北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成20年第9回定例会(12月12日_日程1_一般質問7)

○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。
 1番、原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 通告に従いまして、3点にわたって質問をさせていただきます。くしくも4年ぶりの選挙が2月ということで、これからのまちづくりに町民と職員がまさにどういう考えで一丸となって取り組むべきなのか、まさに非常に重要なところだろうと思うわけです。私はこの3点につきましては、どなたが町のリーダーになろうとも、ゆるがすことができない重要な案件であろうと考えておりまして、まさに議長から言われておりますように簡潔明瞭な答弁をしていただきまして、私もそのように努めますので、いただきました90分を有効に使うなかで、考え方をお尋ねしたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。町の組織改革の進捗状況についてお尋ねするわけでございます。
 平成20年度を目途として、現行の町の職員体制のなかで、グループ制をはじめとして、昇任昇格、降任降格制度等の人事管理を内部改革を含めて昨年度の議会のなかでも本年度の10月を目途にいろいろな面から考えていきたいということを答えられていたという記憶がございます。内部改革の見直しにつきましては、町が置かれている現状がどのようなことになっているのか、全職員こぞって、真摯に受け止めて、効率的な行政運営ができるように、そして清水町が特色あるまちづくりをいかに全体で取り組むべきなのか、非常に重要なことだろうと思うわけです。特に住民サービスを低下させないためにどのような方策があるのかということを含めて、しっかりと考えを持って、意識改革を進めていかなければならないと私は考えるわけでございます。従いまして、前回申し上げておりますように、職員の勤務実績だとか、能力等について、しっかりと評価していくなかで、給与体系に反映ができるように、すなわち人事評価のシステムをしっかりとつくって、整備をはかったなかで職員がしっかりと仕事ができるような体制をつくるべきではないかと私は急ぐべきではないかと思います。したがって、現在までの進捗状況、町の考え方について、このことについてお尋ねします。
 2点目、指定管理者制度の導入についてお尋ねします。昨年の議会でもお尋ねしておりますが、アイスアリーナに指定管理者制度を導入いたしまして、本年2年目を迎えているわけですが、当初の指定管理者制度を導入した目的に沿ってしっかりと管理と運営がされて、町が思っていたような管理体制が構築されているのかどうか、このへんについてお尋ねします。昨年の質問のなかで平成21年度から、清水公園およびパークゴルフ場について導入をしたい、する方向でという答弁をいただいておりました。本年度の5月でしたか6月の頃に担当課の方から、私はこのことについて、いろいろと聞かせていただきました。いろんな検討を加えた結果、現状ではなかなか導入することは難しいんだというお答えをいただいておりました。
 その後、パークゴルフ場、公園等について、管理者制度を導入することについて変化があったのかどうか、また、いろんな面から検討を加えて、来年度から導入をするという考えにたっているのかどうか、このへんについてお尋ねをいたします。町長は昨年の私の質問に対しまして、人件費を含めて職員の退職によって考えて協議をしていきたいとこういう答弁をいただいておりましたが、私は今後、各種施設への導入は今までのようなテンポののろい形ではなくて、より積極的に導入するようにするべきだと思っているわけでございます。一連のアイスアリーナから含めて、今までご答弁をいただきましたが、これらの経過を踏まえて、現状、どのような考えなのか、明確な答弁をお願いしたいと思います。
 最後の3点目の質問ですが、通学児童の街頭指導体制を変更するという提案をされております。このことにつきまして、お尋ねいたします。現在までスタート時期は私は明確には存じ上げませんが、交通安全推進員、また交通支援員について、清水町の児童の交通安全について、町民含めて取り組んできたことだろうと思いますが、第二次緊急3か年計画に沿ったもので、今回、有償ボランティアによって体制をつくって行うと、こういうことであります。私は従前の指導体制がしっかりと維持をされて、児童がしっかりと守られていくと、こういう観点にたって、体制がしっかりとできているということであれば、まったく異論を挟むものではありません。あえてボランティア活動をまさに職員ぐるみでしっかりと構築すべきときだろうと認識をしておりますが、いろいろと今回のこの件につきまして、現場を見て、あるいは今後ボランティア活動に参加するという方からも、いろいろな意見を聞かせていただきました。最終判断としまして、現状ではちょっと無理ではないかという思いがあるわけであります。したがいまして、しっかりと、交通安全部会、あるいは防犯部会に丸投げする形ではなくて、私は小学校低学年、すなわち1年生にしっかりと対応ができるようなそういう対応をすべきではないかと思っているわけです。このへんについてまったく私の言うとおりであるということであれば、取り下げていただきたい。そしてしっかり仕切り直して出していただきたいと思っておりますので、明確な答弁をお願いいたしたいと思います。
 以上、3点についてよろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) 原議員のご質問にお答えしたいと思います。
 多様化する町民ニーズに対しまして、かつ柔軟な対応というのが地方組織に求められているところでございます。本年5月に清水町組織等を構築するために検討委員会を設置いたしまして、今後のあるべき役場組織はどうあるべきかという組織機構部会というものをつくり、組織検討委員会がつくられたわけであります。これは行政の執行にかかわるなかで、いかに住民にスピーディに対応してサービスをしていくかということを今後の定員管理にも影響することですけれども、組織そのものというのは一旦つくったらずっと長くするものではなくて、5年ぶりぐらいなんですが、その程度で組織を改変していくのが望ましいかなと、新たな需要に応じて、適宜加えていかなければならないものなどがあるわけでございます。
 そういうことで、以前から議会にもその前も組織のなかについては柔軟ななかで対応をしていきたいということで議会にはご説明をしてご理解をいただいているものであります。そういうなかにありましても、非常に大事なところでありますので、今回それを設置したところでございます。今、進捗状況はどうなのかということですが、さまざま申し上げますと、時間がかかりますので、内容については割愛をさせていただきますけれども、委員会は現在までにそれぞれ組織機構部会と組織活性化部会とこうなっております。全部で合わせて16回開催をしているところでございます。
 どういうことかといいますと、現在、今後の作業日程としましては、各部会で練られてきたやつと、私どもとの意見交換を実施していく予定であります。そのなかで、私のほうの考え、意見を伺ったなかでの考え、それから持っている考えなどを出しまして、さらに再度各部会へフィードバックしまして、そこで協議をいただきまして、さらに各課全職員のなかで議論を経て、検討委員会に流れる予定になっております。それを受けて来年度を目途として、改革を進めていく考えであります。
 さらに人事評価システム、原議員にいつもご質問をいただくわけですが、現在、国におきましては、地方公務員法の改正案を継続審議中であります。その内容を見ますと、新たなる人事評価制度の構築として、職員の人事評価は任用、給与、分限その他の人事管理の基礎とするために、職員がその職務を遂行するため発揮した能力及び掲げた業績を勤務成績の評価と提示されて、今、継続審議中であります。
 今後、導入するにあたりまして、来年、4月よりこれもまた専任専門の職員を配置して、専門的に検討をしなければならないということで、現在、昨日もお話しましたが、公会計の問題とこういう問題と専門化していかなければならないのではないかということで、考えているところであります。 
 次に、指定管理者でございます。ご案内のようにアイスアリーナが指定管理者になっておりますが、来年度から指定管理のできるものを整理しまして、人的に配置がなされていない、専門に配置がされていない、事務所も持っていないなかで兼務としてやっている、そういうところについて、清水公園関係を中心にやってきたわけであります。来年を目途としていたんですが、業務内容と業務量の精査、民間に移行した場合の経費の試算をいたしました。さらに民間からの指定管理者に伴う資料をいただきまして、検討を重ねたところでありますが、経費面で削減が困難だと、今の時点では困難であるとなりました。直営でしているほうが、現在は安いということになりますので、費用対効果、財源を考えますと、そのほうが望ましいのではないかということで、来年度は断念をしたところであります。それぞれ業務があるわけですが、効果が見出せない状況が今の時点でありますので、やはり効果性のあるものでなければならないということで、今後はこのことについてはただそれだけだからやめるのではなくて、積極的に民力を開発をしていかなければならないものもありますので、考えていきたいと思っております。
