平成21年第3回定例会(3月16日_日程3 一般質問3)
○議長(田中勝男) 次に、1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 1番、原紀夫でございます。通告にしたがいまして、私は3点にわたりまして、質問をいたします。
1点目につきましては、過日、執行されました町長選挙にからんで、町長と職員の信頼関係についてお尋ねします。
町職員とともに活力のある確かな町をつくるということには、町長と職員の信頼関係は非常に重要なことでございまして、このことについてまさに力を入れて取り組むべきことであろうと私は思っております。今回の町長選挙におきまして、町長は8年間町政を担っていたにもかかわらず、職員団体から支持あるいはまた推薦を得ることができなかったということは私は非常に問題だと思っているわけです。
私どもの町の職員につきましては、いろいろな議論はあると思いますが、非常に優秀な職員もたくさんいるということは聞き及んでおりますし、逆にやる気のない職員もいるというのも事実であろうと思います。
そこで、職務能力あるいはその他のことを含めて、町民のなかに溶け込んでいって、知恵を出したり、また汗をかいたりするという努力が足りないということが以前から言われているわけですから、今回の町長選挙をうけて、今後4年間町政を担うにあたって、ここは本腰を据えてしっかりと職員が町長を頼りにしてまさに絆を深くして町民のなかに入っていってもらう、こういうことがない限り、いかに町政執行方針のなかで、きれいなことを並べてもしょせんは話にはならないと私は思っているわけでございます。今回の選挙結果をうけて、今後、このことについて、どのように改善をしていこうとされているのか、このへんについてお尋ねします。
2点目、今回の選挙のなかで、公約として54の多くの政策を掲げて、選挙戦を戦って勝ち抜いたと私は思っております。したがいまして、5本の柱と54の政策は今後4年間のなかで、町民にしっかりと公約をしたものだと考えております。
薄氷を踏む勝利を得た結果、私はこの実行財源について、8,400万円でこの54項目もの多くの政策をできるとしたこのことについて、多くの町民はそんな額でどうしてできるのかというふうに思っている町民は非常に多いと私は思っております。加えて、政策54を発表をした後に、町民に配布した新聞のちらしを見ると、これを27に減らしているわけです。なぜ、このような形を取られたのか、このへんについてお尋ねします。
それと、この政策54を4年間で実行をするわけでありますから、私は現在進められている第二次緊急3か年計画、これについても若干手が入るのではないかと私は考えるのですが、まったく変更なしで進めていくという考えであるのかどうか、このへんについてお尋ねします。
かっこ書きにありますが、私はこの通告をするにあたりまして、議事をスムーズに進めるためにも、この8,400万円の内訳をぜひ提出願いたいとこのようにしておりますが、まったく返事も何もないわけですが、どういう対応をされようとしているのか、このへんについてお尋ねします。
3点目、地域活性化・生活対策臨時交付金の実施事業についてですが、この点については、初日の議会の補正予算のなかで、20年度の補正予算で議決をされました。ただ1人、昨年来から進められておりますように、交通安全推進員のときにも再提案のときには私1人でありまして、まさに私はひとりぼっちのなかにあるわけですが、私はただ1人であっても、この案について多くの町民が反対というか、なぜこんな事業ばかりをやるのかというふうに思っていると考えております。したがいまして、1番と2番は省きますが、3項目の町民生活に密着した必要政策をなぜこの15の事業のなかに入れなかったのか、私はそこが非常に不思議に思っているところでございます。
過日の初日の議会でも申し上げましたが、ハード事業のみということで、その中身ついても私はまったく理解ができないというところがたくさんありまして、このへんについてまず明快にご答弁いただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) それでは、原議員の質問にお答えしたいと思います。
まず1点目、職員との信頼関係ですが、今までも職員とはあくまでも町職員は町民の皆様から仕事を受けて負託に応えていかなければならない、これは私が町長選挙で当初の平成13年になったときにもそういうことであります。同時に、町民のご意見をよく聞いて、そして優しい対応で町民と接していただきたいというようなことを含めて、全職員がロビーにデスクを置いて案内をまずやってみようという、企業でいえばフロントといいますでしょうか、そういうなかで「いらっしゃいませ」「ごくろうさま」「ありがとうございます」と、どの係に用事でしょうかということ、あるいは1回で済むように、そこに相談があって2階に行く部分でも2階から降りてきてやるようにということで実施をしました。その結果、好評も得られました。
今度は各町内会のほうに地区割り担当ということでやりましょうということで協議をしました。その前に、町内会長会議で皆様にご意見を伺ったら、そこまでしなくてもいいという結論でした。そういうことから、出向かないでいたわけです。そのかわりに経費節減も含めて、広報紙を町内回覧板を町内会長さんのところへ地区割り担当してお届けにまいって、その折りにその町内会でさまざまな会合を持たれた結果があればお伺いして、それを町政に反映をしていくとか、そういうこともいたしました。それは今も続いております。発送料を郵便局経由をやめまして、直接お届けしているということをやっているわけです。そういうことを含めて、町民の皆様に見える形で職員がやっていますよということをお伝えしているところです。
今般、2期8年やってまいりました職員とは、本当に何も隠さず、特に強い命令もしなく、職員の意見を拝聴しながら、それぞれの課内での会議を充実してもらって、それを意見に反映するように、それぞれ対策をたてて、個別会議あるいは政策の推進会議、それから決定会議ということで、必ずこのような検討案件取組み計画書というのを出すことになっています。
原議員、こちら見ていただけますか。
こういうような決裁を受けて、課で協議をされたものが必ずあがってくることになっております。私と直接は話ができなくても、課内でそれぞれ懸案事項を含めて、これから進むべき事業展開、こういうものが全部ペーパーであがってきてまいります。それを議論しておりますので、決してそのことについて職員と議論をしていないということは絶対にありえないとことであります。こうやって8年間、ともに苦労をしてきているわけですから、重々わかっていながらも、やはり給与の削減、それから旅費の問題、あるいは時間外の問題、職員採用を抑制してきたと、そういう職員にとって痛手なわけですが、町民にとってはやらなければならないわけですから、町が破綻してはならないわけです。
