平成21年第3回定例会(3月26日_日程8)
○議長(田中勝男) 日程第8、議案第40号、清水町教育委員会の委員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について、議案第41号、平成21年度清水町一般会計補正予算(第1号)の設定について、以上、2件を一括議題とします。
本案について、提案理由の一括説明を求めます。総務課長。
○総務課長(荒木義春) 議案第40号、議案第41号について一括ご説明申し上げます。
最初に、議案第40号、清水町教育委員会の委員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について提案理由のご説明を申し上げます。
例規集では第2巻の51頁に登載されております。地方教育行政の組織及び運営に関する法律が平成20年4月1日に改正されまして、教育委員の任命にあたっては、委員に保護者である者を含まれるようにしなければならないことになりました。その時期につきましては、改正法律施行後、つまり平成20年4月1日以降、初めて教育委員を任命する際に保護者の委員を任命するというものです。今回、4月1日付けで新しく教育委員を任命するにあたりまして、併せて保護者の委員を任命いたしたく、教育委員の定数を3人を4人に改めるものでございます。附則として、この条例は平成21年4月1日から施行いたします。
続きまして、議案第41号、平成21年度清水町一般会計補正予算(第1号)の設定についてご説明申し上げます。
補正の内容は歳入歳出予算の補正でございます。歳入歳出予算の総額にそれぞれ309千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ6,150,309千円とするものです。
歳入からご説明申し上げます。6頁、18款1項1目財政調整基金繰入金309千円につきましては、今回の補正財源を同基金から繰り入れするものでございます。
歳出のご説明を申し上げます。次の頁をご覧ください。10款1項1目教育委員会費1節報酬264千円、9節旅費45千円につきましては、議案第40号でご説明申し上げました新たに保護者の教育委員を任命するあたり、関係予算を補正するものです。
以上で、議案第40号、議案第41号のご説明とさせていただきます。
よろしくご審議のほどをお願い申し上げます。
○議長(田中勝男) これより、一括して質疑を行います。
質疑はありませんか。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 私たちの町の教育委員さんは、16年10月から従前は5名であったものを3名で現在までやってきているというなかで、新たに国が改正をしなさいということで、新たに1人増やすということですが、管内的にみて、私たちの町は3名ですが、同じように3名の町村というのはどのぐらいあるのか。もしおわかりであれば、教えていただきたいと思います。
私はこの5名であったものを減らした、3名に減らしたという経緯はたぶん財政的な面があってということだろうと思っていたんですが、もし違うのであればご説明をいただきたいと思います。17年9月の定例会の折りに5名から3名にしたなかで、どういう体制で行っていくのかということについて、議事録を読ませていただきました。現横山教育長がお答えされているなかをみますと、非常に的を得た答え方をしているという感じをうけたわけです。質的な面とか、量的な面からいろいろとサポートしていって、5名だったものを3名でできる方策をしっかりと述べておられるということを議事録から拝見しました。したがって、今、3名で行っていて、なおかつ全道に名だたる実践表彰まで受けたということから、改めて1人を増員するのではなくて、国の基準の5名にしようという動きはなかったのかどうか、その点についてもお尋ねしたいと思います。この議事録を読んでいますと、前教育委員長さんの答弁を見てみますと、5人でも3人でも変わらないと思っているという答え方をされているというのもありますので、特に教育委員長さんなり、教育長さんにあがってくる場面では、意外と背景等がしっかりと熟知がされていて、そのことについて否定するとかいうこともほとんどないようなニュアンス的なものも書かれていますので、現行3名で行っているなかで、16年から行っていますが、不都合がなかったのかどうか、お尋ねさせていただきます。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(横山一男) まず1点目のご質問ですが、管内で3名の教育委員がほかの町でもございます。1町ですが陸別町です。それから2点目のご質問ですが、議員からもお話ありましたが、委員の量の問題、5名から3名にして心配もいたしましたし、それなりの覚悟をもって取り組んできましたけれども、合議体としてしっかりと合議してきました。変わったことは、5名から3名に変わりましたけれども、教育委員会に要する期間は、非常に長くなりました。ひとつひとつの案件について、徹底して論議もさせていただいておりますし、深くお話し合いをしてきたところです。5から3になって大きな支障を生じたということは今まではございませんでした。今回、4名になる理由については総務課長から説明がされたとおりであります。いっきに5に復活するという話はありませんでした。4になる理由はそのとおりですので、4という数字のなかで町民の声をしっかりとひろいながら、合議制をしっかりと進めてまいりたいとそのように思うところでございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 私もいろいろと町のホームページはよく見るんですが、教育委員会のほうを見ますと頻繁に教育委員会が開かれていると、昨年1年間で1月から12月までに18回もの委員会を開いているということで、中身についてもホームページのなかにいろいろと出ておりますけれども、中身の濃い話をされているんだということも、少ないなかでやられているということは十分に理解をするわけです。今回、改めて1人増員する方が年齢的にみても、比較的若い40代の方となると、そのなかで十分に4名で、委員長、代理、そして教育長のなかで、しっかりと発言ができるという方ではないと、私のような人では押しつぶされてしまうのではないかという心配をするんですが、18回の委員会を通して、そのような雰囲気というのはないのかなと思うんですが、どうでしょうか。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(横山一男) 教育委員会の会議がただ表層的な、言葉が少々乱暴ですが、ただ表層的な会議になることにないように、中身の審議をしっかりしていくと、中身の濃いものにしていくと、これは委員長の方針でして、委員長がそれを吟味されて、あがってくる議案について、掘り下げた審議をしておりますので、新しい方を加えてもそのあたりも時間をかけてしっかりと町行政を進めていく、そのスタンスを堅持してまいりたいと思います。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。
○議長(田中勝男) これより一括して討論を行います。
討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) これより、議案第40号、清水町教育委員会の委員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第40号は、原案のとおり可決されました。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) これより、議案第41号、平成21年度清水町一般会計補正予算(第1号)の設定についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第41号は、原案のとおり可決されました。