北海道清水町議会

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平成21年第3回定例会(3月12日)

○議長(田中勝男) 平成21年第3回清水町議会定例会を開会します。本日の会議を開きます。(午前10時09分)

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○議長(田中勝男) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は会議規則第119条の規定により議長において
 6番 森田 慎治 議員
 7番 奥秋 康子 議員
 8番 加来 良明 議員 を指名いたします。

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○議長(田中勝男) 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。
 おはかりいたします。
 本定例会の会期は、本日から3月26日までの15日間にしたいと思います。これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
 会期は、本日から3月26日までの15日間に決定しました。

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○議長(田中勝男) 日程第3、諸般の報告を行います。事務局長。

(事務局長 朗読)

○議長(田中勝男) これで諸般の報告を終わります。

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○議長(田中勝男) 日程第4、行政報告を行います。
 教育委員長から行政報告の申出がありました。
 これを許可いたします。教育長。

○教育長(横山一男) 既に新聞報道等でご承知のことと思いますが、清水町立清水小学校の、北海道教育実践表彰受賞についてご報告申し上げます。
 去る、2月16日(月)ホテルライフォート札幌において、平成21年度北海道教育実践表彰式が開催され、全道の幼稚園・小学校・中学校・高等学校で9校が受賞されたところです。
 清水小学校は、長年にわたり心身ともに健康で高い知性と豊かな心情と強い意志をもった子どもの育成を目指し、"しみず「教育の四季」"を基盤とした、少人数学級及び学校支援ボランティアを活用した教育活動に取り組んでいます。
 少人数学級の取り組みでは、1、2学年を1学級20人程度の学級とし、児童の基礎的・基本的な知識・技能の習得、それらを活用した思考力や判断力、表現力の育成、基本的な生活習慣の確立に大きな成果が認められての受賞です。
 また、学校支援ボランティアを活用した教育活動の取り組みでは、地域住民を講師として、教科や特別活動、総合的な学習の時間等の支援を得て、児童の学習意欲が高まり、基礎的・基本的な知識が定着するとともに、教師自身の指導力の向上につながるなど、その実践が高く評価されたところです。
 当日の受賞式には、学校長、児童会長、教諭、教育長が出席し受賞してまいりました。
 今回の受賞を励みに、"しみず「教育の四季」"を基盤にした教育活動を学校・地域・家庭と連携を図りながら推進してまいりたいと考えています。
 以上、清水町立清水小学校の北海道教育実践表彰受賞の行政報告といたします。

○議長(田中勝男) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら、許可いたします。質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで行政報告を終わります。

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○議長(田中勝男) 日程第5、町政執行方針について、町長より平成21年度町政執行方針を述べていただきます。町長。

町長(高薄 渡) 

I はじめに
 平成21年第3回清水町議会定例会の開会にあたり、新年度に臨む町政執行についての所信と基本方針を申し述べ、議員各位をはじめ町民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
 私は、この度の町長選挙において、町民の皆様の負託を受け、引き続き町長の重責を担うことになりました。
 町民の皆様の信頼と期待にお応えするため、情熱と勇気をもって町政運営に取り組んでまいる決意でございます。
 就任以来、常に町民と目線を同じくして対話を重ね、「透明性の高い開かれた町政」を町政運営の基本としてまいりました。
 3期目にあたり、私は、決意を新たに町民と総力を挙げて「健全な財政で思いやりを大切にした活力ある確かなまち」を目指して町政運営に取り組んでまいります。
 さて、米国に端を発する世界規模の金融・経済危機の広がりは、わが国の経済へも深刻な影響を及ぼし、いまや日本経済は未曾有の厳しい状況に直面しています。また、製造業等を主に、世界需要の急速な縮小により、雇用情勢が急激に悪化しています。こうした景気の低迷は、地域の経済や町民生活へも影響を及ぼしております。こうした中、昨年12月25日に十勝管内ではいち早く「離職者の緊急雇用・居住安定確保相談窓口」を設置するとともに、雇用に係る予算を措置し、離職を余儀なくされた方々を支援してきたところであります。
 本町におきましては、全道の他町村に先駆け平成14年度より行財政改革に着手し、施設の集約や総人件費の削減など聖域を設けることなく、歳出削減に努めてまいりました。同時に歳入の拡大に向けて、長年改定しなかった各種使用料の改定などを実施させていただきました。さらに、平成20年度からは、清水町行財政健全化実行プラン「第二次緊急3か年計画」を策定し引き続き行財政改革に取り組み、平成21年度も選択と集中により施策を厳選し、効率的な行財政運営に努めてまいります。
 公約に掲げました政策につきましては、一部当初予算に計上させていただきましたが、6月或いは9月定例会に追加提案させていただく考えであります。また、庁内組織機構につきましては、「清水町組織機構等検討委員会」で検討を重ね次第、条例改正を提案できるようにしていきたいと考えております。
 平成13年度から実施されている第4期清水町総合計画につきましては、最終年度の平成22年度まであと2年となっており、本年度より平成23年度からの「新たなまちづくり計画」の策定に着手してまいります。策定にあたりましては、多様な町民の意見を取り入れるため「(仮称)まちづくり計画策定委員会」の設置や「町民意識調査」など、町民皆様の声を反映してまいります。
 本町を取り巻く環境は、なお一段と厳しさが増しておりますが、私は様々な政策課題を着実に一つひとつ解決を図りながら、町長就任時の初心を忘れず、町民の皆様をはじめ、全職員と力を合わせ、暖かく、心ある町政運営に全力を傾注する所存であります。
 新年度の主要な施策につきまして「清水町総合計画」のまちづくり目標に沿って分野別に申し上げさせていただきます。

II 地方財政と予算概要
 平成21年度の地方財政計画の全体規模は、82兆5,557億円で、前年度比1.0パーセントの減となり、公債費等を除く地方一般歳出は、前年度比4,560億円増の66兆2,186億円となりました。
 地方交付税につきましては、地域雇用創出推進費の創設等により配分総額が、15兆8,202億円と、前年度比4,141億円、2.7パーセントの増となっておりますが、都市部等の地方税の大幅な落ち込みにより、地方への配分額は減少することが予想されることから、本町の地方交付税のうち普通交付税は、平成20年度当初予算と比較し3,000万円、1.1パーセント増の27億5,000万円を計上したところであります。
 本年度の一般会計総額は、有機肥料及び堆肥製造施設整備事業等大型事業の完了等により予算総額を前年度比6.8パーセント減の61億5,000万円とし、一般会計と7つの特別会計と公営企業会計の当初予算総額は、前年度比2.0パーセント減の98億5,790万円であります。

III 主要施策の推進
1豊かな自然と共生した森と水の郷づくり
・恵まれた自然の保全・育成と調和した住まい
 地域の大切な資源であります自然環境を守り育てるため、河川、公園、緑地の維持管理と、老朽化が進んでいる既設町営住宅の改修を計画的に進め、住環境の改善に努めるとともに、転入や転居のための「空き家、空き地などの情報」を提供してまいります。
 なお、土地開発公社解散に伴う買戻し地の有効活用につきましては、「公用地利活用検討プロジェクト」において更に検討してまいります。

・快適に暮らせる生活環境
 安全で安心な水を安定して供給できるよう上水道、簡易水道施設の適正な管理に努め、配水管の整備や老朽管の布設替工事並びに浄水場の機器更新を進めます。
 また、下水道施設の安定した維持・管理と、引き続き清水終末処理場の機器更新を進めてまいります。
 花と緑に包まれた環境づくりとして、駅前花壇や商店街への花壇植
 栽などの住民活動に対して支援をし、衛生組合が実施している春秋の町内一斉清掃、清水町クリーン・ディ、花いっぱい運動と連携し、美しいまちづくりに取り組んでまいります。
 ごみ処理につきましては、分別排出方法の徹底と、再資源化の推進により、最終処分場の延命を図っておりますが、町民・事業者の皆さんへの分別排出方法やリサイクルに関する情報提供並びに家庭用使用済み食用油の資源リサイクルの分別収集等を行い、ごみ減量化に努めてまいります。
 また、ごみの不法投棄や違法な野焼きに対しては、警察署等との連携を密にし、監視体制の強化と啓発活動に取り組んでまいります。

・安心して暮らせるまち
 子どもたちが犯罪の被害に遭わないよう、学校・PTA・地域のボランティアによる「見守り隊」や、生活安全推進委員会による児童・生徒を犯罪や交通事故から守る監視活動の実施が、犯罪の抑止効果に繋がっているところであります。
 犯罪に繋がる恐れがある情報の一層の共有により事件や事故の発生を未然に防ぎ、町民一人ひとりが安心して暮らせる「安全・安心なまちづくり」に努めてまいります。
 また、子どもたちの登下校時の交通安全指導につきましては、「交通安全専門員」を配置するとともに、生活安全推進委員会の皆さんの協力を得て交通安全街頭指導体制を充実してまいります。
 消費者を取り巻く環境は大きく変化し、複雑化している中、商品や金融サービス等の消費生活をめぐるトラブルは、年々手口が悪質巧妙化してきていることが指摘されており、多重債務につきましては、大きな社会問題となっております。消費生活相談や消費者協会による出前講座等の実施、警察署及び関係団体等との積極的な連携、情報の共有等に努めておりますが、本年度も消費者が悪質商法などのトラブルに巻き込まれないよう、的確な情報を提供するとともに、消費者相談業務の充実を図ってまいります。また、本年7月本町で開催予定の第34回十勝消費者大会につきまして支援してまいります。

・暮らしと産業を広げる道路・交通・通信
 国費、道費による道路整備につきましては、車両及び歩行者の安全を確保するため、車道、歩道の整備を積極的に要請してまいります。
 なお、要請した中で本年度予定されています工事は、国道274号の車道及び上川橋の橋梁拡幅改良工事が継続し、新規に佐幌橋が実施されます。
 また、本年度からバイオエタノール工場の操業が開始されますが、これに伴う交通量の増加と大型車両の増大が予想されますので、関連する道路網の整備について要望してまいります。
 道費事業につきましては、道道忠別清水線、讃岐地区の道路改良工事、人舞地区防雪柵設置工事などが実施され、道道清水大樹線では、御影平和地区の道路改良工事が予定され、北清水清水線は道路改良工事で必要な土地の用地買収及び支障物件移転補償について地権者と交渉が予定されています。
 町道の整備につきましては、御影市街地の道路改良及び舗装工事を進め、全道路の安全確保のための維持管理に努めてまいります。

2 誰もが健康で安心して暮らせる福祉のまちづくり
・誰もが健康で暮らせる保健・医療
 保健・医療につきましては、平成20年度から、医療保険者に義務付けられました特定健診及び特定保健指導によりメタボリックシンドロームの該当者や予備軍を把握し、生活習慣病の予防に努め、検診などを受けやすい体制づくりを構築し、対象者への個別支援に向けた保健指導を充実してまいります。
 また、幸せの源は「まず健康から!」と言われますように、緑豊かな環境の中で町民に健康の輪を広げ、皆さんが健康で暮らせるために、健康づくりは極めて重要かつ大きな課題であり、生活習慣病を予防するための取り組みを関係団体と連携しながら実施してまいります。
 近年、ストレスを抱える妊婦が増加傾向にあり、健康診査を受診していない妊婦が問題となっています。健康な妊娠、出産を迎える上で重要な妊婦一般健康診査の公費負担回数を5回から14回に拡大するとともに、特定不妊治療費助成事業に併せ、交通費の助成を実施してまいります。

・誰もが安心して暮らせる福祉
 児童福祉及び子育て支援につきましては、「次世代育成支援行動計画」の基本理念に基づき、その実現に向けて町民・地域の皆さんに協力をいただきながら取り組んでまいりますとともに、本年度、後期計画(平成22年度から平成26年度まで)を策定してまいります。
 また、本町におきましても、年々出生数は減少傾向にありますが、町内保育所等への入所希望児童数については、ここ数年は横ばい傾向であり、今後は減少することが予想されることから、児童のための効率の良い施設運営について検討してまいります。
 清水の学童保育所の入所希望児童につきましては、一時定員数を上回る状況でありましたが、昨年度、定員数を増やし対応したところであり、今後におきましても児童の安全を念頭に適切な施設管理に努めてまいります。
 また、全児童生徒を対象とした放課後居場所づくりが求められていることから、教育委員会・学校関係者と連携し、平成22年度から清水小学校の余裕教室を活用し「放課後子どもプラン」を進め、放課後の子どもたちが安全に過ごせる居場所を確保するため、改修工事を実施いたします。
 また、幼保・小連携につきましては、就学前児童の滑らかな接続を目指し、授業参観や学習会、保育授業体験を通して、子どもたちの交流はもちろん、教員・保育士の交流・連携も深まり、この取り組みの成果を保育所や幼稚園における保育活動等に活かすとともに、教育の原点である家庭や地域に対しても情報やメッセージを発信してまいりたいと考えております。
 さらに、子どもの発育や発達への支援につきましては、本年度からきずな園を保健福祉センターへ移転し、保育所、幼稚園、保健師、子育て支援センターのほか、関係機関等と連携を密にし、「発達支援センター機能」の充実を図り、児童や保護者に適切な療育・支援ができるよう取り組んでまいります。
 また、地域福祉につきましては、身近な人々が見守り合い、励まし合い、支え合いながら、みんなが元気ある暮らしができるよう、共に取り組むことが必要であります。このため、地域が求める活動や相談、要望に応えるため社会福祉協議会、民生委員協議会、ボランティア団体など、各協力者とのネットワーク化に取り組んでまいります。
 障がい者福祉につきましては、障害者自立支援法及び第2期清水町障がい福祉計画に基づき、負担軽減やサービス提供者への措置を実施し、今後も国の動向を見極めつつ、関係機関と連携し、障がい者を支援してまいります。
 また、在宅やグループホーム、ケアホームで生活する障がい者が日常生活を安心して送ることができるよう、関係団体や福祉事業者と連携して取り組んでまいります。
 労働行政につきましては、米国発の金融不況から自動車産業の大手や電気部品製造に関連する中堅製造会社などを中心に国内の生産量の削減、コスト低減を目的に昨年末から非正規社員の解雇報道が相次ぐ中、町といたしましても昨年12月に緊急雇用窓口を開設し、実態の把握に努めながら町内企業やハローワーク等と連携し、町独自の雇用対策を実施してまいりました。道内や本州で主に製造業に従事され町内にUターンされた方や町内に居住されている非正規社員の労働環境につきましては、なお厳しい状況にありますので、町内各事業所と連携を深めながら、国の平成20年度の第二次補正予算や道の雇用対策事業の活用を図るとともに、新たに新卒者就労支援事業の実施により未就職者を一時的に雇用するなど、町内の労働環境の改善や雇用促進に努めてまいります。
 また、季節労働者対策につきましても、十勝北西部通年雇用促進協議会とも連携を図りながら就労対策を進めてまいります。

・健全な運営で共に支え合う社会保障
 国民健康保険制度は「国民皆保険制度」の基盤として、町民の方々の健康保持増進に重要な役割を担っているところであります。
 しかし、高齢化の進展や医療技術の高度化等による医療費の増大と、その財政基盤が脆弱であることから、事業運営はより一層厳しいものとなっています。
 こうした状況を踏まえ、本年度の保険給付費は、前年度の給付実績等を基に予算計上したところでありますが、国民健康保険事業の安定運営のためには、引き続き保険税徴収率の向上と特定健康診査事業の適正化に努めるとともに、一般会計からの繰入により収支の均衡を図り、被保険者の負担軽減を図ってまいります。
 また、国民健康保険税率は、税制改正に合わせた課税限度額の改正と、平成20年分所得の確定後において、国民健康保険税の税率改正を行ってまいりたいと考えております。
 また、少子高齢化が進み、高齢者人口と医療費が増え続けていく中、国民皆保険を守りながら、高齢者の方が安心して医療を受けられるしくみを維持していくため、高齢者の医療制度の見直しが行われ、平成20年4月から「後期高齢者医療制度」が創設されましたが、医療費適正化対策の総合的な推進に努めてまいります。
 介護保険事業につきましては、本年度より平成23年度までの第4期「清水町高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」に基づき、高齢者が要介護・要支援状態に陥ることのない自立した生活を送ることができるよう、地域包括支援センターを中心に介護予防事業、介護予防マネジメント、総合相談・支援など、より良いサービスの提供に努めてまいります。
 また、介護保険第1号被保険者の保険料につきましては、3年間の実績や制度改正を基に、利用者及び事業費を推計したところ、要介護・要支援認定者数の増加や、介護療養病床転換による施設整備による増加が見込まれますが、介護給付費準備基金及び国の介護従事者処遇改善臨時特例交付金を充当し、現行より550円増の3,850円と設定したところであります。