それを組み込んでいきたいのですが、組み込めれないと、町長になれば不人気なこともあるということを私は言っているんです。そして必ずや満足感なんかないんです。町長やると不満なことばかり出るんです。それが宿命ですから。宿命であってもこの町を破綻しないようにやらなければならないと、強い信念のもとに私はやってまいりました。
したがって、現職というのは極めて厳しい戦いをしなければならないわけです。職員の仕事というのは、細分化しておりますが、従来の今から10年前と比べましても、相当、書類的なものが住民から求められるものもあるし、会議でも相当詳しく出しております。以前、議会では本当に資料なんてなかったものですが、全部細かに出しているわけです。そういう面で、仕事の量も増えてきていると、増えているなかで、職員が抑制をされているということについては、不満なところがあるのではないかと思いますが、町を運営していくなかにあって、町民あっての職員なわけですから、町民が少なければ本当に職員も少なくなっていかなければならないと、そういう面から考えても非常に事業量を含めて作業が多いわけですがやっております。
それにまた節減をするために、道路の補修とか、草刈りやペンキ塗りだとか、建築工事までいきませんが、そういう修繕まで、昔はやっていなかったものもやらなければならなくなったんです。そういう面で不人気なのは間違いありません、これは誰がやっても不人気です。私はそういうふうに思っております。そういうことから考えて私は町民の皆様から4年に一度の洗礼をうけてきているわけですから、それは全うしなければならないと、不人気なものもあり、不満なこともあると思います。今後はどうするかということですが、いわゆる50対50の気持ちのなかで、職員のより一層の段階別意見を拝聴するようにしたいと思っております。そこで、もしそのような不満なことがあれば、それを少しでも解決していくようにしていきたいと思っております。
2番目の公約でございます。私はマニフェストとは言ってはおりませんが、あれはあくまでも後援会の会報ということでやっております。したがって、私の後援会に加入していただける方にパンフレットとして渡しているものであります。それが5本の柱と54の政策宣言ということでご理解いただいた方についてのことでございます。そういう討議資料として作成しているわけです。町民への新聞での政策ということで、載っておりますが、これは紙面が限られていると、全部すべて載せたいのですが、紙面が限られているということでございます。そういうことで、ご理解をいただきたいと思って、主な内容としてということで入れておりますので、そのへんは読まれたらわかるのではないかと思います。決して、約束を、政策宣言のなかの約束を削減したものではないということをご理解いただきたいと思います。
次に、緊急3か年計画の基金を取り崩しながら、財政運営をしていかなければならないという本町の特殊性がございます。平成26年度からは基金の繰り入れをしないということで計画を立てているところですが、社会情勢によって、こういうような国や世界的な経済不況や国内における景気低迷などを含めて、変動によって見直しをしなければならないというふうに思うわけです。今日、私の政策のほうを文書にして提出願いたいという要望ですが、まだ、2月28日まで現職として仕事をして、さらにようやく予算の考え方を集約してきているわけです。明らかにしていくのは、6月の予算が本格的な形になるのではないかとこのように思います。
54の政策宣言のうち、予算をかけないでやっていこうというものがございます。それが数項目ございますので、今の基金をそれ以上増やしてまでいかなければならないような状況の形は取らないと、4年間でやっていこうとしているわけですから、単年度ではありませんので、4年間で調整をしていこうということで、それぞれ政策ごとにその必要な財源を確実性のあるものをしていきたいと思っております。
私は、これは討論会ですから、討論会は町長予定候補者ということで、あの討論会の場に出ておりますので、おおまかな状況でお話をさせていただいたところです。
次に、地域活性化生活交付金事業でございます。1番と2番については、先般の補正予算のときにも、お話をしておりますので、その面でご理解をいただきたいと思います。3番目、町民生活に密着したやつをなぜしなかったんだということですが、この交付金については、国の新たな経済対策に関する生活対策と地方再生戦略のメニューに該当するものというふうになっております。当然、ハードとソフトというふうになっております。私もこの件については、先般の質問のなかでもお話をしておりますが、緊急を要するものであったことですね、町民の皆様へのご協議をする暇がなかったということもございます。各課において、それなりの今までの重要性、緊急性、そして経済や雇用に役立つものということで、それぞれ皆さんが考えられてきたものであります。さきほどお見せした資料の中にもこのようなことが言われております。それぞれ人口の歯止めだとか、町外専門病院との通院者対策だとか、いろんな事業展開があるわけですが、そういうソフト面でいろいろと協議をされておりますけれども、最終的に、先般もお話をしましたけれども、商・工業のなかで働いている方々が低賃金で過ごさなければならないという状況がありました。そういうことを伺っております。そういったハードをすることで、当面は生活が維持できるだろうということから、このような状況にさせていただいたところです。極めて数年かかるものを前倒しして早めて緊急対策をするということから、そういうことを考えてございます。もし仮にソフト面をするとしたならば、これは単年度ですから補償がされておりません。3年あるいは5年というものがあって、1億7,000万円程度がくるとなればこれは計画が立てれますけれども、1年、単年度限りです。ソフトをやるということは翌年度、2年次、3年次と続いていくわけです。続かなければならないわけです。そこまで財源保証ができないものですから、単年度でできるものといったら、ソフト面では商品券的なものだとか、あるいは一時的な子どもの入学に費用がかかるからそこに応援するとか、そういうものしかないんです。しかし、翌年度にはそれがなくなってしまうと、なんだと、どうしてそんなことをやったんだと逆に町にそういう声があがるということから、こういうハード事業に今回は絞らせていただいたということでございます。ご理解をいただきたいと思います。決して、医療や福祉、教育、子育て、そういうものを一切考えないでこれを考えたわけではなくて、いろいろと考えたなかでこういう結論に至ったということを全課あげて協議をしておりますので、そして全体庁議で決定をさせていただいて、皆様方にご提案申し上げているということだけご理解願いたいと思います。
以上でございます。ありがとうございました。
