北海道清水町議会

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平成21年第1回臨時会(1月20日_日程5)

○議長(田中勝男) 日程第5、議案第2号、平成20年度清水町一般会計補正予算(第10号)の設定についてを議題とします。
 本案について、提案理由の説明を求めます。副町長。

○副町長(安曇達雄) 議案第2号、平成20年度清水町一般会計補正予算(第10号)の設定について、ご説明申し上げます。
 歳入歳出予算の補正につきましては、それぞれ総額に3,614千円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ6,854,338千円とするものです。
 歳入の補正からご説明申し上げます。6頁をお開きください。
 歳入でございます。16款2項1目1節1番、町有地売払収入につきましては、国道274号線、拡幅工事によります字美蔓、字熊牛の町有地の5,099平米を国へ売却することによる追加でございます。
 2番の町有林売払収入につきましても、同様に274号線拡幅工事に支障となる町有林の立木を国へ売却することによる追加でございます。
 20款5項5目3節52番、国道拡幅に係る移転補償費につきましては、スクールバス待合所や町看板の移転、撤去工事、これに対する補償費の収入でございます。
 7頁、歳出でございます。2款1項3目財産管理費の15節工作物移転等補償工事ですが、同様に国道拡幅にかかわります支障となる町の看板2箇所、移設、立木4本の伐採処分工事の追加であります。
 5款1項1目労働諸費につきましては、緊急雇用対策として、所要の予算措置を行うものでございます。
 7節賃金につきましては、経済情勢の急激な変化により、辞職を余儀なくされた労働者の生活安全対策として短期の就労機会を確保するための補正でございます。
 13節委託料につきましては、町有林の除伐作業を町森林組合へ委託し、就労機会の確保を図るための補正でございます。
 19節につきましては、民間企業による雇用に対して、雇用賃金の2分の1を上限として補助を行うための補正でございます。いずれも緊急雇用対策としての所要の予算措置でございます。
 8頁、8款2項2目16節の原材料費につきましては、降雪及び融雪による道路状況の悪化がこのところ続いておりますが、安全な道路状況を確保するため、凍結防止剤、融雪促進剤、焼砂等、それぞれ追加するものでございます。
 10款3項2目スクールバス管理費の15節の工事請負費のバス待合所移転及び撤去工事ですが、さきほどご説明させていただきました国道拡幅工事に伴います支障となるバス待合所の移転及び撤去工事の追加でございます。
 13款2項1目25節の積立金ですが、本補正予算におきます調整額として、759千円を財政調整基金へ積み立てるものでございます。
 以上で、一般会計補正予算(第10号)の説明とさせていただきます。
 よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○議長(田中勝男) これより、質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 9番、妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 歳出の部分で7頁になりますが、労働費ですが、緊急雇用対策というのでありますが、具体的にもう少し説明していただきたいということがひとつです。それからもう1点、年末にかけていろいろな対策や相談窓口を設けられたと思うんです。そういう状況について、どうであったのかということを、もしここで話せる範囲で説明していただきたいと、件数だとか、中身だとか、どういう対応したかとか、そういうことを聞きたいと思います。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。産業振興課長。

○産業振興課長(阿部一男) 後段の質問のほうからお答えさせていただきます。年末12月25日に相談窓口を開設いたしまして、今日まで2件の具体的な相談がございました。いずれも派遣業務として就職をしていた、派遣会社の職員でございましたけれども、帯広で雇用されていた人、それから茨城県で雇用されていた人という状況のなかで相談がありまして、1件は新聞等にも出ておりますけれども、住居を町の公営住宅を紹介して、現在、入居してございます。もう1件は親元で一緒に生活をしていると、そういう状況でございます。いずれの2名につきましても、就職、町からの斡旋だとか、そういう雇用につきたいという希望がありましたので、今日の補正がとおりましたら、具体的な相談をしたなかで、さきほどの3つの事業をおこす予定でおりますので、そういったことを紹介、あるいは就業させていきたいと考えているところです。
 具体的な中身、前段の質問ですが、町で直接雇用する場面と、それから民間会社に協力をいただいて、雇用していただいたところに、賃金の5割補助、ただしおおむね1雇用10万円という金額を設定して2分の1以内の5万円というなかで、補助していくというような、そんな場面を想定しているところです。
 もうひとつは直接雇用のほかに、各地でもいろいろとやっていますが、林業関係ということになりますが、林業関係につきましては、かなり専門的な部分が多いですので、町の直接雇用というよりも、町有林の除伐を森林組合に委託しまして、森林組合の雇用のもとに使ってもらうと、そういう状況のなかでこの3つの直接雇用、賃金、それから補助金ということのなかで3つの雇用をおこして、その総額で190数万円の補正を提案したところでございます。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) これは大変大事なことなので、できるだけこぼれないようにしてほしいということを特に思っているんです。清水町は人口1万人ぐらいで、みたらこうわかるような感じもするんだけれども、これからも大変な状況が生まれると思うんですが、こぼれない対策というのをとってほしいと思いますが、それについてどうでしょうか。

○議長(田中勝男) 産業振興課長。

○産業振興課長(阿部一男) 今日、予算をとおしてもらいますと、すぐに新聞にチラシを入れて、前回については相談窓口でしたのでそんなに多くはありませんでしたけれども、今回は雇用で、皆さんの雇用相談にのりますよということで、すぐに通知したいということで考えています。こぼれのないようにPRしていきたいと考えております。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。

○議長(田中勝男) これより、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、議案第2号、平成20年度清水町一般会計補正予算(第10号)の設定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。