北海道清水町議会

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平成21年度予算審査特別委員会(3月18日_一般会計 労働費)

○委員長(伊藤成一)これより、第5款「労働費」118頁、119頁の審査を行います。
 担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば説明願います。なお、発言する際には初めに職名を言っていただきますようお願いいたします。

○委員長(伊藤成一)ありませんか。
 それでは、これから質疑に入ります。
 質疑ありませんか。
 原委員。

○委員(原 紀夫)労働諸費事務の賃金の11の新卒者の就労支援事業賃金についてお尋ねいたします。この事業については本別町あたりはかなり何年も前からやっているそうですけれども、私どもの町としては初めてということで、まさにこの厳しい雇用情勢の中で高校卒業しても職につけなかったというところに手を差し伸べるということについては私は的を得た施策だと思いますが、この進め方についてちょっと疑問を感じましたのでお尋ねをしたいのですが、すでに新聞等の折り込みも終えていて、明日が19日ですから、明日が期限で、募集した期限で進めるということになっていますが、これは前提として今回の定例会の予算がクリアされて初めてできるものかなと私は思っていたのですが、これはあえて先取りして募集をしたというのは、まさに緊急性があってやむにやまれぬ事情があってやったのか、またまったくそれとは違うあれがあったのか、そのへんについてちょっとお尋ねをさせていただきます。

○委員長(伊藤成一)産業振興課長。

○課長(阿部一男)産業振興課長の阿部でございます。
 この予算につきましては、一般の、例えば牧場の臨時職員等につきましても、まだ予算決定していない部分がありますけれども、事前に募集をするだとかそういう例に見習ったところもございますし、それからまた今回につきましてはやはり就職が決まらないで不安に思っている親御さんも含めて、本人も含めてそういう方がいっぱいいると思いますので、事前に通るということを前提の中でお知らせして、少しでも早くに4月1日から就労できるように、就労準備ができるようにというようなことで、早めの募集をした経過にございます。

○委員長(伊藤成一)原委員。

○委員(原 紀夫)ということは、事前に高校以外の分も幅広く募集をしておりますけれども、高校だけとってみても、現状、3月段階でかなりの方が就職できなくて困っていると、こういう現状を押さえてのことだということで理解してよろしいのですか。

○委員長(伊藤成一)産業振興課長。

○課長(阿部一男)特に清水高校あたりは3月の、2月末ぐらいの調査時点でまだまだ未定の人がいたというような情報も得ておりましたので、そういう人たちに少しでも手を伸ばせればという思いで、早めに募集をしたということでございます。

○委員長(伊藤成一)原委員。

○委員(原 紀夫)先ほどちょっと触れましたけれども、明日が締め切りですね。現状かなりの方が応募しているという実態があるということでしょうか。

○委員長(伊藤成一)産業振興課長。

○課長(阿部一男)そういうことで始めたんですけれども、良いことか今のところ募集、申し込みはゼロでございます。

○委員長(伊藤成一)原委員。

○委員(原 紀夫)私は今申し上げたとおり、かなり就職できない人がいて、町が先取りして何とか手をうってあげようということでやったということですが、なぜそれだけ就職難で、ないにもかかわらず、町の半年の雇用ということについてゼロのままでいるのか、私はちょっと理解に苦しむのですが、現状、担当課長としてはどういう判断をされているのでしょう。

○委員長(伊藤成一)産業振興課長。

○課長(阿部一男)先ほどの清水高校の例なんかをみますと、当初調べたときには55人ほどまだ未定の人がいてという話でしたけれども、その中で今回清水町出身ということで限定をしております。そういった中で少し絞られた部分もあるし、その後電話等でも高校の状況どうなっていますかと、卒業式終わってからも一度問い合わせしたんですけれども、そのときには1人、この決定したときには清水町出身の者2人でしたよということでしたけれども、そのときについてはもう1人就職が内定しましたということで1人になっておりましたので、もしよろしかったらそういうことの中でいろいろ声をかけてくださいというようなこともちょっと連絡しながらやったんですけれども、いまだかつて応募がないと、そういうことの中で、皆さん何とか厳しい中でも、いろいろと職探しに卒業終わってからもがんばってみつけている状況もあるのかなと、そういうふうに判断しているところでございます。

○委員長(伊藤成一)原委員。

○委員(原 紀夫)町長にちょっとお尋ねしますが、隣町ではかなりこういう高校卒業者に対していろいろと手厚い措置をしているというように聞いていますが、私どもの町としても、今後、今回は現状ゼロだそうですけれども、清水町の清水高校卒業者を町の職員として任用していくということはまったく考えておられないのか、いるのか、このへんはいかがでしょう。

