平成21年第3回定例会(3月16日)
○議長(田中勝男) これより本日の会議を開きます。 (午前10時00分)
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○議長(田中勝男) 日程第1、諸般の報告を行います。事務局長。
(事務局長 朗読)
○議長(田中勝男) これで諸般の報告を終わります。
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○議長(田中勝男) 日程第2、議案第38号、平成20年度清水町一般会計補正予算(第13号)の設定について、議案第39号、平成20年度清水町簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)の設定について、以上、2件を一括議題とします。
本案について、提案理由の一括説明を求めます。副町長。
○副町長(安曇達雄) それでは、議案第38号、平成20年度清水町一般会計補正予算(第13号)の設定について、ご説明申し上げます。歳入歳出予算の補正につきましては、総額にそれぞれ14,437千円を追加しまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ7,595,388千円とするものです。
歳入予算の補正からご説明申し上げます。
7頁、18款1項1目財政調整基金繰入金につきましては、今回の補正予算における財源として、基金からの繰り入れを行うものです。
歳出の説明にまいります。
8頁、4款1項4目28節10番簡易水道事業特別会計繰出金につきましては、御影簡易水道事業の水源確保に伴いまして、個人の井戸涸れに対して補償費を支出するため、財源として繰入金を追加するものです。
7款1項1目19節35番清水町商工業振興事業補助金(地域活性化・生活応援商品券事業)でございますが、これにつきましては、町民の生活応援と町内の消費購買の喚起を図ることを目的として、額面15%割増しのプレミア付き商品券発行事業に対して、プレミア15%分の全額5,250千円と事業にかかる事務経費580千円、これについて追加するものです。
8款2項2目除雪対策費につきましては、降雪量の増、風雪による除雪車出動回数の増に伴いまして、町道除雪委託料に不足が生じる可能性がありますので、再度予算を追加するものでございます。
これは、過日の補正のなかでも申し上げましたように、そういった見込みにつきまして、十分な調査、計画のもとにという部分では、大変そういった部分について、欠けていたということでお詫び申し上げたいと思いますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。
続きまして、3頁、繰越明許費の追加でございますが、歳出で追加しました、地域活性化・生活応援商品券事業、これを今年度内に事業が完了しないことから、予算を21年度に繰越するため、補正を行うものです。
以上で、一般会計補正予算(第13号)の説明とさせていただきます。
続きまして、議案第39号、平成20年度清水町簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)の設定について、ご説明申し上げます。
補正の内容といたしましては、既定額に1,607千円を追加し、総額を160,369千円とするものです。
5頁をお開き願います。3款1項1目の一般会計繰入金でございますが、本補正予算の財源を一般会計繰入金で財源調整を行うものでございます。
6頁、歳出でございますが、2款2項1目22節10番の井戸涸れ補償金につきましては、御影簡易水道事業におきまして、浄水場に隣接いたします民有地の井戸涸れが生じまして、応急措置として暫定的に簡易水道の送水管より分水をしまして、飲用水供給の対応を行ってまいりましたけれども、給水区域外であることから、送水管からの供給を停止しまして、所有者において飲用水の確保をお願いするため、井戸涸れ補償を行うものでございまして、所有者の方との協議が整いましたので、追加をさせていただくものでございます。
以上で、簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)の説明とさせていただきます。
よろしくご審議のほどお願いいたします。
○議長(田中勝男) これより、一括して質疑を行います。
質疑ありませんか。
8番、加来良明議員。
○8番(加来良明) ただいまの御影簡易水道事業の井戸涸れ補償の件につきまして、質疑させていただきます。
補償ということですが、経緯と内容を詳しくご説明をいただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。都市施設課参事。
○都市施設課参事(佐藤正敏) 本件は21年1月26日に御影浄水場隣接地の方からお話がございまして、そのなかから息子さんが住宅を建設したいということで、送水管を利用して分岐したいという協議を受けまして、いろいろと協議してまいりました。それで中身をいろいろと確認したところ、当時のことをお話されまして、浄水場の増量時において分水されたということが、その息子さんからお父さんを通じてお話がございました。
それで、内容としては、昭和49年に給水量の増加の変更申請を行った際に、地権者とお金の賃貸契約を結んで、井戸の新設の給水量の確保を行ったんですが、その後なんらかのいろいろな原因がございまして、井戸涸れが生じまして、そのことで枯渇したことで、応急的にその方に送水管を通して暫定的に飲料水を提供したという経過がございます。
それで、今回、給水区域外なものですから、それについては給水することは好ましくないということで、お話をしまして、今回、給水停止をすることにしまして、それによって井戸涸れによる補償を考えたところでございます。
○議長(田中勝男) 加来良明議員。
○8番(加来良明) よくわからないんですが、昭和49年に井戸涸れが発生したんですか。それとも平成21年の時点で井戸涸れがあったのか。その原因とか、その後にどういう協議で、井戸涸れした地権者の人とどういう話し合いをして、今まで直接つないで無償で、結局は水を使っていたということなんでしょうね。その経緯と地権者の方との話し合いの経緯、それから井戸涸れになった原因、根拠がその当時に調べてそのように対応したのか、そこらへんについて詳しく説明願います。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) 私から説明いたします。さきほど申し上げましたように、今年の1月に地権者の息子さんが来られて、住宅を新築するということで、今回の井戸涸れの関係が発覚しました。私たちは前の書類をいろいろと調べた結果、昭和49年に御影市街地の給水量増加のために、浅井戸を新設し増量を図っております。このときに、その後、隣接地にある民家の井戸が、因果関係はちょっとわかりませんが、対応したということは町が井戸涸れの原因という形のなかで判断したと思われます。
それで、井戸涸れですので、早急にそこを掘ってもまた水が水脈が変わっているので、とりあえず応急措置としてそこの水道水を分水して飲用水の供給を図ったということでございます。
本来であれば、地下水の水脈が安定した時期、かなり年数はかかるんでしょうが、その時点で井戸の補償という形をとるべきだったんですが、ちょっと年数がかかりすぎて、今回まできてしまったという経緯がございます。今回、地権者の方といろいろとこの場所が給水区域外なものですから、今後の影響が絡んでくるということで、地権者とお話し合いをさせていただきまして、井戸を補償するという形で、水道水の給水を停止したい旨お話をさせていただきました。そのなかで、ご了解をいただきましたので、今回、井戸水の補償ということで補正をさせていただくという経緯でございます。
○議長(田中勝男) 加来良明議員。
○8番(加来良明) 経緯はわかりました。当時、井戸涸れが生じた時点で、地権者の方とどのような話をして、今まで、49年からですから、相当年数30年間、無償で水を使っていたということですが、水の漏水だとか、決算時期に出される有収水率とか、それが結局は正確な数字でなかったということですね。そこで無償で使っている。そういうことを町政として、町民に正しい数字を伝えてこなかったということは、町政として責任があるのではないのか。なぜ、そのときにきちんと対応しなかったのか、これまで延びてしまったのか。そこの説明がちょっとわからないんですが、そこらへんの経緯や資料が残っていないのか。地権者の方と契約というものをきちんと交わしてこなかったのか。なぜ、行政がそのような対応をしてきたのか。まじめに払っている人が馬鹿をみるようなことでは、公平な行政にはならないのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 副町長。
○副町長(安曇達雄) お話をいただいたとおりでございます。このことにつきましては、今、ご説明を申し上げましたように、昭和49年当時にさかのぼります。当時、井戸の水涸れが起きたと、その所有者の聞き取りやその後の調査でそういった方向がわかったわけですが、そういうことで水涸れが生じたということで、水は生活の基盤ですから、当時、緊急的に分岐して水を供給したという過程であると思われます。思われますというのは、大変恐縮ですが、当時の記録について綿密に調査しましたが、記録そのものが30年経過しておりますので、非常に古いということで、経過が残っておりません。
そういったことで、その間の経過についても十分におさえることができないのですが、いずれにしても不正常な形は1日でも早く解決しなければならないということで、地権者の方と協議をさせていただきまして、水を確保するということが前提でございますので、今回の措置を取らさせていただいたということでございます。
経過のなかで、その間、水の水道料等々も含めまして、ほかの方との均衡はどうなのかという部分につきまして、正確なお答えはできませんが、いずれにしても、当時は町の浅井戸の掘削により、井戸涸れが生じたということは間違いないだろうということですので、そのときに生活供給水を確保しなければならないというのが、大前提として町として取り運ばなければならなかったという部分はあろうかと思っております。そういった経過のなかで、十分な経過を掌握できませんけれども、想定しながらいろんな地権者とのお話をさせていただきながら、そういう経過であったということで、一日でも早く正常な形に戻したいということで今回こういう形でご提案させていただいたということでございます。以上です。
(加来議員より、行政の責任についてどう考えているのかと発言あり)
○議長(田中勝男) 副町長。
○副町長(安曇達雄) そのことについて十分に責任として、これはあるだろうと思っております。私どももそういったことを踏まえて、今後は当然そういったことはあってはなりませんので、十分に注意していきますけれども、これらの原因についてもそういった行政責任というものはあると思っております。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
5番、中島里司議員。
○5番(中島里司) 簡易水道の関係ですが、私の記憶違いもあろうかと思いますが、今の話の説明、私はちょっと全くみえないと感じがします。
1つ目に、浅井戸を掘った場所というのは、その当時、どこのことを言っているのか。補償ということのお金を出すということは今後もそういう状況になったら、町の責任で出すのかということになります。私は記憶が定かではないんですが、浅井戸を昭和46年に掘った場所というのかどこなのか、まずお聞きしたいと思います。
それと、この補償するということで話し合いされているようですが、聞き取ったという話ですが、どこまで聞き取ったのか把握できませんが、浅井戸を掘って、影響するような場所があったのかなというふうに私は思っております。それからいくと、今言ったことでそれの因果関係が見つかれば、もちろん町民の方ですから、してあげないとならないと思いますが、それは現状で、今後、町と補償した井戸について、どういうかかわりを持っていくのかということをお聞きしたいと思います。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。都市施設課参事。
○都市施設課参事(佐藤正敏) 浅井戸の場所なんですが、浄水場があって、川がありまして、その川をはさんで向こう側のほうで浅井戸を掘っているんですよ。その浅井戸が4メートル86センチですか、そういう形になってございます。それから、地権者と今後どうするかということですが、このことによって給水停止をして、今後一切このことについては触れないという話し合いになってございます。
○議長(田中勝男) 中島里司議員。
○5番(中島里司) さきほどから説明のなかに浄水場という言葉が出てきますが、それとあと送水管という言いかたしましたよね。これは御影簡易水道に浄水場はあるの、施設的に。浄水施設というのは、水を浄化する場所でしょう。私の記憶では御影は配水池という、水を配るためにコントロールする配水池と消毒槽、その程度しかなかったような記憶がするんだけれども、言葉的に浄水場とはあそこは言わないんじゃないの。それについてお答え願いたい。
○議長(田中勝男) 都市施設課参事。
○都市施設課参事(佐藤正敏) あそこは配水池がありまして、その前に深井戸からきまして滅菌してやりますが、総体的な施設について浄水場ということで私たちはおさえています。
○議長(田中勝男) 中島里司議員。
○5番(中島里司) 私、2回質問して、1つ目の話ですが、それは参事が思っていることじゃないの。施設名として浄水場として登録しているの、それ。ちょっとそれは調べてみる必要があるよ。
さっきの井戸の関係ですが、歴史が古くなると、私はまったく記憶ないんですが、書類見れば思い出す場合もあると思いますが、これらについても因果関係と今後の地域周辺の町民の方に大きな迷惑、大きな不安を与えないという処理方法をしっかり考えないといけない。答えは出されたようですから、私がとやかく言う必要はないんですが、話し合いされているようですから、ただ後々、地下のことについては、非常に不安定要素がたくさんあって先は読めないわけですから、それからいくと住民に不安を与えないような、そして町もいつまでもというのは厳しいと思いますので、そのへんしっかり話し合いをされて、約束事として残していただきたいなというふうに思います。それについて今一度お願いします。
○議長(田中勝男) 都市施設課参事。
○都市施設課参事(佐藤正敏) 地権者と、今後については、こういう部分でほかのほうにも影響を与える部分がありますので、しっかりと補償契約の部分、そのなかに盛り込んで、そのようなことがないように、今後そのなかで影響を及ぼさないようにもっていきたいと思います。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 3点にわたって質問をします。
1点目はおふたりからも質問が出ておりましたが、この御影簡易水道の関係で、基本的なことで若干お尋ねします。過日の議員協議会のなかでも一部説明があった折りに、給水計画の人口が1,700人に対して、現在20年3月が1,836人ということで、136人ぐらいが計画に対して人口増だという現状だと思うんですが、これに対して新たに、たぶん今年度から力を入れてやるんだと思うんですが、最終的には何億もの出費をして、水道が完成するんだろうと思うんですが、全体の当初の計画人口に対して、どのぐらいまで増えると給水ができないくらいの状況になるのかどうか、そのへんはおさえているのかどうか、まずお尋ねします。
中島議員から、前回の協議会でも畑総関係のほうから分けてもらう方法もあるのではないかというような方法もありましたが、そういうことは現段階ではこういう計画をすでに進めているわけですから、これはまったくそっちのほうにはいかないだろうと思うんですが、若干程度の余裕があって、現状、御影の町民が今より以上相当数増加するという予測があればいいんですが、私は家族数が少ないなかで、そんなに多くの人口増は望めないのではないかということになりますと、このへんはしっかり計画をされているのか若干疑問な点があるものですから、このへんについてお尋ねいたします。
2点目、商店街に活力を与えるという面から商品券を町が補助してやるということについては、誠に的を得ていると私は思います。他町村が昨日、新聞等にも出ていましたように、かなり20%とか25%だとかいうなかで、清水町だけがかなり低い数字で15%ですか、そういう新聞報道がされていましたけれども、そのへんについて、まだまだ消費者の意欲をかきたてるような面から、清水町の個店が今まで以上に潤うような方策となれば、やはりこの程度ではなくて、まだまだ購買意欲をかきたてるような方策を組んだほうがかえって私はよいのではないかという気がするんです。今回の商工会の振興費の5,830千円ですか、これについても前回と同じように大型店ではなくて清水町の個店のみに使用ができるという考えなのかどうか、このへんについてお尋ねします。
