平成21年第6回定例会(6月18日)
○議長(田中勝男) これより本日の会議を開きます。(午前10時00分)
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○議長(田中勝男) 日程第1、請願第8号、新得警察署熊牛駐在所の存続を求める請願についてを議題とします。
委員会報告書を朗読させます。事務局長。
(事務局長 朗読)
○議長(田中勝男) 本件について、産業厚生常任委員長より報告を求めます。委員長、奥秋康子議員。
○委員長(奥秋康子) 本委員会に付託がされました、請願第8号、新得警察署熊牛駐在所の存続を求める請願につきまして、審査の結果と経過をご報告します。
6月15日に委員会を開催いたしました。審査結果はただいま事務局が報告書を朗読したとおりでございます。計画どおり駐在所が清水交番へ統合されますと、駐在所の管轄地域で最も遠距離地域で、現在の約2.5倍となり、地域の犯罪や事故、事件発生時への対応の遅れが非常に懸念されるということで、本委員会全会一致で採択と決定しましたので、よろしくお願いいたします。
以上、請願第8号の審査結果の報告といたします。
○議長(田中勝男) これより、質疑を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) これより、討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
○議長(田中勝男) これより、請願第8号、新得警察署熊牛駐在所の存続を求める請願についてを採決いたします。本件に対する委員長報告は採択です。
請願第8号は、委員長の報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、請願第8号は、委員長報告のとおり採択と決定いたしました。
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○議長(田中勝男) 一般質問に入る前に、あらかじめ申し上げます。
最初の質問は、通告の全項目について、一括して質問していただき、再質問がある場合は、一問一答質疑になりますので、よろしくお願いいたします。
また、質問、答弁にあっては、わかりやすく、簡潔に行われるよう特にお願いいたします。
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○議長(田中勝男) 日程第2、一般質問を行います。
順番に発言を許します。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 皆さん、おはようございます。通告に私は3項目を質問として申告しております。いずれの質問につきましても、非常に私は重要な案件であると考えていまして、一日も早くこれらが前向きに進むように特に努力をお願いしたいということを含めて質問をさせていただきます。
1点目の質問ですが、介護老人福祉施設の入所の待機者が非常に多くなっているという現状を鑑みて、なんとか解消策を早期にすべきだろうと私は考えております。このことは全国的に少子高齢化も進んでおりますし、私どもの町でも出生数が減少するなかで、高齢化もまた非常に顕著に増加しているということが顕著でございます。介護を必要とする高齢者も年々増加しているというなかで、65歳以上の高齢者は現在3,000名を超えているという状況でございます。平成23年度には人口比では30%を超えると推計をされています。
介護老人福祉施設への転換が、現在、御影診療所において本議会でも提案されているわけですが、私たちの町では現在多くの入所待機者がいるわけです。一昨年、私がお伺いしたときには80名程度ということでした。昨年は100名を超えているというお話をお聞きしております。すでに今年はまたそれ以上に増えているんだろうということも予測されるわけでございます。
そこで、傾向としては全国的な傾向であり、また国の責任も非常に重たいわけですが、私どもの町として現状、この解決策をどのように考えておられるのかをお尋ねいたします。
2点目でございます。フロイデ温泉の売却後の現状と町の今後の対策についてお尋ねします。フロイデ温泉は1年前にホテル経営の実績を高く評価したなかで、現在、民間経営者に売り払いが行われ、1年が経過しているわけです。私ども議会議員としても、非常にこのことに期待をして、清水町の活性化の一助になるのではないかということで期待をしていたところですが、1年を経過した現在を見てみると、この1年間、まったく後ろ向きの経営状況ではないかという思いが強くするわけでございます。この契約者との1年間のなかで各種の接触状況等があろうと思うわけですが、これはどのようになっているのか。売り払い時の厳守事項は8項目あるということは売り払い時にこの議会で聞き及んでいますが、これらの8項目については本当に守られているのかと、私は反故されている、反故状態にある気さえするわけです。今後、このホテルが運営面において、町民が希望するような温泉として、存続をしていけるのか、非常に危惧しているところです。このことに加えて、この売り払い契約書でお互いに契約しているわけですが、この契約書のなかに盛り込まれている厳守事項等を守られていないというような状況が顕著なときにはどういう手を町はうつつもりでいるのか、このへんについてお尋ねします。
最後の3項目目であります。清水公園ペケレの森を含めての話ですが、この再整備について、お尋ねします。清水公園の景観というのは、私も予算委員会、決算委員会等で質問をさせていただいておりますが、非常に過去の外来者の話を聞いても、非常に景色がいいと、そしてパークゴルフ場等についても、起伏の激しいところであるけれども、非常にいいところだということを聞いておりますし、このことを含めて、パークゴルフ場、あるいは池だとか、公園の遊具であるとかを含めて、ペケレの森を連動させて、しっかりとした整備をするということで専門家、または町民、職員等で知恵を出し合って、再整備をするべきではないかと私は考えております。
指定管理者として、この公園を維持管理するという考えは町にあると思いますが、その前段で町外者をしっかりと呼び込んで町の活性化に寄与するような体制をしっかりとるということが非常に私は大事なことではないかと思っております。特に、今年のゴールデンウィーク等には相当数の入込みがあったと聞いておりますし、これはまったく宣伝しないなかで、こういう状況が起きているわけであります。高速道路なども開通したことで、人の流れも変わってきているなかで、この際、清水町の名所として再整備をはかって、内外に大きく広めていくなかで、地元産品の販売拡大などを積極的に進めていくべきではないかと考えるわけでございます。このへんの考え方についてお尋ねします。
以上、3点についてよろしくお願いします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) 皆さん、おはようございます。
それでは、原議員の質問にお答えしていきたいと思います。
ただいまご質問のように、本町の高齢化率も年々加速されてきているところでございまして、5月現在で29.56%ということでございます。まもなく30%に到達するという形になるわけです。このようななか、本年3月に清水町高齢者保健福祉介護保険事業の第4期計画、平成21年から23年まで、これを策定したところです。それぞれ計画に携わりました関係者の皆さんに深く敬意を表するところでございます。この計画の基本とするものは、介護を要する高齢者にいかに必要なサービスを提供するかということです。介護を要している状況になりましたら、本人はもとより、家族の皆さんに多大な悪条件が重なるということでございます。本人にとりましても、家族にとりましても、住み続けた町でございますから、この地域で生活を送っていただくようなサービスをどのようにしていくかということの体制整備を図ろうとするものであります。
現在、本町の要介護認定者は4月現在で要支援が164人、要介護が380人で、合わせて544人となっているところです。23年度には590人程度の認定者になるのではないかということになります。現在、そういったなかで、施設サービスが主になっているところでして、このものと地域密着型サービス、いわゆる小規模多機能居宅介護施設、あるいは居宅サービスによる訪問介護、短期入所か、それぞれ通所しながらでありまして、これをいかに充実させるかというなかの計画をたてているところです。これに基づいて、実行体制を組んでいくわけでございます。本町の介護保険事業の状況をみてみますと、さきほど申しましたけれども、要介護認定者380人中、3分の1にあたる116人が施設介護になっているところです。そのほかの3分の1が居宅介護利用ということになっておりまして、そのほか、それぞれの小規模多機能施設だとか認知症対応型共同生活介護、こういうのに利用が36人利用して、合計276人がサービスの利用となっているところです。要介護者全体の73%になっているところです。
ご質問の中身は待機者がいるという特養施設ということになろうかと思いますが、現在は90人ほど申込みしている、申請待機というのがいるわけです。他施設に入っていても、清水町でのサービスを受けたいということでいるわけですから、実際には病院含めて、40人程度かなとおさえております。しかしながら、そういった整備をしても、不足すると、施設利用者については不足する状況にあるということでございます。これまで、私は特養施設の充実に向けまして、拡充についてそれぞれの機会の要請、十勝全体でも要請をしておりますが、なかなかベッド数の制限から、増設が認められないということで、現在は十勝では帯広市が増設できるような状況ですが、群部における調査については、現状維持とこういう状況になっているところです。これは特養施設に限りでありますけれども、そういうことで、国も方針は介護施設の増加を抑制していくというのも事実ですが、これは私どもそれぞれの地域特性があると思うわけですが、十勝においては酪農と畑作があるわけですが、酪農畜産においては非常にそういった生産活動に影響が出てくるということから、強く求めているところですが、なかなか社会保障費全体、介護保険料を含めて増加になるということから、なかなか国の抑制策が解除されないということでございます。今後もさまざまな角度からそういったものに要請をしていきたいと考えているところであります。
