平成21年第10回臨時会(10月19日)
○議長(田中勝男) 平成21年第10回清水町議会臨時会を開会します。
本日の会議を開きます。(午前10時01分)
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○議長(田中勝男) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は会議規則第119条の規定により議長において
4番 口田 邦男 議員
5番 中島 里司 議員
6番 森田 慎治 議員 を指名いたします。
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○議長(田中勝男) 日程第2、会期決定についてを議題といたします。
おはかりします。本臨時会の会期は本日1日にしたいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、会期は本日1日と決定いたしました。
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○議長(田中勝男) 日程第3、諸般の報告を行います。事務局長。
(諸般の報告 事務局長 朗読)
○議長(田中勝男) これで諸般の報告を終わります。
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○議長(田中勝男) 日程第4、行政報告を行います。
町長から行政報告の申し出がありました。これを許可します。町長。
○町長(高薄 渡) 第10回清水町議会臨時会におきまして、行政報告2件を報告させていただきます。
最初に、定額給付金の申請及び給付結果につきまして、ご報告いたします。
本町の定額給付金申請は、4,518世帯を対象に本年3月30日から申請書の受付をしてまいりました。
定額給付金は、申請の前に単身の世帯主が死亡したり、外国人登録をされている方が国外に転出された場合には申請受給資格が喪失するため、申請期限の9月30日現在の給付対象世帯が4,514世帯、給付対象額は162,412千円であります。
町では全ての対象者に申請・受給をしていただくよう、申請書を簡易書留郵便により確実に対象者にお届けするとともに、広報や新聞折込等による周知や、医療機関・福祉施設などにもご協力を頂きながら、町民に制度の理解と速やかな手続のお願いをしてまいりました。また、不在等により申請書が配達されなかった方への電話やご案内文書の送付を行い、申請が未了の方に対しては6月から9月の間に3回にわたって早めの申請をお願いする文書を送付するなどの対応を取ったところであります。
6ヵ月間の全申請受付件数は4,496世帯、うち2世帯は給付金の受給についてご辞退され、4,494世帯(99.6%)の方が定額給付金を受給し、その給付総額は162,088千円(99.8%)となりました。
以上、定額給付金の申請及び給付結果につきましての行政報告とします。
なお、2世帯の受給の辞退でございますが、申請はしていただいたのですが、申請書に辞退の文書でございますが、文書で辞退すると、辞退するかどうかという文書ありますので、そこにご辞退ということになったわけでございます。
次に、北海道が実施した「平成21年冷湿害等による農業被害調査」の結果につきまして、ご報告申し上げます。
本年、5月中旬に発生いたしました気温低下及び強風の影響により、一部農作物等に被害が発生し、また、6月中旬以降の長雨及び低温等の異常気象により、全道的に農作物全般におきまして、収量減少や品質低下による農業被害が発生したところであります。
このような状況を受けまして、この度、道が今後の農業被害に係る必要な対策を講じるための基礎資料とするため、全道各市町村を対象に10月1日現在の「平成21年冷湿害等による農業被害調査」が行われ、算出方法として示された被害程度別面積から試算した本町の被害総額は、関係機関と協議を行った結果、約645,000千円となり、10月10日付けで関係書類を提出したところであります。
各作物別の被害金額は、秋まき小麦で約213,000千円、てん菜で約150,000千円、豆類で約79,000千円、馬鈴薯で約187,000千円、その他野菜等で約16,000千円となったところであります。
また、飼料作物では、牧草及び飼料用とうもろこしで、品質低下による被害総額として、約22,000千円と試算したところであります。
以上、北海道が実施した「平成21年冷湿害等による農業被害調査」の結果につきましての行政報告といたします。
なお、本被害金額等々につきましては、確定ができていないものがございますので、今後の最終的な状況によりまして、関係機関との協議を行い、対策をすべく、準備もしていかないとならないと考えております。被害に遭われました生産者の皆様には、春以前の雪のあるうちから、それぞれご努力をいただいてきたわけですが、残念ながら、天候不順でこのような結果になるような予想がされているところでございます。
