平成20年第7回定例会(9月16日_日程第2_一般質問3)
○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 1番、原紀夫です。通告に従いまして、4点にわたって質問をさせていただきます。
先輩議員の質問のなかで、すでに私が1番目で申し上げている人口の歯止め策の促進については、町長から一部決意のなかでも出てきたようですが、重複する面があろうかと思いますが、よろしくお願いします。
人口の減少に歯止めをかけるという方法はいろいろあろうかと思いますが、清水町も昭和34年から10年ぐらいは16,000人から17,000人の人口があったという時代もあったわけですが、今は10,000人ちょっとという寂しい状況になっています。このことをなんとか打開するというのはまさに緊急の策だということに尽きると思います。
そこで地方の諮問機関である、地方制度調査会が、自治体の基礎的規模が10,000人という答申をしましたが、私どもの町は平均年間80人程度減少をしているという状況です。この状況が続きますと、数年後には10,000人を切るという情けない状況になると私は思っておりますし、町民の皆さんもそのように思っているのではないかと思います。そこで、10,000人を割るまでには余り時間の無いこの状況のなかで、町として目指すべき対策と、さきほど町長は過去2期の話も出ておりましたけれども、人口減少の歯止め策のなかで町長が今まで取り組んできたなかでの進捗状況、そしてその成果についてお尋ねします。
2点目としまして、人口減少の要因というのは数多くあると思いますが、本町に雇用の場がないためにその場を道央圏に求めて出て行くということもあるでしょうし、また高齢化に伴って、医療機関等々のことがあって、ほかに出られるという人もいるでしょうし、いろいろな状況があるだろうと思います。この際、私どもの町、町長はなんとか10,000人を死守したいということを常々報道でも言われているようですが、これを守るためには町民こぞって力を出し合って守るとこういう体制をつくるべきだと思いますが、いかがでしょうか。すでに先刻、3期目に向けて決意を表明されましたけれども、このなかで1個目に設けるべき事案ではないかと私はそのように考えるわけです。
2番目ですが、町外の専門病院等への通院者の対策についてであります。本町の高齢化率ですが、30%に近々なろうとする厳しいなかにありまして、この数字は年々増加の一途をたどるわけであります。それに伴いまして、専門病院等への通院者が増えていくという、これも避けて通れないことだろうと思うのであります。現行はどのようになっているのかということは、私はあまり深く考えたことはありませんでしたが、過日、私のもとに何とかしてほしいという声がありまして、清水町の駅の跨線橋をわたって通院をしなくてはならないと、このことで大変な苦労をしているんだという話がございまして、急きょ2番目にこの項目を加えさせていただいたわけです。私も現地のJRにどういう状況なのか見に行きましたけれども、国交省の指導等によって、2年ほど前では線路を横断するということも可能だったそうですが、現行は全くできないと、こういうなかでかなり早い時間から汽車に乗るために出掛けざるを得ないと、そして大変な苦労をしているんだと、なんとかしてほしいと、議会は何をしているんですかというこういう話でした。私は議会のなかで町長に強く要請をしますと、こういう話をしました。現状の認識として、現在やむにやまれない事情で清水町では対応ができないため、町外に通院をしているという方はどの程度いるのか、このへんをおさえているのかお尋ねします。
2項目目、広域あるいは本町単独での通院車両の運行については考えられないのか、このへんについてお尋ねします。
3番目であります。町道の街路樹の安全管理についてであります。私たち清水町の町木がナナカマドということで、それぞれ立派に色鮮やかに咲き誇っているという状況ですが、このナナカマドもすでに三十数年経っているということですので、かなり腐りも目立ってきているし、見てみるとかなり中抜けしてすでに除去している木もありますし、全木が下から上まで枯れ木になっているというところもあるわけです。かなり地球規模で大変な災害が起きているときであります。清水町は災害が少ないとはいいながらも、いつ強風で倒れるとも限らないという危険性のある木も私はあるなと認識しております。このへんについて、私はそういう木は撤去して現状の街路樹が安全かどうかを徹底して管理すべきだとこのように思うわけですが、いかがでしょうか。
街路樹にも関連するわけですが、2項目としまして、個人の土地から町道へ民有地から灌木的に伸びているという木がありますが、これが風が吹いたり倒れたときに下にいる人が、子どもが通ったときに倒れたときに大変なことになるという木があると思っておりますし、私も現認しております。これらの倒木が予知できるような危険因子を持ったような木というのは、樹木を持っている方と協議をしたなかで早急の対応をすべきものではないかと思っているわけであります。担当者含めて町内のそういう箇所を見ているのかどうか、非常に疑問に思っているところです。このへんの考え方についてぜひお尋ねをするわけであります。
最後の質問ですが、全国の学力テストの結果について、昨年の12月にも教育長にお尋ねしたわけですが、今年度の学力テストの結果につきましても、すでに8月29日に公表された学力テストによると、昨年と同じ全国46位、小学生が46位で中学生が44位という非常に低いところにいるということは昨年と同じだったと結果が出ているわけです。昨年の結果を踏まえて、本町が進めている少人数学級、少人数指導、幼保小の連携を重視した就学前の教育の充実であるとか、あるいはしみず教育の四季に見られるように大切な実践を含めた規範意識の向上等が今回の私ども町の学力テストの結果に反映がされているのかどうか、これは町民の多くが知りたいところですし、父兄も同じだと私は考えます。少人数学級を含めて、町が取り組む前と現状を比べたときに、現行かなり以前から見ると進歩をしているということが見られるのかどうか、このへんについてお尋ねするしだいです。
以上、4点質問をいたしますので、ご答弁のほどよろしくお願いします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) それでは原議員の質問にお答えしたいと思います。
まず1点目でございます。働く場の確保で人口流出を防ぐための最大の効果であるということはご承知のことだと思います。現在、企業誘致について取り組んでおりますが、行政だけではなかなか思うようにいかないのも実情ですが、このことが企業が働く場を提供してくれるのならば、定住人口が増えるという条件になります。
まず、地方制度調査会の基礎的自治体のことですが、これは答申はまだされていないところです。西尾試案といわれるなかで、調査会の委員ですが、この方がお話をしているところでして、明記はされていないというのが実態です。人口増の歯止め策に今どういうことをするのかということで、実は平成17年から清水町経済活性化戦略会議というのを設置して、経済を発展させることで、人口や雇用が生まれるのではないかということで、協議を重ねているところです。