○議長(田中勝男) 1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 再質問をさせていただきます。職員と町長の信頼関係でありますが、いろいろと町長から答弁をいただきました。私も言われたことについては、以前から言われておりますから、十分にここは理解しているわけです。しかしながら、他町村等をみても、2期8年間町政を担ってきて、3期目に入って、町長が立候補するというときに、職員が3期目に推薦するという町もたくさんあるわけです。その町は清水と違って、財政的に楽で、予算についてもあんまり苦労をせずにやっているのかとなると、全く私はそうではないと思います。昨日ですか、足寄町の事案が出ておりましたけれども、職員組合が商品券をかなり高額なものを用意して、町の購買意欲を上げようとか、そういうことをやっている町もあるんです。私どもの町に合わせてみたときに、過去8年間のなかで、職員が率先して知恵を出して町長に直訴しても何とかやってやろうとか、こういうところでこうしたほうがよいのではないかとか、今、庁議の話も出ていましたけれども、私は全部が全部パイプが詰まっているとは思いませんけれども、そのへんの疎通がかなり欠けている面がかなりあるんではないかと、私はそういう思いがあるわけです。なぜ、こういうことを申し上げているかというと、昨年、私はめったに清水町の飲食街を行くことはないんですが、あった際に、若手の職員からいろんなことを言われたことがあります。自分の課は非常に努力をしているんだけれども、あそこの課は全くそういう面がないんだとか、いろんな面で私にこぼし的になるんですが、延々と言われた職員もおりました。昨年の議会のときに、私のところにいろんな投書があったという話もしましたけれども、そういうところからみても、どうも根詰まりしているということもありまして、私は町長が4年間、本町を担うにあたって、ここは再度修正をするなり、最大限努力して、まさに職員と一丸になってやれれば、それをとっかかりとして、町民も巻き添えにしてやっていくと、それが町政だと思っておりますので、このへんについて、今一度考え方をお聞かせ願いたい。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 今、そういう巷でのお話をお聞きしたのですが、それであれば、正規に課内で協議をしているわけですし、職員組合というなかにありますから、職員組合の推薦がなかったということでありますから、全職員ではないわけですね、これはご理解願いたいと思います。そのなかで、当然、職場への不満ですね、そういうものがあればそのなかで議論をすべきだと思うんですね。職員組合を越えた場合は課内会議がありますから、そこで僕はこういう考えをしているんだけれども、どうもあれだとか、そういう議論をすべきなんですね。それをさせないということは、ひとつもしておりませんから、どうぞご自由にやっていただきたいということでやっておりますから、ですから、係制を試行してこうやっていますよね、これだって各課で考えてくださいということですから。時間も夜にかかる仕事があれば、例えば税務徴収なんかは夜に行かなければならない、4人いたら2人は朝から5時まできて、あるいはあとの2人は午後から出て夜までという8時か9時まで仕事があるわけですから、そういうふうにやってはどうか、フレックスタイム的なことはどうですかということも、言っておりますから、そういう問題で、いつも議員が言われるようだけれども、すごく一部としか私は考えられません。しかし、一部であっても、そういうことがあるんであれば、さきほど申し上げましたように、年齢性別等々、横断的な対話をしていくように努めていきたいと、町民と語る日を名前を変えてこれからやりますけれども、その空き時間があればそのとき、あるいは別な設定をしてやりたいと思っております。いずれにしても、こういうことが頻繁に原議員から言われますので、どこに問題点があるのか、解明をしなければなりませんので、そのことを今年度からさらに今の会議のありかた、あるいは討議のしかたも含めて、検討してまいりたいと思っておりますので、ご理解願います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) どうも私の過去の質問を含めて、町長と認識がかなり違うと思っております。原個人が思っていることではなくて、私は町民の多くの人が思っているという認識にたって、質問しているつもりです。例えば、町長は冒頭に「いらっしゃいませ」から始まっていろんなことをやってきたという話もしておりますが、今の職員の挨拶を含めた対応について、私はよくやっているという町民はそういないのでないかと思いますし、一連の職員の行動を含めて、まだまだ職員が町民のなかに入っていって、努力すべきところがたくさんあると、私は思っております。
電話の応対ひとつを取ってみても、今、初めて言うわけですが、ある町民は全部が全部ではないんですが、二度と電話をする気がしなくなったという話をしている人もいますし、以前も言いましたが、かなり私だけがと思いませんが、かなり対応はよくなったし、本当にまともにきちんと対応している職員が増えているなと私は思っておりますが、まだまだそういう意見が町民から出ているということは、私は重たく受け止めていただいて、誰からも職員からも厳しい施策を取ったにしても、それはわが町だけではなくて、全町同じような厳しい財政下のなかで努力しているわけですから、そこはしっかりとおさえて職員と一丸となってやってほしいと思って私は質問しているわけです。
このへんについて、さきほど私だけが言っているように聞こえておりましたので、まったく私は違うという認識をもっておりますので、改めてほしいという気がしますが、いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) よくわかりましたので、十分このことについては受け止めまして、それぞれまた協議をさせていただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 町長は2期8年間、努力されて110億もの大きな額の借金を減らしたということで、常々言っております。私もそのことについては、評価はいたしますが、今回、町長選のなかで、さきほど奥秋議員からも言われておりますが、半数の方がノーをつきつけたわけです。私はこのことを重たく受け止める必要があると思います。過日の選挙戦が終わったすぐも勝毎か道新でしたか、忘れましたけれども、町長がインタビューを受けた記事が出ておりました。町長がとんでもないことを言っているという話を聞きまして、私は新聞を探して見ましたところ、今回の選挙で負けたのは、町政の不満よりも景気の減速や雇用問題だとか、この日本の社会的な全体的な不満が表れたものだと、この閉塞感が表れたものだと、これが原因だと、こういうことを言われておりますが、この考えは今も変わりませんか。いかがでしょうか。
(町長より議長に休憩を求める発言あり)
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○議長(田中勝男) ここで休憩いたします。
