北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成20年第9回定例会(12月17日)

○議長(田中勝男) これより本日の会議を開きます。(午前10時00分)

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○議長(田中勝男) 日程第1、行政報告を行います。
 町長から行政報告の申し出がありました。これを許可します。町長。

○町長(高薄 渡) それでは、本定例会に追加で1件、ご報告申し上げたいと思います。
 新得警察署熊牛駐在所の清水交番への統合計画につきまして、ご報告申し上げます。
 去る11月19日新得警察署の担当者が来庁され、熊牛駐在所について平成23年4月から清水交番に統合したく、このため地域説明に入りたいとの説明を受けたところです。
 統合の主な理由は、熊牛駐在所の刑法犯及び人身事故など警察事象の取り扱い件数が近年減ってきていること、駐在所の建物については昭和57年築で建替えの時期にきていることなどで、現在4人体制の清水交番を5人体制にすることで警察業務の効率化を図りたいとのことであります。
 その後、新得警察署では11月22日に熊牛地域連合会長はじめ美蔓・松沢・北熊牛の連合会長、人舞・下人舞の地域振興会長に説明がなされました。これを受けて熊牛地域では12月8日に6地域会長等会議を開催し、熊牛駐在所の存続を求める地域住民の署名活動を進めることになりました。
 町といたしましても、熊牛地域には熊牛保育所があり、北海道芸術高等学校を誘致した経緯などからも熊牛駐在所は絶対必要であることから、去る12月5日にその旨を新得警察署長に申し入れ、再考を求めたところであり、今後も熊牛地域の安全・安心を願う住民の思いを尊重し熊牛駐在所の存続を求めていく所存であります。
 以上、新得警察署熊牛駐在所の清水交番への統合計画についての行政報告といたします。

(妻鳥議員より行政報告文書が配付されていないとの発言あり)

○議長(田中勝男) 先日の議員協議会後に配付した封筒のなかに入っております。

○議長(田中勝男) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら、許可します。質疑はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
 これで行政報告は終りました。

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○議長(田中勝男) 日程第2、議案第81号、非常勤職員の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
 本案について、提案理由の説明を求めます。
 初めに、副町長。

○副町長(安曇達雄) 本件につきましては、一般質問のなかでも、交通安全支援員を廃止することによりまして、指導体制が後退しないかということで大変ご心配をいただきました。これを重く受け止めさせていただきます。通学児童の街頭指導体制につきましては、この交通安全支援員は廃止をさせていただきますけれども、ボランティア層の拡大を図りながら、子どもたちへの安全指導、子どもたちとの接点、こういったものも大事にしていかなければならない、そういうふうに考えまして、専任ができる方を配置して街頭指導が継続できるように新年度に向けて調整してまいりたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

○議長(田中勝男) 次に、町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 議案第81号、非常勤職員の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由をご説明します。例規集では、第1巻4,291頁から4,312頁までに登載されております。今回の改正の内容につきましては、非常勤職員の職名及び報酬額を定めている別表1から交通安全推進員の項及び交通安全支援員の項を削るものでございます。
 ここで、交通安全推進員及び交通安全支援員の業務内容についてご説明させていただきます。まず、交通安全推進員につきましては、本町ではこれまでは男性1名を配置し、交通安全パトロールを通じて町民の交通安全意識の喚起や安全運転を呼びかけて、老人クラブや学校等の交通安全教室での指導などを主たる業務として実施してまいりました。また、交通安全支援員につきましては、女性2名を配置し、清水・御影の児童生徒の登下校時の安全通行の保護と誘導をはかり、交通事故を防止してきたところです。
 この交通安全推進員、交通安全支援員につきましては、昨年度策定しました行財政健全化実行プラン第二次緊急3か年計画では、交通安全啓発の推進体制や交通安全街頭指導体制を見直すこととしていたところです。
 本町の財政事情から非常勤職員としての交通安全推進員、交通安全支援員は廃止するものの、形は変わってもその任務は今後も必要であると考えているところであります。
 新年度からの見直しの内容ですが、本町の交通安全や防犯活動にご尽力をいただいている生活安全推進委員会と協議をさせていただきました。その結果、次のように実施する計画でございます。交通安全推進員が担当しておりました、町内の交通安全パトロールにつきましては、職員と生活安全推進委員会で実施してまいります。交通安全教室等の指導につきましては基本的に新得警察署に講師派遣を要請し実施してまいります。
 また、交通安全支援員が担当していた児童生徒の登下校時の街頭指導につきましては、生活安全推進委員会の協力を得て、複数の有償ボランティアにより実施してまいります。なお、この街頭指導につきましては、冒頭、副町長より申し上げましたように、子どもたちの安全がしっかり確保できるよう専任できる方を配置する方向で調整をしてまいりたいと考えております。
 一部改正条例の附則といたしまして、この条例は平成21年4月1日から施行するものでございます。以上で、提案理由の説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) これより質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 1番、原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 過日の一般質問のなかで、30分という限られた時間ですが、私はこの件につきまして、いろいろとお尋ねをさせていただきました。ただいま、新年度から私の発言を受けて、複数名を配置して専任を配置するという方向を示されたわけですが、この専任を配置する分について、複数名ということですから、2名か3名なのかわかりませんが、1名でないことは確かでありますが、加えて、私は過日の質問のなかでも申し上げましたが、年間通して20日間程度の長い期間、やはり責任を持って対応をしてもらうということになれば、それなりの報酬は必要であろうと考えますが、この部分について、予算の範囲を言われておりますから、かなり現行よりは低いものになるのではないかと予想されますが、現行はどのように考えておられるのかをお尋ねします。
 もう1点、私、今朝ですが、問題となっているこの箇所に行きました。偶然、清水小学校の清水校長先生が街頭に立っておられました。加えて清水警察署のパトカーも出動して横に配置していたという現状に、さらに顔の悪い私がいたと、こんなことがございます。警察官もいる、校長先生もいる、支援員もいる、そしてじいさんもいるというなかでは、非常にマナーを含めて変わると、一時停止の線がありますけれども、普段はあの停止線で止まる車はほとんどないと言われておりますが、今日のなかでは一旦白線で停止してその後徐行して前に出てそれから発車するということをしているということを踏まえてみたときに、やはりあそこに配置というのは非常に重たいものがあるとこういう感じを受けたわけです。
 加えて小学校長とも若干お話をさせていただきましたが、私の過日の質問で主張をしておりますように、あそこの場所は大変な場所だということを含めて、年間通してこの場に定期的にいるというのは、非常に大切なことだと、学校としても非常にそういうことは望ましいと思うんだけれども、予算上、やはりできかねるということであれば、私どものほうとしては、なんともしがたいということを言われておりました。
 わたしは本件についてはもう一度いろんな面から考え直して、再度提案をすべきものではないかとこういう考えを持っておりますので、ただいま言いました件ですが、加えて、昨日、副町長以下、幹部職員があの現地を視察したということを今日聞きました。視察した目的は何なのか、このへんについてお尋ねします。以上です。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。副町長。

○副町長(安曇達雄) それでは、ただいまのご質問にお答えいたします。予算的にそのへんの部分はどうなのかと、対応が可能なのかということと、年間を通した形できちんと対応する形が取れるのかどうか、この部分については、現在の考え方としましては、予算枠内で、そういった方向が取りえるだろうと考えております。それで具体的にこれから委員会等々、関係団体等々との詰めを当然していかなければならないので、そのなかで内容が煮詰まってくるかと思いますが、私どもの考えとしましては、年間を通して常置できる、そういった体制を組んでいきたい。それにあわせた予算についても工夫をしていきたいというふうに考えております。
 それから、今もお話がありましたとおり、昨日、いろんなお話をいただきました内容を、私としましてもできるだけ現状を見てみたいということで、朝、出向きまして、状況を見させていただきました。あそこに配置することで、子どもたちとの接点という部分では非常に大きなものがあるなという感じは受けました。そういったことも含めて、適切な対応が何とか取れるように工夫しながら進めてまいりたいと思います。以上です。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 現行のなかで、年間対応が予算的にも可能だろうという判断をされているということですが、私は非常に不安だという気を強くしております。特に、今、副町長から答弁いただきましたが、私はこの改定をするにあたって、あそこの場所を含めて、児童を交通事故から守るという大きな観点に立って、十分に状況等も参酌して本件を出しているものだという理解をしていたのですが、どうもそう重たくは捉えていなかったのではないかと、こんな気さえするわけです。
 再度、お尋ねしますが、現行の予算で対応できるという判断をしているようですが、いろいろと募集した結果、なかなか額的にもこれでは年間対応は厳しいということになったときには、また再度増額することも考えなくてはならないということはあるのでしょうか。

○議長(田中勝男) 副町長。

○副町長(安曇達雄) この予算的な措置につきましては、現状の詰めの段階でどういう形になるのかということは申し上げられませんけれども、今の考え方としましては、さきほどお話がありました単価を若干引き下げしながら、そのなかで可能な方をお願い申し上げるという方向になるだろうと思います。まず、現状のなかでは、現行の枠内のなかで考えていきたいと思っております。以上です。

○1番(原 紀夫) 終わります。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
 11番、荒木篤司議員。

