平成21年第6回定例会(6月18日_日程2 一般質問1)
○議長(田中勝男) 日程第2、一般質問を行います。
順番に発言を許します。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 皆さん、おはようございます。通告に私は3項目を質問として申告しております。いずれの質問につきましても、非常に私は重要な案件であると考えていまして、一日も早くこれらが前向きに進むように特に努力をお願いしたいということを含めて質問をさせていただきます。
1点目の質問ですが、介護老人福祉施設の入所の待機者が非常に多くなっているという現状を鑑みて、なんとか解消策を早期にすべきだろうと私は考えております。このことは全国的に少子高齢化も進んでおりますし、私どもの町でも出生数が減少するなかで、高齢化もまた非常に顕著に増加しているということが顕著でございます。介護を必要とする高齢者も年々増加しているというなかで、65歳以上の高齢者は現在3,000名を超えているという状況でございます。平成23年度には人口比では30%を超えると推計をされています。
介護老人福祉施設への転換が、現在、御影診療所において本議会でも提案されているわけですが、私たちの町では現在多くの入所待機者がいるわけです。一昨年、私がお伺いしたときには80名程度ということでした。昨年は100名を超えているというお話をお聞きしております。すでに今年はまたそれ以上に増えているんだろうということも予測されるわけでございます。
そこで、傾向としては全国的な傾向であり、また国の責任も非常に重たいわけですが、私どもの町として現状、この解決策をどのように考えておられるのかをお尋ねいたします。
2点目でございます。フロイデ温泉の売却後の現状と町の今後の対策についてお尋ねします。フロイデ温泉は1年前にホテル経営の実績を高く評価したなかで、現在、民間経営者に売り払いが行われ、1年が経過しているわけです。私ども議会議員としても、非常にこのことに期待をして、清水町の活性化の一助になるのではないかということで期待をしていたところですが、1年を経過した現在を見てみると、この1年間、まったく後ろ向きの経営状況ではないかという思いが強くするわけでございます。この契約者との1年間のなかで各種の接触状況等があろうと思うわけですが、これはどのようになっているのか。売り払い時の厳守事項は8項目あるということは売り払い時にこの議会で聞き及んでいますが、これらの8項目については本当に守られているのかと、私は反故されている、反故状態にある気さえするわけです。今後、このホテルが運営面において、町民が希望するような温泉として、存続をしていけるのか、非常に危惧しているところです。このことに加えて、この売り払い契約書でお互いに契約しているわけですが、この契約書のなかに盛り込まれている厳守事項等を守られていないというような状況が顕著なときにはどういう手を町はうつつもりでいるのか、このへんについてお尋ねします。
最後の3項目目であります。清水公園ペケレの森を含めての話ですが、この再整備について、お尋ねします。清水公園の景観というのは、私も予算委員会、決算委員会等で質問をさせていただいておりますが、非常に過去の外来者の話を聞いても、非常に景色がいいと、そしてパークゴルフ場等についても、起伏の激しいところであるけれども、非常にいいところだということを聞いておりますし、このことを含めて、パークゴルフ場、あるいは池だとか、公園の遊具であるとかを含めて、ペケレの森を連動させて、しっかりとした整備をするということで専門家、または町民、職員等で知恵を出し合って、再整備をするべきではないかと私は考えております。
指定管理者として、この公園を維持管理するという考えは町にあると思いますが、その前段で町外者をしっかりと呼び込んで町の活性化に寄与するような体制をしっかりとるということが非常に私は大事なことではないかと思っております。特に、今年のゴールデンウィーク等には相当数の入込みがあったと聞いておりますし、これはまったく宣伝しないなかで、こういう状況が起きているわけであります。高速道路なども開通したことで、人の流れも変わってきているなかで、この際、清水町の名所として再整備をはかって、内外に大きく広めていくなかで、地元産品の販売拡大などを積極的に進めていくべきではないかと考えるわけでございます。このへんの考え方についてお尋ねします。
以上、3点についてよろしくお願いします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) 皆さん、おはようございます。
それでは、原議員の質問にお答えしていきたいと思います。
ただいまご質問のように、本町の高齢化率も年々加速されてきているところでございまして、5月現在で29.56%ということでございます。まもなく30%に到達するという形になるわけです。このようななか、本年3月に清水町高齢者保健福祉介護保険事業の第4期計画、平成21年から23年まで、これを策定したところです。それぞれ計画に携わりました関係者の皆さんに深く敬意を表するところでございます。この計画の基本とするものは、介護を要する高齢者にいかに必要なサービスを提供するかということです。介護を要している状況になりましたら、本人はもとより、家族の皆さんに多大な悪条件が重なるということでございます。本人にとりましても、家族にとりましても、住み続けた町でございますから、この地域で生活を送っていただくようなサービスをどのようにしていくかということの体制整備を図ろうとするものであります。
現在、本町の要介護認定者は4月現在で要支援が164人、要介護が380人で、合わせて544人となっているところです。23年度には590人程度の認定者になるのではないかということになります。現在、そういったなかで、施設サービスが主になっているところでして、このものと地域密着型サービス、いわゆる小規模多機能居宅介護施設、あるいは居宅サービスによる訪問介護、短期入所か、それぞれ通所しながらでありまして、これをいかに充実させるかというなかの計画をたてているところです。これに基づいて、実行体制を組んでいくわけでございます。本町の介護保険事業の状況をみてみますと、さきほど申しましたけれども、要介護認定者380人中、3分の1にあたる116人が施設介護になっているところです。そのほかの3分の1が居宅介護利用ということになっておりまして、そのほか、それぞれの小規模多機能施設だとか認知症対応型共同生活介護、こういうのに利用が36人利用して、合計276人がサービスの利用となっているところです。要介護者全体の73%になっているところです。
ご質問の中身は待機者がいるという特養施設ということになろうかと思いますが、現在は90人ほど申込みしている、申請待機というのがいるわけです。他施設に入っていても、清水町でのサービスを受けたいということでいるわけですから、実際には病院含めて、40人程度かなとおさえております。しかしながら、そういった整備をしても、不足すると、施設利用者については不足する状況にあるということでございます。これまで、私は特養施設の充実に向けまして、拡充についてそれぞれの機会の要請、十勝全体でも要請をしておりますが、なかなかベッド数の制限から、増設が認められないということで、現在は十勝では帯広市が増設できるような状況ですが、群部における調査については、現状維持とこういう状況になっているところです。これは特養施設に限りでありますけれども、そういうことで、国も方針は介護施設の増加を抑制していくというのも事実ですが、これは私どもそれぞれの地域特性があると思うわけですが、十勝においては酪農と畑作があるわけですが、酪農畜産においては非常にそういった生産活動に影響が出てくるということから、強く求めているところですが、なかなか社会保障費全体、介護保険料を含めて増加になるということから、なかなか国の抑制策が解除されないということでございます。今後もさまざまな角度からそういったものに要請をしていきたいと考えているところであります。
