北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成21年第11回臨時会(11月2日_日程04)

○議長(田中勝男) 日程第4、議案第89号、平成21年度清水町一般会計補正予算(第9号)の設定を議題とします。
 本案について、提案理由の説明を求めます。副町長。

○副町長(安曇達雄) 議案第89号、平成21年度清水町一般会計補正予算(第9号)の設定についてのご説明を申し上げたいと思います。
 総額にそれぞれ33,064千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6,804,745千円とするものでございます。
 歳入の補正内容ですが、6頁をお開き願います。6頁の歳入でございます。
 18款1項1目財政調整基金繰入金につきましては、今回の歳出補正額の財源として基金からの繰入れを行うものでございます。
 次の頁、7頁、歳出でございます。4款1項2目保健予防費につきましては、10月19日の臨時議会におきまして、新型インフルエンザ予防接種の全額助成費用として国庫補助となります生活保護世帯及び町民税非課税世帯の世帯員分について、議決をいただきました。その後でございますが、医療従事者を除きまして、町民の予防接種費用についても、町単独事業として、6,150円のうちの半額3,075円を助成しまして、予防接種の推進を図るものでございます。対象者を4,167人と見込み、町内の医療機関で予防接種を受けた場合は医療機関へ委託料として支出をするための経費、町外の医療機関で受診した場合につきましては、後日、本人にお支払いをするための経費を扶助費として追加するものでございます。
 2項1目の清掃センター費につきましては、焼却炉内部の耐火レンガが老朽化により崩れまして、全面的に補修が必要になったことによる工事請負費の追加、また工事期間中、約3週間、焼却炉を休止することにより受け入れごみを覆土し、最終処分場に埋め立てる経費を委託料として追加するものでございます。
 清掃センターの炉の関係ですが、一部、ごみピットからの焼却炉への搬入部分ですが、下部の部分について一部損傷しまして、その下部の部分と、6月に新たに上部の部分がまた壊れまして、それぞれ補正予算を提出させていただきまして、この改修にあたったところでございますが、その際に状況を見極めながら、もう少しなんとか維持が可能だろうという炉内での判断をしまして、当初予算等で検討をしていけるのではないかというふうに思っておりましたけれども、このたび、炉のなかのレンガの落下が見られまして、それ以外の部分ですが、非常にこのまま放置することで炉全体がだめになってしまうという部分もございまして、今回補正をあげさせていただきまして、炉の内部を全面的に改修するということで提案をさせていただくものでございます。
 以上、一般会計補正予算(第9号)の説明とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○議長(田中勝男) これより、質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 1番、原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) インフルエンザの関係につきましては、十分に理解をしているところでございますが、焼却施設の改修の件についてお尋ねします。平成13年度にこの施設は6億円を投入してダイオキシンを発生しないための施設として改修をしているということで理解しております。
 過去に平成19年からずっと見てみますと、毎年、それなりの補修、炉の改修等も繰り返しているということがわかるわけですが、今の副町長からの説明では、まさかこれほどまでいくとは思わなかったようなところが、急きょ大々的に改修を余儀なくされるというような事態になったのかなというように理解するのでありますが、今回、2,000万円をかけて、この耐火レンガの補修をするということですが、補修をすることによって、これから先、焼却炉については耐用年数等含めてどのくらい今後は利用をしていけるというように理解をしているのか、このへんについて、まずお尋ねをしたいと思います。
 今回、臨時交付金で2件、可燃・不燃選別機の修繕をしたり、あるいは灰出し設備の改修をしたりして、3,000万円以上の出費をしているのですが、このへんについても同様にまさに新しくなるわけですから、これからの耐用、この焼却炉を利用する上には、ほぼ今後そう大きな補修費がかからないで維持をしていけるというように判断をしているのかどうか、このへんについて2点お尋ねします。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) お答えします。今回の補修でどの程度の耐用年数があるのかということでございます。清掃センターにつきましては、平成13年に、今、お話のとおり、ダイオキシンの関係の改修を大きくやったところですが、施設そのものは平成3年から稼動してきているところです。通常、清掃センター等の耐用年数については、20年程度といわれております。この施設も18年経過したのかなと思います。今回の炉につきまして、それからバグフィルター等を取り替えることで、かなり心臓部の部分が大幅に改修されるということで、何年ということは、はっきりとは申し上げられません。
 話が変わりますが、最終処分場があと6年か7年ぐらいかなというのがひとつあります。そのなかで改めてこの処分場を造成するとなれば、ちょっと中身をまだ精査しておりませんけれども、現在の処分場については、3億円以上かかっていると、平成3年の造成でそれぐらいかかっているというようなことを考えますと、それ以上の額になるのかなというなかで、本町の財政事情のなかでは、新しい最終処分場は難しいということで、十勝圏のほうと協議をさせていただいている段階ですが、十勝一本化の話も数年前から出ておりまして、平成28年には一本化という、これは決定ではありませんけれども、そのようなめどで話が進んでいる部分もございます。
 今の本町の埋立地でいきますと、埋立地の容量が約25,000立米の施設でございますが、残りが5,500立米ほどでございます。ごみの有料化と分別に伴いまして、平成16、17年ぐらいから、年間の埋立て量が700から800というふうになっておりますので、このまま推移していきますと、6年半ぐらいでいっぱいになるのかなという事情があります。そういった部分も見計らいながら、それまでに十勝一本化でいけるのかどうなのか、早めに判断をしていかないとならないと、そういった事情のなかで、今回の改修に伴う部分については、その時期まではもってもらわないとならないというふうに考えております。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 施設そのものは平成3年に造って、焼却施設の改修には6億円を投じて、平成13年ということでありますが、このタイルについては、13年ですから、まだ10年も経っていないわけですが、素人感覚でいくと、そんなに早く崩れ落ちるのかなという疑念もあるんですが、これは一般的にみて、この程度でタイル等は崩れたり、不都合が生じるというのは一般的なものなのかどうか、このへんはいかがでしょうか。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 毎年、オーバーホールといいますか、そういう形でやっていけば、もっと長持ちするのかなと思いますが、今回、春先の副町長からお話があった部分で、崩れたときに初めて私も炉の内部に入らせていただきました。