○11番(荒木篤司) 何回も同じことを言ってきましたが、2・3日前でしたか、新聞に北海道の交通事故の死亡者数の現状というかが載っていましたよね、それによりますと、今年はまだ15日くらいありますから、何人になるのかわかりませんが、260人ぐらいかなというふうに載っていました。去年は280人ぐらいだったかなと思いますが、どんどん毎年減っている状況ですよね。この前も申し上げましたが、清水で3件の死亡事故があったということをどうとらえているのかと、担当課としてどういうふうにとらえているのか、首長としてどうとらえているのか、ちょっと教えてください。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 昨年2名、今年3名の死亡事故ということで、大変重たいことだと思っております。1件の事故もないようにいろいろと生活推進員の皆さんが日常から献身的にパトロール等に尽力されているんですが、結果としてはそのようになっているということでございます。そんななかで、今回、交通安全推進員ですか、それをやめて、職員と生活安全推進員でやっていかなければならないのですが、いろんな形で町民の交通安全に対する喚起などを広報を使ったり、本年につきましては、初めて町民交通安全大会という形でやらさせていただきましたけれども、通年のなかでいろんな部分で引き続き交通安全を喚起をしていかなければならないと考えております。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 交通事故につきましては、運転する側、それから歩行者等々、常時気をつけなければならないと思うわけです。清水町内における長年培ってきた交通安全体制、これは本当に活躍をしてくれました諸先輩の皆様方に敬意を表するところであります。常々いつもお話しているのは、交通の要衝でありますから、いつ何時被害に遭われる可能性もなきにしもあらずということから、できるだけ町民の方が理解を、交通安全指導を徹底して、身を守るということを中心に活動してきたのも事実でございます。多くの死亡者というのは町民の方ではないというのは、そのへんについてはよかったと思うわけですが、国道、道道での事故を防ぐというのは非常に難しい状況にあります。我々は交通安全標識を順位を決めながら、警察とも協議しながら要請しているんですが、なかなかこれが思うようにつかないと、町単独でつけられるのかとなれば、それもできませんので、公安委員会の指定になりますので、その時点で起きたところの一番可能性の高いところについては、私どもとしまして、信号を増設をしていくような要望を強く求めていくというしかならない状況です。いずれにしましても、町場における安全対策は抜かりなくやると同時に、国道における青色回転灯をつけたりしながら、住民運動としてしっかりともう一度さらにしていかなければならないだろうと強く思っているところです。

○議長(田中勝男) 荒木篤司議員。

○11番(荒木篤司) 交通事故に限っていえば、運転する人がしっかりと注意をしなければならないということなんだろうと思いますが、それと同時に行政側の対応といいますか、それも無視ができないのではないかと思うんです。今年の9月下旬に、私のすぐそば、下佐幌基線18号の交差点で死亡交通事故が発生しました。後のことについて言えば、道路を直したり、側溝を直したりするというのはすぐに対応ができたんですが、その後ですね、何もないんですよね。一度、担当者のところに行って話をしましたら、とにかく一灯式の信号ですから、赤と黄色ですよね、お互いに無視して通るものですから事故になるんですけれども、そこで何とかならないのかという話をしましたら、道路に少しでこぼこするのを交差点でやりたいとか、あるいはここで重大な事故が発生したということで看板を立てたりとかいうことをおっしゃっていたんですが、まだ3か月近くなりますが、何もしていないと、ほとんどあそこを通る人は、今、言ったように、信号無視して通っているという状況なんです。そういうようなことを結局は何も対策をしていないということですから、やはり推進員がいればそれで対応ができるかというとそれはわかりませんけれども、しかし、ここで事故が起きたということの後の対応として、さきほど原議員がおっしゃったように警察だとか関係者がいれば、それぞれ運転手は注意をするわけですよね。そういうことも一切しないというかできないというか、そういう状況がずっときているということは、この推進員制度というのは必要ではないのかと私は思っているんですが、町長はどう思いますか。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 私もそれに越したことはないと思います。しかし全般的に推進員一人で清水町内のそういうことができるかといったら、これは不可能ですね。業務がそれだけではありませんので、いわゆる違う業務、他の業務もやらなければならないというなかでは、一人では不可能であると、ですから対策としてできなかったことはちょっとその後の対応がどういうふうになったのかは、ちょっとお聞きしていませんけれども、今のお話のようであれば本当に申し訳ないと、やはり事後の対策をやらなければならないと思います。
 今ですね、議員の皆さんもお分かりだと思いますが、現実問題として町の財政というのは、良くなってきているのかといえばそうではなくて、現状ぎりぎりのなかにきているんですね。そういうなかで、いかにそういうやつをフォローしていく体制づくりをしていくのかということが、見直しをしていかなければならないということが大切だと思うんです。けれども、行うことはやはり現状のままではいけないので、見直しをしながら、より方向性を良いほうに向けていくということが必要でないかと思うわけです。
 一般質問のときにもお答えしておりますが、町に専属に例えば1人ではなく複数いたからといって、それが予防できるかということになると、そうではないと、やはり消防でも消防署員といいながらも消防団員というボランティアをしていただいて、この火災や防災にあたっているんです。ですからそういう方向にもっていけないものかと、これが住民運動であるし、住民と行政の協働のまちづくり、みんなで危険回避をする、みんなでもっていこうと、福祉についても同じですが、そういう方向性を生み出すように、改善策を求めていかなければならないと、いつまでもまかせておけばいいんだという安心感はありますが、住民が能動的に活動に入る力を失なうようなことはできないと、住民が能動的に活動できるまちづくりを目指さなければいつまでたっても同じことですし、仮に配置したからといって、死亡事故がなくなるのかといったらそうではないと、郊外等についてはいつどこで起きるのかわからない状況にあります。もう少し言わせてもらえば、警察署も巡回を強めていただかなければならないというふうにお願いをしなければならないと、加えて交通信号機のそういったところの重大さを鑑みまして積極的な働きかけをしていきたいと思います。

○議長(田中勝男) 荒木篤司議員。

○11番(荒木篤司) 結局は町長のお話ですと、町民の安心安全というのが、どこにいったのかなというふうに感じました。清水町のどこで起きるかわからないから、それは対応しきれないとおっしゃることもわかります。しかし、これをよく見ますと、交通安全推進員というのは40時間勤務することになっているんですよね。週に40時間勤務するということは、職員の皆さんと同じですよね。そうするとそれだけ町内をいろいろとパトロールできるのではないかと、それだけでも抑止効果があるのではないかと思うんです。町としてはすぐにボランティアとおっしゃいますけれども、そう簡単にボランティアですべてが対応ができるのかと、町全体として成熟がしていないと思うんです。ですから、行政としては、すぐにお金の問題で安上がりの行政をやろうということになるとそういう話になっちゃうんですけれども、こういうところは考え直す必要があるのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 職員で対応ができないのではないかと言われておりますけれども、現在、そういった環境問題、それから交通防犯、生活安全ですね、そういったものを含めて、機構の組織のなかで検討をしておりますので、そこに付け加えまして、今のようなことを含めて考慮をしたなかで、人的な部分も対応をしていかなければならないだろうと私は思いますので、その部分は対応可能であると思っております。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。

○議長(田中勝男) これより討論を行います。

 討論はありますか。

(挙手者あり)

○議長(田中勝男) まず、原案に反対の発言を許します。
 2番、橋本晃明議員。

○2番(橋本晃明) 私は、この議案に反対の立場から討論を行います。先日の原議員の一般質問に対する町長答弁、通学児童街頭指導体制の変更について見直すべきであるという質問に対して、町長は何かをやろうとすると必ずできないという声があがると、協働のまちづくりのなかで、こういうことが改善できないのが本町の問題点だというふうに答えられております。原議員から、それは私の質問についてのことかと聞いたことに対しては、否定されておりますが、この発言はなかなか見逃しにできないものを含んでいると私は考えています。
 昨日の一般質問のなかで、原議員が交通支援員の必要性について、いろいろと質問をされておりましたが、私も交通支援員を有償ボランティアで町民の活動のなかに広げていくという考え方は基本的には反対ではありません。しかし、原議員が言われているのは、清水小学校のお寺の交差点、あそこの危険性は特別だから、そこをボランティアだけでやるのはいいのかということについて、特に質問しているように私は感じておりました。すなわち、机の上で練った計画を押し広げようとしたときに現場からの問題点というのを十分に拾い上げなければやはりきめ細かな政治というのはできないのではないかという一つの例だと私は考えております。
 町民生活課長が答弁をしているなかにおいても、いろいろと問題はあるんだけれども、大方針だからそれでやっていかなければならないんだというような苦渋のニュアンスが含まれていたように感じました。その一般質問の後に、原議員の質疑でもありましたが、現場を視察したり、改めて協議をして、専任の方をボランティアとしてお願いする形で機能を高めていきたいという説明がありました。この際、これは基本的に見直して、新たに出しなおすべきではないかと私はそのように思います。3月の予算議会までに少なくとも、臨時会が2回あるはずです。これについては、にわかに考えたことではなくて、しっかりと、有償ボランティアで受け皿ができるのであれば、その部分もしっかりとつめたものをもって、改めて出しなおす、それが最善の策だろうと私は考えます。よって、本日のこの議案については反対ということで討論を行います。

