平成20年第7回定例会(9月10日_日程第10)
○議長(田中勝男) 日程第10、議案第70号、乳幼児医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第72号、平成20年度清水町一般会計補正予算(第5号)の設定について、議案第73号、平成20年度清水町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)の設定について、議案第74号、平成20年度清水町後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第1号)の設定について、議案第75号、平成20年度清水町介護保険特別会計補正予算(第2号)の設定について、議案第76号、平成20年度清水町集落排水事業特別会計補正予算(第2号)の設定について、以上、6件を一括議題とします。
本案について、提案理由の一括説明を求めます。
初めに、条例の一部改正について、保健福祉課長。
○保健福祉課長(伊藤 登) 議案第70号、乳幼児医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を申し上げます。
例規集では、第2巻3,091頁から登載されています。
改正理由につきましては、平成20年10月1日より北海道医療給付事業の拡大により、小学生の入院について補助対象となったため、条例を改正するものです。
改正内容につきましては、表題中並びに第1条、第2条、「乳幼児」とあるものを「乳幼児等」に改めるものです。また、第2条中第7項を第8項に、第6項を第7項に、第5項を第6項とし、第4項の次に第1項を加え第5項とし、この条例において、一部負担金とは規則で定める一部負担金とするものです。
次に、第3条中第3号の後に次の1号を加え第4号とし、所得の額が規則で定める額以上である保護者(乳幼児等の生計を主として維持する者に限る)に監護されている乳幼児等で、6歳に達する日(誕生日の前日)以後の最初の4月1日から12歳に達する日(誕生日の前日)以後の最初の3月31日までの間にある者とするものです。
また、第4条中「乳幼児医療費医療費受給資格認定書」を「乳幼児等医療費受給資格認定申請書」に改め、第5条中「乳幼児医療費受給者証」を「乳幼児等医療費受給者証」に改めるものです。次に第7条中「係る医療費」の次に「(6歳に達する日(誕生日の前日)以後の最初の4月1日から12歳に達する日(誕生日の前日)以後の最初の3月31日までの間にある者については、入院及び指定訪問看護に係る医療費から受給者が負担すべき一部負担金を控除した額)」を加えるものです。
附則としまして、この条例は平成20年10月1日より施行するものです。
以上、提案理由の説明といたします。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(田中勝男) 次に、補正予算について、総務課長。
○総務課長(荒木義春) 議案第72号、平成20年度清水町一般会計補正予算(第5号)の設定についてご説明申し上げます。今回の補正は歳入歳出予算の補正と地方債の補正でございます。歳入歳出予算の補正につきましては、総額に歳入歳出それぞれ108,482千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6,747,908千円とするものでございます。
歳入の補正から説明をいたしますので、9頁をお開きください。
9款1項1目地方特例交付金につきましては、交付金額の確定に伴う補正でございます。9款2項1目特別交付金につきましても、交付金額の確定に伴う補正でございます。
10款1項1目1節1番普通交付税につきましても、交付金額に伴う補正でございます。主な増加要因につきましては、財政力格差、都市と地方を是正するため、新規算定項目となりました地域再生対策費算定分と歳出削減効果による算定分の増となっているものでございます。
次に、14款1項1目1節1番自立支援給付費負担金につきましては、医療給付費の増加に伴う国庫負担金の追加でございます。
10頁、2項2目1節3番幼稚園就園奨励費補助金につきましては、交付額の決定による補正でございます。
15款1項1目2節1番自立支援給付費負担金につきましては、医療給付費の増加に伴う道負担金の追加でございます。
15款2項1目5節1番乳幼児医療給付事業補助金につきましては、北海道の乳幼児医療制度の改革、10月から小学生の入学時3割自己負担から1割自己負担に伴う道負担金の追加でございます。北海道負担金は1割でございます。2目9節2番食の安全・安心確保事業補助金につきましては、JA十勝清水町が事業主体となります、かぼちゃの残量農薬分析経費に対する補助金の交付が決定されたことによりまして追加するものでございます。
11頁、3項1目2節1番道民税徴収取扱費委託金につきましては、個人住民税の減額措置のうち道税の還付金相当分について、委託金に上乗せして交付されることとなったことによる追加です。4節1番統計調査費委託金につきましては、統計調査費の確定による委託金の減額でございます。