 次に、通学児童のことですが、こういう制度的に改正すると必ずまずいと出るんですね。そういうことで清水町は、本町においては改善ができないというのが今まで来ているわけなんです。こういうところから、住民と協働のまちづくりという精神を考えたならば、やはりこのへんをひとつ改革をしていくことが望ましいのではないかと考えるわけです。当然、担当課としても今いる状況から減員になるということは抵抗感もあったわけですが、先般も申し上げましたが、このままでいいのかと、同じことでいいのでしょうかということが、私の考えです。1人の方で何ができるのかということになりますよね。今は交通安全推進員を例に取りましたら、管内では半分、10町村はやめておりまして、それぞれたくさんの複数の方にお願いしているんです。うちの場合は1人ですから限界があります。
 そういうことで、それから考えると同時に前からこの交通安全組織の次の後継者というのはなかなか育てられないということで、役員はいつも悩んでいたわけです。当然、会員も高齢になってきておりますから、次の世代を求めたいんだけれども、なかなか入ってこないと、そういうことから手法を変えて、そういう方法に目を向けていく必要があるのではないかということが一つの大きなねらいであります。当然、行革プランの第二次緊急計画についても、そのように有償体制の指導ボランティアにしてはどうかと、そういう状況でいるわけであります。
 さらに交通安全支援員、今、奥さんが清水地区は2人、御影となっておりますが、これも専任で置いているわけですが、本当にご尽力をいただいているわけですが、これも複数でいくほうがいいのではないかということで考えてみたわけです。これまで委員会のそれぞれのボランティアの皆さんに、生活安全推進委員会全体でしていけるかどうか、可能であるかどうか、それぞれ協議をさせていただいたところです。その結果、清水地区では本当は今までのほうがいいんだけれどもねという声と、そういうことも含めて、みんなでまちづくりに協力していこうということで回答をしてくれた方は清水で14名、御影では6名ということでございまして、その他に時期指定であれば、協力ができますよという方を含めますと、清水地区で20名、御影地区で8名の結果の見通しがたったところです。当面はそういう形態でやってみて、そしてボランティアの方が増加される、されることで関心が高まって、交通安全部会、それから防犯部会の会員としてご協力をいただければ幸いかなと思っております。
 また、学校長のお話では、本町は共働き家庭、就業する主婦層が多いということでございました。父兄の協力についても、そういう事態で考えますと、もう少し協力体制ができないものかと、関係者と協議していきたいと、学校側ではそのように言っております。
 そういうことでして、原議員、取り下げをしたらいいのではないかというお話ですが、そういう協議を経てきておりますので、せっかく交通安全協会の皆さん、部会の皆さんが真剣に取り組んでくれたわけですので、それはいろいろな問題や課題が出てくるかと思いますが、今の時点では少し方向性を変えていかなければならないのではないかと、他町村はそういう面ではたくさんの人達が参加しているわけなんです。清水町も協働のまちづくりというひとつの枝を掲げておりますので、そういう面から考えたら、住民の力を発揮することによって、活力が生まれ、それが担い手のほうにつないでいけるものではないかというふうに考えたところでございます。よろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 町長からまさに簡略にご答弁をいただきましたので、引き続きまして、再質問をさせていただきます。組織改革の進捗については、町長から答弁をいただきましたが、内部でかなり5年ぶりだそうですけれども、きめ細かくやられているということで、来年度を目途にやっていきたいという話をいただいたわけですが、常々私は申し上げておりますが、町長は120人、6月の議会でも申し上げましたけれども、120人体制、将来の目標ですけれども、それに近づけたいと、120人にするということではないんだと、近づけたいと、こういうお話を常々されております。今回、この質問をするにあたりまして、自分の質問項目を含めて、議事録に目を通してきたわけですが、どうもこの近づけたいというのと、120人にする努力が職員全体のものになっていないのではないかと、私はどうもそんな気がしておりまして、6月の段階でもこの120人にするという町長の姿勢については職員に理解をされていると思うかという質問を町長にさせていただきました。町長は、職員は十分にこの120人については認識をしていると思うという答えをいただいているわけです。しかしながら、現行、町の職員に対して職員がどういう認識をしているのかということになると、どうも120人という数字は職員側から見ると、あくまでも財政の推計上の数字であって、120人の数字になんて惑わされないんだという受け止め方をされているようですが、間違っておりますか。どうでしょうか。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) お答えします。常々、原議員から職員がそういう意識を持っていないのではないかというお話ですが、これはどなたに伺ったのかはわかりませんけれども、行財政改革推進本部で議論したことなのです。当然、財政を推計していくうえでは、人件費が大きなウエイトを占めているものですから、いわゆる預貯金といわれる基金を使わないようにして、ゼロにならないようにしていくためには、人件費はこのぐらい、物件費はこのぐらい、投資的経費はこのぐらい、借金に払っていくのはこのぐらいと、振り分けしないといけないですね。そうなってくると、固定的な支払い、返済は決まっていますから、そうなってきますと、移動できるのは物件費、工事費になってくるわけです。残ってくるのは人件費になってくるわけです。そこで財政の推計上、人件費の金額はこのぐらいと、割っていきますと120名という数字が出てくるわけです。このことは十分に理解をしているわけです。これをひとつの目標として、近づけるようにしていかなければならないと、よほど財政状況が良くならない限り、そうしていかないとならないということも職員の皆さんも知っているわけです。現在、私が就任したときには217名でしたのが51名を削減いたしました。今は全職員で166名ということです。ですから、あと120名体制というのはあと四十数人減らさないといけないのですが、これが今さきほども申し上げましたが、専任職員を置いていかなければならない、新たなことで置いていかなければならないということになりますと、それはそこにカウントをしていませんから、今までの従来の状況下のなかでこういう形だよと、けれども公会計ができてこうなると専門的に置かなければならない、人事評価制度ができたら人事担当の人を専門的に置かなければならないとなると、今の業務にオンされますから、結局はそういうことが出てくるということになります。そういう意味で、職員としては、まだ定まっていないのは確かでございます。きっちりと120名にしますよと、そういうことで全部そういうことになっているのかとなったらそうではないと、それは認識の持ちかたでございまして、職員であれば当然そういうことの論理を理解していかなければならないのではないかと思います。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 町長の言わんとすることはわかりますが、私は120人を目標にしているのであれば、ここ2・3年で120人にしろとかいう話ではないのですから、現行の職員の事務量に対して、現行、どのくらいの職員が、今、166名と言いましたか、6月の段階では154名でしたか、消防の職員2名を抜くと、154とかいう数字が出ていたんですが、なんでこんなに多くなったのかなと思いまして、疑問に思ったんですが、この120人に対して、現行いる数字の職員が多いのか、少ないのか、今の事務量にはマッチしているんだけれども、将来は機構改革を含めて、さきほど出ましたように、指定管理者制度を導入するなかで、減らしていって最終的には120人に到達できる努力をするとか、そういうことがあって、はじめて生きたものになると、しかし、今はいつも120人の数字だけが出ているだけで、職員そのものが、然らばうちの課は120人の体制にするためには、この事務量はこうしたほうがよいのではないかとか、あるいはそういうことを含めて努力をしている姿勢が見えないと、私はそのように思っているわけです。職員全体に今の清水町のなかで執務している仕事量に対して、現行いる職員はこれでちょうどいいとか、あるいは多いとか少ないとか、何名が適当なのか、一番いい数字なのか、こういうことは出すような努力をしているのか、今後出そうとしているのか、どうでしょうか。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 前にお話した百五十数名というのは一般会計のみのことでして、今回申し上げたのは全職員ということで、さきほど言いましたけれども、そういうことでございます。
 事務量の関係につきましては、調査をしていくということで、どのくらいの量があるのかどうかということをしていかなければならないと思います。ですから、今のお話でも、部会でもそういうような議論をある程度してきて、配置人数もまったくまだ固まっておりませんけれども、そういう状況ができておりますけれども、各部会長といろいろとお話をして、それから下げていくなかでそういうことを進めていかなければ全体像の職員数のボリュームが出てこないということでございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 全体の事務量に対して、これだけの職員が必要だという数字は今の事務量に対しては、今、職員がいるわけですから、多いか少ないか含めてそんなに長くはかからないという気がするわけでして、どのくらいの時期をおいて、この数字というのが出てくるのか、いかがでしょうか。