状況としましては、いわゆる数年来の焼却の残さといいますか、レンガの部分が見えない状態で、ヘドロというのか、鍾乳洞みたいな形でびったりとくっついているわけです。そのような状態ですから、これをはがすことはできないのかという話もしたんですが、かなりへばりついていて、それをはがすとレンガ自体が崩れてしまうと、ですからそういう状況にならない前に、毎年毎年オーバーホールみたいな形でやっていけば、これももたせられたのかなと、今、反省点でございますが、そんなようなちょっと私の知識はその程度のものですから、一般的にどのぐらいもつのかという部分については、ちょっとわかりません。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) この工事を実施するにあたって、さきほどの説明では3週間ほど止めるということで、その際に埋め立てで処理をするようですが、埋め立てを同じような形で、例えば1か月も2か月もかかってしまうなんていうことになると、そういう際の埋め立てというのは可能なんでしょうか。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) さきほどの残量でいきますから、埋立て自体は可能と考えておりますが、その分、いわゆる残り年数・月数が減っていくというふうに考えておりまして、できるだけ工期も短く、燃焼する、止めることを短くしたいというなかで、今回、こういったご提案をさせていただいているところです。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
 9番、妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 新型インフルエンザのワクチン接種で助成をするということを提案されました。2・3点お聞きしたいのですが、1つ目は現状はどうなっているのかということです。先月19日の臨時会で状況を説明願ったので、今はどうなっているかというのが1つ、それからこの4,000人予定している予防接種ですが、1つは接種するときにワクチンの量はどうなっているのか、それから接種する順番がありますよね、厚労省で出したと思いますが、例えば医療従事者が先にやると、あとは妊婦がやると、基礎疾患のある方というふうに順番がありますね、そして乳幼児とかなんとかというふうに順番があります。そうした試算はしていらっしゃるのでしょうか。そして中学生で終わりと、そんなことになっているようですが、そこらへんで人数の試算が出てきているのかと思いますが、まずワクチンが十分にあるのかということと、それからその順番はどうなっているのかということをちょっとお聞きしたいと思います。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) それではインフルエンザの件について私からお答えさせていただきます。現況がどうなっているのかということですが、先月の19日以来ということですが、今回、各医療機関に問い合わせをしまして、清水町全体の受診者だとかそういう数字もまとめてございます。9月いっぱいにかかった人、清水町で118人、町内の5医療機関で受診した患者数ですけれども、それから9月28日から10月4日まで、特に新聞等で週別にいろいろまとめてございますので、そういったまとめかたをしました。ここのときが118人。それから10月5日の週、11日までですが、207人。それから10月12日から18日までの週が143人、それから10月19日から25日までの206人。合計792人がインフルエンザにかかって受診したと、ただし、これが全部新型だと確定をしたわけではありませんし、よくわからなくてこの数字に入っていないという数字もございます。ですから792人ですけれども、先週の分はまだまとめておりませんが、約1,000人近くがなんらかの形で感染、あるいは病院にかかったという状況になっております。これは必ずしも正確ではありませんけれども、北海道だとか、十勝や全国の平均と、例えば10月19日から25日までの週で比較をしますと、1医療機関当たりのがよく新聞に載っておりますが、1医療機関当たりの受診者数ということで、患者数で載っておりますが、清水町は10月19日から25日の週で41.2人、さきほどの数字を5医療機関で割った数字でございます。十勝平均がこの週で57人というデータがございます。それから北海道平均が61.43人というデータがございます。全国平均が24.62人ということで、北海道が現在全国平均よりもピークである、十勝も非常に高い数字にあるということで、清水町も同じくらいではないかなという気がしますが、さきほど単純な比較もできないというお話もしましたが、例えば十勝ですと、どうも15あるらしく、十勝管内で15ですから、けっこう大きな病院でやっているということになりますと、清水町の平均が41.2で5医療機関ですので、41.2人というのが全道や十勝平均より少ないと数字が出ていますが、これは決して少ない数字ではなくて、全十勝並みに発生をしているのかなということです。毎週月曜日に、近いものですから日赤病院に行ってみているのですが、今日はさすがに少し減り気味であるかなと、簡単な判断はできませんけれども、ちょっと収まりつつあるかなという状況であります。
 また、発生状況ですが、先週まで保育所だとか学校だとか、そういったところが随時休校や閉所だとか、そういったことがあったんですが、今週は今のところはないですが、後から教育課長から説明いただきたいと思いますが、今のところ、学校のほうも一時収まりつつあるのかなということでございます。状況についてはそのようなところです。
 2番目のご質問のワクチン量がどうなっているのかということですが、全国的なワクチンの量は2,700万人が国内産で、それから5,000万人が輸入で対応するということで、7,700万人分のワクチンをいずれ確保のめどはついているということですが、今、現在、ワクチンをつくっているところでありましょうし、輸入を開始したところでありますから、それが潤沢に入っているということではないようです。ただ、量としては、病院等にもお聞きすると、とりあえず自分のところの医療従事者については、なんとか打ち終わって、要求の100%は来てはいないというお話をしましたが、なんとかうちは間に合いましたけれども、今後、今日の新聞等によりますと、16日から、かなり優先者の高い妊婦、それから持病のぜん息、糖尿病という疾患持ちの人に16日から始まるということですが、日赤あたりは受付を、予約を開始するということですが、ほかの病院ですとまだそんな指示も何も来ていないので、予約どころではないという病院もありましたし、そのへんについてはまだ混乱とまではいきませんが、実際の現場の状況となかなか把握ができないというか、そういう状況であります。ただなんとかさきほど言いましたように、優先対象者の人数だけは今後新聞等によりますと、確保はできていけるのかなというところであります。
 それから次に順番というのが3点目にございました。さきほど補正のなかで4,167人に今回2分の1を補助するということでしたが、前回の非課税者、生活保護者と併せて5,060人ぐらいになります。これは町内でそれぞれ妊婦が70人想定、あとは持病のある人が老人含めて650人だとか、いろいろな数を算定して、5,130人ほどという数字を出したところでございます。この人達が今回順次打った段階で全額補助だとか、2分の1補助だとかの補助をしていきたいということで、前回と今回を合わせて補正予算としてご提案させていただいたところです。以上です。