16款1項1目1節3番教員住宅貸付料につきましては、入居者の増加に伴う補正、4番の英語指導助手住宅貸付料につきましては、入居期間延長分の補正でございます。
17款1項2目1節1番特定寄附金につきましては、教育振興目的のため、町内団体から寄附により追加するものでございます。
12頁、21款1項3目1節1番臨時財政対策債につきましては、普通交付税の予算不足分について地方債の発行額を国から認められているものでございますが、発行可能額の確定により追加するものでございます。
関連がありますので、地方債の補正についてご説明申し上げます。
5頁、ただいまご説明をいたしました臨時財政対策債の発行可能額の確定によりまして、限度額を178,196千円に補正するものでございます。
続きまして歳出の説明を申し上げます。
13頁、2款1項1目一般管理費の人件費につきましては4月1日付人事異動による補正でございます。
3目財産管理費18節の備品購入費につきましては公用車購入金額の確定に伴う不用額の補正でございます。
23節償還金、利子及び割引料につきましては、温泉施設の整備に対しまして、平成15年度及び17年度に電源立地地域対策交付金を合わせて900万円を受けましたが、今般のしみず温泉の財産処分によりまして、残存価格分547万円を返還するため補正するものでございます。
11目電子計算費13節委託料につきましては、平成21年度から道・町民税の年金からの特別徴収に対応するためのプログラムの修正に要する費用を追加するものでございます。
14頁、2項1目税務総務費13節委託料につきましては、公的年金等の支払い報告書の電子化及び住民税の公的年金からの特別徴収に伴う審査システム初期導入費用の追加でございます。
14節使用料及び賃借料につきましては、審査システムの使用料の追加、19節負担金補助及び交付金につきましては、十勝市町村税滞納整理機構への引継ぎ額の増に伴う負担金の追加及び住民税の公的年金からの特別徴収によります社団法人地方税電子化協議会の加入が必要になることから負担金を追加するものでございます。
23節償還金利子及び割引料につきましては、個人町民税及び法人町民税の修正申告等による還付金及び還付加算金を追加するものでございます。
3項1目戸籍住民基本台帳費の人件費につきましては、4月1日付人事異動による補正でございます。
15頁、4項2目農業委員選挙費につきましては、農業委員選挙が行われなかったことによります経費の確定による不用額の整理でございます。
16頁、5項1目統計調査費につきましては、農林業センサス試行調査終了に伴う不用額の補正でございます。
17頁、3款1項2目社会福祉施設費11節需用費の施設修繕料につきましては、人舞福祉館ボイラーの修繕費を追加いたします。委託料につきましては、このボイラーの修繕に合わせまして、保守点検を行うことによりまして委託料を減額するものでございます。
4目障害福祉費20節扶助費につきましては、障害者医療給付費該当者の増による追加でございます。23節償還金利子及び割引料につきましては、平成19年度障害者自立支援給付費及び平成19年度障害者医療給付費の実績確定による国庫負担金、道負担金の返還金の補正でございます。
12目乳幼児医療費20節扶助費につきましては、10月から小学生入学時の自己負担額が3割から1割に軽減されることにより、2割分について公費負担となるため追加するものでございます。
18頁、2項1目児童福祉総務費の人件費につきましては、人事異動による補正でございます。
4款1項1目保健衛生総務費28節国民健康保険特別会計繰出金につきましては、国保会計の過年度分国庫負担金の増に伴う繰出金の減額でございます。
6款1項2目農業総務費人件費につきましては、人事異動による補正でございます。
19頁、3目農業振興費19節負担金補助及び交付金につきましては、北海道の補助金交付決定により、JA十勝清水町に対してかぼちゃの残留農薬分析事業経費を追加するものでございます。
7目御影農業用水管理費18節備品購入費につきましては、新設メーター2台分の追加でございます。
9目集落排水事業費28節繰出金につきましては、御影排水処理場修繕費の補正に伴う財源調整の補正です。
8款5項1目住宅管理費人件費につきましては、扶養親族の増加に伴う補正でございます。
20頁、9款1項1目消防負担金につきましては、平成19年度決算剰余金の繰入金による減額でございます。
10款1項1目教育委員会費25節積立金につきましては、寄附金を教育基金へ積み立てる補正でございます。
2目教育振興費8節報償費につきましては、優秀選手派遣費に不足を生ずるおそれがあるため、今回追加するものでございます。
20節扶助費につきましては、就学奨励費該当者の増加による補正でございます。23節償還金利子及び割引料につきましては、小学校パソコン導入事業完了に伴う償還金確定による補正でございます。