○議長(田中勝男) 副町長。

○副町長(安曇達雄) 大変恐縮でございます。いつ頃の予定になるのかということでございますが、さきほど、町長からご答弁を差し上げましたように、それぞれ検討と協議を進めております。その集約状況をみながらということになると思いますが、大変申しわけございませんけれども、時期的にこの時期というお話は申し上げられませんけれども、さきほど申し上げましたとおり来年度中にはこういったものはきちんと仕上げていきたいということで考えております。以上です。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 来年度中というのは、来年1年過ぎて、再来年の3月までというこういう認識でしょうか。

○議長(田中勝男) 副町長。

○副町長(安曇達雄) あの時期的にもはっきりしておりません。実は来年度となりますと、21年の4月からのスタートということになりますが、それには若干やはり難しいかなというふうに思っております。来年度の半ばに予定ができればということで、今、想定をしながら、できるだけ進めていきたいと考えております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) さきほどもちょっと触れましたけれども、現行のそれぞれ各課に与えられている事務分掌に沿って、業務をしているわけですから、今の百六十数名というのは、今の業務量に照らし合わせて考えると、ちょうどいいと一般的にみると、それでないと余っているとか、例えば若干手持ちぶたさでいる職員がいるということになるわけですが、減るか増えるかとなると、最終的に数字が新年度のなかで出るのか、若干遅れて出るのかわかりませんけれども、大幅に増えると、現行の職員より増えるという可能性と減るという可能性と2つに1つということになりますと、副町長にお答えをいただきましたので、どういう見方をされるのかお答えをいただきたい。