次に、フロイデ温泉でございますが、ご案内のように1年が経過しました。この間、民間ならではの経営手法ということの運営を期待していたわけですが、当然そういう意味での売却をしてきたわけでありますが、実態としては開館時間の短縮だとか、送迎バスの運行の見合わせだとか、従前、町が運営していたときよりも後退しているということが事実であります。レストランも閉鎖という状況になっているところです。誠に遺憾です。こういうことで、町としてもただ売却したということではなくて、幾度も現地の責任者とそのことについて遵守するように進めてきたところですが、いかんせん、この会社の社長そのものからの指示がなければ動けないということから、本年3月に副町長以下課長と大阪の本社に訪問をさせました。社長にこういう現状を訴えてまいったわけですが、社長から昨年からの燃料価格の高騰や現地職員の離職など含めて、通常経営ができない状況がなされてきたということで、軌道にのらなかったという弁明をしているわけですが、強くお話を申し上げたところ、町民の利用をもっとしてほしいと、利用度が2割に満たないぐらいだということでございます。そういう拡大を町にもお願いしたいということもございました。
そして、今後、社長のお話ですと、本州からの集客を含めて経営のたて直しをはかりたいということで、強い意思だということですので、そのことを信じながら協議をしてきたと、今後は側面的な面でそういった町民利用の拡充ということをしていかなければならないという町の支援を側面から考えていかなければならないと思います。
2点目の契約に違反する行為があるのではないかという疑念の質問ですが、現在、契約に違反をしているということはないわけですが、契約時の条件では町民等が温泉入浴できる用途に一部供しなければならないとしておりまして、従前、町が運営していたときのサービスを踏襲することを条件とはしていないと、あくまでも町民が温泉入浴できる用途に一部供しなければならないということであります。当然、町としましては、民間感覚によるその他ノウハウをいかして、きめ細かなサービス提供、さきほど申し上げましたが、そういったものを展開されると想定していたわけですが、後退したということで、想定外だということです。そういう意味で強く会社訪問して、社長の意向を聞いてきたわけであります。なお、5年間は議会でもお話をしておりますが、転売はできないということですが、これは条項に違反をした場合は契約を解除して買い戻しするということになっているところです。今後、町全体の分散している観光施設をどのように一元化していくのかということ、どう連携していくかということになるわけですが、その構築は課題であるというのは重々承知でありますので、具体的にこういったものをどうするのかということを観光協会が非常に頑張っていただいておりますので、観光協会を含め、あるいは専門家ともつめながらこの具体化にむけていきたいと考えているところです。
3点目の清水公園ですが、これは私が公園整備の再計画をすべきだということで、昨年から庁内で協議をさせているところです。当初はパークゴルフを中心に非常に起伏にとんだということで、利用者も多かったわけですが、十勝川温泉のホテルが札幌圏での売り込みの手法のひとつとして、バスを出して、その中間に清水を選んでいただいていたわけですが、その後、各町で充実をしてまいりました。そういうこともあったと同時に個々のホテルがそういう折込作戦をしていないということで、全体でやっていることでありまして、パークを含めたということ、中央にもパークゴルフ場ができておりますので、そういうことで売込みがなかなか難しいというお話も聞いております。町としてもJR等を通じて、観光のパンフレットも送付し展示して売り込みはしているところですが、なかなかそういった社会情勢を含めて、非常に多くの人達が他の分散型になっているということでございます。私としては、高速道路も23年に全面開通していくということ、36号線のシーニックバイウェイというものも登録になったということ、やはり5町で協力をしていこうということから、入口と出口にあたる清水公園というものを再整備していく必要があるだろうということで、立体的に考えていこうということが1つです。もう1つはやはりできた目的は町民の憩いの場であります。町民がどれだけ清水公園に関心を持っていただけるかということですが、もうほとんどできあがったなかでは町民と協力してということはなかなか生まれてこないわけですが、協働のまちづくりという観点から、町民の皆さんに再生するための意見やら、あるいはそれがまとまった後には、実働部隊として、行動をしていただくと、そのことがこの公園を守り育てていくことになるのではないかというふうに思うわけです。そういう面から役場組織内に清水公園活性化プロジェクトというのを設置しているわけです。今後、町民を交えて、どのように再整備をしていくかということを考えて、実行に移していかなければならないとこのように思うところです。そのことがゆくゆくは観光面にも貢献がされていくものではないかとこのように考えているわけです。
以上、3点申し上げまして、ご答弁とさせていただきます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 再質問をさせていただきます。
町長から答弁をいただきました。私はさきほどの質問でも申し上げておりますが、年々、介護の認定者が増えてきているなかで、入所の希望があるにもかかわらず、なかなか入所ができないという、町民をいかに救っていくべきかということを質問の視点にしておりまして、今、町長からご答弁をいただいたなかでは実際には入所したいんだけれども、入所ができないという人は40人程度だということでありますし、加えて国のほうでこれ以上、帯広市以外郡部については、増床するということにはなかなか認めてくれないという話ですが、今ある清水町の施設、特別養護老人ホームを民間に移譲をしましたけれども、この施設で今以上の増床をはかるという考えというのはないのか、またはあるんだけれど、国の方針としてできないということなのか、このへんについてはいかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 施設としましては、増設をしたいという考えは持っています。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 施設としては増床したいという考えがあるんだけれども、これは前段で町長からご答弁をいただいたように国が認めないとこういうふうに理解してよろしいでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) この国が認めるということではなくて、全国に要介護認定、どのぐらい対象者がいるかということから、都道府県に分かれてくるわけでして、都道府県のなかで結局は全道的に該当が予想される人数の割当をしまして、そのなかで十勝は何床という形になるわけです。そのなかで、西部方面ではこれだけの病床数、療養するベッドがあると、そのなかの人口がどうで、いわゆる高齢者の人口がどうだと、総人口に対して高齢者や要支援者がどうだという形になって、張り付けられてくるわけです。西十勝においても、全体的に満たしていると、基準以上の施設のベッド数というか、それがあるんだということなんですね。そういうことから、割りふりのなかで、増加がなかなかされないという状況なわけです。それをなんとか画一的ではなくて、その町々の産業形態、これによって基準を再配分ということを考えていただけないかということを私どもも訴えているわけです。以上です。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 国も道もそういうことで決めているというのは理解しますが、今いる入所したくても入所ができないという町民を清水町以外の施設ですと、今も現状も入所をしている現状ですが、現状では他の町では受け入れることができないという状況なんでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 現状では他町村で受入れをしていただいております。例えば100床あって、そこの高齢人口からみても100床ではなかなかうまらないというところもあります。そういうところにお願いして、利用をしてもらっているわけですが、そこを利用している方々、あるいは家族の方々がここで身近なところで利用をしていただきたいと、そういう声が強いと、当然だと思うんです。それに応えるようにしなければならないと思っているわけですが、さきほど申し上げましたように、この清水町の施設においても、他町村からも来ているという部分もありますので、これはお互いにそういった施設間同士のやりとりと申しましょうか、利用の緩和策というか、そういうことをしながらしているわけでして、できればその方たちが地元に戻り、地元から他町村に行っている方々が清水にきてもらいたいというようなこともあるわけですが、さらにそのほかに待機者というのもございますから、当然そういった面ではデイサービス含めて、短期入所、それから居宅でおける介護を受けて待つと、あるいは病院で待機をするというようなこともあるわけです。私どもの日赤病院、前田クリニック、それから朴澤病院、それから御影診療所というところでそういう部分を補っていただいているわけでして、感謝にたえないところでございます。しかしながら、この特養の問題については、さきほど申し上げましたように、なかなか一長一短にはいかないという状況下にあるということをご理解願います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) なんとか地元に密着した施設に入りたいという希望は町民としてあるということは十分に理解できるわけですが、今回、提案がされている御影診療所との関係ですが、現在、御影診療所のベッド数からみて、7床を残してあと保健施設にという考えですが、新たにできた施設は12名を新たにあの施設に入れても余りあるわけですが、この引き算をした部分、十何床ですか、これについては今言われている40名の町民が入所をするという可能性というのはあるのでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 40名すべてがそこを利用するのかどうかということになりますが、それについてはまだわかりませんが、その症状によるのではないかと思うわけですね。