それから除雪費の関係でお伺いしますが、議会があるたびに増額をされていますが、10,000千円増額し、なおかつ過日2・3日前に5,000千円増額し、また今回7,000千円ということで、相当数増額しているのですが、これはまったくだんとつで今までの降雪量からみると、想像もしないような降雪量であったのか、また、除雪に対して、今までの除雪と違って、相当難儀な除雪で費用がこれだけかかったのか。前回お尋ねしたときには、10,000千円増額したときには、あの段階で4,000千円でしたか、あるということで、今年は私は十分にのりきれるという気がしておりましたし、逆に奥秋議員から余ったときにはどうするんだという話も出ていたぐらいですから、相当慎重に考えてやれているんだなという気がしましたが、そのへんはどうなっているのか、明快にお答え願います。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。都市施設課参事。
○都市施設課参事(佐藤正敏) 簡易水道の給水の人口の関係ですが、平成5年認可のときに1,700人となっていまして、現在は1,836人ということで、136人ほど増えていますが、これについては今後、今年なんですが、交付金事業で今回補正していただいたんですけれども、基本調査をしたなかで、どういう推移になっていくかということを今後も十分に検討しながら、その水量については考えていきたいと思っています。
それと畑総については、協議会の絡みがありまして、芽室町の部分も一部かかわりがありますので、その部分について難しい部分がありますので、今後は協議会のなかで、その部分についてはお話をしたいと思っていますけれども、かなり難しいかなとおさえています。水の量については、あくまでも農業の関係については、農業用水なものですから、それについて簡易水道を適用していくとなれば、かなりの問題もありまして、水の量がいくらあるのか、受益面積がどのくらいあるのか、水の管の空き容量がどのくらいあるのかという部分で、十分に把握していかなければその部分については入っていけないと思いますので、それについては開発にお願いして、なんとか調査する形で今後どういうふうにしていくかということを開発にお願いしようと思っております。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(阿部一男) 2点目の商工関係の予算の質問につきまして、私からお答えします。もう少しプレミア率を上げてというお話でしたけれども、全体でうちの予算が5,830千円ということで、本町の財政状況も考慮したなかで、こうしたプレミア率も考えたところです。
通年、清水町のうきうき商品券は10%のプレミア率でずっとここ何年もこういう商品券を発行しております。新年度につきましても、2,500万円の発行予定ということもあります。それのバランスのなかで、2倍にするのもという状況があり、さきほどの財政状況と含めまして、15%で十分に消費の町内喚起というのができるのではないかということで、15%のなかで決定させていただいた経過がございます。
さらに2点目のご質問で、個店のみにしか使用できないのかということでしたが、今回の部分につきましては、生活応援ということもあり、食品関係にも相当利用されるということもありますので、商工会加盟の全店に適用すると、ただ辞退されたところは適用されませんけれども、100店以上の参加がある予定で、今、進めているところです。以上です。
○議長(田中勝男) 次に都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) 私から除雪についてお話をさせていただきます。まずは予算見込みで甘かったという形のなかで、お詫び申し上げますが、2月6日付で補正をさせていただいたんですが、その後、例年になくここ3年間は異常なくらいの降雪があり、3月7日時点で降雪量が3メートル21センチとなっております。これは、16年度に降りました3メートル31センチに次ぐ量となり、十勝管内でも16年度以来というなかで、報道がされておりますけれども、清水町もそういう形のなかできております。これだけの量になりましたので、対処に苦慮していました。このままでは予算不足が生じてしまうということで、今回補正をさせていただくということでございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) さきほど私、水道の関係で、今、136名、現在の人口にあわせると、許容水量から出ている分があるんですけれども、どのぐらいまで、現行のなかで給水できるのかというお尋ねをしたんですが、その答弁はいただいておりませんので、そのへんもう一度お尋ねします。
○議長(田中勝男) 都市施設課参事。
○都市施設課参事(佐藤正敏) 今、1日ですね、660トンまかなう形になっています。今回、その分について人口を考えた場合に、880トン程度の水量が必要だということになります。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 今の施設のなかで、1,836人ですが、例えば2,500人ぐらいまでなら今の施設でも持つんだとか、そういうことでどのぐらい今の人口から増えたらもつんですかという、単純な聞き方をしているんですが。
○議長(田中勝男) 都市施設課参事。
○都市施設課参事(佐藤正敏) 今、話しましたように、660トンまで1日に対応する水がございますので、それ以上になりますと難しいということになりますので、なんとか1,836人ぎりぎり間に合っています。例えば、そのなかでプールに水を入れるだとか、公園の池に水を溜めるとかなれば、その部分は水が下がったりします。今の状況では、660トンのなかでなんとか間に合っている状況です。
(原議員から、この件についてもう質疑はできないのか議長に確認)
○議長(田中勝男) いや、カウントに入れませんので、的確な回答が出るまで続けてください。
○1番(原 紀夫) 現状ではおさえきれないということであれば、そういうお答えでけっこうですから、何百トンとか何千トンとか言われてもまったく雲をつかむようなものですから、今のなかで水量的にはかなり余裕があるんだとか、今言われた話からすると、プールだとかほかのほうで使うとちょっと減るんだということしか私は受けないものですから、そうなると今のなかでも1,000人ぐらいは増えてもまだまだもつ施設ではないのかと、こういう疑問があるからお尋ねしているんです。もしつかみきれていない、わからないのならそういうお答えでけっこうですから。
○議長(田中勝男) 都市施設課参事。
○都市施設課参事(佐藤正敏) 正確にはおさえきれていないものですから、お答えできませんので、すみません。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 正確におさえきれていないなかで、なぜこんな計画、これから何億もかかる施設をつくるということを計画したんですか。そういうことになりませんか。どうですか。
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○議長(田中勝男) 休憩いたします。 (午前10時38分)
(休憩中、答弁調整)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。 (午前10時42分)
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○議長(田中勝男) 都市施設課参事。
○都市施設課参事(佐藤正敏) ちょっと混乱して申し訳ございません。
1日最大で660トンですので、現在この状況でも満杯です。そのため今後、水が必要となってきますので、今回、計画してやるということになると思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) あえて、深い議論を私は挑んだわけではありませんので、単純な疑問として、これだけの余裕があって、もしこれをはみでると、供給ができなくなるということであれば、私は納得するわけですが、単純な疑問をほかのほうで、わけのわからないほうにふってくれたので、こういうふうになったと私は理解しております。言っていることはわかりますので、別の機会にまたお尋ねします。
次に、商工会の関係ですが、言われていることはわかりました。生活防衛ということであれば、これはやむなしという気がしますけれども、そのことで、本来、意図すべき個店のほうにあまりいかなくて、大型店にその分がまわってしまうということであれば、どうも町民としてはなかなか納得しがたい面が出てくる、商工会の個店含めて、そんな気がしたものですからお尋ねしましたが、現状はこれ以上お尋ねする気はありません。
除雪については、3メートル31センチという、非常に降雪量が多いなかで、大変扱いづらい雪で苦労をされているのは重々わかりましたので、理解したので終わります。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。
○議長(田中勝男) これより、一括して討論を行います。
討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
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○議長(田中勝男) これより、議案第38号、平成20年度清水町一般会計補正予算(第13号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第38号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) これより、議案第39号、平成20年度清水町簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第39号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) ここで休憩いたします。 (午前10時45分)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。 (午前10時55分)
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○議長(田中勝男) 一般質問に入る前に、あらかじめ申し上げます。
最初の質問は、通告の全項目について、一括して質問していただき、再質問がある場合は、一問一答質疑になりますので、よろしくお願いいたします。
また、質問、答弁にあっては、わかりやすく、簡潔に行われるよう特にお願いいたします。
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○議長(田中勝男) 日程第3、一般質問を行います。
順番に発言を許します。
7番、奥秋康子議員。
○7番(奥秋康子) 今回、住民総参加で夢のある未来思考型の町づくりを、ということで通告しておりますので、よろしくお願いいたします。
このたびの任期満了に伴いまして、町民の半数の支持を得て、3選をされました高薄町長にお祝いを申し上げます。私も任期の折り返し地点ではございますが、二元代表制の一人として、残された期間、しっかりと一翼を果たしていきたいと考えております。
普通は収入の範囲で生活をするのが常識ですが、長年、消費は美徳と、借金をしてまで消費し続けてきた非常識の怖さ、非常識の結果、町も破綻をするということを行政側も町民も学びました。危ういところで難は逃れましたが、実質公債比率により起債許可団体になっていることは事実であります。高薄町政8年間で、行財政改革を町民理解のもとに取り組んでまいりました。3期目はやっと実がなろうというそのときに、町民の約半数、ましてこれから清水町を担う30代、40代の中間層の方になぜ受け入れてもらえることができなかったのでしょうか。
21年度の執行方針を読みましたが、これを読んで感じることは、健全な財政で思いやりを大切にした活力のある町政を目指すとありますが、現時点がただあるのみで、未来の夢も希望も見つけることができません。これらを重ねて考えたときに、30~50代の気持ちにうなずけるものがあります。しかし、これは私の偏見といわれるかもしれません。町長ご自身はどのようにとらえているでしょうか、お伺いしたいと思います。
さて、町は本年度からの新たな、まちづくり計画に取り組むとありますが、計画策定委員は何人で、その役割など、どのように構成をされるのでしょうか。
また、町民の意識調査をして、町民の声を反映をしていくということですが、どれほど意識、また意思の疎通が図られるとお考えですか。まちづくり基本条例が施行されてもう2年になるから、協働のまちづくりが住民に浸透してしっかり認識をされているので、積極的にまちづくりに参加をしてくれるとお考えでしょうか。
十勝でも先駆けてつくった、まちづくり基本条例が目指している町民誰もが参加する協働のまちづくりという言葉だけが一人歩きをして、まだ町民のものになっていないということがないでしょうか。
世界的な景気の後退に現実的な企業倒産や解雇が日常化して、不可解な事件が起こり、いやな空気が漂いはじめております。
この現実のなかで、過去思考のまま、こんな時代だからしかたないと、時代に流されていくのか、時代は繰り返すといいますが、過去とはまた違った夢のある未来を見つけ出し、それに向かって挑戦してどう進んでいくのか、そのときどきの人々が決めることであると思います。
町民が未来の夢を描きながら、それを現実のものにしていくために、行政は住民とどのようにかかわっていくべきであるとお考えでしょうか。
町長は理想のまちづくりに必要なものは何であるとお考えですか。
町民総参加で、夢のある未来思考型のまちづくりを進めるべきではないでしょうか。町長の所信をお伺いして、1回目の質問を終わります。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。
○町長(高薄 渡) それでは、奥秋議員の質問にお答えしたいと思います。ただいま、ご質問のように、当町におきましては、ただならぬ借金の状況でございました。これも町民福祉という全体のなかで、それぞれ住民が生活に、文化・スポーツ含めて過ごしやすい、またさまざまな学習をしていくための施設等々含めたなかの結果、さらに農業基盤整備をすることによりまして、農業生産を向上させると、しいては農業者の所得向上を目指すという大きな事業展開をしてきたところであります。
しかしながら、時勢が変わりまして、さまざまな変化が生まれまして、そのなかでの自治体運営は厳しい状況でして、あわや破綻という状況を免れるためにも、最大の努力をして、健全体制を保つということできたわけです。その結果、国内の不況を含めて、極めて生活が厳しい状況に陥りました。そのなかでの私の今回の選挙があったわけですが、そういった積み重ねがさまざまな結果として、生まれたことではないかと思うわけですし、さらに加えて新聞報道では言われておりますが、決してそうではなくて、20代、30代、40代、50代含めてですね、懸命ななかでのそういった状況が生まれてきたということです。決して、希望のない夢のないまちづくりをしてきたわけではありませんし、今後もそういったなかで住民が未来と希望を持てるようなまちづくりをしていかなければならないと、しかし、これは私一人でできるものではありません。議会の皆さんもそうですし、住民の方々も、そして職務を託された職員の皆さんもそれに向かっていかなければならないだろうと思うわけです。
ご質問の23年度からの新たなまちづくり計画ですが、このまちづくり計画というのは地方自治法の第2条第4項に基づいて、市町村はそれを定めなければならないとなっております。あくまでも基本的な構想でございまして、この基本構想を議会で議決し、さらにその将来像を具現化するために基本計画実施計画と、10か年の構想に入りますが、基本計画実施計画については5年ごとという形になっているところです。
今般のこの計画につきましては、行政が一方的につくりあげるというものではなくて、やはり初期の段階から、住民の皆さんに参加をしていただくことが前提でございます。新たな計画ですので、町民への参加を求めていきたいということでございます。できれば全部がそれに加わってきたのが正しい形かと思います。それはなかなかできませんけれども、今、方法を考えており、あるいは町内会での議論の場、あるいは家族の場、あるいは家族での議論の場、青年含めてそれぞれの各階層別の議論の場、そういったものをどうつくりあげていくのかということを考えていきたいと思っております。時間は制約をされておりますので、財政面でかかるようなことになると、制限をせざるを得ない状況になります。できれば、自分達の町は自分達でつくるんだという、ボランティア精神で参加していただかなければ多くの人の声は反映ができないものではないかと思うところです。そういった基本的な考え方を持っていきたいと思っております。
加えて、庁舎のなかでは各課の議論を踏まえると同時にプロジェクトをつくりながら、集約をしながら、そういった策定委員会、町民による策定委員の皆さんとの議論を深めていくということが大切なことでして、まさに協働のまちづくり精神をそこに生かす場でもあると思います。それを越えて総合計画審議会にそれをあげながら議論を深めていただいて、策定委員会に戻すということで考えております。ただ、時間的制約がかなり会合の場合には出てきます。例えば、20代・30代・40代・50代、これは現役ですから、昼間の会合はなかなか持てないと、また夜の場合におきましても、農業地帯の酪農の場合は8時以降の会議となります。当然、その分、役場内であれば、冬であれば当然暖房をたかなければならないし、光熱費もかかってくるわけです。職員もそれに対する対応のそれだけの財政面も出てくるわけであります。いかにそれをやっていくかということが、非常に困難でありますけれども、できる範囲のなかで多くの人々が参画できる方法を考えなければならないだろうとこのように思っております。そういったなかで構成を、今、考えているところです。