○議長(田中勝男) 次に、賛成者の発言を許します。

○議長(田中勝男) ほかに討論はありませんか。

○議長(田中勝男) 次に、原案に反対者の発言を許します。
 1番、原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 私は本改正案につきまして、反対の立場で討論に参加させていただきます。過日の一般質問のなかにおきまして、私はいろんな面からこの今回の改正につきまして、どのようにこれから取り組んでいこうとしているのか、明確に聞きたいなという思いで種々質問をさせていただきました。私の質問につきましては、担当課長からほとんどの答弁を頂戴しましたが、全体を通して私の印象としましては、非常に苦しい答弁をされておられるという感じを受けたわけです。本日、私の質問を受けて副町長はじめ町長からも新たな提案的な答弁をいただきましたが、私はまさにボランティアに反対するという立場ではございません。まさに大いにこれから清水町を盛り上げていく、こういう立場を大賛成です。しかしながら、今までの過程を見てみますと、非常に今回この改正につきましては、不安定なところがあると、このまま果たして、4月1日から、町が意図しているような方向で実施ができるのかどうか、私は疑問に思っているわけです。したがいまして、橋本議員からも、もう一度年度内に再考し出し直してはどうかという、こういう前向きなお話がございました。私もそのことについて賛成であります。まさに、子どもがこれから1年ではなくて、小学校がある限り、あの場所はなくなるわけではないんです。いろいろな面からこの事案については、再検討をするべきだと思います。1つとってみますと、スクールバスの停車場所を学校の前に移動して、あそこを通る子どもたちの頻度を少なくするとか、いろいろな見方があると思います。そういう面から、今まで何十年もあのままでやってきたのが、ごく自然な形で流れているわけです。今回これを契機にもう一度町全体でじっくりと考えて町民全体となるような提案を期待し、反対討論とします。

○議長(田中勝男) 次に、賛成者の発言を許します。

○議長(田中勝男) 原案に反対者の発言を許します。

○議長(田中勝男) 賛成者の発言を許します。

○議長(田中勝男) ほかに討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで討論を終わります。

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○議長(田中勝男) これより、議案第81号、非常勤職員の報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) ただいまの結果、賛成、反対が同数であります。
 よって、地方自治法116条の規定により、議長が本案に対して裁決をいたします。
 議案第81号については、議長は否決と裁決いたします。

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○議長(田中勝男) 日程第3、議案第82号、清水町行政財産使用料条例の一部を改正する条例の制定について、議案第87号、清水町道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定についてを一括議題とします。
 本案について、提案理由の一括説明を求めます。
 はじめに、町長。

○町長(高薄 渡) それでは、提案する前にご説明申し上げます。本件につきましては、使用料の公共料金についてでございますが、町民の皆さんにご利用いただくサービスのコストを考慮し、サービスを受ける方と受けない方との負担の公平性を確保することを基本に、これまで3年ごとに見直しを行ってまいりました。基準としている国や道の法令改正が行われた場合や、施設改修、それから事業目的変更の場合には適宜見直しをさせていただいているところです。このたび、使用料等の改正にかかわる条例の一部改正6件を提案させていただきますが、行政財産使用料等条例の郵便差出箱設置にかかわる町有地の使用料並びに道路占用料につきましては、国及び北海道の占用料改正に準じて見直しを行い、さらに公衆浴場入浴料につきましても、北海道が告示した公衆浴場入浴料金統制額の改定を受けて見直すこととしたものであります。
 これまでの議会論議のなかで、ご意見をいただいておりますパークゴルフ場の利用にかかわる1日券の共通利用につきまして、検討の結果、共通利用を可能とするという見直しを行ったところであります。さらに先般、学校給食審議会をもとに議論されておりました給食費につきまして、学校給食法の定めに基づきまして、給食賄い材料の高騰を受けまして、やむ得ず額の改正を行わなければならないしだいでございます。今、子育て環境が大変厳しいなかに父母負担にご負担を願うことは大変心苦しいですが、なんと申しましても、町財政の健全化を目指さなくてはなりません。忍びなくこの部分については、改正をせざるを得ないということにしたところでございます。なお、新年度の予算の編成にあたりまして、そのなかで小中学生への現状の父母負担、これがどのような形になっているのかを、検討を教育委員会で行っていただきまして、なんだかの許す形のなかで最低限であるかと思いますが、負担軽減をしていかなければならないと存じているところでございます。
 原油価格の大きな変動や、アメリカ経済に端を発した世界的な不況、そしてわが国の住民の暮らしが非常に厳しくなっている状況です。使用料もただ単に3年ごとのではなくて、一定の社会情勢も踏まえたなかで使用料の改定も行っていかなくてはならないわけですが、今までの積み重ねたことと、さらに今後、まだまだ厳しくなる自治体行政ですが、我々、特に本町におきましては、他町村に比べて悪い状況でございます。課題を先送りしないように条例の改正を提案するものでございますので、皆さん、ご審議のほどよろしくお願い申し上げて、説明とさせていただきます。

○議長(田中勝男) 次に、総務課長。

○総務課長(荒木義春)  議案第82号、清水町行政財産使用料条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由のご説明を申し上げます。
 例規集では、第1巻の6,541頁から登載されております。お手元に配付させていただいております、第9回清水町議会定例会議案説明資料、この1頁をご覧いただきたいと思います。平成19年10月、日本郵政公社の民営化に伴い、本年4月より行政財産に設置する郵便差出箱、いわゆる郵便ポスト設置に伴う使用料をいただいてございますけれども、この使用料は年額450円を400円に改正するものです。行政財産に設置する郵便ポストの使用料は国道及び道道に設置されている郵便ポストの道路占用料に準拠して450円に設定いたしましたが、国においては平成20年4月1日から、地価水準の下落等の理由で400円に改定し、北海道におきましても、国に準拠する形で400円と改定したため、本町におきましても、北海道の道路占用料に準拠し400円と改定するものでございます。
 なお、改正により、行政財産に4箇所の郵便ポストがありますので、年間200円の減となるものでございます。附則として、この条例は平成21年4月1日から施行いたします。以上で、議案第82号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願いします。

○議長(田中勝男) 次に、87号について、都市施設課長。

○都市施設課長(栗本勝矢) それでは、議案第87号、清水町道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由のご説明を申し上げます。例規集では第2巻6,431頁から6,443頁で、該当部分は6,441頁と6,442頁に登載されております。ご説明資料については、3頁になります。改正の理由ですが、今、82号で説明されたことと同じでありまして、道路占用料につきましては、従前より北海道道路占用料徴収条例の別表を準拠しており、北海道の改正内容にあわせて今回改正するものです。
 改正内容につきましては、説明資料の3頁をご覧いただきたいと思います。
 現在、別表に記載されている占用物件は28項目あります。それぞれに占用料が設定されており、この占用料の全部を改正するのと、新たに表の下段にあります、法第32条第1項第2号に掲げる物件の項目が、一部細分化され、6項目から9項目と、3項目増やすものです。次の頁の上段にあります、法第32条第1項第5号に掲げる施設の3項目の合わせて6項目を追加して、それぞれ占用料を設定し、全部で34項目とするものです。一部文言の整理をさせていただくものです。
 附則として、この条例は平成21年4月1日から施行して、経過措置として、この条例施行の際、現に占用の許可を受けている道路の占用料については、改正後の清水町道路占用料徴収条例別表の規定にかかわらず、なお、従前の例による。
 以上、改正の説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) これより一括して質疑を行います。
 質疑はありませんか。
 9番、妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 議案第81号と議案第87号についてですが...(途中中断)

○議長(田中勝男) 妻鳥議員、議案第81号はさきほど終わりました、議案第82号ですね。

○9番(妻鳥公一) これについてちょっとお伺いします。郵便ポストの件ですが、450円から400円にするという、その理由が国と道に準じるという考え方だと、そのなかにはひとつは地価の下落があると、そう簡単に書いてあるんですね、両方とも、これは本当に地価の下落が全体にどんなふうになっているのかということも、なんか根拠がなくね、ただぽろっと出てきて、だから下げるんだと、どうもはっきりとした理由にならないんですね。そこの算定とか何とかというのは、これは国が先にやって、それをずっとおろしてくると、そういうしくみになっているんですか。このしくみをはっきりとさせてください。
 これは国に準ずるんですから、準じなくてもいいんですね、これが2点目、ここのところを教えてください。
 それからもう1つ、私はこれは2つの項目で、郵便ポストは4つだというから、200円ですか、減るんだと、しかし、この電柱やこの電話線の電柱、これらは町が2,616,000円も収入が減るんです。もらうところは北電、NTTでしょう、主に、大企業ですよ。あそこは今は傷んでないんですよ。それがこうやって国はそういうところに国がやるんですが、そういう大企業に支援をしてね、こんな今傷んでる地方自治体にこうやってやるのは、金額は町だけで260万円ですからね、全国合わせたらたいしたものなんですよ、国や道、町村、こういう国の政治に対して、私はどう考えているのかということをちょっとお伺いしたいんですが、やりかたに対してです。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。総務課長。

○総務課長(荒木義春) ただいまのご質問にお答えさせていただきます。まず、道路占用料、郵便ポストも道路占用料に準拠して改定をさせていただいておりますので、基となるのは国が徴収している道路占用料、それが基本として現在まで、国に倣って北海道も、国に準拠して改正をしてきておりましたし、本町におきましても、北海道の改正に準拠して行ってまいりました。これは十勝管内すべての町村が北海道に準拠してという形で現在まで占用料を設置してきてございます。
 根拠としては、占用料を設定する根拠として、議員がおっしゃるように準拠しないで清水町独自でという方法もあるのではないかというご質問ですが、例えば本町において、国道に設置するものと、あるいは道道に設置するもの、郵便ポストでもいいんですが、町道に設置するポスト、これはバラバラということも、可能性としては生ずるといったことで、従前から北海道に準拠する形でこの料金を設定させていただきました。したがいまして、今回におきましても、地価の下落、ここに記載をしておりますが、町村合併によりまして、その町全体平均の土地の価格が下がるといったこともあるようで、それを受けまして、国において本年4月から改正がされましたので、それに準拠して北海道が改正したと、それを受けて清水町も改正させていただくということでございますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 国に準拠して、根拠は地価の下落だというのはここに書いてあるとおりですね。私が質問したのは、それが根拠だと、それ以上のものはないんだと、そういうことですか。それを質問したんです。根拠をちゃんとしないと、それだけで説明にはならないと思っていたものですから。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。総務課長。