しかしながら、成果が出るまでというのは、時間がかかることですけれども、幸いにバイオエタノール工場が設置されまして、今、9名がそこに従事しているわけですが、他町から、町外から入られている方もおられまして、将来的には十数名という段階で本社入れると三十数名になりますけれども、本社は当分来られないという、国の機関との調整がございますので、そういう方向で進んでいるところです。
今、3社ほど折衝中でございますが、なかなか経済状況がこういう状況ですので、企業としてもすぐというふうには相成らないのですが、時間をかけて誘地に向けて他社も含めて考えていかなければならないと思っております。また、それぞれの団体等で雇用をしているところもございますが、そのトップの方々にできるだけ通勤をやめてもらうように、なんとか清水町に居住にしてもらえるように勧めてもらえないでしょうかということでお話をしております。1つは自分のところで、賃貸ができるものが生まれればいいんだけれども、なかなかそうもいかないと、町内の民間の方にそれらをつくっていただいて専用でお借りしたいということも話のなかでは出ておりますが、今年度やる計画だったんですが、こういう経済状況ですからできなかったということです。それぞれの代表者にできるだけ清水町に住まわれるようにということでお話をしているところです。一方で通勤手当を出すよりも住宅手当を出すほうが安いのではないかということで、住宅手当を引き上げて住宅促進をしたほうがいいと、帯広から清水に通うのであれば、かなり高額な金額を毎月出さなければならないと、そのことを考えれば住宅手当のほうがいいのではないかという経営者もいらっしゃいました。ぜひということでお話をしておりますが、本人の考えですので、強制はなかなかできませんというお話もしているところです。
空き店舗や空き地含めて、商工会ともども、メンバーは農協、商工会、建設業協会と入っておりますので、さまざまな情報を持っておりますので、戦略会議を設置しておりますので、これを更に強めていきたいと思っております。
なお、移住の関係で促進施策につきましては、積極的に取り組んでおりますが、今年度、旧教員住宅の改修をさせていただきまして、体験住宅を整備しております。7月から開設しておりまして、すでに3組6名が利用されておりまして、54日間ここに滞在をしております。いろいろとご意見を頂戴しておりますので、今後の参考にしながら、できれば本町への移住を期待したいといろいろと積極的に交流を深めてまいりたいと考えてございます。
新たな宅地情報としましては、御影地域の市街地のなかで、旧木工所跡地、すでに1軒建築されておりますが、それらの宅地分譲がなされていくものだと、生活環境道路ということで現在一部ずつですが進めております。
開発公社から買い戻した土地につきましては、公用地利活用検討プロジェクト、これを設置して検討しているところです。土地の傾斜含めていろいろな形状の課題がありますけれども、民間業者の活用を視野に入れまして、宅地として分譲できないかなどの取り組みを進めてまいりたいと考えているところでございます。
次ですが、さまざまな要因があるんですが、人口の自然減、ここ数年70人から80人の間ということであります。職場がない、あるいは高齢者で子どもさんのところへ行くと、子どもが近いところにいるので札幌圏で高齢者マンション、ケア付きのところへ行きたいという方々が出てきております。十勝管内としましては、人口減少率0.8%ということですが、管内では帯広のベッドタウンといわれる音更や芽室といわれております。幕別はなぜか増えないのですが、忠類地区のことがあって増えていないんだろうと思われます。帯広市も0.4%ということで、増えているのは2町村となります。なんとか減少率を少なくしなければならないということで考えておりますが、本町が取り組んでいる子育て支援策、十分ではありませんが、それなりの事業展開をしておりまして、そういった子どもの環境のよいところに居住するというか、それもひとつの大きな要因になっております。医療福祉含めて、そういうことが必要ではないかと思っております。
次に、専門病院への通院対策でございます。非常にこれについては私も頭を悩ましているところです。階段が70段あるんですね。私も出張の際に利用させていただきますが、やはり大変だと、荷物を持ったときなどは、高齢者も大変だと思っておりまして、JRにはその都度要請をしております。これは実情を申し上げますと、早くからこのことについては取り組んでいまして、あそこに1番ホームを設けられないのかということですが、この1番ホームを予定している下に無数の無線といいますか、有線・無線というものがあそこに入っているそうでございます。これは釧鉄局といいますか、そこではここだけだそうでございます。なぜああなっているのかは判りかねますが、おそらくあそこ昔は日本甜菜製糖から始まった車両の入口、それからホクレンから入った車両の入口という、そういう貨物車両のあれがひとつはまっているなかにはまっているのではないかと考えられますが、これを取り除くということはJRだけではできませんので、町の持ち出しが相当な金額がかかるということで、ハーモニープラザをつくって、あそこから2階で向こうに降ろすかということだったんですが、これも数億円かかると、これは清水町で出さなければならないということから、これを断念している状況です。人を置いて線路をわたって、駅舎があるときには駅員がやったんですが、駅がなくなりましたから、いてもあれは委託受けているところですから、2人くらいですから、それで町で雇用してあそこにわたしてもらえないかというお話もしたんですが、2006年から国土交通省が全国に線路をわたることはだめだという通達が出まして、構内横断ができなくなったという状況です。
しかし、利用者の皆さんはこれからますます高齢化してくる、虚弱化してくる、帯広に通わなければならない、バスもなくなったというなかではどうしてもJRを利用しなければならない。再度、支社長及び札幌に出向いて階段昇降機かスロープの設置を町が協力をしなければなりませんけれども、そのような状況でいかがかということを申し上げていかなければならないかなと思います。
バスの利用ということですが、車で帯広までということですけれども、これにも相当な費用がかかってくるだろうと、時間帯がさまざまですから、60数名が通っているそうです。午前中の人と午後からの人となりますと、何往復かしなければならないという形になります。そこまで今のところはできかねますけれども、例えば1番ホームのある御影まで行けば段差がないと、そこまで考えられないかどうか、このへんについて検討をしてまいりたいとこのように思います。
基本的にはJRに強く要請をしていきたいと、それが叶わぬ場合は、今のような方法、JRでつくってもらえたらいいんですけれども、特別、人を介するから線路をわたせてもらえないかどうかも含めて要請をしていかなければならないと思っております。そのようなことから、2番目には御影駅まで可能かどうか、御影あるいは新得という線もありますので、1番ホームのあるところまで送迎ができれば、可能であれば、財源的にもなればそういうことも検討してまいりたいと思います。
街路樹のことですけれども、市街地、御影と清水を合わせて約580本の街路樹を管理しているわけです。樹齢が25年から30年程度のナナカマドが主体でございます。ナナカマドの場合は平均的に寿命は40年程度ということで聞いているところでございます。生育環境が悪いところもございますし、樹木の腐りも目立っているのも事実です。状況の調査をしながら適宜伐採を、古いものについては除去を進めていかなければならないと思います。
