北海道清水町議会

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平成20年第5回定例会(6月12日_日程第1_一般質問2)

○議長(田中勝男) 次に、9番、妻鳥公一議員の質問を許します。

○9番(妻鳥公一) 9番、妻鳥公一でございます。私は3項目について質問通告をしております。順次、質問をしてまいりますので、町長、よろしくお願いいたします。
 第1項目は、町民税の年金天引きについてであります。来年の10月から65歳以上から年金で引くということになっております。今日、国民は後期高齢者医療制度で保険料の天引きに対して、大きな怒りの声をあげています。そのうえ町民税まで年金から天引きではたまったものでありません。
 そこで町長にお伺いします。1点目は住民税の年金天引きの目的とその具体的内容についてお伺いします。2点目はこの町民税の年金天引きについて、町長の所見をお伺いします。
 次に2項目目ですが、川東ゲートボール場の休止についてであります。川東ゲートボール場は平成9年に町民の健康増進を目的につくられました。以来10年にわたって、主にお年寄りの健康維持増進の場として大きな役割を果たしてきています。昨年の12月、清水町行財政健全化実行プラン第二次緊急3か年計画のなかで、川東ゲートボール場について取り上げられました。来年度から休止に向かって検討するということです。この施設は建築から10年しか使っておりません。ゲートボール場としては他町村と比べて遜色のない立派なものです。ゲートボール愛好者には恵まれた施設で特に冬期間の運動には最適でありました。また、社交の場でもあります。ゲートボール愛好者の方々は休止に向かって検討するということに対して、無謀だという声が大きくあがってきております。町はお年寄りに対して冷たいのではないかというふうに言われております。町長、町政の基本はお年寄りに健康で長生きをしてくださいということが中心になっていかなければなりません。
 そこで町長に次の3点について伺います。1点目はこの施設の今までの利用状況についてお知らせください。2点目は平成20年度の施設維持費は681,000円となっておりますが、この維持費の内訳についてご説明ください。3点目は、3か年計画では川東ゲートボール場の休止に向けて検討するとあるが、先に休止ありきで検討がされていることは、検討するということ自体がアリバイづくりでしかありません。今、検討されている内容についてお伺いしたいと思います。
 次に3項目目、後期高齢者医療制度についてであります。この制度は多くの国民が反対するなかで今年4月から実施がされました。75歳以上の高齢者を一般の保険制度から切り離して、75歳以上の高齢者だけの保険制度となり、その内容は一人ひとりが保険料を納めて、ほとんどの方が年金から天引きされます。保険料を滞納したら、保険証を取り上げるということになっております。また受けられる医療は今までより低下します。私の身のまわりでもこの後期高齢者医療制度に対して怒りの声があがっております。俺たちは死ねということか、私達は長生きをしたらだめなのか、ほかにもこんなことがありました。この医療制度は名前と内容が違うと、この医療制度は末期高齢者医療制度だという方がいました。もはやこの制度は廃止しかないと思います。
 そこで本町の後期高齢者にかかわって、次の4点について伺います。
 1点目は4月から実施された後期高齢者医療制度にかかわって役場にいろいろな問い合わせや相談、抗議があったと思われます。その件数、内容がどのようなものであったのか、それに対しての町長の所見をお伺いします。2点目は本町の後期高齢者の保険料の普通徴収者の人数についてお知らせください。3点目、資格者証の発行では町の考えが大きく左右されると思われます。町長の考え方はいかがですか。4点目、75歳以上の方々の健診、保健指導についてであります。75歳以上の方は今まで行ってきた市町村の基本健診から外されてしまいます。75歳以上の高齢者に対する健診、保健指導はどのようにしようとしているのかお伺いしたいと思います。
 以上、3点について高齢者にかかわるものばかりですけれども、よろしくお願いします。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) 妻鳥議員の質問に、大きく3点ご質問ございましたので、お答えしたいと思います。
 まず、町民税の年金の目的はどういうことかということと具体的な内容でございます。年金から特別徴収するという目的としては、今後の高齢化社会をのぞいてみて、公的年金を受給する人達が増加の一途をたどるということでございます。そういう意味で納税者の便宜を図るということが主旨の一つになっているところであります。従来、個人住民税は口座振替、ほかは窓口で、あるいは金融機関で納付をしていただいているわけです。利便性というのが1点目としてあげられたと、2点目は徴収の滞納を防ぐと、徴収の率を向上できるということです。3つ目は政府が国家戦略として、電子政府、電子自治体、こういう構築に取り組んでおりまして、課税コストの削減、公務員の削減と同時にそういうものにも寄与できるということから目的としてなされているわけです。
