平成21年度予算審査特別委員会(3月19日_一般会計 教育費)
○委員長(伊藤成一)これより、第10款「教育費」153頁から205頁までの審査を行います。
担当課長に申し上げます。特に説明を要するところがあれば説明願います。なお、発言する際には初めに職名を言っていただきますようお願いいたします。
教育課長。
○課長(石黒 勉)教育委員会教育課長の石黒です。
新年度予算額につきましてご説明を申し上げたいというふうに思います。先般、副町長のほうから歳出の概要について申し上げておりますので重複しない形でご説明をしたいというふうに思います。まず10款の教育費全体の予算額でございますけれども666,045千円、前年度と比較しまして8,582千円の減額となってございます。153頁をお開きをいただきたいというふうに思います。10款の教育費の1項1目の教育委員会費でございますが、前年度予算額と比較しますと2,241千円の増となってございます。この増の主な理由でございますが、昨年の事務局職員の異動によりまして人件費相当分で2,168千円ほど増えているところでございます。次に180頁をお開きください。5項の社会教育費4目の図書館・郷土史料館費は本年度予算額40,034千円、前年度予算額と比較しますと4,828千円の減となってございます。この減となりました理由につきましては、昨年の正職員の異動によりまして人件費相当分4,240千円の減となってございます。次に188頁をお開きください。社会教育費の8目の地域学習施設費でございますが、本年度予算額4,443千円、前年度と比較しますと1,821千円の減となってございます。この主な減の理由でございますが、剣の郷体育館屋根塗装工事を昨年実施しておりますのでこの分が減額になってございます。それと、本年、旧教員住宅の解体工事に557千円計上しており、この部分が増えてございます。それが主な理由でございます。次に199頁、保健体育総務費の3目の体育館費、本年度予算額が12,789千円、前年度と比較しますと1,449千円の減額となってございます。この減額の理由でございますけれども、需用費の燃料費につきまして762千円の減、それと昨年実施しました体育館屋根改修工事700千円の減によるものでございます。以上、簡単でございますけれども、教育費にかかります前年度予算額の増減部分につきましてご説明をいたしました。ご審議のほどよろしくお願いしたいというふうに思います。
○委員長(伊藤成一)これから質疑に入ります。
質疑ありませんか。
妻鳥委員。
○委員(妻鳥公一)簡単なことからお伺いしたいと思います。191頁ですが、これは何に入るのか、たくま文化蔵管理運営費の中の最後の部分のほうの役務費の10番、警備業務委託料というのがここに入っているのですが、この152千円というのは普通警備のあっちこっちの価格と同じなのですが、これはたくまの警備の委託料ということですか。
あ、きたくまね。
○委員長(伊藤成一)教育課長補佐。
○課長補佐(小笠原清隆)教育委員会課長補佐をやっております小笠原です。よろしくお願いいたします。
190頁のきたくま文化蔵にかかる警備業務委託料のご質問ですが、これについては、きたくま文化蔵の機械警備にかかる経費をお願いしているところでございます。
○委員長(伊藤成一)妻鳥委員。
○委員(妻鳥公一)ええと、何。機械整備、何。
○委員長(伊藤成一)教育課長補佐。
○課長補佐(小笠原清隆)機械警備でございます。無人となりますので、あそこに入っております展示品等々の防犯等の関連で人がいませんので、その間、機械によりまして警備をかけるというようなシステムでございます。
○委員長(伊藤成一)聞こえませんか。それではもう一回大きく答弁してください。
○課長補佐(小笠原清隆)きたくま文化蔵の所蔵品にかかります機械警備、施設が無人になりますので、それにかかります機械警備にかかる経費として委託をしているところでございます。
○委員長(伊藤成一)総務課長。
○課長(荒木義春)実は一括で総務課で契約しておりますけれども、役場庁舎ですとか、文化センターもそうなんですけれども、あるいは図書館、いろんな学校も含めた公共施設、夜は無人になりますので、警備会社に委託をいたしまして、機械で火災だとかあるいは第三者が侵入したときに機械が感知をして警備会社につながって警備員が駆けつけると、そういったような契約をさせてもらっておりますので、このきたくま文化蔵につきましても同じような中身で契約をさせていただいております。
○委員長(伊藤成一)妻鳥委員。
○委員(妻鳥公一)わかりました。それがいわゆるあちこちの学校だとか無人になるところの警備なんですね。はい、わかりました。
それから次、158頁です。1項の教育総務費で就学奨励事業ということでありますが、ここの扶助費で10番の要保護及び準要保護の生徒の状況、これどういうふうになってきているかということ、傾向だけで数字はいらないですから、傾向だけお知らせください。
○委員長(伊藤成一)学校教育係長。
○係長(阿部剛裕)教育課学校教育係長の阿部と申します。よろしくお願いいたします。
ただいまご質問のありました要保護及び準要保護児童生徒就学奨励費の傾向でございますけれども、平成14年度からの傾向の部分については、割合ということで、児童生徒のうち要保護及び準要保護の児童生徒数を割り返した割合の資料を持っております。それで、平成14年度に関しましては約8%、現在は約13・8%ぐらいで、伸びているような状況にあります。以上です。
○委員長(伊藤成一)妻鳥委員。
○委員(妻鳥公一)たぶんそういう状況になっているだろうと思っておりました。これについては申請でやっているんですよね。やっている状況をちょっと。
○委員長(伊藤成一)学校教育係長。
○係長(阿部剛裕)こちらのほうの就学奨励費に関しましては、全児童生徒のほうに申請書を配布しまして、それから新入学の小学校の児童につきましては、新1年生の入学式のときに保護者にわたるように申請書を配布しております。申請ということになります。以上です。
○委員長(伊藤成一)妻鳥委員。
○委員(妻鳥公一)それで申請なんですが、これはできれば申請しやすいように、できるだけお話をしながらやったほうがいいんじゃないかというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。わかりました。
そこで次、戻って56頁です。いや、155頁です。ここで8の報償費の16番に修学旅行費助成事業というのが出て参りました。私、前に町長とのやりとりで、給食費の値上げの件でやったんですが、その時に町長はほかで面倒を少しみようということで、これ出てきたんだろうというふうに思いますが、その点はいいでしょうか。
○委員長(伊藤成一)町長。
○町長(高薄 渡)お答えします。そのとおりでございます。