○総務課長(荒木義春) 根拠はさきほど答弁させていただきましたけれども、清水町独自でこの種の使用料を設定はしてはございません。従前から国並びに道に準拠して使用料を設定させていただいておりますので、今回につきましても、値下げとなるわけですが、ご提案をさせていただいたところです。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) それでは根拠にならないんですが、独自に考えられないのかという部分と同時にお答えになっていると思うので、ひとつ、最後にこういうしくみについて、今の現状では、200万円ものお金が占用料を下げるという国のやりかたに対して、しかも手続きは国が決めておろしてくるというやりかたね、こういうやりかたに対して、それは大企業ですよ、何も傷んでない、これに対して町長はどう思いますか。

○議長(田中勝男) 副町長。

○副町長(安曇達雄) 道路占用料ですが、国の法改正、道の条例改正、それに準拠した形で市町村がそれぞれ額を定めております。今回の減額というのは、土地の下落、これを調査しまして、国が一定の都市部や市・町村の3つに区分しまして、そこに占用する物件のいわゆる占用使用料ですか、こういったものを規定したということです。当然、それには地価の下落にかかわりまして、単価だとか面積、そういったものも含めて調整をされて、この単価が決定されております。道路占用料の制度につきましては、調査、国におきまして調査検討会というものがおかれておりまして、ここで専門的に事情調査、そういったものを行いまして、当然、学識経験者も含めまして、占用料制度について、検討した結果、平成19年にそういう必要性があるんだという報告がされて、それを受けて国が料金の設定をしたという内容です。町村でそれを独自に改定できないかというお話ですが、これは必ずしも法に規制されるものではございませんので、占用料の設定はできますけれども、ただし、根拠とする部分が町村として設定ができるのかとなりますと、非常に困難です。といいますのは、評価額については、こういう町村というのは低いので、その評価額を基にして占用料を設定した場合はたぶんまだまだ低くなると、そういう状況になると思います。そういう意味で国が定める甲乙丙の地区設定を参考にさせていただきながら、全国町村のなかではこれを準拠した形で制定していくということになるだろうと思います。私ども財政的なことを考えますと、大変苦しい部分があるんですが、それでは根拠としてきちんと表すことができるのかというと非常に困難性があるんだということです。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
 11番、荒木篤司議員。

○11番(荒木篤司) 1点だけお聞きしたいんですが、この道路占用料をいただく相手、60項目ですよね、このなかで清水町の町民の方からいただくというのはどこかあるんでしょうか。

○議長(田中勝男) 都市施設課長。

○都市施設課長(栗本勝矢) 今のご質問にお答えします。おおまかに該当するというのはないのですが、ある程度は個人的に枡を入れるとか、管を道路を横断してやるとか、そういうものが出てきます。4頁の法第32条第1項第6号に掲げる旗だとか、そういうのが、今、現実的には町としてはこの部分ぐらいかなという感じがします。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) パークゴルフ場の使用料の関係と給食費の...(途中中断)

○議長(田中勝男) 原議員、そこまではいっていません。

○1番(原 紀夫) 失礼しました。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。

○議長(田中勝男) これより、一括して討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第82号、清水町行政財産使用料条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第82号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第87号、清水町道路占用料徴収条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第87号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) ここで休憩いたします。(午前11時08分)

○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午前11時20分)

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○議長(田中勝男) 日程第4、議案第83号、清水町学校給食センター条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
 本案について、提案理由の説明を求めます。教育課長。

○教育課長(石黒 勉) 議案第83号、清水町学校給食センター条例の一部を改正する条例の制定についてご説明いたします。
 同条例につきましては、例規集第2巻611頁から登載されております。給食費につきましては、同条例の第3条規定に基づき別表で定めております。第9回清水町議会定例会議案説明資料の7頁をお開きください。
 別表1人1日当たり小学生200円を220円に、中学生247円を270円に、へき地保育所児童及び幼稚園児115円を125円に改正するものです。改正理由につきましては、春以来の著しい給食費賄い材料費の高騰に対処するため、児童生徒の給食の質、量、安全・安心を確保し、給食を提供していくためであります。附則としまして、この条例は平成21年4月1日から施行するものです。以上で、提案理由の説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) これより質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 2番、橋本晃明議員。

○2番(橋本晃明) ただいま、提案理由を伺ったわけですが、詳しく伺いたいと思います。先日の給食費の補正のところで、140万円ほど不足になっていると、さらにパンの回数を減らすとか、米粉パンをやめるとかいう努力をして、40万円圧縮しているというお話がありました。今回、ここに値上げによって、賄い材料費の増加分が3,734,000円と出ております。数字がちょっと合わない部分で、ひょっとするとそこまで値上げをしないでも足りるのではないかというような印象がちょっと出てくるのですが、そこらへんの実態、今後の値上げだとか、食の安全に対する懸念だとか、さまざまあろうかと思いますが、そのへんについての説明をお願いしたいと思います。

○議長(田中勝男) 教育課長。

○教育課長(石黒 勉) 補正予算の際にもご説明をさせていただきましたけれども、私どものセンターの給食の食材の調達につきましては、町内で調達できるものは町内で、それから管内、道内、全国という形のなかで、食材を学校給食協議会と通じまして、食材を調達している状況です。それと牛乳につきましても、町内の業者からの牛乳も週に5日間のうち2日間を町内の牛乳を提供している状況です。それで本年の給食の食材につきまして、春以来の高騰もございまして、メニューの工夫もしながら、現状を行っている状況でございます。明年以降の部分につきましても、食材の安全安心、町内の地産地消を基本としまして、食材を調達し、児童生徒の安全安心な給食に努めてまいりたいと考えているところです。

○議長(田中勝男) 橋本晃明議員。

○1番(橋本晃明) 要するに値上げ前のような給食、食材が高騰する以前の給食のような形で、メニューを組んでいくとすれば、この370万円ほど必要になるということで、それが本来の食の安全だとか、地元のものを使っていくという方針でいくと、そうなるということなのかどうか、ちょっと今の答弁でははっきり聞き取れなかったんですが、そういうことなんでしょうか。

○議長(田中勝男) 教育課長。

○教育課長(石黒 勉) 今の現状のなかで、私どものほうで承知をしている部分については、まだ確定ではございませんが、牛乳200cc1パックあたりの単価の部分についても1円ちょっと改正する予定が、協議会通じて承知をいたしております。それが議員からご質問ございました、本年の給食を提供する以前のメニュー等になるのかというご質問かと理解をしますが、19年、20年と比較しますと、20年の部分については、春以来の食材の高騰ということもございまして、メニューと食材の部分についても変更した部分もございました。1つの例としまして、従前までは牛肉を使っていた部分を鶏肉に変えたという状況もございましたので、そこの部分につきましては、19年度と同様な形のメニューの献立が実施できるのではないかと現在考えているところでございます。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
 5番、中島里司議員。

○5番(中島里司) 基本的に教育委員会会議でいろいろな諸般の事情を判断して決められたと私は理解しております。現状としてはやむを得ないのかなという気持ちは強いのですが、そういうなかにあって、一般質問、さきほどの町長の提案理由の説明、これをお聞きしていて、町長は財政健全化のために、父母負担をお願いしたいという説明をしているわけです。現実にそうであろうと理解しておりました。それが一般質問のなかでも、答弁のなかにありましたし、たぶんさきほどの提案理由の説明にもあったというふうに思いますが、父母負担の軽減を何らかの方法で考えると、これは教育委員会とは関係のない話になるかと思いますが、今、こういう料金改定を提案されて、そしてもうひとつ父母負担軽減を図る方法をということを言われております。
 しかし、議会議員としては賛成、反対というか、意思表示のしかたがそれしかないわけです。そうすると、この議案については賛成だけれども、次のあれによってはこれはだめだよということになりうるかもしれない。町長も推定で言ってますから、私も推定で質問しますが、要するに提案しているものをどう理解を、議会や町民に理解をしてもらうということを私はそれが大事だと思っていますが、どうも話を聞いていると取引をしようとしているきらいがあると、父母軽減をするという、この提案をするときに、ここで給食費が父母負担上がるから4月以降はこういうふうにしますと、もう新年度予算に入っているわけでしょう。そういうのがなければ、町長、思いはわかりますよ、でも思いだけではだめなんです、執行責任者ですから。こちらでは教育委員会会議の決定を尊重しなければならないという立場にあると思いますので、町政としてこういうふうに父母負担の軽減を図っていきたいと、具体的なもの、ある程度はじめて僕は執行者の思いがお話になるというふうに思うんです。というのは、町長、それは新聞にもそういうふうに出ましたね、町長がそういうふうにすると、私が言ったことを間違いなくやりますよというのであれば、話は別ですが、内容によって議員として判断をしなければならないと思いますので、町長のほうから、今回の料金改定じゃなくて、今後の父母負担軽減を町政側として具体的に内容を協議されて先日の一般質問、さきほどの提案理由の説明のなかで言われたのか、そのへんについてお聞きしたいと思います。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) お答えします。取引だとか、そういうことは一切ありません。私はこの料金改定にあたってはいつも頭を悩ましておりまして、以前も経済状況が悪いというなかで、保育所の問題でしたが区分を変えるとか、いろいろとありました。そういうなかでなんとか軽減策が取れないものかということで議論してきたわけです。今回はあくまでも教育委員会サイドのお考えですから、これはこれとして、受け止めさせていただいて、ご提案させていただくと、できれば許すなかで、まだ精査しておりませんし、教育委員会でもそのことについての精査もしていないと思いますが、そういう方向で、予算のなかでやりくりをしてできるのであれば、そういう方向性も考えたいということを私は思っているわけでございます。そのことをご答弁や今回の説明でもしたところです。