したがって、老人保健施設にも特養にも該当にならない、それから病院でもそこにも診療型にもならないという場合はそこに施設のなかで利用ということは可能ではないかと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 新たにできる施設が29床ですか、その施設が出来たときに、概数であると思いますが、40名程度入所を希望してる人がいるんだということであれば、これは先の話、今年、来年の話ではありませんが、そのときには増えていくだろうと思いますが、その部分にしっかりとすでに待機待ち、入所待ちで、御影の保健施設にすぐに満杯になるくらい入所するというようなことが私は当然あるのかなという気がしたんですが、今の町長の答弁をお聞きしますと、医療関係とも関連がするということもわかりますが、そのなかで他町からもどんどん受け入れるんだということであれば別ですが、そうであれば、空くような感じ、入所全体が埋まるということにもならないような気が、私は答弁をお伺いしたなかではそういうふうに受け止めるんですが、そういうことはないというふうに受け止めておられるのでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) さきほど申し上げましたけれども、他町村に行かれている方もいらっしゃいますので、そういうことから考えますと、当然、29床は埋まるだろうと、むしろ足りないのではないかというふうにも予測をしなければならないとこのように思います。幸いに西十勝では芽室、鹿追、これらが充実をしてきておりますので、それにプラス我が町ということになります。そういうなかでは3町合わせて、それぞれやっていけば十分とは言いませんが、まだまだ足りないのではないかなと思いますが、連係プレーは当然していかなければならないと思います。しかし、これは運営事態が診療所そのものになってまいりますけれども、たぶん先生としてはそれを見込んでのことと思いますので、すべてがそこに満足するようにはならないかもしれませんが、概ねこの現状では利用がなされるであろうとこのように思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 当初の認識からすると、だいぶ違う面があるという気がしました。そこでこの老人福祉施設については、当初町長から答弁をいただいたように、地域密着型のサービスとそれから今言われましたような施設サービスがあるんですが、地域密着型のサービスのなかに入所していただいて、より介護度の改善をはかるというか、出たり入ったりというか、健康を保持していくということも大事だろうという気がしますが、小規模多機能の施設が下佐幌にありますが、こういう施設を町のなかにも民間の力を借りて、既存の民間の遊休施設に若干手を加えて、こういうところにも幅を広げていったらどうだろうなという気もするんですが、そういうことについては考えはどうでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) この小規模多機能施設は運営的に厳しいものがあるわけです。現在、下佐幌で学校跡地を利用してこれが料金、使用料が無償ですから、今のところですね、それで運営が成り立っていくわけですよ、新たに施設を設置する、新たに改修していく、また施設の職員を置くとなると厳しい状況です。したがって、なかなか経営者の手があがらないということでして、全体の施設でありますが、全国で昨年度で厚生労働省は予算をつけているんですが、7割しか、6割強ですね、それしか手をあげるところがないということになっております。それだけ介護報酬を含めて、そこに対する施策の支援が少ないということが原因となっているところです。手をあげてもらってとか、民間活用してとか、いろいろ言われましたけれども、そう簡単にいけるものではないと、医療機関でさえ四苦八苦している状況ですから、医療機関がそういうものの連携を通じていけば効果的だと思うわけですが、それがなかなかできないということでございます。
したがって、居宅サービスを通所しながら、短期入所をしながら、そういうもので今のところはつないでいかなければならないのではないかとこういうふうに思います。しかし、現在さまざまな旭山学園を含めて、社会福祉法人を含めていろいろと検討をしていることは検討をしておりますので、それも財源によります。そういったことも含めながら、なんとか町内で待機をしないように、また不自由をかけないような、サービス業を実施していこうということが、今の介護高齢者福祉計画になっていくわけです。これには町民の地域福祉ということをしっかりと助け合っていくということをやって、お互いに助け合うという社会づくりをしていかないとならないということで、いくら施設が造られても、そういうこともしていかないとならないということでご理解をいただきたいと思います。私どももこれに向けて頑張っていかないといけないと思っております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 町長の言われることは理解ができますが、私は待機をしている、入所をしたくても入所ができないという人をそのまま放置をしておくということは、今、厚生労働省のなかで、4月から介護認定者の関係について変わったそうで、そのことで介護度が要支援から要介護の部分が2・3割下がるということで、いろいろと問題視をされているようですけれども、清水町の現状をみたときに、そういう待機をしている町民が入所をしないまま推移をすることで、逆に介護度が上がっていくという可能性も私は否定ができないと思います。実は私の近辺におばあちゃんが1人で生活をしている人がおりまして、冬期間、グループホームの前田医院でされているところで3か月か4か月入所をしておりましたが、入所する際には危ないというか、歩くのもおぼつかない感じで入所をしましたが、今年の春になって、暖かくなってから戻ってきたときには、まさに見違えるように改善されて、私もびっくりしました。施設に入って、規則正しい生活をするなかで、さきほど町長も触れましたが、こういう施設というのは医師との連携も必要ですから、簡単にできないことも重々承知をしておりますが、そういう面から見ても、短期間であってもこれだけ変わるということは介護度も、逆に見ると要介護の4ぐらいから2に下がるということもあるわけなので、そういう面から見ると、よりそういうところに医師との連携を密にできることであれば、本当に申し分がないという気がしましたので、あえてこの提起をしたわけでございます。
したがって、待機している人の策を町長が触れておりましたように、現在、施設を運営しているほうとの連携を取りながら、より密度の濃いものにしていただきたいという気を強く持っているのですが、いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 今、言われているのはもっともなことですから、当然していかないといけないわけですが、サービスをしていくということは、受益者も負担がかかってくるわけですし、それから当然、これらがどんどんいくと介護保険料にもかかわってくるんですね。そういうことからいろいろと考えていくわけですが、本当に困っている人が、今そういう立場の人に、町としてもしておりますから、短期入所の場合は町の特別な枠で助成措置もやって、負担軽減も下げてやっておりますので、全然他町村からみて決してひけをとるものではありませんし、ただ問題はこれからどんどん増えていくと、これがはたして施設入所だけでよいのかということを考えなければならない。施設入所に代わるものをどう構築していくかということもしなければならない。両面で考えていかなければならないと思います。すべてがサービス全部がそこで受けれるような状況にはならないと思います。ですから、その状況で判断していく、弱高齢者対策を構築していくかというのが必要かと思います。できるだけ精一杯やっていかないとなりませんので、私どもとしても懸命なる努力を続けていかないといけないと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 町長の言われるとおりですね、私も同感です。さきほどの答弁からしても、現状、清水町は比較的そういう面では恵まれているほうだということからすると、入所待ち者を早急に入所させるとかいう施設は現状ではなかなか難しいという気がします。したがって、一緒に生活をしている家族の苦労等も考えると、入所をしたり、出たりという形で、介護度を高めないように努力するというのも大事でありますから、そういう面で特に町長も懸念をしておりますように、これからますます高齢化が進んでいくということですから、より道の関係等や十勝管内の関係等を含めて、清水町の施設に安心して入れるような、地元の施設に町民が入れるような施設を増やしていくという努力を特にお願いしたいということで、この項目は終わります。