○委員長(伊藤成一)妻鳥委員。
○委員(妻鳥公一)学校給食費で総体でやっぱり三百何十万円という値上げをされたんですね。何かで、今子どもたちたいへんですからみようということで町長のお話を伺っていたんです。これで言うと、少し80万円ちょっとみられたということは結構なことですが、もう少し検討していただきたいというふうに思っているんです。町長、執行方針でも言われておりました。6月、9月に若干の補正を組みたいというふうなことを言われていたのですが、こういう面でのもっと補正を組んでほしいなというふうに私は思っているんです。その点、町長どんなふうに考えているのか。
○委員長(伊藤成一)町長。
○町長(高薄 渡)この間の給食の件で、それに代わるものを何とかしたいということでございました。その後予算に入りまして、どのような方法が良いかということで、教育委員会のほうともかなり、教育委員会のほうでそれぞれ案を練っていただいたわけであります。そういう中で当初の出発点ではこの修学旅行の助成措置が一番、本当は私は全学年にわたっていろいろな教材がございますので、それに対する支援策ができないかということで考えていたのですが、それはやはりなかなか難しいということになりまして、教育委員会でそれぞれの案を練られましたので、それを尊重していこうということで、このような形をとらせていただきました。今、非常に保護者の負担というのは、経済状況によってきわめて給与、生活費にもベースアップがない状況でございますし、商業にとりましても大変なことでありますし、なんとかの形の中で手立てをできないかなというふうには現在思っておりますので、許せる範囲内で、財源これ決まっていますので、その範囲内で何かできれば手立てを加えていきたいという考えは常に持っておりますので、実現できるかどうかちょっとここでは申し上げられませんけれども、方向性としてはそういうことで考えていきたいと思っております。
○委員長(伊藤成一)妻鳥委員。
○委員(妻鳥公一)現状、いわゆる準要保護が増えているというような状況でございます。そういう意味では皆さん、お子さんをもった方はたいへんです。話を聞くと、入学時というのは非常に大変なんだということを言われます。小学校に入学するときも、中学校に入学するときもたいへんなんだというお話を聞いております。ひとついろんな意味で援助をしていきたいという町長の気持ちはよくわかりますので、ひとつ補正をかけるときに検討していただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。終わります。
○委員長(伊藤成一)他に。
奥秋委員。
○委員(奥秋康子)181頁の図書館の関係でお尋ねをしたいと思います。予算書を見ても今年は10番の図書館資料ということは2,000千円予算がありますけれど、これは蔵書の関係でしょうか。お尋ねします。
○委員長(伊藤成一)図書館長。
○図書館長(宮脇武弘)図書館長の宮脇です。よろしくお願いいたします。
おっしゃるとおり図書館の資料、主に本とビデオの関係になります。
○委員長(伊藤成一)奥秋委員。
○委員(奥秋康子)なかなか若い人の図書離れというのもあるとは思うのですが、そういう中でそういうビデオだとか、そういうものを入れようとしているのでしょうか。そういうことではなくて、必要に応じてビデオを入れていく。そのビデオの内容というのはどんなものでしょうか。
○委員長(伊藤成一)図書館長。
○図書館長(宮脇武弘)主に子ども向けのビデオになります。
○委員長(伊藤成一)奥秋委員。
○委員(奥秋康子)図書館の運営委員の中にそういう人たちが今年はこういう本を購入したほうがいいでしょうとかという、そういう検討もされますか。
○委員長(伊藤成一)図書館長。
○図書館長(宮脇武弘)図書館の中でリクエストという制度がございまして、読みたい本を利用者の方から声をいただいて図書館のほうで購入、もしくは他の図書館から借りるというような形でご要望は聞いております。
○委員長(伊藤成一)奥秋委員。
○委員(奥秋康子)それじゃ、購入する図書館の図書だとかという、そういうものの選考する選考委員というのはまずいないということですね。
○委員長(伊藤成一)図書館長。
○図書館長(宮脇武弘)特に選考委員という形では設けておりません。選考といいますか、図書館で購入する本を選ぶのは、資格を持った司書、これが図書館の本の選書と言いますけれども、こちらの作業をやっております。
○委員長(伊藤成一)奥秋委員。
○委員(奥秋康子)了解しました。
それでは次に公共施設、教育課のほうで管理している公共施設というものは何か所ぐらいありますか。
○委員長(伊藤成一)教育課長。
○課長(石黒 勉)それでは、社会教育施設の部分という形で担当補佐のほうからご説明をさせていただきたいというふうに思います。
○委員長(伊藤成一)教育課長補佐。
○課長補佐(小笠原清隆)社会教育のほうで担当しております施設については17施設を担当しております。
○委員長(伊藤成一)奥秋委員。
○委員(奥秋康子)その施設のトイレの手洗いの石けんなのですが、その設置状況というものはどうなっておりますか。
○委員長(伊藤成一)教育課長補佐。
○課長補佐(小笠原清隆)屋内施設につきましては設置させていただいておりますが、屋外の、例えば野球場ですとか、そういった施設については特に石けんの設置はいたしておりません。今、文化会館のほうの1階のトイレにつきましては、ちょっといたずらがありまして、その経過をたどってみまして石けんを配置していない状況も若干あります。
○委員長(伊藤成一)奥秋委員。
○委員(奥秋康子)それは男性トイレのいたずらが多いということでしょうか。女性のほうも男性のほうも限らずそういうことがあったということなのかしら。
○委員長(伊藤成一)教育課長補佐。
○課長補佐(小笠原清隆)いたずらが生じたのは1階の男子トイレのほうでございます。
○委員長(伊藤成一)奥秋委員。
○委員(奥秋康子)あれは液状の石けんが確か設置してあったはずです。そういう中で、あれをそっくりもいで持っていったということではなくて、どういうようないたずらだったんでしょうかね。
○委員長(伊藤成一)教育課長補佐。
○課長補佐(小笠原清隆)まず、手洗い場のところにあるティッシュを全部、トイレットペーパーを設置しているのですが、そのティッシュを全部詰め込んで、更にその上に液状の石けんを流し込んで、こういうふうに上げると普通出てくるのですが、上から取り外して入れてしまうとそういうような状況でかなり詰まって、排水が詰まってフロアのほうに水があふれると、そういうような状況があったものですから、しばらくの間ちょっと撤去をさせていただいている状況でございます。
○委員長(伊藤成一)奥秋委員。