2番目の関係ですが、民家の根木が道路に出ているという状況があります。民家の方もおそらくお年寄りの場合は、撤去ができないんでしょう、シルバーセンターに頼んだりしてやっているところもありますが、危険な状況については、民家の方と相談しまして、撤去するようにしたいと思っております。車両も農村地区にいきますと、大型農業機械ですから、民家から出て道路に被さっているところもあります。市街地でも中心街にはないとしましても、そういう状況がありますので、住民の皆様と所有権の問題もございますから、その方々と協議を進めていきたいと思います。
なお、地域で個人の方が地域で切ってやるんだということでやっている町内もあります。そういうところがあれば町内の方が切って、その後の処理は運搬などは町で行ってまいりたいと、切るのも全部ということにはなりませんので、切った後の片付けについてはということで、町内会の理解、農村地区なら農事組合の理解があれば、承諾があれば切っていただいたやつを運搬を町がやるということは、この間の語る会でも話させていただいているところですので、ご理解願います。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。次に、教育委員長。
○教育委員長(三澤吏佐子) それでは、全国学力テストの結果についてというご質問に対しまして、ご答弁させていただきます。
この調査は、昨年に引き続きまして、文部科学省が実施主体となりまして、小学校6年生と中学校3年生を対象として、全国一斉に4月22日に実施がされました。その結果が去る9月29日に公表がされたところです。教科に関する調査は、小学校では国語と算数、中学校では国語と数学が出題されました。内容は知識に関するA問題と活用に関するB問題、更に生活習慣、学習環境に関する質問紙調査が実施されたところです。
本町の調査結果の概要を申し上げますと、まず知識に関するA問題ですが、小学校国語では全道の平均を上回り、中学校国語では全国平均の上をいきまして、数学でも全国平均に迫る状況でした。その一方で小学校算数につきましては、全道の平均を下回り課題が見られます。基礎的、基本的な知識や技能を身に付ける必要があると考えます。
次に、活用に関するB問題の調査結果の概要ですが、全国的な傾向はAに比べBの平均正答率が低い傾向にあります。本町におきましても、その傾向が見られますけれども、小学校国語と算数、中学校国語では全道の平均を上回り、中学校数学では全国平均を上回りました。このように活用に関するB問題が高い傾向を示したのが、特徴でございます。
国立教育政策研究所が本年の8月に全国学力学習状況調査概要を公表したところによりますと、学力と学習習慣には相関関係が見られまして、基本的生活習慣が身についている子どもは平均正答率が高い傾向があるといわれております。本町の児童生徒の学習習慣や生活習慣などの傾向は、自尊意識や規範意識が全国よりも高い状態にあります。このことから、知識に関する力は、まだまだ課題がございますが、まずまずの傾向を示しますとともに、活用に関する力が全国に比べて高い傾向を示したことにつながっていると分析をしております。
本町の児童生徒の知識に関する力や活用力、更に規範意識などが望ましい傾向にありますのは、1つに小学校低学年による少人数学級の取り組み、2つには就学前教育に視点を当てました幼保小の連携の施策、更に町民総ぐるみでのしみず教育の四季の実践などがこれらを高める基盤につながっていると思われます。また各学校におきましては、この調査結果の分析を急いでおりまして、基礎学力の定着などをはかるさまざまな取り組みを進めているところでございます。教育委員会では、本年も学校改善支援プランを提示しまして、各学校と連携をはかり、事業における指導、工夫、改善に努力いたしますとともに、家庭における学習の習慣化などにも注目をしまして、子どもたちの確かな学力の向上に推進してまいりたいと思っております。
○議長(田中勝男) 原議員、再質問ございますか。
原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 人口減少の歯止め策の促進という面で、ご答弁をいただきました。この8年近くの間、種々の面で努力をされていると、まだまだ時間がかかるということだろうと思いますが、私は全町あげて、この厳しい時代に取り組むべきだということをまず踏まえてお尋ねしているわけでして、どうも他町をとって例にとりますと、問題がどうなのかわかりませんけれども、どうも清水町というのは皆さんいわく暗い、こういうイメージをよく言われますが、私はそういう意見の町民には町民が悪いんだという話をするんですが、どうもあきらめの境地、先刻、一連の町長の2期8年にわたる努力の成果もありましたけれども、どうもその域で止まっていると、町民がその気になっていない、また職員しかり、全体とは申しませんが、どうもそのへんの大きな原因があるのではないかと、私はそのように思っております。町民も職員も全町あげて何とか清水町に人を呼ぶような努力をすべきだと、そのためにはきれいなまちづくりというのも基本にあるでしょうし、教育委員長から答弁をいただきましたけれども、教育に触れる部分もたくさん出てくると思うわけです。
したがって、今後、町長の考えとして、私は全町あげてほかから町に呼び込むという努力をどうしても欠くことはできないだろうと思っているんですが、このへんの考えについて、町長はどのようにお考えか、お聞かせください。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 原議員がお話をしましたけれども、人口増をはかっていくことは非常に難しい問題です。住宅や団地を造ればそれでいいのかということにはならない。やはり働く場所が生まれなければならないわけですね。それと同時に住環境ということになってくるわけです。そういうことから含めまして、いろいろなプロジェクトをやっております。公用地利活用検討プロジェクトもありますし、いろいろありますが、これに取り組むためには民間の住民の皆さんと共有した形でいかなければならないと、戦略会議はありますけれども、戦略会議等の大きなくくりではあそこになりますけれども、細分化したなかのプロジェクトの立ち上げをして、住民の皆さんと協議をしていくということが望ましいと思います。そういう考え方で進めさせていただきたいと思います。なお、今までに私からもお願いして、私は職員からお願いしてきた部分がたくさんありますが、平成13年以前にはすでに3つ4つなりの賃貸マンションがございましたが、その後5つか6つの町に当然そのお話が来ますので、ぜひどうだろうかという、今の部屋を造って、マンションを造って需要があるだろうかどうかということを聞きにまいられます。その折には、必ず不足をしていますとか、企業によってはこういうのを望まれていますよというようなことをお話しながら数軒の賃貸住宅をつくっていただきまして、そこに居住をしていただくと、通勤の方もそこに入ったということで、少しではありますが、人口歯止め策のひとつとしてやってきていると、そういうことを全体的にしていく必要が求められていると思いますので、さきほど申し上げました状況で進めさせていただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 今、町長から答弁をいただきましたが、いろいろとさきほども触れましたけれども、努力をしているということを評価しているわけでありますが、今後、全町あげて引き込むという努力は何としても避けて通れないことでありますし、呼び込むためには清水へ行くとこういう利点があるんだと、生活環境もそうだけれども、いろいろな面でPRも必要でしょうし、そういう努力は一番大事だと思います。