○委員長(伊藤成一)町長。

○町長(高薄 渡)昨年、そのようなことで別枠ということで考えられないかということで、担当のほうにお話しております。今、原則が十勝管内では十勝一本化の試験をもって行うと。その合格者の一次合格者の中で二次試験なるわけですけれども、その折には当然地元の出身の子を優先していくと、こういうようなことをやっていったほうがいいのではないかということからですね、昨年度はそういう考えをとりました。今年も来年度まだ方向性は決めておりませんけれども、いろいろ検討もしてみたいなと、こういうふうに思っております。高校への優遇策も、新得が、学校が、存続するかしないかということもございまして、それなりの町の政策としてやってきたわけでありますが、私どももそういう状況にはいつくるかわからない状況もございますし、できれば地元の子は地元で就職できるような方法をやはり考えていかなきゃならないなと思いますけれども、またこれからいろいろな考え方を寄せ集めまして、そしてまたどういうふうにできるかということを考えていきたいなと、このように思っております。

○委員長(伊藤成一)原委員。

○委員(原 紀夫)十勝の中で一本化して試験を受けてその中で一次試験をクリアしたものということではなくて、清水町独自で現状では採用するということは不可能なのかどうか、このへんについてはどうでしょうか。

○委員長(伊藤成一)総務課長。

○課長(荒木義春)先ほど町長からお答えさせていただきましたけれども、十勝町村会で昭和43年から、全道の町村が一斉ですけれども、町村会単位で町村職員の採用試験を行ってございます。基本的にはこの試験で、十勝のどの町村もこれに参加して実施をさせていただいておりますので、原則は町村会の統一試験で合格したものの中から町村がそれぞれ二次試験を行って採用していくといったようなことが原則だというふうに考えてございます。ただ、先ほど町長言いましたように、清水町としてそれ以外にできるかどうかというものは、またそのときに検討させていただきたいというふうに思ってございます。

○委員(原 紀夫)終わります。

○委員長(伊藤成一)他に。
 妻鳥委員。

○委員(妻鳥公一)今のことに関連してなんですが、平成20年度でいろんな緊急の雇用対策が入ったと思うんですね。それとの関連で、例えば窓口の相談とか何とかというのが、相談体制を敷いていると思うのですが、その状況はどうなっていますか。

○委員長(伊藤成一)産業振興課長。

○課長(阿部一男)緊急雇用ということで平成20年度の国の事業とも連動いたしましてやっておりますけれども、窓口を2月の末まで開設して3名の相談を受け、その3名については雇用ということで直接雇用をしたり、あるいは会社のほうに依頼をして雇ってもらったりというようなことで3名の雇用を確保しているところでございます。

○委員長(伊藤成一)妻鳥委員。

○委員(妻鳥公一)このような状況ですから職を失うということは常時あるわけですよね。そういう意味で相談窓口が継続される、しかもそれは例えば派遣切りだとか何とかというだけではなくて、いろんな事情で職を失っている人がいると思うんですよ。そういう人のための手当を多少でも派遣切りだとか条件つけるということではなくて、やれないものかなというふうに思うんですが、そういうのはどういうことになっているのか、例えば新卒者だとか派遣切りだとか、という条件だけではなくて、他の季節労働者もたいへん困っていると思うんですよ。そういう条件の中でもっと幅広く相談窓口を設けて、そういうものにやっていくということはどんなものかと思うんですが、いかがでしょう。

○委員長(伊藤成一)産業振興課長。

○課長(阿部一男)先ほど説明した事業につきましては、国で条件等設定している部分もございましたので、そういうような離職が証明されるものだとか、いろんなことの中で制約を若干設けた中で募集をし、就職を世話したというような状況あります。新年度につきましてもまだ確定はしていませんけれども、やはり国の緊急雇用の中でいろんな事業を計画しております。それも、少し条件なんかがきつい部分もありますけれども、それらとまた別に新たに雇用の相談、今、委員がおっしゃいましたような雇用の相談窓口をまた開設するというのは、いろいろと今後においても検討させていただいて、そういう態勢も整備すべきでないかなと考えているところでございます。

○委員(妻鳥公一)終わります。

○委員長(伊藤成一)他に質疑ありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(伊藤成一)質疑なしと認めます。
 これで労働費の審査を終わります。