 具体的にどういうものかということになるわけですが、内容ですが、老齢基礎年金等の支払いを受けている65歳以上の方であります。ただし、年額18万円未満である場合は除かれると、それから特別徴収額が年金給付の年額を超える場合、2つしかないんです。それから所得割、均等割が住民税になるということになります。詳しくは、それぞれずっとあるわけですが、そのような具体的には来年の10月から年金から天引きということでございます。
 その背景はどういうことかということですが、増加する高齢者への納税の利便性が上がること、それから公的年金控除などが見直しされて、税源移譲がされているということでございます。それから、全国市長会、全国町村会からの要請があがったこと、それから特別徴収をするためのシステム開発経費、それも要請があったというようなことが導入の背景なんです。
 私の所見ということですが、さきほどから出ております世論もそうですが、何でもかんでも年金から引くのはいかがなものかと、私はこれにはなかなか賛同ができかねるということで、ずっとお話をしているところですが、全国町村会、市長会から要請があったというんですが、私ども十勝町村会、北海道町村会と議論したことはないんです。ということは、私どもは非常に納税意欲も高い町村というのは、それで納税率、徴収率も極めて高いんです。そういうなかにありまして、そういうことを考えたことがなかったんですが、都会のほうはその部分が多いんですね。納税意欲がない。それで地方との格差についてはなんだかんだ言わないで、都会の人はそういう状況が多いんですね。そういうことが強く打ち出されて、組織として要請になってしまったということなんです。
 うちの場合はどうなのかということになると、一定の所得がある場合に、国保や介護というのはあるわけですが、対象者なんですが、介護と国保は制度上で対象者が一部になるわけですが、住民税は全部になりますよね。ただし一定の所得ですから、高齢者の場合、2,800ぐらいになりますね。800人ぐらいが特別徴収の対象者になるのかなと踏んでいるんですが、一定の所得のある場合のみ課税がされるということになるんですが、さきほど申し上げましたように、国民の皆様が怒りを、65歳以上になったら全部引かれていくということについては、かなり異論があるんだろうと、私はそう考えているんですが、制度上、もうすでに決められたことであります。これは大きな議論の一つになっていくのではないかと思います。
 次に、川東ゲートボール場、これも高齢者にかかわる、本当に申し訳ないことなんですが、利用者につきましては、5年間で平均は1,145人です。主に美蔓地区、北熊牛地区、人舞地区、下佐幌地区の老人クラブの方々がゲートボールでご利用いただいております。
 2番目の施設の維持の内訳ですが、全部で約606,000円、そのぐらいになります。これも平均でございますが、そのぐらいの費用になります。検討内容はどうなっているかということですが、ありきであったのではないかというお話であります。昨年の5月に方針を決めまして、老朽化してきている施設の問題、あるいは類似、同じような集会ができる施設、一般の利用者はどうなのか、特定の利用者はどうなのかという動向を検討内容としたわけであります。十数回の議論を経まして、11月に、20年度休止の検討をしていこうではありませんかということで至ったところであります。
 本町には屋内ゲートボール場は3箇所ということで、町村で3箇所というのはなかなかないという状況です。多くて2箇所、あるいは市街地が集中していれば、大きく1箇所ということでありますけれども、当町には3箇所造られたところであります。そういうことで、今まで行財政改革のなかで、我慢していただきたいということで、健全化への道筋ができるまでなんとかお願いをしたいということできているわけですが、まだゲートボール部といいますか、その地域の方々との協議がされておりませんので、それぞれの利用者との意見交換の場を持っていきたいと思っております。
 当然、行財政改革、財政的なことも含めてお話をして、また将来的にゲートボール人口が減っております。高齢者は増えているんですが、ゲートボール人口が減っていくというなかで、今は持続していますけれども、将来的にどうなるのかということも含めて検討させていただきたいと、お話の場を持ちたいというふうに考えているところです。
 次に、後期高齢者医療制度ですが、まずは問い合わせがどのくらいあったかということですが、約120件ほどです。内容は、まず保険料が高すぎて生活が大変であると、それと友達と同じ年金額の支給を受けているんだけれどもなぜ保険料が違うのか、それから年金から保険料が引かれてしまうと、生活が困難になると、さらに奥さんの仮徴収額の通知は届いているけれども本人の保険料通知が届いていないとか、障害認定を撤回したほうがよいのではないだろうかというようなさまざまな相談やお電話をいただいております。担当者のほうでは、そういったことを制度改善の前提に町民の意見を聞いておりますので、いろいろな機会を通じてお聞きし、広域連合への要請を私どもとしてもしていかなければならないと考えているところでございます。さらに後期高齢者の普通徴収の数なんですが、対象者の数は約200名ほどとみております。
