北海道清水町議会

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平成20年第7回定例会(9月10日_日程第4)

○議長(田中勝男) 日程第4、行政報告を行います。
 町長から行政報告の申出がありました。
 これを許可いたします。町長。

○町長(高薄 渡) 第7回清水町議会定例会におきまして、行政報告を2件行いたいと思います。
 十勝町村会における原油価格高騰に関する要望書の提出についてご報告申し上げます。
 最近の異常な原油価格の高騰は、ガソリンなどの石油製品の大幅な値上げや原材料の高騰を招き、日本経済に様々な影響を及ぼし、十勝地域においても、灯油、ガソリン、軽油などの石油製品価格や、鋼材、飼料などの原材料が値上がりを続けており、特に積雪寒冷の厳しい気象条件の下、住民生活にとっては灯油の安定的な供給と価格の安定が不可欠であり、さらには十勝地域の経済を支える農林水産業などの活動や中小企業の経営に極めて深刻な影響が生じてきているところであります。
 十勝町村会においては、この原油価格高騰の住民生活への深刻な影響を憂慮し、8月21日に開催した十勝町村会役員会において、別紙のとおり9項目についての要望書を取りまとめ、同日、十勝支庁長に対し要望活動を行ったところであります。
 以上、十勝町村会による原油価格高騰に関する要望書の提出についての行政報告といたします。
 続いて、9月1日現在の農作物の生育状況等につきまして、ご報告申し上げます。
 本年は、冬期間の降雪量が少なく融雪期が大幅に早まり、4月から5月中旬まで好天に恵まれたため、各作物とも播種・移植作業は平年より早めに終了し、初期生育も順調に経過いたしました。
 その後の気象経過につきましては、6月が気温・降水量とも平年並、7月は多雨、8月は中旬までが高温少雨、下旬が低温多雨と変動の大きい気象状況で推移してきましたが、各作物ともほぼ順調な生育経過となっております。
 作物ごとに生育状況をみますと、すでに8月上旬に収穫作業が終了しました秋播小麦につきましては、乾麦重量で10アール当たり9.76俵となり、史上3番目の高収量となりました。てん菜につきましては、根部肥大、糖分とも「並」となっておりますが、今後の気象経過によっては高収量も期待できる状況であります。馬鈴薯につきましては、食用と加工用の一部品種を除き、澱粉原料用品種を中心に塊茎肥大が順調で「並」以上となっております。また、豆類につきましては、7月中旬の低温により手亡で着莢数が少なく、大豆・小豆は7月下旬の好天により着莢数も多い状況でありますが、豆類全体としては「並」となっております。
 次に、飼料作物関係でありますが、牧草につきましては、一番草は収穫作業が順調に進み、収量・品質とも「やや良」となりましたが、2番草は天候不順により収穫作業が大幅に遅れており、品質の低下が心配される状況であります。また、サイレージ用とうもろこしにつきましては、熟期が4日遅れておりますが、収量・品質とも「平年並」が期待できる状況であります。
 以上、9月1日現在の農作物の生育状況等についての行政報告といたしますが、今後におきましても、農作物の適期収穫指導等に万全を期してまいりたいと考えております。
 以上2点、行政報告を申し上げたところでございます。よろしくお願い申し上げます。

○議長(田中勝男) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可いたします。質疑はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
 これで行政報告は終わりました。