そこで他町から清水町へなんとか来てくれませんかということは、私どもの町のホームページ等でも出ているわけです。私も他町の清水町以外のこういう情報というのはどうなのかといろいろと見てみましたが、清水のホームページはどうも華やかさがないと私はそんな気がしているんです。例にとりますと、華やかさ以外のことですが、清水町の住宅、土地情報のナビがあります。実は芽室町に帯広に通うために住みたいという人がおりまして、いろいろとお話を聞きましたけれども、清水町の情報を見ようと思っていたら、1年前の情報が出ていたという話を聞きました。それで私は帰ってからホームページをあけましたところ、更新日が2007年9月26日とこういうことになっておりました。昨日見ましたところ、更新が2008年9月11日と、約1年間ぶりで更新していると、私は昨年、水質検査の関係で、かなり長期間昨年度のままでいると指摘をしたことがあります。必要なものと、これはしなくてもいいというものは、この際に一度精査をすべきだと私は思っております。1年も更新をしないようなホームページに載せるのであれば私は必要ないと、そんなもの誰も相手にしないし、何だこの町はと見られると思います。この点についていかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) そういうことが事実であったわけですので、前回も質問をされてそのことを伝えてきちんとしているはずだったんですが、どうも抜けていたと誠に申し訳ないと思っております。その部分については、今後はきちんとするように指導していきたいとこのように思います。
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○議長(田中勝男) 一般質問中でございますけれども、議事の都合で、ここで休憩いたします。
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。
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○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 午前に引き続き、人口減少歯止め策の件で再質問をいたします。清水町の人口動静を見ていると、御影と本町を見たときに、御影は団地の造成等々もありまして、そう減らないできているというなかでは、本町が減っているというのは顕著なわけですが、こういう情勢で、唯一ここは力を入れたいと町長が考えていることはどういうことなのかお聞かせください。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 特に力を入れたいと思っておりますのは、さきほども申し上げましたかもしれませんが、遊休地、できれば市街地の空き地に対して地権者との交渉によりますが、そこへの住宅建設がなされるような対策をしたいとこのように思っております。これは清水、御影問わずですけれども、町だけでは可能ではありませんので、商工会なり建設業協会なり、更に地域住民、譲っていただけるかどうかということもありますので、町で交渉をすることも大切ですけれども、知り合いの方がこういう状況でこうだということも必要だと、そういうものをつくりあげる、それがさきほど定住対策といいましょうか、人口増を深めるプロジェクトを立ち上げることが共通した理解にたってそのことにあたれるのでないかと、そんなことを想定しているところです。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) プロジェクトを立ち上げて、いろいろと進めたいという話ですが、この前段でいろいろと昨年あたりも生活体験事業や移住相談等で16件も相談あったということも成果表に出ているわけですが、この空き地とか空き家の対策について、ホームページ等を見ますと、新たに借りたい方、あなたがその後は持ち主と相談をしてくださいと、ホームページを見るとなっていますが、もうちょっと先に進んでこのことを進める仲介的な組織等は検討すべきではないかと考えるのですが、いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) ご意見をいただいたことも含めて考えていきたいと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 申し訳ありません。町長、もう一度お願いします。
○町長(高薄 渡) ただいまのご提案としてご意見をいただいたことも含めて、協議してまいりたいと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 仲介組織等の必要性を含めて協議を進めたいということですが、そういう形で進めていただければと思います。そこで、昨年から開発公社等について解散をして遊休地をどういうふうにするかということをプロジェクトをつくって検討をするんだということで、さきほどの答弁でもそのことに触れておりますが、現行、プロジェクトで相談するというなかで、これは宅地ということで検討する方向なのか、別の方法なのか、そのへんはどうなんでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 現在、設置をしておりますが、いろいろな課題はありますけれども、宅建業者ですか、そういうのも視野に入れて、宅地として分譲できないかどうか、それから宅地分譲としましても、やはりどうしてもインフラをやらなければなりませんから、そうしますと道路から上水下水含めてやらなければならないと、これに対してどれだけの費用がかかるのかということ、あるいは宅建業者に一括して売買してもらうような手続きをとって、道路を造ったうえで町がそのものを受けるということがありますけれども、そうなりますと一区画当たりの単価が高くなるということになります。そこでいろいろと考えながらいかなければならないと、一番いいのはすぐに道路沿いであればいいんですが、やはり大きな用地でございますから、その部分は考慮をしていかなければならないと思います。それから、すべての用地についての売買をすることにしておりまして、すでに1件、警察署跡地は売買になりました。あと残されているものがありますので、そのほかできれば公営住宅の建替え事業を考えていかなければならないだろうと、一応マスタープランをたてましたが、その変更、再生プランをかけまして、1年・2年ぐらいかかりますけれども、その後、財政状況を見ながらやらなければならないと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 当然のことながら、財政状況がからんでくるというのは、まさにそこなんでしょうけれども、過去ずっと高薄町政が8年近く努力をしてきているというのは、清水町が財政再建団体にならないようにするためにどうするかという大きな表題を抱えて、かなりの額の削減をはかってきているというなかで、町民意識としては、それより先には進まないと、何かいうと財政問題ということに行き着くものですから、どうも何を言ってもお金がないからできないと言うと、こういう町民がかなりいるんですけれども、必要なものは今後ですね、人を増やすためには、今、町長が触れたように、インフラを含めてどうしてもやらなければならないと、ここは一番決めどころだと思うんですが、今後についてはそういうことを含めて、現行2期近く町政を担ってきた立場から、まだ先に進んでいくと、財政的な面も含めて少しぐらいの起債は増やしても何とかやるとかというそういう考えにたつのかどうか、お聞かせください。