 それから資格証明書についてどうなんだということであります。私は資格証明書はできるだけ発行しないようにという考えでいるんですが、あくまでも広域連合が発することなんです。それまでに持っていく過程がありますので、十分に慎重な対応をしていかなければならないかなと思っております。
 それから医療制度ですが、今度は特定健診になっていきますけれども、40歳以上と分かれていくんですが、後期高齢者健診というのは同時に6月と11月に実施するということになります。特定健診と併せて。保健指導については、健康相談の機会を、できるだけ体制づくりを強めて、望ましいようにしていかなければならないと思います。75歳以上の検診の関係で、全道で51町村助成措置でやっていたんですね。本町も入っていたんです。全道数多いなかで51しかやっていなかったんですが、うちはやっていたんですね。助成制度もなくなるということで、やめる町村が多くなったんです。内容を聞きましたら、ほかの町村はずっとやっていないんですね。うちはこの健康健診でカバーできるということで、二重の形が重なるような検診内容になるんです。委託している健診状況は極めてドックに近い状況でやられているので、今までにも数名しかかかっていなかったようですが、そういうのを理解していただきながら、対応をちゃんとしますということで、保健師のほうでそういう考え方を持っておりますので、従来とあまり変わらないようになるのではないかと思っております。
 昨日、新聞でも報道されておりますが、政府与党は後期高齢者について国民から批判がある制度だということを十分に承知したうえで、改善策をしていくということで、保険料の年金天引きから口座引き落としを可能にすると、65歳から74歳の高齢者の国保に加入する世帯にもそれは適用して、うちはやってはいませんけれども軽減策も拡充していくし、7割軽減は収入が80万円以下は9割に軽減するとか、そのほか50%程度あれするとか、窓口負担を凍結していくとか、いろいろ言っております。今までの後期高齢者制度の極めて準備不足的なところを改善していこうということになっておりますので、私どもとしましてもこれに十分まだまだあると思いますが、要請活動を強めてまいりたいと思います。以上です。

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○議長(田中勝男) ここで休憩いたします。 (午前11時04分)

○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午前11時16分)

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○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 一問一答に入らせていただきます。
 町民税の天引きの問題です。これは4月30日ですか、国会で道路特定財源の地方税制の改正のときに陰に隠れて何にも議論なく出てきたというふうに聞いております。前にも町長そういうお話をされていたと思います。この問題、非常に唐突だということがひとつあります。さきほど町長から目的のなかで年金者の納税の便宜を図るんだと、これは政府の言うことですね。この便宜というのも、実際に具体的にいうと、私はそんなに65歳以上の方で便利になるというふうにはならないと思います。むしろ、そういう理由でもって、天引きをするということに非常に怒りをもっております。国民は納税の義務をもっております。しかし、それを助長するようにしていく、これが憲法に保障されたものなんですよ。それを承諾もなく、年金から天引きをしていくと、これは私は大きな問題だと思います。年金というのは、お年寄りの生活費ですよ。しかも、年間18万円以上の年金者からは天引きするよと、こんな無慈悲な制度はないと思っているんですが、そういう点について、これは憲法に照らしても違法だと思うんです。そのへんについて、町長これは年寄りいじめだというふうに理解をされないのかどうか、そこについて町長の見解を聞きたい。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) さきほどもご答弁を申し上げていますけれども、いかがなものかということでお話をさせていただいております。それでご理解をいただければと思います。ただ、国がこういうものについて、協議を十分に審議を委員会かどこかでされたと思いますが、それによって手続きをされているわけです。私としましては、こういう税法の改正については、意見を直接述べるところではないわけでして、こういったここだけではなく全般にですね、介護についても後期高齢者医療制度についても、要請活動を強めておりますので、そういう方向に取り組みをさせていただきたいと思います。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 私はこのことについて、国がやれというからやらなければならないということになるんですが、これは国に対してだめだと思うことはやらないというぐらいの決意を持ってほしいんです。