平成20年第7回定例会(9月22日_日程第1_平成19年度一般会計決算審査_歳出 農林業費)
○議長(田中勝男) 第6款「農林業費」第1項「農業費」、143頁からの質疑を行います。
質疑はありませんか。
2番、橋本晃明議員。
○2番(橋本晃明) 145頁の営農改善対策費のなかの農地・水・農村環境向上対策交付金の関係でお伺いしたいと思うんですが、この事業では、農村地区の農道だとか、明許等の保全管理を行って、施設の延命化をはかるというのが目的ですが、清水町の全地区がこれを取り組んでいるわけではないと思うんですが、これを取り組むにあたって、どの地区にするべきか、前もって調査というか、最も必要なところはどこかという優先度の調査を行ったのか、お伺いしたいと思います。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(阿部一男) これは19年度からの新規事業でございまして、始めるにあたりましては、一応、地区別に、ある程度大きなくくりのなかで事業を展開できるというような状況がありましたので、清水町の場合は、農村部13集団、13地区がございますけれども、その代表者に集まっていただきまして、事業の説明だとか、それを行っていくなかで、事業の要望だとか、申し込みだとか、そういうことで募集をしてきた経過がございます。
○議長(田中勝男) 橋本晃明議員。
○2番(橋本晃明) ということは、取り組む前の段階では代表者と話をして、取り組むかどうかを決定していったと、実際に事業をやったなかで、その事業をして良かったとか、ここはやらないと大変なことになったとかというものが具体的に見えてきたということになったんでしょうか。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(阿部一男) 事業の成果等については、最終的に道、そういうことを通じて、国にあげるようになっています。成果まではいかなくても5年間の事業ですので、途中経過等については道にあげるようになっておりまして、今回、うちで採択をした事業対象になった5地区についても、1年間の総括をしてもらって、それは納税にあげている経過にございます。
○議長(田中勝男) 橋本晃明議員。
○2番(橋本晃明) その具体的に、成果というか結果について、これはやはり取り組まないといけないという部分はあったのかどうか。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(阿部一男) 非常にまちまちでございまして、前にもいろんなところで話題が出た経過がございますが、こんなのとんでもないという話からやってよかったという話、地域によっては取り組みかたのいろんな違いがあるのでしょうけれども、中身的にはほとんど同じような中身をやっているんですが、評価については、良かった悪かった、まちまちでございます。
○議長(田中勝男) 橋本晃明議員。
○2番(橋本晃明) この事業に取り組むことによって、副産物的に明渠の潰れたところ、明渠が対象になっているのかわかりませんが、もうすでに暗渠が効いていないとか、水がたまるようなところが出てきているとか、今までに国営の事業などに補助金で整備をしてきた土地改良というのが寿命になっているという部分が見受けられるというのが、ひとつの気づきにつながっていると思うんですが、そういうような部分がわかってきたというようなことはないでしょうか。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(阿部一男) 今回13地区のなかで、清水町は5地区が事業の対象になって実施をしたわけですが、そのなかで明渠等、明渠がこういっぱい水が出たときにいろんな整備がされていなくて、あるいは木が生えていたりとか、うまく水が流れない、危険性があるとか、そういう度合いの高いところを優先して5地区を、あと明渠ですと当然上から下まで流れていますので、どこかで単発的にやるのではなくて、北熊牛のほうから松沢のほうまで続いている状況のなかで、誘致してきたという経過がございます。
○議長(田中勝男) 橋本晃明議員。
○2番(橋本晃明) この事業は国の事業で、地区ももう決まっちゃって、やれる事業も限られていますけれども、結果として、実際には農業の基盤整備ということになりますと、一度整備されてもまた取り組まなければならないようなところが次第に見えてくると思うんですが、そういうものに取り組むときに、今、公共施設と建設基金だとかからの支払いだとか、畑総でずいぶん負担の重さというものを経験したことによって、新たな土地改良というものから目を背けるようなことになると、長期的にみればそれが町の産業によってマイナスになってくると思いますので、やはりそういう土地改良の必要性だとかなんとかという部分について、この事業をやりながら、対象になっていないところも明渠で潰れているところがあるのではないのかとか、それは十分にあり、日頃から見ながら次の世代に向けてやはり計画をたてていかなければならないと思いますので、この事業を検証するにあたっては、補助金の絡みだけではなくて、町の農業という観点からも、見ていく必要があるのではないかと思います。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(阿部一男) この事業は、今、議員がおっしゃることも基本として大事なことだと思って認識をしているところですが、どちらかというと農業の生産基盤の整備というよりも、地域としての環境をどうやって守っていくのかということ、持続的農業の展開だとか、地域の持続だとか、集落の持続だとかそういうことがありますけれども、どちらかというと、環境整備を中心にして事業を進めているところで、今、言われました農業基盤につきましては、別な事業のなかでということになるかと思いますが、当然、こういったことのなかで、地域の人達とお話をしているなかで、そういった必要性だとか、いろんな方法を今後においても、収集をしながら、農業基盤や環境整備にこれからも努めていきたいと考えております。