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。
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○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。
答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) 原議員のご質問ですが、いろいろと言われておりますが、それもひとつの要因であると認識しております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) ほかにも要因はあるんだが、そのこともひとつの要因だということであれば、理解が私はできます。一番大きな原因がここだというような受け止めかたをしたものですから、それはちょっと違うのではないかという疑問を持つ方が、私はほとんどだろうと思っているわけです。そのことが職員とのパイプが詰まっているという感覚で物を言っているわけですが、そういうことにも波及しているのではないかと、こういうことがあって、あんまり聞きたくない質問なのかもしれませんが、あえてお尋ねしているわけです。全体を含めて、いろいろな原因があって、こういう形になったんでしょうが、そのことを受けて、今後、町政全体に取り組む姿勢というのは今までも今後も変わらないということかどうか。このへんはいかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 原議員、職員、職員と非常に強調される、確かにそういう面で町民の皆様からも対応のまずさだとか、そういった指摘をたびたび受けております。そのたびに会議を通じて、お話をさせていただいております。今後、新たな気持ちで出発をするわけですから、ただいまのことも十二分に拝聴したなかで、職員の皆様とともにいかなければならないと思います。一般質問の最初の段階で、職員は住民があって職員なわけです。職員があって住民なわけはないんですから、やはりそこのところ再確認をさせて我々がなすべき職員としてなすべき仕事、これをしっかりと考えなければならない。当然、私も新たな気持ちで出発して変わっていこうとしているのですから、職員の皆様も当然変わっていただいて、町民の皆様、この4年のまちづくりに向けた考え方を持ってもらって、よりよい清水町をともにつくりあげていくということが大切だと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) かなり前向きな答弁をいただいたと思っております。そこで今まで8年間できなかったことを、これからの4年間でやるという面から含めて考えて、町の職員を町内会に、以前から私が言っているように複数単位で派遣して絶えず町民の悩み、行政に対する不満あるいは要望を今までとは違う方法で考えてやってみようという気はおありかどうか、このへんはいかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) さきほどから申し上げているんですが、役場から、そうなりますと強制的な形になるんですね、奥秋議員の質問にもありましたが、役場が主体でやるのではなくて、町民の皆さんからいろんな考えを出せる場をつくりなさいと指摘を受けているんです。やはり私もそのとおりだと思います。町内会長会議でお話をした結果、そういうお話になっているものですから、あのときから見たら、年数も経っておりますから、再度、町内会の皆さんにお話をして、そこでそれは必要だという、そんなふうに言っていただければ、それに応じて考えていきたいと、こちらから担当地区割の担当を押し付けのようなことをしては、自治は生まれないと思います。住民みずからそういうことで、要望が強く出てきたらそれに対応してまいりたいと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 町長が言われることは、私は前も同じようなことを聞いたことがありますが、理解はできますが、私は過去の議会で、町内をブロックに分けてアンケート調査をとって集約をしたりして、やったことがありますが、あの際にも申し上げましたけれども、町長は誤解をしていて、広報紙も出したとかいうことで、後で出していなかったということに気づかれたということがありましたけれども、私は町民からそんなスタンスが取れるということであれば、とうに解決はしていることだと私は思います。それができないが故に、町長は逆だと言われるかもしれませんが、逆に職員から進んで、町内会に入っていくという努力ということが必要だろうと私はそんな気がします。夜になると、管理者以外は時間外手当がかかるとか、そういう話をされるかもしれませんが、町民誰もが清水町のなかでは恵まれた立場にいると、私は思っています。そういうところは、形式ばったことで進むことではなくて、町民との協調という精神からいくと、そのへんは大事にしながら飛び込んでいってほしいという気持ちがありまして、そういうことをお尋ねしているわけですが、いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 原議員はこのことについては、何回も言われていることであります。例えば、お隣の町、すべてではありませんが、それを取り組んだところもございます。そのお話を伺いますと、それほど今の時代にそこまで職員が足を運んで相談とかしなくても、すぐに電話一本で担当に連絡が入れば、ただちに来てもらえるということで、制度として出したけれども、十分な機能が果たされていないということを近隣町村で言われております。そういうことがございましたので、これはあくまでも行政側が主体でやったからそういうことになったんだろうなと、住民から求められたら、住民から要望があればそういうことでつながってきたんだろうけれども、そうではなくて、行政側から一方的にやったからそうなったんだろうなということで、我々会議のなかではそういうものを待ちましょうということになっているんです。住民側からどんどん出てくる声であればそれに対応しましょうと、いつでも対応しましょうと、それから、これに関連するけれども、ふれあいトークだとか、出前講座だとか、こういうものも出しているんですね。けれども、要望があるのは、数件しかないんです。そういうことから考えますと、風通しが悪いとは思わないんですが、一方、住民のなかでは風通しが悪いということであれば、これはどこが悪いのか、検証しまして考えさせていただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 2項目目の54の政策の実行について、再質問いたします。