21頁、2項1目小学校管理費15節工事請負費につきましては、事業完了による不用額の補正でございます。
3項1目中学校管理費15節工事請負費につきましても、事業完了による不用額の補正でございます。
22頁、4項1目幼稚園管理費につきましては、特定財源の増に伴う財源内訳の補正でございます。5項6目御影公民館費11節需用費につきましては、御影公民館ボイラー修繕及び非難口誘導灯などの修繕費用の追加でございます。
23頁、6項2目体育施設費11節の需用費につきましては、アイスアリーナ、ボイラー制御盤の不良による修繕費の追加でございます。
13款2項1目基金費につきましては、今回の補正による調整額として、86,480千円を財政調整基金へ積み立てるものでございます。なお、積み立て後の財政調整基金の残高は751,957千円となるものでございます。
以上で、一般会計補正予算(第5号)の説明とさせていただきます。
よろしくご審議のほどお願い申し上げます。
○議長(田中勝男) 次に、保健福祉課長。
○保健福祉課長(伊藤 登) 議案第73号、平成20年度清水町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)についてご説明申し上げます。
補正の内容としましては、歳入歳出予算の補正で既定予算額から歳入歳出それぞれ2,315千円を減額し、歳入歳出予算の総額を1,369,029千円とするものです。
5頁、歳入からご説明します。
2款1項1目療養給付費等負担金の8,785千円の増額につきましては、過年度療養給付費等負担金が追加交付となったことから補正するものです。
7款1項1目一般会計繰入金11,100千円の減額につきましては、歳出の賦課徴収費の減額によるものとその他一般会計繰入金歳入の過年度国庫負担金の計上並びに歳出の減額補正となる一般財源余剰分を合わせたものが減額となることによるものです。
次に歳出について説明申し上げます。
6頁、1款2項1目賦課徴収費67千円の減額です。これにつきましては歳入でも申しましたとおり、十勝町村滞納整理機構運営負担金でございますが、滞納整理機構に引き継いだ国民健康保険税滞納額の確定により、国民健康保険特別会計の負担額が確定したことによるものでございます。
2款1項1目一般被保険者療養給付につきましては、特定財源の補正のみでございます。
3款1項1目老人保健医療費拠出金並びに2目老人保健事務費拠出金につきましては、それぞれ平成20年度負担額の確定によるものでございます。
次に、4款1項1目、介護納付金188千円の減額につきましては、これも同様に負担額の確定による補正でございます。
8款1項3目償還金27千円の増につきましては、平成19年度退職者被保険者にかかる療養給付費等交付金について精算の結果、超過交付となったことによる返還分でございます。
以上、提案理由の説明といたします。
続きまして、議案第74号、平成20年度清水町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について、ご説明を申し上げます。
補正予算の内容といたしましては、歳入歳出予算の補正で既定予算額にそれぞれ262千円を追加し、歳入歳出総額それぞれ133,962千円とするものです。
歳入からご説明をいたしますので、5頁をお開きください。
3款2項1目雑入でございますが、これにつきましては、北海道後期高齢者広域連合が事業計画を立てて、市町村が実施する高齢者医療の円滑な運営のための負担の軽減等に係る事業への交付金262千円を補正するものでございます。
次に歳出について説明いたします。
6頁、1款1項1目一般管理費でございますが、さきほど申し上げましたように、同じく経費、11番、12番ですけれども、需用費の事務事業消耗品、それから役務費として郵便料、それから郵便振替手数料ということで、262千円を増額補正するものでございます。
以上で、後期高齢者特別会計の補正予算については、終わらせていただきます。
続きまして、議案第75号、平成20年度清水町介護保険特別会計補正予算(第2号)について、ご説明申し上げます。
補正予算の内容といたしましては、歳入歳出予算の補正で既定予算額にそれぞれ22,562千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ767,121千円とするものでございます。
歳入からご説明いたします。
5頁、4款1項1目介護給付費交付金につきましては、3,687千円の増でございます。平成19年度保険給付費の支出に対して、保険給付費支出額の第2号被保険者の法定負担分を交付する社会保険診療支払基金の精算による交付金を過年度介護給付費交付金とするものでございます。
5款1項1目介護給付費負担金1,582千円の増でございます。介護保険給付費交付金と同様に道の法定の負担額に不足する負担金が精算交付されたことによる増額補正でございます。