だいたい介護保険も年金からでしょう、わが町では町長やらないと言ったからいいけれども、国民健康保険税ね、これも引くというんです。他の町村はやりますよね、今度、ある程度の町村やりますよね。それに住民税まで天引きするというんですね。こういうのについては、しかも目的の2番目に言いました、滞納を防ぐと言うんですよ、納税の義務も何もないですよね、そんなところに。こんな制度、町長、やるということ自体がおかしいと、声をあげないとだめだと、国がやれというからやるんだと、そんなことではだめだと思います。いいですか、年金額というのは、これは老齢年金ですから、80万円ぐらいですか、もしほかに収入があれば、多い人は、80万円にものすごく税金かかる、20万円も30万円も、この老齢基礎年金、半分ぐらいしかもらえない人もいるんです。18万円の人はほかに収入あったらここから取ると、まるまる年金なくなるんですよ。そういう制度なんですね。これは本当にやめなければならないということ、町長として考えてほしいと思いますが、町長、私のあれではどうにもならないと言うと思うんだけれども、決意だけでもお願いします。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 前の後期高齢者医療保険についても、意見をしっかりと述べていくということをお約束しておりますし、そういうことが改善策にもつながっておりますので、本件につきましても町村長で力を合わせて皆で悪い点については、改善をしていかなければならない部分があればしなければならないとこのように思います。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 川東ゲートボール場の件ですが、つくられた目的がひとつありますね、町民の健康維持増進のためにということであります。この点での役割は大きいのではないかと思います。そこで検討するときには、今までそれがどんな役割を、町民の健康増進にどんな役割を果たしてきたのか、ただ、金がかかるからなくするんだということではなくて、健康に役立ったことをどう評価するのか、そのことをちょっと、これは検討のなかに入っていたと思うんですよ。お伺いします。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) ただいま健康に役立ったことはどうだったのかという評価はしておりません。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) こういうことをやるときには、健康増進のためにいろいろな施設をつくったり、こういうことをやったりとたくさんしているわけでしょう。そこはやっていないというのは、やらなければならない。そこでゲートボール場でゲートボールしている人達の健康はどうだったのか、評価をしなければならないと思いますよ、目的に対して。これをやっていないというんですから、きちんとやってもらわないと困るんです。そのうえでどうするかということです。例えば、こういうお話が私のところにきました。あるゲートボール愛好者の方です。冬期間に北熊牛から周りの周辺の人達が使っているんですね。その人がこう言われました。あそこで私達は冬期間やるんだと、そうしたら万歩計で5,000歩も歩くんですよと、冬のさなか、地域の道路なんて歩いてられないと、私はこれが健康の素なんだといっているんですよ。私にこういう声を寄せられました。これを大事にしなければならないのが町政だと思うんですよ。健康増進の目的にどう対処をしているかということを評価していないなら、評価していただきたいと思います。年平均1,140人ぐらいの方々利用をしていると、しかもあそこは10年しか経っていない。私も何度もあそこでやりました。立派な施設ですよ。お年寄りが集うにはいい施設だと思います。町長が言われたように清水町には3箇所あります。本町と川東とそれから御影と、3箇所が多いというのはこれは成り立たないと思います。この3箇所のなかで一番いい施設ですから、あそこはその目的のために建てたんです。私が心配しているのは、あそこをやり玉にあげてゲートボール人口が減ってきているから、あそこをやめて次にあと2箇所もいらないということになるんですよ。こういう心配があるんです。いろんな理由をつけていますけれども、やめることに理由をつけていると、この成果があがった点を何にも評価をしていないということについて、まずやめること、中止すること、休止することが全体にあるのではないかと思いますが、町長どうですか。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) この施設につきましては、経過を申し上げますと、老人クラブの強い要請があったというふうには聞いております。当時、温泉の施設をつくって、利活用、いわゆる利用を増やすということで、当初は温泉の敷地内に建設をするというお話があったと聞いております。ただ、つくるとなったら、前側になるということで、道道から見ればゲートボール場が前面に出ていて温泉施設が後ろになるということで、景観というか見た目がよくないのではないかということでつくられたと、温泉施設にあろうが何だろうが健康促進の役割はするわけですから、そういう状況になったと伺っております。さきほどの健康について評価していないということですから、ゲートボールだけやって健康というわけにはまいりませんから、あらゆる角度から評価する場合はしなければならないと思います。そこで本部会議で検討してきたのが、いわゆる類似施設、本町の場合は決して多いと言っているわけではないですよ。他町村では多くて2箇所ぐらいですよと、うちの場合は温泉施設があったものですから、1つ増えて3箇所となっているわけであります。