○議長(田中勝男) 橋本晃明議員。
○2番(橋本晃明) それから次に農村の浄化槽設置事業についてなんですが、だんだん設置件数が年々減ってきて、かなり普及が最後のほうにきているのかなと、数字だけ見るとそんな感じがするんですが、この事業と、汲み取りの量的な関係というか、合併浄化槽を設置することで、汲み取りが減ったとか、そういうものが具体的に出てきているのかどうなのか。わかれば教えてください。
○議長(田中勝男) 町民生活課長。
○町民生活課長(草野和好) ただいまのご質問の合併浄化槽の農村地区の設置に伴って汲み取り量が減ってきたのかというご質問ですが、詳細な検討はしておりません。
○議長(田中勝男) 橋本晃明議員。
○2番(橋本晃明) 合併浄化槽は農林費での設置ですけれども、結果的には衛生面の改善に尽きるかと思うんですが、その部分で成果が出るのかどうかが大事だと思いますので、これも検証をしていただきたいと思います。終わります。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 頁数は158頁の林業費の...(途中中断)
○議長(田中勝男) 林業費はまだ入っておりません、この後です。
○1番(原 紀夫) 失礼しました。取り下げます。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。
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○議長(田中勝男) 第6款「農林業費」第2項「林業費」、157頁からの質疑を行います。
質疑はありませんか。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 大変失礼しました。林業費の林業振興費のなかの使用料の部分のクマ駆除はこなわ借上料の関係ですが、この昨年度1年間で、熊の駆除頭数はどのぐらいになっているのか。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。産業振興課長。
○産業振興課長(阿部一男) 熊は合計で10頭を昨年は捕獲しております。
すみません、成果表の86頁ですね、7頭になっておりますが、はこわなではなくて猟機銃といいますか、それで3頭仕留めてございますので、事業のなかでは7頭ということですが、合計では10頭捕獲を清水町内で行っております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 今年ですね、特に清水町のどこどこに熊が出た親子が出たとかということで、新聞報道等がされていて、かなり従前に増して、今年は熊の出没する場面が多くなってきていると、特に山の果実等の熟しているときという時期ということがあって、またそういう危険もあるんだと思いますが、10頭もの多くの頭数を抑えてなおかつ小熊を連れた熊が出てくるという状況はかなり多くの頭数がいるのかなという気がしますが、山林等に町有林を含めて入る際に、これらについて、注意を喚起するという方法はどのようにされているのかをお尋ねします。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(阿部一男) 町広報お知らせ版、それから無線といいますか、防災無線のなかで特に山菜採りなどについては十分に気をつけましょうということで、年間といいますか、数回実施してございます。清水のペケレの森ですか、遊歩道がありますが、今年はかなり長期間にわたり熊が出没したということで、通行止めの措置をしていたと思います。
○1番(原 紀夫) 通行止めを解除した際には、どういうことで解除されたのかをお尋ねします。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(安曇達雄) 遊歩道の通行止めにつきまして、大変町民の方にご迷惑をおかけしましたが、解除にあたっては、猟友会の皆様にご協力をいただきまして、何回かの調査をしていただいて、点検をしていただいて、状況的には今は近くにはいないという判断をしまして解除したということでございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 熊を捕獲したということで、解除したのかなという感じでいたんですが、そうではなくて猟友会の力を借りて、近くにはいないということですが、特に今年はそういうことがあって、なかなか入込み者も少なくなっているなと感じているわけですが、そのへんについてそういう状況で今は心配ないですよということが、何らかの形でもっと町民に周知をされたほうがよいのではないかと、あの場所についてはいろいろと労力を入れて、草を刈ったりしてご苦労されているのは私も見ておりますので、ああいう立派な施設というのは有効に使うべきだということから...(途中中断)