次に、町民の意識調査ですが、これもいろいろ協議をしておりますが、全世帯に持っていくのか、あるいは抽出して年齢階層別に持っていくのか、このへんのことを今これから考えていきたいと思っております。質問のように総参加ということになりますと、1万人以上の総参加になるわけですが、そうはまいりません。そうすると、他自治体でも、いわゆる報道機関でも世論調査等々やりますが、18歳以上の方の意向調査をするとか、あるいはそのなかで抽出をしていくという形になると、町民総参加といえるかどうか、私はできれば、全世帯のなかで、そういうのが取れないものかということも考えていきたいし、外から見る清水町のまちづくり、こうしてもらいたい、故郷がこうなってもらいたいという、本町出身者、あるいは未来の子ども、小中学生がですね、こんな町になってもらいたいんだ、こんな意見、あるいは産業・企業としてどうまちづくりに求めているのかと、こういうことも意見徴収する場を設定していかなければならないのではないかと考えております。問題は現状の不満、これは必ずやあると思うわけです。その不満不足をとるだけならこれは10か年のとは言えないわけでして、例えば30代の方が40歳になったときにどんな町になるのかと、40代の方が50代になったときにどんな町にしていくのかと、清水町をどういうふうにしたいのかということを、意向調査をしていく、そういう問いをしていくんだと、要するに町民の皆さんの今考えている、さらに先のことで町民自身が学習をしながらお答えできるような、そういう環境をつくっていくことが、同じ調査でもそのほうが未来づくりにつながるものではないかと思います。まちづくり基本条例の第4条のなかに基本となる計画を立案する際には情報を提供しなければならないと、決定に至るまで、町民の参加の方法というものを明らかにしていかなければならない。それが町民参加となるわけではないかと思います。
理想のまちづくりでございます。今般、私が理想のまちづくりについて4年間ですが、基本姿勢を示しております。まちづくりはしっかりとした経済基盤がなければならないと、この経済基盤を支えているのは本町の農業といっても過言ではないんです。この農業をしっかりしていくことで、農業が活性化しないと町への商工業に大きな影響を与えます。還流社会づくり、これはしなければならない。これは農業・商業含めてなんですが、それと同時に流出している原因は何なのかということをしっかりとおさえていかないといけないし、商業者もそのことについての、しっかりとした議論を、個々に不満を述べていても、自分達の生活に大きく影響がくることになりますから、このへんは商工業の皆さんも考えていかなければならないことでありますし、例えば、農家の畜産にしても、それぞれにしても住宅にしても帯広から入ってくる、これをどう食い止めていくのかということはやはりコストの削減にしていかなければならないわけです。
そういったものは町民の皆さんに考えていただけなかったら、行政だけでこうやりなさい、ああやりなさいということにはならないわけです。ですから、自分のわが町の空や土地のもとでその人達が少々3万円5万円高くてもやむを得ないと、将来のメンテを考えたらこのほうがいいなという状況を考えていただかなければならない。そういうふうに環境をどうするかということが、まずそれが総合的なトータル的なまちづくりの支援策になっていくわけですから、私はそのためにも努力をしていくと、活力あるためにしていくということは、私だけでできるものではないと、やはり町民の皆さんが一心同体でやっていこうという気持ちでいくと、活力あるまちづくりを考えなければならないと思います。
第2点は、やはり子どもが少ない、高齢者が多い、虚弱な高齢者が出てきていると、介護するにも大変だと、そういう人達をどう救い上げるのかと、安全で安心な暮らしができるまちづくりを、これはどこの町でもしていかなければならないわけですが、やはりそういった方々に優しさのある町、我が身だけではなくて、他の人への思いやりをしっかりと持てる優しさのあるまちづくり、これは欠かせないと、それをしていくことが私の理想の2つ目であります。3つ目としましては、さきほど申し上げましたけれども、私たちは町民の皆様一人ひとりができないもの、あるいはサークルや団体でできないもの、企業だけでできないものを託されてやっているわけです。本来ならばそういうものは民間の手でいけるものはいける、それが望ましいわけですが、できないやつについては町で役場という組織のなかでやっているわけです。好んでやっているわけではないと、住民の皆さんができないから、そこで役場という組織のなかで、まちづくりをしていくものだということになるわけです。
そういうことから考えていきますと、やはり自分達の手でやっていこうと、できるものは自分達でやっていこうという意識を皆さんが持っていかなければできないわけでして、これはどういうことかというと、やはり人材育成にかかわってくることです。さまざまな企業もありますし、商店もありますけれども、そのなかで1年に一度くらいは、まちづくりとはどうなんだろうかという議論をしていただかなければならないわけでして、4年ごとの選挙のたびにそう思うのでは、さきほど申し上げましたように、10年という長いスパン、20代の人が30代になったときにどうしたいのかということが生まれてきません。
そういったことを考えると、住民一人ひとりが自ら磨いていく、そして創造していくという、そういうまちづくりをしていかなければならない、物事を直感的にとらえるのではなくて、客観的にみてどうなのか、中立公正という私はそれを訴えてきましたけれども、公平な立場で一方に偏った意見の聞き方や発言のしかたというのはやめていかなければならないと、あるいは人の揚げ足をとったり、言葉尻をとらえてやっていくという、こういう町ではバックのまちづくりになってしまうので、やはり前進前進、そして前進という気持ちで、皆が前に向かっていくというのが未来思考のまちづくりにつながっていくと思うわけです。
こういった3点、活力のあるまちづくり、優しさのあるまちづくり、そして未来を創造していくまちづくり、これを私は理念として常に持っているところです。あくまでも、住民の目線と同じくした生活に密着したもの、身体、生命、財産を守らなければならないという町でありますので、それはもう一番の基本ですが、そういったことをしながら、まちづくりをしていこうと思っております。
今、町民の皆さん、ここにいる皆さんもそうですが、決して豊かな生活ということではないと思います。苦しい時代にいるわけですが、今、生きている我々が何かをしなければ未来のある子ども達に伝えていくことができないわけですから、今、現存する我々がいかに何をするのかということを議論できるまちづくりをしていくということが未来思考型のご質問の内容のお話なるのではないかと思います。
以上、申し上げまして、ご質問にお答えしたいと思います。
○議長(田中勝男) 奥秋康子議員。
○7番(奥秋康子) ご答弁ありがとうございました。
非常に前向きなご答弁をいただいたところですが、もう少し具体的に質問をしてまいりたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。
この23年度からのまちづくりなんですが、この計画委員というのは、幅広い層から公募だとかということなんですが、この公募委員だけで今回は委員を選考されようとしているのか、再度お尋ねします。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 現時点では、公募委員ということで、全員そういう考えかたでおります。
○議長(田中勝男) 奥秋康子議員。
○7番(奥秋康子) この公募委員を選考して、役割というのはやはりこの人達には審議委員になっていただいて、今、広く聞いていきたいということなんですが、そうなると、この公募した委員のなかで、特定された委員のなかで、町民の代表として意見を聞いていこうとする考えであれば、じゃあ今までの形とは変わらないのではないのかと、この人達のお話だけ、意見を聞いていっても、やはり幅広い意見というものはなかなか拾い上げづらいと私は思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) そうですね、確かに人数を制限するとそれだけの委員さんになってしまいますよね。したがって、幅広い意見がそこで議論ができるのかというと、私はすべてができるとは思わない。そこで、さきほど申し上げましたように、例えば町内会でそういう場を持っていただくとか、あるいは農村地域であれば振興会とか、そういうなかで議論をしていただくとか、そういうなかで取り上げていく方法しかないのかなと、子どもたちは子どもたちのですね、仮称ですが、子ども未来会議というものを設置しまして、やっていくことが必要ですが、それは1年生から幼児からそうなるのかといったら、そうはいかないと思いますね。ある一定のそういうものに学習したなかでないと、子どもたちも意見は出せないと思います。ですから、全町民総参加という言葉はいつもどこでも出るところですが、それはなかなかできかねると、したがって、そういうまちづくりに関心の強い、出られる条件の方が、時間帯によっても変わると思うんですね。そういう時間設定も加えたなかで公募をしていかないと、単なる昼間の会議ですよ、夜の会議ですよだけでは公募してもなかなか参画できないのではないかと思います。
また、今はインターネットを活用されているところがたくさんありますから、そういうなかでも配置をしていくと、意見をもらうということを考えなければならないだろうと、今、考えてるのは、どうしても福祉というのが一番最初に出てくる問題でありまして、福祉と教育の本題をどうしていくか、それから活力あるまちづくりの産業と都市計画、それから環境問題をどうするか、今、まわりにある地域社会、コミュニティですね、町内会を含めて、コミュニティづくりをどうするのか、こういうことの過程がございますが、そういうことを担当に指示しているところです。まだまだ議論が熟しておりませんから、私も新町長としてなったばかりですから、継続はありますけれども、新たな視点で出発していかないといけないと思っております。
○議長(田中勝男) 奥秋康子議員。
○7番(奥秋康子) そうですね、なかなか公募をするといっても、自分にかかわらないものだと、行政がやってくれるものだと、今までの住民の感覚として、そういう考え方がけっこう強いところがあると思うんです。自分の関心のあるものしか見ない・聞かないという人達もいるでしょう。その人達に公募するといっても、私は集まってくれるのが本当に難しいのではないかと思うんです。やはり、何かその人達を公募するにあたって何か基準というものを設けようとしていらっしゃるのかどうか、そのようなことはないですか。今までは一方的に町側から団体の長とかという人に当て職のような感じでずっときたと思うんですが、そういうのはもう省いて一般の人から、学歴もそういうものも関係なく、男女かかわりなく、公募していこうとしていらっしゃるのか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) さきほどもちょっと申し上げましたけれど、現段階では、団体長とかそういう方ではなくて、あくまでも携わらない人も含めたなかでいかなきゃならないと、総合計画審議会というのは、別にございますので、そこは諮問答申するところですが、それにはそういう人達も加わっている場面もございますので、それを除いたなかでいきたいと思うんですが、然らばどのぐらいの人数でやるのかと考えなければならないので、幅広い層がどういうふうに、意見がそこに出されるのかどうか、議論ができる場になるのかどうかを考えていかなければならないと思います。
○議長(田中勝男) 奥秋康子議員。
○7番(奥秋康子) なかなかまちづくり計画というものは、公募しても難しいのかなというふうにも思いますが、私、インターネットで見つけたんですが、清水町の参考になるのかどうか、ちょっと読んでみますが、これは愛知県の人口が4万人ほどのG町としましょう、この町は地域再生計画ということで、非常に歴史の長い町で、外国人だとか転入者が増加をしておりまして、なかなか町内会やその他のコミュニティに属さない方がいたということで、住民の意見だとか、集約、地域活動の実施スタイルとして、行政区が役割をまかないきれない状況になってきたというのがありました。平成14年度から住民の声を夢として、まちづくりに反映させようと、対話の調整というのを掲げまして、町民の声を広く聞き、対話を行い、住民の協働をしっかり推進をしてきたということでございます。夢の主役は誰なのかを問う必要があるということから、対話と交流というものを合言葉に、住民の夢を町の夢として現実にしていくまちづくりを進めるものだとして、要するになかなか公募しても集まらないということで、まちづくりの実行委員のなっている方が、あるNPOのような若いお母さん方にそれを託しまして、その人達が町民に広く、あなたの理想とする町はどうなんですかとアンケートしてもなかなか向こうから答えが返ってこない。それなら出かけようということで、こちらから企業に行ったり、町内会長さんのところに行ったり、これは小学生の子どものクラス、3クラスにも将来なりたい職業と自分が暮らす理想の町のイメージなどを書いてもらって、それをマップにして拾い上げて、全部公表して、それからワークショップをときどき開催して、それをまた住民にしっかりと公表して、住民総参加で理想のまちづくりを進めているんですね。これは清水町もこういうような本当に時間はかかると思いますが、町民がそれによって自分も参加することで、私にもできることがあるんだという意識が出てくる、まちづくりに対して、ですからそういう考え方というのを、今までのように行政側がすべてアンケートをつくるのではなくて、NPOのお母さん達と行政側と一緒になって、つくっていくという方法なんですね。こういうのが参考になるのかなと思いますが、町長、こういう方法というのは考えられないでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) そこの町の内容を詳しく、紙面で出ているのは本当に一部だと思いますが、紙面というかインターネットですね、そこに住んでいる人達の今までの歴史的な背景もあるでしょうし、愛知県といえば、トヨタなど企業の多い、外国人が相当いると思いますね。そういうなかでの地域再生しているのではないかと思いまして、それが10か年の計画ではないと私は踏んでいるんですが、ですから地域再生をどうするかということで、コミュニティを大切にする会があるので、おそらくそういうなかでのまちづくりをどうするのかということで、お考えになったところだと思うんですが、仮にそれをうちの町に当てはめた場合にどうなのかということになりますが、ひとつのNPOという団体組織ですよね。そこが中心となって、行政と一緒になってやっていると、今、お伺いしたなかでは、そう感じるんですが、それではNPOに所属している人達が積極的に参加をしていて、調査を受け入れたところは、普通の一般のアンケートとか、意見をとりまとめるところにしかすぎないと、できればそれも必要だと思いますが、方法論はいろいろあろうかと思いますが、熟慮しながらどのような方法がよいのか、さきほどもお話しましたけれども、町内会ごとにそういうもので、意見を聞いて、それを集約してどうするかというのも考えられるでしょうし、今回の各過程ですけれども、まちづくり策定委員会は、いわゆるテーマだけ、行政目標テーマはある程度明示をしなければならない。例えば、3つなら3つのテーマをあげて、これについてどう思うのかということをやっていかないといけないと思うのですが、意見の議論する場を多くつくるのか、そういう組織の基をつくりあげて、出向いて意見を徴収するのか、そのほうがよいのかどうか、そのようなことをもう少し、今のご意見を頂戴しながら、進めさせていただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 奥秋康子議員。
○7番(奥秋康子) NPOだけでやっているわけではなくて、その後ろにはもちろん行政がかかわっておりますけれども、やはりかなりのこれだけの資料を取れたわけですから、こまかに事業報告なんかもしっかりしております。これなんかを見てみましたときには、本当にまちづくりとはなんだろうという原点から掘り下げて考えていく、すべての人達が、うちの町も今回の高薄町政が一生懸命行政改革に取り組んでこられたけれども、なかなか若い人達に評価をしてもらえなかったという部分、やはり町の若い人達が行政に参加しづらいというのもあると思うんですよね。参加をしたいんだけれども、どうやってしたらいいのかわからないとか、そういうムードがありますし、行政側は敷居が高いという感覚もいまだかつてまだあると聞いております。行政がすべてやるのではなくて、後支えするのは行政かもしれませんが、今後、審議委員のなれる方というか、実行委員になれる方達が表で行動して歩いて、その人たちだけの意見ではなくて、しっかりと町民に出向いて意見を聴くということも、これからのまちづくりとしては大切だと、くどくなりましたが、そう思います。協働のまちづくりという、十勝でも先駆けて条例をつくってきたわけですが、本当に理念とか、町民参加の制度だけ並べるのではなくて、本当にこれがどうなるのかということを実施状況を公表するべきだと思うんですね。そして、町民参加の制度というものを、これから推進して運用をしていくというのも大事だと思います。それでこそ、本当の協働のまちづくりだと言えると思うんです。行政だけで、全部責任をもってやるということはならないと思いますので、町長、もう一度お願いします。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 奥秋議員の思いは十分に伝わっております。私は仮称ですけれども、まちづくり策定会議と申しましょうか、それは住民の手のなかで行くということですから、決して行政が押し付けるのではなくて、大目標は清水町の新たなるまちづくりをどうしていくかということですから、それに向けてどういうテーマを、小・中テーマをもっていくのか、最後の仕上げの実施はどうするのかというところまで踏み込んでいかなければならないと思います。そういう面で、手法ですね、どのようにすれば多くの意見がもらえるのかどうか、議論ができる場になるのかどうか、そのへんを十分に検討させていただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 奥秋康子議員。