8款1項1目繰越金16,942千円の増につきましては、平成19年度の介護保険特別会計の歳入歳出額が確定したことによる本年度特別会計に予算を計上するものでございます。
次に、9款3項2目返納金351千円の増につきましては、過年度における介護報酬の請求誤りに対して、事業者の株式会社コムスンより本町の利用者2名分延べ14か月分の介護報酬費の返還金が生じたことによるものでございます。
次に、歳出についてご説明申し上げます。
6頁をお開きください。2款1項1目居宅介護サービス給付費につきましては、財源内訳の補正でございます。同じく2目の地域密着型サービス給付費につきましても一部財源内訳の補正でございます。3目の施設介護サービス給付金につきましても、財源内訳の補正でございます。
4款1項1目介護給付費準備基金積立金につきましては、19,185千円の増でございますが、これにつきましては、平成19年度介護保険特別会計決算の結果、繰越金のうち国庫、道等への返還金を除く決算余剰金及び平成19年度分保険給付費の不足額として精算交付された道支払基金返還を受けた返納金を保険給付費の財源として予算計上するもので、一般財源の余剰分を基金積立金として増額補正するものでございます。現在の残高は67,812,229円の基金に19,422,000円を積み立て、積立額を87,234,229円とするものでございます。
次に、6款1項2目償還金の3,377千円につきましては、平成19年度介護保険特別会計の決算により国庫、道支払金からの負担金の返還を要する額を返還金として予算を補正するものでございます。
以上、3件について提案理由の説明とします。ご審議のほどよろしくお願いします。
○議長(田中勝男) 次に、都市施設課参事。
○都市施設課参事(佐藤正敏) 議案第76号、平成20年度清水町集落排水事業特別会計補正予算(第2号)の設定についてご説明いたします。補正の内容としましては、歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の既定額に500千円を追加し、総額を117,651千円とするものです。
歳出から説明いたします。6頁、1款2項2目11節の排水処理場管理費の施設修繕料について、当初の予算において500千円を計上したところですが、原水槽水位計及び原水ポンプの故障により修繕料の増が見込まれるため、500千円を追加補正するものでございます。
次に、2款1項1目の公債費の元金につきましては、財源のみの補正でございます。
続きまして、歳入についてご説明いたします。
5頁、3款1項1目の一般会計繰入金ですが、本補正予算の財源を一般会計繰入金で財源調整するものでございます。500千円の増でございます。
以上で、平成20年度清水町集落排水事業特別会計補正予算(第2号)の説明とします。ご審議のほどよろしくお願いします。
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○議長(田中勝男) ここで昼食のため休憩いたします。
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。
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○議長(田中勝男) これより一括して質疑を行います。
質疑ありませんか。
9番、妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) まず1つは乳幼児医療費の助成に関する条例の改正ということです。これについてお伺いします。乳幼児6歳から12歳までの医療費の助成ということでございます。これは12歳まで上がったということはいいことだろうというふうに思います。各自治体においては、例えば義務教育終了時まで無料化をしようというそういう地方自治体もあるようです。そういうことについて、町として試算をするということも、そういう義務教育までやるとどれくらいのお金がかかって、どんな影響があるのかということがあるかと思います、そういうことについて、町として検討をされたことがあるのか、それと金額を算出して、これは無理だとかいいとかいうことを考えられたことがあるのか、ひとつお伺いしたいと思います。一般会計の補正予算ともかかわってまいります。
2点目、一般会計の補正予算の13頁になろうかと思います。総合行政システム管理事業というのがございますが、これについてどういう内容なのかということを詳しく説明していただきたいのと、14頁の公的年金特別徴収等システム導入委託料というのがあるんですが、これとこれは関係があるのかどうかということを、たぶん関係あると思いますが、具体的に説明していただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。保健福祉課長。