○委員(奥秋康子)非常に石けんは重要な役割を果たしていると思うんです。そういう中で、先日そこには石けんがないのよと言われて見に行ったのですが、そういう状況だったのですか。石けん入れる容器まで外されてしまったということだったので、いかにも財政難でそこまで倹約しなきゃならないという事情でもないはずですので、そういうことが起きるということはそんなに再度ないと思いますので、しっかり注意なんかもしていただいて、今後、当分の間ということで、いつごろまたそれを再開しようと、再設置というのかな、しようとお思いでしょうか。
○委員長(伊藤成一)教育課長補佐。
○課長補佐(小笠原清隆)状況を見まして設置していきたいと思っております。
○委員長(伊藤成一)奥秋委員。
○委員(奥秋康子)公共施設の手洗いというのは、昔は固形の石けんもあり、あれでも十二分にその機能は果たせたと思うんです。そういう中で、価格の面にしても液状よりやはり固形のほうが安価だと思うんですよ。なかなかそういうことを業者さんに言うと液状を使ってほしいというのもありますので、難しいのかもしれませんけれども、やはり清水町の財政も考えたときに各公共施設なんかにも、ああいう固形石けんを持っていかれないような方法はいくらでもあると思いますので、そういう形ででも置いていただければありがたいと思うんです。そこらへんも検討していただきたいと思います。
○委員長(伊藤成一)教育課長補佐。
○課長補佐(小笠原清隆)固形石けんでもというお話しなんですが、文化センターにおきましては、今、設備等で既存の石けん等設置できる状況になっております。そういった形になっておりますので、新たに投資をするわけではなくて、今の施設を使った中で、液を補充した中で実施していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○委員(奥秋康子)終わります。
○委員長(伊藤成一)他に。
山岸委員。
○委員(山岸政彦)まず164頁、小学校エレベーター保守点検委託料というのがあるんですけれども、これを見ますと中学校のほうにも同じ保守点検委託料ありまして、中学校は42千円というふうになっているんですけれども、この大きな差はどこにあるのでしょうか。
○委員長(伊藤成一)教育委員会総務係長。
○係長(本田雅彦)教育委員会総務係長の本田と申します。
中学校は42千円と安いんですけれども、それは給食用のエレベーターです。給食を、食缶を搬入、上に上げるエレベーターです。小学校につきましては、給食用もございますが、実際に体の不自由な方も乗れるような、人が乗れるようなエレベーターがあるものですから、その分、保守点検委託料が高くなっております。以上です。
○委員長(伊藤成一)山岸委員。
○委員(山岸政彦)今、中学校には御影も清水も人が乗れるエレベーターはないということですか。
○委員長(伊藤成一)教育委員会総務係長。
○係長(本田雅彦)そのとおりでございます。
○委員長(伊藤成一)山岸委員。
○委員(山岸政彦)わかりました。
次なんですけれども、これは教育費だけではないんですけれども、各課にテレビ視聴料というのが、いろんなところにいっぱいあるんですけれども、ご存知のとおりあと2年しますと地デジになりまして今までのテレビはほとんど見られないというふうになるんですけれども、そのへんの更新というか、チューナーをつけて対応するのか、それとも新しいテレビを入れていくのか、そのへんはどういうふうに今お考えになっているのでしょうか。
○委員長(伊藤成一)総務課長。
○課長(荒木義春)学校も含めた公共施設全般のお話かと思いますけれども、今、委員もご案内かと思いますけれども、国のほうもちょっと動きがあるようでございます。そういった動きも見ながら町としての対応も考えていきたいと、今ここでこうするということは申し上げられませんけれども、そんな方向で取り組んでいきたいなというふうに思ってございます。
○委員長(伊藤成一)他に。
原委員。
○委員(原 紀夫)158頁の高校振興事業の関係でお尋ねをいたします。かなり前から新聞に出たりして、高校の振興会のほうに増額補助をするということでありますが、この目的はなんでしょうか。
○委員長(伊藤成一)教育課長補佐。
○課長補佐(上出 進)教育課課長補佐学校教育担当の上出でございます。
清水高校への補助金の目的は、その学校の間口の確保のためが主な目的でありまして、そのためにさまざまな、いわゆる魅力ある総合学科を魅力あるものにするための補助の内容として、新聞でもご存知かと思いますけれども、進路に向けての、出口のほうの支援という形で、在学中にさまざまな講習会等を受ける場合の補助、更にはそのためのテキストの購入、そういう部分に増額分をあてていただきたいと考えております。
○委員長(伊藤成一)原委員。
○委員(原 紀夫)町が積極的に考えたのか、または高校の振興会のほうから何とか増額支援をしてくれと、こういうことだったのか、これはどちらなんでしょう。
○委員長(伊藤成一)教育長。
○教育長(横山一男)お答えをいたします。清水高等学校は道立の高等学校でございます。そして、総合学科として北海道でいの一番になった学校でもあります。過去の清水高校への受験者の数はそれなりに競争率を生じる、それこそ総合学科の学校としてあれをして参りましたけれども、一昨年、昨年あたりから受験者数が減って参りまして、4間口の確保が非常に難しい様相を呈して参りました。そこで、教育委員会といたしましても振興会または高等学校と十分に話し合いをしながら、魅力ある高等学校をどう創出していくか、つくっていくかということについて振興会の席上でも役員会でも話し合いをしましたし、お聞きするところによると同窓会等々でも話題になったというふうに聞いてございます。魅力ある高等学校はひとつには今、補佐のほうから説明をいたしましたけれども、出口ゾーンもひとつの要素であろうというようなことで、町として支援ができる範囲の中で支援をしていこうということでございます。よって、振興会、それから教育委員会、町等々で共に考えたことの要素であります。
○委員長(伊藤成一)原委員。