○議長(田中勝男) 教育課長。

○教育課長(金田正樹) 教育委員会の学校関係の今の感染状況をお知らせしたいと思います。19日の臨時会でそれまでの状況についてお話させていただきましたが、その後、清水小学校では4クラス程度学級閉鎖で対応しました。また、御影小学校も25日に1学年、6年生を学級閉鎖で対応してきまして、落ち着いたかなと実は思っていたのですが、今朝になりまして、御影中学校で感染があったということで3年生30人のうち6人が感染または疑いということで、明日から学級閉鎖にせざるを得ないかと思います。そのほかに1年生も19人なんですが、2人ほど熱が上がっているということで、これは新型なのか季節性なのか、普通の風邪なのか、今はちょっと状況を聞いているところでございます。場合によっては、明日から学校閉鎖という可能性もございます。ただ、御影小学校がまだ学年閉鎖が1回しかしておりませんので、そこに広がっていったら大変だと思っております。今後とも情報収集に努めまして、集団感染拡大防止に向けて適切に対応してまいりたいと思っております。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) さきほど説明不足な部分がありましたので、優先対象者のうちで算定している人数についてご報告させていただきます。妊婦については70人、さきほどもお答えしましたが、基礎疾患に対しては患者が650人というふうにみております。それから小児の関係で小学校1年生から3年生までが727人、それから1歳未満の小児の保護者ですが両親2人がいるという計算で134人、それから小学校4年生から6年生までが218人、たまたま道のなかでは第1優先者と第2優先者が小学校3年生で分かれておりましたので、ここで別々の算定をしておりますが、小学校4年生から6年生までが218人、それから中学生から高校生まで580人、さらに65歳以上の高齢者、この場合は基礎疾患のある人と400人ぐらい重複するということで、この部分を差し引きまして2,684人、合計が5,063人ということで算出してございます。それと前回の補助対象者の部分を、今回全額補助の人を部分を引いて4,167人という数字を出しているところでございます。以上です。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 状況についてはよくわかりました。この補助を出す観点なんですが、町村によっていろいろと違います。陸別町、新得町だとか、今までもやっておりますけれども、ちょっと状況が違うんですよね。ここらへんのところを清水町としては、例えば小学生をどう考えたか、中学生をどう考えたか、それぞれ違うのではないかと思うんですが、そういうところは、例えば、小中学生と幼児は無料にするとかいうことについて検討されたことはあるのかということです。これは一律に低所得者や生活保護については、無料だけれども、あとは全部一律にこうするというのは、ちょっと考えものだと思って、そこらへんの検討をどういうふうにされたのかということをお伺いしたいと思います。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) 今、ご案内のように、各地、新聞等にもいろいろと載っておりますし、状況調査もしまして、非常にばらばらでございます。それで本町としていろんな状況のなかで、予算との関係もありますし、いろいろ検討した状況がございますけれども、鹿追町ですと優先対象者全員に対して全額無料だということがあります。それから上士幌町、士幌町では、さきほど言いましたように、小学校3年生までの第一次優先者まで全員無料で、そのほかは2分の1だとか、あるいはないとか、いろんな状況があります。あと2分の1補助だというところが全員までとか、高校生までとか、小学生までとか、これもいろいろとあるんですが、5町村ほどあるんですが、そういった各地の状況、補助の状況だとか、そういうことを検討したなかで老人から子どもまで含めて4,167人全員に対して2分の1補助ということを決定したところですが、これも単純な判断はできませんが、管内のなかでは中庸ぐらいの補助のなかの判断かなということで認識しているところです。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 一律にするということについて、若干私は不満があります。その点を細かく検討するのが必要ではないかと思います。そこでこれは強制でもなんでもありません。ワクチンを接種するということは、本人の申告になります。この方法について、補助はつけたけれども、みんなに接種をしてもらうという観点でいかないと困ると思うんです。そうすると順番はこうですよ、いつ頃これを受けられますかとか、情報が町民に全然伝わっていないですよ。私はこのままこれをほうっておいたら、4,000人というのは半分にもいかないかもしれないと心配しています。これについて町民に具体的に、一番ピークにかかっているんですから、関心があるわけです。そういう点でワクチンの接種のやりかたとか、本人申告ですから、そこらへんをどんなふうにやるのかなという心配もしているところですがいかがでしょうか。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) そのへん私たちも事業を実施するからにはなるべく多くの対象の人に利用をしてほしいという思いはありますので、実は今日のこの議決をいただいたら、2・3日中に新聞折込チラシを、もう折込チラシの部分は出来上がっているんですが、もし今日何か変化あれば、原本は出来上がっていますので、そういったなかで、事業のPR、あるいはたくさんの人がインフルエンザにかからないように注意をしましょうということで、このチラシを2・3日中に入れるような準備をしているところです。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありますか。
 5番、中島里司議員。