○保健福祉課長(伊藤 登) 最初のご質問にお答えします。今の質問でいきますと、義務教育ということは中学生以下という捉えかたでよろしいですか。中学生の人数今ちょっと調べているんでわかりませんけれども、まず小学校まで全員を無料にするということになりますと、対象人数としては480名程度いるということで、年間これを無料にすると、入院や医療費、平均的ですが10万円としまして、その3割が個人負担となっておりますので、単純に試算しますと、約1,500万円がかかるということでございまして、それにプラスして中学生となりますと、そのくらいの試算をしているということでございます。管内では小学生まで無料にするということが何町村か出ていますけれども、中学生については、僕の知っている範囲では1町しかないんじゃないかと思います。中学生の人数が300名弱ということですので、これに3万円をかけますと900万円ですか、2,400万円の町の負担になるということで、今の財政との協議もいろいろと含めて大変難しい状況です。できれば子育て支援の一環として、やっていくべきではないかということで、担当としては思っておりますけれども、なかなか許されない財政状況だということで、非常に苦しい思いをしているのが実態です。また、新年度に向けて協議をしながら、どのくらいできるのかということも検討してまいりたいと考えております。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 2点目の総合行政システム管理事業にかかわってプログラムの修正委託料の内訳について、ご説明をさせていただきます。さきほども提案理由のなかでご説明を申し上げましたが、今回のシステム改修につきましては、住民税を公的年金から特別徴収する制度に対応するものでございまして、公的年金支払報告書や特別徴収の対象者や税額の情報などを社会保険庁などとの送受信が経由機関、これは地方税電子化協議会を通じて電子的に行われるため、それに対応するシステムを追加し、現行の住民税の算定や収納管理などのシステム制度の改正に併せて修正する内容でございます。新規機能の追加、既存システムの修正といったような内容でございます。
さらに、次の14頁の委託料にかかわって、関連があるかというお話でございますが、税務総務費の13番の委託料、14番の使用料及び賃借料さらに19番の負担金補助及び交付金の中の14番の地方税電子化協議会負担金これらがすべて関連するものでございます。内容については、税務課長から説明をさせていただきます。
○議長(田中勝男) 税務課長。
○税務課長(滝口幸男) 徴税費になりますけれども、まず年金受給者と保険者ですね、それと市町村の間に年金の天引き、来年の10月から予定されておりますけれども、その市町村と年金受給者の間に地方税電子化協議会という組織が介在して、この地方税電子化協議会というのは社会保険庁と市町村との経営機関となっております。そこに社会保険庁から電送された年金データを振り分ける機関、システムになっているということでございます。それと予算計上しておりますのは、ASPという業者がありますけれども、これはアプリケーション・サービスプロバイダというところになるんですが、この業者が介在します。電子化協議会から送られてきたデータ、これはeL-TAX(エルタックス)というシステムで運用するんですが、このシステムを介して年金データの紛失、あるいは遺漏や改ざん、それから漏洩等々を防止するためのセキュリティシステムということになっておりまして、そういうデータのチェックを行う機関だということでございます。予算計上しておりますのは、13番の委託料については初期の導入経費、それから14番の使用料及び賃借料については、試験運用しますので、来年1月から3月分の使用料とそういう中身でございます。19節のほうでは、年間の負担金ということになっております。以上です。
○議長(田中勝男) 妻鳥議員。
○9番(妻鳥公一) 1点目の義務教育段階の医療費のできるだけの無料化ということでございますが、今度の改正で小学生は3割負担だと、今までですね、それが1割負担になるんだと、そのための補正予算ですよね。これでは改善がされているんです。むしろ僕は段階的にやるなら、義務教育の段階、中学生は3割負担なんですよね、さっきいった金額は全額無料負担にするんだと思うんですが、そうしなくて中学3年生まで町としてやれないかどうかと思うんです。今年とは言いませんが、考えがあるかどうか、町長、そんなに大きな金額にならないと思うんですが、どうでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) ただいまのご質問と併せての提案ですが、私もこの件については、行いたいなということで協議をしてきたところでございますが、依然として財政のことがどうしても改善されて光が見えるような状況でこれに踏み切るということは、この社会情勢や経済情勢から見ても、子育てのなかでしなければならないということはわかるんですが、1回踏み切ると、継続的にやらなければならないと、やはり中長期的にみていかなければならないということでございまして、担当課といろいろと協議をしたなかで、9月議会定例会で出そうか出さないかということで考えたわけですが、もう少し練り上げたなかでどのような方法がよいのか考えながら次回もしくは新年度予算に反映できるようにできればそうしたいと、ただし申し上げましたように財政状況のバランスを見ていかなければならないということがございますので、そのへんのことも考慮しながらいかなければならないと思います。