なお、ビート等につきましては、土曜日からそれぞれ金曜から土曜日にかけまして、本町で遅くなりましたけれども、1週間程度遅くなりましたけれども、収穫や搬送作業が始まっているところです。本日、ホクレン工場長以下5名の方が操業開始のご案内を、始まりましたということでの挨拶にまいりましたけれども、約2割の減収の状況ではないかということが言われております。以上、農業関係の被害についてのご報告とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(田中勝男) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら、許可いたします。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
これで、行政報告は終りました。
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○議長(田中勝男) 日程第5、議案第85号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定について、議案第86号、平成21年度清水町一般会計補正予算(第8号)の設定について、以上2件を一括議題とします。
本案について、提案理由の一括説明を求めます。
はじめに条例の一部改正について、産業振興課長。
○産業振興課長(八木正明) 議案第85号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定につきまして、提案内容のご説明を申し上げます。例規集につきましては5,001頁からでございます。
清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を次のように改正する。
附則に次の1項を加える。
4 平成21年12月1日から平成22年11月30日までの間に、第3条第1号に規定する運転資金について第8条の規定による申込みをしたものに係る利息の補給については、第7条の規定にかかわらず、利息額に相当する額(100円未満の端数があるときは、その金額を切り捨てる。)を交付するものとする。
附則といたしまして、この条例は平成21年12月1日から施行するものでございます。
提案理由としましては、昨年の急激な景気低迷を受けまして、町内企業の資金繰り対策の一環として、清水町中小企業近代化資金融資制度の運転資金の利子補給につきまして、昨年の12月1日より、1年間に限り、従来は2分の1の利子補給率を全額の利子補給としたところでありますが、今年に入ってもなかなか景気回復の兆しが見えない状況下で、引き続き平成21年12月1日からの1年間に限り、全額の利子補給の継続を行うものでございます。なお、本議会に関連する補正予算を併せてご提案をさせていただいておりますので、ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。
以上、提案理由の説明といたします。
○議長(田中勝男) 次に、補正予算について、副町長。
○副町長(安曇達雄) 議案第86号、平成21年度清水町一般会計補正予算(第8号)の設定について、ご説明申し上げます。
歳入歳出予算の総額に9,713千円を追加しまして、総額をそれぞれ6,771,681千円とするものでございます。
6頁をお開き願います。歳入でございますけれども、15款2項2目の衛生費道補助金につきましては、新型インフルエンザ予防接種費用補助金として、生活保護世帯および市町村非課税世帯の優先接種者、これは医療従事者、それから妊婦、それから基礎疾患をお持ちの方、幼児、小・中・高校生、65歳以上、こういった方々の費用について、公費負担ということになりますが、その4分の3が補助されるため追加するものでございます。4分の1につきましては、特別交付税措置がされるということになっております。
18款1項1目の財政調整基金繰入金につきましては、今回の補正を行う歳入不足分につきまして繰入れを行うものでございます。
7頁、歳出でございます。2款1項3目財産管理費につきましては、御影診療所増設に伴います、町有地の下水道マンホール、立木、コンクリート塀が支障となることから、整地工事費として追加するものです。
6目の企画費につきましては、町民巡回バス試験運行経費として、清水市街地、御影市街地、清水御影間に交通弱者の移動手段として、いわゆる10人乗りワゴン車を1月から3月の3か月間、運行させる経費を追加するものでございます。需用費として停留所看板作成用消耗品、ワゴン車の燃料代を計上するとともに、委託料としまして、運転業務委託料を計上するものです。
3款1項8目の世代間交流センター運営費でございますが、施設内にございます陶芸窯の電熱線の修繕が必要となったために、修繕料を計上するものです。
次の頁、8頁、4款1項2目保健予防費につきましては、新型インフルエンザ対策経費を追加するものでございます。需用費につきましては、公共施設等に設置する消毒液の購入費、役務費につきましては、予防接種用の周知用チラシの折込料の追加、委託料については生活保護世帯および住民税非課税世帯の世帯員の接種費用経費を追加するものでございます。おおよそ965人分、その程度の予算を計上してございます。扶助費につきましては、町外の医療機関で接種を受けた場合の費用につきまして、個人へ助成するため追加するものでございます。
