北海道清水町議会

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平成21年度予算審査特別委員会(3月23日_清水町介護保険条例の一部改正)

○委員長(伊藤成一)これより、介護保険特別会計関連条例の審査をします。
 議案第21号「清水町介護保健条例の一部を改正する条例の制定について」の審査を行います。
 それでは、改正内容の説明を願います。
 保健福祉課長。

○課長(伊藤 登)それでは議案第21号の清水町介護保険条例の一部を改正する条例の制定について提案理由を申し上げます。例規集では第2款4,551頁から登載されております。改正理由につきましては、介護保険法第117条に作成することが規定されています介護保険事業計画で見込んだ平成21年度から平成23年度までの3か年の各年度の介護給付費等対象サービス及び地域支援事業等の実施に充てるための事業費に基づき算定した保険料率により算出される保険料額を第1号被保険者に課するため、清水町介護保険条例の一部を改正するものであります。なお、保険料算出にあたりましては、介護給付費準備基金から40,000千円及び介護報酬改定による保険料上昇分を抑制するために設置した、清水町介護従事者処遇改善臨時特例基金から5,548,739円を取り崩し算出したところであります。改正内容につきましては、事前に配布されています議案説明資料にて説明をいたしますので、資料の2頁3頁をお開きいただきたいと思います。それでは、第2章の保険料の料率につきましてですが、第2条改正予定の保険料の納付期間は平成21年度から平成23年度までの3年間でございます。保険料につきましては、5頁6頁資料にて説明をいたします。一つ目として保険料段階の3期と4期の比較でありますが、表の上から段階区分、世帯の非課税、課税の区分、本人の住民税等の要件、下段の介護保険法の保険料率の算定に関する基準のとおりとなっております。下の表でございますが、第4段階につきましては3期と比較して本人課税要件で基準額が2区分となり細分化されたところでございます。6頁をお開きください。2の介護保険事業計画のサービス見込料により算定される保険料額について、介護給付費準備基金取り崩し額40,000千円を入れて算定した保険料が基準額で年額46,800円、月額3,900円と設定をいたしました。これにつきましては介護報酬上昇分も含まれております。各段階の保険料及び条例の規定につきましては表に記載のとおりでございます。次に、平成21年4月から3%の介護報酬が改正されることに伴い、その上昇分を抑制することを目的として、国庫から交付される介護従事者処遇改善臨時特例交付金について、平成20年度補正予算により基金を創設いたしました。この基金は保険料の上昇分を補てんする目的であることから、保険料上昇分を3年間平準化し、基金を取り崩し、保険料を3年間同額と設定をいたしたところでございます。その保険料額が6頁の下の表のとおり、基準額で月額3,850円、年額46,000円となったところでございます。3頁に戻りまして、保険料率は第2条について、第1号被保険者の区分に応じ、当該各号に定める額とする改正内容であります。附則といたしまして、施行期日第1条この条例は平成21年4月1日から施行する。経過措置といたしまして、第2条改正後の清水町介護保険条例第2条の規定は平成21年度以降の年度分の保険料から適用し、平成20年度以前の年度分の保険料については、なお従前の例によるところでございます。平成21年度から平成23年度までの各年度における保険料率の特例、第3条 介護保険法施行令(平成10年政令第412号。以下「令」という。)附則第9条第1項及び第2項(同条第3項及び第4項において準用する場合を含む。)に規定する第1号被保険者の平成21年度から平成23年度までの各年度における保険料率は、新条例第2条の規定にかかわらず42,120円とするものであります。第4条 平成21年度から平成23年度までの各年度における保険料率は、新条例第2条及び前条の規定にかかわらず、次の各号に掲げる第1号被保険者の区分に応じそれぞれ当該各号に定める額とするものです。(1)令38条第1項第1号に掲げる者23,100円、(2)令38条第1項第2号に掲げる者23,100円、(3)令38条第1項第3号に掲げる者34,650円、(4)令38条第1項第4号に掲げる者46,200円、これが基準額でございます。(5)令38条第1項第5号に掲げる者57,750円、(6)令38号第1項第6号に掲げる者69,300円、(7)令附則第9条第1項及び第2項(同条第3項及び第4項において準用する場合を含む。)に規定する者41,580円としたところでございます。以上、提案理由の説明といたします。ご審議のほどよろしくお願いを申し上げます。