○7番(奥秋康子) テーマもそうでしょうが、テーマというのは行政側からではなくて住民からこれは変だなというところから、テーマというものは見つかると思うんです。行政のサイドから見たものでは、テーマというのは見つからないと思うんです。テーマを見つけることから、まちづくりというものは始まると思いますので、それらも含めて、これからのまちづくりというのを考えていただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 当然、テーマづくりは住民の皆さんからというふうになると思いますが、よきまちづくりとはなんぞや、から入っていくと思うんですが、さきほど申し上げましたように、福祉や教育、産業、産業には農業や商工業も入ると、そういうものはバランスよく考えて議論をしてもらわないといけませんね。そのなかでさらに輝きのある、活力のあるまちづくりはどうしていくのかということも出てくると思います。さまざまなご意見が出てくると思いますので、その会議のなかで、そういう方向付けをいろんな意見を集約したなかで、テーマづくりも当然出てくるのではないかと思います。
○7番(奥秋康子) 終わります。
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○議長(田中勝男) 次に、4番、口田邦男議員。
○4番(口田邦男) 4番、口田邦男でございます。3件について質問をさせていただきます。
まず、1点目ですが、財政の実態と今後の見通しということでお伺いします。町長、3期目のスタートでございますが、数々の公約をなされております。過去、8年で110億円以上の債務を返済し、まもなく借金地獄から脱することができると言われておりますが、これも町民の我慢と努力のおかげではないかと思います。
そこで、今後、何をするにしても、財政の後ろだてが必要だということは言うまでもありません。このようななか、本町の財政の実態を明らかにし、夢と希望の持てる町政運営を願うものでございます。以上の点から次の2点についてお伺いします。
まず、1点目、現時点での財政状況の分析と今後の見通しについてお伺いします。
2点目、今後の行財政改革をどう進めていこうとしているかということでございます。
以上が第1項目の質問です。
次に、2項目目、バイオエタノール工場と町のかかわりということでお伺いします。バイオエタノール工場もいよいよ本格操業に入るようですが、これを活用した町の取り組みもまったく見えてこないのが現実です。本町の経済活性化戦略会議というものがございますが、この会議自体がどういうふうに推移しているのか、また、何かアイディアがあるのか、何かを実践しようとしているのか、ひとつお伺いしたいと思います。
また、工場そのものも実証プラントということでして、5年間は国の施策により確約がされていると聞いておりますが、それ以降については未知数であるということでございます。そうしたなか、原料となるビート耕作面積も年々減少をいたしまして、また本年度は大幅な減少となるようでございます。このままの流れでいくと、今後、ビート工場の存続、またはバイオエタノール工場の将来にも大きく影響するように思われます。そこで、町としましても将来に向かっての分析と施策、運動が必要と思われますが、どのように考えておられるのかお伺いします。
3点目、教育委員会に質問ですが、新学習指導要領の取組みについてお伺いします。このたび、北海道教育実践表彰を受賞され、また、教育の四季を宣言し、本町の教育行政は高く評価がされております。
このたびの法改正によりまして、新学習指導要領により、今後、教育指導がなされるようですが、今回、突如として教育委員長の辞職、教育委員の増員等が提案されますが、こんなような話を聞くときに、教育行政が大事なときに、教育委員会の取り組みについて心配の念を覚えるわけです。そんな事態も踏まえまして、3点についてお伺いします。
1点目、新旧の違いについてご説明をお願いしたいと思います。
2点目、教育委員会としての対応は万全か。
3点目、教育現場としてはどうなのか、以上についてお伺いします。
よろしくお願いします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) それでは、口田議員の質問にお答えしたいと思います。現時点での財政状況と今後の見通しということですが、ご案内のように、平成13年度末に町長に就任したときに、一般会計の町債残高というのは133億7,800万円余の借金が残っておりました。特別会計を含めますと、275億を超えるわけです。そのなかで、国営土地改良償還事業だとか、債務負担行為残高が98億ありまして、それだけの公共下水道だとか、集落排水、簡易水道、上水道を除いて、231億まであったわけであります。この間、新規の町債発行額を極力抑えまして、さらに繰上げ償還を進めることになりまして、平成21年度末の一般会計の地方債残高は113億3,000万円から74億8,200万円に圧縮していく予定になっております。債務負担行為という残高についても、国営土地改良事業の償還金の借換えなどによりまして、平成22年度以降の債務負担行為額残高は40億円弱にまでなりまして、合わせて115億2,742万円となるわけです。将来に向けた債務につきましては、この間、かなりの改善を図ってまいりましたけれども、平成21年度予算をご覧になってみても、依然として公債費の償還額が毎年12億を超えるという状況になるわけでございます。繰入金からその分を充当しまして、この予算編成をしていくことになるわけですが、今回、健全化プランをやっていくことで、計画より4億5,000万円を多く推移してきているんですが、21年度の基金残高として、けれども毎年の決算における剰余金等々とも1億円等々を見込んでおりまして、平成24年度の決算までは厳しいというのは厳しいですが、取り崩しながらの財政運営をしていける状況になるわけです。また、平成24年度には現在事業を進めております、美蔓地区の国営土地改良事業の償還が開始されるということになりまして、元金2億円のうち、8,000万円を町債による借換債を行って、1億2,000万円を一括返済していこうと、基金を将来のそういうなかから将来負担を少なくしていこうと考えているところです。
したがいまして、今後の行財政改革につきましても、変わらず今の状況の財政健全化プランに沿うなかで、さらに見直しをするべきところは見直しながら、さらに加えるべきところは加えながら基金を活用しながら、粛々と事業を遂行していこうという考え方に立っております。この行財政改革を今進めておりますけれども、さらに効率的な行政運営をどういうふうにつくりあげるのかということも、十分に検討をしてまいりたいと思っているところであります。
次に、バイオエタノールの関係でございます。議員ご案内のように、今、95%の進捗状況になっておりまして、4月からの稼動に向けて順調に進んでいると聞いております。今後の工場運営については、今まで部門別に補助を受けながら運営をしているというふうになりますが、燃料製造事業部門につきましては、補助率100%で年間6億円から10億円の補助を受けて運営をしていくと、ほかの部門と合わせても全体で黒字経営になるということは5年間そういう試算になっております。しかし、5年後の補助については決定がされておりません。今後、農水省とJAグループの北農中央会が中心となりまして、これらが協議会をつくっておりますので、本町も加盟をしております。このなかで、それ以降の補助が受けられるように国に対して交渉をしておりますし、さらに強く考えたいと思うわけです。今、ビートにつきましては、反別も少なく、余剰ということがございまして、少なくなってきておりますけれども、交付金対象であれば、年によっては変わりますけれども、トン当たり16,000円か17,000円になりますけれども、交付金対象外となりますと、4,000円強弱となります。これも売れればそれだけ所得に入ってくるんですが、売れなければ、砂糖としてならなければ、お金が入ってこないと、しかしそのジュースがコンスタントに4,000円であっても、コンスタントにエタノールに使われていくことによりまして、確実に生産者側にそれらが還元されてくるというふうに聞いております。そういうことから考えまして、本町だけのことを考えると心配ですが、全道的な面で不耕作地だとか、そういうところにそういうものを生産しまして、そういうやつを持っていくという考え方でいるようです。ゆくゆくは農地を荒らさないで、いつでも新たな作物に転換できるようにということのようでございます。
将来については、こういった点と国際情勢も踏まえていかなければならないということも言われております。この清水の工場の有利点は清水の砂糖工場から直轄でジュースがエタノール工場に入るというこれが非常にコスト低減になります。ほかからタンクに入ったやつをまた輸送かけて持ってこなければならないとなりますので、この2つの工場が融合することで、効率的な工場運営がなされますので、当然、工場は最後にはガスが出ますので、すべての燃料が運営されていくというコストはかかってはいかないということでございます。
将来的には、需給率の低い食料からエタノール生産ではなくて、わらや木質系セルロース系のこれらが生産されてそれに加わっていくのではないかと考えております。十勝圏としましても、これは私が申し上げたんですが、それぞれの町村でエネルギーの物事を考えるのではなくて、19市町村が1つになって、十勝全部でエネルギーの特区をとってはいかがですかと、こういうことを発言したわけです。その結果、本年1月23日、十勝支庁の支庁長のそういう熱意で十勝エネルギー特区推進協議会というのを設置しました。本当にこういうことが清水町から発して、それが十勝全体の協議会になったということで、非常にうれしい限りでございますし、そういうなかから次のバイオエタノールの生産体制が強化なものになっていくだろうと、さきほどのセルロース系を含めて、十勝全体でそういうものになっていけば、3%から10%になり、さらに地産地消ということで、十勝は十勝でそうやっていく、あるいは道東方面に持っていけるという形で、それに結びつくような運動もしていきたいと考えているわけでございます。
昨年から農林水産省に出向いた折りには、バイオエタノール工場だけではなくて、それにかかわる研究施設をなんとかできないだろうかということで申し上げておきました。当然、北海道バイオエタノール株式会社、そこにもつなげて中央会にもつないでいたところ、一昨年12月にそのような会合を持たれてやったんですが、それに手をあげるところがなかなかないと、研究機関ですから、建物の補助をあっても、人材面で研究者に対する人件費を持たなければならないということになりますと、2分の1を持たなければならないとなりますと、相当な金額ですから、JAグループとしましても、これは困難性があると、どこかの研究機関に付属してやれればいいなということで言われておりましたが、できればここに工場があるのでそのなかに付属してつくられるのが望ましいと、いろんなことを想定しながら中央に働きかけをしていこうと思っております。
以上でございますので、よろしくお願いします。
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○議長(田中勝男) ここで教育委員会の答弁がございますけれども、ここで休憩いたします。教育委員会の答弁は午後からにしたいと思います。 (午前11時58分)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。 (午後1時00分)
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。
答弁を求めます。教育委員長。
○教育委員長(三澤吏佐子) それでは口田議員の質問にお答えいたします。
議員のご質問のように、学習指導要領が改定されます。今次の改定には3つの基本方針があります。1つは教育基本法改正等で明確になった教育理念を踏まえて生きる力を育成すること、2つには知識・技能の習得と、思考力・判断力・表現力などの育成のバランスを重視すること、3つには道徳教育や体育などの充実により、豊かな心や健やかな体を育成することの3点です。
なお、この新しい学習指導要領の実施に伴う移行期間があります。小学校は平成21年、平成22年の2年間、中学校は平成21年から平成23年までの3年間です。完全実施は小学校は平成23年から、中学校は平成24年からです。
1点目の質問にお答えします。新旧の違いがございますが、大きくは2つでございます。1つは授業時数等の教育課程の基本的な枠組みです。
小学校では国語、社会、算数、理科、体育の授業数が増加し、週当たりの授業時数が低学年は移行期に週に1コマ、完全実施で週2コマ増え、中高学年では週1コマ分増えます。総合的な学習は週1コマ程度減少いたします。高学年では、外国語活動が週1コマ新設されます。
中学校では、総授業数は各学年とも週1コマ増となります。選択教科や総合的な時間が縮減されます。2つ目は教科内容の改善です。その内容は6つございます。言語活動の充実、理科教育の充実、伝統や文化に関する教育の充実、道徳教育の充実、体験活動の充実、小学校段階における外国語活動です。
2つ目の質問、教育委員会としての取り組みですが、大きく3点の対応を進めてまいります。1つは法改正に基づく学習指導要領の改定であることを踏まえまして、各学校において適切な教育課程が編成されるように働きかけてまいります。2つには、特に移行期間では学習指導要領改定の主旨を踏まえた学校経営のありかた、先行実施する教科など、学校の判断で新学習指導要領の内容を指導する教科等の指導計画の整備などについて、各学校が学校経営や教育課程編成の視点から確認をしてまいります。3つには計画的な説明会や研修会の実施、必要となる教材教具の整備、地域保護者への説明と周知、広報活動も進めてまいります。
3点目のご質問、各学校での対応ですが、各学校では次年度以降の教育課程の編成実施に向けて、積極的に準備を進めております。具体的に申し上げます。新学習指導要領の主旨の理解や総則の読み込み、教育活動全体の見直し、授業増に伴う日課表の見直しや移行期間における教科指導の吟味、教科などの先行実施などの検討、小学校高学年における外国語活動への対応、文科省などから資料を保護者へ配布するなど、学校内外の研修を積極的に展開しております。
以上でございます。
○議長(田中勝男) 口田邦男議員。
○4番(口田邦男) それでは、再質問に入る前に、さきほど教育委員会の質問に対してまして、教育長を教育委員長と申し上げました。教育長が正しいので訂正いたします。
それでは再質問に入ります。
さきほど、財政の実態と今後の見通しの内容で、町長から答弁がございましたけれども、1つ私の聞きたいことが答弁に入っておりませんので、よろしくお願いしたいと思います。それは2項目目でした。
1つ目続けます。借金地獄から脱する、そういう文言がいろいろと聞かれるわけですが、どういう時点に達した場合に借金地獄から脱するというふうに解釈してよろしいのかということをお伺いしたいと思います。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 地方債の残高のことをいうわけですが、全体の地方債のなかでは、今年度の見込みでは82億1,700万円なわけです。これを60億円ぐらいの借金残高になりますけれども、全体で12億円なにがしの、60億円の予算のなかから12億円支払っているんですが、これが8億円ぐらいになれば、基金導入しなくても、それで単年度収支をやっていけるという状況ですね。これをなんとかしたいというわけです。加えて、公債比率が高いわけですから、これが18%に、23年か24年ぐらいまでしなければならない。これが今22%ちょっとありますから、これを下げていくということになれば、借金地獄というか、健全化という状況になるだろうと努力を積み重ねていきたいというところです。
○議長(田中勝男) 口田邦男議員。
○4番(口田邦男) そう考えていくと、およそ何年ごろが当てはまる年数になりますか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 今の健全化プランでまいりますと、平成23年度に目指しているんですが、状況変化がございますね、こういった100年に一度といわれる経済危機などがございます。また、国の新年度予算に加えて、新たな事業展開が入ります。予算が大幅に補正がされてくると、それに伴って、事業を興すことで、今までの状況下でなくなるわけですが、その分の負担が増えることになっては、到達できないわけです。23年から24年にかけて、今後4年間、そういう見通しを今のところ立てているという状況です。