 確かにご利用もいただいておりますから、その健康の役割はしていると思うんですが、類似施設で清水市街地の部分が満度に使われているかどうかという形になってくると、年間で表しますと100日ぐらいということでございます。財政の面も考えて当分の間、清水地区側でやれないものかと、その当時、地区によってはゲートボールをやるところもなかったものもありましたから、今年は復活しているものですから、そういう地区があったもので、確か2地域ぐらいしかやっていなかったという経過があります。そういうことを考えて、こちらのほうでやっていただけないかと、当時様子を見ながら平成23年頃に話し合いを、人口をみながら考えてはどうかということになったんですが、23年までは緊急第二次計画をやっていかなければならないというなかで、お互いに我慢をしてもらう必要があるのではないかという結論で、20年度で検討して、21年度の休止に向けて考えてはどうかという状況でプランニングをしたという状況です。さきほど申し上げましたように、そういう計画を実践していかなければならない部分と、それを少し緩和していかなければならない部分が出るんですが、総括的には限られた財政状況ですから、好転しない限りはやはり守っていかなければならない部分もありえるということでございますが、これから地区の皆さんがたと協議をさせていただきたいとこのように思っております。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 使う日数については、これは冬期間ということなんですよ。普段は外でやっているんですよね、ゲートボール場がありますから、天気のいい日は外でやるんです。これは冬期間の問題なんです。さっき60万ちょっとの経費が平均してかかるんだと、1人にするとね、ゲートボール人口は本町のほうは減っているんですけれども、向こうのほうはあんまり減っていないんですよ。本町はかなり減っていますよ、私、自分がやっているのでわかるんですが。向こうはあんまり減ってないんです。あそこで使えるようにしたら、もっと増えるんですよ、そういう状況にあるときにね、特定の利用者だけだからとか、同じような施設があるからとか、それで廃止するというのは、私は廃止の方向というふうにはならないと思います。これは地域と協議したり、老人クラブと協議したりするというのはこれからのことだというんですが、年間60万円で一定の人が健康を維持できたらそのほうが安いんじゃないんですが、町長のこの見解についてお願いします。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 年間60数万円というのは安いというのは、確かに安いんですが、行政の場合、いろんな事業やっていて、積み重ねなんですね。予算のなかで1万円とか千円とか削減していっているなかで、やっぱり大きいんですよ。それが積み重なって、予算構成がなるんであって、それは保有する金額多ければ、当然、それに活用をさせていただくことは当然ですが、それを崩していくことは、一般会計といいますか、通常使えるといったら4億円、5億円の話ですから、何か災害が起きたら、何かあったときに、施設でボイラーひとつ壊れたりしても、そんな余分なお金持っていませんから、そういうのが少しでも蓄えておかないと財政がやっていけないというのはご案内のとおりだと思います。しかし、使用料は小額ながらいただいておりますけれども、いろいろと知恵を出し合いながら協議をしていけば、その方策も出てくるのではないかということで、担当の者には協議をしていただきたいということを言っておりますので、それも含めて考えさせていただきます。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) お金がないお金がないの一点張りでみんな削っていくということになると、どうなるのかなという心配をするわけです。ほかのことでもそうなります。工夫してやると、ただ切り捨てるだけで町政を執行するというのは間違いだと思います。そこらへんのところを考えながら、協議するということですから、いろんなところから協議をしていただいて、私はこれを残していくことを、皆さんが望んでいるというふうに思います。だから検討の方向というのは、どうしたらいいんだろう、金がないということも訴える、しかし残す方向ではどうしたらいいだろう、そういう検討をきちんとしてほしいと、検討するということは休止にする建て前やアリバイづくりにするということではいけないと、白紙からやってほしいと、白紙からやるということで、町長どうでしょうか。