○委員長(伊藤成一)これより質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 妻鳥委員。

○委員(妻鳥公一)この条例ですね、この条例の根拠になったのはこれですね。今お話されたように。前に私、一般質問でやりました。町長あのときに、この料金改正の理由は、ひとつは高齢者が増えて認定者が増えてきたと、それで介護を受ける必要がある人がたくさん増えるんだということが根拠のひとつです。それから、後期高齢者分の保険料が、いわゆる保険料というのが20%になったということ、それともうひとつ、老健施設29床があるんだよと、この3つ言われたんです。それで、重大なことは、この前20日に報道されました老健施設、御影診療所白紙になっているというんですよ。ここのところ、この間、かなり町長は御影診療所でいろいろ考えられている、それの投資の援助を考えているんだということをお話されました。しかし、御影診療所では白紙になっている、これでは。老健転換は暗礁ですからね。ここのところの根拠がなかったらこの条例案だめですよ。29床の老健施設をやるという前提でこれはできています。この予算。条例も。ここのところをしっかりしないと、この条例の意味もないし、この予算の意味もないんですよ。そこのところどんなふうに考えられているのか。

○委員長(伊藤成一)保健福祉課長。

○課長(伊藤 登)表現の仕方はいろいろあろうかと思いますけれども、今、白紙という報道がなされましたけれども、私たちの捉えているところは、29床部分について、資金の関係でどのようになるか今のところは未定だというような受け止めをしております。その結果、資金的な部分がありますので、町として、今町長のほうからもお答えしたと思うのですけれども、町のほうとして何ができるかと、そういう部分を、今、検討中でありまして、その前に、今、何も町から示していませんから、内容についてはですね。そのへんを早急に詰めながら、何ができるかということも考えながら示していきたいと。この部分については白紙ということにはなっていないと捉えておりますので、そのへんをよろしくお願いしたいと思います。

○委員長(伊藤成一)妻鳥委員。

○委員(妻鳥公一)ここでは町に対して何らかの、こういう状態だよということを話されたんでしょ、具体的に。そして下駄を預けられたのではないの。そこのところ詳しくないんですよ。町で説明されていないんです。町に上がったんでしょ。私たちこれでもうだめだから、と言われていたんでしょ。そういうふうに聞いていますが、そこらへんのところどうなんですか。

○委員長(伊藤成一)副町長。

○副町長(安曇達雄)私も院長先生とお話をさせていただきましたので、経過だけちょっとご報告をしたいと思いますが、前にもちょっとお話を差し上げましたけれども、町としてその財政的な問題につきまして、手法としては現状の建物の改修費でありますとか、あるいは資金を貸付をする、それから、あわせまして土地についてもというようなことで、手法としてはこういった方法が考えられると、そういったことを町としても検討を今していますということで、お話を前回もさせていただきましたけれども、そのお話は、その場で院長先生からいろんなお話をいただいたときに同じことを申し上げました。町として御影地区の医療機関を、これはたいへん重要な医療施設であるというふうに思っていますし、そういった意味で、町で、先ほど答弁ありましたとおり、何ができるかという部分については庁内で十分協議をして、またご相談をさせていただきますというお話は前回と同じでございますけれども、そういったお話をさせていただいております。ですから、その事業そのものにつきましては白紙撤回というようなことのニュアンスは若干違うかなというふうに思っております。以上でございます。

○委員長(伊藤成一)妻鳥委員。

○委員(妻鳥公一)下駄預けられたのではないのですか。診療所としてはできないから困ったと。町としてどうしていくか考えてほしいということなんでしょう。そこは違うんですか。

○委員長(伊藤成一)副町長。

○副町長(安曇達雄)その部分については、今、財政的な支援というのがどういうふうにできるかということで、町でいろいろ協議をしてまたご相談申し上げるというふうな経過になっていると思いますし、また、診療所としてもどういった方向がとれるかということについて、いろいろご相談をされるというふうにお聞きをしました、その時点で。そういう経過であるというふうに認識をしております。

○委員長(伊藤成一)妻鳥委員。

○委員(妻鳥公一)これ、町としてはとにかくいろいろ相談しても何としても29床確保するんだと、絶対に確保するんだという立場でないと、そこらへんのところの立場をはっきりさせないとこれは審議しようがないですよ。途中でどうなるかわからんというのでは。町長、そこらへんのところです。