フロイデ温泉の関係であります。前段で私も申し上げましたが、昨年、この売り払いしたほうに、決定をした際には、また特別委員会も議会もつくって決定する経緯も総務課長からも詳しくお聞きしました。あの段階では、ホテルを経営しているということも含めて、手広くやっているということで、これはいいところに売れたものだというように私も期待をしていたところですが、以降、芸術学校の生徒を泊めるということもないまま、新得町にそっくり持っていかれて、このことについての策がひとつもできなかったということについて、私は非常にもったいないことをしていると、さきほど社長のことを言われていましたが、どうもそういう面からすると、本当に前段昨年よく言われていた清水町の活性化のためになるという面については、まったく逆になっていると、このことについて、どうも多くの町民は納得がいっていないと、今年もそのままこんな感じでいくのであれば、さきほど町長が言われました、契約上は5年間は転売禁止になっているということであれば、例えば、ほかのほうにいってしまうような気がするわけですが、そういう懸念を町長はお持ちでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 今の段階では、さきほども申し上げましたが、3月に副町長とそれから総務課長が行って、これまで再三、現地の責任者と話してきたことを私ではだめだと、社長の意向だということですから、社長にお話をしているわけです。そのなかでは意欲は満々だと、もしやらないのであれば、向こうから無理だというのであれば、こちらは覚悟を持っていましたから、売った値段で買い戻ししますということで、話を持っていってくれということで言いましたので、ところが向こうではまだそれは緒についたばかりで、経営をしだしたばかりだから、これから努力してやっていくんだからというものですから、それを信じるしかないわけです。しかし、もし今のような懸念するようなことがあれば、ただちにそういうことになるわけですが、それはそのときはそのときで考えなければならないというふうに思います。現状では社長はそういういろんな経営をやってきているわけですから、清水町だけではなくて、他府県の公共施設の温泉を買って、経営をしてきているわけですから、それを信じるしかないんですね。そこで私どもも頭が痛いところは痛いのですが、できるだけ今後ですね、社長が3月の意向がそういうことでありますから、近々来られると思いますから、さらにそういったこともお話しながら、この温泉という経営をしっかりとやっていただきたいということをお願いしていきたいと、できる範囲であれば、町としてできることはやるという考えをしながら、経営をしてもらいたいと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 9,400万円でしたか、鑑定士の価格があって、そのなかから贈与税なり、町に対する固定資産税だとか、道税だとか含めて10年間、1年間573万円でしたか、5,730万円だとかそういうのを全部ひいた結果が2,300万円かになった分を端数をとって2,000万円ということで、最終的に2,400万円で売り払いをしたんだということで、現在、これらの税関係等について問題のあるところはないのかどうか、このへんはいかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。税務課長。
○税務課長(滝口幸男) お答えします。温泉関係の固定資産税等については、3年間、減免措置の適用になっております。それから不動産取得税についても同じような扱いになっております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 初めて聞いたんですが、3年間、減免というのはどういうことでなっているのか教えてください。
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○議長(田中勝男) 休憩いたします。(午前10時55分)
(休憩中、答弁調整)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午前11時10分)
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○議長(田中勝男) 答弁を求めます。税務課長。
○税務課長(滝口幸男) あらためてご説明申し上げます。しみず温泉フロイデにかかる固定資産税の関係でございますが、これにつきましては、清水町過疎地域における固定資産税の免除に関する条例というのがございます。この条例につきましては、過疎地域自立促進法特別措置法という法律に基づいてつくられているわけですが、この条例に適用すると、そういいますのは不動産取得税の関係もありまして、道のほうとも連動してやっているわけですが、道につきましても、道の条例に基づいて、不動産取得税の課税免除を受けているという条件でございます。本町の場合、固定資産税の免除ですが、年額550万円程度になりまして、これが21年度から3年間、21、22、23年と3年間課税を免除すると、減額でなく免除するという形です。この免除した額ですが、毎年交付税で75%補填がされるというしくみのものです。以上でございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 議員協議会で説明をしたなかで、言ったということですが、私の記憶違いか、よくそこを理解をしていなかったということで、たぶん、税金をちゃんと払ってもらっているんだろうなと思っている町民がかなりいますので、町民もそういうことについてはわからないわけでありまして、そうかと、法律でそういうことになっているのかということについては、今後、それなら町民にも知らせるべきではないかということも出てくるのではないかという気さえするわけであります。
ところで、今、課長から答弁をしていただいたなかに不動産取得税についても、取得税そのものがかなり高額で約1,000万円という気がしたんですけれども、それも免除ということになっているということですか。
○議長(田中勝男) 税務課長。
○税務課長(滝口幸男) 不動産取得税につきましては、評価額の4%ですから、1,600万円程度になるかと思いますが、数字しかはっきりと申し上げられませんが、これも免除になっているということでございます。以上です。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) この免除というのは、支払いを免除しているのか、何年か据え置いてということなのか、どちらですか。
○議長(田中勝男) 税務課長。
○税務課長(滝口幸男) 不動産取得税は1回きりの税ですから、1回免除をされて終わりということです。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 九千何百万円から不動産取得税をひいて、二千何百万円にしたわけですが、そうなると、当然ひいた分はまったく意味がないということになってしまう気がするんですが、そのへんについてはどうなんでしょうか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 価格ですが、その当時もお話をしましたが、不動産鑑定評価が9,400万円でした。固定資産税の相当額10年分を控除して、2,000万円という数字を出させていただいて、今回2,400万円で売買したという経過です。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 固定資産税10年分だけをひいたわけではないですよね、取得税も全部ひいて、二千何百万円になったと、以前に私は課長から説明をされたというふうに記憶しているんですが、不動産取得税だけであれば、10年間で5,700万円ひけばいいわけでして、そんな二千何百万円なんていう金額は出てこないと私は思うんですが、いかがですか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 私の説明不足ですけれども、議員がおっしゃるように、固定資産税相当額10年分と不動産取得税相当額を控除するということでございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) これは当初から減免措置があるということがわかってこの部分はひいたというふうに理解をしていいですか。
○議長(田中勝男) 税務課長。
○税務課長(滝口幸男) その関係につきましては、不動産取得税、道税になりますが、これが適用対象になるのかならないのかというのが最初はありました。支庁と打ち合わせ等々するうちに、この法律の目的は旅館業に供する設備ということで、なっているわけです。温泉施設が旅館業に供する施設に該当するのかどうかというのが、最初から、初めからはわかってはおりませんでした。支庁と協議をして、そして支庁がその適用の申請を受けて、適用になるという判断のもとに町も連動して対応をさせていただくということでございます。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 売り払いをした後に、今ある施設のなかに宿泊施設を設けるんだということを総務課長から説明を受けておりましたけれども、現在、宿泊施設というのはあのホテルにできあがっているという状況なのでしょうか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 今、議員がおっしゃるように、旅館業法の許可をとるというのは前提としてあの温泉に宿泊ができるという、宿泊許可をとるということが、今、税務課長が言った旅館業法の根底のようでございます。宿泊ができるように許可をとったというお話を伺いまして、お話をさせていただきました。しかし、2階の休憩室、さらには和室、そういうものに最大80名ほどでしたが、宿泊ができるという許可をとったということは説明を受けましたけれども、そのように改装をしたという状況にはなっていないと、現在はなっておりません。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) そうなるとどうもよくはわからないのですが、減免措置になるようなことになっていないような施設で減免をしているということは、町が関わらないで、上のほうで処理をしなければならないことになるのでしょうか。いかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 税務課長。