次に、フロイデ温泉でございますが、ご案内のように1年が経過しました。この間、民間ならではの経営手法ということの運営を期待していたわけですが、当然そういう意味での売却をしてきたわけでありますが、実態としては開館時間の短縮だとか、送迎バスの運行の見合わせだとか、従前、町が運営していたときよりも後退しているということが事実であります。レストランも閉鎖という状況になっているところです。誠に遺憾です。こういうことで、町としてもただ売却したということではなくて、幾度も現地の責任者とそのことについて遵守するように進めてきたところですが、いかんせん、この会社の社長そのものからの指示がなければ動けないということから、本年3月に副町長以下課長と大阪の本社に訪問をさせました。社長にこういう現状を訴えてまいったわけですが、社長から昨年からの燃料価格の高騰や現地職員の離職など含めて、通常経営ができない状況がなされてきたということで、軌道にのらなかったという弁明をしているわけですが、強くお話を申し上げたところ、町民の利用をもっとしてほしいと、利用度が2割に満たないぐらいだということでございます。そういう拡大を町にもお願いしたいということもございました。
そして、今後、社長のお話ですと、本州からの集客を含めて経営のたて直しをはかりたいということで、強い意思だということですので、そのことを信じながら協議をしてきたと、今後は側面的な面でそういった町民利用の拡充ということをしていかなければならないという町の支援を側面から考えていかなければならないと思います。
2点目の契約に違反する行為があるのではないかという疑念の質問ですが、現在、契約に違反をしているということはないわけですが、契約時の条件では町民等が温泉入浴できる用途に一部供しなければならないとしておりまして、従前、町が運営していたときのサービスを踏襲することを条件とはしていないと、あくまでも町民が温泉入浴できる用途に一部供しなければならないということであります。当然、町としましては、民間感覚によるその他ノウハウをいかして、きめ細かなサービス提供、さきほど申し上げましたが、そういったものを展開されると想定していたわけですが、後退したということで、想定外だということです。そういう意味で強く会社訪問して、社長の意向を聞いてきたわけであります。なお、5年間は議会でもお話をしておりますが、転売はできないということですが、これは条項に違反をした場合は契約を解除して買い戻しするということになっているところです。今後、町全体の分散している観光施設をどのように一元化していくのかということ、どう連携していくかということになるわけですが、その構築は課題であるというのは重々承知でありますので、具体的にこういったものをどうするのかということを観光協会が非常に頑張っていただいておりますので、観光協会を含め、あるいは専門家ともつめながらこの具体化にむけていきたいと考えているところです。
3点目の清水公園ですが、これは私が公園整備の再計画をすべきだということで、昨年から庁内で協議をさせているところです。当初はパークゴルフを中心に非常に起伏にとんだということで、利用者も多かったわけですが、十勝川温泉のホテルが札幌圏での売り込みの手法のひとつとして、バスを出して、その中間に清水を選んでいただいていたわけですが、その後、各町で充実をしてまいりました。そういうこともあったと同時に個々のホテルがそういう折込作戦をしていないということで、全体でやっていることでありまして、パークを含めたということ、中央にもパークゴルフ場ができておりますので、そういうことで売込みがなかなか難しいというお話も聞いております。町としてもJR等を通じて、観光のパンフレットも送付し展示して売り込みはしているところですが、なかなかそういった社会情勢を含めて、非常に多くの人達が他の分散型になっているということでございます。私としては、高速道路も23年に全面開通していくということ、36号線のシーニックバイウェイというものも登録になったということ、やはり5町で協力をしていこうということから、入口と出口にあたる清水公園というものを再整備していく必要があるだろうということで、立体的に考えていこうということが1つです。もう1つはやはりできた目的は町民の憩いの場であります。町民がどれだけ清水公園に関心を持っていただけるかということですが、もうほとんどできあがったなかでは町民と協力してということはなかなか生まれてこないわけですが、協働のまちづくりという観点から、町民の皆さんに再生するための意見やら、あるいはそれがまとまった後には、実働部隊として、行動をしていただくと、そのことがこの公園を守り育てていくことになるのではないかというふうに思うわけです。そういう面から役場組織内に清水公園活性化プロジェクトというのを設置しているわけです。今後、町民を交えて、どのように再整備をしていくかということを考えて、実行に移していかなければならないとこのように思うところです。そのことがゆくゆくは観光面にも貢献がされていくものではないかとこのように考えているわけです。
以上、3点申し上げまして、ご答弁とさせていただきます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 再質問をさせていただきます。
町長から答弁をいただきました。私はさきほどの質問でも申し上げておりますが、年々、介護の認定者が増えてきているなかで、入所の希望があるにもかかわらず、なかなか入所ができないという、町民をいかに救っていくべきかということを質問の視点にしておりまして、今、町長からご答弁をいただいたなかでは実際には入所したいんだけれども、入所ができないという人は40人程度だということでありますし、加えて国のほうでこれ以上、帯広市以外郡部については、増床するということにはなかなか認めてくれないという話ですが、今ある清水町の施設、特別養護老人ホームを民間に移譲をしましたけれども、この施設で今以上の増床をはかるという考えというのはないのか、またはあるんだけれど、国の方針としてできないということなのか、このへんについてはいかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 施設としましては、増設をしたいという考えは持っています。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 施設としては増床したいという考えがあるんだけれども、これは前段で町長からご答弁をいただいたように国が認めないとこういうふうに理解してよろしいでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) この国が認めるということではなくて、全国に要介護認定、どのぐらい対象者がいるかということから、都道府県に分かれてくるわけでして、都道府県のなかで結局は全道的に該当が予想される人数の割当をしまして、そのなかで十勝は何床という形になるわけです。そのなかで、西部方面ではこれだけの病床数、療養するベッドがあると、そのなかの人口がどうで、いわゆる高齢者の人口がどうだと、総人口に対して高齢者や要支援者がどうだという形になって、張り付けられてくるわけです。