6款2項1目の林業振興費につきましては、有害鳥獣進入防止牧柵設置事業に対する補助申請件数が当初の見込みを上回りましたので、補助金の追加を行うものです。
9頁、7款1項1目の商工振興費につきましては、さきほどの議案第85号で説明させていただきましたけれども、長引く景気の低迷を受けて、中小企業の運転資金につきまして、利子分の全額補助を1年間延長するため、それに伴う補助金を追加するものでございます。
以上、一般会計補正予算(第8号)の説明とさせていただきます。
よろしくご審議いただけますようお願いいたします。
○議長(田中勝男) これより一括して質疑を行います。
質疑ありませんか。
9番、妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) (マイクスイッチ入っていないため聞き取り不可)
○議長(田中勝男) マイクのスイッチ入っていますか。
○9番(妻鳥公一) 補正予算の部分で8頁にかかわって、新型インフルエンザの予防接種があるんですが、今、清水町ではどんな状況になっているのかということを把握されていると思うんですが。教えてください。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 10月に入って本町のインフルエンザの患者数も病院等で調べさせてもらったところ、増えてきている状況にあります。10月の上旬といいますか、初旬の頃については、だいたい全町合わせても1日あたり十数人ぐらいかなとみていましたが、それ以後、中旬といいますか、つい先週ぐらいは非常に多く発生していまして、その倍ぐらいの患者数が毎日いるのではないかということです。ただ、先週が学校等の休みなどもありまして、今週で解除され、先週いっぱい続いたわけですが、今日あたりは、まだ今日は月曜日ですから、けっこう患者数がおりましたけれども、少し落ち着きはじめてきているかなとそういう状況でございます。
○議長(田中勝男) 教育課長。
○教育課長(金田正樹) 金田です。今の一般町民の方の状況をお知らせしておりますが、教育委員会関係の、学校関係のお知らせをさせていただきたいと思います。9月から出席停止や、清水小学校は休校ということで、ひと段落したのかなと思いましたが、清水小学校で6人の子どもが感染しているということで、今日から4日間の学級閉鎖、23日まで学級閉鎖ということになりました。それと御影については比較的少ないんですが、小学校と中学校、それぞれ1人ずつ感染したんですが、1週間ぐらい前の話ですので、それぞれ完治したということで、今日は今のところ情報は入ってきておりません。以上です。
○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。
○9番(妻鳥公一) かなり全道的に猛威をふるっているといわれておりますので、余分に気をつけないとならないと感じております。そこで、インフルエンザの予防という意味で、ワクチンの注射があるということは、具体的に1回でいいという部分もあるんですが、予防注射をする場合は、低所得者やいろいろな方、ここでは965人ほど補助というかあるんですが、普通の場合は特定がされていますから、我々はあまり打つことが必要ないと言われているんですが、ワクチンもないし、そういう人達には接種料というのはいくらになっているのでしょうか。
○議長(田中勝男) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(阿部一男) 今回出しました補正につきましては、国の制度というか、それにのったなかで、生活保護世帯あるいは非課税、かつ優先順位者に限ってということでございます。さきほど副町長が言いましたように、約965人と30人と合わせて995人という数字を出しておりますが、ほかの一般世帯の人達につきましては、今各地でいろいろとそれに対して半額助成するだとか、新聞等を見ますけれども、実際には始まるのが来月に入ってからということでありますので、うちらでどれくらい補助ができるのかということを煮詰めたなかで、間に合うように補正でできれば対応するよう検討をしていきたいと思います。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
6番、森田慎治議員。
○6番(森田慎治) 1点だけお伺いします。8頁の農林予算の関係ですが、有害鳥獣の進入防止柵の関係で306千円追加になっているわけですが、件数にしたら何件分でしょうか。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(八木正明) 今般、とりまとめをさせていただいて、14件の申請でございます。総額806千円の補助金額となりまして、306千円の補正をさせていただくという内容です。
○議長(田中勝男) 森田慎治議員。