○議長(田中勝男) 口田邦男議員。
○4番(口田邦男) 一応、24年頃ということをおっしゃいましたが、それ以降、町としてどういう道筋をたてているのか、お聞きしたいんですが。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 国営畑総事業の債務負担行為が大きいのでありますけれども、今、5%の利息なんですが、借換債ということで、過疎債を適用して、平成11年にあのような返済をさせていただいたんですが、それを満度に返済ができないのかどうかということで、利率を下げていけるような方法、それをいろいろ十勝活性化推進協議会を含めて、強く要請をしております。総務省も、応援団代わりになるわけなんですが、地方自治体にとって、農水のほうは全国的な問題になっていますし、5%という問題ですね、これを解消すべく、いわゆる昔でいう財政投融資の関係がございますので、それらの整合性を探っていただいているのが実情です。これをなんとか、そういう方向にもっていけるようにしたいと、それから国営事業における、道営事業にしても、市町村負担分というのが出てくるわけですが、これを北海道庁としても、国の事業を行うなかで、さまざまな分野別ございますから、一概には言えませんけれども、道の負担分、あるいは市町村負担分等々を負担するのであれば、事業展開はできませんと、こういうことを訴えているわけです。北海道町村会としましても、それを大きな問題点として取り上げていますし、そういうなかで、今後、強く要請することで、事業主体であった町村だけのみが、今は要請をしていたんですが、そうではないと、やはり全体で地方自治体を守っていかなければならないということから、これも取り入れていただいたという経過がございますので、それも強く要請をしてまいりたいと思います。
○議長(田中勝男) 口田邦男議員。
○4番(口田邦男) 町長は、常日頃、行財政改革は遂行していくんだということを言われておりますが、ただいま、第二次緊急3か年計画の基にありますが、このあと、第三次計画ということは考えているのかいないのか、今の段階でひとつ教えていただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 行財政改革は止まるものではないわけでして、やはりそのときどきの時代背景もございますが、第三次とは言い切れませんけれども、常にそういった方向で計画をしていかなければならないと思っております。
○議長(田中勝男) 口田邦男議員。
○4番(口田邦男) どうか健全経営に努力していただきたいと思います。
以上で、1点目の再質問は終わります。
2点目ですが、さきほどちょっと触れました。僕が聞きたかったのは、エタノール工場が操業しますけれども、これから操業開始と同時に、視察とか研修に訪れる人が多くなると、それは何千人になるのか何万人になるのかわかりませんけれども、いずれにしてもこれらの人達にだまってまっすぐ帰ってもらうのか、ひとつ、町のなかに入ってもらって、少しは本町の消費に協力をしてもらうかという面で、そういう取組みがなされているのかどうかをお聞きしたかったんです。その面について、よろしくお願いします。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 現状では、取り組みはしておりません。ただ、工場に今まで作業に入っている方々は会社を通じて、地元での活用をぜひお願いしたいということを伝えてありますので、それは徹底してございますので、特に飲食店関係については、その面は恩恵が多くなってございますが、一般的なそういう方々はひとつの宿に入っておりますので、清水町だけでは背負いきれませんでしたけれども、そういうなかで経済効果が生まれていると、今後はそういう方々に対する何か清水の特色のあるものをあれするような方法を考えていかなければならないと思っております。
○議長(田中勝男) 口田邦男議員。
○4番(口田邦男) そこで一番問題なのが、道の駅とか物産展ということが話題になるんですが、これについてはどうも可能性が薄いという感じなんですが、町長、どうですか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 道の駅については、過去に商店街から、商店街には導入できないということからですね、あまり積極的でなかったのも事実です。最近はそれらを考えていただくようになりまして、自分達のなかで取り組みができないものかということになるわけです。
道の駅は、あくまでも国土交通省が認定するわけですが、条件として自治体が運営するか、もしくは第3セクターが運営するかということになるわけです。24時間トイレが開放、水飲み場があるということでございます。これを町で行うということは、今の状況では非常に難しいということから、今日までのびのびになっていたということで、道の駅そのものは法律上、それに対して何も支援があるわけではないわけでして、起債はできますけれども、認定されたから特別補助制度がくるわけでもない、そういうなかで全道、我々としてもいろいろとどういう経営状況だといいますと、北海道何十箇所かあるんでしょうけれども、純利益として、保留金持つまでに至っているのは数箇所しかないと、しかし、町の名前をPRしていくと、町の産物を紹介していくなかでは、必要なものではないかと思います。
有志によって、最初は土曜日か日曜日のテントでもいいから張って、それを発展させていくようにしてはどうかという意見も出ております。私は商工会とつめなければなりませんけれども、そういうことも大変必要なことだと、あと貸す場所が町にあればいいと、なかなかないものですから、当初は有明公園のところのスケート場の下が空いていたから、そこはどうかなと思っていましたが、狭いと、それからよりみち情報館では制限があると、そういうことから私の個人の考えですが、役場車庫の車を何台かよけて、土・日でしたら、そこにやってもらってはどうかということも、正式な会議でありませんが、そんな話をさせていただいたことがあります。
今年、そういう面で、道の駅になるのかどうかは別として、物産をなんとか土・日でも販売ができるように、条件をつくれるようにそれぞれと協議をしてまいりたいと思っております。
○議長(田中勝男) 口田邦男議員。
○4番(口田邦男) ぜひ、大勢の方がみえると思いますので、だまって指をくわえて帰ってもらうのはもったいないと思いますので、ぜひともなんとか集客につながるような体制をとっていただきたいと思います。
それから、この工場に関してですが、出来る前に農家、商工関係で、例えば農家の場合はエタノールの副産物を飼料にまわすとかいう話もございました。そういった話し合いが実際に持たれた経過があるのかないのか、それともうひとつは商工関係では輸送関係などそれはどうなのか、そんな話題もあったように思います。それと、工事がもう終わったかもしれませんが、工事に対する関係、そういったことの話し合いというのは実際に持たれた経過があるのかないのか、ひとつお聞かせ願います。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) この建設は急転直下の状況もございましたが、JAグループとして、これに環境問題含めて、将来の農業者のためにもということで取り組んだのは事実です。その折りに副産物が出るというお話も聞きました。高タンパクな飼料が出るという、これをなんとか還元というか、流通させていくべきではないかということですが、いわゆるホクレンが一括それを対応して、ホクレンが流通に臨むと聞いております。それから流通に伴う運送の関係ですが、これも特殊な化学車となるんでしょうか、そういうことになりまして、苫小牧まで輸送をするということになりますが、それはホクレンが直接やるのか、日本の大手メーカー7社ぐらいでしょうか、その組合がつくられております。そこに一旦入るわけですから、それになるのか、そのへんのことについてはまだ伺っておりません。11月から本格操業で、製品はそれからですので、それがどういうふうになるのか聞いておりません。それにかかわるさまざまな条件下があるのですが、建設工事に携われたのは土地の整地ですね、砂利の一部、それから電気関係でしょうか、それは大手が入っていますから、下請けの下請けとなりますが、そういうのが新たに入っていると、今後予定されるのは、これが15,000キロリットルですけれども、従業員14名で、19名ぐらいになると伺っております。それに対応する、5年後過ぎて、もっと増設をするのか、増量するのか未定ですが、会社と話しているかぎりでは、住宅建設もしていきたいと、今はホクレンの旧住宅を取り壊していますけれども、8棟残しているかと思いますが、それはバイオエタノールの社宅としていきたいということです。地元採用もパートであったり、長期臨時だったりしながらも使っていきたいということもあります。私が要請したのは、本社をなんとか札幌移転してきてほしいということを要請しております。当然、向こうも国との折衝が多いと、農水だけではなくて、経済産業省、環境省、道庁との折衝が多いために札幌にいなければならないということでございます。これが落ち着いた時点で、本社を清水町にということも視野に入れて考えていますということで伺っております。なお、工場名をわざわざ十勝清水と入れてくれました。清水だけでは全国的にいろんなところにありますので、十勝清水工場ということでホクレンビルの正面に模型が出ておりますので、訪れる方はこういう工場なのかということが一目瞭然とわかるような形で、十勝清水町を売っていただいていると、大変ありがたいことだとこのように思っております。
○議長(田中勝男) 口田邦男議員。
○4番(口田邦男) 実際に私も遠くから眺めたわけですが、かなり大きな施設で、せっかくこういう立派なこういうのができたんですから、なんとか本町にメリットがあるような方策をいろいろとしていただきたいとお願い申し上げたいと思います。以上で、バイオ関係の質問を終わります。
次に、教育関係ですけれども、指導要領、この取り組みについてはご説明の段階で大変だろうというふうに思っておりますが、さきほど説明されて、私ちょっとわかりません、内容が把握できるはずもないし、私が単純に知りたいのはこれをやることで、いろいろと騒がれている授業の時間数がどうなっているのか、多くなるのかと、それはどうなんですか。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(横山一男) さきほど委員長からもお答えをさせていただきましたけれども、変更点は1つには量の問題、1つには中身の問題でございまして、量も問題は委員長もご答弁申し上げましたように、1週で1ないし2コマ、多くは1コマ増えます。それによって指導する教師の指導時間数ですね、指導時間数は、小学校のように教科担任制ではございませんから、担任をもって指導するということになりますと、週に1コマ分増えるのは事実でございますが、実質的にはT.Tを組んだり、補助金を廃止したりしてございますから、そう大きくは変化しませんが、増えることは事実でございます。内容につきましては、委員長が答弁したとおりでございます。
○議長(田中勝男) 口田邦男議員。
○4番(口田邦男) 教育面におきまして、専門職ではないので全然わかりませんし、すべておまかせいたします。そのなかでちょっと気になったのは、道徳とか英語とか、これは誰が教えるのかというふうに、先生が教えるんだと思いますが、道徳は今までなかったのが、本当に道徳の専門の先生がいるのかなという単純な質問なんですが、その点はどうですか。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(横山一男) 道徳につきましては、現行の指導要領でも週に1コマ指導をしておりますが、新学習指導要領では、よりその道徳の指導を充実していこうということです。小学校でも中学校でも基本的には道徳は教育活動全体、全教師で展開をするものですが、それを進化していくのは道徳の時間、週1コマでございますが、その時間のなかで進化していく、より深めていくということですから、主に担任が担当しているところです。
今後もそれは変わらないところでございます。
○議長(田中勝男) 口田邦男議員。
○4番(口田邦男) もうひとつ、英語の環境はどうですか。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(横山一男) これは全く新しく入るものですが、小学校の高学年5・6年生に新設されるものでございます。これは議員ご心配のように、小学校の教員には今まで英語を教員養成課程で、教育大学で、やっておりませんので、これは大変というよりも新しい取り組みです。移行の期間が2年ございますから、移行の期間でどんな取り組みをするかというと、ひとつには5年生と6年生の担任が英語について学んでいただくということがひとつ、わが町でも取り入れておりますが、ALT、要するに英語指導助手を積極的に入っていただくのが2つ目、3つ目には英語の教員がおりますから、隣接する中学校の英語の教員との相互交流をする、学びにいく、または来ていただくということ、4つ目には地域になかなか英語に堪能な地域人材がおりますから、そういう地域人材を活用するなど、4つの展開をしていこうと思っております。
御影小学校は、国の研究指定を受けて、前年度から取り組んでおりますから進んでおりますし、町の教育研究所においても小学校の高学年における英語教育のありかたについて、研究書をつくっておりまして、週35コマの年間総計画とモデルケース、1単位時間のモデルケースの指導計画案も作成したりしているところです。
なお、清水小学校は、今までその展開をしておりませんから、今年度からその取り組みを始めますが、今、さきほど申し上げましたように、4つの取り組みと教育研究所がつくった書類を活用してスムーズに移行するように指導しているところですし、現に、清水小学校はその取り組みに入っております。以上でございます。
○議長(田中勝男) 口田邦男議員。
○4番(口田邦男) はい、わかりました。ひとつお願いいたします。
以上で終わります。
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○議長(田中勝男) 次に、1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 1番、原紀夫でございます。通告にしたがいまして、私は3点にわたりまして、質問をいたします。
1点目につきましては、過日、執行されました町長選挙にからんで、町長と職員の信頼関係についてお尋ねします。
町職員とともに活力のある確かな町をつくるということには、町長と職員の信頼関係は非常に重要なことでございまして、このことについてまさに力を入れて取り組むべきことであろうと私は思っております。今回の町長選挙におきまして、町長は8年間町政を担っていたにもかかわらず、職員団体から支持あるいはまた推薦を得ることができなかったということは私は非常に問題だと思っているわけです。
私どもの町の職員につきましては、いろいろな議論はあると思いますが、非常に優秀な職員もたくさんいるということは聞き及んでおりますし、逆にやる気のない職員もいるというのも事実であろうと思います。
そこで、職務能力あるいはその他のことを含めて、町民のなかに溶け込んでいって、知恵を出したり、また汗をかいたりするという努力が足りないということが以前から言われているわけですから、今回の町長選挙をうけて、今後4年間町政を担うにあたって、ここは本腰を据えてしっかりと職員が町長を頼りにしてまさに絆を深くして町民のなかに入っていってもらう、こういうことがない限り、いかに町政執行方針のなかで、きれいなことを並べてもしょせんは話にはならないと私は思っているわけでございます。今回の選挙結果をうけて、今後、このことについて、どのように改善をしていこうとされているのか、このへんについてお尋ねします。
2点目、今回の選挙のなかで、公約として54の多くの政策を掲げて、選挙戦を戦って勝ち抜いたと私は思っております。したがいまして、5本の柱と54の政策は今後4年間のなかで、町民にしっかりと公約をしたものだと考えております。
薄氷を踏む勝利を得た結果、私はこの実行財源について、8,400万円でこの54項目もの多くの政策をできるとしたこのことについて、多くの町民はそんな額でどうしてできるのかというふうに思っている町民は非常に多いと私は思っております。加えて、政策54を発表をした後に、町民に配布した新聞のちらしを見ると、これを27に減らしているわけです。なぜ、このような形を取られたのか、このへんについてお尋ねします。
それと、この政策54を4年間で実行をするわけでありますから、私は現在進められている第二次緊急3か年計画、これについても若干手が入るのではないかと私は考えるのですが、まったく変更なしで進めていくという考えであるのかどうか、このへんについてお尋ねします。
かっこ書きにありますが、私はこの通告をするにあたりまして、議事をスムーズに進めるためにも、この8,400万円の内訳をぜひ提出願いたいとこのようにしておりますが、まったく返事も何もないわけですが、どういう対応をされようとしているのか、このへんについてお尋ねします。