西十勝においても、全体的に満たしていると、基準以上の施設のベッド数というか、それがあるんだということなんですね。そういうことから、割りふりのなかで、増加がなかなかされないという状況なわけです。それをなんとか画一的ではなくて、その町々の産業形態、これによって基準を再配分ということを考えていただけないかということを私どもも訴えているわけです。以上です。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 国も道もそういうことで決めているというのは理解しますが、今いる入所したくても入所ができないという町民を清水町以外の施設ですと、今も現状も入所をしている現状ですが、現状では他の町では受け入れることができないという状況なんでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 現状では他町村で受入れをしていただいております。例えば100床あって、そこの高齢人口からみても100床ではなかなかうまらないというところもあります。そういうところにお願いして、利用をしてもらっているわけですが、そこを利用している方々、あるいは家族の方々がここで身近なところで利用をしていただきたいと、そういう声が強いと、当然だと思うんです。それに応えるようにしなければならないと思っているわけですが、さきほど申し上げましたように、この清水町の施設においても、他町村からも来ているという部分もありますので、これはお互いにそういった施設間同士のやりとりと申しましょうか、利用の緩和策というか、そういうことをしながらしているわけでして、できればその方たちが地元に戻り、地元から他町村に行っている方々が清水にきてもらいたいというようなこともあるわけですが、さらにそのほかに待機者というのもございますから、当然そういった面ではデイサービス含めて、短期入所、それから居宅でおける介護を受けて待つと、あるいは病院で待機をするというようなこともあるわけです。私どもの日赤病院、前田クリニック、それから朴澤病院、それから御影診療所というところでそういう部分を補っていただいているわけでして、感謝にたえないところでございます。しかしながら、この特養の問題については、さきほど申し上げましたように、なかなか一長一短にはいかないという状況下にあるということをご理解願います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) なんとか地元に密着した施設に入りたいという希望は町民としてあるということは十分に理解できるわけですが、今回、提案がされている御影診療所との関係ですが、現在、御影診療所のベッド数からみて、7床を残してあと保健施設にという考えですが、新たにできた施設は12名を新たにあの施設に入れても余りあるわけですが、この引き算をした部分、十何床ですか、これについては今言われている40名の町民が入所をするという可能性というのはあるのでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 40名すべてがそこを利用するのかどうかということになりますが、それについてはまだわかりませんが、その症状によるのではないかと思うわけですね。したがって、老人保健施設にも特養にも該当にならない、それから病院でもそこにも診療型にもならないという場合はそこに施設のなかで利用ということは可能ではないかと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 新たにできる施設が29床ですか、その施設が出来たときに、概数であると思いますが、40名程度入所を希望してる人がいるんだということであれば、これは先の話、今年、来年の話ではありませんが、そのときには増えていくだろうと思いますが、その部分にしっかりとすでに待機待ち、入所待ちで、御影の保健施設にすぐに満杯になるくらい入所するというようなことが私は当然あるのかなという気がしたんですが、今の町長の答弁をお聞きしますと、医療関係とも関連がするということもわかりますが、そのなかで他町からもどんどん受け入れるんだということであれば別ですが、そうであれば、空くような感じ、入所全体が埋まるということにもならないような気が、私は答弁をお伺いしたなかではそういうふうに受け止めるんですが、そういうことはないというふうに受け止めておられるのでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) さきほど申し上げましたけれども、他町村に行かれている方もいらっしゃいますので、そういうことから考えますと、当然、29床は埋まるだろうと、むしろ足りないのではないかというふうにも予測をしなければならないとこのように思います。幸いに西十勝では芽室、鹿追、これらが充実をしてきておりますので、それにプラス我が町ということになります。そういうなかでは3町合わせて、それぞれやっていけば十分とは言いませんが、まだまだ足りないのではないかなと思いますが、連係プレーは当然していかなければならないと思います。しかし、これは運営事態が診療所そのものになってまいりますけれども、たぶん先生としてはそれを見込んでのことと思いますので、すべてがそこに満足するようにはならないかもしれませんが、概ねこの現状では利用がなされるであろうとこのように思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 当初の認識からすると、だいぶ違う面があるという気がしました。そこでこの老人福祉施設については、当初町長から答弁をいただいたように、地域密着型のサービスとそれから今言われましたような施設サービスがあるんですが、地域密着型のサービスのなかに入所していただいて、より介護度の改善をはかるというか、出たり入ったりというか、健康を保持していくということも大事だろうという気がしますが、小規模多機能の施設が下佐幌にありますが、こういう施設を町のなかにも民間の力を借りて、既存の民間の遊休施設に若干手を加えて、こういうところにも幅を広げていったらどうだろうなという気もするんですが、そういうことについては考えはどうでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) この小規模多機能施設は運営的に厳しいものがあるわけです。現在、下佐幌で学校跡地を利用してこれが料金、使用料が無償ですから、今のところですね、それで運営が成り立っていくわけですよ、新たに施設を設置する、新たに改修していく、また施設の職員を置くとなると厳しい状況です。したがって、なかなか経営者の手があがらないということでして、全体の施設でありますが、全国で昨年度で厚生労働省は予算をつけているんですが、7割しか、6割強ですね、それしか手をあげるところがないということになっております。それだけ介護報酬を含めて、そこに対する施策の支援が少ないということが原因となっているところです。手をあげてもらってとか、民間活用してとか、いろいろ言われましたけれども、そう簡単にいけるものではないと、医療機関でさえ四苦八苦している状況ですから、医療機関がそういうものの連携を通じていけば効果的だと思うわけですが、それがなかなかできないということでございます。