○6番(森田慎治) 被害が増えているという解釈をしているんですが、先般の一般質問でも質問がございましたが、現状、鹿等だと思うんですが、増えていると解釈しているんですが、それをどう受け止めているのか。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(八木正明) 鹿と熊につきましては、被害が増えているような状況かと思います。具体的な被害程度については、有害鳥獣駆除の依頼があった方だけですね、聞き取りのなかでさせていただいているということもございます。支庁等へも報告もさせていただいておりますけれども、その報告以上には被害というのは当然あると認識しているところです。
○議長(田中勝男) 森田慎治議員。
○6番(森田慎治) 被害届がない部分もかなり存在しているということを考えると、おっしゃるように増えているのではないかということを考えるとこれから駆除対策をどう取り組むかということが課題になってくると思います。そのへんについて、何かお考えがあればお伺いします。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(八木正明) 前回もご質問をいただいたところですが、今現在、猟友会に有害鳥獣駆除については、委託をさせていただいて駆除業務を実施させていただいているところです。いろんな猟友会の役員会等で担当課も出席をさせていただいて、打ち合わせをさせていただいているなかで、当然、駆除対策についても、今後将来的に猟友会会員が高齢化になって減ってくるなかで、どのような形でもっていくべきかという話を結論は出ておりませんが、話し合いは進めさせていただいております。
今後とも猟友会のほうといろんな方策につきまして検討をさせていただきたいというふうに思ってございます。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終ります。
○議長(田中勝男) これより一括して討論を行います。
討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
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○議長(田中勝男) これより、議案第85号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
おはかりします。
本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第85号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) これより、議案第86号、平成21年度清水町一般会計補正予算(第8号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第86号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) 日程第6、議案第87号、工事請負契約についてを議題とします。
本案について、提案理由の説明を求めます。総務課長。
○総務課長(荒木義春) 議案第87号、工事請負契約について、ご説明申し上げます。
1、工事名 清水町営育成牧場(北清水)育成舎等建設工事
2、方法 平成21年10月5日、5社による指名競争入札の結果の落札によるものでございます。指名業者は、河井ローダー建設株式会社、田村建設株式会社、株式会社北海塗装工業、植村土建株式会社、紺野建設株式会社でございます。
3、契約金額 消費税込みで52,290,000円
4、契約の相手方 上川郡清水町御影東1条2丁目16番地 河井ローダー建設株式会社清水支店 取締役清水支店長 河井修
次に、工事の概要についてご説明をいたします。本日、お配りしてございます議案説明資料をご覧いただきたいと存じます。
この1頁が平面図、2頁が立面図となってございます。建設いたします施設は、鉄骨づくりの育成舎1棟496.8平方メートルとパドック700平方メートルの合計1,196.8平方メートルで、育成舎は170頭の受入れ規模でございます。この施設は主に生後8か月0以上の育成牛を受け入れ、飼育管理、受精後、妊娠確認までの間を育成するものでございます。
工期としまして、契約より平成22年1月31日を予定しております。
以上、議案第87号の説明とさせていただきます。よろしくご審議いただきますようお願いします。
○議長(田中勝男) これより質疑を行います。質疑ありませんか。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 育成舎の関係でお尋ねします。経済危機の対策臨時交付金を使って、新たに育成舎を建設するということは、以前から聞き及んでおりますが、今回、5,200万円で落札しておりますが、1点目の質問として、当初の計画からみますと、当初は4,500万円程度を予定していたと思いますが、700万円程度が額的に多くなっておりますが、これは設計変更だとかそういうことなのか、まず1点お尋ねします。
