北海道清水町議会

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平成21年第3回定例会(3月12日_日程9)

○議長(田中勝男) 日程第9、議案第33号、工事請負契約についてを議題とします。本案について、提案理由の説明を求めます。総務課長。

○総務課長(荒木義春)  議案第33号、工事請負契約について、提案理由のご説明を申し上げます。
 1、工事名 御影中学校耐震補強(建築主体)工事
 2、方法 平成21年2月12日、5業者による指名競争入札の結果、落札によるものでございます。指名業者につきましては、河井ローダー建設株式会社清水支店、田村建設株式会社、株式会社北海塗装工業清水営業所、植村土建株式会社、株式会社田村工業の5社でございます。
 3、契約金額 消費税込みで、55,125,000円
 4、契約の相手方 上川郡清水町南4条西4丁目11番地1  田村建設株式会社 代表取締役 田村敏裕
 次に、工事の概要についてご説明申し上げます。
 本日、お配りさせていただきました、議案説明追加資料2の御影中学校耐震補強工事概要をご覧願います。
 補強工事欄にAからHまでのアルファベットを記載しておりますが、このアルファベットが次の頁の図面のアルファベットの補強工事箇所を示しております。参照願います。
 校舎等の補強工事ですが、(A)は1階内壁工事でして鉄筋コンクリートの耐震壁を新設いたします。
 (B)は外壁工事で柱、梁廻りを鉄筋コンクリートで補強後、鉄骨ブレースを新設します。
 (C)の2階の外壁につきましては、パソコン教室の外壁窓部分、細縦長窓2箇所を鉄筋コンクリートで閉塞いたします。
 その他(D)につきましては、煙突を地上6.5メートルで解体撤去を行います。
 (E)はパラペットについて、柱間に鉄骨梁を新設いたします。
 (F)は屋根の一部を切断撤去し、全面をふき替えるものです。
 次に2番目の体育館等につきましては、(G)、既存の外壁鉄骨ブレースの接合部補強を4箇所行い、(H)として新たに外壁鉄骨ブレース2箇所を新設いたします。
 その他、屋根ブレース16箇所を増設し、関連バスケットゴールを新設するものでございます。
 工期としまして、契約日より平成21年9月30日となってございます。
 なお、この工事のほかに、御影中学校耐震補強工事の電気工事としまして、6,027千円の工事請負契約を締結しているものでございます。
 以上で、議案第33号の説明とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願いいたします。

○議長(田中勝男) これより質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 5番、中島里司議員。

○5番(中島里司) 入札形態のありかたで特に内容的に云々ではないのですが、ただいま指名業者のなかに、北海塗装という会社が入っておりました。これらについての私の認識不足だと思いますが、これはこの相当分の建築の実績はあるのかどうか、それをお聞きしたいと思います。

○議長(田中勝男) 総務課長。

○総務課長(荒木義春) 北海塗装株式会社は、清水は営業所ですけれども、本社は当然ございます。

○議長(田中勝男) 中島里司議員。

○5番(中島里司) これはさきほど指名先が清水営業所という本社指名ではないですね。実際にさきほども申し上げましたが、まだほかにも地元でも可能な業者がいるような感じがするわけですが、ここに至って、この会社がいいとか悪いとかではなくて、指名の基本的な考え方というのに疑問を感じますが、本社実績というのがどういうものを建築としてとらえるのかという難しさがあるのですが、塗装も建築の一部ですから、当然、実績としては数字上は建築の部分で残っている部分があるのかなと思いますが、どうも会社名で判断したら失礼だけれども、塗装という部分と建築という部分で躯体工事で、なにかしっくりなじまないと、地元にもまだ可能な業者がいたのではないのかと、私はそういう感じがしたのですから、これらについてどうしてもここを指名しなければならなかったのかどうか、そのへんも含めて、地元にはこの5,000万円で受けられるような業者はいなかったのか、お聞きしたいと思います。

○議長(田中勝男) 総務課長。

○総務課長(荒木義春) 最初の北海塗装の関係ですが、議員ご指摘のように、最初はこの会社の名前にあるとおり塗装が専門だったと思います。その後、建築工事もやるようになりまして、現在はこういう会社名ですが、建築工事もやっておりますし、そういうランク付けも清水町として行っているところです。町内にほかになかったのかというご質問ですが、これはこの工事ですから、本町に定めるところのAランクの工事です。ランクですが、今回、清水町にはそういうランク付けされた業者がいませんので、1ランク下のBランクの方がAの仕事が請けれるという決めがございますので、そういう業者を指名させていただきました。Bランクはほかにもおられます。ただ、今回の工事が大きなことから、管理技術者、これを置いている業者に検討をさせていただきました。その結果、地元ではこの3社になったという結果でございます。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
 1番、原紀夫議員

○1番(原 紀夫) 学校の耐震化については、町長公約としても出ておりますが、やはり非常に大事なことだろうと思います。さて、そこで清水町では御影小学校が耐震校となっているのは聞いておりますが、その次がこの御影中学校になるのかなという気がしますが、すでに耐震工事が終わっている御影小学校とこれからやろうとしている御影中学校の耐震補強工事が終えた段階で、2校を比較すると、わかりやすく言うと震度何まで耐えられる構造というと、2校とも同程度なのか、このへんについてはどうなのか。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。
 総務課長。

○総務課長(荒木義春) 私の説明で十分かどうかわかりませんが、今日お配りした資料、補強工事概要に下のほうに、現行の耐震基準と、耐震指標IS値というのがございます。そこでこのIS値で書いてありますとおり、構造耐震指標、ISという指標を用いて耐震性を判断しているということでありまして、過去の地震でこのIS値が0.6を下回るにしたがって、被害を受ける割合が高くなっているので、一般的に0.6以上を判断ラインにしていますが、文科省の補助採択基準は0.7になっているということですので、地震の大きさによりますけれども、一般的な数値を、国はそれを上回る基準となっておりまして、それに耐えうる耐震補強工事というふうに思っておりますので、当然、その後にできた御影小学校もそのような設計になっていると認識しておりますから、耐地震に対する補強は十分でないかと思っているところでございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 判断基準としては0.6以上と、0.6以下であれば、危険だということですが、町民からすると、この係数が0.6だ0.7だと言われてもわからない。釧路沖ぐらいの地震で、大変被害があったけれども、あのぐらいの地震なら十分に耐えられる構造なんですよとか、そういうことがもしわかれば広報等でしっかりと周知をしたなかで、今後は防災マップもできるようですが、そのなかにも安全確保という面から町民を安心させるためにも、多額のお金をかけて耐震構造にしているわけですから、そこは十分に周知する必要があると思いますので、そのへんについて周知をお願いしたいということで、終わります。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
 これで質疑を終わります。

○議長(田中勝男) これより討論を行います。
 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、議案第33号、工事請負契約についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第33号は、原案のとおり可決されました。