○5番(中島里司) 衛生費の清掃センターの関係でお伺いしたいと思います。3点ほどあります。
 1つにはさきに補修して、また今回2,000万円という補正が出てきている、傷んだものは直さなければならないのはしかたありませんが、このなかで共通仮設的なものがあると思います。一緒にやっておけばよかったじゃないかと、この短い期間のなかで再度繰り返してくる、要するに費用の削減というのは、僕はけちることだとは思っておりませんが、さっきの課長のレンガにヘドロがはりついて云々という話ですが、前回補修をやってからついたものではありませんよね、その時点でもうついていたはずなんです。ですから、なぜそういう先読みというかな、今、僕が聞いているのは、またやることによって空にする、空にして炉内を掃除する、前回一緒にやっておけば掃除代というのは1回で済んだじゃないですか。そういう読みが非常に欠けているというふうに思います。
 2点目として、見積り設計というのは誰がして2,000万円を予算に計上してきているのか。算出された根拠というか、出どころ、そこをお聞きしたいと思います。
 3点目、今さきほどちょっとお話していました十勝広域、十勝環境複合事務組合でやっているから、管内に炉を持っている町村というのは少ないと思います。そういう少ないなかにあっても管理の方法というのではいろんな部分でかなり価格で開きがあるような気がしています。そういう部分でそういう連携を取ると、担当者が集まって、管内に何箇所あるかわかりませんが、そういうところで共通の悩みをぶつけあった会議というか、協議というか、そういうことは今まで過去にやった事例があるのかどうか、この3点についてお聞きしたいと思います。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) お答えします。3点ほどご質問がありました。今年の春先の補修の際に、今回のこともわかっていたのではないかと、一緒にやれば共通経費も少なくて済んだのではないかというご指摘でございます。今年の補修につきましては、冒頭に副町長からご説明したとおり、ごみの搬入口部分の下部の部分のレンガが崩落したと、それで部分補修を実施したということで、その段階で炉内に入っていますので、状況は把握をしておりました。それからもう1件、同じように搬入の上部のレンガが崩れたというようなことでございます。そこも補修をしたということでございます。今回、お願いしている分については、その部分以外の側壁、後壁等のレンガの改修ということでご理解いただきたいと思います。
 それから見積りの設計はどこでやったのかということでございます。一応、清掃センターの躯体・設備等を設計施工いたしました会社の参考見積りをいただいて精査したところでございます。
 それから3点目、十勝圏というか広域のなかで同じような設備を持っているようなところと悩みごとだとか相談することで、もっといい安上がりな方法が情報交換でできるのではないかということで、そういうことをやった経緯があるかどうかというお話であります。年に2・3回の十勝全域が集まった十勝環境複合事務組合の部課長との会議はございますが、今のお話のようにその分だけで自発的に会議をもったことはございません。

○議長(田中勝男) 中島里司議員。

○5番(中島里司) まず1点目の場所は当然違って当たり前で、同じところを直したら大変なことだからね。私がお話しているのは、これを炉内というか、機械設備関係が補正でこうやってあがってくる、特に課長これはね、炉内でヘドロみたいのがはりついていたというのは、決して年度が変わって出てきたものではないでしょう。それと私は傷んだところは直さなければならないのは当たり前だと思っております。ただそのときにそういうものがわずかずつ補正で出てくるのはいかがかなということを言っているんです。1回でやれば今言ったことが経費的に削減ができないのかということなんです。間違いなく僕は削減になると思っておりますから。管理業者に設計をさせている、これは2点目ですので、あとでしますが、業者がそういうことを把握をしておかなければならないわけでしょう、本来はですよ。今の役場の担当者は全部素人ですからね、担当者だけが素人じゃなくて、役場内にそんな専門家いないですから。頼り切るのはやむを得ないと思います。頼り切るなら頼り切るような答えを出してもらわないとならないだろうということなんです。それからいくと、どうも金額的にごみ処理場に不審を持っている一人なのですが、今回もそういうことから言ったら悪い表現ですが、管理業者が小出しをしてきていないのかと、もう傷むのはわかっていたんだから、はりついていたんですから、もう一度それについて、課長どうですか。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 今、議員ご指摘の一度にやれば当然3回でやるよりも共通経費で削減できるという考え方はそのとおりだと思います。さきほどご説明したように状況といたしましては、春先の2回の補修工事につきましても、炉から焼却後の排出物のなかに崩れたレンガがあったということを発見いたしまして、中に入ってその状況がわかったと、その段階で一応私も中に入りまして、さきほどご説明をしたようなヘドロ的な部分でこれはひどいということで、その段階で全部を直したらどうなるのかということの仮見積りもいただいたところです。今回のような多額な金額が出てきたものですから、これはとりあえず部分補修で急場しのぎで、できれば新年度予算で出したいというふうに考えたところですが、10月に入りまして、また崩れたということで、副町長とも相談して、いよいよそこまでは待てないという判断で、今回出したところでございます。
 それから、いわゆる業者が把握をしていたのではないかという部分で、小出しにしているのではないかという、悪く取ればそういうふうに見受けられるような状況にしてしまった我々も良くないのかなと思いますが、そうしたことは決してないというふうに認識をしております。ただ、ずっと平成14年から続いております、行財政の状況のなかで、いろいろあれもこれもと逆に維持管理をする側にとっては、早めに直してもらったほうが何でもいいというふうに思うわけですけれども、そういったお話はたぶん担当に届いていたと思うんですが、なかなか要求してもつかない部分があったり、そこまでいっていないだろうという未熟な判断でやってきたということの結果と考えております。