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) まさに国もそうですが、限られた財源ですから、国には地方財政の見直しということで交付税の増額要望をしておりますけれども、これは景気に左右されてくると思うわけで、そういうなかで限られた財源のなかで、いかに必要なものを構築していくかということにつながると、ただしそれはあくまでも後年度でかならず人口増とかにつながっていくんですが、初期投資はどうしてもしていかなければならないと、しかし借金も返している最中ですので、膨大に増やすわけにはいかない。年間12億・11億なにがし、これをできるだけ一桁台の状況にしなければならない。そうなりますと起債の制限率も下がってくると、20%台ですがそれを下げていかなければならない。下げながら、最大公約数的なものをどうつくりあげていくか、そこには財政を見込んだうえでの初期投資というのをしなければならないと、もどかしいし歯がゆいし、私としては本当にもがくような状況なんです。これは議員の皆さんおわかりだと思います。私だけではなくて、みんな共有しているんです。
住民の皆さんが要望しているというのはわかりますが、そこで財政ということをきちんと踏まえたうえで進めないと、後年度で今までのような苦労してきたことをもっとひどくなるかもしれない、そのことをきちんと抑えていかないといけないと思います。次から次へとそういうものを課題としてありますから、取り組んでいかなければならないというものはありますが、今回のように単年度の対策でありますけれども、原油高騰によるあらゆるものに手を差し伸べていかなければならないのかと、今、生活直近でいかないといけないものもありますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 今、町長が言われていることは、重々承知のうえでお尋ねしているわけでありますけれども、町民にしてみると、どうもすぐに財政のほうでと拒否されると、こういうことがあるわけですから、町民に集まってもらって町長が自らの考えのお示しをするという場も、自ら町長は持ってはおりますけれども、いつ開いても町民はなかなか足を運んでくれないという状況もあるわけですから、その方法がだめであれば、別な方法でいろいろな立場でお話をするということに努めてほしいということを申し上げて、この人口歯止め策については終わらせていただき、次の質問に移ります。
町外の専門病院の通院対策についてですが、町長より答弁をいただきましたが、すでにあそこに商工会の建物、建てている段階から悩んでいるものだとお聞きしましたし、私もそのことは聞いております。以前は、線路を追加してもよかったものが、国土交通省の厳しい指導で全くできないということで現状大変な悩みを抱えている町民がいるということですから、さきほど町長が触れておりますように、1つの方法としては、新得か御影までなんとかならないのかとかまで考えているということですから、お金のかからない方法で、いかに効率的な施策を打つかということからみると、それも1つの方法だろうと考えます。
そこで、それ以外の分についてバスを利用するという部分では、町長のさきほどの答弁では、相当な費用が必要だという考えを述べておられますが、相当な費用を極力かからない方法というのもひとつ考えられないかということでいろいろあろうと思いますが、スクールバスを含めて、昨年も弱者対策として御用聞き制度等で質問させていただきましたが、こういう部分を有効的に使うということを考えられないか、そのへんについてはいかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) お答えします。スクールバスの活用については難しい部分があるのではないかと、ですから、今、置かれている1台、町民バスがありますが、毎日運行というのはなかなかできない。そういうことを考えると他のものを利用せざる得ないのではないのかと思いますけれども、今、簡単にそうはできませんとかいうことではなくて、いろいろと知恵をしぼってみたいと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 私の提起した部分では、スクールバスについては難しいということですが、全国的にみるとスクールバスを特例的に活用しているというのもあるように見受けられますので、そういうことも含めて、スクールバスの待ち時間等も有効的に活用するとどうなるのか、このへん含めて、これからそういう立場の人が減るなら、あえて申し上げませんが、ますます増えていくという実態のなかにあるので、いろいろな角度から精査してなんとか実現して悩んでいる人が救われるような方策を考えてほしいということを強く申し上げておきたいと思います。
現在、60数名が通院しているということですが、このことについて、私の提起しているこのことについてなんとかしてほしいということを、直接、町に申し入れをしているという実態があるのかどうか、このへんについてお尋ねします。
○議長(田中勝男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(伊藤 登) ご質問にお答えしたいと思います。
実は、訪問サービスとかいろいろあるんですけれども、そのなかで不便を感じている方がなんとかならないのかというお話は何件か聞いております。それ以外については聞いていませんけれども、町内では在宅福祉サービスということで、社会福祉協議会に重度の方ですね、その方については通院に利用をしていただいていると、もちろん無料です。町外に関しては、受付時間等々がありまして、専門病院ですから、なかなか難しいというお話はさせていただいておりますけれども、町長が申し上げましたとおり、いろんな角度から協議してまいりたいと、社会福祉協議会等も含めて、いろんな形のなかで協議をしていきたいということでございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 担当課から前向きなお答えを頂戴しましたので、そういう方向でやっていただければという気がいたします。