○議長(田中勝男) 副町長。

○副町長(安曇達雄) 当初、これに取り組んだということは、当然、行政改革のなかで人件費を少しでも削減していくということの目標をもって立ち上げたものですので、当然減少をさせるという方向で進めていくということになろうかと思います。今、はっきりと申し上げられないということは、組織をどういうふうにつくるのか、今の課の編成をどうするか、くっつけるのか、現状のままにするのか、という部分がある程度見えてこないとそのなかでどういったふうに組織の合理化ができるのかということが見えておりません。そういうことも全体を含めていきますと、現状で、そういったものがまとまった段階で、ある程度そういったものも検討と協議ができるのかなとそんなふうに思っております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) この1点について長く質問するわけにいきませんので、もう1点だけお尋ねしますが、大課制から始まって、現行のグループ制、昨年度と今年度も含めたなかでは、このグループ制についてもいろいろと見直していきたいという考えであったという記憶ですが、この大課制からグループ制、今後はどうしていくかということについては、現行の考え方、どのようになっているのか教えていただきたいと思います。

○議長(田中勝男) 副町長。

○副町長(安曇達雄) それぞれが大きなテーマでございまして、今、それをまさに協議の場で議論をいただいているということでございます。それもだいたいまとまりができつつありますので、町長からお話がありましたように、それをまだ理事者との協議といいますか、そういった意見交換が終えておりませんので、それを経て再度それぞれのことも含めながら部会のなかで協議をつめてということになっていくのかなというふうに思います。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 2点目の指定管理者制度のほうに質問を移らせていただきます。平成15年9月に地方自治法の改正によって、この導入が図られて5年経っているというなかで、私どもの町はアイスアリーナに3年間の契約ということで、現在お任せをしていると、委託し実行しているということでありますが、このアイスアリーナに指定管理してやっていただいていると、これは現行、従前であれば平成18年の決算時には4,000万円ほど職員の人件費を含めて4,000万円程度町から持ち出していたと思いますが、その後、19年度の決算、そして20年度の予算を含めて、金銭的にみて、また管理上から見て、指定管理者制度をこのアイスアリーナに導入してよかったと、成功したというように判断をしているのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(田中勝男) 総務課長。

○総務課長(荒木義春) お答えさせていただきます。まず、指定管理者は18年度からアイスアリーナを導入いたしましたけれども、5年間の契約ですので、それで18年度と19年度の決算で運営状況を比較しますと、収入を差し引いた町の経費節減額は約220万円となっているところでして、効果が現れていると認識しております。指定管理者によりまして、会館の開閉時間、これを早朝30分、深夜1時間拡大しておりまして、この時間帯については通常より安い使用料を設定して、施設利用の促進をはかっていると、さらにはトレーニング室の設置や小規模修繕について、指定管理者が迅速に対応するなど、十勝管内でアイスホッケー人口が減少するなかでも、利用者確保に検討をいただいているというふうに認識してございます。したがって、18年度に導入いたしましたけれども、19年度から導入しましたけれども、効果が上がっているというふうに考えているところでございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 効果が上がっているということを聞きまして、安心いたしました。然らば、それを受けて、私どもの町には指定管理者制度を導入してやっていけると考えるべき施設等々はかなりあるのではないかと私は思っているわけです。過去にもそういうお尋ねを再三しておりますが、現在町がアイスアリーナのほかに、公園やパークゴルフ場以外でどの程度今後やっていこうと考えているのか、腹案があればお示しいただきたいと思います。

○議長(田中勝男) 総務課長。

○総務課長(荒木義春) このアイスアリーナに指定管理者を導入しようとしたときに、町の施設全般について、組織、役場のなかで検討を加えてまいりました。そしてこの19年度にアイスアリーナに指定管理者制度を導入したわけですが、今回も検討をいたしました清水公園もございましたし、さらに公衆浴場も検討をさせていただいてございました。ご案内のように指定管理者制度を導入するということは、利用者の利便性、さらにサービス向上を図るということとともに、経費の削減につながらなければならないと思っているところでございまして、残念ながら、今回公園のパークゴルフ場のみでは、さらに清水公園の管理のみをなかなか経費面で削減が図れないと、さらには公衆浴場につきましても、指定管理者を導入するよりも、当分、単品だけでいえば、シルバー人材センターに管理をお願いしてやっていくほうが経費面ではそちらのほうが削減効果が大きいといったことで、それぞれ見送らせていただいた経過がございます。議員がご質問のようにほかの大きな施設もございます。例えば、体育館もございますし、いろんな施設もございますが、それらについては今後さらに検討をしていきたいと思ってございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 経費の面でメリットがないと、なかなか取り組んでいけないということについては十分理解をするわけであります。大きな施設を含めてまだまだ牧場を含めてあるんだと思いますが、やはりさきほども触れましたが、こういうときでありますから、非常に経済状況もまさに悪いと、牧場あたり考えてみますと一時期昨年あたりは一般会計のほうまで若干繰り入れたという話もありましたとおり、あの段階で悪くなってからではなくて、いいときにしっかり考えて移すことができるのであれば移していくということがさきほどの職員の数にも連動するわけでありますから、町長が以前に言っておりましたように、職員が退職した折りに指定管理者制度をやはり協議していきたいんだという話がありましたけれども、そうではなくて率先してそういうところに努力をしていくというのが、私は必要なんだと思います。そこで公園とパークゴルフ場が指定管理者制度として直営でやったほうが安いという話をしておりましたが、皆さん、誰が聞いても、まさか直営がやったほうが安くてまかせたら高くなるというのは何だという、こういう町民が多く私は出るのではないかと危惧しますので、直営でやったほうが安いという一番主要な点、ここがこうなので直営のほうが安いんですというところはどこなのか、ここをちょっと教えていただきたいと思います。

○議長(田中勝男) 副町長。

○副町長(安曇達雄) 端的に申し上げますと、現在で臨時職員を使用しながらそういった管理運営を行っておりますけれども、これがその他の公園等々も含めまして、初歩的なまとめながら事業を展開しているということになります。それを清水公園及びパークゴルフ場だけに着目しますと、そこを単体で指定管理者制度にということで積算を行いますと、さきほどありましたように、単体の部分ではどうしても高くなってしまうと、維持管理費が高くなってしまうという部分がどうしても免れないということでございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 私が説明を受けた際に、機械保有、仮払いというんでしょうか、新たに指定管理者に指定した社がですね、新たに機械を購入したりする設備投資がかなりかかるんだということを言われていたように記憶しておりますが、このことは大きな因子なのかどうかこのへんはどうでしょうか。