したがって、居宅サービスを通所しながら、短期入所をしながら、そういうもので今のところはつないでいかなければならないのではないかとこういうふうに思います。しかし、現在さまざまな旭山学園を含めて、社会福祉法人を含めていろいろと検討をしていることは検討をしておりますので、それも財源によります。そういったことも含めながら、なんとか町内で待機をしないように、また不自由をかけないような、サービス業を実施していこうということが、今の介護高齢者福祉計画になっていくわけです。これには町民の地域福祉ということをしっかりと助け合っていくということをやって、お互いに助け合うという社会づくりをしていかないとならないということで、いくら施設が造られても、そういうこともしていかないとならないということでご理解をいただきたいと思います。私どももこれに向けて頑張っていかないといけないと思っております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 町長の言われることは理解ができますが、私は待機をしている、入所をしたくても入所ができないという人をそのまま放置をしておくということは、今、厚生労働省のなかで、4月から介護認定者の関係について変わったそうで、そのことで介護度が要支援から要介護の部分が2・3割下がるということで、いろいろと問題視をされているようですけれども、清水町の現状をみたときに、そういう待機をしている町民が入所をしないまま推移をすることで、逆に介護度が上がっていくという可能性も私は否定ができないと思います。実は私の近辺におばあちゃんが1人で生活をしている人がおりまして、冬期間、グループホームの前田医院でされているところで3か月か4か月入所をしておりましたが、入所する際には危ないというか、歩くのもおぼつかない感じで入所をしましたが、今年の春になって、暖かくなってから戻ってきたときには、まさに見違えるように改善されて、私もびっくりしました。施設に入って、規則正しい生活をするなかで、さきほど町長も触れましたが、こういう施設というのは医師との連携も必要ですから、簡単にできないことも重々承知をしておりますが、そういう面から見ても、短期間であってもこれだけ変わるということは介護度も、逆に見ると要介護の4ぐらいから2に下がるということもあるわけなので、そういう面から見ると、よりそういうところに医師との連携を密にできることであれば、本当に申し分がないという気がしましたので、あえてこの提起をしたわけでございます。
したがって、待機している人の策を町長が触れておりましたように、現在、施設を運営しているほうとの連携を取りながら、より密度の濃いものにしていただきたいという気を強く持っているのですが、いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 今、言われているのはもっともなことですから、当然していかないといけないわけですが、サービスをしていくということは、受益者も負担がかかってくるわけですし、それから当然、これらがどんどんいくと介護保険料にもかかわってくるんですね。そういうことからいろいろと考えていくわけですが、本当に困っている人が、今そういう立場の人に、町としてもしておりますから、短期入所の場合は町の特別な枠で助成措置もやって、負担軽減も下げてやっておりますので、全然他町村からみて決してひけをとるものではありませんし、ただ問題はこれからどんどん増えていくと、これがはたして施設入所だけでよいのかということを考えなければならない。施設入所に代わるものをどう構築していくかということもしなければならない。両面で考えていかなければならないと思います。すべてがサービス全部がそこで受けれるような状況にはならないと思います。ですから、その状況で判断していく、弱高齢者対策を構築していくかというのが必要かと思います。できるだけ精一杯やっていかないとなりませんので、私どもとしても懸命なる努力を続けていかないといけないと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 町長の言われるとおりですね、私も同感です。さきほどの答弁からしても、現状、清水町は比較的そういう面では恵まれているほうだということからすると、入所待ち者を早急に入所させるとかいう施設は現状ではなかなか難しいという気がします。したがって、一緒に生活をしている家族の苦労等も考えると、入所をしたり、出たりという形で、介護度を高めないように努力するというのも大事でありますから、そういう面で特に町長も懸念をしておりますように、これからますます高齢化が進んでいくということですから、より道の関係等や十勝管内の関係等を含めて、清水町の施設に安心して入れるような、地元の施設に町民が入れるような施設を増やしていくという努力を特にお願いしたいということで、この項目は終わります。
フロイデ温泉の関係であります。前段で私も申し上げましたが、昨年、この売り払いしたほうに、決定をした際には、また特別委員会も議会もつくって決定する経緯も総務課長からも詳しくお聞きしました。あの段階では、ホテルを経営しているということも含めて、手広くやっているということで、これはいいところに売れたものだというように私も期待をしていたところですが、以降、芸術学校の生徒を泊めるということもないまま、新得町にそっくり持っていかれて、このことについての策がひとつもできなかったということについて、私は非常にもったいないことをしていると、さきほど社長のことを言われていましたが、どうもそういう面からすると、本当に前段昨年よく言われていた清水町の活性化のためになるという面については、まったく逆になっていると、このことについて、どうも多くの町民は納得がいっていないと、今年もそのままこんな感じでいくのであれば、さきほど町長が言われました、契約上は5年間は転売禁止になっているということであれば、例えば、ほかのほうにいってしまうような気がするわけですが、そういう懸念を町長はお持ちでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 今の段階では、さきほども申し上げましたが、3月に副町長とそれから総務課長が行って、これまで再三、現地の責任者と話してきたことを私ではだめだと、社長の意向だということですから、社長にお話をしているわけです。そのなかでは意欲は満々だと、もしやらないのであれば、向こうから無理だというのであれば、こちらは覚悟を持っていましたから、売った値段で買い戻ししますということで、話を持っていってくれということで言いましたので、ところが向こうではまだそれは緒についたばかりで、経営をしだしたばかりだから、これから努力してやっていくんだからというものですから、それを信じるしかないわけです。しかし、もし今のような懸念するようなことがあれば、ただちにそういうことになるわけですが、それはそのときはそのときで考えなければならないというふうに思います。現状では社長はそういういろんな経営をやってきているわけですから、清水町だけではなくて、他府県の公共施設の温泉を買って、経営をしてきているわけですから、それを信じるしかないんですね。そこで私どもも頭が痛いところは痛いのですが、できるだけ今後ですね、社長が3月の意向がそういうことでありますから、近々来られると思いますから、さらにそういったこともお話しながら、この温泉という経営をしっかりとやっていただきたいということをお願いしていきたいと、できる範囲であれば、町としてできることはやるという考えをしながら、経営をしてもらいたいと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 9,400万円でしたか、鑑定士の価格があって、そのなかから贈与税なり、町に対する固定資産税だとか、道税だとか含めて10年間、1年間573万円でしたか、5,730万円だとかそういうのを全部ひいた結果が2,300万円かになった分を端数をとって2,000万円ということで、最終的に2,400万円で売り払いをしたんだということで、現在、これらの税関係等について問題のあるところはないのかどうか、このへんはいかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。税務課長。