○税務課長(滝口幸男) 支庁と、私は同行していないので、そのへんはわかりませんけれども、そういう結果として、旅館業法の許可を得て、内容は不動産取得税のほうは課税を免除するということで、そういう確認ができましたので、それに基づいてやっているということです。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 町から減免措置をとられていないということについて、そのことについて物を申し上げるということは必要ないのかどうか、このへんはどうですか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) あのですね、確かに非常に最初は説明を聞いたときには、どのように泊めるのですかというお話を私もさせていただきましたけれども、2階の休憩室あるいは和室、1階の大広間がありますけれども、そんなに細かく区切って、本来のホテルのような形を考えているようではなかったようです。いうならば、寝具さえあればすぐに寝れるんだというお話ですので、そのような形で考えているのかなと思ったんですが、議員がおっしゃる旅館業法の許可をとりながら、ホテルを経営していないから、町から申し出しないのかという主旨のお話だと思いますが、道で旅館業法の許可を出して、税のほうで認めたとなると、町でその部分でお話をすることはなかなか難しいのではないかと思っているところです。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 道で判断したものについて、どうのこうのするというのはなじまないと言われればそれまでかなという気がしますが、現実問題として、九千何百万円からその分を差し引いて、額をはじきだしているわけですから、それがいかされたものになっているのか、なっていないのかというのは大きな問題だという気がします。このへんについてはこれ以上はお話しても先に進まないだろうという気がします。
さきほど、町長が申されましたけれども、経営者がこれから意欲的に温泉をやるということが大きな前提になると思いますが、町として、今まで以上にそういう面でかかわりをもつなかで、この温泉が、町民の温泉として納得されるような方向へ、極力、しつこいほど会社にもいろいろと話し合いを持つとか、そういうことを含めてやってもらわないと、どうも当初の形からみると全く話にならないような状況になっているということは、町民が今こういう状況だというのは、あまり知らないからいいんですが、問題視をされるのではないかと気がしますので、あらためてこのフロイデ温泉に対する決意を町長からお聞きしたいと思います。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 社長とのお話を副町長以下で聞いてきております。その結果の説明を受けているわけでして、社長の意志は固いということで、頑張りますということでございましたので、それを信じるしかないということですが、ただそのとき言われたのは、町民の利用が少ないということで、町としてそういった町民が利用できる方法を検討してもらいたいと、私は私どものほうで頑張ってやりますと、こういうお話でございましたので、町として町民の利用を促進する方策をどうとるかということにかかわるのではないかとこのように思います。いずれにしても、多くの町民が利用していただけるような、これだけ経営が成り立って、設備も充実していくということになるわけですから、以前から、町営のときからそれは言っているのですが、3割ぐらいでしたから、町営のときから言っているのですが、なかなか利用度が少ないということです。これは議員も知っているわけですから、議員も自ら、私も行っていますけれども、行って、身近な人も一緒に行こうということで、一人ひとりがそういう気持ちでいかなければなかなか誰が温泉経営をしても、なってはいかないだろうと、音更でさえ、町民に利用券を何枚か発行したんです。これは財政的にできるからですが、うちはできるような状況ではないですから、その面を我慢して、本来であればそういう券も配っていければ一番いいなと思います。それでも配ったけれども利用度が少なかったというのもありましたけれども、利用することで経営が成り立っていくわけですから、そういう方策をしていかないといけないかなと思っております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 町長の決意はわかりました。私は買い求めた相手方の経営姿勢が町民に伝わるようなことをしていないという気がいたしております。当初から開設時から民間であればかなりのことをするのかなと思っても、チラシひとつも入らないような運営のしかたをしたところにいろいろと問題があるのではないかと私は思っております。
最後の3点目、清水公園についてでありますが、今年のゴールデンウィーク、大変な人出が、PRひとつもしていないのにあったという話を聞きましたが、この現況というのは知っているのかどうか、知っているとすればどのように感じたのか、お聞きしたいと思います。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) このたび、高速道路の割引料金ということもありまして、かなりの入れ込み、清水を起点にしてございました。清水・池田間、清水・トマム間、非常に多くの利用者があったと、そのおかげで本町から降りる、あるいは出るという状況下で、ひと休みというのがあったのは事実です。高速道の会議、スカイロードの会議でもそれは言われております。これがただ一過性のものなのかどうかというのは、それはまだ綿密に調査データとってはいないのですが、NEXCO(ネクスコ)をはじめ、十勝のスカイロード利用者協議会、それから高速道路建設促進協議会、こういうなかで、データを取って、どういうことなのかということも続けてみないとわからないというようなことであります。その分、JRの部分が落ち込みがあったということですから、中央から道路ができたので、十勝道東本面に足を伸ばしたいということが多かったのかなと思います。これらを23年に開通したら、どうなるのかということで、私どもは想定していかないといけないと思います。そこで清水町だけではなくて、十勝全体で考えていこうということで協議をしているところですので、それらに基づきながら、本町での対策をどうしようかと、そのためには入り口をしっかりとしていくべきだと思いますので、さらには高速道路のなかに観光案内を看板含めて、要請をしております。それからスピードアップも要請をしております。70キロ制限を10キロアップしてくれないかと、これも今度の日曜日に要請をすることになっておりますが、さまざまありますが、町民の皆様の意見を十分にお聞きしたなかで一緒に、実働、汗も流していかないといけないと思っております。ですから、多くの町民が参加していただけるように、幸いにもまちづくり計画を新しく練っていく状況でありますから、努力を積み重ねて、23年のオープン、全線開通のときまでには、しっかりとした清水公園の再整備が図れるように努力傾注をしていきたいと思っております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 宣伝をひとつもしないで多くの人が来たということで、私も驚いたんですが、例えば池がありますが、足で漕ぐボート、手漕ぎボートだとかありますが、あそこに私も孫を連れてよく行くんですが、担当者の話では今年のゴールデンウィークはひどいめにあったんだという話を私にされたので、なんですかとお聞きしたら、1人で対応できなくて、対応する人を増やして対応したんだと、1日に5万円あったんだという話を聞きましたので、町長も再整備をするにあたっては、町民の力も借りなくてはいけないというのは私も大賛成です。こういう認識を広く町民に持ってもらうためにも、質問書にも書いてありますように、専門家あるいは職員、町民を含めて、この公園をどうしたらいいんだということをしっかりと考えを出し合って、町民の力も借りるというのが私はベターだろうという気がします。
特に清水町の公園については、ゴールデンウィークのときにでも、新聞に出ましたけれども、清水公園がどこにあるのかなというぐらい、清水公園は小さなものしか出なかったということもあって、こういう面から見ると、当然お金のかかることではありますが、PR不足というのも大きな問題だろうと、あそこの公園の入り口については、入った人はここにこんな公園があるのをわからなかったと、池の鯉を見てびっくりしたという人もいたそうですが、そのへんを含めて、しっかりと考えを持った運営をすべきではないかという気がします。
そこで、町長、ペケレの森も含めてということも言っているんですが、全くペケレの森については、町長は触れておりませんでしたので、私は2年前の質問のときにもあそこの場所については、非常に問題があるんだということで、質問をさせていただいた経緯があります。私もちょこちょこ出向いておりますが、2年前から見ると雲泥の差と言ってもいいぐらい、萎びた形で、園内については通行できない形になっている、加えて土木現業所が町の業者に発注して木道の修理ということで工期が2月から7月10日までということで、工事標識が出ておりました。どういう工事をするのか。あとですね、7月10日となると3週間しかないわけですから、3週間で木道の板を全部張り替えるということはしないだろうとなると、町との協議を含めて、現状、ペケレの森についてはどういう認識をされているのかお尋ねします。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) ただいまのペケレの森の公園の工事内容ですが、鹿追の土木現業所から園路の修繕をするために、入っているということでございます。悪いところを修繕して直すための工事というなかで通行止めをさせていただいております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) ペケレの森の施設のある側のほうについては、レンガ敷きの遊歩道がありますが、そこの部分については草刈りを行っているようですが、河川の逆の裏側については、全く背丈が1メートルぐらいのような感じで、まだ手が入ってはいないと見ております。健康クラブにお願いして土現との間で協議をしてやっているという理解をしておりますが、現状、このほうについては土現とはどのようなお話になっているのでしょうか。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) ここで休憩いたします。(午前11時33分)
(休憩中、答弁調整)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午前11時35分)