○議長(田中勝男) 副町長。

○副町長(安曇達雄) 合わせて大きな因子であります。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 指定管理者制度を導入するに際して、地元の企業以外は入れないんだという姿勢はあるのかどうか、どうでしょうか。

○議長(田中勝男) 副町長。

○副町長(安曇達雄) 指定管理者制度を今後どのように取り扱っていくかという部分にもなってまいりますけれども、ものによってはそれに限定するということはなかなか困難な部分も出てくると、いわゆる町内に限定するということは難しい場合も出てくるということで、現状では固定をしたものではありません。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 町内に限定したものではないということを受けてお尋ねしますが、広く、公園やパークゴルフ場を他にやっていただけないかということで、今後、変換して求めていくという姿勢はあると理解してよろしいのかどうか、お伺いします。

○議長(田中勝男) 副町長。

○副町長(安曇達雄) 公園の指定管理につきましては、さきほど申しましたように、財政的な部分はまだ問題があるなということで、もう少し全体的ななかで検討しなければならないということを考えて、そういった内容については協議をしているわけでございますが、お話がありましたのは、町内に限定をするのか否かというお話であれば、さきほど申し上げました答弁のとおりでございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 機械に関してお尋ねするわけですが、町内に委託してもらえる社に対して、町有の機会を貸付してやってもらうということは検討したのかどうか、お尋ねします。

○議長(田中勝男) 副町長。

○副町長(安曇達雄) さきほどお話しましたとおり、実は使っております機械というのは清水公園だけではございません、ほかに実は活用してございます。そういった意味ではそこだけに限定をするというのは難しいものですから、そういったことも含めまして、いろんな分野で固定をして管理委託というのは難しいという結論に達したということでございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 他に使用しているところがあるということですので、たぶんいろいろとパークゴルフ、公園以外にペケレの森とか、あるいは町の公園であるとか、もろもろのことを指しているんだと思いますが、このことをいろいろとネックがあるんだろうと思いますが、今まで取り組んでいたものを総まとめにしてひっくるめて、民間に委託するということは不可能ということなのかどうか、お伺いします。

○議長(田中勝男) 副町長。

○副町長(安曇達雄) そのことを含めて再度検討をしていこうと、いわゆる清水公園だけではなくて、その他の施設も含めてどういったものを網羅することで、効果というものが出てくるのかどうか、このへんのところは少し勉強しながら、可能な方向をとっていこうということでございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) いろいろと検討して可能な方法ということでありますので、理解いたしました。私は清水町だけではなくて、他の町村もこの指定管理者制度というのはかなり積極的に取り組まれていくだろうし、現行もそういう姿勢であろうと私は考えております。したがって、よく廃止するとかいろいろあると、他町村の例をよく引き合いに出されますから、そういうことも含めて検討をされていると思いますが、今回、このパークゴルフ場、あるいは公園の指定管理者制度導入について、現行は断念をしているという過程のなかであっては他町村の指定管理者制度を公園等々に取り入れている、パークゴルフ場に取り入れていることについて、いろいろと参考的に話を聞いたりしたことがあるのかどうか、このへんについてはいかがでしょうか。

○議長(田中勝男) 副町長。

○副町長(安曇達雄) 町内、それからネット上でもわかりますので、町内に2か所でしたでしょうか、調査に出かけまして、状況を調べてまいっております。本町との違いというところを申し上げますと、公園とパークゴルフ場を含めまして、指定管理者制度を導入している町村は少なく、いってみれば体育施設をパークゴルフ場、それからその他の運動施設、そういったものをまとめて制度にのせてやると、公園という不特定多数の方がいらっしゃる、大変広範囲になりますけれども、そういったものも含めて指定管理者制度を導入しているというケースは非常に少ないです。そういった面でも、今回いろいろな議論を内部ではしてきたんだということでございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 町長にお尋ねしますが、副町長からもいろいろと現在まで前任の立場でパークゴルフ場や公園等を指定管理者制度を導入するために、ご苦労をされていた方からいろいろと答弁をいただきましたが、今後、町長は鋭意努力しているんだと言われるかもしれませんが、より早めて指定管理者制度を導入をしていくという姿勢はもっているのかどうか、お答えいただきたいと思います。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 以前から質問にお答えしているとおり、そのように進めていく考えであります。なぜならば職員の人員にかかわることであります。私が考えているのはスクールバスを一部委託しておりますが、これは退職年齢にあわせていくとか、土木の関係だとか、あるいは牧場や体育館、文化センターを含めてさまざまあります。そのほかに言われたように、公園とペケレの森と体育館とどうできるか、あるいは御影改善センターと公民館と運動場をどうできるかとか、さまざまな組み合わせがありますので、そういうものを十分に考察しながら積極的な体制にもっていきたいと思っております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 3項目目の安全推進員と支援員...(途中中断)

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○議長(田中勝男) 原紀夫議員、申し訳ございませんが、3点目に入る前にここで休憩したいと思います。