○議長(田中勝男) 中島里司議員。

○5番(中島里司) 町長の気持ちはそういうことであろうと思いますが、町長は執行責任者ですよね。執行者責任者なんですから、財政事情も、担当課長など担当者いるからそういう人の意見も聞きながらということを進めておられると思いますが、最高責任者であって、かつ、2期8年もやっておられるわけです。そういうなかで、今後、精査をしてみなければわからない、精査した結果、精査して財源を生み出さなかったら、この話はないわけですよね。確率的にいくらというのはあれですけれども。私は担当課長あたりは実際に現状のなかでそうしていきたいと、町長にお話をしているのは別ですけれども、それは内部ですよ。本会議場で、町長がその思いを語られたときに、結果がやりくりつきませんでした。財政はやはり厳しいですと、これで終わっていいものではないはずですね。本会議場でお話しているんですから。そのへんのお話がさきほど申し上げた、今の給食費の値上げとそれに対する軽減策、2つを私どもは考えなければならないと思うんです。今、これを賛成して可決しましたと、けれども精査しましたと、私どもどのように精査しているのか内容なんて事務方じゃないからわからない。それであれば事前にある程度、そういうものを煮詰めて、方針をある程度持って、町長が今いろんな思い入れをされていることを話すべきだと思うんです。具体的なことではなくても、こういう部分でこうしますと、それで父母軽減策に充てていきますというのが本来の言われる言葉じゃないかと思いますが、どうも先行きが、どうも精査していろいろとやったけれども、お金がないからだめだと、これでは実際にはこの公の場で言った町長の言葉にはならないと思います。そこでお話をしたからには、実行に向けて最大限、あるいはある程度の見通しを語られて、私達が意思表示ができるのではないかと思います。そのへんについてお聞きしたいと思います。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) この考え方と実行面となかなかできない部分も出てくるわけですが、この父母負担軽減については、以前から私のなかで議論をしてきているところですが、こういう社会情勢が、今の経済状況になってきているというなかには、ある一定の考え方をしなければならないのではなかろうかということです。では、何をするのかということですが、細かな点でございますから、たくさん含まれていると思いますから、教育委員会から私が父母軽減を考えたいというお話をして、そしてそのなかで、教育委員会で取捨選択をして、こういうもので軽減策が図れるのではないかということになりまして、私と財源との問題で、調整をしていくというのが今回の考えかたであります。教育委員会からこのものについてを軽減してくれという方、幾度かは数年前にありましたけれども、財政健全化プランを実行していくというなかでは、我慢をしていただかなければならない部分があるのではないのかということで、今日まできたわけですが、そういった部分のなかで、どうしてもこの部分が必要であるということについては、予算を編成をしていくなかで、やりくりをしながら、他の部分をどこかで抑制をしながら、調整を取っていくという形になるわけです。ここで何をということは私も細かい点はわかりませんので、これは教育委員会で十分に議論をしていただいて、予算関係では私に提出をしていただいて協議して決めるというそういう考え方はあくまでも何も変わっていません。本会議の場合に、そういう細かな点は言えませんので、大まかな点を申し述べているところです。予算説明ではありませんので、一般質問等でございますので、申し述べさせていただきます。

○議長(田中勝男) 中島里司議員。

○5番(中島里司) 何回やってもこの考え方は平行線になるわけですが、町長、今ですね、教育委員会にどの程度あげていたのか別としましても、今、これは今回の質疑のなかでは父母負担軽減というのは誰も言っていないんですよ。町長、一人ですよ、この件について、父母負担軽減というお話をしたのは。教育委員会の説明も、質問者側も、こういうものは私は言っていないと思っています。町長みずからが、父母負担軽減について、父母の負担があれするから軽減も図りたいと、私はこれは実行ではなくて、町長の気持ちの優しさの思いやりだと思うんです。それであれば、今言った細かいことを申し上げられませんというけれども、私はある程度は内容を協議したうえでそこでお答えしていただきたいと申し上げているんです。ですから今回はちょっと先のことは別として、この議案のみの判断をしようと思っていますが、将来というか、新年度予算で、そういう機会があったら、今度は詳しく、それは実行となれば説明ができるはずですから、それについてひとつの課題として持っておきたいと思うわけですが、そういう部分では父母負担、いろんな面で健全化ということで、父母負担ばかりではなくて、全町民に負担をかけながら、財政の健全化を目指しているわけですが、ほかではちらっちらっと許される範囲でこうやっているのはいかがなものかなと思いますが、考え方がまったく違うとは思ってはいませんけれども、表現のしかたの違いかなと感じますが、そんな感じがしますので、改めて質問させていただいたところですが、町長、新聞にも出ていますから、そういうときがきたら、やりくりではなくて、真剣にそれを最優先にするような形で考えていかなければならないと私は思っています。それについて、町長から特にご意見があればあれですが、なければ私の質問は終わりたいと思います。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 1点だけ、私が軽減策を先にぼんぼん言っているわけではありません。この間の一般質問で、給食費の問題で質疑がありました。そのときにお答えしています。ただ、町内的にお話が出ているのかとなると、部分的にやっていると、正規では教育委員会にそういうものの考えをしてもらえるのかどうかということを尋ねてからいかなければならないと思っていますから、これからの詳細については、そういう方法で進めさせていただきたいと、若干、考え方は違わないと思いますが、手法の段階で若干違うところがあるのかなと、従来は教育委員会の見積もり要望のなかで、そういうものが図られてくるのが、中島議員が言われるのがそれが筋なのではないだろうかというお話だと思います。それもひとつの方法です。私はこういうので父母負担軽減が図れるものはないでしょうかというのも2つ目の視点での考えがあると思うんですね。ですから、そのへんは、これから十分に教育委員会と調整して進めていただきたいと思いますので、その時点でまだご審議いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
 1番、原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 学校給食費の関係につきましては、私がお尋ねしたい項目については、先刻、橋本議員から触れられておりますので、省きたい面があるんですが、十勝管内では16市町村が来年の4月から値上げするという報道がされたわけですが、特に、私どもの町は値上げ的には小学校が10%、中学校が9.31%というこで、管内的にみるとお隣の芽室町が極端に6.64と6.66ということで低いわけですが、それからみると16のなかでは下から2番目ということで、私は全体的にみて、これだけ物価高で大変なときに、少しでも値上げを抑えるためにどうすればいいのかということで、教育委員会を含めてかなり努力されていると、私はこう評価しているわけです。したがって、私どもの給食費の徴収率については、かなり高い率だというふうに認識していますが、今、かなり給食費のみならず、価格全般高騰しているなかで、1円でも上げられるのは父母にとっては大変だと思うわけです。したがって、父母への理解について、今後はどういう方法を取られるのか、今、取られているのか、このへんについてお尋ねします。

○議長(田中勝男) 教育課長。

○教育課長(石黒 勉) 給食料の改正によりまして、父母の理解についてのお尋ねでございました。今定例会のなかで議決をいただいた後に、給食センターの給食だよりなどを通じまして、現在児童生徒の保護者の方には、明年度以降の改正の部分についての理解等の周知をしていきたいと考えておりますし、今後も給食センターの管理運営委員会等もございますので、そのなかの委員さんにも父兄の方がいらっしゃいますので、会議等も通じまして、親御さんの理解については、周知徹底を図ってまいりたいというふうに考えているところです。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) このPTAから何としても値上げをしないでほしいという要望等は現在あるのかないのか、このへんはいかがでしょうか。

○議長(田中勝男) 教育課長。

○教育課長(石黒 勉) ただいまのお尋ねですが、教育委員会等についてそういうご意見は今のところはまいっておりません。管理運営委員会に諮問をした際にも、委員さんのなかで、そういう部分についてはなかにはいるけれどもというお話はございましたけれども、最終的な答申の段階では前回の改正が平成12年4月からということもございまして、今回の10%程度の改正についてはやむを得ないというご意見をいただいたところでございます。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
 9番、妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 先般の一般質問でやりましたが、ここで370万円の不足を補うとなっております。この給食費ですが、世帯数で454世帯、児童生徒で682名となっておりますが、それに要保護世帯が57世帯となっているんです。それで金額を全部出しているんですが、小中学生で結局は282万円ぐらいの不足分だということになるんですね。具体的にいうとですが、それをどう軽減していくかという方策になると、だから私はこれをどう生み出すか、そして百歩譲って20円の値上げだったら、10円にして町も10円やろうと、この間もお話をしましたが、そういうふうに具体的にやれば、220円にするのがだめだとかいいとか言っているのではないんです。上げざるを得ないと言っているから、それだったら、具体的に軽減をこうやるというのがほしいんです。280万円のうち、どれだけ軽減するか、またはこれを全部町でもつのかと、ここらへんを具体的にひとつやってくれないと、教育委員会に言っても難しいだろうと思いますが、具体的にそこをはっきりしないと、この議案をどうするかという態度を私達は決められないです。これがないと、私は基本的には賛成だと言っていたんですが、具体的にこうするからと言えば、判断材料も皆さんつくんです。やはり具体的に言わないと判断がつかないと、この提案だけでいいですよというふうになるのかといったら、ちょっと難しいと私も思います。そこのところを具体的に教えてください。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。教育長。