3点目、地域活性化・生活対策臨時交付金の実施事業についてですが、この点については、初日の議会の補正予算のなかで、20年度の補正予算で議決をされました。ただ1人、昨年来から進められておりますように、交通安全推進員のときにも再提案のときには私1人でありまして、まさに私はひとりぼっちのなかにあるわけですが、私はただ1人であっても、この案について多くの町民が反対というか、なぜこんな事業ばかりをやるのかというふうに思っていると考えております。したがいまして、1番と2番は省きますが、3項目の町民生活に密着した必要政策をなぜこの15の事業のなかに入れなかったのか、私はそこが非常に不思議に思っているところでございます。
過日の初日の議会でも申し上げましたが、ハード事業のみということで、その中身ついても私はまったく理解ができないというところがたくさんありまして、このへんについてまず明快にご答弁いただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) それでは、原議員の質問にお答えしたいと思います。
まず1点目、職員との信頼関係ですが、今までも職員とはあくまでも町職員は町民の皆様から仕事を受けて負託に応えていかなければならない、これは私が町長選挙で当初の平成13年になったときにもそういうことであります。同時に、町民のご意見をよく聞いて、そして優しい対応で町民と接していただきたいというようなことを含めて、全職員がロビーにデスクを置いて案内をまずやってみようという、企業でいえばフロントといいますでしょうか、そういうなかで「いらっしゃいませ」「ごくろうさま」「ありがとうございます」と、どの係に用事でしょうかということ、あるいは1回で済むように、そこに相談があって2階に行く部分でも2階から降りてきてやるようにということで実施をしました。その結果、好評も得られました。
今度は各町内会のほうに地区割り担当ということでやりましょうということで協議をしました。その前に、町内会長会議で皆様にご意見を伺ったら、そこまでしなくてもいいという結論でした。そういうことから、出向かないでいたわけです。そのかわりに経費節減も含めて、広報紙を町内回覧板を町内会長さんのところへ地区割り担当してお届けにまいって、その折りにその町内会でさまざまな会合を持たれた結果があればお伺いして、それを町政に反映をしていくとか、そういうこともいたしました。それは今も続いております。発送料を郵便局経由をやめまして、直接お届けしているということをやっているわけです。そういうことを含めて、町民の皆様に見える形で職員がやっていますよということをお伝えしているところです。
今般、2期8年やってまいりました職員とは、本当に何も隠さず、特に強い命令もしなく、職員の意見を拝聴しながら、それぞれの課内での会議を充実してもらって、それを意見に反映するように、それぞれ対策をたてて、個別会議あるいは政策の推進会議、それから決定会議ということで、必ずこのような検討案件取組み計画書というのを出すことになっています。
原議員、こちら見ていただけますか。
こういうような決裁を受けて、課で協議をされたものが必ずあがってくることになっております。私と直接は話ができなくても、課内でそれぞれ懸案事項を含めて、これから進むべき事業展開、こういうものが全部ペーパーであがってきてまいります。それを議論しておりますので、決してそのことについて職員と議論をしていないということは絶対にありえないとことであります。こうやって8年間、ともに苦労をしてきているわけですから、重々わかっていながらも、やはり給与の削減、それから旅費の問題、あるいは時間外の問題、職員採用を抑制してきたと、そういう職員にとって痛手なわけですが、町民にとってはやらなければならないわけですから、町が破綻してはならないわけです。
それを組み込んでいきたいのですが、組み込めれないと、町長になれば不人気なこともあるということを私は言っているんです。そして必ずや満足感なんかないんです。町長やると不満なことばかり出るんです。それが宿命ですから。宿命であってもこの町を破綻しないようにやらなければならないと、強い信念のもとに私はやってまいりました。
したがって、現職というのは極めて厳しい戦いをしなければならないわけです。職員の仕事というのは、細分化しておりますが、従来の今から10年前と比べましても、相当、書類的なものが住民から求められるものもあるし、会議でも相当詳しく出しております。以前、議会では本当に資料なんてなかったものですが、全部細かに出しているわけです。そういう面で、仕事の量も増えてきていると、増えているなかで、職員が抑制をされているということについては、不満なところがあるのではないかと思いますが、町を運営していくなかにあって、町民あっての職員なわけですから、町民が少なければ本当に職員も少なくなっていかなければならないと、そういう面から考えても非常に事業量を含めて作業が多いわけですがやっております。
それにまた節減をするために、道路の補修とか、草刈りやペンキ塗りだとか、建築工事までいきませんが、そういう修繕まで、昔はやっていなかったものもやらなければならなくなったんです。そういう面で不人気なのは間違いありません、これは誰がやっても不人気です。私はそういうふうに思っております。そういうことから考えて私は町民の皆様から4年に一度の洗礼をうけてきているわけですから、それは全うしなければならないと、不人気なものもあり、不満なこともあると思います。今後はどうするかということですが、いわゆる50対50の気持ちのなかで、職員のより一層の段階別意見を拝聴するようにしたいと思っております。そこで、もしそのような不満なことがあれば、それを少しでも解決していくようにしていきたいと思っております。
2番目の公約でございます。私はマニフェストとは言ってはおりませんが、あれはあくまでも後援会の会報ということでやっております。したがって、私の後援会に加入していただける方にパンフレットとして渡しているものであります。それが5本の柱と54の政策宣言ということでご理解いただいた方についてのことでございます。そういう討議資料として作成しているわけです。町民への新聞での政策ということで、載っておりますが、これは紙面が限られていると、全部すべて載せたいのですが、紙面が限られているということでございます。そういうことで、ご理解をいただきたいと思って、主な内容としてということで入れておりますので、そのへんは読まれたらわかるのではないかと思います。決して、約束を、政策宣言のなかの約束を削減したものではないということをご理解いただきたいと思います。
次に、緊急3か年計画の基金を取り崩しながら、財政運営をしていかなければならないという本町の特殊性がございます。平成26年度からは基金の繰り入れをしないということで計画を立てているところですが、社会情勢によって、こういうような国や世界的な経済不況や国内における景気低迷などを含めて、変動によって見直しをしなければならないというふうに思うわけです。今日、私の政策のほうを文書にして提出願いたいという要望ですが、まだ、2月28日まで現職として仕事をして、さらにようやく予算の考え方を集約してきているわけです。明らかにしていくのは、6月の予算が本格的な形になるのではないかとこのように思います。
54の政策宣言のうち、予算をかけないでやっていこうというものがございます。それが数項目ございますので、今の基金をそれ以上増やしてまでいかなければならないような状況の形は取らないと、4年間でやっていこうとしているわけですから、単年度ではありませんので、4年間で調整をしていこうということで、それぞれ政策ごとにその必要な財源を確実性のあるものをしていきたいと思っております。
私は、これは討論会ですから、討論会は町長予定候補者ということで、あの討論会の場に出ておりますので、おおまかな状況でお話をさせていただいたところです。
次に、地域活性化生活交付金事業でございます。1番と2番については、先般の補正予算のときにも、お話をしておりますので、その面でご理解をいただきたいと思います。3番目、町民生活に密着したやつをなぜしなかったんだということですが、この交付金については、国の新たな経済対策に関する生活対策と地方再生戦略のメニューに該当するものというふうになっております。当然、ハードとソフトというふうになっております。私もこの件については、先般の質問のなかでもお話をしておりますが、緊急を要するものであったことですね、町民の皆様へのご協議をする暇がなかったということもございます。各課において、それなりの今までの重要性、緊急性、そして経済や雇用に役立つものということで、それぞれ皆さんが考えられてきたものであります。さきほどお見せした資料の中にもこのようなことが言われております。それぞれ人口の歯止めだとか、町外専門病院との通院者対策だとか、いろんな事業展開があるわけですが、そういうソフト面でいろいろと協議をされておりますけれども、最終的に、先般もお話をしましたけれども、商・工業のなかで働いている方々が低賃金で過ごさなければならないという状況がありました。そういうことを伺っております。そういったハードをすることで、当面は生活が維持できるだろうということから、このような状況にさせていただいたところです。極めて数年かかるものを前倒しして早めて緊急対策をするということから、そういうことを考えてございます。もし仮にソフト面をするとしたならば、これは単年度ですから補償がされておりません。3年あるいは5年というものがあって、1億7,000万円程度がくるとなればこれは計画が立てれますけれども、1年、単年度限りです。ソフトをやるということは翌年度、2年次、3年次と続いていくわけです。続かなければならないわけです。そこまで財源保証ができないものですから、単年度でできるものといったら、ソフト面では商品券的なものだとか、あるいは一時的な子どもの入学に費用がかかるからそこに応援するとか、そういうものしかないんです。しかし、翌年度にはそれがなくなってしまうと、なんだと、どうしてそんなことをやったんだと逆に町にそういう声があがるということから、こういうハード事業に今回は絞らせていただいたということでございます。ご理解をいただきたいと思います。決して、医療や福祉、教育、子育て、そういうものを一切考えないでこれを考えたわけではなくて、いろいろと考えたなかでこういう結論に至ったということを全課あげて協議をしておりますので、そして全体庁議で決定をさせていただいて、皆様方にご提案申し上げているということだけご理解願いたいと思います。
以上でございます。ありがとうございました。
○議長(田中勝男) 1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 再質問をさせていただきます。職員と町長の信頼関係でありますが、いろいろと町長から答弁をいただきました。私も言われたことについては、以前から言われておりますから、十分にここは理解しているわけです。しかしながら、他町村等をみても、2期8年間町政を担ってきて、3期目に入って、町長が立候補するというときに、職員が3期目に推薦するという町もたくさんあるわけです。その町は清水と違って、財政的に楽で、予算についてもあんまり苦労をせずにやっているのかとなると、全く私はそうではないと思います。昨日ですか、足寄町の事案が出ておりましたけれども、職員組合が商品券をかなり高額なものを用意して、町の購買意欲を上げようとか、そういうことをやっている町もあるんです。私どもの町に合わせてみたときに、過去8年間のなかで、職員が率先して知恵を出して町長に直訴しても何とかやってやろうとか、こういうところでこうしたほうがよいのではないかとか、今、庁議の話も出ていましたけれども、私は全部が全部パイプが詰まっているとは思いませんけれども、そのへんの疎通がかなり欠けている面がかなりあるんではないかと、私はそういう思いがあるわけです。なぜ、こういうことを申し上げているかというと、昨年、私はめったに清水町の飲食街を行くことはないんですが、あった際に、若手の職員からいろんなことを言われたことがあります。自分の課は非常に努力をしているんだけれども、あそこの課は全くそういう面がないんだとか、いろんな面で私にこぼし的になるんですが、延々と言われた職員もおりました。昨年の議会のときに、私のところにいろんな投書があったという話もしましたけれども、そういうところからみても、どうも根詰まりしているということもありまして、私は町長が4年間、本町を担うにあたって、ここは再度修正をするなり、最大限努力して、まさに職員と一丸になってやれれば、それをとっかかりとして、町民も巻き添えにしてやっていくと、それが町政だと思っておりますので、このへんについて、今一度考え方をお聞かせ願いたい。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 今、そういう巷でのお話をお聞きしたのですが、それであれば、正規に課内で協議をしているわけですし、職員組合というなかにありますから、職員組合の推薦がなかったということでありますから、全職員ではないわけですね、これはご理解願いたいと思います。そのなかで、当然、職場への不満ですね、そういうものがあればそのなかで議論をすべきだと思うんですね。職員組合を越えた場合は課内会議がありますから、そこで僕はこういう考えをしているんだけれども、どうもあれだとか、そういう議論をすべきなんですね。それをさせないということは、ひとつもしておりませんから、どうぞご自由にやっていただきたいということでやっておりますから、ですから、係制を試行してこうやっていますよね、これだって各課で考えてくださいということですから。時間も夜にかかる仕事があれば、例えば税務徴収なんかは夜に行かなければならない、4人いたら2人は朝から5時まできて、あるいはあとの2人は午後から出て夜までという8時か9時まで仕事があるわけですから、そういうふうにやってはどうか、フレックスタイム的なことはどうですかということも、言っておりますから、そういう問題で、いつも議員が言われるようだけれども、すごく一部としか私は考えられません。しかし、一部であっても、そういうことがあるんであれば、さきほど申し上げましたように、年齢性別等々、横断的な対話をしていくように努めていきたいと、町民と語る日を名前を変えてこれからやりますけれども、その空き時間があればそのとき、あるいは別な設定をしてやりたいと思っております。いずれにしても、こういうことが頻繁に原議員から言われますので、どこに問題点があるのか、解明をしなければなりませんので、そのことを今年度からさらに今の会議のありかた、あるいは討議のしかたも含めて、検討してまいりたいと思っておりますので、ご理解願います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) どうも私の過去の質問を含めて、町長と認識がかなり違うと思っております。原個人が思っていることではなくて、私は町民の多くの人が思っているという認識にたって、質問しているつもりです。例えば、町長は冒頭に「いらっしゃいませ」から始まっていろんなことをやってきたという話もしておりますが、今の職員の挨拶を含めた対応について、私はよくやっているという町民はそういないのでないかと思いますし、一連の職員の行動を含めて、まだまだ職員が町民のなかに入っていって、努力すべきところがたくさんあると、私は思っております。
電話の応対ひとつを取ってみても、今、初めて言うわけですが、ある町民は全部が全部ではないんですが、二度と電話をする気がしなくなったという話をしている人もいますし、以前も言いましたが、かなり私だけがと思いませんが、かなり対応はよくなったし、本当にまともにきちんと対応している職員が増えているなと私は思っておりますが、まだまだそういう意見が町民から出ているということは、私は重たく受け止めていただいて、誰からも職員からも厳しい施策を取ったにしても、それはわが町だけではなくて、全町同じような厳しい財政下のなかで努力しているわけですから、そこはしっかりとおさえて職員と一丸となってやってほしいと思って私は質問しているわけです。
このへんについて、さきほど私だけが言っているように聞こえておりましたので、まったく私は違うという認識をもっておりますので、改めてほしいという気がしますが、いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) よくわかりましたので、十分このことについては受け止めまして、それぞれまた協議をさせていただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 町長は2期8年間、努力されて110億もの大きな額の借金を減らしたということで、常々言っております。私もそのことについては、評価はいたしますが、今回、町長選のなかで、さきほど奥秋議員からも言われておりますが、半数の方がノーをつきつけたわけです。私はこのことを重たく受け止める必要があると思います。過日の選挙戦が終わったすぐも勝毎か道新でしたか、忘れましたけれども、町長がインタビューを受けた記事が出ておりました。町長がとんでもないことを言っているという話を聞きまして、私は新聞を探して見ましたところ、今回の選挙で負けたのは、町政の不満よりも景気の減速や雇用問題だとか、この日本の社会的な全体的な不満が表れたものだと、この閉塞感が表れたものだと、これが原因だと、こういうことを言われておりますが、この考えは今も変わりませんか。いかがでしょうか。
(町長より議長に休憩を求める発言あり)