○議長(田中勝男) はい、副町長。

○副町長(安曇達雄) 私からも補足をさせていただきます。今、お話がありましたとおり、今回のレンガの補修にかかわりましては、これで3回にわたるということで、非常にそういった面ではもう少し慎重に対応をしなければならないというふうに私どもも認識しております。2回目の崩落の時には、私も炉内に入りましてその内容を見まして、その段階で大変厳しい状況だということも認識しておりました。この炉の問題については、当初から炉を全面的に改修をしなければならないということを大きな課題として持っておりましたけれども、総体的な金額が非常に大きいということで、財政状況も見極めながら、その2回目のなかで新年度予算、今、お話したとおり、新年度当初の予算でしっかりみていこうという考え方もございましたので、その段階で一部補修という判断をさせていただきました。その結果、こういう状況で崩落が起きたということで、そのへんの判断の甘さがあったかなと反省をしておりますけれども、このことに状況的にはなかなか待てる状況ではないということでありまして、今回、多額の補修金額になりますけれども、この機会に、たまたまほかの2箇所の部分の補修工事もありますので、これに合わせて休む期間というのを一緒にできるということで、炉をできるだけそういった面で休ませる期間を少なくするという意味では、今回一度にやってしまうということが適切だという判断をさせていただきました。そういった意味でこういったものの改修にかかわりましての判断につきましては、慎重にしていかないといけないと反省をしております。以上です。

○議長(田中勝男) 中島里司議員。

○5番(中島里司) 反省、いろいろなことで顧みることは大いに結構な部分もありますけれども、これはすべて町民のお金ですから、そういう部分からいくと、前に古い話ですが、トラクターの故障があるときあって補正であがってきましたが、そのときに動かなくなったから補正をつけてもらったと、調子が悪いのはわかっていたんだろうと担当者に聞いたらわかっていたと、そのときに補修していたら3分の1ぐらいでできたんだと、そういう事例があるから、今、副町長が言ったようにね、トータル的な部分であくまでも施設的なことから考えれば、いろんな考え方はあるけれども、経費の部分というのを最優先に考えていかなければならないと、当然、そう言ったって最終的に予算が厳しいと言ったって、こうやって年度途中に2,000万円みるんだから、トータル的に全部取り替えようという段階までにきている年度がきてるのなら、年次計画を持って、2年なり3年なりで炉内をやりましょうと、そのためにはどこから直していったらいいですかというのを維持管理している業者に聞けばいいじゃないですか。最小限に、共通で必要なものを僕は節約をしていくべきだと、何回言ってもしかたがないということを僕は思っておりません。これはすべて町民のお金ですから、最大限これから努力してもらわなければならない、念頭においてもらわないといけないと思っております。それはそういう期待をしておきたいと思います。傷んだものは直さなければならないのはしかたないことですから。
 それと設計についてですが、私が2番目と3番目一緒にからめた質問ですが、自分たちだけで、業者からもらった設計金額が正しいなんて思って、議会に出したり発注するのは間違っていますよということを言いたいんです。裏づけが何もないでしょう。やる業者から見積もりもらって、それでその金額に沿って工事を発注していくとのは、決して正しいと、比較を何もまったくしていない、私はそう思います。そういうことで炉内の補修ひとつを取ってもそうじゃないですか。ほかの施設もたぶん持っていると思うから、当然それらを比較してくるのが、お互いに出し合うのが共通の悩みなり、こういう結果でしたという部分で、自信を持って説明をできるんじゃないのですか。そういうことで私は管内にある施設担当者同士会議というのを持っていないとならないだろうと、行政で勉強できるのといったらそれしかないでしょう。大変言葉悪いけれども、業者に聞いても業者は自分の言いようにしか答えないわけだから、そのへんについて、2点目と3点目が一括になりますけれども、そちらのほうでお答えいただきたいと思います。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) ただいまご指摘のありました件につきましては、議員が申されるとおり十分にできていないというのが実態でございます。今後、ご意見を踏まえて、そのような形でやっていきたいと考えております。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
 3番、西山輝和議員。

○3番(西山輝和) インフルエンザの関係で、学校教育のほうにお願いがあります。今回のインフルエンザですね、家庭から出て行く子どもたちも元気だと思っていても、急に熱が出るというそういう特色のあるインフルエンザなので、学校の保健の先生には十分に注意するようにお願いしていただきたいと思います。今回のインフルエンザですね、死亡率について、1・2年生と幼稚園の年長が一番死亡率が高いということで言われていますので、十分にそのへんを注意していただきたいと思います。
 それから、保健福祉課長からチラシを出すというお話でしたので、親のモラルもあるんですが、兄弟がいたら、本当に学校に出さないようにお願いをしたいということを一言加えていただきたいと思います。1人がかかっているのに平気で兄弟で学校に出てきているという事例がたくさんありますので、そのへん十分に注意をしていただきたいと思います。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。教育課長。