3 一人ひとりがいきいきと輝く創造性豊かなまちづくり
・豊かな心と個性を育む教育
 社会が大きく変動している今日、未来を担う子どもたちが夢と希望にあふれ、心豊かにたくましく成長し、健やかに充実した生活を送ることは、私たちの願いであり、使命でもあります。
 私たちは、厳しくも美しい、しみずの四季を通じて、家庭・学校・地域が相互に強く連携協力して、ふるさとを愛し新しい時代を切りひらく知恵と勇気のある子どもを育てる教育を推進することが重要です。
 本年度で7年目を迎えます「少人数学級」や指導教諭の複数配置などで、基礎・基本を重視した学習と豊かな心の育成に努めてまいります。
 また、義務教育に係る保護者負担が年々増加する傾向にあり、本年度から児童生徒の修学旅行に要する経費のうち見学料と旅行取扱い手数料について公費負担し、父母負担の軽減を図ってまいります。
 「幼保・小連携教育」につきましては、幼稚園・保育所の教育と小学校教育のなめらかな接続を求め、「遊び」から「学び」へのスムーズな移行など、就学前教育の相互理解と連携を図るよう引き続き実施してまいります。
 全ての町民が、「まちの宝」子どもたちへ関心を強め、連携し、情報を共有する中で、「しみず」に愛着を持ち、ふるさとに心を寄せる感性豊かな子どもをはぐくむ教育を推進してまいります。
 次に、学校給食では、食材の安全・安心はもとより、食育の推進を進めてまいりますが、本年度も、地元食材を多く活用した子どもの笑顔が見えるふるさと給食を提供し、栄養教諭の指導による、各学校での児童・生徒に正しい食事の摂り方や望ましい食習慣を身に付けさせるなど、食に関する指導の充実を図り、食育を推進してまいります。
 また、スクールバス等の運行につきましては、安全で確実な運行をするため、職員研修や委託先への指導を徹底し、日常の車両点検整備を怠ることなく安全運行に努めてまいります。
幼稚園教育につきましては、「愛のあふれる幼稚園」の経営方針を定め、幼児の特性と発達段階に合った教育を行うために、保護者の協力を得ながら特色ある教育課程を編成し、幼児一人ひとりの個性の伸長と豊かな心の育成を図り、園児にとって楽しい幼稚園であり、保護者に信頼される幼児教育に努めてまいります。
 また、清水高等学校につきましては、総合学科の先進校として特色ある教育活動の取り組みについて、生徒一人ひとりが自分の個性、志向を踏まえ、科目を選択し、将来に向けた実践的な教育活動を展開しております。魅力ある学校づくりについて、清水高等学校並びに清水高等学校振興会との連携を一層図りながら生徒の確保に向け、協力してまいります。
 さらに、北海道芸術高等学校は、開校3年を経過し生徒数が600名を超え着実な経営がなされています。本町で行われるスクーリングに多くの生徒が訪れ、特別免許状を授与した地元教師をはじめ多くの方々の協力を得て、それぞれが持つ知識や経験を生かした授業が行われるなど、町民との学びの共有と連帯感の醸成が図られています。
 今後におきましても、不登校や中途退学となっている子ども達が、自分の興味、関心のあることを通して、学ぶ意欲を取り戻すひとつのきっかけとなれば子ども達に生きる力を与えることになり、そういったニーズに対応することは存在価値があり、幅広い教育の選択肢の一つとなるよう、教育内容について監督、指導の役割を果たしてまいります。
 閉校施設の活用については、構造改革特区や地域再生計画により通信制高等学校や介護福祉施設など有効に活用を図ってきたところですが、旧松沢小学校につきましては、未だその活用がなされていませんが、鋭意活用の途に努力してまいります。

・いきいきと学び合える社会の実現
 町民一人ひとりが生きがいをもてる生活を生み出すために、地域住民の持ち味や人間性を生かした生涯学習ボランティアの拡充発展に努め、地域の持つ教育力を引き出し、それを活用した事業を展開するとともに、情操豊かな人間形成を図るため、読書普及事業や体験事業、芸術・文化鑑賞機会の提供に取り組んでまいります。
 また、心身ともに健康で充実した生活を営むため、スポーツ活動を日常的に取り入れるよう、スポーツ教室等の実施や各種大会への参加支援に努めてまいります。

・共に理解し、ふれあう活動
 男女が共に生きるには、仕事や家庭生活、地域活動、個人の自己啓発等、様々な活動を自らの希望に沿って展開できる社会の実現を目指して、仕事と生活の調和の推進に努めていくことが必要であります。
 昨年度、制定した「いきいきふるさとづくり寄附条例」は、「アイスホッケー」や「第九によるまちづくり」など5つの事業を掲げ、町民の皆さんをはじめ本町出身者やゆかりのある方などが新たな形でのまちづくりへの参加と財源確保を行うものです。今後も制度の周知に努め、更に事業の実施に当たっては、町民と寄附者の連携について検討を進めてまいります。
 また、都市等からの移住定住促進事業につきましては、本町にとって人口の増加に繋がり、新たな土地や住宅等の需要が見込まれ地域の活性化の重要な要因となることから、移住情報の収集や発信に努め、移住相談ワンストップ窓口の設置や生活体験事業を実施してまいりました。
 生活体験事業につきましては、昨年から新たに御影市街地に移住体験用住宅を設置し、町内民間事業者のご協力を得ながら実施しております。利用実績については、これまで道内を含め関東や関西の9家族が延べ104日間、月平均10日間ほど利用し、1家族が本年4月より移住する予定となっております。
 本年度は、民間事業者等の協力を得て土地・住宅・生活などの情報を集約し、公的情報とともに相談者に対して的確な情報の提供に努め、官民共同の組織体制の発足や機能を充実させ、また、首都圏・関西圏で開催される「北海道暮らしフェア」等に本町の民間事業者等の方々にご参加をいただき、積極的に本町の魅力をPRするとともにインターネット等を活用し、本町への移住・定住に結びつけてまいりたいと考えております。

4 新たな時代に対応した産業のまちづくり
・魅力的で活力のある農業
 清水町の農業生産額は、昨年度、比較的良好な気象経過で推移したこともあり、高収量を確保し、190億円程度の生産が見込まれ、7年連続して高い農業生産額となることが確実であります。
 しかしながら、農業を巡る環境は一段と悪化し、畑作経営におきましては燃料や肥料など生産資材の高騰により経営経費が大幅に増大しており、平成19年度から導入された品目横断的農業経営所得安定対策(水田・畑作経営所得安定対策)制度などもあり、3年連続して厳しい状況となっております。
 一方、酪農・畜産経営におきましても、燃料や肥料のほか、特に世界的なバイオエタノール原料への利用拡大等の影響を受け、輸入穀物飼料の急激な高騰が続いたままで、畑作以上に経営を圧迫する状況となるなど、本町農業全般にわたって厳しい農業経営となっております。
 このような中、本町の農業は、今後も食料の安定供給と関連産業が地域経済や社会を支えていく重要な産業として、安全で良質な農畜産物の生産確保や農村のもつ環境保全をはじめとする多面的機能も維持された中で、発展していかなければならない大切な役割を担っており、これまで以上に安全で良質な農畜産物の生産の確保やこれら推進に向けた施策を実施してまいります。
 水田・畑作経営所得安定対策や農地・水・環境保全向上対策事業が3年目を迎えますが、関係機関と連携をとりながらより一層の推進を図ってまいります。
 また、国の農産漁村活性化プロジェクト支援交付金を活用し、昨年度農協が整備した野菜の予冷庫や地域バイオマス利活用交付金事業による家畜糞尿を利用した有機肥料や堆肥製造施設の活用を図り、野菜生産の拡大など積極的に推進してまいります。さらに、土壌分析診断事業による低コストの推進と有機質肥料の活用なども推進してまいります。
 農業者と商工業者や地元消費者と連携を図る食の安全・安心推進事業につきましても継続して実施し、地産地消の推進や食をとおした交流を深めてまいります。さらに、ふるさとブランドとかちしみず認証制度のさらなる推進を図り、観光協会並びに商工会との連携により、農産物を販売し、まちのイメージアップや町農産物の地域ブランド化と地産地消を推進してまいります。
 酪農・畜産関係の施策につきましては、輸入飼料の高騰対策として自給飼料増産対策事業を実施し、デントコーンの増反を奨励し、飼料の自給率を高め経営の安定化を図ります。また、畜産担い手育成総合整備事業での草地の整備改良も引き続き実施してまいりますとともに、家畜伝染性病の発生防止に、万全な防疫体制をとってまいりたいと考えております。
 また、 町営育成牧場につきましては、乳牛育成期におけるコスト低減や労働力の軽減など、酪農経営の補完施設として大きな役割を果たしてきており、今後も経営の大型化に伴いその重要性がますます増大される状況にあります。特に、本年からは酪農家10戸による民営「保育事業」が始まりますが、施設整備を含め連携を十分図りながら牧場運営に努めてまいりますとともに、本年度は、夏期放牧利用が2,200頭程度・冬期舎飼利用が850頭以上の受け入れを予定しており、効率的な飼育管理の実施と防疫体制の強化等により、預託者が安心して利用できるよう、より一層充実した管理運営を行なってまいります。

・恵まれた自然を生かした林業
 森林は、地球温暖化を防止するだけでなく、国土の保全や水源のかん養等、安全で安心できる生活に不可欠な機能を有しており、このような森林を守り育てていくため、より適正な森林管理が求められております。このため、町有林関係では、森林施業計画に沿って適正な管理のもと継続的な整備保全を進めてまいります。
 また、「町民レクリエーションの森」の整備につきましても、継続して事業を進めてまいりますとともに、民有林事業につきましても、造林事業等の支援を継続して実施し、緑豊かな町となるよう努力してまいります。

・消費者ニーズに即した商工業
 今日における経済環境は、燃料価格の高騰、米国発の金融不況の影響を受け、製造業を中心とする大手企業が赤字決算を余儀なくされ、コスト削減を目的に非正規社員の解雇、希望退職によるリストラや賃金カットなどによる個人消費の低迷、価格競争の激化等、課題が山積の状況であります。
 本町においても、生活者の消費購買行動の変化により購買力が低迷するとともに町外に流出しており、商業者にとって極めて厳しい状況が続いております。
 このような時代こそ、商工業者の皆さんが知恵を出し合い、消費者のニーズに合わせたサービスを展開することが大切と考えております。
 町といたしましては、こうした状況を打開するためにも商工会とより一層連携を図り、うきうき商品券事業等の拡大により、地域内の消費購買のより一層の喚起を図ってまいります。また、空き店舗等を活用した子育て支援事業や地域特産物の販売なども積極的に推進していくほか、経済活性化戦略会議などを通じて誘致企業への支援や新たな企業の誘致活動、起業化支援を積極的に行なってまいります。

・自然を満喫する観光・レクリエーション
 観光振興につきましては、恵まれた自然環境や景観・農業・第九の町としての地域文化を基調として、各観光施設との有機的な連携を図りながら各イベントを開催し、地域の活性化に努めてまいりました。
 近年、豊かな自然や農業、文化や地域特性を生かした農村体験観光が注目されてきており、観光資源の発掘と有効活用について関係者と連携を取りながら、より一層のグリーン・ツーリズムの推進を図ってまいります。
 また、平成23年度には道東自動車道が全線開通する予定であり、高速ネットワークが具現化することにより人や物流、観光などを含め地域振興が期待されることから十勝西北部の関係する6町との連携によりシーニックバイウエイ構想の指定ルート認証に取り組んでいるところでありますが、これらを一層活用しながら、本町が十勝を訪れる観光客の拠点となるよう努力してまいりますとともに、本年度も引き続き、各イベントの充実に向け、観光協会並びに商工会等と協力して町民の皆さんが積極的に参加し、楽しんでいただけるようなイベントを企画してまいりたいと考えております。

・新たなる雇用・就業を創出する産業・事業
 地域資源と人材を生かした活力ある町を創造していくため、「清水町経済活性化戦略会議」は企業誘致や既存産業などの産業振興策として機能することを目指しており、現在まで中心市街地衰退化防止策事業や企業誘致、食を通じた連携事業、移住・定住促進事業に取り組み、食酢製造会社の誘致が決定するなど成果が徐々に現れてきたところであります。
 本年度におきましても、社会の経済動向等を注視しながら引き続き本町の経済活性化に向けた取り組みについて、積極的に行動してまいります。
 本年度、本稼動を予定しているバイオ燃料地域利用エタノール実証事業につきましては、14名の雇用の確保並びに稼動後の施設の視察等による経済的効果が期待されているところであり、事業の推進に協力してまいりますとともに、エネルギーの地産地消を目的として設置された「十勝エネルギー特区推進協議会」の活動促進のため国に対して働きかけを行ってまいります。 
 また、バイオエタノールに関連する産業の調査研究機関の誘致を働きかけるとともに「環境を重視するまち清水町」を広く国内に発信していく考えであります。

5 みんなで創る協働のまちづくり
・町民主役のまちづくり
 町づくり推進協議会等をはじめとするコミュニティ組織や、教育・福祉・生活安全など様々な分野で活動する団体などで自主的なボランティア活動や協働のまちづくりの実践活動が進められており、今後も様々な分野で町民と行政が協力してまちづくりに取り組むことが大切であります。
 特に、本年度は、高齢者や障がい者などの身体的弱者への災害時の安否確認や助け合いなどに迅速に地域住民が対応できるシステムと情報ネットワークの構築など、各地域が抱える課題の解決に向けて取り組んでまいります。
 町政運営の基本原則を定めた「まちづくり基本条例」は、各種審議会の委員の公募や、開催内容の公表、重要な案件については町民意見提出制度により意見を求めるなど、情報共有と町民参加について、広報紙や町のホームページをはじめ、町内各所に設置した情報掲示板などにより積極的に進めているところであります。地方分権の進展により地域自らの判断と責任において進めることが求められており、課題解決のため町民と行政が役割を分担し、共に知恵を出し合いながら「協働のまちづくり」を推進するため、町民の皆さんがまちづくりに参加しやすい環境の整備と行政情報の提供・周知方法の工夫に努めてまいります。

・効率的な行政運営と健全財政のまちづくり
 将来の着実なまちづくりには健全な財政運営が欠かせません。第二次「清水町行財政健全化実行プラン」も2年目に入りますが、計画の実施にあたり困難な課題も出てきております。また、世界的な経済危機にあって、緊急経済対策などで新たに取り組まなければならない課題もあり、将来に向けて行革の方針に沿って事業の取捨選択を進めてまいります。
 歳出の中で比重の大きい人件費につきましては、これまで退職者の不補充により職員総数の圧縮に努めてまいりましたが、職員の年代構成に大きな空白を生ずることを防ぐために、本年度2名の職員を新規採用いたします。今後も将来の組織構成のバランスを考慮しながら計画的な取り組みを進めてまいります。
 次に、歳入である個人町民税は、生産年齢人口が年々減少していることから、給与所得などが落ち込むこととなり、更に、基幹産業である農業においても原油価格の高騰により、生産資材や飼料価格がその影響を受け、その結果、農業所得の減少傾向が見込まれ、営業所得につきましても景気の悪化や経費の増大により所得の減少が見込まれることから、全体として昨年度より2千万円の減収を見込んでいるところであります。
 また、法人町民税につきましても、地方経済の長期の低迷や急激な景気悪化の影響により収益の減少が見込まれることから、昨年度より約1千5百万円の減収を見込んだところであります。
 固定資産税につきましては、本年度が3年に一度の評価替年度にあたり、土地では一部市街地の地価に下落が見られ、家屋につきましても経年による減少が見込まれます。償却資産につきましては、従来の評価基準の改正による減少に加え,大規模な設備投資も見込めないことから、全体として昨年度より2千7百万円の減収を見込んだところであります。
 なお、収納対策につきましては、「十勝市町村税滞納整理機構」と更に連携を図り、自主財源確保のため収納率向上に一層の努力をしてまいりますとともに、インターネット公売による滞納処分についても引き続き取り組んでまいります。

・広域と連携したまちづくり
 十勝町村会は、「十勝1市」の実現を目標に掲げ、当面、各市町村が自主・自立の方針に沿って広域連携や行財政改革を推進するとした「十勝地区グランドデザイン」に基づき、協議を進めてまいりました。
 本年4月に十勝圏複合事務組合事務局に設ける「仮称 消防広域推進室」において、平成25年度から業務を開始する全十勝広域消防の設立準備が始まります。
 今後も管内市町村との連携を密にし、十勝町村会における具体的議論の場で意見を述べてまいりますとともに、第29次地方制度調査会や国の動向を見極めながら今後の方策を探ってまいりたいと考えております。

