平成21年第2回臨時会(2月6日_日程9)
○議長(田中勝男) 日程第9、議案第4号、平成20年度清水町一般会計補正予算(第11号)の設定について、議案第5号、平成20年度清水町介護保険特別会計補正予算(第4号)の設定について、以上、2件を一括議題とします。
本案について、提案理由の一括説明を求めます。副町長。
○副町長(安曇達雄) それでは、議案第4号、平成20年度清水町一般会計補正予算(第11号)の設定について、歳入歳出の補正につきましては、総額に歳入歳出それぞれ13,289千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6,867,627千円とするものでございます。歳入の補正から説明を申し上げますので、7頁をお開きいただきたいと思います。
歳入でございます。18款1項1目1節1番の財政調整基金繰入金、これにつきましては今回の補正予算における財源として繰り入れるものでございます。
8頁、歳出でございます。3款1項3目28節10番、介護保険特別会計繰出金、これにつきましては平成21年4月から介護報酬改正に伴う電算システムの改修費の町負担分について、繰り出すものでございます。
7款1項1目19節33番、中小企業近代化資金利子補給等補助金、これにつきましては、昨年12月から利子補給率の拡大によりまして、見込み件数、金額とともに増加をしておりますので、追加するものでございます。
8款2項2目13節50番、道路除雪委託料、これにつきましては、降雪と風雪による除雪回数の増加がございまして、今後の除雪費用が不足となる可能性があることから、追加するものでございます。
大変恐縮ですが、3頁にお戻りいただきたいと思います。第2表、債務負担行為の補正の追加であります。ごみ収集、葬祭場管理、御影地区農業用水施設維持管理の委託業務につきましては、平成21年4月1日からの委託となりますので、今年度内に契約事務を執り進める必要があることから、それぞれ限度額を設定するものでございます。
以上で、一般会計補正予算(第11号)のご説明とさせていただきます。
続きまして、議案第5号、平成20年度清水町介護保険特別会計補正予算(第4号)について、ご説明を申し上げます。
歳入歳出予算の補正につきましては、総額にそれぞれ1,628千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ770,960千円とするものでございます。
5頁、歳入でございます。3款2項4目1節1番、介護保険事業補助金につきましては、電算システムにかかります補助基準額の2分の1を計上するものでございます。
7款1項1目一般会計繰入金につきましては、財源調整を行うものです。
次の頁、歳出でございます。1款1項1目一般管理費13番の委託料ですが、これは平成21年4月から改正がされます介護報酬にかかわりまして、介護報酬事務処理システムを報酬情報に対応をさせるために、システムの改修が必要になりますので、追加するものです。
以上で、介護保険特別会計補正予算(第4号)のご説明とさせていただきます。
よろしくご審議のほど、お願いいたします。
○議長(田中勝男) これより一括して質疑を行います。
質疑ありませんか。
7番、奥秋康子議員。
○7番(奥秋康子) 今回の土木費の関係、除雪対策費の関係ですけれども、今回補正が含まれてまいりましたけれども、この増というのは風雪の増加というふうに見込まれておりますけれども、当初の予算ですと、従来どおりここ3・4年の間はそんなに大きくかかってはいないわけですが、今回1,000万円という補正を組まれたというのは、額が大きいと思いますが、今の状況で、12月の雪も少々ありましたけれども、年明けからそんなに雪があったようには思わないわけですが、これは1,000万円組まれたという、なぜ今年はこんなに大きな補正を組まれたのかなということを改めてお聞きしたいと思います。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) お答えさせていただきます。今回の除雪委託費は当初は3,000万円という予定で進んでおりましたが、今年は例年よりも降雪量がかなりありまして、前年度が1メートル70センチぐらいでしたが、今年は1月29日現在で1メートル86センチで、昨年よりもかなり増えております。それで今後とも降雪が予想されますので、補正ということになったんですが、実際は12月12日に最初は降り始めまして、31日までの間で12日間出動しております。その経費が約630万円ぐらい、1月が出動日数が20日間で約1,950万円、すでに2,600万円の支出をしております。残りが400万円ぐらいですので、今後、400万円となれば全線、市街地だとか全部含めて出動すると2回分ぐらいの予算というなかで、今後、降る可能性があるということですので、一応1,000万円を補正をさせていただいているところです。
○議長(田中勝男) 奥秋康子議員。