○税務課長(滝口幸男) お答えします。温泉関係の固定資産税等については、3年間、減免措置の適用になっております。それから不動産取得税についても同じような扱いになっております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 初めて聞いたんですが、3年間、減免というのはどういうことでなっているのか教えてください。
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○議長(田中勝男) 休憩いたします。
(休憩中、答弁調整)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。
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○議長(田中勝男) 答弁を求めます。税務課長。
○税務課長(滝口幸男) あらためてご説明申し上げます。しみず温泉フロイデにかかる固定資産税の関係でございますが、これにつきましては、清水町過疎地域における固定資産税の免除に関する条例というのがございます。この条例につきましては、過疎地域自立促進法特別措置法という法律に基づいてつくられているわけですが、この条例に適用すると、そういいますのは不動産取得税の関係もありまして、道のほうとも連動してやっているわけですが、道につきましても、道の条例に基づいて、不動産取得税の課税免除を受けているという条件でございます。本町の場合、固定資産税の免除ですが、年額550万円程度になりまして、これが21年度から3年間、21、22、23年と3年間課税を免除すると、減額でなく免除するという形です。この免除した額ですが、毎年交付税で75%補填がされるというしくみのものです。以上でございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 議員協議会で説明をしたなかで、言ったということですが、私の記憶違いか、よくそこを理解をしていなかったということで、たぶん、税金をちゃんと払ってもらっているんだろうなと思っている町民がかなりいますので、町民もそういうことについてはわからないわけでありまして、そうかと、法律でそういうことになっているのかということについては、今後、それなら町民にも知らせるべきではないかということも出てくるのではないかという気さえするわけであります。
ところで、今、課長から答弁をしていただいたなかに不動産取得税についても、取得税そのものがかなり高額で約1,000万円という気がしたんですけれども、それも免除ということになっているということですか。
○議長(田中勝男) 税務課長。
○税務課長(滝口幸男) 不動産取得税につきましては、評価額の4%ですから、1,600万円程度になるかと思いますが、数字しかはっきりと申し上げられませんが、これも免除になっているということでございます。以上です。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) この免除というのは、支払いを免除しているのか、何年か据え置いてということなのか、どちらですか。
○議長(田中勝男) 税務課長。
○税務課長(滝口幸男) 不動産取得税は1回きりの税ですから、1回免除をされて終わりということです。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 九千何百万円から不動産取得税をひいて、二千何百万円にしたわけですが、そうなると、当然ひいた分はまったく意味がないということになってしまう気がするんですが、そのへんについてはどうなんでしょうか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 価格ですが、その当時もお話をしましたが、不動産鑑定評価が9,400万円でした。固定資産税の相当額10年分を控除して、2,000万円という数字を出させていただいて、今回2,400万円で売買したという経過です。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 固定資産税10年分だけをひいたわけではないですよね、取得税も全部ひいて、二千何百万円になったと、以前に私は課長から説明をされたというふうに記憶しているんですが、不動産取得税だけであれば、10年間で5,700万円ひけばいいわけでして、そんな二千何百万円なんていう金額は出てこないと私は思うんですが、いかがですか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 私の説明不足ですけれども、議員がおっしゃるように、固定資産税相当額10年分と不動産取得税相当額を控除するということでございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) これは当初から減免措置があるということがわかってこの部分はひいたというふうに理解をしていいですか。
○議長(田中勝男) 税務課長。
○税務課長(滝口幸男) その関係につきましては、不動産取得税、道税になりますが、これが適用対象になるのかならないのかというのが最初はありました。支庁と打ち合わせ等々するうちに、この法律の目的は旅館業に供する設備ということで、なっているわけです。温泉施設が旅館業に供する施設に該当するのかどうかというのが、最初から、初めからはわかってはおりませんでした。支庁と協議をして、そして支庁がその適用の申請を受けて、適用になるという判断のもとに町も連動して対応をさせていただくということでございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 売り払いをした後に、今ある施設のなかに宿泊施設を設けるんだということを総務課長から説明を受けておりましたけれども、現在、宿泊施設というのはあのホテルにできあがっているという状況なのでしょうか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 今、議員がおっしゃるように、旅館業法の許可をとるというのは前提としてあの温泉に宿泊ができるという、宿泊許可をとるということが、今、税務課長が言った旅館業法の根底のようでございます。宿泊ができるように許可をとったというお話を伺いまして、お話をさせていただきました。しかし、2階の休憩室、さらには和室、そういうものに最大80名ほどでしたが、宿泊ができるという許可をとったということは説明を受けましたけれども、そのように改装をしたという状況にはなっていないと、現在はなっておりません。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) そうなるとどうもよくはわからないのですが、減免措置になるようなことになっていないような施設で減免をしているということは、町が関わらないで、上のほうで処理をしなければならないことになるのでしょうか。いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 税務課長。