○委員(原 紀夫)私はこの補助について、する必要はないとかそういうことはまったく言う気がないのであります。と言うのは、清水高等学校について、当然のことながら魅力ある高校ということを目指すということであれば、やはり卒業生が、必ずあそこの学校へ、清水高校へ行くといいところへ就職ができるとか、もろもろのそういうことの積み重ねがあれば、かなり離れたところからでも清水高校へ何とか行こうとかということ、こういうことがいろいろ出て来るんだろうと私は思います。したがって、今、隣の町がかなり学校存続に向けて大変な努力をしているようでありますけれども、ああいうことはまったく、清水町では財政的にもまったく困難であろうと私も十分そのように理解をするわけですが、果たしてこの1,000千円増額する、いろいろテキストだとかいろんなこと言われておりますが、そのことで清水町に、清水の高校へ行こうという気がおきるのかどうかということになると、私は甚だそこまでは疑問ではないかと、こういう気がするわけであります。現職の高校の先生ともちょっと話をした折にも、いや、あれでは、とこういうようなことも一部言われておりましたので、こういうことをやると清水高校に来てくれる生徒が増えるのではないかというような、この確たるものがあればいいんですけれども、そういうものがない中でかなり努力はされているし、しようということは重々わかりますが、この額的にももう少し増やすなりして、何とか清水高校はそういうことをやっているのかということで、これ以外のことで、今、補助をしようとしている以外のことで何か考え等はあったのかどうか、このへんについてはいかがでしょう。
○委員長(伊藤成一)教育長。
○教育長(横山一男)先ほどもちょっと申し上げましたけれども、魅力ある高等学校は、教育課程に魅力があると、それからそこで勤務している先生方に力がある、まあまあそういったこともございますから、しかしこれは高等学校だけというわけにもいきませんので、中高の連携、更には出口の問題で大学との連携、高大との連携、そういった広角的にいろいろと検討もしましたし、高校とも、道立の高校ではありますけれども、町立の高校ではありませんけれども、教育委員会も積極的にかかわらさせていただきました。額についてはもちろん多ければ多いほどいいかもしれませんが、だからといって何千万円というお金が用意できるわけでもございませんから、まずはその出口指導で、今、補佐からあれしましたように資格等々をとっていくときのテキスト代や受験代にしていこうというふうに思っておりますので、更に高等学校と相談をしたり、意見をいただいたり、または町長部局の財政との問題もございますから、そちらのあたりとも十分に話をしながら、どういう支援の仕方が高等学校にとって一番ベストなのかということは更に研究する余地があろうかというふうに思います。
○委員長(伊藤成一)原委員。
○委員(原 紀夫)わかりました。そういう面で努力をしていただければと思います。
159頁の特別支援教育事業の関係ですが、1,609千円ほどみておりますが、これは今年度からの初めてのことでしょうか。
○委員長(伊藤成一)学校教育係長。
○係長(阿部剛裕)清水小学校特別支援教育支援員の配置につきましては、昨年度、平成19年度から始まりまして、そして今年度ということで、来年度のほうにも予算計上をしております。それで、特別支援教育支援員につきましては、交付税のほうの単位費用の需要額のほうにも算入されておりまして、文科省のほうでは平成21年度は全国の公立の小中学校全部に配置できるような形で一校当たり120万円の需要額で算定しております。町内、清水には配置を今のところは清水小学校ということで、清水小学校のほうには特別支援教育支援員ということで、この科目から教員免許を持った方ということで1名と、それから小学校の管理費のほうから、これは教員免許は持っていませんけれども、生活支援、それから介護支援ということで3名の支援員の、合計4名ということで配置を計画しております。
○委員長(伊藤成一)原委員。
○委員(原 紀夫)わかりました。
頁数は163頁ですが、小学校の50番に施設の修繕料というのがありますけれども、これは額的に2,000千円ですか、程度要しているわけですが、これは主にどういうところに使用しているのでしょうか。
○委員長(伊藤成一)教育委員会総務係長。
○係長(本田雅彦)小学校の施設修繕料ということですけれども、例えばガラスが割れたですとか、学校の備品が壊れたですとか、その他諸々の修繕に使わせていただいております。以上です。
○委員長(伊藤成一)原委員。
○委員(原 紀夫)諸々というのがかなりあると、数が多くあって合わさって総額で2,000千円と、こういうことで理解してよろしいんですね。
○委員長(伊藤成一)学校教育総務係長。
○係長(本田雅彦)そのとおりでございます。
○委員長(伊藤成一)原委員。
○委員(原 紀夫)頁数169頁、168から169頁です。毎年申し上げておりますがスクールバスの関係についてお尋ねをいたします。私が以前からこのスクールバスについて、何とか効率的な運営ができて、安上がりで、子どもが安全に運べる方法はないのかなということで、いろいろと申し上げているわけですが、現行、本町のスクールバスの運営については職員がいる、臨時職員がいる、そして委託があるということで、3段階ということでやられておりますが、この町が今、委託、臨時等にまわしている分というのは、本来正職員であったものが、人件費等々の関係からいろいろと削減するためにやむなく行ったものだと、このように理解をするわけです。今、私どもの町以外でもこのスクールバスの関係について、完全に民間に渡して運行するというところもあるやに聞いておりますが、私どもの町としては今後そういう方向も検討しなくてはならないなということはあるのでしょうか。
○委員長(伊藤成一)教育課長。
○課長(石黒 勉)今、委員のご質問にありました、現状の対応は、委員さんがおっしゃったとおりかと思います。それで、正職員が今年度末でも1名退職します。今後の方向につきましては、委員さんがおっしゃいました方向で検討していかざるを得ないのかなというふうに現在は思っているところでございます。
○委員長(伊藤成一)原委員。
○委員(原 紀夫)今のこの総合計画等を見てみますと、ここ5年先、4年ぐらいになると、スクールバスを購入をするということが2年続けて出てきております。合わせると4,000万円近くなるのでしょうか、そういうのが出てきているわけで、そういうことになると、以前からお伺いしておりますが、スクールバス購入についての補助金、補助額というのはそんな大きなものではないということも聞いておりますので、まさにこの買い替え時期を含めて、やっぱり鋭意努力していく、そしてバスをそっくり民間にお売りをして、そっくり渡して責任を持ってやってもらうと、こういう方法を私はそろそろ考えていくべきではないかなと、こういう思いが強いのでありますが、現行、先ほど言いましたような、職員がいる、臨時職員がいる、委託があるということより進んで、今後はやめて、今、課長から答弁がありましたけれども、より早めて行こうというように取ってよろしいでしょうか。
○委員長(伊藤成一)教育課長。
○委員長(伊藤成一)教育長。
○教育長(横山一男)教育委員会のジャンルもございますし、町長部局のかかわりもございますので、委員のお考えになっている方向等も含めながら総合的に広角的に検討をしていく場面になるのではないかというふうに思いますが、今、ここですぐにこうこうということにはご答弁申し上げられないところでございます。
○委員長(伊藤成一)原委員。