IVむすび
 以上、平成21年度の町政執行の主要な施策を述べさせていただいたところでありますが、時代の動向や本町の将来を見据えながら、行財政の効率化を一層進め、町民ニーズを的確に捉え、町民の皆様との対話を大切にし、施策を推進してまいりますので、議員各位並びに町民の皆様のご理解とご協力をお願い申し上げ町政執行方針といたします。


 平成21年3月12日


 清水町長 高 薄    渡


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○議長(田中勝男) ここで休憩いたします。(午前11時10分)

○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午前11時25分)

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○議長(田中勝男) 日程第6、教育行政執行方針について、教育委員会委員長より平成21年度教育行政執行方針を述べていただきます。
 教育委員会委員長。

○教育委員長(三澤吏佐子)

I はじめに
 平成21年第3回清水町議会定例会の開会にあたり、教育委員会の所掌する行政執行の主要なる方針について申し上げます。
 我が国におきましては、改正教育基本法に基づく「教育振興基本計画」が策定されました。
 また、新学習指導要領が公示されたところです。
 北海道におきましては、「北海道教育ビジョン」を策定し、「自立」と「共生」を教育の基本理念とした方策が示されました。
 清水町教育委員会といたしましては、教育理念としての「心響」、実践指標の"しみず「教育の四季」"、そして人材育成の基軸を「風・香・色・人」として、町民総ぐるみで「心をかよわせ、互いに響き合う感性豊かな教育」を推進してまいります。

II 学校教育の推進
 子どもは、かけがえのない存在です。
 「打てば響く、心に響く」を本町の教育理念として、確かな学力、豊かな心、健やかな身体をはぐくんでまいります。
 優しさと勇気をもった元気な子どもを育てるために、生き生きと学び可能性を伸ばす学校づくりや、子どもの成長を支える魅力ある教師の育成、さらに家庭や地域社会の教育力の向上に努めてまいります。
1 確かな学力の育成
 自ら学ぶ楽しさを身につけることが重要です。
 社会で自立するためのコミュニケーション能力や、基礎・基本の習得に努めます。
 また、学ぶ意欲の高揚や家庭においては、学習習慣の定着を図ってまいります。
 体験的な学習や課題解決的な学習の充実を図り、理解力、判断力、表現力など「生きる力」を育成し、情報処理能力や創造力の向上を図るとともに、「風・香・色・人」による教職員の資質向上に向けて、校内外の研修体制の強化に努めてまいります。
2 学校改善支援プランの推進
 全国学力・学習状況調査の結果から、児童生徒の指導改善の視点が明らかになりました。
 基礎・基本の定着を図る指導、学習意欲を高める指導の充実、学習習慣や基本的生活習慣の工夫・改善を図るため、学校・家庭との連携充実に努めます。
3 豊かな心と健やかな体を育む教育の推進
 生命を大切にする心、美しいものに感動する心、思いやりの心、感謝の心などの規範意識や倫理感をはぐくむため、家庭・学校・地域社会が一体となって道徳教育の充実や奉仕、体験活動、さらに読書活動の推進を図ります。
 また、体力や運動能力の向上を図り、望ましい食習慣を身につける食生活に関する食育を推し進めます。
4 子どもの安心・安全教育の推進
 次代を担う子どもたちの安全・安心の確保に向けて、登下校時における通学路等のパトロールボランティアの充実など保護者や地域ぐるみの取り組みを推進します。
 「いじめ問題」については、その予防、早期発見、早期対応に努めます。
 また、子どもたちの発達段階に応じた情報モラル教育を、家庭、学校、町教育研究所とも連携し、指導の徹底を図ってまいります。
5 特別支援教育の推進
 特別に支援を要する幼児・児童生徒の一人ひとりの教育的ニーズに応じた指導や支援の一層の充実を図るために、「特別支援教育支援員」の配置や「清水町特別支援連携協議会」との連携を推進します。
6 幼保・小の連携教育の推進
 就学前教育と小学校教育のなめらかな接続のあり方について、実践交流を通した研修を推進します。本年度は、国の委託事業を実施し調査研究をより深めてまいります。
7 しみず「教育の四季」の推進
 清水町の教育は、"しみず「教育の四季」"の「12の窓」から町民総ぐるみで、「感性あふれ、表情豊かな子どもの育成」を目指しています。
 清水町の次代を担う子どもたちが、生涯にわたり心豊かに生きていくための、基本的生活習慣や規範意識の定着を、全町民が心を合わせ取り組んでいるところです。
 町をあげてのこの取り組みが浸透することにより、学習習慣及び運動習慣などの生活リズムが整い、学習意欲及び体力の向上につながると確信しています。

III バスの運行及び学校給食の運営
1 スクールバス等の運行
 スクールバス等を利用する児童生徒や町民の方々の安全を確保してまいります。
 また、通学児童生徒の通学時間の短縮を図ります。
 職員の交通安全に対する研修を行い、安全な運行を努めてまい
ります。
2 学校給食の推進
 学校給食につきましては、安全・安心な食材で「おいしい笑顔が見える給食づくり」を目指します。
 子どもの「食育」を重要課題と位置付け、センター内に調理員が主体となって組織した「プアパの会」を中心に、地元食材を給食に使用し、給食を通じて「地産地消」を進めてまいります。
 また、特色ある学校給食として、地元食材を生かした、「リクエスト給食」や「バイキング給食」を実施してまいります。

IV 社会教育の充実
 町民が生涯にわたって豊かな生活を送るために、平成18年度から始まった第6次社会教育計画の柱である「いきいきと学び合える社会の実現」を目指し、町民総ぐるみで"しみず「教育の四季」"の理念を生かし、地域が持つ力と地域を創る力によって、社会教育の充実を図ってまいります。
1 社会教育活動の推進
 家庭は教育の原点です。
 地域の子どもは地域で育てる。
 「放課後子ども教室」や「通学合宿」を関係団体の協力のもと進めてまいります。
 また、学校支援地域本部事業を学校のニーズを踏まえて推進してまいります。
 町民の主体的な学習を支援し、生きがい作り、趣味や教養を深めていただくために、公民館を中心とした各種講座を開設し、「集う」、「学ぶ」、「結ぶ」の機能を高め、社会教育施設機能の維持に努めてまいります。
 さらに、「生涯学習ボランティア登録派遣制度」を重視し、「町民がともに学び、共に生きる循環型学習社会」の推進を図ります。
2 芸術・文化活動の推進
 芸術を鑑賞し文化に触れることにより得た感動は、生活への活力となります。町民一人ひとりが潤いのある生活を送るため、世代に応じた芸術・文化に触れる機会を提供してまいります。
 また、各団体の自主的な活動を支援するとともに、その連携を深めながら町民の芸術・文化活動の促進を図り、指導者の養成に努めます。
3 スポーツ・レクリエーション活動の推進
 町民が生涯にわたってスポーツに親しみ、生活の中に取り入れられるよう情報を提供し、意識の啓発に努めてまいります。
 家庭や地域でゆとりを持ち、余暇の時間を活用して「人生80年時代」にふさわしい精神的な豊かさを得るために、各関係団体の協力を得ながら、それぞれの体力や年齢に応じて、「いつでも・どこでも」スポーツに親しむことができる社会体育の実現を目指してまいります。
 また、アイスアリーナにつきましては、冬季スポーツの振興と地域活性化の視点から指定管理者と連携を密にしてまいります。
4 図書館・郷土史料館の運営
 図書館につきましては、豊かな読書生活を保障し、日常的な調査・研究に応えるための施設として町民の読書要求と学習意欲に応える資料を収集・提供をしてまいります。
 また、"しみず「教育の四季」"にもうたわれている「夕べの読書」と「家族の団らん」を実践するため、学校図書館との連携やボランティアの協力を得ながら積極的に、児童・生徒の読書サービスに努めます。
 エントランスホールの有効活用につきましては、多くの町民の方々に積極的に活用していただき「町民のふれあいの場」になるよう開かれた図書館を目指してまいります。
 郷土史料館につきましては、引き続き郷土資料の整理・保存に努めてまいります。

V むすびに
 以上、平成二21年度の教育行政執行に関する主要な方針について申し上げました。本町の教育・文化・スポーツの振興と生涯学習社会の構築に最善の努力を傾けてまいりますので、議員並びに関係各位の温かいご支援と積極的なご協力をお願い申し上げます。

 平成21年3月12日

 清水町教育委員会委員長 三 澤 吏 佐 子


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○議長(田中勝男) ここで休憩いたします。(午前11時38分)

○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後1時00分)

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○議長(田中勝男) 日程第7、議案第21号、清水町介護保険条例の一部を改正する条例の制定について、議案第24号、平成21年度清水町一般会計予算の設定について、議案第25号、平成21年度清水町国民健康保険特別会計予算の設定について、議案第26号、平成21年度清水町後期高齢者医療保険特別会計予算の設定について、議案第27号、平成21年度清水町老人保健特別会計予算の設定について、議案第28号、平成21年度清水町介護保険特別会計予算の設定について、議案第29号、平成21年度清水町公共下水道事業特別会計予算の設定について、議案第30号、平成21年度清水町集落排水事業特別会計予算の設定について、議案第31号、平成21年度清水町簡易水道事業特別会計予算の設定について、議案第32号、平成21年度清水町上水道事業会計予算の設定について、以上、10件を一括議題とします。
 提案者より提案理由の一括説明を求めます。副町長。