その際にいろいろと法律的な面で枠はめがあったり、いろいろと難しい面があるのかもしれませんが、町のバス、スクールバスもだめ、福祉バス等々ぐらいしかないとなれば、また別の方法として中古のバスを1台買ってなんとか対応するとか、こういう方法も私は考えられないことはないのではないかという気もしますので、こういうことも含めて広い範囲で検討をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 通院、お送りしたいのはやまやまでございます。しかし、まず第1点はJRのことを解決するか、だめだということであれば二段構えでいかないとだめだと、お願いしなければならないのは、どのみちJRで行っても料金はかかるんですよね。この財政事情でいけば無料でいいんですが、帯広までとは言ってはいませんので、せめて近隣の近い駅まで、若干の遠い人であればタクシーに乗って駅まで行って、駅からまた料金かけて、帯広に着いてからまた料金かけてといっているわけですから、なるべくそういう負担を少なくするなかでも若干の受益者負担を運行に出してもらえるのであれば、多少の方法に広がりが見えるのかなと、無料となると広がりが出ないと、そういうことも含めさせていただければ、そういう考え方でいきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 私の考えとして、町長が言われていますように、通院で悩んでいる方というのは当然自宅からハイヤーで駅までいくと、駅から汽車賃をかけて乗ると、帯広から降りてハイヤーを使うと、かなりの出費をしているわけで、それらの利用者について、無料でなくてはだめだということはないと私は思っております。負担というのはあってもいたしかたないと思います。当然のことながら、生活弱者でいろいろと事情があってという人もいるでしょうから、そのへんは配慮すべきものはすべきと、私はそのように考えているところです。そういう立場で私は努力をしてほしいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 今、原議員から力強い、それ相応のということがございましたので、そうであれば知恵を出すことも広がりがあると、検討をいたします。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) (マイクスイッチ入っておらず聞き取り不可)
○議長(田中勝男) 原議員、マイクのスイッチ押してください。
○1番(原 紀夫) 私に与えられた時間はあと20分程度です。簡略に申し上げていきたいと思いますので、答弁もお願いします。
3点目の町道の街路樹の安全管理ですが、実は私、町民から指摘があって、町の担当者に電話を入れて今日に至っているわけですが、以前から町民からいろいろと指摘があったときに、私は名前を名乗っているわけですから、結果的にこういう対応をするということはあってしかるべきと思っておりますが、私のもとには一切そういう話がないということで、以前から議員になる前からいろいろなことを言わせていただいておりますが、その段階ではなかったということで、だいぶよくなったかなと思ったんですが、そういうことがないということで、どうも私は納得がいかないところなんですが、このへんについては今どういう取り組みをさせているのか、お聞かせください。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 私はいつもご答弁させていただいておりますが、原因のところに何があるのか、いつどこで誰がということですね、きちんと報告・連絡・相談、ほうれんそうと言っておりますが、これは職員の素というのがつくられておりますから、しっかり遵守するようにということで伝えてあります。たまたまそういうことが忘れたのかどうか、確認はしていませんが、そういうことがあったのではないかと思いますが、それはきちんと周知徹底をしますけれども、議員でありますので、自分に連絡がなかったということは、本人の方には、現地に行って本人にはお話をしているわけです。その仲介をしていただいた原議員には連絡がなかったと、これは申し訳なかったと思います。今後、もしそういうことがあるならば、ぜひ議員として本人になんで俺のところに言わなかったんだと、今後は気をつけなさいとご指導をひとつお願いしたいと思います。私からも言っておきますけれども、議員からもひとつお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 町長、あなたが聞かないから悪いとは言ってはいないけれども、聞いてくれとそういうことなんですね。私はさきほど言ったように、そういう体制は以前も申し上げましたけれども、できているんだと、そういうことがあったときには、私は電話したんだけれども、電話したところにこういうふうに対応しますということは当然来ると思っているもんですから、今、申し上げたんです。私だけではなくて、ほかの事案についても同じ体制なのかなという面があるものですから、町長、あなた議員なんだから係に聞いてくれて結構だという話ですけれども、そういうことであれば、今後はどんどん聞かせていただこうと思っていますけれども、遠慮をしているもんですから、しないで今度は聞こうと思いますけれども、全体的にみてうちの役場の体制がそうなのかということが懸念されたものですから、あえて申し上げているので、そういうことはないということでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) たまたま原議員のとこにそういう形で何回かそういうことがあったのかもしれません。しかし、公務員ですから、役場職員ですから、当然納税者、やはり十分にわきまえていかなければならないと思うんです。今後も忘れる人があるかもしれませんので、留意して徹底をさせていただきたい。なお、どんな小さなことであっても遠慮しないで、ぜひお聞きしていただけることは、一番住民に伝えやすいと思います。ですから、原議員があらゆる場所で伺ったことは、担当課に聞いてこういうことですということを踏まえたうえでお話をされることは、私どもとしてはありがたいことだと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 言われていることは理解しましたので、この部分についてはこの程度にさせていただきまして、このナナカマドですけれども、町の木ということで樹齢が40年だといわれておりますが、林内のなかで単木で1本だけぽつんと生えているとか、そういうものと密生しているとか、そういう条件が違えば、私はその樹齢も変わってくるでしょうし、排気ガスを絶えず受けていて成長が止まったりすることもあるでしょうし、条件が変わると私は考えます。したがって、清水町の街路樹を見させてもらいましたけれども、私もそこまで考えがまったく及ばなかったんですが、かなり年数が経って25年から30年、580本という話をしていますが、あのまま根元から上まで腐れが入って虫が入ってという木がそのまま倒れないでずっともっていればいいんですが、今、台風が停滞しておりますけれども、40メートルなんで風が吹いたりしたら、私は倒れるんじゃないかという心配もありますし、全国的にみると、そのことで訴訟に発展をしているということもありますから、そして傾斜になっていて交差点に斜めにいると、この木が腐っているとなれば、まっさきに被害が出たとか、人災になるとまた大変なことになるのではないかという気がするので、もしそんな事案が発生したとなれば、どういう対応になるのか、そのへんをお聞かせください。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 仮に災害といわれる対応、大きなハリケーンみたいな台風、これがきたら人身や物損、そんなことになったら当然補償問題になってきますから、訴訟も出る可能性が十分にあります。