ただいま、お伺いしましたところ、5社による河井ローダーに落札をしたということですが、額的に5,000万円を超える大きな工事でありますから、少なくても公共事業が少なくなっているこの現状を鑑みて、例えば基礎部分と上を分けるとか、そういう工事方法をとって、より多くの業者にかかわりをもってもらうということが、なぜできなかったのか、まったく初めからする気がなかったのか、このへんについてお尋ねします。
それと今回のこの育成舎を建設することによって、170頭と前にお聞きしましたが、これぐらいの頭数が増えると思いますが、このことによって職員の増にはならないということを前に説明されていたと思いますが、今後も同じように、職員が今後必要になるとかいうことはないのかどうか、お尋ねします。
それと最後でありますが、落札率の関係ですが、本件についての落札率についてお尋ねします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。産業振興課参事。
○産業振興課参事(秋田谷幸次) ただいまのご質問の第1点でございます。当初、7月13日の臨時会で補正として組ませていただきました。その後、9月定例会で約900万円ほどの増額補正ということで、工事請負費の金額を出してございます。この増えた内訳というのは、現在、私どものほうで計画をしている新しい畜舎を建てる位置の地盤調査といいますか、地質調査を行った結果、岩盤がかなり深い位置にあるということで、コンクリートの杭打ちが必要ですというための経費が増えてきたという状況になってございます。
それから担当としてお答えができる範囲としていうことになりますと、一番最後の今後預託頭数が増えても職員は変わるのか変わらないのかということですが、その規模によりますけれども、現況の規模プラスこの170頭の牛舎を加えたこの規模でいきますと、これに従事する人間の数は変わらないと、現況のままで進めることができますということでございます。以上でございます。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 残り2点について答弁させていただきます。まず、基礎と上物というか、それを分けて発注をすることを考えなかったのかというご質問ですが、基本的に従来どおり、これは一体のものだと考えておりますので、これについての検討はしておりません。したがいまして、従前の方法で発注をしたところです。それと落札率ですけれども、96.86%でございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) わかりました。全体的に言われていることがわかりました。特に職員増については、私は1名やそこらは必要ではないかという心配をしていましたが、担当課長からの説明では、現行規模では将来を含めて人員は変わらないんだということで安心をしました。
コンクリートの杭打ちを急遽行わないと、地盤の関係で、この建物ができなくなるということですから、このへんについても、当然、建物がしっかりしているものでないと困るわけですから、このへんについても理解をいたします。
工事の入札関係について、分けて発注をするということについては、当初から考えていなかったということでありますが、すでに行為そのものが終っているわけですから、このことについてどうのこうの言う気はありませんが、額的に5,000万円を超える額ということになれば、5社のうち落札できなかった4社については、なんとか私の会社にも少しはという気持ちも私はあるのではないかという気がしますので、特に今後はこういうものが発注されるというときは、そういうことも十分に配慮をした契約行為をしてほしいという思いがあるのですが、今後については担当課長はどのようにお考えか、このへんについてお聞かせください。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 私も技術的なことは理解しておりませんけれども、本来建物だけで申し上げますと、基礎と上物というのは一体のものだろうと、そんなことがあるかどうかわかりませんけれども、基礎と上物で誤差が出るとかそういったことも懸念されるということと合わせて、経費も両方にかかるということを考えますと、けっして分けることが工事費全体を押し上げることにもなるのかなと、物によっては、例えば電気だとか設備、そういうものは当然分けて発注をしていくつもりですが、建物そのものについては、なかなか難しいものがあるのかなと思っているところです。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) どうも担当課長の今の説明では、建物そのものは一般的に考えると、基礎は何々建設で、上物はどこどこ建設という建てかたというのは、住宅ではありますが、一般的にはないのかなという気がしますが、私が言っているのは、さきほど言いましたように、町として清水町の業界全体をみたときに、額的に大きなものについては、それなりのくむ努力をして配慮してやるべきではないのかということを前提にして、申し上げているわけで、初めから検討はまったくしないで一体のものとして扱っていたということでしたので、今後はそういうことを検討をすべきではないかということを申し上げているわけですが、どうも経費の面だとか、そちらの面ではメリットはないということに触れておりますが、私は考え方によっては、そんなものは簡単にクリアできるものではないかとそんな気がしますので、今後はそういう方向で検討願いたいと強く申し上げて質問を終わります。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