マニフェストですか、町民に約束されたものだという理解のもとに発言をさせていただいたんですが、そういうものではなくて、討議の資料だということですが、あとで出された分の、どちらにも書いてあることですが、4年間で約束して実行するんですよと書いているんですから、私はこのことがそっくり、高薄新町政のなかで4年間で実施をされていくものだという理解をしておりましたが、改めてお尋ねしますが、そうではないということなんですね。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) これは町民全世帯に配布させていただいております。選挙管理委員会の承認をいただいて出しているものです。4年間で5つの政策をやっていきたいんですよということであります。その政策宣言のものはまた細かに出しております。この限られたなかですから、そのへんをご理解いただきたいということをさきほど申し上げたところです。これはあくまでも私の考え方で進んでまいりたいということで、町民の皆様にお示ししたところです。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 前段で出された討議資料と、後段で出された資料の27項目は、27項目が優先して取り組む課題と、こういう理解をしてよろしいでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 主な内容でここに掲載をして出しております。4年間のなかでこのようなことをしてまいりたいということでございますから、さきほどからお答えしておりますが、これについての年度別の精査をきちんとしなければなりませんので、討論会のときにお話をしたのは、あくまでも町長立候補予定者というなかでお話をさせていただきました。今度は町長として就任をしたわけですから、しっかりと国費や道費、単費を含めて、起債を含めて精査をしたなかで、実現に向けてこの4年間で割り振りをしていかないといけないと、そのなかの優先順位は、当然、財政状況を考えながら進めさせていただきます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 8,400万円という数字ですが、これはどういう数字なんですか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 8,400万円の試算、約8,200万円ですか、20年度当初予算と比較して4年間で8,200万円ほどのお金がかかるだろうということで試算したんですが、これはひとつひとつ考えているわけですが、特に行政コスト削減だとか、西十勝の広域ネットワークだとか、あるいは子育てガイドブックだとか、いわゆる今の特別な予算を使わないで、やっていこうというのがけっこうあります。さきほども申し上げましたけれども、数項目ありますよと、さらに民間に委託していった場合にはこれだけのお金がかかりますよということで、総体的ななかの一般財源分をそこに約8,200万円と積み上げてきたのが、試算ですから、今後、これをさらに細分化して検証して、今年度6月議会にやれるものはやると、4年間でやっていくわけですから、そういうことで対応をしてまいりたいと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 私はこのお約束の5本の柱を含めた政策が、額的にそんな8,000万円ぐらいの額でできるわけがないんだということを、私なりの前提にたって質問をさせていただいているんですが、公営住宅についてもですね、12月議会で答弁されていたときには民間の力を借りて建ててという、財政的なゆとりがないためにこれからいろんな面で検討していくという答弁をされていたと思うんですが、今回、そのことも含めてかなり載せているものですから、それに加えて学校3校の耐震についても進めると出ているわけですから、単純に私のようなものが考えても、学校の耐震化、二次診断ぐらいで1校600から700万円かかる、三次診断含めてその後に本工事になるとなればそんな額でどうしてきるのかと、なおかつ公営住宅にしてもしかり、そのへんの疑問を多くの町民が持っているわけです。そこでぜひ聞いてくれと、こういう声が強かったものですから、あえて町長ご苦労されて、長々とやられたなかをあんまり多くの町民が評価をしてくれなかったということがあるのかもしれませんが、そういうことを含めても、ぜひ聞いておきたい、聞いてほしいという声が強かったために、私は今回お尋ねしているわけですので、どうかこのへんを今日もインターネット中継で見られている人もかなり多くいると思いますので、8,400万円というのはこういう数字で8,400万円だったんだということを、ぜひ示していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 1点目の公営住宅の問題ですが、公営住宅につきましては、今まで凍結をしてまいりました。財源的にみても起債制限を受けておりますから、公営住宅建設にあたりましては、起債が借り入れできません。したがって単費でやるしかないと、あとは補助を受けてということになりますけれども、今回、国の再生計画で公営住宅が民間で建てる場合に45%の補助金がつくようになりました。さらにその場合の起債がうまれることになります。そのことから考えて、今の日の出団地並みの1棟10戸の住宅を設備しますと、総事業費1億6,000万円、補助金が45%で7,200万円ほどまいります。起債が8,800万円でございますが、これらを民間に建設をしてもらって、残りの55%、これを民間の方が資本投下していただいて、私どもが一括借上げして単年度負担を少なくしていくという形を取りたいということでございます。立地については町有地ということで限定をさせていただきます。町のなかに民間の土地を買うだけのお金は今は財源として持てません。耐震化でございますが、これは前倒しという形になるかと思います。それぞれ今まで進めてきておりますので、あと2校ということですが、1億2,000万円かかるとして、補助金が6,000万円、起債が6,000万円、町費の持ち出しがなしということであります。当然、起債ですから、借金としては残ってきますから、これは払っていかなければならないわけですから、いわゆるそういうのを除いたなかで、相対で8,200万円ちょっと超えるという試算をしているところです。これはあくまでもそのときの試算ですので、もう少し精査して、できるだけかけないようにしていかなければならないと思っております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 今、お聞きしたところ、私の思っていることとはかなり違いがあるんだということが理解できました。公営住宅については、12月の段階で答弁をされていたこととはまったく変わらない、町からの持ち出しはほとんどないという理解のもとにこういう政策を出されているということで理解してよろしいですね。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) さきほど申し上げたとおりでございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 3項目目ですが、地域活性化交付金の関係ですが、すでに議決がされている件ですが、過日の議会でもお話をしましたが、この交付金というのは、私どもの町にとっては1億7,554万円という非常に貴重な財源だとこういう理解をしておりましたので、15の項目を見た瞬間これは何だという思いがありまして、過日ただ1人私が反対したという感じになっているんですが、私はさきほども申し上げましたが、多くの町民はこういうことよりも先にやってほしいことがあるんだという理解をする人が多いんだと考えているわけです。