○税務課長(滝口幸男) 支庁と、私は同行していないので、そのへんはわかりませんけれども、そういう結果として、旅館業法の許可を得て、内容は不動産取得税のほうは課税を免除するということで、そういう確認ができましたので、それに基づいてやっているということです。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 町から減免措置をとられていないということについて、そのことについて物を申し上げるということは必要ないのかどうか、このへんはどうですか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) あのですね、確かに非常に最初は説明を聞いたときには、どのように泊めるのですかというお話を私もさせていただきましたけれども、2階の休憩室あるいは和室、1階の大広間がありますけれども、そんなに細かく区切って、本来のホテルのような形を考えているようではなかったようです。いうならば、寝具さえあればすぐに寝れるんだというお話ですので、そのような形で考えているのかなと思ったんですが、議員がおっしゃる旅館業法の許可をとりながら、ホテルを経営していないから、町から申し出しないのかという主旨のお話だと思いますが、道で旅館業法の許可を出して、税のほうで認めたとなると、町でその部分でお話をすることはなかなか難しいのではないかと思っているところです。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 道で判断したものについて、どうのこうのするというのはなじまないと言われればそれまでかなという気がしますが、現実問題として、九千何百万円からその分を差し引いて、額をはじきだしているわけですから、それがいかされたものになっているのか、なっていないのかというのは大きな問題だという気がします。このへんについてはこれ以上はお話しても先に進まないだろうという気がします。
さきほど、町長が申されましたけれども、経営者がこれから意欲的に温泉をやるということが大きな前提になると思いますが、町として、今まで以上にそういう面でかかわりをもつなかで、この温泉が、町民の温泉として納得されるような方向へ、極力、しつこいほど会社にもいろいろと話し合いを持つとか、そういうことを含めてやってもらわないと、どうも当初の形からみると全く話にならないような状況になっているということは、町民が今こういう状況だというのは、あまり知らないからいいんですが、問題視をされるのではないかと気がしますので、あらためてこのフロイデ温泉に対する決意を町長からお聞きしたいと思います。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 社長とのお話を副町長以下で聞いてきております。その結果の説明を受けているわけでして、社長の意志は固いということで、頑張りますということでございましたので、それを信じるしかないということですが、ただそのとき言われたのは、町民の利用が少ないということで、町としてそういった町民が利用できる方法を検討してもらいたいと、私は私どものほうで頑張ってやりますと、こういうお話でございましたので、町として町民の利用を促進する方策をどうとるかということにかかわるのではないかとこのように思います。いずれにしても、多くの町民が利用していただけるような、これだけ経営が成り立って、設備も充実していくということになるわけですから、以前から、町営のときからそれは言っているのですが、3割ぐらいでしたから、町営のときから言っているのですが、なかなか利用度が少ないということです。これは議員も知っているわけですから、議員も自ら、私も行っていますけれども、行って、身近な人も一緒に行こうということで、一人ひとりがそういう気持ちでいかなければなかなか誰が温泉経営をしても、なってはいかないだろうと、音更でさえ、町民に利用券を何枚か発行したんです。これは財政的にできるからですが、うちはできるような状況ではないですから、その面を我慢して、本来であればそういう券も配っていければ一番いいなと思います。それでも配ったけれども利用度が少なかったというのもありましたけれども、利用することで経営が成り立っていくわけですから、そういう方策をしていかないといけないかなと思っております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 町長の決意はわかりました。私は買い求めた相手方の経営姿勢が町民に伝わるようなことをしていないという気がいたしております。当初から開設時から民間であればかなりのことをするのかなと思っても、チラシひとつも入らないような運営のしかたをしたところにいろいろと問題があるのではないかと私は思っております。
最後の3点目、清水公園についてでありますが、今年のゴールデンウィーク、大変な人出が、PRひとつもしていないのにあったという話を聞きましたが、この現況というのは知っているのかどうか、知っているとすればどのように感じたのか、お聞きしたいと思います。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) このたび、高速道路の割引料金ということもありまして、かなりの入れ込み、清水を起点にしてございました。清水・池田間、清水・トマム間、非常に多くの利用者があったと、そのおかげで本町から降りる、あるいは出るという状況下で、ひと休みというのがあったのは事実です。高速道の会議、スカイロードの会議でもそれは言われております。これがただ一過性のものなのかどうかというのは、それはまだ綿密に調査データとってはいないのですが、NEXCO(ネクスコ)をはじめ、十勝のスカイロード利用者協議会、それから高速道路建設促進協議会、こういうなかで、データを取って、どういうことなのかということも続けてみないとわからないというようなことであります。その分、JRの部分が落ち込みがあったということですから、中央から道路ができたので、十勝道東本面に足を伸ばしたいということが多かったのかなと思います。これらを23年に開通したら、どうなるのかということで、私どもは想定していかないといけないと思います。そこで清水町だけではなくて、十勝全体で考えていこうということで協議をしているところですので、それらに基づきながら、本町での対策をどうしようかと、そのためには入り口をしっかりとしていくべきだと思いますので、さらには高速道路のなかに観光案内を看板含めて、要請をしております。それからスピードアップも要請をしております。70キロ制限を10キロアップしてくれないかと、これも今度の日曜日に要請をすることになっておりますが、さまざまありますが、町民の皆様の意見を十分にお聞きしたなかで一緒に、実働、汗も流していかないといけないと思っております。ですから、多くの町民が参加していただけるように、幸いにもまちづくり計画を新しく練っていく状況でありますから、努力を積み重ねて、23年のオープン、全線開通のときまでには、しっかりとした清水公園の再整備が図れるように努力傾注をしていきたいと思っております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 宣伝をひとつもしないで多くの人が来たということで、私も驚いたんですが、例えば池がありますが、足で漕ぐボート、手漕ぎボートだとかありますが、あそこに私も孫を連れてよく行くんですが、担当者の話では今年のゴールデンウィークはひどいめにあったんだという話を私にされたので、なんですかとお聞きしたら、1人で対応できなくて、対応する人を増やして対応したんだと、1日に5万円あったんだという話を聞きましたので、町長も再整備をするにあたっては、町民の力も借りなくてはいけないというのは私も大賛成です。こういう認識を広く町民に持ってもらうためにも、質問書にも書いてありますように、専門家あるいは職員、町民を含めて、この公園をどうしたらいいんだということをしっかりと考えを出し合って、町民の力も借りるというのが私はベターだろうという気がします。