○副町長(安曇達雄) それでは、平成21年度清水町の全会計の当初予算案の概要説明を申し上げたいと思います。
 予算に関する資料をすでにお配りをさせていただいております。これに基づきながら、説明資料もお配りさせていただいておりますので、見比べながらご覧いただければと思います。
 それでは予算に関する資料の1頁をお開き願いたいと思います。
 それぞれ会計別で、21年度、20年度、比較・伸び率等々を載せてございます。
 一般会計及び7つの特別会計、それから1企業会計の予算総額は、一番下段に載せておりますが、9,857,900千円で、対前年比2.0%のマイナスでございます。
 主な特別会計の内容について、ご説明申し上げます。
 国民健康保険特別会計においては、医療制度改革に伴う後期高齢者支援金の増により163,000千円、13.3%の増です。
 後期高齢者医療特別会計においては、保険料の軽減措置拡大に伴い、広域連合への納付金が減となるため、0.3%の減。
 老人保健特別会計については、医療制度改革により平成20年3月診療医療分で医療給付が終了しており、過誤納による精算分のみの予算計上となります。そういう意味で、170,400千円、99.6%の大幅な減になります。
 介護保険事業特別会計においては、居宅サービス、施設サービス等の保険給付費の増により13.1%の増。
 公共下水道事業特別会計は、終末処理場機器更新事業、公的資金補償金免除繰上償還及び借換債発行により179,600千円、25.6%の増。
 集落排水事業特別会計は、公的資金補償金免除繰上償還及び借換債発行によりまして、4.2%の増。
 簡易水道事業特別会計においては、下美蔓地区の営農用水整備事業費の完了等に伴いまして55,300千円、35.5%の減になっております。
 上水道事業会計においては、配水管整備事業及び浄水場機器整備事業等により24,700千円、11.6%の増というふうになっております。
 具体的に予算に関する資料2頁ですが、一般会計当初予算(案)にかかわります歳入歳出対比の表がございます。ご覧いただきたいと思います。
 平成21年度一般会計予算総額は6,150,000千円でございます。
 対前年比444,800千円、6.8%の減額予算となっております。
 減額予算となった主な要因は、前年度にJAに対し補助した地域バイオマス活用事業(有機肥料及び堆肥製造施設建設事業分)でございます。それと農山漁村活性化プロジェクト支援事業(野菜予冷庫建設分)、これらの国庫補助金及び道補助金の間接補助経費分395,928千円が完了したことによるものでございます。
 また、平成20年度国の第2号補正を受けて、地域活性化・生活対策臨時交付金によります公営住宅改修事業等を平成20年度補正予算で222,302千円を前倒しし実施したことによるものでございます。
 平成19年12月に策定した行財政健全化実行プランの第二次緊急3か年計画(平成20年度~22年度)でございますが、これに基づき、事務事業の見直しや人件費の独自削減等の行財政改革を継続しつつも、景気悪化による雇用・経済対策をはじめ子育て支援対策など、新たな行政課題にも柔軟に対応した予算編成を行ったところでございます。
 歳出では、公債費で公的資金補償金免除の繰上償還額43,557千円を含め、1,286,364千円の償還額や国営土地改良事業の償還額242,866千円など、歳出総額に占める割合が高い一方、歳入では町税で固定資産税評価替え等によりまして73,346千円の減収が見込まれるなど厳しい財政運営が続いており、実質的な財源不足額239,884千円については、基金からの繰入により補てんを行ったところでございます。
 歳入の概要について触れてみたいと思いますが、1款の町税、1,130,154千円で前年度と比較し73,346千円減。
 主な内容でございますが、町民税で、景気悪化による給与所得や法人町民税の減収により35,020千円の減、固定資産税で3年に一度の評価替えによる家屋等の減価償却により27,322千円の減、町たばこ税で11,400千円のそれぞれの減によるものです。
 2款の地方譲与税、これにつきましては、平成21年度から道路特定税源の一般財源化に伴い、地方道路譲与税の名称を地方揮発油譲与税に改めまして、使途制限が廃止されたために36,000千円を計上、ただし、改正前に課税された地方道路税収入による譲与額については、従前どおりの地方道路譲与税として22,000千円を計上したところです。
 自動車重量譲与税は、低燃費車等について時限的な税率の軽減措置がとられておりまして185,000千円で前年度と比較し11,000千円の減となっております。
 3款、4款、5款、6款、7款につきましては、それぞれ資料に載っていますので、ご覧いただければと思います。
 8款の自動車取得税交付金は、平成21年度から道路特定税源の一般財源化に伴い、使途制限が廃止されたため、改正前に課税された自動車取得税収による譲与額と区分して計上いたしております。自動車取得税交付金も、低燃費車等について時限的な税率軽減措置により43,000千円で前年度と比較し21,000千円の減となっているところでございます。
 9款の地方特例交付金は、自動車取得税交付金の減収に伴いまして、一部が地方特例交付金として補てんされることから、15,800千円で前年度と比較し8,800千円の増となっております。
 10款の地方交付税は、2,910,000千円で、前年度と比較し30,000千円の増でございます。
 主な内容は、普通交付税で新たに地域の知恵を生かした事業を推進し、地域の雇用を創出するため必要な経費を算定する「地域雇用創出推進費」の創設によりまして、55,000千円の増を見込んでおりますが、いわゆる都市部の大幅な景気悪化による地方税等の一般財源の減収補てんに対応するため、配分額が都市部では大変大きくなってきているということで、地方に対する配分額の影響を加味しまして、30,000千円1.1%増の2,750,000千円を計上し、特別交付税は前年度と同額の160,000千円ということで計上させていただいたところです。
 12款の分担金及び負担金は、110,254千円で前年度と比較し20,499千円の減でございます。
 主な内容は、民生負担金で保育所入所児童保護者負担金等の所得階層の落ち込み等により10,430千円の減、農林業費負担金で、道営熊牛中地区担い手育成畑総事業の一部完了により受益者負担金13,428千円の減、それから、教育費負担金で学校給食負担金の改定により3,359千円の増となっているところです。
 13款の使用料及び手数料は、361,361千円で前年度と比較しまして、6,003千円の増でございます。
 主な内容は、衛生使用料で、公衆浴場入浴料の改定に伴うもの、農林業使用料で牧場冬期舎飼頭数の増によるもの、それから土木使用料で道路占有料の改定等により1,340千円の減でございますが、その他、し尿処理量の増等によるものでございます。
 14款の国庫支出金は168,308千円で、前年度と比較し47,194千円の減でございます。
 主な内容は、農林業費国庫補助金、JA十勝清水町事業主体の野菜予冷庫建設事業完了による59,085千円の減。総務費国庫委託金で、衆議院議員選挙に伴う事務委託金で9,179千円の増によるものでございます。
 15款の道支出金は265,842千円で、前年度と比較し369,148千円の減でございます。
 主な内容は、農林業費道補助金でJA十勝清水町事業主体の有機肥料及び堆肥製造施設建設事業完了によりまして、370,029千円の減となるものでございます。
 16款の財産収入は63,165千円で、前年度と比較し18,011千円の減でございます。
 主な内容は、財産売払収入のうち、建物売払収入で温泉施設売却完了によるものでございます。
 18款の繰入金に入ります。239,884千円で、前年度と比較して139,880千円の増でございます。
 主な内容としまして、目的基金である公共施設建設等基金繰入金は国営土地改良事業償還金の償還財源とするため100,000千円を計上、それから減債基金繰入金は公的資金補償金免除の繰上償還の財源として43,557千円を計上、それから老人福祉基金繰入金は緊急通報システム運営事業等の財源として10,980千円を計上いたしたところでございます。
 財政調整基金繰入金は、財源調整のために85,346千円を計上させていただきました。
 20款の諸収入に移りますが、80,930千円で、前年度と比較して200,185千円の減でございます。
 主な内容は、受託事業収入で公社営畜産基地建設受託事業費の減等により2,041千円の減、雑入では、土地開発公社解散に伴う清算完了等によりまして196,759千円の減でございます。
 21款の町債は398,200千円で、前年度と比較しまして、142,600千円の増でございます。
 主な内容は、農林業債で、道営熊牛中地区担い手育成畑総事業(畑作湿潤分)等で51,400千円を計上いたしております。土木債で、御影2丁目道路整備事業で16,300千円を、御影大平2丁目道路整備事業で45,900千円をそれぞれ計上したところでございます。
 臨時財政対策債は、地方税減収等による財源不足額を確保するため276,700千円を計上させていただいたところです。
 歳出に移ります。
 2款の総務費総額は626,889千円で、前年度と比較し2,060千円の減でございます。
 主な内容といたしましては、一般管理費で配置職員数減により人件費の減、それから交通安全推進費で交通安全推進員の廃止に伴う報酬の減、それから企画費で新たな総合計画策定に向けた事務費及び十勝圏複合事務組合内に消防広域推進室設置に係る負担金、これは増でございますけれども、2,652千円の増になります。
 情報化推進費で総合行政ネットワーク機器更新事業完了等による減、税務総務費で配置職員数増による人件費等の増、これらによります総額でございます。
 3款の民生費総額は、1,050,292千円で前年度と比較し553千円の減でございます。
主な内容は、社会福祉総務費で、配置職員数減により人件費等での減、それから老人福祉費で介護保険給付費の増に伴う介護保険特別会計繰出金等の増による増、それから在宅支援費で緊急通報システム運用方法の見直し等による減、老人医療費で老人医療給付費等の減によるもの、それから保健福祉センター管理費で、さわやかプラザ委託管理時間の見直し等によるそれぞれの減を計上したところです。
 また、社会福祉医療費で、医療給付対象者の減による給付費の減、乳幼児医療費で所得基準廃止による初診料及び医療費一割負担分の公費負担継続等により554千円の増、それから保育所運営費で入所児童予定者の減による運営経費の減。
 児童措置費で、児童手当支給対象者の減による給付費等の減、児童館費で、清水学童保育所の定員拡大に向け、清水小学校余裕教室への移転改修費等により6,101千円を計上しております。
 それから、きずな園運営費で、保健福祉センターへの移転による施設維持管理経費等の減等々による積算になっております。
 4款の衛生費総額は、661,482千円で前年度と比較し24,426千円の増となっております。
 主な内容は、保健衛生総務費で、後期高齢者医療給費の伸びにより北海道後期高齢者医療広域連合に対する医療給付負担金で15,188千円の増。低所得者の後期高齢者医療保険料軽減制度拡充等に伴い一般会計繰出金で9,589千円の増。医療制度改革に伴う老人保健医療給付事務終了により特別会計への繰出金17,299千円の減等によるものであります。
 さらに保健予防費で、妊婦検診回数を5回から14回へ拡充することによる委託料等の増により7,224千円の増を見込んだところです。
 水道施設費では、簡易水道事業特別会計の公債費の増により繰出金等で8,302千円の増となっております。
 5款の労働費総額は、15,197千円で前年度と比較し2,948千円の増。
 主な内容は、労働諸費で新卒者就労支援事業賃金、これは新規でございますけれども計上により2,800千円の増が主な内容でございます。
 6款の農林業費総額は841,280千円で、前年度と比較しまして460,107千円の減でございます。
 主な内容は、農業委員会費で配置職員の減により人件費で9,321千円の減、農業総務費についても、配置職員の減により人件費等の減、農業振興費でJA十勝清水町事業主体の野菜予冷庫建設事業等の完了により59,185千円の減、畜産業費で公社営畜産基地建設事業費の減やJA十勝清水町事業主体の有機肥料及び堆肥製造施設建設事業の完了等により340,014千円の減によるものでございます。
 また、牧場費で、草地用肥料値上り等により9,849千円の増になっております。
 土地改良事業費で、道営熊牛中地区担い手育成畑総事業(北熊牛地区)の増等により4,537千円の増となっております。
 御影農業用水管理費で、農業用水監視機器更新事業等の完了により59,529千円の減、農道整備事業費で、羽帯地区交換分合附帯農道整備事業の完了等により7,023千円の減、農地集団化事業費で、松沢地区交換分合測量調査実施等により2,335千円の増、町有林整備事業費で、補助事業による森林保全事業量の増により3,388千円の増というふうになっているところでございます。
 7款商工費総額は、73,816千円で前年度と比較し5,919千円の増でございます。
 主な内容は、商工振興費で町内消費購買拡大に向けた商品券事業拡大による補助金570千円の増。中小企業近代化資金利子補給等補助制度拡充により4,150千円の増でございます。
 8款土木費総額は、454,981千円で前年度と比較し34,437千円の増。
 主な内容は、道路新設改良費で御影太平2丁目道路改良舗装事業、御影2丁目道路改良舗装整備事業等の実施によりまして37,774千円の増となっております。
 都市計画総務費で、配置職員数減によります減、公共下水道費で、公共下水道事業特別会計の公債費の減により繰出金5,518千円の減というふうになっております。
 9款の消防費総額は、290,250千円で前年度と比較し10,086千円の減で、
 主な内容は、水槽付き消防ポンプ車更新事業完了等によるものでございます。
 10款の教育費総額は、666,045千円で前年度と比較しまして、8,582千円の減でございます。
 主な内容は、教育振興費で、小学校コンピュータ更新事業による償還金の増や、修学旅行費助成事業(新規)、清水高校振興会補助金の拡充等により7,858千円の増でございます。
 小学校管理費で、配置職員数減による人件費の減、少人数学級設置事業にかかる指導教諭2名のうち1名について、道教委の配置基準に該当しなくなったことによる人件費の増等により5,373千円の増、清水小学校耐震実施設計費(新規)として6,558千円を計上いたしました。
 中学校管理費で、配置職員数減による人件費の減、清水中学校耐震実施設計費(新規)として7,866千円をそれぞれ計上いたしました。
 それから、スクールバス管理費で配置職員数減等による減、社会教育総務費で、小中学校へのボランティア活動を支援するための学校支援地域本部事業費の増などにより3,748千円の増を計上したところです。
 文化振興費で、清水町文化協会50周年記念事業補助金(新規)等により751千円の増、それから、御影公民館費で、非常用照明設備改修工事等の実施により2,958千円の増、保健体育総務費で、清水町体育協会60周年記念事業補助金(新規)等により1,050千円の増、体育施設費で、町民プール内部塗装改修工事(新規)等の実施により7,353千円の増、学校給食管理費で、給食用食材の値上がりにより3,107千円の増等によるものでございます。
 12款に入ります。公債費総額は、1,286,364千円で前年度と比較し43,104千円の増でございます。主な内容は、長期債償還元金で、公的資金補償金免除の繰上償還43,557千円実施等により63,452千円の増でございます。
 長期債償還利子で、一部償還完了により20,343千円の減となっております。
 13款の諸支出金総額は、103,491千円で前年度と比較し76,310千円の減でございます。
 主な内容は、基金費で、財政調整基金積立金等の減により76,521千円の減となったところです。
 続きまして、予算に関する資料の3頁と4頁でございます。
 3頁をご覧いただきたいと思います。
 歳出予算に対する特定財源の内容についてそれぞれ記載をさせていただきました。
 特定財源の総額は1,240,712千円として、前年度と比較して374,493千円の減でございます。
 主な内容は、国庫支出金及び道支出金で、農林業費でJA十勝清水町が実施した建設事業完了による補助金の減、町債につきましては、農林業費で道営熊牛中地区担い手育成畑総事業費の増及び土木費で道路改良舗装整備事業費の増による町債の増でございます。
 分担金及び負担金につきましては、民生費で保育所入所児童保護者負担金の減による負担金の減。
 使用料及び手数料は、衛生費で公衆浴場入浴料改定等によります増、それから、農林業費で牧場預託牛飼養頭数の増による使用料の増でございます。
 財産収入は、土木費で貸付住宅使用料特定財源分の減でございます。
 繰入金は、減債基金及び老人福祉基金の増。
 諸収入は、総務費で十勝圏複合事務組合派遣職員人件費収入の減、農林業費で公社営畜産基地建設事業受託事業収入等の減となっております。
 4頁をお開き願います。
 歳出予算に対する一般財源の総額は4,909,288千円、前年度と比較して73,507千円の減となっております。
 主な内容は、町税の減。地方譲与税及び各種交付金は、地方財政計画による伸び率による増減でございます。
 使用料及び手数料は、公営住宅使用料の一般財源振替額分の増。
 財産収入は、温泉施設売却完了による建物売払収入の減。
 繰入金は、財政調整基金繰入金の増。
 諸収入は、土地開発公社解散に伴う清算完了による清算金収入の減。
 町債は、臨時財政対策債発行可能額の増にそれぞれよるものです。
 5頁、6頁には平成21年度一般会計予算の款別のそれぞれの集計表を載せてございます。ご覧いただきたいと思います。
 7頁では、一般会計予算の需用費及び役務費の内容をそれぞれ掲載させていただいておりますので、これについてもご参照いただきたいと思います。
 また、8頁から12頁まででございますが、一般会計及び特別会計の主な事務事業をそれぞれ記載させていただいておりますので、ご覧いただければと思います。
 13頁は繰出金の内容についてもそれぞれ記載をさせていただきました。これにつきましてもご参照いただければと思います。
 以上で予算に関する概要についてのご説明とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願いいたします。

○議長(田中勝男) おはかりします。
 ただいま、議題となっております10件の議案につきましては、議長を除く12人の委員で構成する「平成21年度予算審査特別委員会」を設置し、これに付託し、審査することにしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
 よって、一括議題となっております10件の議案につきましては、議長を除く12人の委員で構成する「平成21年度予算審査特別委員会」を設置し、これに付託し、審査することに決定しました。

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○議長(田中勝男) 日程第8、議案第14号、清水町介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定について、議案第6号、平成20年度清水町一般会計補正予算(第12号)の設定について、議案第7号、平成20年度清水町国民健康保険特別会計補正予算(第6号)の設定について、議案第8号、平成20年度清水町後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第3号)の設定について、議案第9号、平成20年度清水町老人保健特別会計補正予算(第2号)の設定について、議案第10号、平成20年度清水町介護保険特別会計補正予算(第5号)の設定について、議案第11号、平成20年度清水町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)の設定について、議案第12号、平成20年度清水町簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)の設定について、議案第13号、平成20年度清水町上水道事業会計補正予算(第3号)の設定について、以上、9件を一括議題とします。
 本案について、提案理由の一括説明を求めます。
 最初に、議案第14号について、保健福祉課長。

○保健福祉課長(伊藤 登) 議案第14号、清水町介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定について、提案理由を申し上げます。この条例につきましては、新設の条例であります。
 平成21年4月から実施されるプラス3%の介護報酬の改定に伴い、その改定で上昇することとなる第1号被保険者の介護保険料について、その上昇分を抑制することを目的として、国庫から交付される介護従事者処遇改善臨時特例交付金を適切に管理運営をするために、条例を制定するものであります。
 清水町介護従事者処遇改善臨時特例基金の考え方並びに内容につきましては、事前に配布されております議案説明資料により説明をしますので、1頁をご覧ください。
 第1号被保険者保険料の軽減の考え方ですが、1つ目として介護従事者の処遇改善のために行われる介護報酬改定に伴う平成21年度及び平成22年度の介護保険料の上昇分抑制のための介護従事者処遇改善臨時特例交付金により基金を創設すると、2つ目として介護保険料の上昇分の抑制対象は地域支援事業を除いた給付費の介護報酬改定に伴う増加分であります。3つ目として、介護従事者処遇改善臨時特例交付金により、平成20年度中に基金を設置し、基金を取り崩すときは、介護給付費及び予防給付費に要する費用に充てるため、介護保険特別会計に繰り入れるものであります。
 内容としましては、1つ目としてプラス3%の介護報酬改定により、介護従事者の処遇の向上を図ることで、2つ目として、このプラス3%の介護報酬に伴う保険料の上昇を抑制する措置を講ずることとしたものであります。改定による平成21年度の上昇分につきましては、下の表のとおり、3%の全額を国費で交付をすると、改定による平成22年度の上昇分の半額につきましては、被保険者の負担を国費により軽減をすると、最終年度の23年度につきましては交付金はないということで、実質3%の国費でみられるかというと、ご覧のように1.5%しか国からは交付金としてこないということでございます。この上昇分の1.5%につきましては、被保険者の負担になろうかと思います。内容と考え方につきましては以上のとおりでございます。
 この条例につきましては、全7条から成り、第1条には設置目的、第2条には積立、第3条は管理、第4条は運用益金の処理、第5条は繰替運用、第6条は処分、第7条に委任についての規定であります。
 附則としまして、施行期日は、この条例は、公布の日から施行する。この条例の失効、2として、この条例は、平成24年3月31日限り、その効力を失う。この場合において、基金に残額があるときは、当該基金の残額を予算計上し、国庫に納付するものとする。
 以上で提案理由の説明といたします。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) 次に、議案第6号から議案第13号までの補正予算について、副町長。