○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。

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○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。
 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 交通安全推進員と支援員の関係について、お尋ねします。町長から答弁をいただきましたが、どうも一番最初からひっかかるような発言をされましたので、その真意をお尋ねしたいと思います。こういう提案をすると必ずまずいと出ると、そういうことでは改善ができないんだと、協働のまちづくりを考えて改善すべきものだと、このままでいいわけがないんだと、こういう答弁をいただきました。私が質問をすることについて異議を唱えるということについて言われているのかどうか、このへんについてお答え願いたい。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) そういう考えは毛頭ありません。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 安心いたしました。言うなと言われているような気がしましたので、私が努力して質問しようとしているのに水をさすのかなという気がしましたので。12月8日、初日ですね、荒木議員の交通安全推進員は、必要ないものなのかという質問に対して、町長は管内的に十分に調査をしたんだと、住民との協働での役割で実施すべきものだということをお答えされておりますが、この交通推進員について、住民との協働で今後もやるんだと、こういうことをお答えになったということで理解してよろしいのかどうか。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 交通安全推進員の目的は交通安全思想の普及や高揚だとか、さまざまあるんですが、交通安全推進の果たす役割と、それからそれがなくなった場合の整理をしていまして、その場合に町職員でその部分が対応できるものとできないものが出てまいります。できない部分については、交通安全協会並びに警察署、そして当町の交通安全部会などにお願いをしたいということでございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) わかりました。私は過日も質問させていただきましたが、この交通推進員が平成21年度の3月まで行って廃止する考えであったものを今年度の5月に若干事故があったということで、辞任したということ以降、1年間先取り的なことで、まったく補充しないで、今、職員で実施をしているということですから、そのことについて今後どうなのか、大丈夫なのかということがあったものですから、お尋ねしているんですが、今、町長がお答えになったように、広く交通安全部会だとか、お巡りさんだとか、そちらのほうで対応して十分に実行が可能だというように理解してよろしいでしょうか。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 実務にあたっては課長のほうから答弁させたいと思います。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) お答えします。交通安全支援につきましては、主な仕事として交通安全の町民に対する思想と普及、実務的には交通安全車がございますので、町内の巡回等で放送をかけながら、特に、春・夏・秋・冬の交通安全期間等にそういったパトロール車を出動してまわっていると、それから町内の学校や事業所や老人クラブから毎年20件程度、交通安全教室の依頼がございます。その講師にあたっていただいているというところでございます。
 それでこの業務というのは大変必要な業務だと思っているわけですが、そこにですね、現在、非常勤で1名置いていたということでございます。非常勤といいましても、この方の勤務の時間帯は我々職員と同じように月曜日から金曜日まで朝8時半から5時半までの形でございます。その一人区が抜けるわけですから、当然、1減のなかではまったく今までどおりとはならないのかなと思います。
 さきほど言いました主な業務の教室等につきましては、これは基本的に警察に安全教室の講師を依頼すると、警察も十分に全部対応をできるとは考えておりませんので、そこで対応ができない部分については、新得交通安全協会にふさわしい講師等を謝金でお願いしたいというふうに考えております。日常のパトロールにつきましては、今回抜けたなかで検討を加えながら職務にあたってきました。そのなかで今まで以上に住民活動グループの職員で対応をしていかなければならないと、ただ、春・夏・秋・冬の40日間の交通安全のなかでは、生活安全推進委員会の交通安全部会の協力を得ないとできないだろうということで、このへんのご相談をさせていただいたところ、協力していただけるとなりましたので、そのように進めていきたいと思います。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 言われていることは理解します。そこで、交通支援員の関係でお尋ねします。今日私がお尋ねしたいのはここだったので、後15分しか私の時間はないと思いますが、まさに短くお尋ねしますので、お答えいただく際にも配慮してお答えいただきたいと思います。
 現状、清水が20名、御影が8名、28名の方から協力をいただける方がいると、新たに4月1日からスタートするということですが、清水町のお寺の前の交差点、あの箇所を私は非常に心配しているのでございます。私は今回質問に先立ちまして、数回、朝の7時10分かそのへんの時間に現地をよく見せていただきました。非常に危険なところだということを再認識しました。この場所に清水町の20名の方、たぶん交通部会、防犯部会の方は高齢の方が多いと、私も過去に協会の理事をしておりましたので、認識しています。現在の年齢構成で一番高い方は何歳なのか、一番低い人は何歳なのか、短くお答えいただきたい。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 年齢で何歳という資料は今持ってはおりませんが、現役を退いた方々が大半でして、高齢の方が多いと考えております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) あの場所については、非常にこの支援員制度そのものについて、ちょっと触れさせていただきたいのですが、私は小学校の1・2・3年生が対象かなという認識をしていたのですが、どうもそうではなくて、小学校の1年生を対象としていると、現行ですね、その1年生の見守りを含めて行っているというように聞いたんですが、そのことについては間違いはありませんか。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 小学校1年生だけではございません。登校時間には1年生から6年生まで入ってきますので、全部対象でございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 登校時には本来1年生を対象としていても、登校時間は同じですから、当然そのようなことになるでしょうが、下校時間も同じような対応をされているんですか。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 下校時間については学年によってまちまちでございます。それで学年によってまちまちの下校時間になっておりますので、小学1年生の下校時間に合わせておおむね1時間の下校時間の指導をやっているというのが実態です。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 私が言ったように、主力は低学年、1年生がもとにあるというように理解してよろしいですね。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 下校時間については6年生までいかない部分もございますので、そのようになると思います。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) そこで、私も防犯の理事をやらせていただきましたが、1年生、低学年の子どもさんに対して、高齢者、60歳から70歳を越えた方が対応する、そしてあの交差点で車が非常に多いと、そしてバスも通る、乗用車も通る、スクールバスも通ると、非常に時間的に危険な状態が続いているということで、警察官とも話をさせていただきましたが、あそこの場所については非常に危険なところだと、加えて今年も大事故になるところがあったのでございますというようなことを心配しているわけですが、この方々にお任せをして大丈夫だという認識を持っておられるのかどうかお尋ねいたします。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 現在、清水と御影におかれている支援員さんについては長年やられておりまして、非常に献身的にやられておりまして、評判も良くて、その方々から比べると一般的に高齢になると迅速に動けなくなるというのは通常あるかなと思います。そういった部分で比較しますと、そういうスピード感のなかでは若干心配なところもないわけではないですが、ただ、じゃあ高齢者はだめなのかということにも私はならないのかなというふうに考えております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 私はあの箇所については、できることであれば現行の1年生を対象とするならば、若いお母さんにお願いして、そしてあそこの場でやってもらったほうが非常に理想で、それを補完する形で、現行もパトカーが横に止まって、いろいろと気配りしているのもありますので、そういう体制を布くとなれば私は理解するわけですが、どうもそうではないということですので、そこは考え直したほうがよいのではないかと思います。交通安全部会、防犯部会に私はさきほど丸投げという、非常に言葉の悪い、麻生さんに投げているような言葉を言いましたけれども、そうではなくて、若いお母さん等含めて、何とか協力をしてもらえないかということを、年度当初からそういう計画をしていたものですから、そういう手を打ってきたのかどうか。このへんについてはどうですか。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 清水町の交通防犯全般については、生活安全推進委員会に多大なご協力をいただいていると認識をしております。今回の変更につきましても、そこに町の考え方をまずご相談させていただいて進めるべきと、お話をさせていただきました。そのなかでこの有償ボランティアにつきましては、町としては公募ということも考えましたが、生活推進委員会のなかでいかがなものでしょうかというなかでは我々のなかでできる部分も協力をしたいというお話もいただきましたので、やりかたとしてご理解をいただいたとしても、実際に皆さん、部会員が出れるのかどうかという心配もありまして、その調査をしたところ、ほぼ何とか見込みがたったと、ただ今おっしゃられていることは十分にわかりますので、生活安全推進員だけではなくて、PTAのほうにももう一度お話をしまして、協力をいただける部分があれば、お願いをしたいというふうに考えております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) そこで協力できる清水20名、御影8名の方、ご高齢だということを聞きましたし、私も当然そうだと思います。