○議長(田中勝男) 原議員、遊歩道の関係については、土木費のほうでお願いしたいと思います。
○1番(原 紀夫) わかりました。
それではこの項目は結構でございます。160頁のレクリェーションの森の整備という関係でお尋ねします。毎年、60万円程度かけて山づくりをしているわけですが、あのレクリェーションの森に町民が入林しようとする際には、なんらかの手続きが必要なのかどうかお尋ねします。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(阿部一男) 一般的には手続きはいりません。特に手続きの申請をしてもらっているという経過はございません。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 今年の場合ですが、町民からいつ行っても入れないというような春先から苦情があったりして、あそこが町道だということを聞いたんですが、その関係でかなり長期間にわたって、レクリェーションの森に入れないという状況が私は続いていたと理解をしているのですが、どのぐらいの間、レクリェーションの森に入れなかったのか教えてください。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 答弁をさせていただきます。実は施設の解体、リフト、鉄塔も含めて解体について入札を行って落札業者に購入をいただきました。解体にかかわって、落札業者が建物の備品とか、構築物が不法に第三者に持っていかれるといったような事態が発生しまして、建物はもう解体しましたので、解除はいたしましたが、冬期間含めて、約1年ほど入り口にバリケードを張らしていただいたという経過がございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 今、課長のお話では1年間ということですが、開通した、解除をしたというのはいつなんでしょうか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) ロッジ、格納庫すべて撤去がされましたので、通行止めについては認識をしておりますけれども、今一度詳細について調査をさせていただいておりますので、少々お待ちください。
○議長(田中勝男) 原議員、解除された詳細な日時が必要ですか。
○1番(原 紀夫) 詳細はいりません。
○議長(田中勝男) 今の総務課長の答弁でよろしいでしょうか。
(原議員に質疑内容の確認)
○議長(田中勝男) 原議員、これは一応保留してそのほかの質疑はございますか。
○1番(原 紀夫) ここではこれのみで終わります。
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○議長(田中勝男) ここで休憩いたします。
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。
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○議長(田中勝男) 答弁から始めます。総務課長。
○総務課長(荒木義春) 大変失礼いたしました。私、さきほどバリケードについては撤去をしたと言いましたけれども、ただいま業者に確認をしましたところ、未だに設置をしているという状況で、本日これから撤去をさせますので、お詫びして訂正をさせていただきます。それとバリケードの設置期間ですが、施設の売却にあたりまして、一般競争入札を行いまして、7月10日に入札して落札した業者が、その後、施設の解体と撤去を行っておりますけれども、8月の上旬から今日までバリケードを設置していると、約1年2か月間の期間、バリケードを設置したと、町のほうにもそういう申し出がありまして、町としても鉄を含めた備品等の盗難防止策から、バリケードの設置について町としてもよろしいですよといったようなお話をさせていただきまして、今日までに至ったという経過でございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 私の聞いていたことと合致がするということで、期間については理解いたしました。当然のことながら、バリケードを張るというのはそれなりの理由があって張っているわけで、それを無視して入るということにはならないわけで、私に一時指摘された差は、中に入ってかなり怒られたとこういうお話もされておりましたので、当然のことながらそれについては非があるんだというように思いますが、1年以上の間も閉鎖をするということであれば、そのへんは町民に親切に周知をする必要があったのではないかという気がいたします。細かいことについては、いろいろとありますが、今後はさきほど答弁をいただきましたように、特別な規制もないというなかで、レクリェーションの森を整備しているわけですから、より町民に親しまれるような森として有効活用してもらうためにも、町民から進んで足が向けるような森にしてほしいと要望して終わります。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
以上で、農林業費の質疑を終わります。