○副町長(安曇達雄) それでは、議案第6号、平成20年度清水町一般会計補正予算(第12号)の設定についてご説明を申し上げたいと思います。
 歳入歳出の補正につきましては、それぞれ713.324千円を追加しまして、歳入歳出予算の総額を7,580,951千円とするものでございます。
 歳入予算の補正からご説明いたしますので、10頁をお開き願います。
 歳入でございます。12款1項2目1節3番道営事業受益者負担金熊牛中地区につきましては、道営土地改良事業費の確定見込みによる減でございます。
 11頁、13款1項の使用料、2項の手数料につきましても、それぞれ確定見込みによる補正でございます。
 12頁にまいります。主なものをそれぞれ申し上げますので、それぞれご理解をいただきたいと思いますが、14款2項1目3節子育て応援特別手当費補助金、それから4目1節1番地域活性化生活対策臨時交付金、それから13頁にまいりまして、2節の定額給付費補助金につきましては、国の第2号補正予算を受けまして、新規に追加するものでございます。その他それぞれ額の確定見込みによる補正でございますので、よろしくお願いしたいと思います。
 14頁、15款2項道補助金にまいります。2目9節3番の強い農業づくり交付金事業補助金、これにつきましては、国の第2号補正予算を受けまして、JAが建設する穀類乾燥調整施設増設、また農業サポートセンターが導入するフォレージハーベスター等の導入に対する補助金を新たに追加するものでございます。その他の道支出金につきましては、それぞれ額の確定見込みによる補正でございます。
 16頁にまいります。16款1項1目1節1番土地貸付料でございますが、清水緑森会との分収林契約満了によりまして、土地貸付料として収益の3割について補填するものであります。2款1項1目1節町有林売払収入につきましては、売却予定地の売却が一部困難となったことから減額するものです。
 17頁、17款1項2目1節1番特定寄附金でございますが、いきいきふるさとづくり寄附金として、5個人から寄附がありましたので追加するものでございます。
 18頁、18款1項1目1節1番財政調整基金繰入金につきましては、今回の補正におきます歳入不足額について、基金から繰り入れるものでございます。
 なお、20年度末の財政調整基金残高は727,323千円でございます。
19頁、20款4項1目1節1番後期高齢者医療広域連合受託事業収入、それから5項5目雑入11番検診料徴収金から50番の美蔓地区畑地かんがい施設管理委託金まではそれぞれ額の確定見込みによる補正でございます。55番のLGWANサービス提供設備共同構築事業助成金及び56番の公的年金特別徴収等審査システム導入費用助成金につきましては、財団法人北海道市町村振興協会からの助成が受けられることになったことによる追加でございます。
 続きまして、歳出でございます。21頁からでございます。
 歳出で、1款1項1目の議会費、それから22頁の2款1項3目財産管理費から23頁の12目情報化推進費まで、それぞれ決算見込み額によります不用額の補正でございます。24頁、14目の定額給付金につきまして、これは目の新設でございます。国の第2号補正予算を受けまして、景気悪化による住民の対処をするため、定額給付金を給付することにより、住民への生活支援を行うことを目的として合わせて住民に広く給付することにより、地域経済対策としても実施するものであります。給付金は162,396千円と事務費として8,230千円を追加するものです。
 27頁にまいります。3款1項1目20節の13番ですが、福祉灯油助成費につきましては、12月1日基準日の対象者確定による減額補正でございます。3目20節10番の老人施設入所措置費につきましては、養護老人ホーム入所者の確定による減額です。
 28節の繰出金でございますが、介護保険特別会計繰出金につきましては、保険料の改定に伴う電算処理システムの改修に伴う追加でございます。
 4目障害福祉費につきましては、自立支援給付費事業の確定による補正でございます。
 28頁、5目の在宅支援費につきましても、同様に事業確定による不用額の補正でございます。
 29頁、6目老人福祉センターの運営費につきましては、国の臨時交付金を活用し、老朽化したボイラーの更新を行うための追加でございます。
 3目の児童措置費につきましては、それぞれ決算見込額による不用額の補正でございます。
 31頁、7目子育て応援特別手当費につきましては、国の第2号補正を受けまして、目の新設でございます。大変厳しい経済情勢におきまして、子育ての支援を行うため、緊急措置として、第2子以降の児童について、1人当たり36,000円を支給するもので、対象者147人分の子育て応援特別手当5,292千円と事務費705千円を追加するものでございます。
 4款1項1目28節の繰出金につきましては、それぞれ各会計における決算見込額における補正でございます。
 13節の委託料につきましては、予防接種及び各種検診の終了による不用額の補正です。
 33頁、4目24節10番上水道事業資本金出資、それから28節10番簡易水道事業特別会計繰出金につきましては、決算見込額による減額補正です。
 20番の簡易水道事業特別会計繰出金、これにつきましては、国の臨時対策交付金により御影簡易水道の水源更新を行うための基本設計費等の経費について追加するものです。なお、今申し上げました国の臨時対策交付金、これの概要につきましては、別にお配りをさせていただきましたけれども、議案説明追加資料ということで、平成20年度一般会計補正予算(第12号)地域活性化政策臨時交付金関係説明資料ということで、資料1をそれぞれお配りさせていただいたところです。これによって、ご覧いただきながらというふうに思います。
 33頁に戻りまして、5目15節10番公衆浴場浴槽等改修工事につきましては、同様に国の臨時交付金により防水工事を行うため追加するものでございます。
 34頁、12節50番収入証紙取り扱い手数料につきましては、ごみ袋の売り上げ増に伴う手数料の追加です。
 52番し尿収集運搬業務委託料及び19節10番十勝環境複合事務組合負担金につきましては、し尿収集の増加に伴う運搬料及び処理にかかる負担金の追加でございます。2目清掃センター費の15節工事請負費につきましては、国の臨時交付金により清掃センターの灰出し設備及びバグフィルターの交換を行うため追加するものです。
 35頁、6款1項3目農業振興費19節39番強い農業づくり交付金事業補助金につきましては、道からの内示によりJAの穀類乾燥調整施設整備事業及び清水町サポートセンターのフォレージハーベスター等の機械増の経費分として追加するものでございます。
 そのほか、農業委員会費、4目畜産業費、5目牧場費、36頁の6目土地改良事業費、7目御影農業用水管理費、いずれもそれぞれの決算見込額による不用額の補正でございます。
 38頁、10目の農地移動適正化斡旋事業費につきましては、移動等による斡旋件数の増加により報酬を追加するものです。
 39頁、8款2項2目除雪対策費につきましては、2月の臨時会において、10,000千円を追加したところですが、2月の降雪が多く、今後の降雪に対応するため、新たに5,000千円を追加したところです。この補正予算を提案以降、新たな降雪が直近にございまして、そのへんの見込みについて、大変申し訳ないと、お詫び申し上げたいと思いますが、不足が生じてまいりますので、追加補正で再度除雪予算の補正をお願いすることとなってございます。大変そういう意味で、それぞれの予定をしっかり見極めながらという点では不十分だったということでお詫び申し上げたいと思います。
 3目の道路新設改良費につきましては、国の臨時交付金を受けて、古潭橋架け替えにかかる予算、予備設計調査委託料を追加させていただきます。それとともに、御影西2条北仲道路改良舗装整備工事を追加、それから町道のわだち堀等の舗装補修工事、それから舗装のわだちにより危険な清水羽帯間道路、羽帯16号道路のそれぞれ追加を行いまして、安全な道路の確保に努めてまいりたいということで計上させていただきました。
 4項1目都市計画総務費11節40番電気料につきましては、公設灯、地下道分の電気料において燃料費高騰調整額の値上がりにより不足額を生じることから追加するものです。
 40頁、お開き願いたいと思います。2目18節10番公園芝刈り機購入につきましては、国の臨時交付金を受けて老朽化した乗用型草刈機1台を更新するため追加するものでございます。
 3目28節10番公共下水道事業特別会計繰出金につきましては、終末処理場電気料につきまして、燃料高騰調整額の値上がりにより不足額を生じる見込みがあることから繰出金を追加するものでございます。
 5項1目住宅管理費にまいります。11節50番の施設修繕料につきましては、公営住宅の入退居の増に伴い修繕料に不足を生じることになりますので、追加をさせていただきます。
 15節11番東団地住宅屋根及び外壁改修工事につきましては、国の臨時交付金により未改修の29棟の改修費を追加するものでございます。
 42頁、9款1項1目の消防負担金でございます。それから次の43頁、10款1項2目の教育振興費につきましては、それぞれ決算見込額による不用額の補正を行うところです。
 44頁、10款2項1目15節15番小学校グランド改修工事につきましては、国の臨時交付金により清水小学校及び御影小学校グランドに土を加えて整備するため追加するものでございます。
 45頁でございますが、3項1目15節15番御影中学校耐震化工事につきましては、入札による不用額の補正でございます。なお、耐震化工事費の減額により、事務費として計上しておりました需用費及び備品購入費について減額するものです。
 15節16番、清水中学校音楽教室等防水改修工事につきましては、国の臨時交付金により清水中学校音楽室及び玄関部分の防水工事を追加するものでございます。
 46頁、5項4目18節11番図書管理電算システムにつきましては、国の臨時交付金により図書管理貸出し電算システムの更新を図るため、追加するものであります。
 7目の農業研修会館費の15節10番ボイラー更新工事につきましても、国の臨時交付金により温風暖房機の更新を図るために追加するものでございます。
 47頁、6項2目の体育施設費でございますが、15節11番アイスアリーナ屋根塗装工事及び18節10番アイスアリーナ製氷車両購入事業につきましては、国の臨時交付金を受けまして追加するものでございます。
 その他、それぞれ決算見込額による不用額の補正でございます。
 49頁、12款1項1目公債費元金につきましては、特定財源の内訳として牧場使用料の増収分を牧場施設の公債費元金に充当するための補正でございます。
 続きまして、5頁をお開き願います。繰越明許費でございます。
 国の第2号補正により実施します、先程の追加資料にもございますとおり、事業について今年度内に事業が完了をしないことから、平成21年度へ予算を繰越して執行するために追加補正をするものです。
 また、変更の御影中学校耐震化補強事業等につきましては、入札完了により事業費が減額となったことにより、繰越金額について変更をするものでございます。
 続きまして、6頁をお開き願いたいと思います。
 第3表でございますが、地方債補正につきましては、歳入予算で説明を申し上げました町債の発行見込額に合わせて、それぞれ限度額を変更するため補正するものでございます。
 以上で、一般会計補正予算(第12号)の説明をさせていただきます。
 続きまして、議案第7号、平成20年度清水町国民健康保険特別会計補正予算(第6号)について説明を申し上げます。
 補正予算の内容は、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ541千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ1,394,924千円とするものであります。
 5頁、歳入でございますが、2款1項2目、それから2項2目、それぞれ交付額の確定によるものでございます。
 4款1項1目の高額医療費共同事業負担金については、同様に交付額の確定、2項1目財政調整交付金につきましても、それぞれインフルエンザ予防接種に対する補助金分を増額するものでございます。
 6頁、7款1項1目の一般会計繰入金につきましては、それぞれの交付額の確定によるもの、それからその他一般会計繰入金で今回の補正予算に対する財源不足分を調整するものでございます。
 7頁、1款1項2目一般管理費の需用費と役務費でございますが、70歳から74歳の医療費自己負担凍結による高齢受給者証の再交付に係る経費でございます。
 2款1項1目一般被保険者療養給付費につきましては、歳入歳出に伴う特定財源の補正を行うものでございます。
 8頁、4款1項1目介護納付金でございますが、これも特定財源の補正でございます。
 5款1項1目高額医療費共同事業医療費拠出金及び3目の保険財政共同安定化事業拠出金につきましては、負担額の確定によるものでございます。
 6款2項1目保健事業費につきましては、平成20年度北海道調整交付金の補助対象として、国保一般被保険者に対するインフルエンザ予防接種等に係ります費用が認められたことによります計上となるものでございます。
 10頁、10款1項1目後期高齢者支援金は歳入歳出に伴う特定財源の補正でございます。
 以上で、国民健康保険特別会計補正予算(第6号)の説明とさせていただきます。
 次に、議案第8号、平成20年度清水町後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第3号)の設定につきまして、ご説明申し上げます。
 歳入歳出予算の総額について、歳入歳出それぞれ823千円を追加し、歳入歳出それぞれ136,406千円とするものでございます。
 歳入についての説明ですが、5頁をご覧いただきたいと思います。
 2款繰入金の一般会計繰入金につきましては、751千円の減額でございます。
 3款諸収入としてはシステム改修委託料の補助として、高齢者医療制度円滑運営事業費補助金1,386千円、後期高齢者制度の周知事業の特例交付金として、広域連合円滑運営人事特例交付金188千円の増額補正でございます。
 歳出についてでございますが、6頁をご覧いただきたいと思います。
 1款1項1目一般管理費として、後期高齢者医療制度の周知事業として、事務事業用消耗品及び印刷製本費を増額補正、後期高齢者医療制度の見直しによるシステム改修として委託料の増額補正でございます。
 2款1項1目後期高齢者医療広域連合納付金につきましては、事務経費分の共通経費が減額となったことによる減額補正でございます。
 以上で、後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)の説明とさせていただきます。
 次に、議案第9号、平成20年度老人保健特別会計補正予算(第2号)について説明を申し上げます。
 歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ40,935千円を減額いたしまして、歳入歳出それぞれ132,537千円とするものでございます。
 今回の補正につきましては、老人保健に係る医療費の見込み額がそれぞれ確定したことによる補正でございます。
 5頁、歳入ですが、1款支払基金交付金、2款国庫支出金、3款道支出金、6頁の4款繰入金、それぞれにつきましての減額の補正でございます。
 7頁、歳出でございますが、2款医療諸費として、医療給付費、高額医療費等に係ります医療費支給費についての減額補正でございます。
 以上で、老人保健特別会計補正予算(第2号)の説明とさせていただきます。
 続きまして、議案第10号でございますが、平成20年度清水町介護保険特別会計補正予算(第5号)の説明をさせていただきます。
補正の内容としましては、既定額から1,730千円を減額し、総額を769,230千円とするものでございます。
 歳入から説明いたします。5頁をお開き願います。
 1款1項介護保険料でございます。特別徴収、普通徴収、それぞれ介護保険料の見込額確定による補正、3款1項の国庫負担金につきましては、介護給付費負担金内示額の減額による補正、3款2項の国庫補助金につきましては、条例の制定を提案しておりますが、清水町介護従事者処遇改善臨時特例基金の財源として見込んだ交付金の補正でございます。
 6頁にまいります。4款1項支払基金交付金、社会保険診療報酬支払基金からの介護給付費交付金の内示額の減額による補正でございます。
 5款1項道支出金につきましても、同様でございます。
 それから7款1項一般会計繰入金でございますが、歳出予算の補正によります事務費繰入金の補正でございます。
 7頁にまいります。7款2項介護給付費準備基金繰入金につきましては、今回の補正における保険料の不足額について、介護給付費準備基金から繰り入れるものでございます。
 8頁をお開き願います。
 歳出でございますが、1款1項1目一般管理費につきましては、介護保険条例の改正で、ご提案をしております平成21年度からの介護保険料の賦課のために必要な事務システム改修を行うものであります。既定予算に693千円を追加するものでございます。
 2款1項1目居宅介護サービス給付費につきましては、訪問介護、通所介護等、保険給付支出見込額増による補正でございます。
 2款1項2目地域密着型サービス給付費、2款1項5目居宅介護住宅改修費、2款1項6目の居宅介護サービス計画給付費につきましては、それぞれ支出見込額減による補正でございます。
 2款3項1目特定入所者介護サービス費につきましては、施設入所者短期入所生活介護等の利用者の食費、それから居住費、滞在費の自己負担を保険より補足給付するもので、施設入所者等の利用増による保険給付支出見込額増による補正でございます。
 10頁、4款1項1目介護給付費準備基金積立金につきましては、歳入で予算補正をしました介護給付費準備基金利子を基金に積み立てるための補正でございます。既定予算に111千円を追加するもので、基金積立額につきましては、今回の111千円の増額によりまして3月末の積立額が58,431,229千円となる予定でございます。
 4款1項2目介護従事者処遇改善臨時特例基金積立金につきましては、歳入で予算補正をしました介護従事者処遇改善臨時特例交付金8,266千円を基金に積み立てるための補正でございます。
 以上、介護保険特別会計補正予算(第5号)の説明を終わらせていただきます。
 続きまして、議案第11号、平成20年度清水町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。
 補正の内容としましては、歳入歳出予算の補正で、既定額に614千円を追加し総額を683,758千円とするものです。
 5頁、4款1項1目の一般会計繰入金ですが、本予算の財源を一般会計繰入金で財源調整をするものです。
 6頁、1款2項2目11節の終末処理場需用費の電気料につきまして、原油高騰による燃料費調整額の増加に伴い、見込額の増によるものです。
 3款1項1目公債費元金につきましては、財源のみの補正でございます。
 以上、公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)の説明とさせていただきます。
 次に、議案第12号、平成20年度清水町簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)についてご説明申し上げます。
 補正の内容は、歳入歳出予算の補正と繰越明許費の設定でございます。歳入歳出予算の補正と繰越明許費の設定でございます。歳入歳出予算の補正は既定額に18,170千円を追加し、総額を158,762千円するものです。
 繰越明許費の設定につきましては、3頁の第2表にて説明をさせていただきます。
 まず、6頁をお開き願います。歳入でございますが、2款1項1目の現年度分の水道使用料ですが、決算見込み有収水量の増などによる補正で美蔓地区水道使用料、御影地区水道使用料、それぞれ増となるものでございます。
 次に3款1項1目の一般会計繰入金ですが、本予算の財源を一般会計繰入金で財源調整をするものでございます。繰越明許分で19,320千円の追加、その他の分で3,605千円の減額、合わせまして15,715千円の増額でございます。4款2項1目の雑入につきましては、消費税還付金等の決算見込額の増によるものでございます。
 7頁、1款1項1目美蔓簡易水道事業の経営費、それから2款1項1目15節の御影簡易水道事業費の経営費につきましては、決算見込額による補正でございます。
 3項2目の公債費利子につきましては、財源のみの補正でございます。
 8頁、2款2項1目13節51番の御影簡易水道事業基本計画及び水源調査の委託業務で、地域活性化・生活対策交付金事業の一つとして、繰越明許により実施をするものでございます。
 次に、3項1目の公債費元金につきましては、財源のみの補正でございます。
 続きまして、繰越明許費のご説明をさせていただきます。
 3頁、お開き願います。第2表の繰越明許費につきましては、さきほど歳出でご説明を申し上げました地域活性化・生活対策交付金事業の一つとして実施する御影簡易水道事業基本計画委託料につきまして、本年度内に委託料の支出を終えることができず、翌年度に繰越して使用するため、繰越明許費として定めるものでございます。繰越明許費の金額は19,320千円でございます。
 以上で、簡易水道事業特別会計補正予算の説明とさせていただきます。
 次に、議案第13号、平成20年度清水町上水道事業会計補正予算(第3号)についてご説明いたします。
 収益的収入及び支出の補正につきましては、収入の既定額に920千円を追加し、水道事業収益総額を130,786千円とし、また支出の既定額から280千円を減額し、水道事業費用総額を104,178千円とするものでございます。
 次に、資本的収入及び支出の補正につきましては、収入の既定額から799千円を減額し、収入の総額を44,997千円に、支出の既定額から59千円を減額し、支出の総額を108,594千円とするものでございます。
 なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足をする額63,597千円の財源として、現年度分、過年度分の損益勘定留保資金、当年度消費税及び地方消費税資本的収支調整額の他に平成19年度決算による5,900千円の減債積立金と繰越または当年度利益剰余金見込みのうち2,246千円を補填財源として調整をするものでございます。
 次の頁、利益剰余金の処分の補正につきましては、資本的収入の不足分財源として、繰越または当年度利益剰余金のうち、2,246千円を減債積立金として、予定処分の変更をするものです。
 次に、収益的収入及び支出の内容についてですが、3頁になります。
 最初に収益的収入の補正の内容ですが、1款1項1目1節の水道料金につきましては決算見込額の補正、次に収益的支出の補正の内容につきましては、1款1項1目8節の原水及び浄水費の動力費につきましては、浄水場電力料の決算見込額、または9節の薬品費につきましては、次亜鉛素購入費の決算見込量の減による補正でございます。
 次に、資本的収入及び支出については4頁でございます。
 1款2項1目の出資金につきましては、水道管移設工事補償金収入の増、給水収益の増による流動資産見込額の増などにより経営基盤安定のための一般会計からの出資金を1,000千円減額するものです。
 また、3項の工事補償金につきましては、道道北清水線工事に係る北海道からの水道管移設工事の補償金の額が確定したための補正でございます。
 資本的支出については、1款1項1目の施設費の配水管布設工事につきまして、水道管移設工事費の確定による補正でございます。
 以上で、上水道事業会計補正予算の説明とさせていただきます。
 説明が雑ぱくになり申し訳ございません。以上でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。