4番、口田邦男議員。
○4番(口田邦男) この施設によりまして170頭の育成牛を扱うのが増えるということでございますけれども、人件費についてはそのままの体制でいくということが申し上げられました。餌とか飼料、これについて170頭分の餌の確保は大丈夫なのか、ちょっとお伺いします。
○議長(田中勝男) 産業振興課参事。
○産業振興課参事(秋田谷幸次) 新しい育成舎建設に伴っての飼料の確保ということでございますが、さきほど総務課長の説明のとおり、工期は今年の場合は1月末ということで、年度内においては2月・3月の2か月間、それ以降、夏期放牧までの4月・5月のなかでの期間の飼料につきましては、本年の飼料調整のなかで粗飼料については確保ができているということでございます。ただ、これが今後ともどうなるのかということになりますと、当然、飼料の不足というのが懸念されるということですので、来年度においては飼料確保のために現物を買うのか、青田買いをするのか、そのへんは今後の検討ということで、いずれにしても将来的には飼料は不足するということになっております。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
7番、奥秋康子議員。
○7番(奥秋康子) 今回の育成舎の建設なんですが、この建設が契約した時点でこの築2年とか3年ぐらいの間に何か建設的にミスというものが生じた場合というのは、どういうふうにされるのか。この業者さんに限ってそういうことはないかもしれませんが、万が一そういうものが生じた場合、建設後のアフターケアのようなものはされるかどうか、契約のときにされているのかどうかお伺いします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) ただいまのご質問にお答えさせていただきます。一応、契約の内容については1年間、そういう瑕疵が見つかれば業者の責任において直すとなっております。
○議長(田中勝男) 奥秋康子議員。
○7番(奥秋康子) 1年間だけですか。やはりこういう場合は建築物というのはしっかりした基礎から始まるんですが、やはり3年ぐらいは様子もみないといけないと思いますので、そこらへんも含めて、しっかりしたアフターケアも必要だと思いますが、1年間で十分なのかというのも疑問に思いますが、それで契約がされているのであればやむを得ないと思います。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 今、一般的に、建築工事も土木工事も含めてそういう請負業者に瑕疵があった場合の対応というのは、そういう形で進めさせていただいております。仮に2・3年後でも瑕疵がはっきりすれば、それは今、議員がおっしゃるような形で、当然、請負業者にきちんと瑕疵がはっきりすれば当然と思っております。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
8番、加来良明議員。
○8番(加来良明) 今の工事請負の件で確認をしたかったんですが、前回の補正のなかで、地盤調査して杭を打たなければならなくなったので、補正を一般財源でしたんですけれども、当初の計画のなかでは、今の説明のなかでは、場所が上のほうにあって、最初と予定が違ったから補正を組んだのか、そこらへんの説明をもう一度お願いします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。産業振興課長。
○産業振興課長(八木正明) この事業につきましては、交付金事業で実施をさせていただくところでございますけれども、当初計画と場所が変更になっているわけではありません。この交付金事業ということで、基本設計なりの部分ができなかったものですから、岩盤、地耐力調査も必要だということで、経費として実証をさせていただいたんですが、本来であれば、基本設計をさせていただいて、その設計のなかで地盤が弱いだとか、そういう部分であれば、当然、予算に計上をするときにその部分の杭打ち工事などの予算も計上するべきなんですけれども、時間的な余裕もなかったということで、業者の参考見積もりで申請をさせていただいたという経過でございます。そのなかで地耐力調査をやった結果、杭打ち工事が最終的に必要だということになって、9月の定例会で補正をさせていただいたというような経過でございます。
○議長(田中勝男) 加来良明議員。
○8番(加来良明) 瑕疵責任とかさきほどありましたけれども、杭打ちとか、住宅については今年度から建設業法では瑕疵担保責任ということで10年保証ということで住宅はあるんですが、一般のそういう建物工事では関係ないんでしょうか。