以前、議会で駅の跨線橋の問題、町長にお願いしたことがあります。かなり期間も経ちましたけれども、あの段階で、町長から答弁をいただきましたときには、何か月か先にはなんとかやってもらえるなと私はそんな感じでおりました。町民からの負担も必要だと、そんな話までされていたわけですから、それがずっとそのままできているということからみると、今回のこの地域活性化の生活対策の臨時交付金ですから、そういうところもまっさきに目を向ける、そのほかお年寄りの皆さん、体の不自由な方々が町にお店に買い物に行くのも大変困っているんだということを受けて、お願いをしたこともございますが、バスの使用について検討をしてみることもあるような話もされておりましたけれども、まったくそのままだと、こういうことを含めて考えたときに、町長が施政方針で言われているように、やさしい思いやりのあるまちづくりということであれば、真っ先にこちらに手をつけるのが筋だろうと、こういう思いが強いのであります。
さきほど、ソフト面には手を出さずにハード面だけだということをいろいろと言われておりましたけれども、こういうことをやろうとしたらできると思うんですが、できなかったんでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) それでは1点目のJRの件ですが、現在、札幌の本社、釧路に行ってその後に札幌の本社まで行っています。さらに札幌からこちらにお話を持ってまいりました。1番ホームについては、できないことはないけれども、ホームの長さが規格がありまして、国土交通省より極めて厳しく相当長いもの、全列車が止まれるホームにしなければならないと、こういうことであります。それから電線の入っているのを撤去して新たにしていかなければならないということで、2億5,000・6,000万円かかるらしいということでございます。じゃあ、エレベーターでいかがなものかと、1メートルで1億円と言っておりました。JRで北海道でこういうところは2箇所しかないんだと、高齢者、バリアフリーを含めて特別枠でなんとかできないものかというお話をしております。優先順位がJRにございまして、1日の乗降客が何千人以上とか、そういう条件があるそうです。それでないと、国土交通省での申請をしていくなかでチェックが入ると、半分だけでもいいからJRでもてないかと、当然、JRは系列会社が工事することになりまして、地元は全然入れないわけです。うちの地元でやれればもっと機械は別にしても工事で安くできるのではないかというお話もしましたが、24時間あそこは汽車が通るところです。夜中にしか工事はできないんだということがございまして、その半分でもいいから、ひとつ負担方法を考えてみてくれないかということで、お話をしている最中です。そういうことから考えても、JRが責任をもっていかなければならないわけですから、うちが全部もつということは、JRもそれはできないということですから、そういう方向で進めているというのが現状です。
それから今回、私の政策でコミュニティバスということで考えております。これも補助事業を入れて単費ですぐ困っているから生活給付金でやれといわれればやれないことはありません。けれどもできるなら国の助成制度ができたわけですから、それを入れることで将来的財政負担が少なくて済むと、今、一度にみると全部負担になっていくんだということですから、せっかくいい制度があるんですから、国土交通省の地域公共交通活性化・再生総合事業というのがありますので、そのなかの計画策定を行って、100%補助です。2,000万円上限です。2番目にバス購入運行経費について3年間2分の1の補助が出ますよということです。これをやめて生活臨時交付金を使ってしまうとこれが受けられなくなってしまいます。そういうこともありまして、財政を考えたうえでの考えをしようということになっておりますので、ご理解願います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) JRの関係で、釧路支社や札幌本社含めて行かれて要請をされているということは、私も十分に承知しております。
私が申し上げたいのは、それまでの間、早急に対応をしなくてはならないのではないかということを言っているのです。スクールバスがありますが、東団地と学校のなかを朝だけ運行しているバスがありますね。あのバスを使ってやろうと思えばいくらでもできる。そういうことをやるのが温かみのあるやさしさのある町政ではないのかと私はそういうことを言いたいのであります。いかがですか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 団地の中を走っているバスは御影から朝来ているんです。スクールバスとは別に、運行して...(途中中断)
子どもの乗っているバスを利活用しなさいということですよね。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) どうもよく理解をされていないようなので、私のほうが理解していないのかどうかわかりませんが、跨線橋の関係で議会で私が質問をした折に、町長は、汽車に乗るわけですから、町民に負担をしてもらうということも含めて検討をしてみたいと言われていますね。したがって、私はそのときにもお話をしましたが、汽車に乗るということは汽車賃を払うわけですから、当然町民の負担もあってしかるべきだというお話も私もしているわけです。したがって、その方法は、どういう方法になるのか私はわかりませんが、スクールバスではなくて、中古のマイクロバスの10人乗りなり20人乗りぐらいのものを買って運行するというのも可能でしょうし、その方法は別として、私が今言ったのは朝だけ東団地から学校まで児童を乗せて走っているバスがありますが、ああいうバスを有効に活用したらどうなのかという話をしているわけです。
○議長(田中勝男) 教育課長。
