北海道清水町議会

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平成21年第6回定例会(6月15日)

○議長(田中勝男) 平成21年第6回清水町議会定例会を開会します。本日の会議を開きます。(午前10時00分)

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○議長(田中勝男) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は会議規則第119条の規定により議長において
 4番 口田邦男 議員
 5番 中島里司 議員
 6番 森田慎治 議員  を指名いたします。

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○議長(田中勝男) 日程第2、会期決定についてを議題といたします。
 おはかりいたします。
 本定例会の会期は、本日から6月24日までの10日間にしたいと思います。これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
 会期は、本日から6月24日までの10日間に決定しました。

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○議長(田中勝男) 日程第3、諸般の報告を行います。事務局長。

(事務局長 朗読)

○議長(田中勝男) これで諸般の報告を終わります。

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○議長(田中勝男) 日程第4、行政報告を行います。
 町長から行政報告の申出がありました。これを許可いたします。
 町長。

○町長(高薄 渡) 第6回清水町議会定例会におきまして、行政報告を3件させていただきます。
 はじめに、定額給付金の申請及び給付状況につきまして、ご報告申し上げます。
 本町の定額給付金申請書につきましては、3月27日に4,518世帯に対して簡易書留郵便により発送を行い、3月30日から申請の受付を開始したところであり、申請は役場並びに御影支所で受付けを行う他、町内12箇所において臨時の窓口を設置し、対応してまいりました。
 本町における5月29日現在の給付対象世帯数は、申請前に単身の世帯主の方が死亡したため2件減少して4,516世帯であり、給付予定の総額は162,444千円となっております。
 町では、6月1日までに3回の給付手続きを行い、給付を完了した世帯数は4,289世帯(95.0%)、給付額の合計は157,064千円(96.7%)となったところであります。
 また、申請の受付けを行って給付の手続きが済んでいない40世帯につきましても順次給付手続きを行うこととしております。
 なお、定額給付金の申請期限は、申請の受付開始日から6ヶ月と定められており、本町の場合は9月30日が期限となっております。
 5月29日現在において、まだ申請手続きを終えていない約4%、187世帯に対して、残る4ヶ月の間に申請を終えるよう周知・連絡を行ってまいりたいと考えております。
 以上、定額給付金の申請及び給付の状況についての行政報告といたします。
 次に、6月1日現在の農作物の生育状況等につきまして、ご報告申し上げます。
 昨年末までの気象状況は、比較的降雪が少なく推移いたしましたが、本年1月から3月にかけて断続的な大雪に見舞われ、平年を上回る降雪量となりましたが土壌凍結深度が浅く、また、春先の好天に恵まれたことから、融雪期は4月2日となり平年より3日早まりました。
 4月も好天で推移し、春耕作業は平年より早く始まり、馬鈴薯の播種作業は4月25日に最盛期を迎えましたが、4月26日の降雪により、春耕作業が一時中断し、その後の好天により、てん菜の移植作業は5月4日に最盛期を迎え、馬鈴薯で平年より5日遅れ、てん菜で3日早く播種作業が終了いたしました。
 一方、デントコーンや豆類の播種作業は順調で、デントコーンは5月7日、大豆は5月16日、小豆は5月21日、菜豆は5月27日に播種最盛期となり、ほぼ平年並みか、やや早めに播種作業は終了いたしました。
 しかしながら、5月15日早朝の気温低下によりアスパラガスで約1ヘクタールの被害が発生し、また、5月18日から19日にかけての強風により、てん菜で約103ヘクタール、アスパラガスで約7ヘクタール等の被害が発生いたしました。特にてん菜では、約30ヘクタールが再播種を行い、また、約15ヘクタールが豆類等に転作を行ったところであり、約58ヘクタールにつきましては、一部補植を行い今後の回復に期待をしているところであります。
 主な作物の6月1日現在の生育状況は、秋まき小麦は止葉期が5月26日と3日早く「やや良」、馬鈴薯や豆類も「やや良」となっておりますが、5月以降の降雨不足や強風の影響によりてん菜や牧草で「並」となっている状況であります。
 以上、6月1日現在の農作物の生育状況等についての行政報告といたします。
 なお、今後におきましても、関係機関と連携のもと適正な管理作業などの指導に万全を期して参りたいと考えております。 
 次に、御影診療所の整備拡充に関する支援につきまして、ご報告申し上げます。
 御影診療所は現在、介護療養型病床12床と一般病床7床を備え、御影地域の身近な医療と高齢者福祉の中心的な役割を担っており、荒井院長の献身的な診療や医療相談などを通して地域住民から大きな信頼を得ているところであります。
  しかし、国の医療制度改革の一環として、平成23年度末で介護療養型医療施設が廃止されることとなり、昨年6月頃から町と御影診療所とで今後の地域医療や福祉についての協議を進めてまいりましたが、この度、一般病床7床を残す医療併設型の介護老人保健施設への転換を計画したところであります。
  これに伴いまして、町といたしましては、御影地域の医療の確保と福祉の充実を図るため、御影診療所の整備拡充の支援内容を次のとおりまとめました。その内容は、御影診療所が建設する29床の小規模老人保健施設等の整備資金として、資金貸付条例を制定し、1億5,000万円以内の無利子貸付を行う。 町で調剤薬局跡の建物と土地を取得し、西都団地(2棟4戸)と共に解体整地を行い、土地を無償貸付する。 更には老朽化しております現在の入院施設等の一部を町で改築する内容であります。
 なお、入院施設等の一部改築につきましては、今後、御影診療所と協議を進めてまいりますが、本定例会に介護老人保健施設整備等に要する資金貸付条例、施設整備に関連する補正予算、町道の廃止などのご提案をさせていただいておりますので、ご審議の程よろしくお願い申し上げます。
 以上、御影診療所の整備拡充に関する支援についての行政報告といたします。 