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○議長(田中勝男) ここで休憩いたします。(午後2時28分)

○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後2時45分)

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○議長(田中勝男) さきほどの新年度予算の一括提案理由説明の中で、訂正がございます。副町長。

○副町長(安曇達雄) さきほどご説明をさせていただきました、当初予算の概要説明で、2頁の一般会計予算歳入歳出の対比表、ご説明をさせていただきましたなかで、21年度一般会計予算総額6,150,000千円で対前年比444,800千円と申し上げましたが、448,000千円の間違えでございますので、ご訂正をお願いしたいと思います。お詫びしてご訂正願います。

○議長(田中勝男) 訂正をよろしくお願いします。

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○議長(田中勝男) これより一括して質疑を受けます。
 質疑ありませんか。
 5番、中島里司議員。

○5番(中島里司) 一般会計で、実際にはトータル的なものとしては、地域活性化・生活対策臨時交付金の絡む部分なんですが、項目としては、いろいろと載っておりますが、その中で34頁の清掃センター費の工事請負費、灰出し設備等改修工事の発注形態というか、私は基本的にこれは地域活性化ですから、できるだけ町内に発注をすべきだろうと、可能な限り工夫をしながらでも、町内業者、場合によっては経由をしてでもというふうに私は考えております。
 そのなかで、この灰出しをどういう考え方で発注をしていくのかということがひとつ、それから土木費の公営住宅の東団地屋根及び外壁改修工事につきまして、これにつきましては、屋根ふき替えですから板金業、塗装については塗装業だと思います。そのなかにあって、板金はいろいろと過去に発注されて経験済みだと思っていますが、塗装工事については地元に多く小規模な会社が何社あるかはわかりませんが、かなりあると思います。この機会にそういう方々に受注の機会を与えることはできないのか、そのへんについて、これは発注にかかわりますので、入札行為、指名という部分からそちらのほうでお答え願えればと思います。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) お答えします。ただいまの清掃センターの関係ですが、清掃センターにつきましては、ダイオキシン等の関係で平成14年度でしたか、改修工事等をやられております。工場プラントということで、設計と施工をやられているわけですが、今、ご案内のこの事業の主旨からして、その部分が町内業者で可能なのかどうなのか、可能ではない部分もあるのか、可能な部分もあったりということも考えられますので、しっかりと検討をしていきたいと思います。

○議長(田中勝男) 総務課長。

○総務課長(荒木義春) 公営住宅の整備改修事業でのご質問でございます。昨年、東団地2と同じように、20年度に実施しました、ご案内のように屋根ふき替えと壁の塗装でございます。ばらばらに発注すると、それぞれ経費の足場の部分とか、そういう共通経費がかさむということで、現在は建築事業として20年度も発注させていただきました。21年度のこの事業につきましても、そのような形で進めさせていただきたいと思います。

○議長(田中勝男) 中島里司議員。

○5番(中島里司) それでは1点目の清掃センターの関係ですが、今、私がお聞きしたのはこの灰出し設備改修工事ということになっていますが、すでにメンテ業者が入っているということで、私が懸念しているのは、こういう改修等に出てきた場合に、そういう業者に随意契約をしながらやっていくのではないかという懸念を持っております。というのは、メンテ会社が実際に現場に行って細かく調べないとわからないと思いますが、メンテ業者が直接もし出したとしても、直接仕事するところなんてひとつもないんですよ。バグフィルターという今回そういう取替えが入っていますから、そのへんを仕分けしないとだめではないかと、そういったらメンテ会社は、ほかでやられたらうちはメンテの部分で責任が取れませんと言うと思います。余談になりますが、車の部品と同じなんです。つくっているところはそんなに工場がないんです。そこから出て行って、メーカーのところを通ったらそれが純正部品なんです。直接買ったら純正部品ではないが、純正がつくことで値段が上がっているというのが、いろんな機器類の部分で最近特に強く感じているんです。このへんについてもそういう傾向が出てくるのではないかということで、今、私が地元といったのは、そういう部分を調査して地元業者として競争をしてもらいながら、同等の成果を上げられるのではないかと、そういうことでお聞きしておりますので、それについてちょっとお答えをお願いします。

○議長(田中勝男) 町民生活課長。

○町民生活課長(草野和好) 今のお話ですが、平成20年度もある部分の清掃センターの工事をさせていただきましたが、今のお話のようなことの部分で検討した部分もございます。いわゆる、設計・施工をやられた企業、関連会社、そこが今メンテを請け負っているわけですが、従来からそういったなかで随意契約が多かったのかなと認識をしております。その代替が他のメーカーできくのかどうか、そうすることで安上がりにできる部分というのはひとつにはあると思いますが、安全性の確保ができるのかどうか、担当としてはそういう懸念もございますので、ご意見をいただきながら十分に検討をしたいと思います。

○議長(田中勝男) 中島里司議員。

○5番(中島里司) ぜひ検討をしていただいて、性能的には私が聞いたところではそんなに製造元はないと、あちこちからつくって出てくるものではないということで、性能的にはその中から出てくればそんなに差はないと聞いております。機会があればまた課長と直接お話を、こういう例がありますよというお話を申し上げたいと思います。
 次に、公営住宅の件ですが、総務課長からお答えいただきましたが、ぜひ地元の業者が受注ができる状況、屋根ふき替えと塗装部分で足場が一緒だから建築業者に出しますよということは、いろんな問題があるからそれが一番いいのかなと思うんですね。地元業者に出す場合はね。業種が違うのでという2通りの面があるのかなと、今、私がお話をしているのは金額が高くなるとか安くなるとか、地元の場合は高ければいいというものでもないのですが、安ければいいというふうにも思っておりません。地元業者が少しでも仕事の機会やチャンスがあればいいと思っていますから、今、総務課長が考えられている方法で地元業者を、地元業者というのはどういうとらえかたなのか、本社所在地という言いかたになってきますが、そういう面も含めて検討、やはり建築でないとまずいですか。

○議長(田中勝男) 総務課長。

○総務課長(荒木義春) やはり29棟ですから、一括、同一業者とは考えてはおりません。なるべく多くの方に受注していただいて、この主旨にのっとった事業展開になるように考えておりますので、多くの地元事業者の方が携われるような体制をつくっていきたいと考えております。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
 1番、原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 私は、繰越明許費の部分について、かなり多くの項目がありますが、ここについてお尋ねをさせていただきます。
 1点目としまして、総合計画との関連についてお尋ねしたいわけですが、過日の議員協議会の場において、今回示されております、15の事業について明らかにされたわけですが、この事業については変更はきかないんだというお話をされておりましたので、今、中島議員からも一部質疑ありましたが、すでに発注をされているものもあるのかなという感じも受けましたが、そういう面では急がれている部分もあるのかなと気がいたしますが、この15の事業の中で、私は今年の平成21年度の第四期清水町総合計画実施計画の事業計画書を持っているわけですが、前回の説明の中では四角くかこってある事業については、21年度の総合計画の実施計画に掲載されている事業だと書かれておりましたので、私はこの事業が149項目あるわけですが、ほとんどこのなかに盛られているのかなと思って調べてみたんですが、例えば公衆浴場の改修とか、古潭橋の改修であるとか、公園施設管理の車両の購入とか、農業会館の設備改修とか、図書管理システムの更新であるとか、アイスアリーナは別ですね、この5点等について、まったくこのなかにはないんだということなので、このへんについてはどういうことであるのか、このへんについてお尋ねいたします。
 それから次にアイスアリーナの整備についてお尋ねします。2年ほど前に指定管理者制度が導入されまして、アイスアリーナに5年契約で指定管理者制度によって現在行われているというなかで、契約時の危惧することについて、議会でお尋ねをしたことがございます。私がその際に申し上げたのは、大きな改修を含むような、機械が壊れるとか、そういう大きなものがある心配はないのかというお尋ねをさせていただいた記憶がございます。その際の答弁としては、小さなものについては、改修をしながら進めていきたいと、大きなものについては違うんだというお話をされていたと思っております。現在、2,100万円もの大金を投じて、製氷機や屋根の塗装をやるんだということが出ておりますが、まさにこの部分については、町民理解が欠けているのではないのかと、絶えずまちづくりについては町民の理解を大事にしながらと、今日も町長は述べられておりましたが、町民目線でいろいろと考えると述べられましたが、どうもそういう意味では欠けているという気がいたします。
 町長選挙のなかで、御影のほうへお邪魔して、ほとんど知っている人がいなかったんですが、多くの方と接する機会がございました。そのなかで出ていることについては、あの段階でいろいろ出ておりましたが、やはり福祉と医療関係については、特に御影の方は力を入れてやってほしいと、アイスアリーナについては、やはり町民の全体の総意を得てからだということがよく出ていたという気がいたしましたので、これについて以前とまったく考えが変わっているのかどうかお尋ねします。
 3点目、東団地の屋根だとか、外壁改修工事が盛られております。総合計画をみますと、平成25年までの計画をみても、総合計画からみると、約半分、予算措置のなかでは全体の1億7554万円のなかからみると半分以上がこちら公営住宅の改修事業に予算措置をしているということですが、当初みられていた総合計画で盛られている金額からみると、改修する屋根だとか塗装以外のことをやるために額が増えているのか、はたまた戸数の改修の見方が違うのか、このへんについて明確にしていただきたいと思います。
 次に、農業研修会館のボイラー更新についてですが、前回まで総務文教に席を置いておりましたので、あの施設について委員会でじっくりと見せていただいた経緯があります。昭和44年ですか、そのときに建てているということで、かなり40年近く年数が経っているということで、改修が必要としている場所だと認識をしております。このボイラーに1,100万円もの投資をして、さらに今後、この施設を改修していこうとしているのかどうか、加えてボイラーですから、主に夏場は風呂などに使うのかもしれませんが、冬期間であれば暖房をかなり広いところで暖をとるとなれば、かなりのものを要するのではないかという気がするわけですが、冬期間どのくらい農業研修会館については使われているのか、このへんについてお尋ねします。
 次の項目では、公園の芝刈り機についてお尋ねします。2,855千円ですか、300万円近い投資をして新しく刈り払い機を購入するということですが、昨年の議会でも私は指摘しておりますが、一連の公園管理等については、指定管理者制度を導入して、現在は清水公園については単独では無理だろうけれども、全体を含めて考えていきたいという答弁をいただいております。したがって、来年ひょっとすると、今年、そういう構想が出てくるのかなという期待をしていたわけですが、現在、今年度も同じような管理をするとなれば、300万円かけて更新をしなければ、今年の業務に支障が出るんだという状況で更新をしているのかどうか、お尋ねいたします。
 それともう1点、御影中学校の耐震化の補強事業ですが、当初9,000万円みていたものが6,000万円でできるということで、ちょっと驚いたわけですが、落札率がどのくらいであるのかどうか、予定価格をかなり多額に多くみていたのはなぜなのか、このへんについてお尋ねします。
 以上、よろしくお願いします。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。総務課長。

○総務課長(荒木義春) 原議員、この事業は予算議決しておりませんので、実施しておりませんので、まずそれを申しておきます。
 それぞれご質問にお答えさせていただきますが、私のほうから、今回の臨時交付金事業にかかわりましてのご質問の総体の質問ですが、総合計画に掲載がされている事業ということで先般説明をさせていただきましたし、今回の同じような資料を出させていただいております。この議員がお持ちの第4期清水町総合計画実施計画平成21年度事業計画、いわゆる5か年の実施計画でお話があったかと思いますが、これについては今おっしゃるとおりの部分が載っているかと思います。ただ、その計画の実施計画すべてを集約したものではございません。主な事業を、今回の21年度の実施事業計画ということでまとめさせていただきましたので、この基となる各課から集約してそれぞれ理事者調整まで終えた資料がございます。それには登載がされておりますけれども、すべてがこの議員のお持ちの資料には登載がされていないということで、そういうご質問があったのかと思いますが、総合計画の実施計画、シートのなかにはこの資料の四角にかこった数字はすべて掲載をされておりますので、そのへんのご理解をお願いしたいと思います。

○議長(田中勝男) 教育課長。

○教育課長(石黒 勉) アリーナのご質問がございました。それで19年度から指定管理者制度をいたしまして、現在、NPO法人に指定管理をお願いしているところです。議員の質問にございました、19年1月の確か臨時会だと思うんですが、そのときには大規模な改修経費がかかる場合につきましては、そのときの財政状況を勘案しながら、双方で協議、相談をしていくことになるのではなかろうかということで答弁をされていると思います。それと私どもの農業研修会館のボイラーの更新のご質問もございました。それで多額な改修ということで、冬期間の利用状況はどうなのかというご質問だと思います。それで本年度、20年度の10月から2月までの実績ですが、延べ人員で4,830人の方が農業研修会館にございます会議室、調理室等を利用している状況でございます。

○議長(田中勝男) 次の答弁、都市施設課長。

○都市施設課長(栗本勝矢) 都市施設から東団地の改修工事の件についてお話をさせていただきます。総合計画のなかでは、21年から25年の計画となっております。そのなかでの予算が2棟ずつという形で、5年間で、51,661千円という形のなかで計上がされております。今回、29棟全部で、9,000万円なにがしの金額ですけれども、一応その残りが26年から28年の分のなかの計画に入っておりまして、それで全部で29棟分を足せば、今の9,000万円という形になると思います。

○議長(田中勝男) はい、公園の芝刈り機について、都市施設課長。

○都市施設課長(栗本勝矢) 申し訳ございません。草刈り機についてですが、あの機械については平成元年に購入をしたものです。20年ほど費やしておりまして、近年修理する部品もなく、職員の応急処置によりやってきましたが、これ以上、修理も難しいというなかで、今回、更新をさせていただくものでございます。

○議長(田中勝男) はい、総務課長。

○総務課長(荒木義春) 一緒にお答えできなくて申し訳ありませんでした。最後の御影中学校の耐震工事の関係ですが、後ほど議案として提案をさせていただきますが、議員がお話のように、予算からみて工事請負契約がかなり落ちています。これはその当時にお話をしたかと思いますが、国の第1次補正予算でこの耐震工事を実施させていただくということで補正を組まさせていただきました。その折にまだ実施設計が上がっていない段階で概算の積算をして予算を組みました。奥秋議員からもその設計がないのかというご質問をいただいたかと思うんですが、その段階ではまだ実施設計を委託中でございまして、完全に上がってくる前での概算の工事請負金額の補正をさせていただいたところです。そう申し上げますのは、そのときにもお話をさせていただきましたが、国として年度内に契約を完了しなさいということですから、そういった措置を取らさせていただきました。したがいまして、予算と大幅に離れた請負金額になったわけです。ちなみに今回の予定価格との落札率ですけれども、それにつきましては、96.61%でございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 総合計画の関係ですが、この計画書には主な事業を載せてあるので外れている部分もあるんだということですが、このことについて、総合計画審議会の方々は承知をされているのかどうか、お尋ねいたします。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。総務課長。