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) 誠に申し訳ありませんでした。ちょっと勉強不足で。土現との管理協定のなかで、一応草刈り等は清水町が行うことができるという形のなかで整理をさせております。そのなかで、町のほうで草刈りの実施はしております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 私はさきほど触れましたけれども、健康クラブが草刈りをしておりますが、今年についてはこれからやるんだろうと、協議が終わっていればですよ、そんな気もしているんですが、草刈りについて、町と健康クラブと土現とですね、協議をして進めているんだというふうに聞いていますが、今はそういうことではなくて、協定上、草刈りは町ができるということで公園のなかについては遊歩道の入り口までのところについてはきれいに整備がされておりますけれども、そこについては今言われた部分なのかなという気がしますが、それ以外の箇所については草刈りができるということで、健康クラブと話し合いをして、町が話し合いをしているということなんですか。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) 健康クラブのほうでボランティアで一応やっていただいているという状況です。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) ボランティアでやっていただいているということについて、私は以前に刈払い機の燃料ぐらいは出してやったらどうだという話を私はしておりました。後日、草刈りが終わってから、健康クラブの方に聞いたところ、それ以降、なにがしかのものを出してもらっているんだという話をしていますが、それは町から出しているんですか。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) 申し訳ありません、そこまで確認しておりません。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 私は土現と町と健康クラブの三者で話し合いをしてやっていると聞いていたものですから、たぶん土現からなにがしかの謝礼的なものが出ていたりしているのかなという感覚でいたんですが、そこが不明確だという気がします。
私は2年前に草刈り以外でもお話をした折りに、町長から木道についても全面撤去するだとか、一部改修するとか、全面改修するとか、このことについてはこれから考えながら土現と協議をしていきたいんだと、町長から答弁をいただいておりますので、このことについて、いろいろと土現との協議が進んでいくなかで、現在、全面的ではなくて、一部木道の補修工事を発注して現在やろうとしているのかなと、こんな感じでいたんですが、どうも担当課長からの説明を聞くと、町なのか土現なのかよくわからないということなので、あまり協議もしていないのではないかという心配さえしているんですが、そのへんはいかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) 申し訳ございません。さきほど言いました、燃料代という関係ですが、昨年、土現で市民草刈り団体という名目の登録をしていただきまして、昨年、3万円から4万円の燃料代等が出ていると状況です。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) さきほど言ったようにあまり協議をしていないのではないかと私はお尋ねしているんですが、そのへんについてはどうなんですか。
○議長(田中勝男) 副町長。
○副町長(安曇達雄) 私のほうから補足で説明させていただきます。内容的には、従来と当然内容は変わっておりません。協議を進めながら、ボランティア団体それから町、それから道とそれぞれ協議を進めながら、管理を進めているのは従来と変わっておりません。変わりましたのは、担当からお話がありましたとおり、道のほうでそういったボランティア団体に対する支援ができる制度を導入させていただきました。そういうことでさきほどありましたような、燃料その他若干の消耗品、こういったものを支援されております。そういったものを今後も継続してやっていきたいというふうに思っております。若干、草刈りの時期というのはずれ込む場合もありますが、いずれにしてもボランティア団体の皆さんと協議をしながら、そのなかを進めていかないといけないと、従来どおり進めていかないといけないと思っております。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) さきほど触れましたけれども、建物のある側のほうの歩道、木道以外の歩道については、機械で草刈りをしているようですが、健康クラブにお願いしている逆の面ですね、あちらについても機械であればかなり早く私はできるのではないかという気がしているんですが、草刈りも1メートル近くになっていると、桜の木を植えているわけですが、桜の木がどこにあるのかわからない、つつじがどこにあるのかわからないという状況に今はなっているわけです。機械でできる面を組織してやればかなり効率的にできるわけですから、町が草刈りをすることができるという協定上でなっていれば、片側やればもう片側もやると、健康クラブの方々にはボランティアでやっていただけるのであれば、刈払い機で応援をしてもらえるとなれば、よりベターな整備ができるのではないかという気がするのですがいかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(栗本勝矢) それにつきましては、内部で協議をして、今後、進めていきたいと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) あの森ですね、以前にも申し上げましたが、非常にたくさんの樹種も生えている、草花含めて、いろいろと観察するに値する、鳥もいるということで、非常に学校教育等にも使えるものだと思っているわけです。木道が通行止めで通れない状況になっていますから、全く使えないわけですが、教育的な立場から見ても、ああいう施設はかなり有効に使ってはいいのではないかという気を常々思っておりますが、突然の質問で申し訳ありませんが、教育長、どのような考えでしょうか。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(伊藤 登) 突然ふられましたけれども、あの公園を以前は幼稚園の園児とか、保育所の園児が利用をして事故にあったことがありました。その部分でいけば、安全管理の部分でいけば、大変苦慮をするところですが、今は老朽化して、危険な状況であることを含めまして、今一度考えなければならないと思っていますけれども、ご質問のようにたくさん勉強する機会を与えるということは非常にいいことであると思っております。ただ、社会科の教育、理科の教育にも校外に出て行く時間的な余裕も含めて検討をしなければならないと、今、新学習指導要領で時間数が非常に増えてきているというなかでは、学校運営も校長の範疇ですけれども、そのへんについてはカリキュラムの組み方などを考えなければならないということですので、教育に役立つのではないかということですが、考えかたとしては、賛成をするところですので、もう一度時間的な余裕を含めていただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 土現との関係でまだまだ協議をすべきところがあるという気がします。したがって、清水公園の再整備についてはこれらのペケレの森を含めてパークゴルフ場から一体となったもので、なんとか清水町の観光の名所として集客力を高めていくということが、よりベターなものではないかと考えているところです。特にお金のかからないようなPRのしかたも私はあると思いますので、そのへんについても十分に観光協会だけではなくて、いろいろな分野から知恵も拝借しながら、清水町の玄関口としての清水公園の分について町長の公約のなかにもしっかりとうたわれているものですから、清水公園の再生計画をつくって、観光資源として生かすんだということも公約に含まれているわけですから、ぜひですね、立派なものとして実現ができるように、そして町民の力も借りながら、やっていくということをボランティア的な精神を培うという面からも、ぜひ全力投球をしてほしいということで、お願いして私の質問を終わりたいと思いますが、最後に町長の決意をお聞かせください。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 原議員、以前からペケレの森について含めて、大変熱心なことで敬意を表したいと思っております。あそこは清水の駅逓の発祥の地でございますから大変大事な場所です。いろいろな森林群がありまして、非常に大切なことで以前は荒木議員からも相当あそこのところきちんと保存をしていくべきだと言われた時代もありました。それから考えたのは大切なのは大切なのです。言う人は言うんです。しからばぜひあそこで汗をかいてくれといってやったけれども、集まりが1つの団体ぐらいしか出てこないということなんですね。私はそういうあちこち言われることはけっこうなことなんですが、自分達で汗をかいてという人達を計画のなかの意見として、実際にやる人を引き込まないといけないと、枝が伸びていれば自分が選定バサミを持ってきて、危険でないところはやるとか、花が足りないと、あそこはつつじしかないから、花を四季折々を植えようとか、そういう愛着心と実働部隊、それからものを考える、そういう一体とならなかったら、ただ言っているだけでなら、清水の町は絶対にはよくならない、そこを拠りどころとして、ペケレ全体、森も含めて、再生計画をつくりましょうということで考えていますので、ぜひ、また多くの町民の皆さんの賛同を得るようにしながら、1人でも木を植えていく、あるいは汚れたところ、散らかしたところを拾っていただくとか、そういうことをしなければいけないと思っております。一番懸念しているのは、ペケレの橋なんですけれども、あれが錆びてきています。あそこせっかく第九が流れるようにした橋なんですが、ここも相当お金がかかっていると思います。今回も地域活性化・経済危機対策臨時交付金で、あそこのペンキを塗ってと思っていたんですが、優先順位があるものですから、やはり優先順位でやっていかないといけないということになります。お金も多少かかるのではないかと思います。しかしながら、清水町民の拠りどころであるし、研修の場でもあるし、それから人を集める場所でもありますので、しっかりやっていきたいと思っております。町民の皆さんが参加して、実際に草刈り、枝払い、そういったものをしていただくような体制づくりをしていきたいという思いで、私は昨年清水公園の再生計画をやるぞというふうに考えたところでございますので、どうぞお力添えをお願いしたいと思います。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 最後と申し上げましたが、町長に中身の濃い答弁をいただきましたので、私なりにもう1点追加させていただきたい。5分ですね、わかりました。最初にプロジェクトを設けていると言われていましたが、このなかで町長が触れておりましたが、かけ声だけで大変だというお話でしたが、このなかに町民の、清水公園をこうしたほうがいいのではないか、ああしたほうがいいのではないかという人も私はいるというふうに理解をしております。これらの人をなかに入れるために、どういうことを考えているのか、この1点だけ聞かせてください。