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) ここで休憩いたします。 (午後2時04分)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。 (午後2時15分)
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。
答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) 原議員のご質問ですが、いろいろと言われておりますが、それもひとつの要因であると認識しております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) ほかにも要因はあるんだが、そのこともひとつの要因だということであれば、理解が私はできます。一番大きな原因がここだというような受け止めかたをしたものですから、それはちょっと違うのではないかという疑問を持つ方が、私はほとんどだろうと思っているわけです。そのことが職員とのパイプが詰まっているという感覚で物を言っているわけですが、そういうことにも波及しているのではないかと、こういうことがあって、あんまり聞きたくない質問なのかもしれませんが、あえてお尋ねしているわけです。全体を含めて、いろいろな原因があって、こういう形になったんでしょうが、そのことを受けて、今後、町政全体に取り組む姿勢というのは今までも今後も変わらないということかどうか。このへんはいかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 原議員、職員、職員と非常に強調される、確かにそういう面で町民の皆様からも対応のまずさだとか、そういった指摘をたびたび受けております。そのたびに会議を通じて、お話をさせていただいております。今後、新たな気持ちで出発をするわけですから、ただいまのことも十二分に拝聴したなかで、職員の皆様とともにいかなければならないと思います。一般質問の最初の段階で、職員は住民があって職員なわけです。職員があって住民なわけはないんですから、やはりそこのところ再確認をさせて我々がなすべき職員としてなすべき仕事、これをしっかりと考えなければならない。当然、私も新たな気持ちで出発して変わっていこうとしているのですから、職員の皆様も当然変わっていただいて、町民の皆様、この4年のまちづくりに向けた考え方を持ってもらって、よりよい清水町をともにつくりあげていくということが大切だと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) かなり前向きな答弁をいただいたと思っております。そこで今まで8年間できなかったことを、これからの4年間でやるという面から含めて考えて、町の職員を町内会に、以前から私が言っているように複数単位で派遣して絶えず町民の悩み、行政に対する不満あるいは要望を今までとは違う方法で考えてやってみようという気はおありかどうか、このへんはいかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) さきほどから申し上げているんですが、役場から、そうなりますと強制的な形になるんですね、奥秋議員の質問にもありましたが、役場が主体でやるのではなくて、町民の皆さんからいろんな考えを出せる場をつくりなさいと指摘を受けているんです。やはり私もそのとおりだと思います。町内会長会議でお話をした結果、そういうお話になっているものですから、あのときから見たら、年数も経っておりますから、再度、町内会の皆さんにお話をして、そこでそれは必要だという、そんなふうに言っていただければ、それに応じて考えていきたいと、こちらから担当地区割の担当を押し付けのようなことをしては、自治は生まれないと思います。住民みずからそういうことで、要望が強く出てきたらそれに対応してまいりたいと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 町長が言われることは、私は前も同じようなことを聞いたことがありますが、理解はできますが、私は過去の議会で、町内をブロックに分けてアンケート調査をとって集約をしたりして、やったことがありますが、あの際にも申し上げましたけれども、町長は誤解をしていて、広報紙も出したとかいうことで、後で出していなかったということに気づかれたということがありましたけれども、私は町民からそんなスタンスが取れるということであれば、とうに解決はしていることだと私は思います。それができないが故に、町長は逆だと言われるかもしれませんが、逆に職員から進んで、町内会に入っていくという努力ということが必要だろうと私はそんな気がします。夜になると、管理者以外は時間外手当がかかるとか、そういう話をされるかもしれませんが、町民誰もが清水町のなかでは恵まれた立場にいると、私は思っています。そういうところは、形式ばったことで進むことではなくて、町民との協調という精神からいくと、そのへんは大事にしながら飛び込んでいってほしいという気持ちがありまして、そういうことをお尋ねしているわけですが、いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 原議員はこのことについては、何回も言われていることであります。例えば、お隣の町、すべてではありませんが、それを取り組んだところもございます。そのお話を伺いますと、それほど今の時代にそこまで職員が足を運んで相談とかしなくても、すぐに電話一本で担当に連絡が入れば、ただちに来てもらえるということで、制度として出したけれども、十分な機能が果たされていないということを近隣町村で言われております。そういうことがございましたので、これはあくまでも行政側が主体でやったからそういうことになったんだろうなと、住民から求められたら、住民から要望があればそういうことでつながってきたんだろうけれども、そうではなくて、行政側から一方的にやったからそうなったんだろうなということで、我々会議のなかではそういうものを待ちましょうということになっているんです。住民側からどんどん出てくる声であればそれに対応しましょうと、いつでも対応しましょうと、それから、これに関連するけれども、ふれあいトークだとか、出前講座だとか、こういうものも出しているんですね。けれども、要望があるのは、数件しかないんです。そういうことから考えますと、風通しが悪いとは思わないんですが、一方、住民のなかでは風通しが悪いということであれば、これはどこが悪いのか、検証しまして考えさせていただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 2項目目の54の政策の実行について、再質問いたします。マニフェストですか、町民に約束されたものだという理解のもとに発言をさせていただいたんですが、そういうものではなくて、討議の資料だということですが、あとで出された分の、どちらにも書いてあることですが、4年間で約束して実行するんですよと書いているんですから、私はこのことがそっくり、高薄新町政のなかで4年間で実施をされていくものだという理解をしておりましたが、改めてお尋ねしますが、そうではないということなんですね。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) これは町民全世帯に配布させていただいております。選挙管理委員会の承認をいただいて出しているものです。4年間で5つの政策をやっていきたいんですよということであります。その政策宣言のものはまた細かに出しております。この限られたなかですから、そのへんをご理解いただきたいということをさきほど申し上げたところです。これはあくまでも私の考え方で進んでまいりたいということで、町民の皆様にお示ししたところです。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 前段で出された討議資料と、後段で出された資料の27項目は、27項目が優先して取り組む課題と、こういう理解をしてよろしいでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 主な内容でここに掲載をして出しております。4年間のなかでこのようなことをしてまいりたいということでございますから、さきほどからお答えしておりますが、これについての年度別の精査をきちんとしなければなりませんので、討論会のときにお話をしたのは、あくまでも町長立候補予定者というなかでお話をさせていただきました。今度は町長として就任をしたわけですから、しっかりと国費や道費、単費を含めて、起債を含めて精査をしたなかで、実現に向けてこの4年間で割り振りをしていかないといけないと、そのなかの優先順位は、当然、財政状況を考えながら進めさせていただきます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 8,400万円という数字ですが、これはどういう数字なんですか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 8,400万円の試算、約8,200万円ですか、20年度当初予算と比較して4年間で8,200万円ほどのお金がかかるだろうということで試算したんですが、これはひとつひとつ考えているわけですが、特に行政コスト削減だとか、西十勝の広域ネットワークだとか、あるいは子育てガイドブックだとか、いわゆる今の特別な予算を使わないで、やっていこうというのがけっこうあります。さきほども申し上げましたけれども、数項目ありますよと、さらに民間に委託していった場合にはこれだけのお金がかかりますよということで、総体的ななかの一般財源分をそこに約8,200万円と積み上げてきたのが、試算ですから、今後、これをさらに細分化して検証して、今年度6月議会にやれるものはやると、4年間でやっていくわけですから、そういうことで対応をしてまいりたいと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 私はこのお約束の5本の柱を含めた政策が、額的にそんな8,000万円ぐらいの額でできるわけがないんだということを、私なりの前提にたって質問をさせていただいているんですが、公営住宅についてもですね、12月議会で答弁されていたときには民間の力を借りて建ててという、財政的なゆとりがないためにこれからいろんな面で検討していくという答弁をされていたと思うんですが、今回、そのことも含めてかなり載せているものですから、それに加えて学校3校の耐震についても進めると出ているわけですから、単純に私のようなものが考えても、学校の耐震化、二次診断ぐらいで1校600から700万円かかる、三次診断含めてその後に本工事になるとなればそんな額でどうしてきるのかと、なおかつ公営住宅にしてもしかり、そのへんの疑問を多くの町民が持っているわけです。そこでぜひ聞いてくれと、こういう声が強かったものですから、あえて町長ご苦労されて、長々とやられたなかをあんまり多くの町民が評価をしてくれなかったということがあるのかもしれませんが、そういうことを含めても、ぜひ聞いておきたい、聞いてほしいという声が強かったために、私は今回お尋ねしているわけですので、どうかこのへんを今日もインターネット中継で見られている人もかなり多くいると思いますので、8,400万円というのはこういう数字で8,400万円だったんだということを、ぜひ示していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 1点目の公営住宅の問題ですが、公営住宅につきましては、今まで凍結をしてまいりました。財源的にみても起債制限を受けておりますから、公営住宅建設にあたりましては、起債が借り入れできません。したがって単費でやるしかないと、あとは補助を受けてということになりますけれども、今回、国の再生計画で公営住宅が民間で建てる場合に45%の補助金がつくようになりました。さらにその場合の起債がうまれることになります。そのことから考えて、今の日の出団地並みの1棟10戸の住宅を設備しますと、総事業費1億6,000万円、補助金が45%で7,200万円ほどまいります。起債が8,800万円でございますが、これらを民間に建設をしてもらって、残りの55%、これを民間の方が資本投下していただいて、私どもが一括借上げして単年度負担を少なくしていくという形を取りたいということでございます。立地については町有地ということで限定をさせていただきます。町のなかに民間の土地を買うだけのお金は今は財源として持てません。耐震化でございますが、これは前倒しという形になるかと思います。それぞれ今まで進めてきておりますので、あと2校ということですが、1億2,000万円かかるとして、補助金が6,000万円、起債が6,000万円、町費の持ち出しがなしということであります。当然、起債ですから、借金としては残ってきますから、これは払っていかなければならないわけですから、いわゆるそういうのを除いたなかで、相対で8,200万円ちょっと超えるという試算をしているところです。これはあくまでもそのときの試算ですので、もう少し精査して、できるだけかけないようにしていかなければならないと思っております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 今、お聞きしたところ、私の思っていることとはかなり違いがあるんだということが理解できました。公営住宅については、12月の段階で答弁をされていたこととはまったく変わらない、町からの持ち出しはほとんどないという理解のもとにこういう政策を出されているということで理解してよろしいですね。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) さきほど申し上げたとおりでございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 3項目目ですが、地域活性化交付金の関係ですが、すでに議決がされている件ですが、過日の議会でもお話をしましたが、この交付金というのは、私どもの町にとっては1億7,554万円という非常に貴重な財源だとこういう理解をしておりましたので、15の項目を見た瞬間これは何だという思いがありまして、過日ただ1人私が反対したという感じになっているんですが、私はさきほども申し上げましたが、多くの町民はこういうことよりも先にやってほしいことがあるんだという理解をする人が多いんだと考えているわけです。
以前、議会で駅の跨線橋の問題、町長にお願いしたことがあります。かなり期間も経ちましたけれども、あの段階で、町長から答弁をいただきましたときには、何か月か先にはなんとかやってもらえるなと私はそんな感じでおりました。町民からの負担も必要だと、そんな話までされていたわけですから、それがずっとそのままできているということからみると、今回のこの地域活性化の生活対策の臨時交付金ですから、そういうところもまっさきに目を向ける、そのほかお年寄りの皆さん、体の不自由な方々が町にお店に買い物に行くのも大変困っているんだということを受けて、お願いをしたこともございますが、バスの使用について検討をしてみることもあるような話もされておりましたけれども、まったくそのままだと、こういうことを含めて考えたときに、町長が施政方針で言われているように、やさしい思いやりのあるまちづくりということであれば、真っ先にこちらに手をつけるのが筋だろうと、こういう思いが強いのであります。
さきほど、ソフト面には手を出さずにハード面だけだということをいろいろと言われておりましたけれども、こういうことをやろうとしたらできると思うんですが、できなかったんでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) それでは1点目のJRの件ですが、現在、札幌の本社、釧路に行ってその後に札幌の本社まで行っています。さらに札幌からこちらにお話を持ってまいりました。1番ホームについては、できないことはないけれども、ホームの長さが規格がありまして、国土交通省より極めて厳しく相当長いもの、全列車が止まれるホームにしなければならないと、こういうことであります。それから電線の入っているのを撤去して新たにしていかなければならないということで、2億5,000・6,000万円かかるらしいということでございます。じゃあ、エレベーターでいかがなものかと、1メートルで1億円と言っておりました。JRで北海道でこういうところは2箇所しかないんだと、高齢者、バリアフリーを含めて特別枠でなんとかできないものかというお話をしております。優先順位がJRにございまして、1日の乗降客が何千人以上とか、そういう条件があるそうです。それでないと、国土交通省での申請をしていくなかでチェックが入ると、半分だけでもいいからJRでもてないかと、当然、JRは系列会社が工事することになりまして、地元は全然入れないわけです。うちの地元でやれればもっと機械は別にしても工事で安くできるのではないかというお話もしましたが、24時間あそこは汽車が通るところです。夜中にしか工事はできないんだということがございまして、その半分でもいいから、ひとつ負担方法を考えてみてくれないかということで、お話をしている最中です。そういうことから考えても、JRが責任をもっていかなければならないわけですから、うちが全部もつということは、JRもそれはできないということですから、そういう方向で進めているというのが現状です。