1年間の出動日数等々からいきますと、夏休みあり、春休みあり、ほかの土日ありということでいくと、200日近くなるのかなという気がするんですが、このなかで分けると、1人につき10日となるのか、半分に分けて、このスケジュール、出動する日にちをいろいろと決めるのは担当課でやっていくと、そして周知をするんだということなんでしょうか。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 私ども町民生活課が生活安全推進委員会の事務局をもっております。私どもの事務局のなかでやっていきたいと思っております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 私もそのくちなんですが、日にちを忘れるとか、月に1回や2回となると、そういうことが十分に私は考えられると思いますし、私は5人ほどのこれから出動する方の役員と話をさせていただきましたが、役員の方たちは役場から役員の皆さんに協力をしてくれと言われるとできないというわけにはいかないと、最小限は協力をせざるを得ないと、本当は苦しいんだと、そんなことを言っておりますが、そういう認識を担当課は持っているのかどうか。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 役員会もそうですし、合同部会のときにもご説明をさせていただきました。町の考え方としては、こういうやりかたを変えて、有償ボランティアだという形でお願いしたいということでございますが、ボランティアというのは強制してやるべきものではございません。町のやりかたにご理解をいただいたとしても、理解はできるけれども、なかなか私は出れませんという方もおりまして、今回は協力ができないという方もいらっしゃいます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) うっかりミスで、自分の出るべき日にちを忘れて出ないということも私は年間200日もあればあるというふうに思うのですが、この把握はできるのかできないのか、どうでしょうか。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) やりかたが変わるわけですから、今ご心配をされているようなこと以外にもいろいろあるのかなと思います。今、考えておりますのは、従来からやられている方ではなくて、新しい方が担当をされるわけですから、しっかりとこの役割の仕事の内容を説明をさせていただきまして、今の忘れるのではないかという部分につきましては、前の日に事務局から電話を1本入れれば済む話でございますので、そういったことをやっていきたいというふうに考えております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 前の日から連絡をして、やる場合と突然相手から実は明日は都合が悪いんだということもあると思うのですが、その際には他の支援員の方のほうに代わりに出てもらえないかとか、やりかたはいろいろとあると思うんですが、その際に町民生活課の職員が対応するということが今後多く私は予想ができることだと思うんです。というのは、実は私は防犯協会の理事をやっていて、回転灯の関係でいつもしていたことがありまして、私は馬鹿まじめなほうですから、100%出動しましたが、まったく出動しない者もおられたので、そういうことがあったときの対応がどうなのかと、それと職員がそちらに行くと、朝7時10分頃から真冬の時期に職員が出る等々のことも今後はありうると、そのときの対応含めて、町民生活課の昨年からみると、職員が1人増えておりますけれども、なかで十分に事務分掌含めて13項目ある広いなかで対応ができるのか、心配しているのでありますが、課長、心配ありませんか。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 支援員の仕方を変更するなかで、清水・御影の小学校長先生ともお話をさせていただきました。人が変わるとしても、従来どおり見ていただきたい。従来どおりというのは、下校と登校時間、月曜から金曜日まで学校のある時間に見ていただきたいということで、そこは実施できますとお答えしました。いろいろと大変な場面もあるかと思いますが、必ずやっていかなければならないことだと考えております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 提案したものですから、必ず成功するよう努力するというのは当然だと思いますが、私が一連のなかでお示しした部分について、十分に参酌をして私はあの箇所だけでも専門的を者を配置する、小学校の低学年の児童が優しくその方に会うのが楽しみなような形になるような方策を私は考えていただかないと、今回、一連の条例改正等々出ておりますが、たぶん、私以外の議員についてもこんなことではちょっと賛成ができかねるなというふうに私は思いますので、そのへんを含めて、より安全が確保できる体制を現行より進めてやっていくという姿勢なのかどうかをお尋ねします。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) そのように考えております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 一連のなかで私は後継者がなかなか交通部会、防犯部会を含めて少ないし、なり手がいないということも、町長も憂慮されておりますが、今まで部会員になってくださいとか、協力してくださいということを全町的に町内会を通してなり、他の面を含めてやられてきたことがあるのか、そして今年やられているのかどうか、このへんについてはどうでしょうか。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 昨年の4月から私は今の担当になりましたが、今までやっていないと思います。それで今回の部分につきましても、かかわってくるわけですが、ご案内のとおり、交通安全推進委員会ばかりではないのですが、いろんな組織の高齢化ということで、高齢者が多く、若い人がなかなか入ってもらえないというなかでは、いろいろ広く活動をPRしながら会員を増やしていかなければ、将来的に大変なことになるというふうに考えております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 将来的にということを言われておりますが、このことは前から言われていることでありまして、交通推進員、交通指導員ですか、これについても年配であるために、いかに努力してやってくれているというのは認めているんだけれども、あれでは返って事故に遭うと、危ないということもあったりして身を引いたというのも聞いております。そういう面から見ると、今回のこの件についても、4月早々から積極的に募集活動なり、協力体制を組んで、なおかつ、体制が取れないがゆえに、交通部会なり安全部会に協力を求めるというのが、町長の言う協働のまちづくり、そちらの精神に合致するものではないかと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) さきほど答弁したとおり、実際にそういう募集をしてはいなかったというのはございます。ただ、今年度、お仕事を退職された方で4名新しい方がこの会に入っていただいております。引き続きこれまでやっていなかった部分の会員募集については進めていきたいと考えております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 今回のこの支援員の関係について、過去、交通整理等々について長年やられてきた方の体験を含めて、いろいろとお話を聞いたなかで、低学年の子どもというのは非常にシビアというか敏感というか、大人を見る目が鋭いと、どういうことかというと、例えば通ってだめなところ、交差点であってもだめなところを通過しようとしたときに、大きな声でだめだとか言うと、次の日から怖いおじさんがいるからあそこは通らないといって、ほかの道から学校に行った例があるんだと、扱いかたをひとつ誤ると大変なことになるんだとこういう話を聞いたんですが、こういうことについてどう考えますか。町長にお答えをいただきたい。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 今のお子さん、大変難しいのは承知しております。こぐまクラブといいまして、幼児から交通安全を徹底してやっていると、そのなかにおいても、優しさをもったなかでの叱りかたというか、指導ですね、そういうものをやっているわけですが、1年生に入りますと、それはとけたというか、一番やんちゃな時期になりますので、当然、そういう状況が起きる、そういうふうに感じる人もいるのではないかと思います。交通安全に関しては、さきほど課長からも言いましたが、PTA、学校と重々そういうことに対する指導をしながらやっていかなければならないと、
あそこの交差点の向かいの役場OBが交通安全で通年いいよと言ってくれておりますので、危険なところについては複数で、2人または3人とか、そういう体制を組むようにしていかないといけないかなと思っております。いずれにしても、小学生の低学年については、それぞれ担当課からいろいろと協議をしながらやらなければならないと、学校に近ければ、学校の先生も出迎えということもあるんですが、うちの場合は遠いものですから、どうしても多くのボランティアに頼らなければならないと思います。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 今回のこの提案に際して、いろいろな資料を見せていただきましたが、どの場所でも出てくるのも財政が厳しいので、今までやってきたこの方針は取れないんだということが出てくるわけですが、加えて本来町が取り組むべきものが今までやってきたのが一番好ましいんだというのも一部で出ておりますが、このへんについて考えてみると、昨年の緊急3か年プランのなかでどのくらいこのことによって削減ができるのかということをみたときに、年間50万円程度の削減ということからみると、先輩議員のなかにもありましたが、なんでもかんでも財政を理由に切ればいいというものではないと、私は思うわけです。加えて申し上げますが、このことについて今後検討されると思いますが、確保ができないと、原がいろいろ言ったけれども、あのことのようにはなかなかいかないとなった場合にはそのことをカバーできる体制をやはりさきほど言いましたように、1年間の削減額50万円にこだわることなく、交通推進員がなくなったわけですから、その程度のことであれば、年間を通して、責任を持って対応をしてくれる者を充てるべきだと私は思うんですがいかがでしょうか。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 後段の部分は町長がお答えすると思いますが、前段の50万円の削減という部分ですが、支援員について限っていいますと、現在は2名で1,944,000円がかかっております。それから、昔、清水地区に2名を非常勤で置いていた時代があったんですが、それが置けなくなって1名ですね、生活安全推進委員会のなかで配置している部分がございます。この方の分を合わせますと、2,252,000円を現在出しているところです。仮に有償ボランティアということで、当然、その部分の経費が出るわけですが、この額も確定までこれからの予算ですのでしていませんが、150万円程度の減額になるというふうに考えております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 私がさきほど言いました部分について、昨年出された緊急3か年計画のなかでは1年間53万円だったかというように記憶しているんですが、この数字はどこからはじき出された数字なのか教えてください。