○議長(田中勝男) 妻鳥議員。
○9番(妻鳥公一) ぜひ検討をよろしくお願いしたいと思います。
中学生までの3割負担は非常に重いものだと思います。親御さんも子育てに大変なときですから、3割負担でやるということは町民からするとありがたいものだと思います。
次に、住民税の天引き問題ですね、こんなにお金がかかるということ自体が非常に疑問、おかしいと、こういうふうにこれを設定するときに言いましたね、お年寄りが役場まで納税するのが楽になるから入れるんだと、手間が省けていいんだと、収納率を上げるんだと、これが3つの課題だったと思います。手間のことを考えたら、これだけのお金を約1,500万円かかるわけですよ。むしろ天引きなんて本当の一部ですよね、六百数人いるという話ですが、町民税のなかの六百数人の天引きのためにこれだけかかるんですから、むしろこれをやらないで、町で徴収をしたほうがよっぽどいいんではないかと、町長は国がやれというからしかたないんだと、本当に不合理だと思います。これだけのお金があれば役場の職員の人が1人ついてもちょっと残業代出せばできるんですから、こういう経費がかかるというこのこと自体、本当に問題だと思います。結局システムをこうやって変更するためにお金を、町民の少ない人達の町税のためにするというのは腑に落ちないし、いかんと思うんです。そこらへんの計算というのは町として損得計算というのかな、そこについてどう考えておりますか。
○議長(田中勝男) 税務課長。
○税務課長(滝口幸男) このことにつきましては、6月議会で年金から天引きするという提案については議決をいただいているところであります。そのときに説明をさせていただいたのは、年金受給者が約3,000人ということで、そのうち該当するのは800人程度という説明をさせていただいております。今回、約1,500・1,600万円の費用をかけてそういうメリットがあるのかといいますと、議員がご指摘のように目に見えて経費が浮くというようなものはございません。しかしながら、前回も説明をさせていただいたように、国なり総務省の指導のもとに地方税法の一部改正ということで、特別な理由がない限りにはそれに従っていただくのが原則ですという総務省の説明をいただいて、特別な事由が見当たらないということで議決いただいたわけでございます。今回、議員がお話をされたように、メリットはそのようなメリットがございます。3点ほどお話をいただきましたが、メリットがございます。加えて従来課税資料は社会保険庁から紙ベースできていたと、送付がされてきたと、それに基づいて電算入力をしたわけです。今後、電子化によりまして電子データにより送受信が可能となりますので、そういった入力作業がかなりの部分で不要となってきます。作業の効率化にもなりますし、何よりも入力ミスのリスクが解消されると、しいて言えばそういうメリットがあるということですので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 併せまして、今回のシステム改修ですとか、開発にかかわりましては、平成20年の普通交付税のなかに一部算定されているところでございます。金額的に申し上げますと、約600万円弱が普通交付税で算定済みということになってございます。
○議長(田中勝男) 妻鳥議員。
○9番(妻鳥公一) 総務課長、600万円ぐらいなら交付税が今度増えましたから、入っているんだと、国がそういう説明をするんですよ。都合の悪いことは入っているんじゃないかというとそんなことはないと言うしね、私はどうも納得がいかない。道の30万円と合わせて、あとはこっちの持ち出しなんですよね。こんなお金をかける必要があるのか、苦しいといっているのに、子どもの医療費が大変なんだからといってもお金が無いからという状況でこんなにかける必要はないんだと、そういうやりかたというのは私は財政運営のなかで正しくはないと思います。国がやるからしかたないんだということではなくて、もっと主体的に考えるという場合もあるし、国にきちんと要求する部分もあるし、ここではお金があるんですから、やらなければいけないから出てくるんですから、そういうことが起こっているということについて、町長の考えを伺って、私の質問を終わります。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 本件につきましては、この制度が出来たということで施行というなかで、本町だけ、どうしてもこれをやらなければならないのかということで、問い合わせ等々含めて担当のほうにしまして、そうしたならば特別な事情ということが出てきたものですから、その特別な事情にうちの今の財政からみて入らないのかとなったわけですが、特別な事情には入れないというようなことです。それから様子をみてはいかがなものかということも議論したところなんですが、いかんせん来年の10月からというスタートを迎えるなかで、準備期間進めるなか、電子自治体、電子国家ということで、現在進めているんですが、それに伴う協議会があって、予備の段階からいかなければ後年負担が大きくなるのではないかということで、取り組みをせざるを得ないという状況になったわけです。これは全国の市町村がそうなるわけでございます。