○教育長(横山一男) この間の一般質問のご答弁と重なってしまって恐縮ですが、教育委員会としては給食費の値上げ等々について、学校給食の管理運営委員会に諮問して、相談して協議いただいて、そして今ご提示している内容について審議いただいて、答申をいただきました。それを教育委員会にかけて、教育委員会で、そのような形で決定をしたところでして、今、議員のお話のように値上げの分については、学校給食法のなかにも触れられているように、実際に給食を食する子どもたちの保護者にご負担をいただくと、教育委員会では決定しておりますので、ご提案をさせていただいております。よろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) そういう答弁にならざるを得ないと思うんです。それは手続きだからというふうに言うんですがね、本当に子どもたちに安全で安心なしかもおいしい給食を提供するという意味では、今の物価の高騰のなかでは、大変だというのはわかりますよ、僕が言っているのは、この給食の値上げの問題と、町で補助するということは、それをセットにして私はこの間での話を聞いたんです。セットにしてです、そうだろうなと、非常にニュアンスが厳しかったけれども、それであればこの値上げに賛成しようと思っていたんです。これから検討してとなると、非常に微妙なことになるんですが、町長、同じでしょうか、中島里司議員に言われたことと、それについてお答えください。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) まったく考え方は同じです。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) しつこいようですが、給食の値上げについて議論しているんです。児童生徒の負担軽減とか、よそで行われるとはならないと思うんです。教育委員会が提案する、それはいいですよ、町長がこうしますとか、はっきりすればそれでいいことなんです。どういうふうに負担軽減を図るのかと、それがあればそれで済むことなんです。それがないと判断に苦しむということを言っているんです。例えば値上げが10円減らしたほうがいいのではないかという議論になると思うんですが、そこのところがはっきりしないと、判断がつきづらいなと思っているんです。町長、どうでしょうか。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 先般の妻鳥議員にははっきりとそのことを伝えてあると思います。この給食については、教育委員会の審議を経まして、町長部局にこういうことで、値上げをしたいと、こういう提案でございますから、それを尊重しますと、これはしたがって答弁をお認めくださいと言いませんでしたけれども、そのようにしたいということは先般お話をしました。なおかつ、こういう経済状況であるから、社会の対応にもしていかなければならないという経済情勢であると、そういうことについて、軽減策が取れるのであれば考えていきたいということをお話したつもりです。具体的に出せといったら、さきほど中島議員にご説明をしたとおり、教育委員会と調整して練ってくれと、あるいはどういうものがあるのかということをまだ項目が上がっておりませんので、予算の審議までお待ち願いたいと、このようにお話をしているわけです。もっと詳しく説明をすれば、誤解を生まなかったかもしれませんが、そういうことですので、よろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
 11番、荒木篤司議員。

○11番(荒木篤司) 今回、10%の値上げということですが、いろいろな社会情勢を考えますと、やむを得ないのかなという考えはありますが、今、現在ね、200円、240円の給食費、給食費の徴収状況というのはどうなっているのかなというふうに思うのが1点、それから改正料金を見て思ったんですが、今頃気が付いたというか、思ったんですが、小学校一律200円というのはいかがなものかなという気がしたんですが、そのへんについてどういうふうに考えているのか教えてください。

○議長(田中勝男) 教育課長。

○教育課長(石黒 勉) 給食料の徴収状況についてお尋ねがありました。平成19年度の収納状況で申し上げたいと思います。本町の徴収率につきましては、99.58%でございます。限りなく100に近いという形です。
 今、現在の未納額の状況ですが、過年度も含めまして、約16万円程度が未納額ということで20年度のなかで徴収すべく努力をしているところでございます。これの部分については、過年度分、16年・18年・19年度の3か年について数世帯の部分で未納額が残っている状況です。
 もう1点、小学生が一律1食200円というのはいかがなものかなというお尋ねですが、この献立のメニューにつきましては、センターによります栄養士が小学生の全体の1食あたりのカロリー計算を1月単位で定められておりますので、その部分で給食の献立をつくっておりますので、そこの部分を学年ごとに分けるということは、難しい状況にあろうかと思いますので、ご理解のほどよろしくお願いしたいと思います。以上です。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。

○議長(田中勝男) これより、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、議案第83号、清水町学校給食センター条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第83号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) ここで休憩いたします。(正午)

○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後1時00分)

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○議長(田中勝男) 日程第5、議案第84号、清水町野外スポーツ施設設置条例の一部を改正する条例の制定について、議案第88号、清水町都市公園等条例の一部を改正する条例の制定についてを一括議題とします。
 本案について、提案理由の一括説明を求めます。
 はじめに、議案第84号について、教育課長。

○教育課長(石黒 勉) 議案第84号、清水町野外スポーツ施設設置条例の一部を改正する条例の制定について、ご説明いたします。清水町野外スポーツ設置条例につきましては、例規集2巻1,625頁から登載されてございます。同施設の使用料につきましては、同条第7条第1項第2号の規定に基づきまして、別表2で、清水町御影パークゴルフ場及び清水町体育館前パークゴルフ場の使用料が定められてございます。定例議会の議案説明資料の6頁をお開きください。現行料金、別表第2、備考2中、「シーズン券は」を「使用券を購入した者は」に改め、町内にあります4パークゴルフ場を共通利用をできるように改正するものであります。
 改正の理由につきましては、現行料金につきましては、1日券は同一パークゴルフ場においては1日何回でも利用ができる規定になってございますが、他のパークゴルフ場の利用ができない規定となってございます。新たに町内パークゴルフ場を共通できる料金を新設することで、町民の利用者には健康づくりの場の拡充、町外からの利用者につきましては、滞在時間の延長を図りまして、地域活性への機を促すものであります。
 附則としまして、この条例は平成21年4月1日から施行するものです。以上、提案理由の説明といたします。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
 次に、議案第88号について、都市施設課長。

○都市施設課長(栗本勝矢) 次に、議案第88号、清水町都市公園等条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由のご説明を申し上げます。例規集では第2巻7,141頁から7,148頁で該当部分は7,148頁に登載がされております。改正主旨につきましては、今、議案第84号での説明でもございましたが、都市公園の別表第3の2、パークゴルフ場施設使用料中の1日券につきましては、1日に何回でも利用できますが、他のパークゴルフ場については、シーズン券を持っている人しか利用ができませんでした。ということから、利用者から要望の声がありまして、今回、町内のパークゴルフ場を1日券で共通利用できるように改正をするものです。
 改正内容につきましては、新たに使用料を設定しないで、既存の使用券を使って、利用ができるように都市公園等条例の別表第3中、「シーズン券は」を「使用券を購入した者は」に改めるものです。附則として、この条例は平成21年4月1日から施行する。以上で、改正の説明とさせていただきます。

○議長(田中勝男) これより一括して質疑を行います。
 質疑はありませんか。
 1番、原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) パークゴルフ場の1日券の利用については、以前から議会でも要望等が出ていたと理解しているところで、今回、そのことを受けて改正をされるということは、私は好ましいことだと考えております。そこで、お尋ねをしたいのは、一般的に、このことによって、今まで各パークゴルフ場のみしか使用ができなかったものを、全箇所で利用ができるということになると、利用料そのものは以前の利用料からみると、相対的に減少するのではないかと、こういう気がするわけですが、このへんについては減少するとみているのか、逆に上がるとみているのか、そのへんのお考えをお尋ねします。
 それとよく清水町のパークゴルフ場、何箇所もありますが、公園に付随しているパークゴルフ場はかなり起伏があって、利用者についても、比較的お年寄りが敬遠する場だとかそういうことも言われておりますが、その場所の整備について、以前、指摘がされて直されたりしたことがありますが、その後、苦情などについてあるのかないのか、もしあったとしたらそのことに対して、どういう対応をしたのかについてお尋ねさせていただきます。料金をそれだけ広く一般の人にどこの場所で利用しても1日券を購入することによって、清水町のパークゴルフ場が利用できるということでありますから、利用する側としては、より整備されて、多くの町から清水町のパークゴルフ場は特異なコースもあって行こうという気にさせるような方策、対策について今回の改正にあわせて、考えられていることがあるとすれば、そのへんについてお尋ねをお聞きしたいと思います。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。

○教育課長(石黒 勉) 私どもで所管している部分の2つのパークゴルフ場の部分でお答えをさせていただきたいと思います。1日券の4パークゴルフ場の利用ができる形のなかで、相対的に利用料についてはどうなのかというお尋ねでした。そこで、料金の徴収につきましては、最初の利用した施設のほうで対応をしていきたいというふうに考えておりますので、そこの部分で私どもの管理しております体育館前パークゴルフ場と御影パークゴルフ場の部分につきましては、相対的には若干料金的な部分ではよければ横ばいでしょうし、多少なりとも減少することに傾向があるのではなかろうかと思います。
 それと2点目の整備苦情があるのかどうかというお尋ねですが、本年度実施した状況のなかでみますと、施設の整備に関しての苦情については、直接お聞きしておりません。体育館前のパークゴルフ場については、毎週木曜日に施設の休日を設けまして、芝の管理をしている状況です。明年度につきましても利用者が利用しやすい芝につきましても整備を徹底していきたいと思っているところです。以上でございます。