さきほど申し上げましたように、状況調査の総点検をして、危ないものについては伐採をしていくというふうにしなければならないと思います。問題は次の木ですが、同じものを植えていくのはどうかというのもございます。危険な場所に危険なものを植えて果たしていいものかどうかということもございます。他町村でも、このCO2の問題で植栽をしなければならないということは重々わかっているんだけれども、危険性のことを考えると植栽ができないということで、倒したままのところもあります。状況によってもそのような状況も生まれるかもしれません。やはり安全な状況にしていかなければならないということは常に持つべきだと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 町長の考え方については、よく理解しました。そこで、私の町の緑化木580本、この管理について、園芸業者に全権一任とそういうことになっているのかどうか、このへんについてどうでしょうか。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(安曇達雄) 管理でございますけれども、これにつきましては、毎年その状況調査をいたしまして、今年度におきましては防除も実施しておりますけれども、今後、今、お話がありましたような枯れた木の除去だとか、枝切りとか、こういったものは秋口から冬にかけて、この時期が一番適期だと思いますので、これから発注します。その部分につきましては、それぞれ入札をかけまして、関連業者の方に委託するという形をとっております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 町長、後継樹種というか、倒した後どうするかということでもいろいろ話をされていますが、いろいろ見せていただくと、例えば駅前通りをずっと見ているとかなり腐っていて、危ないという木もあると私は見ているんですが、園芸業者から見ると腐っているけれども、このナナカマドという樹齢は40年近くあるんだと、清水町のものは20年から30年しか経っていないから、腐っているといえども10年ぐらいはもつんだという判断をもしされているならば、今回の事案についても手で押してみてまだ動かないからまだ大丈夫だと言ったと、こういう話を聞いていますけれども、どうもそのへんがいつ倒れるかわからないし、もつかもしれないというこの判断、厳しいものがあると思うんですが、やはりそこは町職員では無理だと、園芸業者の判断で、これは倒すべきだ、腐っているけれども大丈夫だという判断をする以外ないという理解をしてよろしいのか。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(安曇達雄) 判断の関係ですが、参考に専門業者の方でございますので、そういったもののお話をお聞きして参考にさせていただきますけれども、今、お話がありましたとおり、その木がどの程度の木で倒れるのか、そういう危険度というのは、はっきり申し上げまして未知数です。ただ、いたずらに不安を抱くような木がずっと残っていると、一般の町民の方がご覧いただいて不安を抱くようなそういう状況の木が残っているということは、その木が倒れる・倒れないということではなくて、ひとつの判断として除去していかなければならないという判断はもちろん現課で対応する問題だと思っております。町民からいろいろなお話をいただきながら適宜判断をしていかなければならないかなと思っております。以上です。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 町有林に後継樹種として、ナナカマドを抜いた後に除去した後に、またナナカマドを植えるという考えにたつと、町有林のなかにナナカマドの適木というのはあるのかどうか、まったく調べてみないとわからないのか、このへんはどうなのか。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(安曇達雄) 大変申し訳ございません。専門的な知識、そのへんの知識は持ち合わせておりませんけれども、さきほどからお話がありましたように、町の木ということで象徴的なナナカマドということで、それぞれ街路樹に植えさせていただいております。これにつきましては、街路樹は基本的にはいろんな要素がありますから、まったく除去していいのかどうかというのは非常に難しい判断があります。これを変えていくとなりますと、町の象徴としてのナナカマドを町民に選んでいただいて、町木として選定をしていただいたと、それをまた別の木に植え替えるということについては、いろいろと議論をいただかなければならないかなと、併せてさきほどからもありましたように、町村のなかでは、街路樹というのは、維持管理上いろいろと難しい問題があると、街路樹を植えない方向というのも町村のなかでは、それから一般の国道や道道でも、そういった方向が出ております。さまざまな要因があると思いますが、そういったことも含めて、もう少し皆さんと協議をさせていただきながら、どう進めていくかという方向性をつくっていかなければならないと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) いろいろその考えも私も理解しますが、もしナナカマドが町有林にあるとすれば、そのナナカマドを除去した後に植えるということに際して、時期もありますが、まさに協働のまちづくりの精神に則って、その町内なりの人の応援を得て植えるくらいのことは、私はあってしかるべきと、そのことによって木を大切に育てるということの意識も芽生えるでしょうし、やはりその後いい効果が出てくるのではないかと、そういうことで除去しようとするならば本数もあると私は考えますので、そういうことまで、今回は踏み込むべきではないかと、私はそういう理解をしているのですが、いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(安曇達雄) ナナカマドの植え替え、街路樹を新たに植え替えて育てていくという部分については、今、お話のありました手法というのは有効な方法であると思っております。街路樹がこの時点で必要なのかどうなのか、十分に認識をいただいたなかで、そのようなお話を進めていかなければならない。そういった部分がございますけれども、町民の方々にご協力をいただきながら、管理部分も含めてご協力をいただきながら進めていく、そういう方向は大変大事ですので、それをひとつの目安として持っていく必要があるだろうと思っております。さきほどちょっとお話がありましたナナカマドですが、一般町有林のほうでは、ナナカマドの植栽というのは、ほとんどないというふうに聞いておりますので、その後の引き続きナナカマドを植えることによる木の影響といいますか、そういった部分については、私のほうではおさえておりません。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) ナナカマドを除去した後で植えないということになれば、これから年数が経つにしたがって、街路樹は減る一方ということになりますよね。今でもけっこう途切れ途切れというか、抜けているなかで、今、各町村見ても花で飾ろうとか、いろいろと言われている時期ですし、当然のことながら、私どもの町も花が多いかということになると、まったく私は少ないという気もしますし、緑もまた一連の環境対策含めて大事なものだと理解しておりますので、後継樹種として穴の開いたところには別の樹種を含めて植えていくというほうが、私はそういう方向がよいと考えるわけです。