○議長(田中勝男) 副町長。
○副町長(安曇達雄) ただいまの部分、大変重要な部分だと捉えておりますので、現在、内部組織でどういう形で進めるかという、たたき台の部分を進めております。当然、協議に入るなかではたたき台を、そういった方々に合わせて、一緒に協議をしながら、町民の方も交えたなかで計画づくりをしていくということを基本的に考えております。
○1番(原 紀夫) 終わります。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) ここで休憩いたします。(午前11時52分)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後1時00分)
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。
6番、森田慎治議員。
○6番(森田慎治) 6番、森田慎治です。議長のお許しをいただきましたので、通告にしたがい、次の2点について、町長の取り組みと考え方をお伺いします。
まず、第1点目ですが、堆肥の有効活用で町おこしをということでお聞きします。この件につきましては、多少ニュアンスは違いますけれども、堆肥と環境といった主旨で質問をした経緯がありますが、結果的には具体的に見えてこないのが現実であります。このたびの町長選挙において、3期に向けて当選されました、多くの町民とともども、実行力・実現に向けて、今後の4年間の町政執行を監視しつつ、議会に席をおく者の一人として、政策実現に向けて協力していきたいというふうに申し上げて本論に入りたいと思います。
町長はこのたびの町長選挙で立候補をするにあたり、マニフェストを作成し、町民に向けて5本の柱と54の政策を示し、4年間の町政執行に臨まれたわけであります。そこでお伺いします。柱3のなかで、地域経済に活力がでるまちづくりを推進しますとあります。また、このなかの政策18においては消費者に安全安心な農作物を提供するためにJA十勝清水町農協と一体となり、クリーン農業で堆肥の資源をいかした有機農業を推進し、本町のブランド化をはかるとありますが、このことにつきましては、私も同感であり、ぜひとも実現に向けて努力をしていただきたいと思うわけです。この任期中にできるだけ早く確たる道筋を示すべきだと思いますが、町長のお考えをお伺いします。堆肥を有効に活用できなければ、産業廃棄物となり、また環境にも影響を及ぼしかねない問題です。清水町における農業総生産額の7割が畜産で占めるだけに、畜産の町として知られている所以でもあります。したがって排泄される糞尿につきましても、50万トン、60万トンとともいわれ、これに敷料麦稈等を加えますと、さらに多くの堆肥が生産されているわけでございます。単純に本町の農耕地で割り返してみますと、10アール当たり4トン弱もの施用量になるわけであります。農協の資料にも似たようなデータがありますが、しかし、近年は経営の大型とともに、専業化し、堆肥の循環が上手く機能しないところが出てきているのではないのかと思われます。清水農協はこの現状を的確に捉え、有効活用を目的に余剰堆肥を利用するために、単独で6億7,000万円をかけたバイオマス事業に取り組み、堆肥のペレット製造を今年度から始める計画になっております。原料については、余剰堆肥を12戸の畜産農家と提携したわけですが、すでにこれらの要望に応じきれないような数量が集積されたと聞いております。これを機会にこの恵まれた資源を有効利用し、環境に優しく、安全・安心のできる農畜産物生産のまちづくりをはかることは、酪農の町としてふさわしく、積極的に取り組む努力をすべきと考えます。町長に具体的な考えがあれば示していただきたい。また煮詰まっていないのならば、短期的に成し得ない課題だけにできるだけ早く具体的に示し、取り組んでいただきたいと考えますがお伺いします。この問題は行政だけではなく、当然、生産者や農協と行政、三者が一体となり、中長期的に取り組まなければならない問題です。これに対して、行政としてどのような支援ができるのか、併せてお伺いします。
次に2点目ですが、防風林の持つ価値観を再認識してはということであります。災害は忘れた頃に起きると言われておりますが、まさにそのとおりで、このたびの行政報告にもありますが、5月17日から19日にかけての強風により、甜菜やアスパラガス等110ヘクタールにも及ぶ被害が発生したことは非常に残念なことであります。時期が少々早かっただけにそれに対応ができたことは不幸中の幸いだったと思います。近年の農業情勢の変化は農地の移動により規模拡大、基盤整備、機械の大型化等、効率が優先され、気象の変化も加わり、風害に対する関心も失われ、経済が優先の実情であります。したがって、当然のごとく防風林に対する関心も失われ、樹齢からも伐期もきており、伐採はされるが再植されないのが現実です。風害防止はもとより、環境・景観のうえからも大切であり、どうも早くから奨励をしているようですが、一向に進んでいないのが現実のようであります。この問題については、なんといっても当事者の理解を得なければならないことは事実ですが、行政として苗木の助成等を考えながら、植林を奨励していく考えはないのかお伺いします。
以上、2点について町長の考え方をお伺いします。よろしくお願いします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) 森田議員のご質問にお答えしたいと思います。まず、1点目は堆肥の有効活用でございます。ご案内のように本町の基幹産業であります農業は畑作と酪農、混在する地帯であります。特に、酪農畜産におきましては、総生産額が大きく生まれているところです。ただいまのご質問のように、まさに畜産の排泄物、糞尿につきまして、管内でも大変たくさんの量が排泄されているわけです。20年度の生乳生産は95,000トンになりまして、現在も乳用牛・肉用牛頭数合わせて40,000頭を超えているという状況です。当然、それに伴い家畜の排泄物が多いのは議員ご指摘のとおりでございます。現在は生産者の個別処理のなかで畜産農家から活用や堆肥等交換するなどの活用が図られておりますが、これだけでれば対応できるものではないというのはご案内のとおりです。
農業はまさに土づくりでございます。家庭菜園でも皆さん土づくりをしてやっているわけですから、まさに大きなものですから、土づくりは大切であります。それに伴うこの水問題やら排水問題を含めていかなければならないわけです。このたび、以前から農業の排泄物、糞尿にかかわる環境整備という委員会がございまして、これがつねづね本町へのどのような有効活用できるのかということで協議をしてきているところです。以前は普及センター、農協、町、共済も含めて、それぞれ調査にでかけてきたところです。その結果、当町においては、4つから5つの施設が必要ではないのかということが出ています。その折、財政が困難な状況になったということもありましたし、生産者の個々の考え方もなかった、あるいは堆肥施設を導入するという状況もございまして、なかなかそこが進まなかったというのが現状でした。このたび、堆肥化施設をつくってはどうかということがございまして、ここ2・3年の間に考えかたをまとめて、昨年踏み切って今年の3月にできあがったという状況でございます。おかげさまで財政困難ななか、JAが最大の努力していただきまして、国庫補助2分の1、あと2分の1をJAでもっていただいたということです。非常に私ども感謝しているところです。そういったなかで進めてまいりましたけれども、今年4月より受け入れして、今、現在、16戸だと思いましたが、受け入れしているわけです。10万トンぐらいになりましょうか、年間、まだまだ60万トンからみたら6分の1ぐらいだということですが、そこで今どうなっているのかということで、いろいろとお話をお聞きしますと、現在のところは特殊肥料の登録申請、これをやらなければならないということ、それから成分の均一化した肥料の製造を考えているということでございます。本施設で製造がされるのは、ばら堆肥という完熟堆肥とそれからペレットということでございます。そもそも発想は生産農家に還元をしていくということでございます。化学肥料の減肥を行っていくという状況です。それによりまして、有機農業という目標に向けていこうということで、町がクリーン農業を目指しているということから、こういうお話になってきたわけです。一方では、消費者の動向として、有機農業と、あるいは無農薬ということで求めが高まっております。特に、幼児を持つお母さん、こういう人達はそういうところに気を配っていまして、そういう方面に力点を置かなければ、私ども農業の発展性もそこで絶たれてしまうということから、こういう状況になっているわけです。