それから今回、私の政策でコミュニティバスということで考えております。これも補助事業を入れて単費ですぐ困っているから生活給付金でやれといわれればやれないことはありません。けれどもできるなら国の助成制度ができたわけですから、それを入れることで将来的財政負担が少なくて済むと、今、一度にみると全部負担になっていくんだということですから、せっかくいい制度があるんですから、国土交通省の地域公共交通活性化・再生総合事業というのがありますので、そのなかの計画策定を行って、100%補助です。2,000万円上限です。2番目にバス購入運行経費について3年間2分の1の補助が出ますよということです。これをやめて生活臨時交付金を使ってしまうとこれが受けられなくなってしまいます。そういうこともありまして、財政を考えたうえでの考えをしようということになっておりますので、ご理解願います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) JRの関係で、釧路支社や札幌本社含めて行かれて要請をされているということは、私も十分に承知しております。
私が申し上げたいのは、それまでの間、早急に対応をしなくてはならないのではないかということを言っているのです。スクールバスがありますが、東団地と学校のなかを朝だけ運行しているバスがありますね。あのバスを使ってやろうと思えばいくらでもできる。そういうことをやるのが温かみのあるやさしさのある町政ではないのかと私はそういうことを言いたいのであります。いかがですか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 団地の中を走っているバスは御影から朝来ているんです。スクールバスとは別に、運行して...(途中中断)
子どもの乗っているバスを利活用しなさいということですよね。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) どうもよく理解をされていないようなので、私のほうが理解していないのかどうかわかりませんが、跨線橋の関係で議会で私が質問をした折に、町長は、汽車に乗るわけですから、町民に負担をしてもらうということも含めて検討をしてみたいと言われていますね。したがって、私はそのときにもお話をしましたが、汽車に乗るということは汽車賃を払うわけですから、当然町民の負担もあってしかるべきだというお話も私もしているわけです。したがって、その方法は、どういう方法になるのか私はわかりませんが、スクールバスではなくて、中古のマイクロバスの10人乗りなり20人乗りぐらいのものを買って運行するというのも可能でしょうし、その方法は別として、私が今言ったのは朝だけ東団地から学校まで児童を乗せて走っているバスがありますが、ああいうバスを有効に活用したらどうなのかという話をしているわけです。
○議長(田中勝男) 教育課長。
○教育課長(石黒 勉) 議員からご質問ございました、東団地それと清和地区にございますお子さんにつきまして、登校のみ旧温泉バスを使用してございます。それともう一件、御影中学校等の登校時のスクールバス、帰りが当然センターに戻りますので、そこの部分について、清水に来られる方には乗れるような体制はとっているところです。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 私が言っているのは、今、聞いただけでも、1日に2回の運行ですね。かなり時間的な余裕もあるだろうと、そういうところにやさしい配慮をすべきではないのかと、以前の町長答弁からしても、とうに実現して当たり前という感覚でいたものですから、今回の臨時交付金の実施事業のなかに、なぜそういうものを入れないのかという疑問を持っていたわけです。どうでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 教育委員会のほうなので、私も把握ができていないんですが、確かにスクールバスは東団地と清和団地に行っているのが1本、それと御影から経由して私の町内も経由してございますが、それが1本、これは大人の方ですね。病院や買い物に来ているんです。それは走っているんですが、その後のことについては給食センターでやっているものですから、理解できないんですが、今、言われているのは、生活交付金を使って、JRが階段だから御影駅まで、こういうことですね、それも考えてみたいと、そのかわりいくらかの負担が生まれるかもしれませんよというお話をしたということですよね。それについては、この件、交付金のなかについては、私のところにあがってきたときには、議論はしてきたのかどうかわかりませんけれども、ハードの面しか出てきていなかったので、今後、もう少し精査して検討していかなければならないと、昨年の質問にお答えしていますので、検討はさせていただきます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 確認をさせていただきます。私があのときに質問をしたことを受けて、その後、実現をしてあげようということで努力したようなことがあるんですか。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) 休憩いたします。 (午後2時49分)
(休憩中、答弁調整)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。 (午後2時51分)
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) 原議員の質問、9月定例会でしたね、定例会の結果で検討案件取組み計画書というのがございます。質問の要旨は本町の高齢化率も年々増加しており、JR通勤者による跨線橋をわたるのが大変だと、苦痛があると、広域または本町単独での通院車両の運行の対応を考えられないかということです。現在までの取り組みはさきほど言ったように、清水駅長に手すりなど要望しているけれども、解決が難しい課題がありますということで、さきほど言ったエレベーターや1番ホームのことを言っております。
社会福祉協議会にいろんなことで1番ホームに御影まで送迎を含めて検討ができないのかお願いしてみるというお話をしております。その協議に入っております。社会福祉協議会としては、社会福祉協議会所有の車が老朽化していて入れ替え時期にあるということで、購入を優先させたいということでございます。
今後の取り組みの方向ということで、こう全部なっているんですが、これについては釧路支社、JRのほうに出向いて設置要望をしたいと、その後、向こうの見積もりなどの話がされてくるだろうということで、町としては引き続きそれについてはやっていきますと、バスについてはとりあえず購入を優先させたいんだということで、空いてるバスを使うということではなくて議論しております。検討に時間を要するということで、結論は計画案件取り組み計画書ということで、それぞれ各課でやってから、庁内会議で話をされて、少し待たなければならないということです。
さきほど申し上げましたように、臨時交付金は単年度限りですから、単年度の次のことも考えていかなければならないですね。JRがそこまで財源的に生まれて、町も負担していくという合意がなされるまで時間がかかると、ですからそれに対する車両運行を生活給付金でやるべきではないかということだと思うんです。けれどもこれは単年度限りなので、もうちょっと時間を置かしていただきたいと思います。よろしいですか。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) やっと言われていることがつながりました。残念ながらまだまだ私はそう時間のかかるものではないだろうという気がしておりましたが、まだまだ先が遠いという気がします。どうか3期目の町政を担ったわけですから、やさしいまちづくりの表題にぴったりマッチするためにも早急になんだかの対策を打ってほしいと思うわけですが、いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) そこで、コミュニティバスということになっているわけです。これの政策補助を受けてやっていこうということで、さきほどお話申し上げましたけれども、21年度、国土交通省の地域公共交通活性化・再生総合整備事業ということを入れまして、21年度は公共交通業者道路管理者、住民等で、協議会を設立して、22年度に計画策定、100%といっていましたが、これをやりまして、23年度にはバスを購入しまして、実証運行、委託等を行って、全部で640万円という金額をはじきだしております。これでやりたいというふうに考えておりますので、補助事業を入れてきますので、22年に採択を受けて、23年に運行可能ということで考えております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) コミュニティバスの関係はおおいに進めるべきだし、やってほしいと思いますが、私は、今、町長の答弁を聞いても、今は21年始まったばかりです、まだだいぶ先の話をされていると、現に私が質問した段階以前から相当そのことで困っている方がかなりいるんです。できあがるまで、そのコミュニティバスが運行できるまでの間、若い人ではないわけです。ここに早急になんだかのつなぎの役でもなんでもしてほしいと、こういう話を私はしているんです。いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 今の段階ですぐというわけにも、バスの所管管理をしている教育委員会がみなければなりませんので、その件について協議して、できれば、可能であれば若干の予算は組み立てなければならないかと思います。可能であれば、運行できる道が開ければ、当面の間、考えてもよいのではないかと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 期待をしております。
最後もう1点で質問はやめたいと思いますが、この臨時交付金の実施事業を決めるにあたって、庁議で相談をして決めたと、これは3段階の庁議ということが言われておりますが、職員の末端からの意見も含めて決めたということで理解してよろしいですか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) さきほど、町長から答弁させていただいておりますが、決めかたは最終的には臨時の決定庁議で決定をさせていただいておりますが、その過程ではちょうど新年度の予算編成の時期と重なっておりましたので、副町長との予算の調整のなかで、事業を選択し、さらには総合計画の実施計画の事業も取り入れながら決定して取り組みをしたということです。基本的には予算編成事務については、課内で十分協議をされておりますので、議員がおっしゃるように町職員全員で取り組んだというふうに認識をしているところです。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 課内ということは、全町的に私がさきほど言いましたように、全職員ということになるという理解でよろしいですか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 私もそのように考えております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 臨時交付金の実施事業が、新聞に報道がされたのは、かなり後半になってからだと思いますが、こういう事業をやるということについて、一部の町民にこういうことやるとか、そういうことを事前に新聞報道も何もないなかで、先に公表しているということはあるのでしょうか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) さきほど申し上げましたように、庁議で最終的に決定をしておりますので、当然、その中身については職員全員が承知しておりますけれども、あえてわざわざ町民にひとつひとつ説明したという経緯はございません。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 日程的にかなり窮屈ななかで、総務省に提出をしたということでご苦労をされていることは重々わかるんですが、うちの町というのは、まさに協働のまちづくりで、情報をまさに徹底して町民にお知らせするというところに力を入れているというふうに私は常日頃から思っております。特に、昨年度から見てみると高校の補助金を100万円上げますとか、そういうことがかなり前から新聞報道をさせたりいろいろとしているというにもかかわらず、これだけ大きな事業を、2億2,000万円ですか、特別交付税のほかにも含めて、それだけの事業を組んだのにもかかわらず、まったくそういう面の周知もしないなかでやったということについて、私は問題だし、事前にある一部の事業はこういうことやるんだということが伝わってきている事業もあったというふうに私は理解をしているのですが、そういうのはどういうところから庁議にかかわった人から、職員から出てそういう伝わりかたをしていると理解してよろしいのか、このへんはいかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) まず1月19日に最終的に決定をしているわけですが、同日、内閣府に事前相談というものを提出しております。その中身は最終的に今回議決をしていただきました15本の中身ですが、そういう手順を踏んでおります。議員がおっしゃるような時間がなくて広く町民の皆様の意見をきくという場はとれなかったんですが、あくまでも総合計画の実施計画にのっかっている事業、そういったものを優先して、事業として取り組んでいますので、そういった意味では少なくとも総合計画審議会委員の皆さんのご意見を賜っておりますので、全員と言わないまでも、そういう手順は一定程度踏まれていると認識しております。
それとその事業の中身が一般の町民の方々に知られているということについてのご質問ですが、さきほど申し上げましたように、この事業この事業をやります、どうしますという話はあえて町から今回は、総合計画審議会の皆様には若干説明をさせていただきましたけれども、すべての町民の皆様には説明する機会はなくて、そういう形を取ってはおりませんので、そういう事業を知っておられる方については、どういうルートで知ったのかわかりませんが、そういうような形はとっておりません。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 私がお尋ねしたのは、15の全部の事業を言っているのではなくて、個別、具体的にこの事業は今度の交付金でやるよと、地域の担当者なりに周知を事前にしたということはあるのかどうかということをお尋ねしています。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) そういうことはございません。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) それでは、なぜそういう周知もしていない、総合計画審議会の部分には一部ということですが、盛られていない部分もあるということで出ているのかという疑問がわくわけですが、総務課長はどういうところから個別具体的にこういう事業をやるよということが出たんだなという理解をしますか。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) 休憩いたします。 (午後3時06分)
(休憩中、質問要旨の確認)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。 (午後3時06分)
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。総務課長。
○総務課長(荒木義春) その経緯というのは私も存じておりません。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) アイスアリーナの関係についてお尋ねしているのですが、まったくわからないということで理解してよろしいですか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) はい、まったくわかりません。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) (マイクスイッチが入っておらず、聞き取り不可)
○議長(田中勝男) 原議員、スイッチ入っていますか。
○1番(原 紀夫) まったくわからないというなかで、どういう伝わりかたをしているのかということを私は疑問に思っておりますが、これ以上お尋ねしても同じ答弁だと思いますので、機会がありましたら、改めてその真意を確かめていきたいと思います。以上で終わります。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) おはかりします。
本日の会議は、この程度にとどめ、散会したいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、本日はこれをもって散会することに決定しました。
明日は、午前10時に会議を開きます。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) 本日は、これで散会いたします。
(午後3時08分 散会)