私どもとしましては、今までに介護保険もそうでしたし、いろいろ制度が変わるたびにそういうシステムにかかわっての支出が多いと、したがって、これに対する財源措置をしていただきたいということは強く求めております。今回もこういうことで住民税がすべてそういう形になるということになりましたので、私どもとしましても、町村会としてこういう問題についてはしっかりとそれなりの財源措置をしてもらうべく、強く要望展開をしなければならない。すでにしておりますけれども、更に強めていかなければならないと思っているところです。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
11番、荒木篤司議員。
○11番(荒木篤司) 今回、補正予算が提案されました。従来、補正予算の説明は理事者サイドで説明をされてきたという経緯があります。しかし、今日は事務サイドの説明だということですが、今、清水町は違法状態だということは町長も認識をされているのかなというふうに思います。地方自治法161条、なおかつ清水町条例の副町長定数条例にも違法しているというこういう状態にしておいて、私達に議案を審査してくださいというのはどういうことなのかなと思うんです。置かないのはだめだと言っているわけではないですよ、置かないなら置かないなりの理由を説明して町民に納得をしてもらってその違法状態を是正して、まちづくりを進めていくということをしなければ、何かそれはそれ、これはこれみたいなところがあって、すっきりしないと、何か議会が何をやっているんだというふうに思われます。このへんについて、町長、町民に説明をしなければならないのではないかと思うんです。少なくとも百歩譲って今回の定例会の初日に行政報告するなり、この件についてきちんと説明をしていくべきではないかと、僕は基本的に違法状態を是正しておかなければならないのではないかと思います。そのへんについてはどう思っているんですか。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) それでは申し上げます。理事者が従来やっていて、それがやっていないと、それは副町長がいないからだと、こういう端的な質問だと思います。これはそういうことではありません。副町長が不在であっても、町長が説明員として出席をさせている課長職に説明をさせることは十分に可能です。更に、前々回の当時助役でありましたけれども、その助役が不在の時にも新たな助役が選任をされるまで、課長が臨時会でしたけれども説明をさせていただいたところです。更に、町民に説明をしなければならないのでないかとこういうお話ですが、すでに公的といいますか、準公的というか、去る8月に議員協議会のなかでそういうお話もさせていただいております。そして今議会に提案をさせていただきますということでございます。そういうことから考えまして、特別そのことに対する住民への説明というのは、住民の皆さんに集まってもらってやるということはなかなかできないですから、議会等で非公式でありますけれども、お話をさせていただいているところでございます。そういう状況でございますので、置くということを前提にしてお話をしておりますので、その旨ご理解願います。
○議長(田中勝男) 荒木篤司議員。
○11番(荒木篤司) あまりここで質問する気はないんですが、置くということは置かないでもいいという状況ではないんですよね。町長、地方自治法161条で置くと、置かないのであれば条例で置かないというふうに定めればいいと、別に置くとか置かないとか聞いているんじゃないんですよ。いわゆる任期までに選任できないのであれば、それ相応の説明をして、町民に理解をしていただく責任があるんではないかと思ったもんだから、伺ったんです。町長がそういうふうに考えないということであれば、それはそれでかまわないんですが、そのへんについては説明不足だったと思わないですか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 住民への説明の機会というのはどういうところか、ちょっとこれは判断できかねるんですが、あくまでも議会でそういうお話をするのが一番住民につながるものではないかと思いますが、任期までに選任ができないという、これはあくまでも議員協議会でそういうお話をさせていただきました。9月の議会に提案をさせていただきたいということでございます。8月15日が任期でございましたので、それ以前に選任する方法もあります。