特に清水町の公園については、ゴールデンウィークのときにでも、新聞に出ましたけれども、清水公園がどこにあるのかなというぐらい、清水公園は小さなものしか出なかったということもあって、こういう面から見ると、当然お金のかかることではありますが、PR不足というのも大きな問題だろうと、あそこの公園の入り口については、入った人はここにこんな公園があるのをわからなかったと、池の鯉を見てびっくりしたという人もいたそうですが、そのへんを含めて、しっかりと考えを持った運営をすべきではないかという気がします。
そこで、町長、ペケレの森も含めてということも言っているんですが、全くペケレの森については、町長は触れておりませんでしたので、私は2年前の質問のときにもあそこの場所については、非常に問題があるんだということで、質問をさせていただいた経緯があります。私もちょこちょこ出向いておりますが、2年前から見ると雲泥の差と言ってもいいぐらい、萎びた形で、園内については通行できない形になっている、加えて土木現業所が町の業者に発注して木道の修理ということで工期が2月から7月10日までということで、工事標識が出ておりました。どういう工事をするのか。あとですね、7月10日となると3週間しかないわけですから、3週間で木道の板を全部張り替えるということはしないだろうとなると、町との協議を含めて、現状、ペケレの森についてはどういう認識をされているのかお尋ねします。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) ただいまのペケレの森の公園の工事内容ですが、鹿追の土木現業所から園路の修繕をするために、入っているということでございます。悪いところを修繕して直すための工事というなかで通行止めをさせていただいております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) ペケレの森の施設のある側のほうについては、レンガ敷きの遊歩道がありますが、そこの部分については草刈りを行っているようですが、河川の逆の裏側については、全く背丈が1メートルぐらいのような感じで、まだ手が入ってはいないと見ております。健康クラブにお願いして土現との間で協議をしてやっているという理解をしておりますが、現状、このほうについては土現とはどのようなお話になっているのでしょうか。
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○議長(田中勝男) ここで休憩いたします。
(休憩中、答弁調整)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。
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○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) 誠に申し訳ありませんでした。ちょっと勉強不足で。土現との管理協定のなかで、一応草刈り等は清水町が行うことができるという形のなかで整理をさせております。そのなかで、町のほうで草刈りの実施はしております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 私はさきほど触れましたけれども、健康クラブが草刈りをしておりますが、今年についてはこれからやるんだろうと、協議が終わっていればですよ、そんな気もしているんですが、草刈りについて、町と健康クラブと土現とですね、協議をして進めているんだというふうに聞いていますが、今はそういうことではなくて、協定上、草刈りは町ができるということで公園のなかについては遊歩道の入り口までのところについてはきれいに整備がされておりますけれども、そこについては今言われた部分なのかなという気がしますが、それ以外の箇所については草刈りができるということで、健康クラブと話し合いをして、町が話し合いをしているということなんですか。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) 健康クラブのほうでボランティアで一応やっていただいているという状況です。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) ボランティアでやっていただいているということについて、私は以前に刈払い機の燃料ぐらいは出してやったらどうだという話を私はしておりました。後日、草刈りが終わってから、健康クラブの方に聞いたところ、それ以降、なにがしかのものを出してもらっているんだという話をしていますが、それは町から出しているんですか。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) 申し訳ありません、そこまで確認しておりません。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 私は土現と町と健康クラブの三者で話し合いをしてやっていると聞いていたものですから、たぶん土現からなにがしかの謝礼的なものが出ていたりしているのかなという感覚でいたんですが、そこが不明確だという気がします。
私は2年前に草刈り以外でもお話をした折りに、町長から木道についても全面撤去するだとか、一部改修するとか、全面改修するとか、このことについてはこれから考えながら土現と協議をしていきたいんだと、町長から答弁をいただいておりますので、このことについて、いろいろと土現との協議が進んでいくなかで、現在、全面的ではなくて、一部木道の補修工事を発注して現在やろうとしているのかなと、こんな感じでいたんですが、どうも担当課長からの説明を聞くと、町なのか土現なのかよくわからないということなので、あまり協議もしていないのではないかという心配さえしているんですが、そのへんはいかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) 申し訳ございません。さきほど言いました、燃料代という関係ですが、昨年、土現で市民草刈り団体という名目の登録をしていただきまして、昨年、3万円から4万円の燃料代等が出ていると状況です。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) さきほど言ったようにあまり協議をしていないのではないかと私はお尋ねしているんですが、そのへんについてはどうなんですか。
○議長(田中勝男) 副町長。
