北海道清水町議会

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平成21年度予算審査特別委員会(3月23日_上水道事業会計)

○委員長(伊藤成一)これより、議案第32号「平成21年度清水町上水道事業会計予算」の審査を行います。
 特に説明することがあれば説明してください。
 都市施設課参事。

○参事(佐藤正敏)それでは上水道事業会計の主な事業内容について説明したいと思います。
 まず457頁、1款2項1目施設費の15節工事請負費39,828千円でありますが、配水管布設替工事によりまして、老朽管の工事で東清水南9条道路、東清水南仲道路の2路線で9,986千円となりまして、あともうひとつが道々清水大樹線の防雪柵設置工事にかかる水道管移設工事で14,910千円を合わせまして24,896千円の予算の計上となります。次に配水管布設工事につきましては、東清水7条道路配水管布設工事としまして4,116千円を予算計上しております。また、浄水場機器更新工事、浄水場機器整備工事でありますが、これにつきましては、第2浄水場浄水配水流量計更新工事としまして4,778千円、次に第1浄水場浄水濁度計新設工事によりまして4,746千円の予算の計上をしたところでございます。よろしくお願いいたします。

○ 委員長(伊藤成一)これより歳入歳出一括して質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 原委員。

○委員(原 紀夫)最後ですので、非常にこのお尋ねすることはまったく幼稚な質問になるかもしれませんがお許しをいただきまして、お尋ねをさせていただこうと思います。
 平成21年度の上水道の会計予算で見ますと、収益的収入と支出の関係では、昨年は2,100万円程度、今年は2,580万円程度、収入と支出の関係では収入が上回っているということで、私はこのことに関しては理想的なのかなという気がいたしますが、一方、資本的収入と支出の関係から見ると、毎年、これはまさに収入と支出の関係は逆転をしているということで、当然のことながら、この支出の中には借金払いだとかそういうこともかなり大きな額が含まれているわけですけれども、この資本的収入の中で不足額がありますけれども、これは差し引きすると7,270万円不足しているわけですけれども、これを当年度の損益勘定の留保資金であるとか、あるいは繰越利益の剰余金の処分額であるとか、当年度分の消費税だとか、地方消費税の資本的収入調整額から不足分を充てるんだと、こうなっていますが、我々素人的なものが見て、この一連の予算書の中で、この3点についてどの場所を処理上見ればわかるのかどうか、まず教えていただきたいと思いますが。

○委員長(伊藤成一)水道グループ主任。

○G主任(松浦正明)水道グループ主任の松浦でございます。よろしくお願いします。
 この当年度分、不足する額の当年度分の損益勘定留保資金につきましては、今まで減価償却で積み立てた分で・・・。すみません、失礼しました。当年度分なので、39,616千円につきましては予算書で454頁の4番、5番の減価償却費と資産減耗費、この分が両方足した分がここの39,616千円という形になっています。それから繰越利益剰余金については最後に説明させていただきまして、当年度分消費税及び地方消費税、資本的収支調整額については、本年度資本的予算で係る配水管更新等の工事費に含まれる消費税分がここに出ております。全事業費の5%分でございます。その残り足りない分、それが繰り越し利益剰余金処分額ということで、3,000万円、これを平成20年度の、469頁、平成21年度この予算のとおりにきっちりなった場合につきましては、下のほうに当年度未処分利益剰余金というのが47,352千円という形を見込んでいるところでございますけれども、その横に注1というのが出ていますけれども、その47,352千円のうち30,515千円をこちらのほうの資本的収支の不足分に充てるという予算になっております。

○委員長(伊藤成一)原委員。

○委員(原 紀夫)これはちょっとかなり勉強しないと、これだけ流れが複雑になっているということはわかりましたので、なかなか水道の皆さん大変な仕事をされているなという気がいたします。そこで、毎年このそういう分については収入と支出のバランス的に見ると支出のほうがかなり多くなるということで、毎年この不足額についてはいろいろ過去何年も同じような方法で補填をしてやっているわけですけれども、この資本的収入と、それから収益的収入の分について、これはこの会計上、そっくりあわせて、分けないでやるということは、これはできないのでしょうか。