○7番(奥秋康子) わかるんですが、私どもが見ている限りでは、まだ除雪が必要ではないという場所でも来てくれているということもありますので、そこらへん、そういう問題は再三、今までも過去何回かお話があったんですが、除雪費もかなり大きく補正を組まなければならないというのはわかりますが、慎重に、できればすみずみまで見たあげく判断をしていただきたいと思いますし、これは1,000万円の予算の補正を組んだからといって、使いきりということにはならないと思いますが、そこらへんはどうでしょうか、もし余れば、出なければこの予算を使わないで済むと、残そうという考えがあるのか伺いたいと思います。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) 除雪の出動に関しては、だいたい15センチをめどに出動するという形になっております。その前にパトロールをしまして、降雪状況や吹きだまり状況、こういうのをパトロールしたなかで見て、出動するという形になっております。そして、今回1,000万円を補正をさせていただくんですが、このまま雪が降らなければこの金額は残っていくということになると思います。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 私からも除雪費の関係でお尋ねします。今、担当課長から答弁をいただきました。基準としては15センチということですが、私はさきほど言われましたけれども、今年は1月29日現在で1メートル86センチあるということで、昨年から見るとかなり雪が多いんだということを言われておりますが、常日頃、私も家の前を除雪するんですが、去年からみたら雪は少ないという認識でいたんですが、農家の皆さんにお尋ねしたところ、去年より今年のほうが多いということを言われましたので、地域によっては違うのかなと考えてみたり、あるいは気温の差によって、今日のように陽があったら融けたりするのかなと、こういうことがあって、ちょっとわからない面があるんですが、この15センチの基準がありますけれども、今年の12月の段階で、一番最初に除雪をしたときに、ちょうど議会があった日だと思ったんですが、この程度の雪ではたぶん除雪はしないだろうと思っていたんですが、除雪したことで同僚議員にちょっと聞きましたところ、1回目の除雪については降雪量が若干少なくても除雪をするんだということを聞いたんですが、このことについては間違いないのかどうかまずお尋ねしたいと思います。
それと、今年の除雪については、契約する業者が毎年固定されているのではなくて、毎年路線ごとに変わっているのかどうか、契約する除雪する委託料が昨年当たりは1,850万円と、今年は3,000万円とみているわけですが、この1,000万円以上、1,150万円ほど今年の予算では委託料そのものが増えていて、なおかつ今回1,000万円を増額するということですから、除雪のしかたそのものが変わったのかなという受け止めをしている部分がありまして、町のなかの除雪をみても、昨年であれば、かなり早い時間に、轟音とともに除雪していた気がしたんですが、今年についてはかなり遅い時間帯で、スピードもかなりゆっくりとはねているということも見まして、これは契約する際には路線ごとに決めているのか、あるいはその時間で契約をしているのか、それについてもお尋ねしたいと思います。
それと、技術的な面ですが、それぞれ雪の多いところについては、私も以前の職場の関係であちらこちら出張して現地を見たときに、例えば月形町とか、岩見沢のほうは非常に雪が多いのですが、電柱ぎりぎりに見事な除雪をしているところがあったり、釧路市のように、まことに雑な除雪をするというところがあったりするわけですが、私の町のなかでも技術的な面で契約業者によってはかなり差があるのではないかと、こんな気も私は一部しているのですが、そういうおさえかたはされていないのかどうか、このへんについてはいかがでしょうか。
さきほどお聞きしましたところ、1回当たりの除雪の費用が400万円残っていて、あと2回分だと言われておりましたから、これから6回雪が降るとパンクをしてしまうと、そんな感じになったらまた補正をするということになるのかなという心配もするわけですが、この辺については、より慎重に大変難しい面があろうと思いますが、出動については、より慎重に極力町民にも交差点等については、協力をしてもらうとか、そういうことも進めたほうがよいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) お答えさせていただきます。1回目の除雪の関係ですが、これについては15センチということになっているんですが、今回は12センチぐらいだと思いますが、それでとりあえず第1回目という形で、へんに圧雪がされて交通が不便となる場合も出てきますので、今年の場合は出動をさせていただきました。
2点目の路線ごとに委託業者が毎年変わるのかということですが、一応毎年委託業者を募集というか、ここ何年間は変わっておりません。路線については毎年同じ路線を委託しております。今年については部分的に直営の部分が一部委託業者にまわっているところもありますので、この路線の延長に関しては増えている業者もあると思います。