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 質問のなかで表現方法なんですが、私ども決して切り捨てるなんてことは一度もお話をしたことないし、アリバイづくりなんてことは町民の皆さんにそんなことは言えないと思います。誠心誠意みんなこうやってきているんですよ、今まで議会の皆さんにもご理解を得て今日まで平成14年度からやってきているんですよ。そのことを理解していただかないと、質問のなかでそういう表現されると住民の方に誤解を招くことになるんではないかと思うんです。やはり、そうではなくて、切り捨てるわけではなくて、そういう類似施設で経費が少ないけれどもかかってきていると、少しでも集約化して効率的な運営のなかで住民の皆さんが利用できる体制づくりをしていくべきでないかと私はそう思うんです。そうでないと、歳入のほうでは年金から引いたらだめだと、歳入確保はきちんとしないとならないわけですから、歳入がきちんとされていて、歳出だと思うんです。そういうことを私どもは常に考えながらいくものですから、受け止めかたで単に切っているとそういうことではないと、今までこの8年間、皆さんにつらい思いをして協力してもらってきてると、私どもはそういうことを念頭に置きながら、今後、住民のそういう利用者の皆さんにもお話をしながら、ここだけではありません、さわやかプラザにしてもそうなんです。利用している方にとってもそう、そしたらスキー場利用者はまだまだたくさん文句があったと、その人達やめてしまったと、それも清水町じゃなくて他町村までいかなければならない、そういう状況下でも我慢をしてくれているんです。温泉もこういう状況になったと、そうやって財政運営が成り立つようにして実施しているわけですので、そのへんをご理解をしていると思いますけれども、表現方法をひとつ次回から気をつけていただかないと、住民の皆さんに誤解を招くようなことになってしまいますので、よろしくお願いし、十分にご意見は頂戴しましたので、ご検討させていただくというふうにしたいと思います。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 今、町長から十分に意見を尊重してくださるということでございますので、この件については終わらせていただきます。ひとつ町長よろしくお願い申し上げます。明日、ゲートボール大会がございますので、ご挨拶されるとき、ひとついいお返事を期待しております。
 次に入ります。後期高齢者の問題のなかで、大変問題になっておりますが、さきほどご回答をいただいたなかで、いろいろな方から120件ほどご相談があったということですが、町長、それを受けて広域連合や上にそういう意見をあげているんだということです。とにかく町民はこれに対して怒っております。後期高齢者制度、今、国会でも問題になっておりますが、大変でございますので、こういう町民の意見はどんどん上にあげていただきたいと思います。
 そこで、制度の改善については後でお話を伺いたいと思いますが、いわゆる年金から徴収されるのが特別徴収と言いますし、直接役場に来るのが普通徴収なんですね。普通徴収で200名いらっしゃいます。これも75歳以上の人ですよね、保険料を納めるのは、この人達には無年金者がいると思うんですよ。それから年間18万円に満たない人もいると思うんです。その人達は直接支払いしなければならない。役場に来ているはずです。この人達、内訳がわかればいいんですが、無年金者であるとか、18万円以下の人とか、そこのところ想像しかできないので、どういう人が普通徴収を受けるのか、教えてください。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(伊藤 登) 内訳については、無年金者または18万円以下の年金受給者につきましては、社会保険庁しかわからないんですよね。うちでは調査ができないということで、金額が決まってきて初めてその結果がわかるということになっております。もうひとつは、特別徴収の方は別にしまして、普通徴収ですから当然口座振替とか、いろんな部分で利用をされていて、実際は窓口に支払いにどのくらい来ていただけるかということは、ちょっと制度が始まったばかりで新たに発生するものですから、予想はつきません。以上です。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 次に資格証の問題があります。これと関連するんですよ。無年金者とか18万円以下の方々、大変なんですよね。国でしかわからないというから想像するんですが、その方々が普通徴収で役場に持って来れなかったら、納められなかったら、1年間ですよ、この人について、国はかっこいいことを言いますね、資格者証明書を渡すんだと、これは保険証取り上げなんです。はっきりしているんです。保険証を取り上げるということです。こういう言葉使うと、町長なんか言うかもしれないけれども、そこでこの人達が、大変な人達がですよ、保険証が取り上げられるという実態が出てくるわけです。90歳でひとり暮らしでという方はたくさんいます。納められなかったら保険証を取り上げるんですよ。こんなことをやっていいのかということで、私はさきほど言ったように資格証明書に対しては、町村が相談を受ける窓口になるんですね。