりますが、流れとして、この収益的収入のところだけを見ると、昨年ですか、料金を上げたと、改定をしたということでこういう形になっているということで理解してよろしいでしょうか。
○委員長(加来良明)松浦水道グループ主任。
○主任(松浦正明)今のご質問のお答えしたいと思います。まず、収益的収入と資本的収入ということで簡単に説明しますけども、委員さんのおっしゃるとおり、収益的収入で一般にもあると、収益があるかということなんですけれども、この予算書の後のほうで、23頁以降なんですけれども、26頁、27頁に平成20年度の清水町上水道事業予定貸借対照表ということで載っております。これにつきましては、20年度、今回の会計をもとに20年度末、ですから来年の3月末の状況を予想した内容になっています。これの中で、27頁の利益剰余金の中で、当年度未処分利益剰余金ということで19,485千円、こちらのほうにつきましては税抜き、消費税抜きで書いておりますので、先ほど1頁に載っています額と若干異なる部分あるんですけれども、予想としましては1,900千円程度剰余が出ると、出る見込みで出しています。これだけを見ますと、儲かっているように見えるわけなんですけれども、実際、資本的収支のほうで今まで貯めた内部留保資金が減ってきまして、1,900万円プラスにはなるんですけれども、資本的収益のほうで不足するということもありまして、本年度も一般会計より出資を受け、こんだけプラスになってもこんだけ出資しなければ、2,600万円、14頁に一般会計出資金という項目が資本的収入にありますけども、14頁に資本的収入及び支出の中で、収入で一般会計出資金という項目がありますけれども、一応、収益的ではプラスになるんですけれども、まだ資本的収入、支出のほうで不足している状況という形で、最終的にはこちらの資本的収入のほうに回っていくのかなというふうに、予算組みになっております。
○委員長(加来良明)1番、原紀夫委員。
○委員(原 紀夫)わかりました。なかなか複雑になっているんだなという気がいたしますが、そこで、この水道料金を今お伺いしたところ、資本的収入の関係が絡むのでしょうけれども、今の水道料金はもうかなり、町民が何と思おうと、この赤字解消するために何とか借金も払わなきゃならんからということで大幅に上げるという以外、この清水町の上水道事業会計は、その資本的収入と収益的収入を差し引きすると何とかやっていけるということにするためには、もうかなりのことをしないとプラスにならんと、こういうことになるんですか。
○委員長(加来良明)松浦水道グループ主任。
○主任(松浦正明)現在のところ、今年で、20年度で26,000千円、一般会計のほうが出資という形で繰り入れしていただく予定になっておりますけれども、19年度からの借換債等で利息など減ってきております。今後の見通しとしましては、これには出ていませんけれども、平成23年か24年ぐらいには一般会計から出資を受けなくても、上水道会計でやっていけるのかなというふうに見込んではいるところでございます。
○委員長(加来良明)1番、原紀夫委員。
○委員(原 紀夫)資本的収入のほうで2頁ありますけれども、このかっこ書きの部分で、予定額がここにありますけれども、資本的収入額が資本的支出額に対して不足した分について、こういうことで補填するんだよという部分がありますけれども、この分は、その平成17年度のほうのこの町民に知らせている中では、その資本的収支の差し引きで足りない分については水道事業会計の積立貯金を取り崩しているんですよと、こういう説明をしておりますが、現在この中でいっている過年度分損益勘定留保資金だとか、繰越利益の余剰金だとか、いろいろ書いてありますが、これはその水道事業会計の積立貯金に該当するものとは違う、別のものだと、別のものなのか、私が言っている積立貯金の部類に入るものなのかといったら、どうなんでしょう。
○委員長(加来良明)松浦水道グループ主任。
○主任(松浦正明)先ほどから申し上げています留保資金というのは、この前のほうの部分で、最後に繰越利益剰余金という項目がありますけれども、そのあとの消費税につきましては、消費税の、資本的収入で出す建設改良費の消費税の調整分でありますし、その前に書いてある繰越利益剰余金につきましては、一般会計から2,600万円の出資を受けましても、まだ470万円程度不足する見込みであります。それにつきましては、先ほどの26頁で申し上げました、1,900万円、未処分利益剰余金が出る見込みになっています。一般的にはこの未処分利益剰余金につきましては、まだ決算確定していませんし、19年度も決算が確定しておりませんので、あまり使うのは好ましくはないんですけれども、1,900万円が見込みとして出る予定でありますので、そのうちの昨年度4,793千円ですけれども、そのうちのその分をこちらのほうから使わせていただくという予算書になっているんです。ですから、3頁の第8条につきましては、ここに繰越利益剰余金のうち4,793千円は次のとおり処分するものと定めるという形で、その残りの留保資金につきましては、今あります現金分等、若干補正する部分あるんですけれども、その分が入っていますので、その分がはやく言えば貯金というふうに考えていただければ良いかなと思います。失礼します。
○委員長(加来良明)1番、原紀夫委員。
○委員(原 紀夫)簡単にこの積立貯金だという判断はできない、今のお話からいくとぜんぜん違うものだなということがわかりました。ここの中で言われている、その2行目に書いてありますけれども、過年度分の損益勘定留保資金の分と、次の、また同じように過年度分の損益勘定留保資金というのが、同じ項目がありますが、私は素人感覚でいくとこれ二つ足して数字出したほうがいいような気がするんですけど、何かこれ意味があるのでしょうか。
○委員長(加来良明)答弁を求めます。
○委員長(加来良明)副町長。
○副町長(五十嵐順一)ただ今、原委員からご指摘されたとおり、誤りが今、発見されました。ここの過年度分損益勘定留保資金14,988千円、これは正しいのですが、次の過年度分損益勘定については現年度分損益勘定の誤りでございましたので、この場で訂正をさせていただき、お詫びを申し上げたいと思います。
○委員(原 紀夫)もう一度ちょっと。もうちょっと大きな声で。申し訳ありません。
○副町長(五十嵐順一)現年度分損益勘定、最初の14,988千円につきましてはこのとおりでございまして、次の39,526千円、これにつきましては過年度分ではなくて現年度分の誤りということでございますので、お詫びして訂正方をお願いしたいということでございます。
○委員長(加来良明)1番、原紀夫委員。
○委員(原 紀夫)申し訳ありません。素人なものですから、同じ字句があるのでなんでこんなことになっているのかなということがありましたので、お尋ねをしたので大意はございませんので。わかりました。なかなか先ほどの説明を含めて、この企業債の償還金を含めて、そしてあちらこちらの、先ほど課長が言われたような配管の古いものから変えたり、いろいろ機械を更新したりということになると、これはなかなか大変なものだなということがよくわかりました。まだまだこれからちょっと勉強をして、質問をさせていただこうと思います。これで終わります。
○委員長(加来良明)次の質疑を受けます。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(加来良明)質疑なしと認めます。これで議案第36号、平成20年度清水町上水道事業会計予算の質疑を終わります。