しかし、自治体によってはその後に選任ということもございますし、それから数か月間空席のままで選任するということもございます。あるいは1年間置かないでやるという自治体もあります。あくまでも置くという前提のなかで延ばしていた経緯があったと思いますけれども、そういう状況もあります。ですから、今は直近ですから1か月ぐらいになるわけですが、人選をしなければならないということになるわけですので、その時間をいただかなければならないということもございまして、9月定例会のなかで提案をさせていただきたいというお話をしてきたし、さきほど議会運営委員長からもお話のように、議会運営委員会の第1回目のときにもお話をし理解していただいたということでございます。
○議長(田中勝男) 荒木議員。
○11番(荒木篤司) ちょっとしつこくてすみません。町長、大きな誤解をしていますよ。議員協議会で説明をしたというお話ですよね。それは、今、法的に議員協議会がどういうふうになっているのかということがありますけれども、議会の場で説明しなければ町民に説明したことにならない。議員協議会で町長が説明されることについては、基本的に言いっぱなし、聞きっぱなしということですから、今後も含めて議員協議会で説明したから町民に説明したというような説明では私は全然納得できない、考えかたが違うのではないかと思うので、そのへんは終わったこと、時間が経過したなかですからどうしようもないといえばどうしようもないんですが、そのへんの考え方については改めていただかなければならないと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 前段で申し上げました町民にどういう場所で説明できるのかということですが、それは当然、今のところ議会しかないと思います。しかし、臨時会を開いてまでそのお話をするものでもないと、私はそう思います。ですから、あくまでも8月15日に任期が終了したならば、その後の議会で提案をすることが正しい、望ましいものだと、このように私は思っております。申し上げましたように、自治体によってはすでに退任する前に選ぶ、選任する、提案する場合もあるでしょうし、退任してから選任、しかるべき議会に提案する自治体もある、さまざまだと思うんです。私の場合は8月15日のお盆の最中であるということから、一応今後の選任については9月議会で提案して、その後に期日のはっきりした時点で選任を受けたならば発令行為をしていくのが望ましいのではないかという判断をさせていただいたところでございます。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。
○議長(田中勝男) これより、一括して討論を行います。
討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
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○議長(田中勝男) これより、議案第70号、乳幼児医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第70号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) これより、議案第72号、平成20年度清水町一般会計補正予算(第5号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第72号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) これより、議案第73号、平成20年度清水町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第73号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) これより、議案第74号、平成20年度清水町後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第1号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第74号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) これより、議案第75号、平成20年度清水町介護保険特別会計補正予算(第2号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第75号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) これより、議案第76号、平成20年度清水町集落排水事業特別会計補正予算(第2号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第76号は、原案のとおり可決されました。