○副町長(安曇達雄) 私のほうから補足で説明させていただきます。内容的には、従来と当然内容は変わっておりません。協議を進めながら、ボランティア団体それから町、それから道とそれぞれ協議を進めながら、管理を進めているのは従来と変わっておりません。変わりましたのは、担当からお話がありましたとおり、道のほうでそういったボランティア団体に対する支援ができる制度を導入させていただきました。そういうことでさきほどありましたような、燃料その他若干の消耗品、こういったものを支援されております。そういったものを今後も継続してやっていきたいというふうに思っております。若干、草刈りの時期というのはずれ込む場合もありますが、いずれにしてもボランティア団体の皆さんと協議をしながら、そのなかを進めていかないといけないと、従来どおり進めていかないといけないと思っております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) さきほど触れましたけれども、建物のある側のほうの歩道、木道以外の歩道については、機械で草刈りをしているようですが、健康クラブにお願いしている逆の面ですね、あちらについても機械であればかなり早く私はできるのではないかという気がしているんですが、草刈りも1メートル近くになっていると、桜の木を植えているわけですが、桜の木がどこにあるのかわからない、つつじがどこにあるのかわからないという状況に今はなっているわけです。機械でできる面を組織してやればかなり効率的にできるわけですから、町が草刈りをすることができるという協定上でなっていれば、片側やればもう片側もやると、健康クラブの方々にはボランティアでやっていただけるのであれば、刈払い機で応援をしてもらえるとなれば、よりベターな整備ができるのではないかという気がするのですがいかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) それにつきましては、内部で協議をして、今後、進めていきたいと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) あの森ですね、以前にも申し上げましたが、非常にたくさんの樹種も生えている、草花含めて、いろいろと観察するに値する、鳥もいるということで、非常に学校教育等にも使えるものだと思っているわけです。木道が通行止めで通れない状況になっていますから、全く使えないわけですが、教育的な立場から見ても、ああいう施設はかなり有効に使ってはいいのではないかという気を常々思っておりますが、突然の質問で申し訳ありませんが、教育長、どのような考えでしょうか。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(伊藤 登) 突然ふられましたけれども、あの公園を以前は幼稚園の園児とか、保育所の園児が利用をして事故にあったことがありました。その部分でいけば、安全管理の部分でいけば、大変苦慮をするところですが、今は老朽化して、危険な状況であることを含めまして、今一度考えなければならないと思っていますけれども、ご質問のようにたくさん勉強する機会を与えるということは非常にいいことであると思っております。ただ、社会科の教育、理科の教育にも校外に出て行く時間的な余裕も含めて検討をしなければならないと、今、新学習指導要領で時間数が非常に増えてきているというなかでは、学校運営も校長の範疇ですけれども、そのへんについてはカリキュラムの組み方などを考えなければならないということですので、教育に役立つのではないかということですが、考えかたとしては、賛成をするところですので、もう一度時間的な余裕を含めていただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 土現との関係でまだまだ協議をすべきところがあるという気がします。したがって、清水公園の再整備についてはこれらのペケレの森を含めてパークゴルフ場から一体となったもので、なんとか清水町の観光の名所として集客力を高めていくということが、よりベターなものではないかと考えているところです。特にお金のかからないようなPRのしかたも私はあると思いますので、そのへんについても十分に観光協会だけではなくて、いろいろな分野から知恵も拝借しながら、清水町の玄関口としての清水公園の分について町長の公約のなかにもしっかりとうたわれているものですから、清水公園の再生計画をつくって、観光資源として生かすんだということも公約に含まれているわけですから、ぜひですね、立派なものとして実現ができるように、そして町民の力も借りながら、やっていくということをボランティア的な精神を培うという面からも、ぜひ全力投球をしてほしいということで、お願いして私の質問を終わりたいと思いますが、最後に町長の決意をお聞かせください。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 原議員、以前からペケレの森について含めて、大変熱心なことで敬意を表したいと思っております。あそこは清水の駅逓の発祥の地でございますから大変大事な場所です。いろいろな森林群がありまして、非常に大切なことで以前は荒木議員からも相当あそこのところきちんと保存をしていくべきだと言われた時代もありました。それから考えたのは大切なのは大切なのです。言う人は言うんです。しからばぜひあそこで汗をかいてくれといってやったけれども、集まりが1つの団体ぐらいしか出てこないということなんですね。私はそういうあちこち言われることはけっこうなことなんですが、自分達で汗をかいてという人達を計画のなかの意見として、実際にやる人を引き込まないといけないと、枝が伸びていれば自分が選定バサミを持ってきて、危険でないところはやるとか、花が足りないと、あそこはつつじしかないから、花を四季折々を植えようとか、そういう愛着心と実働部隊、それからものを考える、そういう一体とならなかったら、ただ言っているだけでなら、清水の町は絶対にはよくならない、そこを拠りどころとして、ペケレ全体、森も含めて、再生計画をつくりましょうということで考えていますので、ぜひ、また多くの町民の皆さんの賛同を得るようにしながら、1人でも木を植えていく、あるいは汚れたところ、散らかしたところを拾っていただくとか、そういうことをしなければいけないと思っております。一番懸念しているのは、ペケレの橋なんですけれども、あれが錆びてきています。あそこせっかく第九が流れるようにした橋なんですが、ここも相当お金がかかっていると思います。今回も地域活性化・経済危機対策臨時交付金で、あそこのペンキを塗ってと思っていたんですが、優先順位があるものですから、やはり優先順位でやっていかないといけないということになります。お金も多少かかるのではないかと思います。しかしながら、清水町民の拠りどころであるし、研修の場でもあるし、それから人を集める場所でもありますので、しっかりやっていきたいと思っております。町民の皆さんが参加して、実際に草刈り、枝払い、そういったものをしていただくような体制づくりをしていきたいという思いで、私は昨年清水公園の再生計画をやるぞというふうに考えたところでございますので、どうぞお力添えをお願いしたいと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 最後と申し上げましたが、町長に中身の濃い答弁をいただきましたので、私なりにもう1点追加させていただきたい。5分ですね、わかりました。最初にプロジェクトを設けていると言われていましたが、このなかで町長が触れておりましたが、かけ声だけで大変だというお話でしたが、このなかに町民の、清水公園をこうしたほうがいいのではないか、ああしたほうがいいのではないかという人も私はいるというふうに理解をしております。これらの人をなかに入れるために、どういうことを考えているのか、この1点だけ聞かせてください。
○議長(田中勝男) 副町長。
○副町長(安曇達雄) ただいまの部分、大変重要な部分だと捉えておりますので、現在、内部組織でどういう形で進めるかという、たたき台の部分を進めております。当然、協議に入るなかではたたき台を、そういった方々に合わせて、一緒に協議をしながら、町民の方も交えたなかで計画づくりをしていくということを基本的に考えております。
○1番(原 紀夫) 終わります。