○委員(原 紀夫)今年度、1名運転士さんが退職ということなんでしょうか、減員されるわけですが、ここで賃金の分で言われている臨時運転技術員賃金の中に、新たに退職されたあとの補完として1名採用するとかいうことの賃金がここに含まれているというふうに理解してよろしいのでしょうか。
○委員長(伊藤成一)教育課長。
○課長(石黒 勉)本年度から1名臨時の中で対応していくという予算づけになってございます。
○委員長(伊藤成一)原委員。
○委員(原 紀夫)この臨時運転技術の賃金の関係を、現行、清水町が取り組んでいる委託のほうにそっくり、都合バス2台なんでしょうか、そちらのほうに増やして改めて、今年は無理でしょうけれども、今後民間委託の前段で考えていこうとかということはなしに、今回臨時運転手を採用しているということは、何か考えがあってのことでしょうか。
○委員長(伊藤成一)総務課長。
○課長(荒木義春)教育課長が答弁させていただいたとおりなんですけれども、新たに採用するのではなく、先ほど土木費で、若干課長から説明ありましたけれども、土木の現在まで雇用しています臨時運転技術員をこちらのほうに配置換えをしたいと、その分先ほどの数百万円、除雪費が増えたと、増やしてもらったという説明があったと思いますけれども、その分がこっちに来たので土木のほうの委託が増えたということで、新たな採用ではなくて内部で異動させていただいたということでございますのでご理解をお願いしたいと思います。
○委員長(伊藤成一)原委員。
○委員(原 紀夫)・・・。
(マイクスイッチ入っておらず聞き取り不可。)
○委員長(伊藤成一)スイッチ入っていますか。
○委員(原 紀夫)失礼します。差し引きすると350万円ぐらいになるのかな、これが臨時運転手の賃金ということになろうと思いますが、現行、民間に委託している部分の賃金、委託料に含まれている賃金というのも査定する段階では、これは臨時職員の賃金などを使っておられるのでしょうか。
○委員長(伊藤成一)給食センター所長。
○給食センター所長(原田 均)給食センター所長の原田です。よろしくお願いします。
ただいまのご質問ですけれども、委託部分にかかる人件費につきましては町の運転技術員の賃金単価を使っております。
○委員長(伊藤成一)原委員。
○委員(原 紀夫)ということは、清水町の車を臨時職員として運転されている賃金は、それを同じように使っている、だいたいほとんどそれを使っていると、民間に今委託をしている、利用しているこの賃金もそれを使っていると言われていましたので、同じということですね。
○委員長(伊藤成一)給食センター所長。
○給食センター所長(原田 均)賃金単価についてはそのとおりでございます。
○委員長(伊藤成一)原委員。
○委員(原 紀夫)民間に委託をしているのと、職員が実行するのでは、人件費のみ職員より民間のほうが安くなるわけですから、臨時賃金で査定するわけですから、メリットはそれだけと、それより大きな、民間に移し替えをしてメリットがあるということはそれ以外にあるのでしょうか。
○委員長(伊藤成一)給食センター所長。
○給食センター所長(原田 均)メリットと申しますのは、職員につきましては1日単位になります。逆に言えば、委託の場合、動く時間によって委託費は決まりますので、その分は節約になるのではないかなと思います。
○委員長(伊藤成一)原委員。
○委員(原 紀夫)わかりました。若干この委託先の研修の関係なんですが、昨年もちょっとお聞きをいたしましたが、今年の教育方針の中にも研修をしっかりやって安全運行に努めたいということもでていたわけですけれども、これは年に何回ほど、どういう形でやられているのでしょう。
○委員長(伊藤成一)給食センター所長。
○給食センター所長(原田 均)まず、私が安全運転管理者の講習に行きまして、その資料を各運転手さんのほうに見ていただいております。それから、毎日の交通安全情報というのですか、これが道警安全協会のほうから来ますので、来るたびに回覧でまわしております。その他に安全労働研修会というのがありますので、それのほうの参加を促しております。
○委員長(伊藤成一)原委員。
○委員(原 紀夫)昨日、ちょっとこの教育費のほうで聞くべきものを別なほうで言ってしまった経緯があるのですが、今ちょっとここでお尋ねしたいのはスクールバスで通学する際に、このごろ気候等がかなり変動があってアイスバーンになったりと、非常に危ないというようなときも何度かあると思うのですが、今年の場合、そういうことがあったという認識はされておりますか。
○委員長(伊藤成一)給食センター所長。
○給食センター所長(原田 均)道路事情が悪くて、実際的に学校の登校時間に間に合わなかった部分がございます。
○委員長(伊藤成一)原委員。
○委員(原 紀夫)道路事情が悪いということは、私が今言ったアイスバーンということとは違う事情ですか。
○委員長(伊藤成一)給食センター所長。
○給食センター所長(原田 均)アイスバーンというか、雨が降って、アイスバーンそのものなんですけれども、雨が降って坂の途中で立ち往生という部分が1回ございます。冬に1回ございます。
○委員長(伊藤成一)原委員。
○委員(原 紀夫)実は私は何を言いたいかと言いますと、これは非常に人命にかかわる面も出てくるものですからちょっと言わせていただきたいのですけれども、バスの運転手さんが私に、今日はひどい目にあったと、もうつるつるでということでかなりえらい目にあったという話を直接聞いたものですから、それでいろいろとお伺いしたところ、大型バスですから、長さも、ホイルベースも長いわけですから、後ろの席のほうになるとかなり、つるつる路面では後ろが振れるわけですね。それで、全部子どもを座席の前のほうに移動させて、前列のほうに移動をさせてきたやに聞いたものですから、そういうときにもし運転手の、やはりかなり怖い状況の中で運転しているということは、幸いにして事故も何もなしできたから良かったものの、何かあったらえらいことだなと、こういう気がしたものですから、そういう時の対応は何かあるのかなと、このへんについてちょっとお尋ねをしたかったんです。
○委員長(伊藤成一)給食センター所長。
○給食センター所長(原田 均)防災無線というのがございまして、スクールバスにはその防災無線がついております。それで、毎日事故なり、先ほど申し上げました坂の途中で立ち往生の部分につきましては、給食センターのほうと連絡を取りながら、一部の児童生徒につきましてはご家庭の車で送っていただいたりしたこともございます。それで、遅れる場合につきましては、給食センターのほうから学校のほうに、こうこうこういう理由で遅れますという申し出はさせていただいております。子どもにはもちろん事故が起きないようにするのは当然でございますけれども、万一そういう形になれば、給食センターのほうの防災無線等、それから運転手さんには全員携帯電話は、私用の携帯電話なんですけれども、持っておりますので、万一そういうときに関しましては連絡を取れるような体制で臨んでおります。