○議長(田中勝男) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可いたします。質疑はありますか。
 質疑なしと認めます...失礼しました、1番、原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 1点、お尋ねしますが、定額給付金の申請と給付状況のなかで、現在、187世帯がまだ手続きをしていないということですが、すでに開始してから2か月半近く経っているわけですが、総理大臣が「これをもらうとさもしい」なんていうことがあったりして、いろいろと問題になりましたけれども、そういう方が187世帯であればいいのですが、私は逆に一番定額給付金を必要とする町民であるとするならば、早急に手続きを取らせるということが必要ではないかと思いますが、この187世帯というのはどういう世帯と理解してよろしいのでしょうか。

○議長(田中勝男) 総務課長。

○総務課長(荒木義春) さきほど行政報告をさせていただきましたが、5月29日現在で187世帯ですが、その後、若干増えまして、6月15日、本日ですが第4回目の給付金を給付しますが、それを差し引きまして、175世帯でございます。今、残っている世帯ですが、議員からお話がありましたが、郵便を出しても、一定期間郵便局で、書留ですから、お宅に持っていってはいただいておりますが、いらっしゃらなくて戻ってくるというのが大半です。どちらかというと高齢世帯なんですが、施設に入っておられるか、あるいはどこか子どもさんのところにいらっしゃるのか、そのへんが十分に掌握がされておりませんけれども、いずれにしても残り175世帯、約380万円ほどの給付金になると思いますが、6月からですから9月30日が期間ですが、それ以前になるべく早い時期に定額給付金が交付できるように、努力をしていきたいと思っているところでございます。

○議長(田中勝男) 原紀夫議員。

○1番(原 紀夫) 言われることはわかりますが、一人世帯が多いということですが、町内会等々、どういう世帯であり、現状どういうことになっているのかというのは、私はすぐに把握ができるのではないかという気がしますが、そういうことは現在されていて、なおかつなかなか進んでいないという状況と理解してよろしいのでしょうか。