○教育課長(金田正樹) 西山議員から、朝に元気でもすぐに熱が出てしまうという話もございました。教育委員会といたしましても、校長名並びに養護教諭の名前で各世帯にもいろいろな事務文書を配布しております。健康観察を特に朝晩熱をはかってくださいと、それとうがいと手洗いと、それについて特にお願いしております。また、校長会の定例・臨時を含め開催しまして、子どもの状況には注意してくださいということで対応しております。今後とも、さきほど言いましたように、そこらへん、集団感染防止に向けて全力を尽くしてまいりたいと思っております。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) 今のご質問というよりは要望ですけれども、チラシは2・3日中に出すということで、さきほど言いましたけれども、兄弟の部分については、「出すな」という表現はなかなか難しい場面もありますので、そのへんは学校といろいろ連携を取らせていただいて、注意をするだとか、そういう学校便りみたいなもののなかで出してもらうほうが今はいいかなと思っておりますので、そのへんだけご了解いただいて、チラシも基本的には今までどおりのものにさせていただきたいと思います。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
 8番、加来良明議員。

○8番(加来良明) 清掃センターの件で何点か確認させていただきます。
 1点目はさきほどの原議員の質問のなかでメンテナンス等を年に1回程度やっておけばある程度延命もできるのではないかという答弁でしたけれども、このメンテナンスについて試算をしてあるのであれば、どのようなメンテナンスをいくらぐらいでやれるものなのか。2点目は現時点で今後補修工事が出てくるようなことがあるのか、どのように把握をしているのか、もし把握をしているのであればお答えいただきたいのと、3点目はこれまで質疑のなかで埋立て処分場があと5・6年とか、清掃センター自体が耐用年数3年程度というような答弁がありましたけれども、今後、清掃センターを十勝環境複合事務組合との話し合いの進捗状況等も踏まえたなかで、どのようにしていくのか。あと5・6年しか埋立地ももたないのであれば、そう遠くない年数のうちに方向性を出さないといけないと思うんですが、そこらへんを町長はどのように考えているのか、答弁願いたいと思います。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) メンテナンス等をやっておけばという、さきほどの質疑でお答えをしたわけですが、どの程度かかるのかということですが、その試算はしておりませんが、今回、初めて私も炉内に入りまして、これは1・2年でついたものではないということから、さきほどお答えしたところです。当然、修理にがばっとかかるよりは、かなり安く毎年やっていけばその点検はできるものと考えております。現時点で、今後、補修工事はどの程度かかるのかと、たぶん広域との、3点目として、町長がお答えいたしますけど、その点とからんで、かなり高額にかかるものであれば、早めに判断して入ったほうがいいというご指摘かなと受け止めております。ただいま今年度に新しい総合計画に向けたローリングということで、10か年のそういった精査を求められておりますので、そういったなかで見通しを立てながら、補修計画もしっかりとやっていかないとならないと、そしてそういう状況によっては、広域への判断も早めていかないとならないかなと担当課長としては考えているところです。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) お答えをいたします。本件につきましては、十勝複合事務組合で協議をしているところです。平成28年に一本化として目指しているところです。すなわちこれまで全町村が加入していない状況がございましたが、一昨年にし尿処理も含めて一本になったということ、それでこの件については、埋立てとどうしても関連があるものですから、一時期は早めにということで、環境組合のほうにはお話をしてきたところなんですけれども、私だけでは1町だけは引き受けることはできないと、やはり足並みをそろえないとならないということから、平成28年という形を目指しているところでございます。埋立てにつきましては、現在、池田のほうに音更から移設して満杯になればというものですから、やるわけですけれども、これも現時点では従来の市町村加盟による埋立ての許容範囲というふうになっているわけであります。しかしながら、私としましては以前からそのことを申し上げてきていますし、複合組合の内部でも清水町のことについて随分配慮していただいたと、それで現在の音更の万年のあれから移したやつをいくだけではなくて、それにプラス追加をしていただきたいとこういうことでお話をしているところです。当初の建設計画時点にさかのぼりますと、あそこに設置するというなかの地域住民には現時点でのというお話で進めてきた経緯がございますので、それが全部十勝一本という形にはまだ話ができあがっておりませんし、運用開始しておりませんので、その後の問題だということで、認識は複合事務組合ではしているところです。私どもとしましても、そういうことで進めておりますので、なんとかそれまで続行をしなければならないだろうというふうに考えているところですが、以前からできるだけ早くということで、お話をしておりますので、今後も会合等を行いまして、早く十勝的にできるようにそういうことを求めていかなければならないと思います。

○議長(田中勝男) 加来良明議員。

○8番(加来良明) 1点目のメンテナンスの試算についてはしていないということですが、本来、今後、維持をしていくうえで、そういうところは把握をしたうえで費用対効果を十分に今後運営していくべきではないかと思いますが、なぜしなかったのか、今後する予定があるのか、そのへんをお聞かせいただきたいと思います。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) ただいまのご質問ですが、今回、焼却炉の部分で、メンテナンスと申し上げたのですが、私はあんまり詳しくはないのですが、そのほかの部分でもメンテナンスでいろいろとやっておくことで、低廉な部分で補修ができるという部分もあるのかないのか含めて、来年度予算に向けて、このメンテナンスが必要あるものについては、しっかり予算要求して、理事者の判断をいただくということで進めていきたいと考えております。

○議長(田中勝男) 加来良明議員。

○8番(加来良明) ぜひ試算して、例えば何日か受入れを休まないといけないとか、そういうことが起きてくれば、来年の収集予定にもかかわってきますし、そういう取り組みをしていくことが、仕事をしていくうえで大事ではないかと思いますので、そういうことを試算して、いつまでか、答えを出していただきたいのですが、いかがでしょうか。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 今のご質問はすぐに試算して予算の要求ではなくて、出せというこういうお話ですか。