○委員長(伊藤成一)原委員。
○委員(原 紀夫)運転手さんにも技術的にすばらしい人と、若干落ちる方、いろいろおられると思うのですが、プロとして人を運んでいるという立場からみると、怖くて辞めるとかということは、現実問題として私はなかなか言えないのではないかという気がするんです。事前にそういうアイスバーン状況でこれは今日大型バスが運行するにはたいへんだなとか、そういう時というのはだいたい、たぶんそれは雨が降って路面がアイスバーンになったときだろうと思うのですけれども、そういうときの対策というのは、今前段で言われたような四輪駆動車で、より安全なもので、家族に責任もって送ってもらうとかという方法もあるかもしれないし、これからなければいいのですけれども、そういうことがこれからこういう天候が続いた時にはやっぱりありうると私は思いますので、何らかの方法を考えたほうがいいのではないかと、私はそういう気がしたものですから、かなり子供さんが前のほうで本当に怖かったという話をしていたという話を聞きましたので、そういうことであえて申し上げておりますので、そういう時の方法として、平地だけだったらいいんですけれども、そういう急斜面だとか、そういう時にはかなり危険な状況というのも予測されますので、そういうところについては、こういうときにはこうしなさいとかというのは、私は指示は必要だと私は思うのですが、いかがでしょう。
○委員長(伊藤成一)給食センター所長。
○給食センター所長(原田 均)私もスクールバスの始発はちょっとあれなんですけれども、実際子どもたちが乗る時間ぐらいには給食センターのこの無線がつく場所におりますので、連絡がつくような体制はとっております。
○委員長(伊藤成一)原委員。
○委員(原 紀夫)わかりました。極力、安全確保に最大の力を出していただきたいと思います。よろしくお願いします。
最後の質問ですが、187頁の農業研修会館の関係でちょっとお尋ねいたします。新しく11,000千円でボイラーを更新するわけですが、あの施設そのものがかなり年数も経っているということで、ボイラーを新しくすれば付随して施設もかなり手を加えていかなくてはならないのではないかと、こういう気がするわけですが、現行、今のままで使っていくということなのかどうか、それと、加えて、あの建物の耐震構造についてどういうようになっているのか、このへんについて教えてください。
○委員長(伊藤成一)教育長。
○教育長(横山一男)耐震構造は担当から説明させます。
農業研修センターの施設の維持管理、活用等につきましては、今までも申し上げてきておりますが極めて教育的に利用価値の高い建物でございます。しかし、老朽が進んでいることも事実でございます。よって、大規模な改修をするときには本当にしっかり考えていかなきゃならないということを今までもご答弁してきたところでございますので、基本的なスタンスは変わっていないところでございますが、まずはボイラーが生命線でございますし、命でございますし、冬期間の活用についてはボイラーがなければ活用ができないものですから、ものさしによってはそれがベストかどうかは別にしまして、よき予算の見通しがついたものですからそんなふうにさせていただいておりますが、基本的なスタンスは変わっていないところでございます。極めて活用価値の高い施設であることは間違いがございません。
耐震については誰が答えられるのかな。
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○委員長(伊藤成一)休憩します。
3時20分に再開いたします。
○委員長(伊藤成一)休憩前に引き続き会議を開きます。
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○委員長(伊藤成一)答弁を。
総務課長。
○課長(荒木義春)農業研修会館の耐震の関係でございますけれども、いわゆる耐震改修促進法に定める特定建築物には該当しない建物でございますので、耐震診断はやってございません。ただ、これに該当しないからやっておりませんけれども、やることに越したことはないんですけれども、財政的な事情もあって耐震診断は現在実施をいたしておりません。
○委員長(伊藤成一)原委員。
○委員(原 紀夫)年数もかなり古い、44年ぐらいでしたか、建築。かなり経っているということで、当然そうかなという気がいたしますが、昨日ですか、一昨日ですか、学校の耐震の関係でいろいろ補強工事をして、数値があってどうのこうのという話がありましたけれども、もしするとなればああいう検査をしないとどこを補強しなくてはならないとか、そういうことにはならないわけですね。
○委員長(伊藤成一)総務課長。
○課長(荒木義春)そのとおりでございます。
○委員長(伊藤成一)原委員。
○委員(原 紀夫)教育長からも活用価値の高いものだというお答えをいただきましたし、活用価値が高いということはあの施設というのはなくすわけにはいかないということだろうと私は理解をするのですが、いかがでしょう。
○委員長(伊藤成一)教育長。
○教育長(横山一男)活用価値は社会教育、学校教育、一般町民を含めて、一般質問のときにもお答えをしましたが、年間12,000人程度の、延べですが、活用をしておりますので、そういった活用状況とも鑑み、更には町のまちづくり構想や財政とも相談しながら検討をしていくということになるというふうに思います。
○委員長(伊藤成一)原委員。
○委員(原 紀夫)これだけ多くの方が古い建物であるにもかかわらず利用しているという実態があるわけで、加えて高額のボイラーも取り替えたということであれば、近々、やはりその施設に見合った耐震構造的なものにやっぱり変えていく必要があると私は思います。今、教育長から答弁をいただきましたが、町長からもそのへんの考え方についてもしおありであればお聞かせを願いたいと思いますが。