○議長(田中勝男) 総務課長。

○総務課長(荒木義春) 今、お話のように、町内会長さんにお聞きすればある程度は掌握ができるかと思いますので、今後、そのようなことも進めていきたいと思っております。

○1番(原 紀夫) 終わります。

○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) これで行政報告は終わりました。

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○議長(田中勝男) 日程第5、議案第53号、御影診療所の整備拡充に要する資金貸付条例の制定についてを議題とします。
 本件について、提出者より提案理由の説明を求めます。
 保健福祉課長。

○保健福祉課長(阿部一男) それでは私のほうから説明をさせていただきます。議案第53号、御影診療所の整備拡充に要する資金貸付条例の制定についての提案理由の説明をさせていただきます。
 同条例は、御影診療所開設者が整備する29床の小規模介護老人保健施設の整備に必要な資金の貸付ができるように、新たに制定するものであります。条例の構成は、第1条目的から始まり、第2条貸付の対象、以下順に貸付の申請、貸付の決定、貸付の条件、整備完了届の提出、違約金、財産処分の制限、規則の委任までの全9条で構成されております。
 以下、第1条から順に説明します。
 第1条 目的、この条例は御影診療所の整備拡充に要する資金の貸付を行い、御影地域の医療の確保及び福祉の充実を図ることを目的とする。
 第2条 貸付の対象、この条例による貸付の対象となる費用は、医療施設の整備及び介護老人保健施設整備に要する資金(以下「施設整備資金」という。)とし、1億5,000万円を限度に、御影診療所の開設者(以下「開設者」という。)に対し貸付する。
 第3条 貸付の申請、開設者は、施設整備資金の貸付を受けようとするときは、規則で定めるところにより、町長に申請しなければならない。
 これは、申請にあたって、事業計画書、償還計画書等、あるいは抵当権設定の書類を添付する必要があるとしています。
 第4条 貸付の決定、前条の申請があった場合は町長はその内容を審査し、貸付を行うかどうかを決定し、その旨を開設者に通知するものとする。
 2、前項の規定による貸付の決定を受けた開設者は、速やかに町長と資金貸借契約を締結しなければならない。
 3、町長は、前項の契約を締結するときは、抵当権を整備した開設者の建物に設定し、これを登記することを条件としなければならない。
 第5条 貸付の条件、貸付した資金は、無利子とする。
 2、貸付した資金の償還期間は、施設の整備が完了した年度の翌年度から15年以内とする。ただし、開設者は、いつでも繰上償還することができるものとする。
 この2項においては、当施設につきましては、22年11月の完成の予定で進めておりますが、資金の返済の開始時期を施設経営が軌道に乗り、返済できる条件が整う23年4月を想定したものです。さらに償還期間の無理のない返済が可能な15年と設定をしたところです。
 3、町長は、規則の定めるところにより、償還期限前に貸付金の全部若しくは一部の償還を請求、又は前項の期間を短縮若しくは延長することができる。
 ここでは、規則のほか、一部第8条との関連のなかで定めたものです。
 4、貸付を受けた資金は、月賦均等償還により返済するものとする。ただし、町長は、特別な理由により必要と認めた場合、据置期間を設け、又は返済を猶予することができるものとする。
 ここでは、資金返済方法を15年の毎月の均等償還とすること、さらには返済の猶予を定めたもので、規則の5条とも関連するところです。
 第6条 整備完了届の提出、開設者は、施設の整備が完了したときは、速やかにその旨を町長に届け出なければならない。
 2、開設者は、施設の整備に要する費用の支払いをしたときは、速やかに当該支払いを証する書面を添えて、その旨を町長に届け出なければならない。
 第7条 違約金、町長は、開設者が償還期日又は支払期日までに貸付金の償還をせず、又は第5条第3項の規定による全部若しくは一部の償還の請求を受けた金額を支払わなかったときは、償還期日又は支払期日の翌日から支払いの日までの日数に応じ、その延滞した額につき年7.3%の割合で計算した違約金の支払いを請求することができる。ただし、町長は、特別な事情があると認めるときは、その違約金の全部又は一部を免除することができる。
 この違約金の利率につきましては、本町の条例にありますウタリ住宅改良資金貸付条例の例にならって、7.3%としたところです。
 第8条 財産処分の制限、開設者は、貸付金の償還期限前において、貸付金に係る施設を貸付金の貸付の目的に反して使用し、譲渡し、交換し、貸与し、又は担保に供してはならない。ただし、特別の事情があるものとして町長が承認したときは、この限りでない。
 第9条 規則への委任、この条例の施行に関し必要な事項は、規則で定める。
 附則、この条例は、公布の日から施行するとするものでございます。
 以上、議案第53号、御影診療所の整備拡充に要する資金貸付条例の制定についての提案理由の説明とさせていただきます。なお、本定例会にこれにかかわります補正予算を提案しておりますので、併せてご審議のほどよろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) これより、質疑を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。