○委員長(伊藤成一)水道グループ主任。

○G主任(松浦正明)法適用事業になりますとこういう形の予算組みになるんですけれども、簡易水道を見ていただくとわかるように合わさったような形になります。そして資本的収支につきましては、減価償却できるような長年、管路であれば40年使えると、その経費を1年で、1年の経費につきましては収益的収支のほうにもってきています。長年使えるような財産的なものを結局余剰のほうであるいは、失礼しました、資本的収支のほうで予算組みすることによりまして、最近、借り換え等で金利が安くなって利息が安くなった分、収益的収支のほうがだいぶんプラスにはなっているんですけれども、借り換えによりまして金利下がった分、逆に元金の支払の額が増えております。それで、資本的支出のほうが大きくなっています。442頁の企業債償還金で80,037千円という支出予定になっておりますけれども、このうち先ほど言いました減価償却費等、当年度分損益勘定留保資金3,900万円ぐらいありますけれども、その・・・。(途中中断)
 失礼しました。そういう一般会計と企業会計の違いというか、もう少し企業的発想の中で予算組みをしているという、ちょっとこの予算組みは慣れないんですけれども、本来でいけばこちらのほうが将来的な見込等が見込まれるということで、いろんな場合で説明不足な分はあるんですけれども、ちょっと一緒にすることはできないということでご理解いただきたいと思います。

○委員長(伊藤成一)原委員。

○委員(原 紀夫)私は、我々が見てもなるほどなとうなずけるようなものができないのかなということがあってお尋ねしたのですが、現状の中ではできないということですので、理解をいたします。
 この水道の実績、昨年、450頁をちょっと開いていただきたいのですが、この収益的収入と支出の関係で、種別、戸数等がずっと毎年出ていますが、平成18年度からずっと見て私調べてみたのですが、平成18年度は2,800戸の戸数がありまして平成19年度は2,820戸だというのがあります。平成20年度は今年と同じく2,850戸だということで、本年度も2,850戸という数字になっているのですが、平成20年度と21年度はまったく戸数については2,850戸が変動はないというふうにおさえてよろしいのですか。

○委員長(伊藤成一)水道グループ主任。

○G主任(松浦正明)今回の平成21年度予算の見積もりに関しまして、平成20年度の12月、1月ぐらいまでの実績を元に、実際一般用1から臨時用までの実績を見た中で、平均で出しております。その中で昨年よりも若干減っている部分もありますので、もう一度算定しなおして、予算としまして算定したところ、似た数字になってしまったということでございます。

○委員長(伊藤成一)原委員。

○委員(原 紀夫)ということは、同じになったということは戸数の変動が現状はないという状況だというように理解してよろしいのですね。平成20年度と21年度については。

○委員長(伊藤成一)水道グループ主任。

○G主任(松浦正明)一応、見込なんですけれども、平成19年度の決算で今回の見込みの平成20年度の件数と比較しますと若干減ってはいるんですけれども、ほとんど同じような状況が続いているので、予算なので、決算的には数字は変動するかと思いますけれども、予算としてこういう形で上げさせてもらっています。

○委員長(伊藤成一)原委員。

○委員(原 紀夫)決算では変動するということですので、理解をいたします。
 補償、水道の100千円ですね、戻している分があったのですが、あれはどういうことなのかちょっとお尋ねしたいなと思ったのですが、455頁に過年度分の給水収益の返還金が100千円ありますが、これはどういうものなんでしょう。

○委員長(伊藤成一)水道グループ主任。

○G主任(松浦正明)上水道におきましては、3月末をもって決算終了いたします。他の会計であれば5月末まで出納閉鎖期間というのがありますけれども、それに伴いまして、例えば3月分の水道料金を請求したところ、ちょっと水量が多いという自体になったときに調査したら、本人のわからないところで、床下で水が漏れていたという場合、一度調定してしまうと減額できない、もし3月末で決算終わって、それが4月にわかった場合については、そういうものについては減額できないという形になりますので、その調停、変更できない分の還付のための予算でございます。

○委員長(伊藤成一)原委員。

○委員(原 紀夫)この返還金というのは毎年出てきているのでしょうか。

○委員長(伊藤成一)水道グループ主任。

○G主任(松浦正明)その年によって変動はあるんですけれども、平成20年度も何千円かありましたけれども、例えば平成19年度の決算でいきますと3,040円、平成20年度につきましてはちょっと手元に数字がないんですけれども、同じぐらいの何千円かの1件だけあったと思います。

○委員長(伊藤成一)原委員。

○委員(原 紀夫)それは、その受給者、我々の水の供給を受けている人の過失ではなく、町による何というかな、瑕疵的なものがあって返還するというような性質のものなんですか。

○委員長(伊藤成一)水道グループ主任。

○G主任(松浦正明)メーターの後なんですけれども、本人の過失ともいえない、床下で水漏れしているか、実際水は使ってはおりませんので、その分、何トン分かを減額してあげるという形になるかと思います。

○委員(原 紀夫)終わります。

○委員長(伊藤成一)他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(伊藤成一)質疑なしと認めます。
 これで、議案第32号「平成21年度清水町上水道事業会計予算」の審査を終わります。