(加来議員より質疑の主旨について説明あり)

○町民生活課長(草野和好) できるだけ早く試算の結果をお知らせできるように取り組みたいと思います。

○議長(田中勝男) 加来良明議員。

○8番(加来良明) 2点目の今後については、3点目と一緒で全体的なことでお伺いしますが、将来的にどうしていくということは、以前に私が産建委員会で清掃センターの調査に入ったときも、広域なり、今は分別が進んでいるおかげで、埋立地の寿命が延びているということで効果は出てきているのは、当初予定よりは効果が出てきているということですが、そのときも広域とか、十勝複合事務組合とかいろいろな場面で取り組んできて近隣町村と話しながらという答えで、それからまったく何か進んではいないような状況にしか受け止めれないのですが、もっと具体的にスケジュールとか段取りを踏んで積極的にやると、これは担当課だけではできない部分があると思いますので、執行者としての責任として、早め早めに取り組んでいただきたいと思いますが、町長、いかがでしょうか。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) ご意見のとおり進めてまいりたいと思っております。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありますか。
 7番、奥秋康子議員。

○7番(奥秋康子) 1点お伺いしたいと思います。このごみ処理上の関係ですが、課長が先ほどの答弁で、レンガの部分にアメ状のものというか、固形になった部分がついているということだったんですが、完全に燃焼をされていなくて、べったりとレンガについているということなんですが、それらは、今、完全に分別をされて燃やせるごみだけであれば、そういうような不完全燃焼のようなものが、そういう現象が起こらないのではないかと思いますが、その処理をされようとしているわけですが、どのように処理をされるのかということをお伺いしたいと思います。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 今のご質問ですが、いわゆる私がさきほど説明した炉内のレンガの部分にヘドロみたいなものがくっついていると、これについてはたぶんしっかり分別がされてプラスチックだとか、そういう石油類だとか、いろんなものを燃やさなければくっつかないのではないかというようなご質問かと思うんですが、私は何が原因かははっきりとわかりません。処理の方法としては、焼却するか、埋立てするしかないと思いますが、埋立てもさきほど説明したとおり、何年ももたないというなかで、今言う炉の延命のために今の状況では同じようにそのヘドロがくっつくのではないかと、このへんについては技術のある者に聞きながら、一生懸命分別も町民の皆さんにやっていただいておりますが、まだ足りない分もありますし、そういったものも含めて、住民の皆さんにご理解をいただきながら、協力をしていただけるという環境をつくっていかないとならないと考えております。

○議長(田中勝男) 奥秋康子議員。

○7番(奥秋康子) 確かに分別は町民も協力をしてやっているはずですが、なかには燃やせるごみとして生ごみもあそこで一緒に燃焼をしているわけです。そのために、それを燃やすために重油だけでは少ないということで、せっかく町民が分別したものを燃料代わりにそこで燃焼するという話も聞いております。そういう事実はあるのか、またそれを今後そういうことを続けていくお考えがあるのかどうかお尋ねします。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 町民が分けた、例えばプラスチック等を燃やしているのではないかというお話だと思います。このお話については、何年か前の議会でも奥秋議員が同様のご指摘をされていたと思いますが、実態としましては、分別されてきれいなものについては、きちんとまわしておりますが、なかなか洗ってほしいとか、汚れをとってほしいといっても、それができていないものについては、これは再資源化ができませんので燃やしているというのが実態でございます。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
 11番、荒木篤司議員。

○11番(荒木篤司) さきほどインフルエンザの予防接種について、課長からご説明がありましたけれども、今、医療従事者がトップでとなっていますよね、妊婦や幼児、子どもの何歳以下、65歳以上の高齢者、これははっきりわかりますよね、あなたがどこに入るのかということがみんなわかりますよね。わからないのは基礎疾患のある650名の人で、受けたらいいのか、受けなきゃならないのか、どうなのかはっきりとわからない人もいるんじゃないのかなと心配するところなんですよ。この人達になんらかの形で、あなたは対象ですよということを教えてあげたほうが親切ではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。
 それから炉の話ですが、さきほど原議員の質問に対して、課長は償却期間が20年ぐらいだというふうにおっしゃいましたよね。たぶん炉なんてもっと短くて7年か8年なんだろうと思うんです。ですから13年にある程度大幅に改修をしたんだと、してももう10年近く経つわけですから、当然使えなくなるのもやむを得ないのかなというふうに思いますが、さきほどから課長が一生懸命に、「延命」をさせるためにいろいろと補修をしていくとおっしゃっていますが、延命というのは、いつまで延命をするんですか。延命というのは、どこかに行き着いたときにはどうかなるというものがあるから、そこまでなんとか延命をしようというふうに思うと思いますが、さきほど28年に十勝複合事務組合ですか、28年というのを設定したのか、そういう話なのか、わかりませんけれども、とにかくそこで十勝環境組合に入ると、今後ですね、そういうことであればわかりますが、それがなくてただ延命だとやっていたって、たぶん本体もだめになってしまうのではないかというふうに思うんですよね。そうすると何百億円ですか、かかるということになるんですが、そのへんをどういうふうに考えていますか。どういう話し合いを、この件についてごみの焼却だとか、埋立てだとかいう件について、十勝全体で話し合っていないのではないかという気がするんですが、そのへんはどうなっているんですか。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) 私から最初にインフルエンザ関係の件ですが、基礎疾患の人はなかなか自分で判断がしにくいというお話でございました。ほかの優先者に比べてということであります。まさしくそのとおりだと思いますが、今回の基礎疾患については、あくまでもそこの病院のかかりつけ医が判断しなさいということになっております。我々がレセプトをみてあなたはどうでしょうかというのは、そういうのは個人のプライバシーの部分もありますし、そんなことはできないので、医者が判断して自分の病院で打つならなおさらそのなかで打つし、判断して基礎疾患あるけれども、違う病院で打ちなさいというときは、その医者が証明書を出すことになっております。そういうなかで保健所等につきましても、苦慮をして、そのような最終的な判断になっているようですので、我々についてもそういう指示に従って、打つしかないかなということを今は考えているところです。