○議長(田中勝男) 次に、都市施設課長。

○都市施設課長(栗本勝矢) 都市施設課でご説明をさせていただきます。さきほど教育課長からお話があったのと重複しますけれども、減少があるのかないのかという形ですが、額については多少は減少するかと思いますが、利用者の回数については増えるのではないかという認識を持っています。整備についての苦情については、今のところは苦情については私の耳には入っておりません。今後、これに関して工夫をどう考えたのかということなんですが、今のところは現状維持の形で進めていきたいという考えでおります。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 1日、パークゴルフ場をはしごするというんでしょうか、好きな人については、体育館前でもやる、公園でもやる、御影でもやるということで、何箇所も同一者が1日利用しているというようなことというのは、現状、おさえることができているのかどうか、このへんはいかがでしょうか。

○都市施設課長(栗本勝矢) 現在はおさえることが不可能でしたが、今回、これによって来年4月1日からは利用券を持ってきますので、カウントができる状況になります。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) さきほどの苦情の面と、今後パークゴルフマニアを呼び込むということの工夫ですが、苦情がないということで、工夫の面ですが、ある程度それがないと、例えばマニアが来て去年から見たら清水のパークゴルフ場は全然違うということがでれば、そうなのかと、ちょっと行ってみようかということで増えていくという可能性はあると思います。過去は以前も申し上げましたが、大型バスで乗り込んでくるとかいうこともあったようですが、やはりパークゴルフ協会の役員に聞いても、そういう面で絶えずマニア的な人が来ても、やはりいい状態で芝生を保っていくということはかなり大変な努力が必要だと思うんですが、そういうことをしない限り、なかなか利用者増というのは、今まで利用した人が悪い印象を受けていれば、他の1箇所がいいところがあればそちらに行くけれどもなかなか増えないとなると、町民の利用者がほとんどということになるのでないかという気がするものですから、以前にお話をしました指定管理者制度ともからめている話、そういう工夫がいろいろと利用者なりから見て、されていかないと難しい問題ではないかと思うんですが、今までそれらのなかで、このようにしたほうが良いのではないかとか、ということの問題提起、また施設を管理しているほうからそういうものがあがってきていることがないのかどうか、このへんはいかがでしょうか。

○議長(田中勝男) 教育課長。

○教育課長(石黒 勉) それでは私のほうで所管している部分についてご答弁をさせていただきたいと思います。御影パークゴルフ場につきましては、指定管理者制度のなかで、現状は実施しております。今シーズンにつきましても、先月に終わった状況でございますので、新年度の利用者のPR部分等につきまして、指定管理者の方とも明年度に向けての工夫等については、検討をしてまいりたいと思ってございます。
 それと、体育館前パークゴルフ場の関係ですが、これについては、利用者自体も大半の方が町民の利用者が多いのかなというふうに私どもは理解してございます。明年度以降の部分につきましても、直接、今、体育館の職員が芝管理等にあたっておりますので、今年実施した状況のなかの反省点、明年度に向けての工夫面についても、職員ともども協議して、改めることができる部分については、検討をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。

○議長(田中勝男) 都市施設課長。

○都市施設課長(栗本勝矢) 私達、都市施設課で扱っている清水公園のパークゴルフ場、下佐幌のパークゴルフ場の2箇所についても管理をしている方と今後とも協議しながらいいものがあればそういうものを修繕・改修していきたいと思っております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) こういう方法を取り入れたほうがいいのでないかという案がパークゴルフ協会であるとか、担当者等々からいろいろ出ていて、それを考えながらやられているのかなという期待を込めて質問をさせていただいたのですが、そういうところがなかなか難しいのかなという気がします。指定管理者制度を取り入れるについても、直営のほうがかえって安上がりだということを言われておりますし、そうなりますと、ますますそういうところに力を入れていっていただかなければ、なかなかパークゴルフを、あの起伏の激しいところに来てやってもらうには、多くの人が来るというのは望めないという気がしますので、これ以上質問はいたしませんが、特に今年度そういう面に力を入れていただきたいと思いますので、そのへんの決意についてちょっとお話を聞かせていただきたいと思います。

○議長(田中勝男) 教育長。

○教育長(横山一男) 議員からのお話がありましたように、1つはパークゴルフ協会や指定管理者の方々と意見交換をしながら、意見を吸い上げること、もうひとつは利用者は簡便に感想とか意見とか述べれるような、例えばカードの入れ物を設置して意見を吸い上げれるような形をとって、一緒に考えていきたいとそういうふうに思います。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。

○議長(田中勝男) これより、一括して討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、議案第84号、清水町野外スポーツ施設設置条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第84号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第88号、清水町都市公園等条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第88号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) 日程第6、議案第85号、清水町営公衆浴場条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
 本案について、提案理由の説明を求めます。町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 議案第85号、清水町営公衆浴場条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由をご説明します。
 例規集では、第2巻4,111頁から4,113頁までに登載されております。
 議案説明資料の2頁をお開きください。公衆浴場入浴料につきましては、現在12歳以上の者、6歳以上12歳未満の者、3歳以上6歳未満の者の3区分で料金を設定させていただいております。今回の改正内容は、12歳以上の者の入浴料について、現行の390円を420円に、回数券11回綴りを3,900円から4,200円にしようとするものでございます。
 次に、改正の考え方についてご説明させていただきます。公衆浴場法施行条例第2条第1号の普通浴場にかかる入浴料金統制額について、道では北海道公衆浴場入浴料金審議会の答申を受けて、平成20年8月1日から、統制額のうち、大人料金を390円から420円に改正したところでございます。本町の公衆浴場入浴料金につきましては、昨年度策定しました行財政健全化実行プラン、第二次緊急3か年計画では、統制額の改正に連動して改正するとしているところであります。これまでも、本町では調整額の改正を受けて、平成12年4月には320円を350円に、16年4月には370円に、19年4月には現行の390円に改正をしてきたところであります。
 生活にかかわるさまざまなものが値上がりしているなか、公衆浴場を利用される皆さんに、新たなご負担をおかけすることは大変心苦しいところですが、今回の料金改正による効果として56万円の増収を見込んでいるものの、一方では公衆浴場の維持管理には平成19年度決算で約1,200万円の持ち出しがあるのが現状であり、ご理解をいただきますようお願いいたします。附則としまして、1、この条例は平成21年4月1日から施行する。2、この条例の施行の際現に清水町営公衆浴場の入浴料を前納している者の入浴料の額はなお従前の例によるとするものです。以上で、提案理由の説明とさせていただきます。
 ご審議のほど、よろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男)これより、質疑を行います。
 質疑はありませんか。
 9番、妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 値上げ、値上げという状況が続いているわけですが、持ち出しが多いということを今説明されましたが、利用状況なんですが、今の状況がどうなのかということと、値上げするとこの利用状況が下がってくるということが起こるのではないかと、特に今の皆さんの生活からみると、そこらへんのところ、どのようにおさえているのでしょうか。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) ただいま、利用状況のご質問がございました。公衆浴場につきましては、平成7年にオープンしておりますが、これまで、平成9年度33,000人が最高の利用でございます。その後から減ってきておりまして、平成12年度には30,000人を割って、28,000人程度でございます。近年でいきますと、平成17年度が20,370人、18年度が20,073人、昨年度は20,000人を割りまして、19,443人となっているところです。ただ、今年度に入りまして、町営の温泉が民間に移りまして、400円から500円に料金改定がされたというなかで、公衆浴場が若干昨年より増えている状況で推移しているところでございます。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 値上げ分をすると減るという状況が生まれているようなんですね。ぼちぼち値上げしているけれども420円、フロイデの関係でもう少し上向いているというお話ですが、値上げすることで、だんだん減っていくという状況は生まれているんですね。むしろ、値上げをしないで、そのまま390円でおいていたほうがね、フロイデがああいうことをやっているんですから、利用者は多くなるのではないかということなんで、北海道条例ですか、入浴料金統制を420円にしたから、すぐに上げようというそういう考え方ではいけないのではないかというふうに思うんですが、やはり人数が減っていくというのが、むしろこのまま据え置いたほうが、入浴者が増えるのではないかと思うんですが、そのほうがいいのではないかと思うのですが、そこらへんについてどう検討しているのか、ただここが上げたからよし上げるんだという検討のしかたではいけないと思いますが、そこらへんについてどう考えておられますか。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 料金につきましては、統制額の改正に合わせてやってきているところです。昨年度の行革でもその方向を打ち出したなかで、今回、灯油等の燃料の高騰により、道の審議会もやむを得ないということで出てきております。この維持管理の経費の部分ですが、審議会のなかでも両論ございまして、最終的には諮問どおり答申いただきましたところですが、この料金を上げる一方で内部の経費節約についても、十分に検討をしなさいというお話もいただいております。本年度については、一般質問でもありましたけれども、公衆浴場の指定管理者についても検討をさせていただきました。それから、その指定管理者については、民間でやるほうが会社経費等もかかりまして、現状の臨時職員が退職を本年度しますけれども、その後はシルバーにお願いしたほうが安いという結論になったところでございます。燃料費もちょっと変動的なわけですが、今、重油を使っておりますけれども、そのへんの燃料費の額が多額なものですから、そのほかの代替で何かできないかということを今検討している最中ですが、料金を値上げする一方、内部のほうの管理運営経費の節減等も検討し、さらに年数がきている施設ですから、いろいろと修繕も必要になってまいりますし、そういう部分で利用者に喜ばれるような公衆浴場にしていきたいと考えております。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 経費の節減ということはもちろんですし、やはり経費がかかりすぎるとかなんとかで、利用者を増やすという観点、利用者が増えないということ、減っていくということは、そこに原因があるんだと思いますよ。料金の問題もあるし、お年の問題もあるし、その点の分析というのはされているんですね、原因というのは、ちょっと教えてください。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) さきほど言いましたように、入浴者推移としては、30,000人あったときから、20,000人を割って最近戻しているということですが、基本的に公衆浴場につきましては、いわゆる温泉施設とはちょっと違いまして、風呂に困っている方々が利用していただいている状況なのかなと思います。そのなかで、もちろん少ないよりも、たくさん利用をいただいたほうがよろしいわけですが、今のご意見を拝聴しながら、利用者を増やせるように検討をしていきたいと思っております。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。