○総務課長(荒木義春) 149本の実施計画の事業ということで、説明をさせていただきましたが、これは総合計画審議会の皆様には主な事業ということで説明をさせていただいておりますので、ご理解をいただいているというふうに認識しております。

○議長(田中勝男) 原議員。

○1番(原 紀夫) 総合計画審議会そのものが年に一度程度だろうと思いますので、委員の皆さんがどれだけこの事業そのものに熟知されているのか、私はよく理解していないわけですが、当然、この計画に説明段階で、額的にも今回のようなものであれば、大きな額が出てくるわけですから、当然、載せるべきものではないのかと、当然ですね、情報公開している1階にある情報コーナーの中で見せていただきましたけれども、当然、住民に周知し公開しているわけですが、そのなかにまったく載っていないようなものがたくさん出てきて1億7,000万円のなかの事業に入っているんだというのが、かなり問題ではないかと、こういう気がいたしますが、私の言っていることについて、それは無理だと言われるのかどうか、これについてはいかがですか。

○議長(田中勝男) 総務課長。

○総務課長(荒木義春) 若干1月14日に審議会を開かせていただいております。この事業を1月19日に決定をさせていただきましたが、確かに一部さきほど議員がおっしゃるように、一部の事業についてはこの計画149のなかに載せている部分についてはその旨説明をさせていただきましたが、総体的にこのほかに1億7,000万円の国費があるということは、当然させていただきまして、この掲載以外のものについても、その臨時交付金でやらさせていただきますということは説明させていただきましたけれども、個々の事件については説明をさせていただいてございません。おっしゃるように、そういう部分についてもきちんとやるべきだったかなと考えておりますが、そのへんにつきましては、今後十分に進めるうえで留意してまいりたいと思っております。

○議長(田中勝男) 原議員。

○1番(原 紀夫) この件については、質問をもう一回よろしいですか。

○議長(田中勝男) 3回までです。

○1番(原 紀夫) はい、わかりました。
 アイスアリーナの関係についてですが、私は今回のこの交付金というのは、本町にとって厳しい財政下のなかでは、かなり大きな額であって、町民もかなり期待をしていたと、私は思っております。
 当然のことながら、この計画のなかでも言われておりますように、地域の再生戦略ということになれば、当然のことながら生活者の暮らしの安全を図るという点について、かなり力を入れた政策を実行すべきであろうと私は考えておりましたので、今回のような配算のしかたはどうも町民の納得いくところではないと、一部理解ができるところはありますが、私はそのように思っているわけです。
 したがって、議会のなかで過去にいろんな質問をさせていただきましたが、まさに身近なところで生活弱者に対してすぐにできることは当然あるわけでして、そういうところに配慮したものであれば納得いくわけですが、そこがないために私はいろんな面でお尋ねしているわけでございます。
 そこでアイスアリーナですが、今回、製氷機あるいは屋根の塗装などを含めて、今回改修をするということについて、地域と相談する、あるいは町民に説明するという措置は、まったくされていないのではないかと思うのですが、課長、今の答弁では大規模なものについては相談をすると答えたはずだという話ですが、このへんについてはいかがでしょうか。

○議長(田中勝男) 教育課長。

○教育課長(石黒 勉) 今の議員のご質問にございました、町民へのお話はというお尋ねだと思います。19年度から指定管理者に委託して、管理上の部分については、やっているところですが、その製氷機の購入の云々について町民に対しての説明はいたしておりません。

○議長(田中勝男) 原議員。

○1番(原 紀夫) 公営住宅の関係ですが、29棟分全部ということで、そういうことになっておりますが、この総合計画のなかで言っている5か年のなか以上、本来であれば、平成25年以降まで続くであろう分についてはまた10年間になるのか、そのへんまで広げて一括して今回改修をするという理解をしてよろしいでしょうか。

○議長(田中勝男) 都市施設課長。

○都市施設課長(栗本勝矢) そのとおりでございます。

○議長(田中勝男) 原議員。

○1番(原 紀夫) 農業研修会館の関係ですが、年間4,830人ということですが、これは冬期間ですね、その利用というものについては、あらかじめ通告しているわけではないので、今の段階ではわからないということなんでしょうか。

○議長(田中勝男) 教育課長。

○教育課長(石黒 勉) 私、延べの人員、さきほど4,830人という答弁をさせていただきました。これにつきましては、20年度の10月から先月2月までの農業研修会館にございます施設等を利用した人員でございます。
 冬期間の利用人員でございます。19年度の実績を申し上げますと年間で12,000人の方の利用実績がございます。以上でございます。

○議長(田中勝男) 原議員。

○1番(原 紀夫) さきほど私は一番最初の段階で質問した分について、お答えをいただいていないと思っているんですが、今後ですね、ボイラーのみならず建物全体を修復して改善して、まさにこれから先も長く使用していくんだという考えがあっての新しいボイラーの取替えなのかということを最初の質問でお尋ねしたんですが、それについてはいかがですか。

○議長(田中勝男) 教育課長。

○教育課長(石黒 勉) 19年度につきましても、利用されている町民の方、それと少年団活動で農業研修会館を利用してございます。そのなかで子どもたちの年間トータルの利用されている部分については、19年度の実績でも700名程度おります。それと公共施設のなかで、現在教育委員会でも管理をしておりますが、唯一、宿泊できる施設というふうに私どもは理解をしております。私ども、19年度から通学合宿という、あそこの施設を使って事業も実施しておりますので、まだ施設的には46年建設のものですが、大事に使っていく部分は利用をしていけるのかなと考えているところでございます。今後、多額な経費の改修等が発生をした場合については、町長部局とも協議しながら対応していきたいと考えているところです。

○議長(田中勝男) 原議員。

○1番(原 紀夫) 公園の芝刈り機については了解しました。
 予定価格の関係、96.61%ということなので、入札に出した価格というのは、ここに出ている9,100万円ですか、この価格とは違う価格というように理解してよろしいということですね。これは9,100万円というのは、まだこの実施設計が終わっていない段階で、概数で出した額ということでおさえてよろしいですか。補正前の額ということで、入札時に出した額を出すということをしなかったというのはどういうことなんでしょうか。なんていうか、予定価格に近いような数字ということにならないで、当初の実施設計の終っていない段階の数値ということですか。

○議長(田中勝男) 総務課長。

○総務課長(荒木義春) さきほども申し上げましたように、補正予算を組んだときには、実施設計が上がっていなかったので、概算の金額で予算補正をさせていただきましたが、入札にあたりましては、当然、実施設計が上がっておりますので、それに基づいて積算して入札を執行させていただきましたので、補正予算の数字と入札を執行した数字は、当然違っております。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
 9番、妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 3点についてお伺いします。
 1つ目は介護従事者処遇改善という基金の積立ての条例があるんですね。さきほどから聞いてよく読んでみるんだけれども、よくわからないということがひとつあります。報酬改定により上昇した保険料というそのことが具体的にわからないのですが、21年度は国から全額出ると、それから22年度は半額出ると、23年度は全額持ちなさいと、そういう制度ですよね。よくわからないのが、そのことがプラス3%の介護報酬にいくのかということがひとつどうなっているのかと、基金に積み立てたら、介護報酬というのにはいかなくなってしまうというのではないかとふうに思います。そこらへんのところ詳しく説明願います。
 2点目、定額給付金について、24頁、これは定額給付金162,396千円です。そして経費全額をみているんですね、8,230千円をみているということですね。全額、町の持ち出しはないんだということがあるんだと思うんですが、これの準備とか給付の予定とかはどのようになっているのか、どういう給付のしかたをするのか、そこらへんのところを細かく教えていただきたいと思います。これが2点目です。
 3点目、地域活性化・生活対策臨時交付金ですが、頁を言ったら面倒くさいので、繰越明許のところでやりたいと思うんですが、これを全部みていると、ボイラーを取り替えたり、屋根を直したりとか、すべてそこにいっているんですね。主旨からいくとそうではないんです。ここにも書かれているように、非常に国が進めかたが、補正予算が決まるのが遅かったと言っているんだけれども、こんなのをやりたいということで急につまって考える暇がなかったんだろうと思うんですが、その事情はわかるんです。けれども、物だとか建物だとか、そういうものばかりなんです。これは国の主旨はそうではない部分、町民の生活にかかわる部分、さっき原議員がおっしゃったように、福祉だとか医療だとか、使えるんです。そういう指示があるんです。それは考えられなかったのかということなんです。
 この3点についてお伺いしたいと思います。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。保健福祉課長。

○保健福祉課長(伊藤 登) 処遇改善臨時特例基金の関係ですが、基金に積んだら3%は介護給付費にいかないのではないかということでありましたけれども、基金に積んで特別会計に必要な分は繰り入れるんです。ですからそれは跳ね返ってくるということでご理解をお願いしたいと思います。当然、処遇改善ですから、介護給付費が時間当たりいくらと単価が決まっていますよね。それにプラス3%ですから、それに100円だと103円になるという状況になってきますので、当然その部分に跳ね返ってくるということで私達は理解しております。心配しているように、21年から23年までですから、一応、後日、特別委員会で審議をしていただくのですが、介護保険料の設定をさせていただいております。その分に跳ね返ってはきますけれども、そういうことからいくらかでも上昇分を抑えたという基金ですので、給付費については当然3%給付がされると、保険料については減額するということで考えておりますので、ご理解願いたいと思います。

○議長(田中勝男) 総務課長。

○総務課長(荒木義春) 私から2点について、ご答弁させていただきます。まず、定額給付金の関係ですが、議員ご案内のように、先般、関連法案が通りまして、私ども議会としては今日の提案となったわけですが、今後、まず住民基本台帳から申請書に移すソフトを一部改正をしなければなりません。それに着手しまして、今月中、該当者に、ご案内のように平成21年2月1日現在が基準日ですので、その基準日に清水町の住民基本台帳に登録されている方々に申請書をお送りしたいと、4月の上旬にかけてお送りしたいと考えてございます。この申請書はあらかじめすべて記入しておりますので、受け取った方は印鑑を押して、さきほど質問のありました給付の支給方法にも関係あるんですが、基本的には口座振込を実施したいと思っていますので、口座番号、さらに身分を証明するもの、国も二転三転しまして、以前は2つ以上の身分を証明するものが必要となっていますが、最近になりまして、銀行の預金通帳の写しでもいいんだというふうに簡便になりましたので、そういったものを添付し私のほうに送り返していただいて事務的に進めまして、4月27日ぐらいから支給していきたいと考えているところです。基本的には口座振込みですけれども、これを希望されない方につきましては、現金で出納窓口で支払いも当然していきたいと、この準備につきましては、すべて準備費用も郵送料につきましても、国で当然予算がみられますので、これにかかる経費、それにかかる臨時職員の経費も含めまして8,230千円を議会に提案をさせていただいているところでございます。
 なお、申請書の受付にあたりまして、清水役場、御影支所はもちろんのこと、さらに町内福祉館に出向きまして、対応してまいりたいと考えているところです。
 次に、臨時交付金の関係ですが、これ以外にも使えることを考えなかったのかというご質問ですが、議員がおっしゃるとおりこの事業はソフト面でもハード面でも当然使えます。本町としまして、この事業に限定をさせていただきましたが、町内における就労支援、こういったものも念頭に入れながら、こういった事業を組まさせていただきました。現在まで、福祉等々の面につきましても、この議場でいろんな質問をいただきながら、いろいろとあったわけですが、一般質問終了後、この場で町長と副町長のほうから返答するということでお答えをさせていただいた部分については、その後、議会終了後、各課から検討案件取組計画書を作成し、提出をいただきまして、それぞれ実施に向け準備をして、協議調整が必要なものについては、そういう調整会議などを開きながら行っているところでございます。協議や調整に時間がかかっているものはありますけれども、着手していないものはないと考えておりますけれども、今回の交付金事業につきましては、たまたますべてがどちらかというとハードな事業になりましたけれども、そういった考えかたで組まさせていただいたということでご理解願います。

○議長(田中勝男) 妻鳥議員。

○9番(妻鳥公一) ちょっとなんで基金に積むのかということはわからないんですよね。3%が本当に報酬としていくのかということについては、ちょっと資料くださいということで、国が出している資料を見たんですが、3%は上積みされていないですよね。1%ちょっとですよね、これを見ましたら。本当に介護している人の報酬として3%が上積みされるのかという点が心配なんです。
 それから、この550円上がるんだと、第1被保険者の保険料ね、そうしたら23年になったら、国は出さないんですから、3%上積みした報酬を払わなければならないということになると、23年になったらどうなるんですか。介護保険会計の全体が。そこがよく理解できない。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(伊藤 登)
 制度改正ですので、利用者はもちろんですが、施設の関係者はそこをきちんと理解をしていただけなければいけないと思っていますし、明日、清水町内の介護施設の関係者の方々に集まっていただいて、その旨きちんとお伝えして実施をしていただくということで考えておりますので、そういうことはないと信じております。
 それから、保険料が上がるのは上がるんですが、その上昇分は介護給付費というか、基金に積んだ特例交付金の関係で上昇分を抑えるということで、実は後ほど特別委員会でも説明しようと思っておりましたが、毎年毎年保険料を改正するということは、被保険者に対して混乱を招くということもありますし、3年間の総給付費で算定をしておりますので、3年間を平準化して3年間は保険料を変えないと、3,800円を変えないという内容で提案をさせていただくという予定になっております。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) そうすると、この予算案をみても、プールしてやっているということはわかるんです。3年間全部足してね。そこから個人の保険料を、標準でいけばその保険料を月に3,850円にしているんだと、それはわかるんです。結局、3年間プールしているというのは、不合理だという感じがするんです。いいです。そういうことがわかるから、また後でやると思いますので。
 次に、定額給付金についてはだいたいわかりました。こういう形でやるんだろうと、ただ漏れないように、それからお年寄りのよくわからない人にこういうところを注意してやってほしいと思います。その希望だけ述べておきます。
 地域活性化生活対策ということで、さきほど私も言ったようにソフトの面が足りないのではないかと、僕はこう思っているんです。ここでこうだめだと言ってもしかたないから、これは1億7,000万円くらいが来るということですから、その部分をこれはこれでいいと、だけどいろんなものを先取りをしているんです。やらなければならないものあるけれども、先取りしているんですよ。これはソフトの部分に力を入れるというふうに考えてほしいんです。そこらへんのところ、どうですか、先にいったら、来年、再来年はこんなことをというふうに考えてほしいと、1億7,000万円も使ったんだから、いろいろと先取りしたんだからということで、町民のためになる、これもなってはいるんだけれども、直接なるものになっていってほしいと思うんですが、町長、どうですか。

○議長(田中勝男) 町長、どうですか、この点。

○町長(高薄 渡) お答えしたいと思います。
 ただいま総務課長から詳しく説明を申し上げました。確かに今回、活性化対策については、ハードとソフトという表面であるわけでございまして、当町におきましては、長年、財政健全化というなかで、先送りしてきた事業がたくさんあると、特に商工業、工業部門においては疲弊をしているということでございましたし、そこに働く人々が苦難な生活を強いられているわけです。そういう状況から鑑みまして、従来は景気のいいときには本州方面での仕事もあって出かけておりましたけれども、現状では本州方面への仕事がないということから、やはり町内で生活しているわけですから、その方々への声をきちんとしていくということも大切だということを含めて、全体的ななかでこういう形を取らせていただきました。私も医療や福祉につきましては、これもまた高齢社会ですから、重点的にやらないといけないというふうに考えておりますから、今後、さきほども新任のご挨拶でも申し上げましたが、やさしいまちづくりとは何かということですから、生活を守るということを考えていきながら、そういう方向にも力点を置いて進めてまいりたいと思います。

○議長(田中勝男) 妻鳥公一議員。

○9番(妻鳥公一) 本当にそこのところ、私、考えてみてですね、特殊な、町内だけでできるものとできないものとあるんですが、ここのなかにですね、他から買ってくるもの、そういうところを考えながら、それはまた置いておいて、今回のこれは雇用創出のために使うんだといったら、また、やりかたが変わったんです。今ある目先のことだけのことを言っていて、本当に慎重に、何を目的に何をするのかということが考えられていないと、そういう意味では残念です。本当に雇用促進するなら、そういう事業をしなければならないと、僕はそういうふうに思っております。これは付け焼刃だと思っております。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
 3番、西山輝和議員。