○委員長(伊藤成一)町長。

○町長(高薄 渡)ものを想定でお話をされるとちょっと困るのですけれど、3月10日に確認しているんです。副町長行って、課長、皆さん行って、院長さんと話しているんですから。ですから、経過説明しますと、当初は先生のほうでこういうことをやりたいので考えているんだけれどもというお話がありまして、それで進んできたことなんですよ。例えば法人化するとか云々かんぬんとかということがあってこういうことになってきて、結論的にこういうことをやりたいんだと、やりたいんだけれども、後ろにある公営住宅だとか用地だとかありますよね。そこにやりたいんだというお話です。ですから、資金面はどうなるのと言ったら、資金面は医療なんだか機構とか何とかというところから、そこからというふうにするか、町のお金あんまりしないでもいいですよというお話でずっときたんですよ。ところが、年齢的な問題があって、借りられるけれども返却する期間が短いとかという形になりまして、それでそういう状況で12月まできたわけですよね。それで、その後、私ももしそういうことであればどこでも行って資金の調達のほうのお願いを、私からもお願いしに行きますよと言ったら、院長はそこまで心配しなくてもいいという話になっていたんです。それでずっと来ておりましたので、町としては先生から言われておりましたように、その土地だとか公営住宅の取り壊しだとか、あるいは要望のあった元の薬局の問題だとか、いろいろありました。その部分についてはできかねる部分とそれからできる部分、それじゃ町としてそういう資金をどこまで、半分ぐらいはその機構かなんかで入れれるのかなと、それじゃその後残りをどうしようかなというふうに思っていたわけです。ところが直近になってなかなかそれが思うようにいっていないというようなことの話を伺ったわけです。それで、町としてどういう方法でやれるかということを今検討している状況でありまして、投げかけられているのも事実でありますけれども、こちらからも投げかけている。固まっていないものですから、いわゆる19床のうち12床を取り止めして7床残して29床、それも先生はもしできれば7床の部分ももっと増やしてというようなことでしっかりしたやつが、計画書というのがひとつきちんと出ないと私どものほうでもどういう支援をしていくかということきちんとできませんよね。そのへん今詰めているという状況でございますので、しかしこの保険料の中にはそれまでには老健施設を院長としてもやるということでありますから、いかに町が今後どういう方向でその財源面を手当てしていくかということに尽きるのではないかと、それにはやはりそこだけの問題ではありませんので、町全体の医療ということを考えていかなければなりませんので、そのへんのことも含めて地域医療はしっかりと守りながら、そういった確実性のあるものできちんとしないことには、想定だけで、新聞に出たからということで白紙だとかああだとかということではない。私は院長が申し上げてることを信じておりますから、それに沿って私どもはどう支援していくかということを考えていきたいとこのように思っています。

○委員長(伊藤成一)妻鳥委員。

○委員(妻鳥公一)少なくとも早い時期に、平成21年度の、結論出さなきゃだめですよ、これ。計画はあるんだけれども、計画通りにいかないかも知らんというときにはどうするんですか、これ。やると決意をはっきりして、そしてお互いにやらなかったらだめだと思うんです。これは29床つくるんだよと、ここの所はっきりしてください、町長。やると言ったらどんな形かでやらなきゃならないんだったらその形でやると、確実にできると。

○委員長(伊藤成一)町長。

○町長(高薄 渡)お答えします。この場でですね、言っているでしょう。まだ院長もはっきりした、きちんとした、今詰めていろいろやっているわけですから、町としてはそれに沿ってできる限りのことを行いますよといっているわけですから、やるということと同じことではないのでしょうか。違いましょうかね。一方的にうちの町立施設だったらできますよ。だけどそうじゃないわけですから。あくまでも院長が運営しているところですから。町がそれを被せるような格好で強制的になんかやったときには後どうするんですか。あくまでもその院長の方針を最大限尊重して町として保険、医療、福祉、これをどうするかということで考えているわけですから、そのへんしっかり私どもちゃんと押さえてやっていますので、ご心配なさらないでいただきたいとこのように思っています。

○委員長(伊藤成一)妻鳥委員。

○委員(妻鳥公一)実際は遅いんですよ。本当に遅い。だから、この御影診療所の、これができないと診療所そのものの存続にかかわるんですよ、これ。はっきり言って。療養病床12床なくなるんですから。だから、これは何としても。町長やっているというから。これは町として本当にやるという決意をもたないとできないことだというふうに思うんですよ。そういう決意をひとつしてほしいと思ったんだけれども、なかなかいかないですね。それではこれはあれします。
 介護保険で、料金設定の中で、これも保険料です。これも普通徴収と特別徴収になっているんですけれども・・・。

○委員長(伊藤成一)今、21号の条例やっていますので。

○委員(妻鳥公一)そうでした。そうしたら。

○委員長(伊藤成一)他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(伊藤成一)質疑なしと認めます。
 これで、質疑を終わります。