北海道清水町議会

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平成21年第6回定例会(6月15日_日程4)

○議長(田中勝男) 日程第4、行政報告を行います。
 町長から行政報告の申出がありました。これを許可いたします。
 町長。

○町長(高薄 渡) 第6回清水町議会定例会におきまして、行政報告を3件させていただきます。
 はじめに、定額給付金の申請及び給付状況につきまして、ご報告申し上げます。
 本町の定額給付金申請書につきましては、3月27日に4,518世帯に対して簡易書留郵便により発送を行い、3月30日から申請の受付を開始したところであり、申請は役場並びに御影支所で受付けを行う他、町内12箇所において臨時の窓口を設置し、対応してまいりました。
 本町における5月29日現在の給付対象世帯数は、申請前に単身の世帯主の方が死亡したため2件減少して4,516世帯であり、給付予定の総額は162,444千円となっております。
 町では、6月1日までに3回の給付手続きを行い、給付を完了した世帯数は4,289世帯(95.0%)、給付額の合計は157,064千円(96.7%)となったところであります。
 また、申請の受付けを行って給付の手続きが済んでいない40世帯につきましても順次給付手続きを行うこととしております。
 なお、定額給付金の申請期限は、申請の受付開始日から6ヶ月と定められており、本町の場合は9月30日が期限となっております。
 5月29日現在において、まだ申請手続きを終えていない約4%、187世帯に対して、残る4ヶ月の間に申請を終えるよう周知・連絡を行ってまいりたいと考えております。
 以上、定額給付金の申請及び給付の状況についての行政報告といたします。
 次に、6月1日現在の農作物の生育状況等につきまして、ご報告申し上げます。
 昨年末までの気象状況は、比較的降雪が少なく推移いたしましたが、本年1月から3月にかけて断続的な大雪に見舞われ、平年を上回る降雪量となりましたが土壌凍結深度が浅く、また、春先の好天に恵まれたことから、融雪期は4月2日となり平年より3日早まりました。
 4月も好天で推移し、春耕作業は平年より早く始まり、馬鈴薯の播種作業は4月25日に最盛期を迎えましたが、4月26日の降雪により、春耕作業が一時中断し、その後の好天により、てん菜の移植作業は5月4日に最盛期を迎え、馬鈴薯で平年より5日遅れ、てん菜で3日早く播種作業が終了いたしました。
 一方、デントコーンや豆類の播種作業は順調で、デントコーンは5月7日、大豆は5月16日、小豆は5月21日、菜豆は5月27日に播種最盛期となり、ほぼ平年並みか、やや早めに播種作業は終了いたしました。
 しかしながら、5月15日早朝の気温低下によりアスパラガスで約1ヘクタールの被害が発生し、また、5月18日から19日にかけての強風により、てん菜で約103ヘクタール、アスパラガスで約7ヘクタール等の被害が発生いたしました。特にてん菜では、約30ヘクタールが再播種を行い、また、約15ヘクタールが豆類等に転作を行ったところであり、約58ヘクタールにつきましては、一部補植を行い今後の回復に期待をしているところであります。
 主な作物の6月1日現在の生育状況は、秋まき小麦は止葉期が5月26日と3日早く「やや良」、馬鈴薯や豆類も「やや良」となっておりますが、5月以降の降雨不足や強風の影響によりてん菜や牧草で「並」となっている状況であります。
 以上、6月1日現在の農作物の生育状況等についての行政報告といたします。
 なお、今後におきましても、関係機関と連携のもと適正な管理作業などの指導に万全を期して参りたいと考えております。 
 次に、御影診療所の整備拡充に関する支援につきまして、ご報告申し上げます。
 御影診療所は現在、介護療養型病床12床と一般病床7床を備え、御影地域の身近な医療と高齢者福祉の中心的な役割を担っており、荒井院長の献身的な診療や医療相談などを通して地域住民から大きな信頼を得ているところであります。
  しかし、国の医療制度改革の一環として、平成23年度末で介護療養型医療施設が廃止されることとなり、昨年6月頃から町と御影診療所とで今後の地域医療や福祉についての協議を進めてまいりましたが、この度、一般病床7床を残す医療併設型の介護老人保健施設への転換を計画したところであります。
  これに伴いまして、町といたしましては、御影地域の医療の確保と福祉の充実を図るため、御影診療所の整備拡充の支援内容を次のとおりまとめました。その内容は、御影診療所が建設する29床の小規模老人保健施設等の整備資金として、資金貸付条例を制定し、1億5,000万円以内の無利子貸付を行う。 町で調剤薬局跡の建物と土地を取得し、西都団地(2棟4戸)と共に解体整地を行い、土地を無償貸付する。 更には老朽化しております現在の入院施設等の一部を町で改築する内容であります。
 なお、入院施設等の一部改築につきましては、今後、御影診療所と協議を進めてまいりますが、本定例会に介護老人保健施設整備等に要する資金貸付条例、施設整備に関連する補正予算、町道の廃止などのご提案をさせていただいておりますので、ご審議の程よろしくお願い申し上げます。
 以上、御影診療所の整備拡充に関する支援についての行政報告といたします。 

○議長(田中勝男) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可いたします。質疑はありますか。
 質疑なしと認めます...失礼しました、1番、原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 1点、お尋ねしますが、定額給付金の申請と給付状況のなかで、現在、187世帯がまだ手続きをしていないということですが、すでに開始してから2か月半近く経っているわけですが、総理大臣が「これをもらうとさもしい」なんていうことがあったりして、いろいろと問題になりましたけれども、そういう方が187世帯であればいいのですが、私は逆に一番定額給付金を必要とする町民であるとするならば、早急に手続きを取らせるということが必要ではないかと思いますが、この187世帯というのはどういう世帯と理解してよろしいのでしょうか。

○議長(田中勝男) 総務課長。

○総務課長(荒木義春) さきほど行政報告をさせていただきましたが、5月29日現在で187世帯ですが、その後、若干増えまして、6月15日、本日ですが第4回目の給付金を給付しますが、それを差し引きまして、175世帯でございます。今、残っている世帯ですが、議員からお話がありましたが、郵便を出しても、一定期間郵便局で、書留ですから、お宅に持っていってはいただいておりますが、いらっしゃらなくて戻ってくるというのが大半です。どちらかというと高齢世帯なんですが、施設に入っておられるか、あるいはどこか子どもさんのところにいらっしゃるのか、そのへんが十分に掌握がされておりませんけれども、いずれにしても残り175世帯、約380万円ほどの給付金になると思いますが、6月からですから9月30日が期間ですが、それ以前になるべく早い時期に定額給付金が交付できるように、努力をしていきたいと思っているところでございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 言われることはわかりますが、一人世帯が多いということですが、町内会等々、どういう世帯であり、現状どういうことになっているのかというのは、私はすぐに把握ができるのではないかという気がしますが、そういうことは現在されていて、なおかつなかなか進んでいないという状況と理解してよろしいのでしょうか。

○議長(田中勝男) 総務課長。

○総務課長(荒木義春) 今、お話のように、町内会長さんにお聞きすればある程度は掌握ができるかと思いますので、今後、そのようなことも進めていきたいと思っております。

○1番(原 紀夫) 終わります。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで行政報告は終わりました。