○議長(田中勝男) 次に、町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 平成3年の施設で、今は平成21年ですから、今の施設は18年経っております。さきほど20年という部分でもあと2・3年で、それ以降も延ばさなければならないということで延命というふうに使わせていただきました。そのさきには町長からお話のあった28年ぐらいをめどに十勝一本化と、この協議についてはそういう構想なりが過去に示された段階であって、まだ具体的な協議には入ってはおりません。ただ埋立地の関係があと6年半、同じ量で入りますと6年半ぐらいと考えますと、仮に我が町で新しく造るとしたときに、これもコンサルタントの話ですけれども、いわゆる造成に入る3年前ぐらいからいろいろ設計なりを考えていかないといけないと、こういうふうに伺っております。そうするともし我が町で取り組もうとしたら、遅くても再来年にはもう取り組んでいかなくてはならないというふうに考えているところです。そうなりますと、さきほどの町長の十勝一本化の問題、これには十勝はかなり広いですから、1つの施設に集中させることでいいのか、4分割か3分割、いろいろ中間施設が必要なのか、いろいろな問題があると思います。我が町の埋立ての今の問題と延命を含めた、さきほど加来議員からお話がありました、これからどのぐらい修繕なり設備投資をしていかないといけないのかと、そういった部分の材料を基にかなりかかってくるようであれば、28年を待たずにして例えば入り込むという考え方もいろいろできますので、我が町が単独でやった場合にかかる総事業費といったものを参考にしながら、その単独でやるのか、広域に入るのか、行程表みたいな部分を作っていかないとならないかなと、それで早期に取り組んでいく必要があるかなと思っております。

○議長(田中勝男) 荒木篤司議員。

○11番(荒木篤司) インフルエンザの関係についてはわかりました。とにかく基礎疾患のある人については重病になりやすいという話もございますので、そのへんについては、ぬかりなくというか進めていただきたいと思います。答弁はいりません。
 それから、今の町民生活課長のお話ですと、結局は今あるものは少しでも使えるように先に延ばすというのはわかりました。ただ、28年に十勝で一つの事務組合というか、ごみの焼却部分を含めて一つになるんだという話があるのかないのか、話としてあるという程度の話なのかなと感じました。町長、それで町長としてごみ焼却炉を清水町にこれからどうしようと考えているのか、それから単独でやらないで、広域でやるんだという考えがあるのなら、その声をあげていかないと、今の説明がありましたように、相当、事前から考えていかないといけないと、炉をひとつ建てるのも、お金があってもできないと、ですからいよいよ使えなくなって、それから建てるというわけにもいかないでしょうし、そういうことを考えれば、私はやっぱり単独でやるというのは無理ではないかと、これからはですよ、無理でないかと思いますが、町長としてはどう考えているのか。もし、十勝のなかで考えていくんだというのならば、そういうこともぼつぼつ進めて、旗振りを始めないとならないのでないかと思うんですよね。それについてはどういうふうに考えているのか。町長に聞きます。課長はいいです。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) お答えします。平成28年は十勝圏複合事務組合で決めたところです。それに向けてやるということですから、したがって私は広域でやると、これは私が町長に就任する前ですから、平成10年ぐらいに全体で決めているのではないかと思います。それで帯広市のほうとしまして、ごみ分別が進んできているので、今の構成町村だけでは、燃焼するのに余力があるということから、本町を、私のほうで炉の問題もあるし、大変なので、平成23年度を目指してやっていただけないでしょうかというお話をしたところです。その結果、いわゆる全体的な問題なので、全体の合議が28年になっているので、単独だけではなかなかいいよというわけにはなかなかできないので、ご理解を願いたいと、それまでなんとか延命策をおはかり願いたいと、埋立てがその当時からもう5・6年といわれていましたけれども、それも徹底分別をしたことで、今日でも6・7年もつだろうと、こういうふうになっているところです。その間、補修がどうしてもかかるわけでして、その当時、おおまかに試算をしてあったと思うんですが、単独で建設しても、まだ年数は経っておりますが、当時はこんなに傷むと思っておりませんから、それと負担金のかかわりですね、相当大きく建設費用も加算されてきますから、当時、クリーンセンターをつくったときの、そういうことを考えて、帯広市のほうではもう少しお待ち願って、全体でやったほうが建設費のコストも少なくなるのではないかということで、平成28年という年数が示されたというふうに聞いておりますので、それに向かってやっていきたいと思います。万が一、それができないことの場合も想定をしなければならないということもありえるかもしれません。それは近隣町村で対応ができるのであれば、そういうことも考えていかないといけないと、今の時点では十勝一つということで、それぞれが目指しておりますので、そういう方向で努力し、28年まで待たないように、もっと早めに議論を進めてまいりたいとこのように思っております。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。

○議長(田中勝男) これより、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、議案第89号、平成21年度清水町一般会計補正予算(第9号)の設定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第89号は、原案のとおり可決されました。