○議長(田中勝男) これより、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、議案第85号、清水町営公衆浴場条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第85号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) 日程第7、議案第98号、清水町国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、議案第101号、損害賠償の額の決定及び和解について、議案第99号、平成20年度清水町一般会計補正予算(第8号)の設定について、議案第100号、平成20年度清水町国民健康保険特別会計補正予算(第5号)の設定について、以上、4件を一括議題とします。
 本案について、提案理由の一括説明を求めます。
 はじめに、議案第98号について、保健福祉課長。

○保健福祉課長(伊藤 登) 議案第98号、清水町国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由をご説明します。例規集では第2巻4,261頁から登載されております。平成21年1月1日より、分娩に関連して発症した重度脳性まひ児に対する補償とその原因分析と再発防止のための情報提供などにより、産科医療の質の向上を図ることを目的に、産科医療補償制度が創設されることになりました。国の政令において、出産育児一時金の支給の見直しが行われることに伴い、清水町国民健康保険条例に規定する支給額についても、同様に見直しをするものであります。
 条文の改正内容についてご説明を申し上げます。
 清水町国民健康保険条例第1項に、「ただし、町長が健康保険法施行令(大正15年勅令243号)第36条の規定を勘案し、必要があると認めるときは、規則で定めるところにより、これに3万円を上限として加算するものとする。」を加えるものです。
 第8条第2項中「第9条」とあるものを「次条」に改める。
 附則といたしまして、施行期日、この条例は平成21年1月1日から施行し、経過措置として、この条例による改正後の清水町国民健康保険条例第8条第1項の規定は、出産の日が施行日以後である被保険者について適用し、出産の日が施行日前である被保険者及び被保険者であった者の出産に係る給付については、なお従前の例による。
 以上で、提案理由の説明といたします。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) 次に、議案第101号について、総務課長。

○総務課長(荒木義春) 議案第101号、損害賠償の額の決定及び和解について、提案理由のご説明をいたします。
1、相手方 清水町在住の個人(事故当時は町立清水小学校2年生)及びその法定代理人
2、損害賠償額 金7,582,101円
3、和解の内容 和解により相手の治療に伴う経費、慰謝料及び後遺障害補償を賠償するものとし、これ以外には、相手方は一切の請求、異議申し立て等を行わないものとする。
4、事故の概要 平成9年7月5日2校時終了後の午前10時25分ごろ、町立清水小学校2年生教室前遊戯室において、校内行事におけるゲームの練習中、中腰の姿勢のところに後方より他の児童が激しくぶつかったため、脊椎部分の神経が損傷し下半身麻痺が現れた。直ちに入院しその後通院により治療し、現在は、本人の努力もあり回復されたが、後遺障害(等級第12級)が残った。
 今回合意に至りました経緯につきましてご説明申し上げます。事故発生から11年が経過しましたが、被害者の方は事故発生から約2か月入院され、その後、平成13年4月まで通院され治療にあたってこられました。ご両親との話し合いのなかで、被害者の成長期まで様子をみたいとの申し出を受けて、今日まで示談の協議が延びたところです。本年7月に示談の協議を進めさせていただくことをご了解いただきましたので、本町が加入しています全国町村総合賠償補償保険の幹事会社と協議を重ね、入院保険金及び後遺障害保険金の障害保険金として620,000円、賠償保険金としては入院看護料、入院諸雑費、通院看護料、入通院慰謝料、遺失利益、後遺障害慰謝料等で6,962,101円、合計7,582,101円を賠償することに合意に達しまして、今回の提案に至ったものでございます。なお、治療費としまして、現在まで、1,032,821円をお支払しておりますので、今回は6,549,280円をお支払することとなります。
 以上で、議案第101号の提案理由の説明とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願いいたします。

○議長(田中勝男) 次に、議案第99号及び議案第100号の補正予算について、副町長。

○副町長(安曇達雄) はじめに、議案第99号、平成20年度清水町一般会計補正予算(第8号)の設定について、ご説明申し上げます。
 歳入歳出予算の補正につきましては、総額に歳入歳出それぞれ8,247千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6,849,148千円とするものでございます。
 歳入の補正から説明を申し上げますので、7頁をお開き願います。
 15款2項2目2節3番、農業経営基盤強化資金利子補給補助金につきましては、貸付額の確定により道からの補助金交付決定見込額が増加するため追加するものです。
 18款1項1目1節1番、財政調整基金繰入金につきましては、今回の補正予算の調整額として繰り入れるものでございます。
 20款5項5目3節51番、全国町村会総合賠償補償保険につきましては、さきほど提案させていただきました学校事故に伴う賠償金に対する保険金の確定に伴いまして、追加するものでございます。
 8頁、歳出ですが、4款1項1目28節10番、国民健康保険特別会計繰出金につきましては、出産育児一時金の条例改正による増額支給見込み分について追加するものでございます。
 6款1項2目19節33番、農業経営基盤強化資金利子補給補助金につきましては、農業費の金利負担が無利子となったと受付金額が増加したことに伴いまして、補助金の追加を行うものです。
 10款1項1目22節10番、学校事故賠償金でございますが、さきほど提案をしました賠償額等の確定に伴う追加でございます。
 大変恐縮ですが、3頁にお戻りください。債務負担行為の補正ですが、第2表、歳入歳出の補正で説明をさせていただきましたけれども、農業経営基盤強化資金利子補給について平成43年度まで債務負担を生じるため限度額30,324千円を追加するものでございます。
 以上で、一般会計補正予算(第8号)の説明とさせていただきます。
 続きまして、議案第100号、平成20年度清水町国民健康保険特別会計補正予算(第5号)の設定について、ご説明申し上げます。
 補正予算の内訳としましては、国民健康保険条例に規定するさきほどご提案させていただきました、出産育児一時金支給額の改正により、必要な予算措置を行うものです。補正額は歳入歳出それぞれ330千円を追加し、歳入歳出それぞれ1,394,383千円とするものです。
 5頁、歳入でございます。7款1項1目一般会計繰入金ですが、それぞれ歳出補正額に対する財源措置を行うものでございます。
 6頁、歳出でございますが、2款1項1目一般被保険者療養給付費でございますが、財源内訳の補正でございまして、その他一般会計繰入金を増額しまして、今回の歳出補正額に必要となる一般財源分を減額するものでございます。
 2款4項1目出産育児一時金の増額の内訳ですが、出産一時金は規定予算では30人分で10,500千円を計上しておりました。12月末までで19件の支給が予定されております。以降、平成21年の1月以降ですが、支出予定分残り11人分、これに3万円が追加されますので、330千円の増額を行うものです。
 以上で、国民健康保険特別会計補正予算(第5号)の説明とさせていただきます。よろしくご審議お願いします。

○議長(田中勝男) これより、一括して質疑を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、一括して討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第98号、清水町国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第98号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第101号、損害賠償の額の決定及び和解についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第101号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第99号、平成20年度清水町一般会計補正予算(第8号)の設定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第99号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第100号、平成20年度清水町国民健康保険特別会計補正予算(第5号)の設定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第100号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) 日程第8、意見案第11号、国家予算編成における教育予算の確保・拡充を求める意見書についてを議題とします。
 職員に意見書案を朗読させます。事務局。

(意見書 事務局朗読)

○議長(田中勝男) 本案について、提案理由の説明を求めます。
 橋本晃明議員。

○提出者(橋本晃明) 去る12月11日の本会議におきまして、陳情第6号を採択したことにより提出をしようとするものであります。内容については職員朗読のとおりであります。

○議長(田中勝男) これから質疑を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、意見案第11号、国家予算編成における教育予算の確保・拡充を求める意見書についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに、ご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
 よって、意見案第11号は、原案のとおり可決されました。
 なお、提出先は、内閣総理大臣・内閣官房長官・総務大臣・厚生労働大臣・財務金融大臣・文部科学大臣といたします。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) 日程第9、所管事務等の調査についてを議題とします。
 各常任委員会及び議会運営委員会より、会議規則第72条の規定により、お手元に配付いたしましたとおり、所管事務等の調査の申出があります。
 おはかりします。
 所管事務等の調査の申し出について、申し出のとおり承認することに、ご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
 よって、本申し出のとおり承認されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これをもって、この会議に付された議件はすべて終了しましたので、会議を閉じます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) 平成20年第9回清水町議会定例会を閉会します。

(午後1時53分 閉会)