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○議長(田中勝男) 休憩いたします。(午前10時49分)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午前10時52分)
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○議長(田中勝男) 答弁を求めます。総務課長。
○総務課長(荒木義春) 大変失礼しました。今のご質問の瑕疵担保の関係ですが、公共施設につきましても、同じようにございますので、その旨を契約書でうたわせていただいておりますので、10年ということでうたわせていただいております。大変失礼いたしました。
○議長(田中勝男) 加来良明議員。
○8番(加来良明) さきほどの答弁、奥秋議員の質問の答弁は間違っていたということで、取り消しか訂正等は後ほどすることを望みますけれども、例えばその瑕疵担保責任が今月10月からスタートしているわけですが、その時点で設計の段階で基礎も全部地盤調査も含めたなかで、設計とかが計上されることが条件として建設業法ではなっていると思いますが、それをしないで、予算を組んで先にやったということなんでしょうか。もしそうであれば、本来であれば、基礎の杭打ちの一般財源で補正を組みましたけれども、景気対策費のなかで最初から建築業法、瑕疵担保制度に則ってやっていれば、景気対策費用のほうでやれたのではないかと思いますが、そのへんはいかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) さきほど産業振興課長からもお話をしましたけれども、設計の段階では地盤調査の経費も入って設計を出させていただきました。併せて建物設計もお願いしてきたんですが、そのボーリング調査の結果、杭打ちが必要となりまして、9月の段階で補正を組まさせていただいたところでございます。補正を組まさせていただいて、実績ができあがったという経過でございます。交付金の関係ですが、おっしゃるとおりですが、交付金というのは総額が決まっておりますので、その部分がくわれれば何かの事業をやめなければならないということで調整ができたかと思いますが、そのような契約といいますか、事業の進め方がそういった形でしたので、後から杭の部分を追加させていただいて設計が仕上がったと、順序的はそういうような経過でございます。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
(加来議員より都市施設課長答弁の訂正を求める発言あり)
○議長(田中勝男) さきほどの、はい、都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) さきほどの奥秋議員の質問に対して、私は瑕疵が1年と申し上げました。総務課長の言うとおりでございますので、訂正してお詫びいたします。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終ります。
○議長(田中勝男) これより討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
○議長(田中勝男) これより、議案第87号、工事請負契約についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第87号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) 日程第7、議案第88号、工事請負契約についてを議題とします。
本案について、提案理由の説明を求めます。総務課長。
○総務課長(荒木義春) 議案第88号、工事請負契約について、提案理由のご説明を申し上げます。
1、工事名 清水下水終末処理場受変電設備機器更新工事
2、方法 平成21年10月15日、4社による指名競争入札の結果、落札によるものでございます。指名業者につきましては、日星・御影特別共同企業体、道富士・高野特別共同企業体、美和・山光特別共同企業体、北海道三菱・牧野特別共同企業体でございます。
3、契約金額 消費税込みで48,300,000円
4、契約の相手方 北海道三菱・牧野特別共同企業体 代表者 札幌市東区北24条東2丁目5番15号 北海道三菱電機販売株式会社 代表取締役 葛西武
次に、工事の概要についてご説明申し上げます。本工事つきましては、下水終末処理場全体の動力供給の主要な部分の受変電設備の機器更新工事でございます。本処理場につきましては、昭和61年に供用開始以来23年が経過し、それぞれ機器の老朽化が顕著になってきておりますので、平成11年度より国庫補助を受け、計画的に機器更新を進めてきてございます。今回更新をいたします受変電設備につきましては、供用開始時に設置して23年が経過しております。老朽化が激しいため、国の補助金を受けて、今回機器更新を行うものでございます。工期としましては、契約時から平成22年3月10日を予定しております。