○教育課長(石黒 勉) 議員からご質問ございました、東団地それと清和地区にございますお子さんにつきまして、登校のみ旧温泉バスを使用してございます。それともう一件、御影中学校等の登校時のスクールバス、帰りが当然センターに戻りますので、そこの部分について、清水に来られる方には乗れるような体制はとっているところです。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 私が言っているのは、今、聞いただけでも、1日に2回の運行ですね。かなり時間的な余裕もあるだろうと、そういうところにやさしい配慮をすべきではないのかと、以前の町長答弁からしても、とうに実現して当たり前という感覚でいたものですから、今回の臨時交付金の実施事業のなかに、なぜそういうものを入れないのかという疑問を持っていたわけです。どうでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 教育委員会のほうなので、私も把握ができていないんですが、確かにスクールバスは東団地と清和団地に行っているのが1本、それと御影から経由して私の町内も経由してございますが、それが1本、これは大人の方ですね。病院や買い物に来ているんです。それは走っているんですが、その後のことについては給食センターでやっているものですから、理解できないんですが、今、言われているのは、生活交付金を使って、JRが階段だから御影駅まで、こういうことですね、それも考えてみたいと、そのかわりいくらかの負担が生まれるかもしれませんよというお話をしたということですよね。それについては、この件、交付金のなかについては、私のところにあがってきたときには、議論はしてきたのかどうかわかりませんけれども、ハードの面しか出てきていなかったので、今後、もう少し精査して検討していかなければならないと、昨年の質問にお答えしていますので、検討はさせていただきます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 確認をさせていただきます。私があのときに質問をしたことを受けて、その後、実現をしてあげようということで努力したようなことがあるんですか。
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○議長(田中勝男) 休憩いたします。
(休憩中、答弁調整)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。
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○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) 原議員の質問、9月定例会でしたね、定例会の結果で検討案件取組み計画書というのがございます。質問の要旨は本町の高齢化率も年々増加しており、JR通勤者による跨線橋をわたるのが大変だと、苦痛があると、広域または本町単独での通院車両の運行の対応を考えられないかということです。現在までの取り組みはさきほど言ったように、清水駅長に手すりなど要望しているけれども、解決が難しい課題がありますということで、さきほど言ったエレベーターや1番ホームのことを言っております。
社会福祉協議会にいろんなことで1番ホームに御影まで送迎を含めて検討ができないのかお願いしてみるというお話をしております。その協議に入っております。社会福祉協議会としては、社会福祉協議会所有の車が老朽化していて入れ替え時期にあるということで、購入を優先させたいということでございます。
今後の取り組みの方向ということで、こう全部なっているんですが、これについては釧路支社、JRのほうに出向いて設置要望をしたいと、その後、向こうの見積もりなどの話がされてくるだろうということで、町としては引き続きそれについてはやっていきますと、バスについてはとりあえず購入を優先させたいんだということで、空いてるバスを使うということではなくて議論しております。検討に時間を要するということで、結論は計画案件取り組み計画書ということで、それぞれ各課でやってから、庁内会議で話をされて、少し待たなければならないということです。
さきほど申し上げましたように、臨時交付金は単年度限りですから、単年度の次のことも考えていかなければならないですね。JRがそこまで財源的に生まれて、町も負担していくという合意がなされるまで時間がかかると、ですからそれに対する車両運行を生活給付金でやるべきではないかということだと思うんです。けれどもこれは単年度限りなので、もうちょっと時間を置かしていただきたいと思います。よろしいですか。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) やっと言われていることがつながりました。残念ながらまだまだ私はそう時間のかかるものではないだろうという気がしておりましたが、まだまだ先が遠いという気がします。どうか3期目の町政を担ったわけですから、やさしいまちづくりの表題にぴったりマッチするためにも早急になんだかの対策を打ってほしいと思うわけですが、いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) そこで、コミュニティバスということになっているわけです。これの政策補助を受けてやっていこうということで、さきほどお話申し上げましたけれども、21年度、国土交通省の地域公共交通活性化・再生総合整備事業ということを入れまして、21年度は公共交通業者道路管理者、住民等で、協議会を設立して、22年度に計画策定、100%といっていましたが、これをやりまして、23年度にはバスを購入しまして、実証運行、委託等を行って、全部で640万円という金額をはじきだしております。これでやりたいというふうに考えておりますので、補助事業を入れてきますので、22年に採択を受けて、23年に運行可能ということで考えております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) コミュニティバスの関係はおおいに進めるべきだし、やってほしいと思いますが、私は、今、町長の答弁を聞いても、今は21年始まったばかりです、まだだいぶ先の話をされていると、現に私が質問した段階以前から相当そのことで困っている方がかなりいるんです。できあがるまで、そのコミュニティバスが運行できるまでの間、若い人ではないわけです。ここに早急になんだかのつなぎの役でもなんでもしてほしいと、こういう話を私はしているんです。いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 今の段階ですぐというわけにも、バスの所管管理をしている教育委員会がみなければなりませんので、その件について協議して、できれば、可能であれば若干の予算は組み立てなければならないかと思います。可能であれば、運行できる道が開ければ、当面の間、考えてもよいのではないかと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 期待をしております。
