平成21年第5回臨時会(5月1日_日程4)
○議長(田中勝男) 日程第4、行政報告を行います。
町長から行政報告の申し出がありました。これを許可します。町長。
○町長(高薄 渡) 第5回清水町議会臨時会におきまして、行政報告1件を申し上げたいと思います。
「ペケレ展望閣」の閉鎖につきまして、ご報告申し上げます。
平成21年3月31日に、「ペケレ展望閣」を経営しております日勝観光開発株式会社取締役 諸 橋 寿 氏が来庁され、平成19年10月に道東道十勝清水IC(インターチェンジ)からトマムIC間が開通した影響により、土産販売部門及び食堂部門の売り上げが急激に減少し、更には従業員(調理員)の確保が困難である状況から、平成20年度をもって「ペケレ展望閣」の営業を廃止し、建物につきましては、取り壊しを行いたいとのご報告をいただいたところであります。
また、諸橋氏の思いの中には、日勝峠は道央地区から道東地区への玄関口であり、清水町の観光名所であることから、町として本施設を有効活用する方策が講じられるのであれば無償譲渡を行いたい旨の申し出をいただいたところであります。
町といたしましては、4月17日に個別政策庁議を、更には4月20日に政策決定庁議を開催し協議を行った結果、今後の国道274号の交通量の動向や現状の財政状況を考慮し、本施設を引き受ける状況にはないとの方向性を決定し、同日、諸橋氏にその旨を説明しご理解をいただいたところであります。
なお、日勝峠は、本町の観光名所であることから、今後におきましても「展望台」や「駐車場」、「公衆トイレ」につきましては、継続して管理運営を行っていく考えであります。
以上、「ペケレ展望閣」の閉鎖についての行政報告といたします。
○議長(田中勝男) 行政報告ですが、特に質疑ありましたら、許可いたします。質疑ありませんか。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) ペケレ展望閣の閉鎖について、若干お尋ねしたいと思いますが、私もペケレ展望閣につきましては、国のほうに籍を置いているときにかかわりを持って、落成式、新しくできた落成式にも出席をした経緯がございます。町長から、閉鎖についての報告がありましたが、このなかで言われているように、インターチェンジ等々が開通したことで、大幅にお客さんが減ると、加えて従業員が確保できないということですが、町が無償譲渡であるにもかかわらず、現状では受け入れることができないということを判断したということは、理解ができますが、このことを引き続き、同じような経営のしかたではなくて、民間の方に変わった考えであの場所で営業をするとかというような構想というのはまったく考えられなかったのかどうか、この点についてお尋ねします。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(八木正明) 産業振興課長の八木でございます。よろしくお願いいたします。
今の原議員さんのご質問ですが、3月31日に諸橋さんからここに行政報告をしたような申し出があったときに、諸橋さんからいろいろとお話を伺ったところです。そのなかで、諸橋さんとしても、自分が営業が困難になったという状況のなかで、不動産会社だとか、そういうところにもほかの方にやっていただくようなことで努力はしたというお話もいただいているところです。諸橋さん自身も帯広の業者等にお話をもちかけた経過はございますが、その業者自体が今後2年後の夕張までの高速道路の開通だとか、そういうもろもろの事情を勘案したときに、国道274号線のあそこの場所で果たして営業ができるのかということを熟知した結果、なかなか難しいという判断のなかで、諸橋さんも買い手を探すのを断念したという経過も聞いているところです。そういう状況のなかで町としましても、行政報告させていただきましたように、町としてなんとかあの施設をということで、検討をしたところではございますが、けれどもなかなか2年後の夕張までの開通の交通量の問題とか今の財政事情等の関係で、なかなか施設を引き受けて、町として運営するのは難しいという判断のなかで、このような結果になったところでございます。以上でございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 担当課長からお答えをいただきましたが、そのことについては理解できるわけですが、清水町が、他町に比べて観光面等で非常に伸び悩んでいるというなかで、花畑牧場のキャラメルとまではいかなくても、なんとか起爆剤的な面で、一石を投じるようなことができないのかなと、例えばあの展望閣については、下の売店から見るとかなり高いところにありますから、位置的に見ても非常に景観もいいということで、あそこの場所で清水町のヒット商店的なものをあそこに行かないとどうしても食べることができないだとか、そういうものを開発するなりして、なんとかやっていけないのかなという気もしたものですから、質問をさせていただいたところです。
今、御影ですか、私は肉嫌いなほうですから、よく理解できないのですが、今、インターネットである友人からなんとか手に入れて送ってくれないかということを聞きまして、2・3日前にテレビで放映がされたようですが、牛肉をみじん切りにしたような、何ていうんでしょうか、そういうのがありますが、2,500円で5人ぐらいで食べられるということで、私は簡単に手に入るのかなと思ったんですが、まったく、全国的に名が売れていて、なかなかそう簡単に手には入らないということを知りました。びっくりしたんですが、そこまで売れているとは思いませんでした。例えば、そういうところで、大々的にですね、あそこにいけば絶対に手に入るとか、そういうことであれば、かなりちょっとまわり道をしても、景色の良いところに寄って、食べながらお土産にも持っていけるとか、そういうことができれば、またいい発想が出てくるのではないかと、こんなことも若干考えたりしたものですから、そういうことも少しは考えて、最終決断をされたのかなということも考えたものですから、質問させていただきました。
私が今申し上げたことについて、関連する面で何かありましたら、ご答弁をいただき、なければそれで結構でございます。
○議長(田中勝男) 産業振興課長。
○産業振興課長(八木正明) 今、原議員がおっしゃられた御影で生産販売している商品については、牛トロの関係だと思います。牛トロの関係につきましては、全国放送で何回か放映がされたということで、爆発的に、お取り寄せ商品といいますか、そういうなかでインターネット販売で爆発的に売れている状態でなかなか手に入らないという状況も聞いているところです。なお、この牛トロを使った牛トロ丼という商品につきましては、日勝の清水ドライブインで提供をしておりますし、御影のドライブインでも提供をしているところがございます。爆発的に売れているかどうかはちょっと存じ上げてはいませんが、いずれにしても、このような商品につきましては、今は個人営業で、会社がやっている商品なものですから、そこで取り扱いをしているという状況でございます。町としても、このような商品を今後どのような形で新たな部分で開発していくのかということにつきましては、今後いろんな団体もございますので、そのなかでいろいろと協議をさせていただきたいと思います。以上でございます。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで行政報告は終わりました。