以上、議案第88号の説明とさせていただきます。よろしくご審議いただけますようお願いします。
○議長(田中勝男) これより質疑を行います。
質疑ありませんか。
5番、中島里司議員。
○5番(中島里司) 入札にかかわって、さきほどもそうですが、所在がどこに本当に責任があるのかなというのが見えない部分があるんですが、今回の議案第88号についてですが、今、総務課長が言われた指名についてですね、指名権は絶対なものですから、あれですが、ちょっと私には早口で聞き取れませんでした。この議案も金曜日に発送になって、土曜日に着いていますから、私達が疑問に思っても調べる時間がないんですね。例えばちょっと行ってお伺いするとか、そういう部分を今回この議案で感じました。平日があればいいんだけれども、土・日が入った議案というのは調べようがないですね。事前に調べることが。私はすべて議会でここで聞かなくてもいいと思っていますから、聞けるものは直接伺って聞くべきだと私は思っておりますから。それからいくと、今回、指名のなかにどうも大手、地元全部4社がサブに付けられているようですが、実際に目となる会社の力関係、ちょっと業者全部詳しくはわからなかったんですけれども、どうも私が聞いている限りでは、目になる業者の資格というのに、ちょっと差があるように思うのですが、そのへんは選考委員会でどのように検討されたのかお伺いしたいと思います。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 今回の特別共同企業体の関係ですが、4社とも出資割合は7対3という形で本町に審査が上がってまいりまして、入札参加資格審査委員会を経てこの4社を入札参加資格があるというふうに認めたところでございます。それぞれ地元の町がどことどう、ご案内のように、町が特別共同企業体の場合、あるいはその形状もそうですけれども、町がどうということではなくて、あくまでも企業が自主的に構成を組んできたということで、それをそのまま資格審査会のなかで、審査を経て決定をしたという経過でございます。
○議長(田中勝男) 中島里司議員。
○5番(中島里司) 特別企業体のなかでの比率は7対3ということらしいですが、それはそれとして、私が聞いているのは、確かに業者間で主体的な企業体を組んで申請を出して指名をしているというふうには理解しておりますけれども、私が話しているのは、結局は目になる会社が本町で指名を何回か受けている、極端なことを言えば、まったく指名をされていない実績のない会社が地元の会社と組んできたから、単純に指名をすると、これはちょっと私は違うのではないかという気がするんですよね。さきほども出ていましたけれども、やはり過去に、これを見ていますと建設当時から入っているのが三菱だというふうに記憶していますが、それはそれとして、指名競争ですから、競争可能な条件下のなかで指名をしていくというのが本来だろうというふうに思います。地元が組んできたから指名をしましたというのは、それは違うような気がするんですが、基本的なものはメイン同士が競争可能かどうかということを審査する必要があるというふうに思いますが、そのへんはいかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 今回、電気工事ですが、過去に今から23年前にこれは終末処理場が建設をされていますから、その当時はおそらく地元のこういう電気屋さんというか工事屋さんが入らないで、大手でやられていたかなという気はしますが、その後、平成11年以来、機器更新については、すべてというか大きな事業については特別共同事業体の申し出があってそれぞれの業者にお願いしてやってきた経過がございます。ですから、それ以後、大手の企業に清水町が発注したとか、指名したとか、そういう工事はございませんので、そういう経験は今まではないという認識をしてございます。議員、ご案内のように、特別共同企業体につきましては、経験だとか技術の拡充強化だとか、そういったものを図って、工事を適正・円滑し、確実に施工するといったようなことが目的として結成されている企業体ですので、当然、私どもは4社のなかで十分に競争の原理が働いて、今回の落札になったというふうに認識しているところです。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終ります。
○議長(田中勝男) これより討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
○議長(田中勝男) これより、議案第88号、工事請負契約についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第88号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) これで本日の日程は全部終了しました。
会議を閉じます。
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○議長(田中勝男) 平成21年第10回清水町議会臨時会を閉会いたします。(午前11時06分)