担当課長からお話がありましたように、これも含めて十分に協議、進行をしてほしいと思います。いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(安曇達雄) お話ありましたとおり、街路樹というのはさきほど申しましたように、それなりの景観ですとか、視線誘導表といいますか、除雪等の状況のなかでそういうものを目安に作業が進めることができるとか、いろんな要件がございます。街路樹を設置するということは、それなりの目的があって設置しておりますから、街路樹というのは残していくというのが基本でございます。ただ、さきほど申し上げましたように、状況はいろいろな変化がございますなかで、なかなか財政とは申し上げませんけれども、更新等々がなかなか進まないというなかで、果たして歯抜けのままにおいておくことがいいのかどうかという部分が、将来的なことも踏まえてきちんと計画を考えていかなければならない問題だと思っております。そういう視点で、いろんなことを考えながら、この問題について取り組んでいかなければならないと思っています。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) わかりました。次の質問に移らせていただきます。
昨年の12月議会でもお尋ねしましたが、全国学力テストの結果については、町民の多くが関心を持って見ているところだと私は理解しております。私は昨年そして今年と2回、有志議員と議会報告会を行いました。2年間通して、この清水町の少人数学級について、これだけ財政が厳しいなかでやることについてどうなんだという厳しい話が出てくるわけです。私もスタート段階から一部疑問に思ったりしておりましたが、教育委員会含めて、かなり精力的に取り組んでいるという実態をずっと議会を通して見させていただいて、少人数学級に付随して、チーム・ティーチングの指導をしてみたり、あるいは教育の四季を取り組んでみたり、いろいろな角度から管内的にみるとどこでもしていないような、まさに先進的な取り組みをしているわけです。したがって、今年5年目ということでありますから、秋田の例を見ますと、平成13年頃からスタートしていると、そして30人以下の学級でいろいろとやっていると、全国的に見てまさに低位の40位の位置にあったものが、昨年当たりからトップに出ているというところを見ると、清水の教育もそろそろ形として出てきてもいいのではないかと、そのことを今回お尋ねしているわけです。
スタートから見るとこういう面では伸びていると、学力も伸びているんだと、こういうことを期待して質問させていただいているんですが、さきほどの教育委員長の答弁からすると、小学校の算数あたりは全道を下回っているんだと、こういう話もされておりますが、私は下回るんじゃなくて、管内トップぐらいにいっているんじゃないかとそういう答弁を期待していたんですが、なかなかそこまではいかないということで、活用に関してはかなり上回っている部分があるんだと、こういうことで一部安心したところがありますが、町民はそういう面から効果がそろそろ出てもいいのではないかと、そのへんがあってかなり我々にきつく物を申し上げているんであろうと理解しておりますので、一部情報開示で教育委員会で町民から、テストの結果を出してほしいということがもし出たということになれば、どういう対応をされるのかお聞かせください。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(横山一男) お答えします。お話のように、少人数学級や幼保小の連携、更には教育の四季の取組みがこの学力調査にもいい方向に私は結果が出ていると、総括的に申し上げますが、委員長が申し上げましたように、小学校の算数につきましてはまだまだ課題がございまして、これについてはしっかり取り組んでいかなければいけないと思いますが、20人程度の少人数学級が極めて効果的であるということは、秋田県の例を見るまでもなく、清水小学校低学年で取り組んでいますし、御影小は20人から25人の生徒数ですが、そんな結果を見るにつけても非常にいい結果が出てきていると考えております。少人数学級の取組みが1つには学校を開くことになりました。それによって先生方の表情が変わりました。先生の姿勢が変わってまいりました。そのことによって、学びにかかわる姿勢も変わってまいりました。そのことから、私は学びの少人数学級によって、幼保小の連携によって、教育の四季によって、学びの習慣化、意欲化、更には集中化に効果があると考えられます。調査が去年からのものですから、少人数学級を取り組む前との比較は少々できませんが、間違いなく子ども達の学びに明るさと元気さが出てきたというふうに思ってございますし、町民の方々からご質問があれば、その旨お話をしようと思っておりますし、各学校も分析を急いでおりますけれども、保護者の方々にいろいろな形で報告をすることになろうかと思ってございます。以上です。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 今、教育長から答弁をいただいた分は、町民から要望があれば、今まで以上の密度の濃いものは出してもいいということは含まれているのかどうか。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(横山一男) この学力調査は、学ぶ学習の一部分でございます。子どもたちの持つ学びのすべてを表しているものではございません。そして、数字がひとり歩きをすることも危険ですから、数字を比較したりするような形ではなくて、そういうことではなくて、傾向、子どもの学びの様子、そんな視点からお話を申し上げていきたいと思いますし、原議員がお伺いされましたように、全道と比べてどうであるとか、全国と比べてどうであるとか、謙虚にこのあたりは、繰り返す学習をもう少ししなければならないとか、家庭でどうあるべきか、学校でどうあるべきか、そのことについては、お話を申し上げられるというふうに思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 清水が取り組んでいる教育そのものが、しっかりと機能すれば、学力はかなり上がると、そのように理解をしています。昨年の議会でも教科担任制についてどうだとか、いろいろとお尋ねしましたが、家庭を含めて、12の窓を含めて、父兄に十分に理解をされている形であれば、私は来年のテスト結果がちょうど6年目で、1年生の子どもさんが来年の6年生のテストを受けると、これに私は大きな期待をしているわけで、今、教育長が言われたように、親も変われば先生も変わると、かなりいい結果が出るということを含めて、いい結果が出ると期待している一人として、学校の広報紙にはよく少人数学級の取り組みだとかいうことについて書かれておりますけれども、このことを実際にテストの結果でもいい方向に向いているんだと、特に教育長は十勝教育界の重鎮というか、大御所として清水町の教育について来いという気迫で、ぜひ十勝の教育を引っ張っていってほしいし...(途中中断)
○議長(田中勝男) 原議員、質問中ですが、原議員の質問の持ち時間は終わりました。
○1番(原 紀夫) ということで、要請して質問を終わります。