広域連合も何も知らない、関係ないんですよ、お前のところ払っていないからと言うだけです。町が窓口になる、だから国もぼちぼち言い出しました、相談を受けていろいろ町で考えてくれと、町の裁量が大きくなると思うんです。1年後ですからね。そこで町長に伺ったんですけれども、広域連合からはどんな基準でやれというふうに来ているのか、まだ1年先ですが、そういうことがあるのか、広域連合はどういうふうに言っているのか、お聞かせください。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 広域連合からまだ内容とは全然来ておりません。さきほど申し上げましたように、私は町民の皆さんが、町民の方々には資格証明書を進んで発行しなさいと広域連合に言うのではなくて、きちんと事情を勘案して相談を受けながら、やらなければならないと答弁をさきほど申し上げましたところです。それに変わりはありません。したがって、できるだけ親切丁寧にその方々について対応策を町として当然苦情相談も受けるわけですから、どっちみちあれですから、後で大きな跳ね返りで苦情がくるよりも事前にしっかり相手方と話し合い、相談していきたいと思います。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 時間はあるようですけれども、昼で切りたいと思います。そこで特定健診について、特定健診というのは一般の74歳までの人は特定健診を受けます。75歳以上の方は町の健診から外れるんですね。例えば清水町で75歳以上の方を入れておりますね。広域連合の健診にあたるんだろうと思いますが、これは町で独自に75歳以上の人に何をやっているかということを具体的に教えてください。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 細かいことについては、あとで課長からお話しますが、変わってはいないんです。同じなんです、国保のなかで。それで75歳から別口に分けたということから、健診は同じなんです。後期高齢者健診というのがあるんです。広域連合から、町に委託されるんです。ですから75歳前と同じように健診は行いますよということです。さきほど私が申し上げたのは、妻鳥議員が75歳以上の健診が打ち切られるのではないのかというお話だったものですから、そのときに51町村が人間ドックというのを清水町もやっていた、国保のなかで、それが75歳にいっちゃうものですから、人間ドックの部分だけを突出してやらないで健診のなかでうちはやりますよと、こういうことなんです。なんら変わらなく、保険者は変わりますから、75歳以上の保険者が道、広域連合、75歳以下は町が保険者と、こう2つに分かれたということなんです。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 広域連合がやるようになりましたね、それはそれでみんなの声で、本当は法律上は広域連合も努力義務ですよね、法律上はやらなくてもいいんです。そういうものなんですね。特に外れたのは町長が言われるように人間ドックだと、後はほとんど変わらないでやっていくということになっていると思います。今はね。法律のうえではまったく切り離されているということになっております。もうひとつ、保健指導、これは特定健診には入っているんですが、ここらへんのところは入っていないんでしょうか、入っているんでしょうか。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) ですから、変わらないんです。あくまでも、保健指導は町で同じようにやるわけですから、特に変わっていません。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) そうしたら、特定健診というのはその人のいろんな構造があって、カルテというかそういうものがざっと残って、そしてコンピュータに入力されてやっていくということになっているんですが、75歳以上の人もそういうふうになるんですか、ならないんですか。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(伊藤 登) さきほどから町長が答弁をされているようになんら変わりはないということで、うちでデータを持つか、連合で持つかというその違いだけであって、いつでも要請によって、そのデータが、私たちの町の住民ですからもらえるということで、保健相談とか健康相談とか、いろんな形で生かせるという内容になっております。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) この後期高齢者医療ですね、改善というよりは、私は国家でやっておりますように廃止して、元に戻してそれから出直すというのがいいのではないかと思っておりますので、そういうことで、お年寄りの方に声をあげてほしいと思います。私の一般質問、お年寄りのことばかりのことで大変恐縮ですが、私が近づいておりますので、そういうことになりました。ありがとうございました。終わります。

○議長(田中勝男) 以上で、9番、妻鳥公一議員の質問を終わります。