○町長(高薄 渡)この施設は本来、農業の研修施設として設置したものであります。したがいまして、本来的にいけば農業が主体でございますけれども、その後、農協との建設等々ございまして、施設そのものの活用が農業だけに限らず全ての人たちに開放するということで教育委員会の管理施設となっているわけであります。あそこの施設は、今ご案内のように、小学生、中学生、高校生含めて、いわゆる合宿をするのに最適な施設であります。それからまた、一般の利用者にとってもよく使えるということ、それから併設する柔道場に、いわゆるトイレもないと、それからまた、お母さんがたの厨房を使っての料理教室等々も使われると、更に2階には陶芸施設、これも活用されているというようなことから考えましても、ただいま教育長がご答弁しておりますように、極めて利用価値の高いものであるというふうに思うところであります。耐震の構造をしっかりすれば、まだまだ利活用できるものであると。現在、農業振興公社での実習生、あるいは研修生、数が、宿泊するのに限られているという状況もございます。したがって、そういう面での利活用をもっと上げるのであればそういうような方向で改修をしていかなければならないという場合も考えられるということから、両方の施設の集約化を含めた中でどのような、今後の存続についてどういうふうにするかということをやはり検討していかなければならないと、こういうように思っております。現状況ではこのボイラー等々ということでもありますけれども、やはりそういった子どもたちを中心にした研修、あるいは農業青年を中心とした研修だとか、あるいは経営者を中心とした研修を主体的に行うということであれば、あの施設も必要な施設であると、このように考えますので十分、先ほど教育長がお話のとおり、検討を加えながらいきたいと思っております。
○委員(原 紀夫)終わります。
○委員長(伊藤成一)他に。
森田委員。
○委員(森田慎治)それでは2点ほどちょっとお尋ねをいたします。
177頁の2目の文化振興費でございますけれども、15節の工事請負費でございます。10に史跡案内看板新設工事費が300千円とありますけれども、これは新しい項目だというふうに思うわけでございますけれども、史跡そのものを後世に伝えるということは非常に大切なことでございますので、これそのものについては異論はございません。これ、私はあまり認識はないんですけれども、人舞に1か所覚えてはいるんですけれども、清水町全体の中で史跡といわれるものは何か所ぐらいあるのかというのと、この看板設置はどこに設置、何の史跡かということをあわせてお答えいただきたいと思います。
○委員長(伊藤成一)文化振興係長。
○係長(安ヶ平宗重)文化振興係長の安ヶ平と申します。
町内全体で指定している文化財というのはございません。ただ、歴代、昭和40年代ごろから史跡として認定しているといいましょうか、認められている施設としまして、人舞の松浦武四郎の記念碑、そして熊牛の十勝開墾合資会社の農場跡地、そして佐幌のコッホの家ですか、そちらの3か所を保存していただいておりますので、そちらのほう3か所を指定しております。それとあわせて、入り口に施設がここにありますよという案内表示を立てております。以上です。
○委員長(伊藤成一)森田委員。
○委員(森田慎治)わかりました。
次にもう1点お伺いをいたします。188頁の8目の地域学習施設費でございます。少年自然の家の管理費でございます。これにつきまして、第二次緊急3か年計画の中では今年度での予算づけであったかなと思うわけでございますけれども、それで、それに基づいてこの自然の家と地域の間での話し合いといいますか、現況どのようになっているのかと、あわせて今後それを踏まえてどういう形で今行こうとしているのか、お答えをいただきたいと思います。
○委員長(伊藤成一)教育課長補佐。
○課長補佐(小笠原清隆)自然の家の管理の関係でございますが、実行計画の中では委員ご指摘のとおり平成21年度で廃止というような方向性が出ておりましたが、地域の方々と協議した結果、平成21年度をもって廃止するのはちょっと難しい状況になりまして、今年度予算は管理にかかる予算を計上させていただいたところでございます。少年自然の家につきましては、従来直営で管理人をおきまして実施していたところでございますが、平成19年、20年と地域に管理を委託した中で施設管理をしていただいているところでございます。当面こういった形の中で施設管理をしていくというのが状況でございます。
○委員長(伊藤成一)森田委員。
○委員(森田慎治)長年その話をしてきて、要するにその話し合いの見出せないというところに地域と行政の面で、どの面が食い違っているのかをもし話せるのならお聞かせいただきたいと思います。
○委員長(伊藤成一)教育課長補佐。
○課長補佐(小笠原清隆)やはり施設そのものが地域に昔からある建物で、それを中心として地域も活動されています。そういった関係上、なかなか活動の拠点となる部分をなくすというところでは理解いただけないのかなというふうに感じております。
○委員長(伊藤成一)森田委員。
○委員(森田慎治)地域の人にもちょっとお話を伺った機会が数度あるわけですけれども、あの地域、すでにもう皆さんご存知だと思うんですけれども、学校以外に公的施設がないわけですね。その、一部地域の人たちが集まる場合は、住宅の空いたところを会館として利用しているんですけれども、年に数回地域全体の行事をやるときに、他の地域で公民館的なものがないという形で、そういう形で使っていけるならば異存はないというふうに僕も聞いている部分があるんですけれども、そういう形の中で話し合いが進むということには今なっていないのですか。
○委員長(伊藤成一)教育課長補佐。
○課長補佐(小笠原清隆)お話の中でそういった活用方法も考えられるという部分では、地域のほうからお話は聞いております。ただ、今の施設がどれだけもつかという部分もございます。そうなると、新たな福祉館的な施設という形になれば、今の施設ではなくて、たぶん改修が必要になってくるかと思います。トイレですとか大集会室ですとか、そういったことも含めながら検討しないとなかなか返事ができないのかなというふうに考えております。
○委員長(伊藤成一)森田委員。
○委員(森田慎治)たぶん管理については先ほどお答えいただいたのでわかりますけれども、維持の問題になってくるかと思うんですね。できれば、これはかなりの年数経っているという気もしますので、できるだけ早く結論を出して、地域との感情が引かないような形で処理をするように進めていただくことをお願いをしておきます。以上で終わります。
○委員長(伊藤成一)他に。
西山委員。
○委員(西山輝和)155頁の事務事業用消耗品費でちょっとお伺いしたいんですけれども、パソコンのインク代というのはこの中に含まれているのでしょうか。11の10。
○委員長(伊藤成一)学校教育係長。
○係長(阿部剛裕)ただいまの質問については、155頁の事務事業用消耗品ということでございますね。こちらの関係につきましては、事務事業の消耗品につきましては、教職員のほうの事務用品、それから参考図書等の研修資料、それと、あと学校の行事ということで入学式や卒業式、運動会、それから文化祭等の学校行事用の消耗品として計上しております。
○委員長(伊藤成一)西山委員。
○委員(西山輝和)そうすればパソコンのインク代というのはどのへんに入っているのでしょうか。
○委員長(伊藤成一)教育課長補佐。
○係長(上出 進)予算書の157頁をお開きいただきまして、下のほうにコンピュータ教育事業ありますが、ここの11番の10の消耗品の中に入っております。