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○議長(田中勝男) 休憩いたします。

○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。

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○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 失礼しました。原議員がおっしゃる行革の計画のなかで504,000円という数字が出てまいります。これにつきましては、さきほど私が言いました支援員2人を置くことで現在1,944,000円がかかっております。その後、これが20年度予算見込み額でみておりますが、実は21年度で1,440,000円の予算をみております。その差ということで、504,000円となっておりますが、この1,440,000円というのは、ボランティアに移行するなかでまったくゼロにはならないということで仮に置いた金額でございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) その504,000円ですか、この数字については、今言われている金額というのはこの段階でははじき出せなかった数字という理解をしていいんですか。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 実は私ども担当としましては、この時点では有償ボランティアの額をさきほど想定している額よりかなり高くみていたところです。そのあと、今回これから予算に入るわけですが、予算の前段で総合計画のローリングというのもございます。そのなかでいろいろとお願いしてきたわけですが、なかなかその額に満たなかったということでございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 最後に、教育委員長でも教育長でもけっこうですので、私がこの一連のこの件について質問をさせていただきました。私は、小学校の低学年含めて交通事故には絶対遭わないようにするにはどうしたらよいのかということを、前にかまえて質問させていただきました。一連の質問と答弁を聞いて、どのように感じたか、聞かせていただければと思います。

○議長(田中勝男) 教育長。

○教育長(横山一男) 子どもの安全・安心にかかわる件につきましては、2面性があると、1つは家庭や学校にあって子どもに対して危険回避能力を身に付けさせると、これは極めて大事なことだと思います。これは学校の教育をもってしたり、家庭での愛情のひとつだと思います。もう1つは私達大人が成すべき仕事の大きなひとつとして、子どもをしっかり安全・安心で守ってあげるということが極めて大事な要素にあると思います。要するに子どもたちを、今、原議員のご質問の2つ目の、子どもの安全・安心にかかわって大人の責務としてしっかりと守ってあげようとそういったことでのご質問であり、ご提案であるというふうに思います。学校現場としては、安全・安心さらにはそのことが生徒指導にかかわってくることもございますから、交差点等々に近づいている方からお話もありましたが、安全・安心にかかわることプラス、子どもの生徒指導にかかわることも学校に報告をされたりして、学校での生徒指導に大きく役立っているという報告もいただいておりますので、子どもの安全・安心にかかわることについては、今後も私たち大人が、行政が、または地域が一体となってしっかりと進めることが大事であると感じました。感想です。

○1番(原 紀夫) 終わります。