○3番(西山輝和) この15項目のなかで、いろいろと庁内会議をして、冬の12月末に急に決まって、国から交付金が来るということで、日にちがないまま突入したわけですが、きちんと庁内会議をして、皆さんで練り上げて、何を使うかということをきっちり考えてやったんじゃないかと思いますが、そのへんはどうですか。

○議長(田中勝男) 総務課長。

○総務課長(荒木義春) 今日、配付させていただきました、議案説明追加資料にも、資料1にも触れてございますが、今、議員がおっしゃいますように、この事業の選択にあたりましては、各課と協議を重ねて最終的に庁内の政策推進決定庁議において、臨時政策推進庁議において、それぞれ重要な内容について決定をさせていただき、内閣府のほうに提出をさせていただくものでございます。

○議長(田中勝男) 西山議員。

○3番(西山輝和) わかりました。そうなると無駄遣いということには私はならないのではないかと思います。きちんと皆で相談して決定したことですので、私は町民のためにはなっていると思います。以上、終わります。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
 8番、加来良明議員。

○8番(加来良明) さきほどから議論をされている、地域活性化・生活対策臨時交付金についてですが、さきほどの質疑を聞いていると、今回は景気悪化による緊急なことと、長期的に考えなければならないことを、町としては整理して取り組んでいかないとならないと私は思うんですが、今回の景気対策については、景気について国で考えて急な対策を打ってきたわけですから、今、町でやれるような、町長からも答弁ありましたように、今日・明日に会社が倒れるかもしれないという中小零細企業があるかもしれません。明日のご飯も食べられないという人たちもいると思うんです。
 そういうことを考えれば、今、この事業がハード・ソフト、総合計画の前倒しではないかとかいろんな議論があると思いますが、今、やれることを早急にやって1日も早く執行して企業のプラスになることが必要だと思います。また長期的に考えること、今やることを整理して質疑をしていかなればならないと思いますが、執行側の考え方をお聞きしたいと思います。 これが1点目です。
 2点目ですが、このなかで古潭橋の設計が入っていますが、この古潭橋、今は閉鎖していますけれども、これの実施計画というか、何年先に開通するとか、どういう計画でいるのか、それをお聞きしたいと思います。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。総務課長。

○総務課長(荒木義春) 答弁をさせていただきます。今、議員がおっしゃるように、今回の臨時交付金の事業につきましては、これは本当に急に決まった、国から交付される決まった事業でして、これが今後もこれからも毎年交付されるのであれば、それぞれそういった考え方でいれるでしょうけれども、今回、今年度限りの交付金と聞いております。したがいまして、さきほど町長からもお話がございましたように、従来からの懸案事項であったもの、さらには現在の町内の経済状況等々を勘案して、長期的な雇用創出にはなりませんが、短期的な部分でカンフル剤的な部分があると思いますが、そういう事業を重点的に組まさせていただいたものでございます。したがいまして、今後、これらを前倒ししたものもございますから、これから先の事業につきましては、前倒しでやっているものもありますから、財政状況をみながら、長期的な部分で検討をしていく必要があるかなと考えているところです。

○議長(田中勝男) 都市施設課長。

○都市施設課長(栗本勝矢) 古潭橋の設計の関係で、ご説明をさせていただきたいと思います。古潭橋の今後のスケジュール等ですが、今回補正をさせていただいたなかで、予備設計という形のなかで、路線測量や河川測量、それと地質調査、それと河川協議、橋梁の概算設計というのを予備設計のなかで計画をさせていただきます。22年度になりますと、それに基づいて本設計にかかります。その本設計ができると、平成23年、24年で、下部工事、上部工事という形で、遅くとも24年には完成と考えております。

○議長(田中勝男) 加来良明議員。

○8番(加来良明) 1点目についてですが、答弁があったとおりだと思いますが、1日も早く執行することによって、零細中小企業、地元の建設工業者含めて、プラスになると思いますので、1日も早い執行をしていただきたいと思いますが、いつ頃を予定しておりますか。

○議長(田中勝男) 総務課長。

○総務課長(荒木義春) 時期的なものですが、繰越明許で組まさせていただきましたが、雪解けを待って、そういう時期を見ながら、早い時期に発注をさせていただきたいと考えております。

○議長(田中勝男) 加来良明議員。

○8番(加来良明) 古潭橋の件について、質疑させていただきたいと思います。古潭橋、今、通れないわけですが、これから農作業が始まる時期なんですが、今まで、現状の迂回路をみますと、ダンプとか大型車両については、非常に通りにくい迂回路になっていると思うんですが、例えばコンバインとか、そういうものを使うときに、佐幌のほうから来て、38号線を通って右折して町のほうに移動をしてくるというようなときには、とってもカーブがきつくて、安全性に問題が出てくるのではないかと思いますが、24年の完成までというと3年を現状のままでいこうとしているのか、今後そういうところを改善しながら、少しでも基幹産業である農業の振興のためにも、そういうところを使いやすいようにしていこうとしているのか、何か方法を考えているのか、お伺いします。

○議長(田中勝男) 副町長。

○副町長(安曇達雄) 古潭橋にかかわりましては、町民の方にご迷惑をおかけしております。今、お話がありましたとおり、完成が24年にずれ込むのかなと思っておりますけれども、確かにこちらに耕作地を持っている方もいらっしゃいまして、耕作に大型の機械が通るということもありまして、大変ご不便をおかけしているということは承知しております。そういった意味で、いろいろと課題はあるんですが、例えば、今、斜め道路というのは、隣接しております養鶏場の問題、それから国道に直結しておりますので、そこらへんと協議をどう整えるという部分もありますけれども、そういったことも頭に入れながら、方向を少し考えていきたいと思っております。

○議長(田中勝男) 加来良明議員。

○8番(加来良明) 例えば、今、通行止めになっておりますが、古潭橋を許可した車だけ通すとか、例えば迂回するとなっても、ホクレンのビート置き場の通り、佐幌地区から町に来るとあそこの坂も急で狭い見通しの悪い道路だと、その先から移動するとなると274号線を通って、町に出てこなければならないと、いずれにしてもちょっと大変厳しい支障を来すような移動をとらければならないという現状ですが、最悪でも最低でも今の迂回路をそういう機械が通りやすいような何らかの方法を取るなりのことをしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(田中勝男) 副町長。

○副町長(安曇達雄) お話をいただきましたとおり、大型の普通のダンプがどんどん通るということにはなりませんけれども、農家の方々が使われるコンバインにつきましても、常時通るわけではありませんので、そういったことも対応として考えていかなければならないというふうに認識をしておりますので、その部分についてはさきほど申し上げました課題もありますけれども、検討をしてまいりたいと思います。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
 10番、安田薫議員。

○10番(安田 薫) 2点ほどお伺いします。31頁の子育て応援特別手当交付金について、これは清水町に対象人数はどのくらいいて、いつ頃支給をされるかお伺いします。
 もう1点は50頁、行政費ですね、このなかの需用費と使用料及び賃借料が1億円の予算に対して270万円の補正ということで、こまごまとした事務総体経費でこれだけのマイナスのなったのか、今後もこうやって頑張っていけるのかどうかをお聞きしたいと思います。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。保健福祉課長。

○保健福祉課長(伊藤 登) 人数については147名を予定しております。支給時期につきましては、今日の補正予算が可決された時点で、再度、担当と打ち合わせをすると、また定額給付金と合わせて支給をしていきたいと考えているところです。

○議長(田中勝男) 次に、総務課長。

○総務課長(荒木義春) 行政費の関係ですが、事業費と使用料及び賃借料について、それぞれ減額をさせていただきました。これは当然、内部努力もありますし、さらに予算の執行の方法を工夫しながら、補助事業の消耗品をいただきながらとか、そういう工夫をしながらこういった形で事業を執行させていただいておりますので、今後もそういう各課の協力をいただきながら、消耗品の縮減、効率的な運用について図っていきたいというふうに思っております。

○議長(田中勝男) 安田薫議員。

○10番(安田 薫) 子育て応援特別手当について再質問します。さきほど定額給付金は4月いっぱいかなと思ったんですが、それが中旬になるのか上旬になるのかで変わるので、なんとか努力して早い時期にと思うんですが、よろしくお願いします。

○議長(田中勝男) 保健福祉課長。

○保健福祉課長(伊藤 登) なるべく定額給付金のほうは範囲が広くていろいろと手間もかかる作業になるかと思いますが、子育てのほうは特定がされていますので、その部分については申請をしていただく時期が早くなれば給付についても早い時期に給付していけると考えていますが、基本的にはさきほど申し上げましたように、定額給付金と合わせた時期になるかなと考えているところです。

○議長(田中勝男) ほかに質疑はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。

○議長(田中勝男) これより、一括して討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

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○議長(田中勝男) これより、議案第14号、清水町介護従事者処遇改善臨時特例基金条例の制定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第14号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第6号、平成20年度清水町一般会計補正予算(第12号)の設定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第6号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第7号、平成20年度清水町国民健康保険特別会計補正予算(第6号)の設定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第7号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第8号、平成20年度清水町後期高齢者医療保険特別会計補正予算(第3号)の設定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第8号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第9号、平成20年度清水町老人保健特別会計補正予算(第2号)の設定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第9号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第10号、平成20年度清水町介護保険特別会計補正予算(第5号)の設定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第10号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第11号、平成20年度清水町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)の設定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第11号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第12号、平成20年度清水町簡易水道事業特別会計補正予算(第3号)の設定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第12号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) これより、議案第13号、平成20年度清水町上水道事業会計補正予算(第3号)の設定についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第13号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) 日程第9、議案第33号、工事請負契約についてを議題とします。本案について、提案理由の説明を求めます。総務課長。

○総務課長(荒木義春)  議案第33号、工事請負契約について、提案理由のご説明を申し上げます。
 1、工事名 御影中学校耐震補強(建築主体)工事
 2、方法 平成21年2月12日、5業者による指名競争入札の結果、落札によるものでございます。指名業者につきましては、河井ローダー建設株式会社清水支店、田村建設株式会社、株式会社北海塗装工業清水営業所、植村土建株式会社、株式会社田村工業の5社でございます。
 3、契約金額 消費税込みで、55,125,000円
 4、契約の相手方 上川郡清水町南4条西4丁目11番地1  田村建設株式会社 代表取締役 田村敏裕
 次に、工事の概要についてご説明申し上げます。
 本日、お配りさせていただきました、議案説明追加資料2の御影中学校耐震補強工事概要をご覧願います。
 補強工事欄にAからHまでのアルファベットを記載しておりますが、このアルファベットが次の頁の図面のアルファベットの補強工事箇所を示しております。参照願います。
 校舎等の補強工事ですが、(A)は1階内壁工事でして鉄筋コンクリートの耐震壁を新設いたします。
 (B)は外壁工事で柱、梁廻りを鉄筋コンクリートで補強後、鉄骨ブレースを新設します。
 (C)の2階の外壁につきましては、パソコン教室の外壁窓部分、細縦長窓2箇所を鉄筋コンクリートで閉塞いたします。
 その他(D)につきましては、煙突を地上6.5メートルで解体撤去を行います。
 (E)はパラペットについて、柱間に鉄骨梁を新設いたします。
 (F)は屋根の一部を切断撤去し、全面をふき替えるものです。
 次に2番目の体育館等につきましては、(G)、既存の外壁鉄骨ブレースの接合部補強を4箇所行い、(H)として新たに外壁鉄骨ブレース2箇所を新設いたします。
 その他、屋根ブレース16箇所を増設し、関連バスケットゴールを新設するものでございます。
 工期としまして、契約日より平成21年9月30日となってございます。
 なお、この工事のほかに、御影中学校耐震補強工事の電気工事としまして、6,027千円の工事請負契約を締結しているものでございます。
 以上で、議案第33号の説明とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願いいたします。

○議長(田中勝男) これより質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 5番、中島里司議員。

○5番(中島里司) 入札形態のありかたで特に内容的に云々ではないのですが、ただいま指名業者のなかに、北海塗装という会社が入っておりました。これらについての私の認識不足だと思いますが、これはこの相当分の建築の実績はあるのかどうか、それをお聞きしたいと思います。

○議長(田中勝男) 総務課長。

○総務課長(荒木義春) 北海塗装株式会社は、清水は営業所ですけれども、本社は当然ございます。

○議長(田中勝男) 中島里司議員。

○5番(中島里司) これはさきほど指名先が清水営業所という本社指名ではないですね。実際にさきほども申し上げましたが、まだほかにも地元でも可能な業者がいるような感じがするわけですが、ここに至って、この会社がいいとか悪いとかではなくて、指名の基本的な考え方というのに疑問を感じますが、本社実績というのがどういうものを建築としてとらえるのかという難しさがあるのですが、塗装も建築の一部ですから、当然、実績としては数字上は建築の部分で残っている部分があるのかなと思いますが、どうも会社名で判断したら失礼だけれども、塗装という部分と建築という部分で躯体工事で、なにかしっくりなじまないと、地元にもまだ可能な業者がいたのではないのかと、私はそういう感じがしたのですから、これらについてどうしてもここを指名しなければならなかったのかどうか、そのへんも含めて、地元にはこの5,000万円で受けられるような業者はいなかったのか、お聞きしたいと思います。

○議長(田中勝男) 総務課長。

○総務課長(荒木義春) 最初の北海塗装の関係ですが、議員ご指摘のように、最初はこの会社の名前にあるとおり塗装が専門だったと思います。その後、建築工事もやるようになりまして、現在はこういう会社名ですが、建築工事もやっておりますし、そういうランク付けも清水町として行っているところです。町内にほかになかったのかというご質問ですが、これはこの工事ですから、本町に定めるところのAランクの工事です。ランクですが、今回、清水町にはそういうランク付けされた業者がいませんので、1ランク下のBランクの方がAの仕事が請けれるという決めがございますので、そういう業者を指名させていただきました。Bランクはほかにもおられます。ただ、今回の工事が大きなことから、管理技術者、これを置いている業者に検討をさせていただきました。その結果、地元ではこの3社になったという結果でございます。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
 1番、原紀夫議員

○1番(原 紀夫) 学校の耐震化については、町長公約としても出ておりますが、やはり非常に大事なことだろうと思います。さて、そこで清水町では御影小学校が耐震校となっているのは聞いておりますが、その次がこの御影中学校になるのかなという気がしますが、すでに耐震工事が終わっている御影小学校とこれからやろうとしている御影中学校の耐震補強工事が終えた段階で、2校を比較すると、わかりやすく言うと震度何まで耐えられる構造というと、2校とも同程度なのか、このへんについてはどうなのか。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。
 総務課長。

○総務課長(荒木義春) 私の説明で十分かどうかわかりませんが、今日お配りした資料、補強工事概要に下のほうに、現行の耐震基準と、耐震指標IS値というのがございます。そこでこのIS値で書いてありますとおり、構造耐震指標、ISという指標を用いて耐震性を判断しているということでありまして、過去の地震でこのIS値が0.6を下回るにしたがって、被害を受ける割合が高くなっているので、一般的に0.6以上を判断ラインにしていますが、文科省の補助採択基準は0.7になっているということですので、地震の大きさによりますけれども、一般的な数値を、国はそれを上回る基準となっておりまして、それに耐えうる耐震補強工事というふうに思っておりますので、当然、その後にできた御影小学校もそのような設計になっていると認識しておりますから、耐地震に対する補強は十分でないかと思っているところでございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 判断基準としては0.6以上と、0.6以下であれば、危険だということですが、町民からすると、この係数が0.6だ0.7だと言われてもわからない。釧路沖ぐらいの地震で、大変被害があったけれども、あのぐらいの地震なら十分に耐えられる構造なんですよとか、そういうことがもしわかれば広報等でしっかりと周知をしたなかで、今後は防災マップもできるようですが、そのなかにも安全確保という面から町民を安心させるためにも、多額のお金をかけて耐震構造にしているわけですから、そこは十分に周知する必要があると思いますので、そのへんについて周知をお願いしたいということで、終わります。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
 これで質疑を終わります。

○議長(田中勝男) これより討論を行います。
 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。

○議長(田中勝男) これより、議案第33号、工事請負契約についてを採決します。
 おはかりします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(田中勝男) 起立多数です。
 よって、議案第33号は、原案のとおり可決されました。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(田中勝男) 以上で、本日の日程は全部終了しました。
 おはかりします。
 議事の都合により、3月13日から3月15日までの3日間、休会にしたいと思います。
 これにご異議ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
 よって、3月13日から3月15日までの3日間、休会することに決定しました。
 3月16日は、午前10時に会議を開きます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) 本日は、これで散会します。

(午後4時22分 散会)