最後もう1点で質問はやめたいと思いますが、この臨時交付金の実施事業を決めるにあたって、庁議で相談をして決めたと、これは3段階の庁議ということが言われておりますが、職員の末端からの意見も含めて決めたということで理解してよろしいですか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) さきほど、町長から答弁させていただいておりますが、決めかたは最終的には臨時の決定庁議で決定をさせていただいておりますが、その過程ではちょうど新年度の予算編成の時期と重なっておりましたので、副町長との予算の調整のなかで、事業を選択し、さらには総合計画の実施計画の事業も取り入れながら決定して取り組みをしたということです。基本的には予算編成事務については、課内で十分協議をされておりますので、議員がおっしゃるように町職員全員で取り組んだというふうに認識をしているところです。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 課内ということは、全町的に私がさきほど言いましたように、全職員ということになるという理解でよろしいですか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 私もそのように考えております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 臨時交付金の実施事業が、新聞に報道がされたのは、かなり後半になってからだと思いますが、こういう事業をやるということについて、一部の町民にこういうことやるとか、そういうことを事前に新聞報道も何もないなかで、先に公表しているということはあるのでしょうか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) さきほど申し上げましたように、庁議で最終的に決定をしておりますので、当然、その中身については職員全員が承知しておりますけれども、あえてわざわざ町民にひとつひとつ説明したという経緯はございません。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 日程的にかなり窮屈ななかで、総務省に提出をしたということでご苦労をされていることは重々わかるんですが、うちの町というのは、まさに協働のまちづくりで、情報をまさに徹底して町民にお知らせするというところに力を入れているというふうに私は常日頃から思っております。特に、昨年度から見てみると高校の補助金を100万円上げますとか、そういうことがかなり前から新聞報道をさせたりいろいろとしているというにもかかわらず、これだけ大きな事業を、2億2,000万円ですか、特別交付税のほかにも含めて、それだけの事業を組んだのにもかかわらず、まったくそういう面の周知もしないなかでやったということについて、私は問題だし、事前にある一部の事業はこういうことやるんだということが伝わってきている事業もあったというふうに私は理解をしているのですが、そういうのはどういうところから庁議にかかわった人から、職員から出てそういう伝わりかたをしていると理解してよろしいのか、このへんはいかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) まず1月19日に最終的に決定をしているわけですが、同日、内閣府に事前相談というものを提出しております。その中身は最終的に今回議決をしていただきました15本の中身ですが、そういう手順を踏んでおります。議員がおっしゃるような時間がなくて広く町民の皆様の意見をきくという場はとれなかったんですが、あくまでも総合計画の実施計画にのっかっている事業、そういったものを優先して、事業として取り組んでいますので、そういった意味では少なくとも総合計画審議会委員の皆さんのご意見を賜っておりますので、全員と言わないまでも、そういう手順は一定程度踏まれていると認識しております。
それとその事業の中身が一般の町民の方々に知られているということについてのご質問ですが、さきほど申し上げましたように、この事業この事業をやります、どうしますという話はあえて町から今回は、総合計画審議会の皆様には若干説明をさせていただきましたけれども、すべての町民の皆様には説明する機会はなくて、そういう形を取ってはおりませんので、そういう事業を知っておられる方については、どういうルートで知ったのかわかりませんが、そういうような形はとっておりません。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 私がお尋ねしたのは、15の全部の事業を言っているのではなくて、個別、具体的にこの事業は今度の交付金でやるよと、地域の担当者なりに周知を事前にしたということはあるのかどうかということをお尋ねしています。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) そういうことはございません。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) それでは、なぜそういう周知もしていない、総合計画審議会の部分には一部ということですが、盛られていない部分もあるということで出ているのかという疑問がわくわけですが、総務課長はどういうところから個別具体的にこういう事業をやるよということが出たんだなという理解をしますか。
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○議長(田中勝男) 休憩いたします。
(休憩中、質問要旨の確認)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。
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○議長(田中勝男) 答弁を求めます。総務課長。
○総務課長(荒木義春) その経緯というのは私も存じておりません。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) アイスアリーナの関係についてお尋ねしているのですが、まったくわからないということで理解してよろしいですか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) はい、まったくわかりません。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) (マイクスイッチが入っておらず、聞き取り不可)
○議長(田中勝男) 原議員、スイッチ入っていますか。
○1番(原 紀夫) まったくわからないというなかで、どういう伝わりかたをしているのかということを私は疑問に思っておりますが、これ以上お尋ねしても同じ答弁だと思いますので、機会がありましたら、改めてその真意を確かめていきたいと思います。以上で終わります。