3点目の技術的な関係ですが、まず除雪に関しては第1回目は真ん中をあけていきまして、そしてある程度ふち石のほうによけていくという除雪をしております。それでふち石全部を出すということはとりあえず難しいというなかで、なるべくふち石のほうに除雪をしていくということで進めております。それから4点目のことですが、予算に関しては6回分ということになるかと思いますが、もし、これが超えればまた補正という形ですが、私どももなんとも予測もつかないので、そのときには、またお願いをしなければならないかなということで思っております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) わかりました。そこでちょっと今後の除雪について、お尋ねしたいのですが、今年の場合は特に寒暖の差が激しくて、凍結路面が多いという感じがあるんですが、特に町民から転倒するお年寄りが多いということを含めて、すべるような路面になったときに、グレーダーなどで傷をつけるとかということができないのかと尋ねているのですが、現状では凍結路面で危険を伴うところに、除雪よりもそちらを先にやるとか、そういうことはできるのかできないのかどうでしょうか。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) 構造的には可能かと思います。でも現在、私どもは凍結しているところには、融雪剤や焼き砂、これを散布して、雪の融けるのを早くさせるという方法でやっております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 機械を使うということであれば、今、言われたことについては、交差点等に散布しているというのはわかっておりますけれども、その箇所だけではなくて、路線全体にわたって、走行することで、路面に傷をつけて歩行しやすくするとか、車の静止に効力があるような方向をとるとかいうことは、現状、私どもの町の機械ではできないのかどうか、どうでしょうか。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) 私どもの除雪機ではできます。ハラグレーダーというのがついておりますので、それを使えれば、氷だとかそういうのを薄くするというのは可能です。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
3番、西山輝和議員。
○3番(西山輝和) 今の除雪のことでお聞きしたいんですが、今、交差点の排雪をしていると思うんですが、これはこの補正予算のなかにはまったく組み込まれていないで、今までの現状のなかで行われているわけですか。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) 今の交差点の排雪とお聞きしたんですが、現在、私ども交差点の排雪はやっておりません。たぶん、産業振興課の就労対策の事業でやっているかと思うんです。
○議長(田中勝男) 西山輝和議員。
○3番(西山輝和) 原議員からも言われているんですが、風も吹いて、本当に今年はツルツルの状態が非常に危険なときがたくさんあったんですが、この間僕もまずいから言おうかなと思っていたんですが、気にしていたら、ちょうど融雪剤と砂を交差点にまいてもらって、よかったなと思って見ていたんですが、その次の日にすぐに道路を削りに来たんですよね。そうなるとせっかく融雪剤も砂もまいたにもかかわらず、それを次の日に削っていくというそういう無駄でもったいないということをしているんですね。そういうことはもう少し気をつけてやってもらわないと、経費削減だと言っているなかで、そういう無駄遣いがないように気をつけてもらいたいと思います。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) そういうことがあれば、絶対にないような形で今後も取り進めていきたいと思います。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。
○議長(田中勝男) これより一括して討論を行います。
討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
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○議長(田中勝男) これより、議案第4号、平成20年度清水町一般会計補正予算(第11号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第4号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) これより、議案第5号、平成20年度清水町介護保険特別会計補正予算(第4号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第5号は、原案のとおり可決されました。