○議長(田中勝男) おはかりします。ただいま、議案となっております議案第53号は、産業厚生常任委員会に付託することにしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
 よって、議案第53号は、産業厚生常任委員会に付託することに決定しました。

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○議長(田中勝男) 日程第6、請願第8号、新得警察署熊牛駐在所の存続を求める請願についてを議題とします。
 請願文書表を朗読させます。事務局長。

(事務局長 朗読)

○議長(田中勝男) 請願第8号について、紹介議員の説明を求めます。
 4番、口田邦男議員。

○4番(口田邦男) ただいま事務局からいろいろとご説明がございました。内容については、後ほど検討願うわけですが、地元としても大変重要な問題ですので、どうか十分なご審議をお願いいたします。

○議長(田中勝男) これから、質疑を行います。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。

○議長(田中勝男) おはかりいたします。
 ただいま、議題となっております、請願第8号、新得警察署熊牛駐在所の存続を求める請願については、産業厚生常任委員会に審査を付託することにしたいと思います。
 これにご異議ございませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
 よって、請願第8号は、産業厚生常任委員会に審査を付託することに決定しました。

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○議長(田中勝男) 日程第7、所管事務調査についてを議題とします。
 委員会報告書を朗読させます。事務局。

(総務文教常任委員会調査報告 事務局 朗読)

(産業厚生常任委員会調査報告 事務局 朗読)

○議長(田中勝男) 本件に関して、委員長の報告を求めます。
 初めに、総務文教常任委員会委員長、口田邦男議員。

○委員長(口田邦男) 期日が5月22日ですけれども、所管事務調査を行いました。内容については、事務局から朗読があったとおりでございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) これから質疑を行います。
 質疑はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。

○議長(田中勝男) 次に、産業厚生常任委員会委員長、奥秋康子議員。

○委員長(奥秋康子) 産業厚生常任委員会が所管事務調査を5月26日に終えました。多様なニーズに対応できる各種の保育サービスが求められているという観点から、本町の保育事業の現状について、担当課の説明を受けて、その後、第一保育所、幼稚園の現地視察をしました。内容につきましては、さきほど事務局から朗読がされたとおりでございます。御影診療所の整備拡充に関する支援につきましても、担当から説明を受けました。以上でございます。よろしくお願いいたします。

○議長(田中勝男) これから質疑を行います。
 質疑はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。

○議長(田中勝男) 各常任委員会の報告は報告書のとおり報告済みといたします。

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○議長(田中勝男) 以上で、本日の日程は全部終了しました。
 おはかりします。
 議事の都合により、6月16日から6月17日までの2日間、休会したいと思います。
 これにご異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
 よって、6月16日から6月17日までの2日間、休会することに決定しました。
 6月18日は午前10時に会議を開きます。

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○議長(田中勝男) 本日はこれで散会いたします。

(午前10時52分)