○委員長(伊藤成一)西山委員。
○委員(西山輝和)今、先生方もみんなパソコン時代になって、ボールペンも使わないような時代になってきて、インク代をかなり使うと思うんですよね。それで、小学校、中学校4校で合わせてもこのぐらいの金額じゃぜんぜん足りないと思うんですけれども、1本インク取り替えるのに買ったら6千円ぐらいしますよね。それで、4校で一年間使ってたらこんなもんじゃぜんぜん間に合わないと思うんですけれど、どうなんでしょうか。
○委員長(伊藤成一)教育委員会総務係長。
○係長(本田雅彦)確かにコンピュータにかかわる経費は増加しております。ただ、昨年に比べまして消耗品は8万円ほど増やさせていただいております。以上でございます。
○委員長(伊藤成一)西山委員。
○委員(西山輝和)わかりました。8万円足してあるということですね。それで、もしこれ足りなくなったら、あとはどこから出すのですか。
○委員長(伊藤成一)学校教育係長。
○係長(阿部剛裕)まず、こちらのコンピュータ教育事業のほうの消耗品につきましては、当然コンピュータのほうのプリンタ等にかかわるインク等の消耗品が入っておりますけれども、その他に小学校管理費、それと中学校管理費のほうで学校配分ということで消耗品を用意しておりますので、こちらで不足の場合についてはそちらのほうの配分予算、それからインクでよく消耗するのは学校の総合学習で、調べ学習等でコンピュータを使いながら調査いたしますので、そのときプリントアウトするということで、総合学習のほうの報償費等からインク代に要した部分を支出しております。以上です。
○委員長(伊藤成一)西山委員。
○委員(西山輝和)わかりました。どうもありがとうございます。よろしいです。
○委員長(伊藤成一)中島委員。
○委員(中島里司)2点ございまして、まず1点目が158頁、先ほど原委員から質問もありましたが、清水高等学校の振興費補助なんですが、私、昨年、昨年じゃなく今年度というのかな、年度途中に補正をされたと、非常にうれしくそのとき思っていまして、と言いますのは、高校の倍率が昨年度の希望は0.7ぐらいでしたか、それがその結果が出て今年は1というような、私はやはり先ほど教育長が言われた高校の魅力のというより、高校の良し悪しの判断というのは出口にあるというふうに私は常々思っておりました。そういう中にあって、就学中に社会に出て、それぞれの資格、自分が目標に向かって進める、就職するときに、それぞれの職場によっては資格が、条件的なもの、あるいはそれは採用に大きく評価されるという考え方からいきまして、あの結果というのは非常にすばらしい結果だというふうに思っておりますし、そういうことから含めて、これはぜひとも今後とも継続を積極的に継続をしていただきたい、と言いますのも、振興会はたぶん役員の中ではほとんどOBの、同窓の方だと思います。その思い入れというのは、実は去年の8月、夏ごろちょっと私個人的に聞きまして、そういう部分では今、的配で間口減、子どもが減っているわけですから当然その不安があるわけですが、私は清水高校は西部の要の高校であろうというふうに、私自身思っています。そういう中では、この総合学科校、北海道で一番先ということで成功している、一番先にやって一番成功しているというふうに私は、道教委のほうでも判断しているというふうに聞いておりますけれども、ぜひ今まで取り組んできたばかりのことじゃなくて、やっぱり幅広い考え方をして今後とも振興会と綿密な打ち合わせをしていただきながら、子どもたちが清水高校に向かってくる、そういう高校にしていただきたいと思うのですが、現状ではスタートしたばっかりですから、その振興補助について増額したばかりですからこれといってはないと思いますが、今度何かそういう新しいもので子どもたちのためになるというようなことがあれば、取り組んでいく気持ち的というか、財政的には厳しいと思いますが、取り組んでいくという気構えがあるかどうかお伺いいたしたいと思います。
○委員長(伊藤成一)教育長。
○教育長(横山一男)地元にとってもかけがえのない名門清水高等学校でございますから、先ほどもご答弁申し上げましたように、高等学校サイド、振興会、同窓会、更には町長部局と十分に検討させていただきながら、魅力ある高校づくりを一緒に考えていきたいというふうに思います。
○委員長(伊藤成一)中島委員。
○委員(中島里司)今、教育長から言われた、私、道立高校じゃないと思っています。地元の高校だという位置づけで、今、教育長のお話聞いてほっとしております。これにつきましてもひとつ大きな、教育長としては高校教育に対しても大きな確信と言いますかね、前進的なものを置いていただいたなというふうに敬意を表したいと思います。
次に187頁。農業研修会館の件ですけれども、いろいろ考え方はあろうかと思いますが、この中で需用費の50の施設修繕料、これにつきましては160千円。私は何らかの形で、町長、大規模な改修というのができればということですが、私は今、現状ではそこまで期待しておりません。これは大半皆さんからお話し出ていますし、広範囲に利用されているわけですから、その中で使用料が562千円、これを全部使ってくださいというわけにはいかないかもわかんないけれども、もう少し修繕費を増やして年次計画でわずかずつでももうちょっと内装、外装は云々じゃないですけれども、内装をもうちょっと年次計画で私は5年計画でここまでやりますよ、例えば壁やりますよとか、床、屋根やりますとかという、そういうやはり計画をもって施設運営としては考えてもらいたい。そして、財政当局とも、大掛かりじゃなくて、今ボイラーも取り替え、そして12,000人も年間使われている、これは町内では古くて安いというか、使用料が安くて使いやすいという部分では地元の少年団等がすごく利用、合宿所として使っていますし、スポーツによっては、種類によっては町外からも交流の場としても使っているんですね。お互いに同じところに泊まって。相手に対しても非常に宿泊料、利用料が安いので、そういうのも抵抗なく来ていただけるというようなお話も聞いていますので、全部の内装の修繕、改修、これを高額とは申しませんが、何とか年次計画で、何年か後にはこういうふうにしますよというようなものをもっていただけないかどうか、そのへんについてお伺いしたいと思います。
○委員長(伊藤成一)答弁。教育課長。
○課長(石黒 勉)今、委員さんのご質問あった部分について、ちょっと内部的にも検討し、町長部局とも協議しながら対応していきたいなというふうに思っているところでございます。
○委員(中島里司)終わります。
○委員長(伊藤成一)他に質疑ありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(伊藤成一)質疑なしと認めます。
これで、教育費の審査を終わります。