私としては、これを早くから訴えてきているところで、JAの皆さんもそういう状況のなかでは、考えられてきたということでございます。一方では必要性は特に持っている生産者もいるわけでして、これを一度に切り替えすることになりますと、費用対効果ということになりまして、不安がどうしても出てくる状況です。そういうことで、実験圃場ということも農協でしているようですが、不安を取り除くためにはどうするかということで、土づくりでは3年か5年はかかるということですから、今の現状では使用しているものを仮に8割減らすとか、2割ぐらいでしたらあれですけれども、8割減らすとなると大変なことになります。まだまだそこまではいかないだろうと思うわけです。
そこでJAとも協議を進めておりまして、助走路をつけてあげようと、それに対して町として支援をしていこうということでお話を進めてきたわけですが、現状ではさきほど導入に向けて活用の成分の、どうしても成分がなかなか均一化されてきていないという状況で、これが悩みだと伺っております。本格的には来年度ですねというお話が出ておりました。そういうことから、きちんとしたなかで生産者に大丈夫だよということでいかなければならないと思いますので、その折に助成を考えていこうと、本来ならこの6月でと思って、補正予算を組んでと思ったんですが、相手方がそういう状況なので待ってほしいということでございます。
私としましては、なんとしても全町的に広めていくということが、これからの農業に必要なことでございます。そして、ペレット化したものを他町村で足りないところ、そこへ売り込むという、そういうことをしていかないといけないと思います。さらに発展した事業体になっていくと思います。現在、お聞きしますと、北海道道央地区の企業にこれが一部活用をされるというようなこともお聞きしておりますので、さらに空知地方でも非常に少ない、そういうところだとか、少ない部分のところに売り込みをしていくと、そのためには私も農協の組合長も積極的に営業活動をしていく必要がある、そのためには製品がどの製品よりも優れているということでいかないといけないと思います。循環型、人にやさしいものづくり、これを目指していくべきだと思うところです。
ちなみに畜産農家16戸でございますが、27,000キログラム、これを製造するということで、堆肥製造量にして約1万キログラムでございます。当町ではやや正確の数字ですけれども、584,000トンぐらいが排泄されるわけです。したがって、この製造処理能力からいきましても、これだけではとても間に合わないということです。さらにこういったことを全戸やっていくとなると、相当な施設整備が望まれるであろうと、しかしこれが2分の1の補助なのですから、もう農水の補助はいつもこれでまいっているんですが、私としてはバイオエタノールの工場もそうでございますが、こういった地球温暖化に含めての命にかかわるものについて、この2分の1の枠を外してほしいということで、それぞれの政治家にお願いしているところです。現在では2分の1しかないということでございます。麦の施設もそうで、すべてがそういう状況になっているわけで、今後、整備にかかってはそういうこと、それから利活用については助走路をつけまして、生産者の皆さんに訴えながら、効果を検証しながらいくべきと強く思います。
JAもあれだけの投資をしたわけでありますから、その思いをしっかりとしていくことをやらなければならないだろうと、町と生産者とJAと一体となってこの問題に取り組んでいきたいという決意でございます。
次に防風林でございますけれども、確かにこの前の風の状況のなかでは、大変な状況になったわけです。本当に大型化していくには障害になるということで、今日まで切りっ放しということになっております。日かげによる影響だとか、その葉が落ちたときに畑に入ってそれが障害になるとか、いろんな面であったわけですが、いつ起こるのかわからない風害、災害ですね、それについては最低限必要だと思うわけです。森林整備は地球温暖化を含めて、大切な資源としていかなければならない、後世に残していかなければならないという役目があるわけでございます。
過去において、国や道の補助制度を活用しながら、耕地防風林造成事業というものをやってまいりました。その後、それが耕地防風林ということで生産者が障害になるほうが多いんだということで、個人資産を形成していくことが少なくなりました。こういう状況でありますが、単独事業としては非常に難しいわけですが、今年度から新たに基金を都道府県に設けまして、林業関係で3,000億円ぐらいだと思いますが、基金をつくって、それを活用して林業にかかわる事業に充てるということになると思います。すべてが成立してはおりませんので、定かではありませんが、結局は基金のなかの1,000億円ですか、それを活用すると、さらに秋口にもう1本、1,000億円という形で基金をつくると、事業がおり込まれたときこの活用をはかって、当然、対象者がいればのことですから、協議をしながら整備を図っていきたいと考えているところです。
これ以上、耕地防風林の減少に歯止めをかけないと町の風の流れが変わる状況になります。十勝の風の状況を把握しているのは襟裳岬にある風の資料館がありますけれども、通常は風のまわりかたがいろいろあるわけですが、今回の風のまわりかたはちょっと異常な状況であると言われております。清水におきましても、流れが少し変わってきていると見受けられると、私のちょっとこうした目算でありますけれども、ちょっと違うかなというふうに思います。それは耕地防風林だけのせいではないと思いますが、それぞれの山々の整備状況が出てきているのではないかと思うところであります。そういう面で、森林の持つ偉大な力というものをきちんと我々は認知をしなければならないということで、今後そういった面での努力もさせていただきたいと思います。以上でございます。
○議長(田中勝男) 森田慎治議員。
○6番(森田慎治) それでは再質問をさせていただきます。
町長からお話がありましたように、清水町も、今、それぞれのなかにおいて有機農業というものに取り組んでいるのも実態です。そういうことにより、付加価値をつけながらお互いに生産を高めていくということにつながるわけです。顧みれば、消費者が求める安全安心な農産物を生産するのが私たちの使命ですので、そういった形のなかで進めていく形になるかと思います。冒頭申し上げましたように、町長がマニフェストのなかに重点事項として入っているということでございます。これをいかしていくべきなわけでございます。そういうなかで町長から説明がありましたけれども、そういった観点から、町長の目指す有機農業というものの視点、これは幅広いわけなんですけれども、どの点にしぼって、こういう形のなかで、クリーン農業・有機農業を清水の特産品、ブランド化として持っていこうとしているのか、もし町長の考えがあれば簡単で結構ですので、お話いただければと思います。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 私としましたら、今、畑作中心というわけではありませんが、酪農も非常に多いわけですが、やはり畑作の豆類、野菜類、もう少し野菜を増やしていくように、新たな品種ですね、作物品種を加えていってはどうかということで、JAともそういうお話はさせていただいております。当然、牧草もさることながら、特に直接口にすっといける状況のなかで、地産地消も含めて、即売含めて、提供するなかで、そういったものが好まれるわけですが、個々に手に入るわけですから、そういったものを主体的にやっていくのが必要かなと、そのうえで大きい系統を通じたなかでもいくわけですが、同じそのなかでも買い上げといいましょうか、その価格ですね、そういうものでいくらかでも高く買ってもらえる、そういう製品づくりを求められていると、今までも求められているわけですが、それを全町ぐるみでやるかやらないのか、その違いが出てくるのかなと、本町においては地元の生産された、排泄物も生産ですから、生産されたもので、安全なもので、三要素がきっちり含まれて、産物としてよみがえってくると、そういうことをしていくことが農家経営の向上につながるのではないかと、さらにそういうことをやることで、農村景観というものを皆さん考えていくだろうし、それから町全体が美しくきれいなまちづくりをしていこうと、環境のよいまちづくりにしていこうということにつながっていくのではないかと、扶助的な効果、そういうねらいに実は私としては持っているわけです。そういうものをやっていくことが必要かなということが大きなまちづくりやまちおこしにつながるものではないかと思います。
○議長(田中勝男) 森田慎治議員。
○6番(森田慎治) ただいま、町長のお答えを聞いているとあれですが、結果的に減農薬、化成肥料の減肥ということが前提であり、ひいてそれが安心安全な農作物だということを受け止めておるわけです。過日の新聞に、帯広の畜大の珍しい記事が出ていたんですが、食糧生産と温暖化防止を両立させながら、循環型農法の研究ですか、そのなかで気になるところがあったわけですが、清水にもあてはまるんですが、大型化してきて、結果的には過去のような循環がうまく機能しなくなって、余るところは余る、不足するところは不足するというところで、余るところは有機物の過剰、堆肥の過剰投与というのが問題になってくるのではないでしょうか。そのなかの研究のなかの過剰による農耕策に対する影響、あるいは過剰投与した飼料作物から飼料として入った家畜の健康状態というものを合わせて、研究をしていくということが載っておりました。有機物も、それは堆肥のわからない有機物ではございません、堆肥を施用する場合において完熟堆肥というものが望まれるわけですが、そういったこともちょっと問われてきますけれども、堆肥の施用量というのがどのぐらいが限界かということも我々生産者としては考えなければならないと思うんですが、このへんについてどのようにお考えでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 私は専門家ではありませんので、むしろ森田議員のほうがご存知かと思いますが、私も案ずるはそういうところもございますね。いくら肥料の問題とはいえ、肥料でなくても過剰にすべてがなった場合にはどうするのか、その障害は必ずあるのではないかと思います。ですから適度な投与といいますか、薬でもそうでしょうが、あちらこちらの薬を併用すると、副作用が起きちゃって、人体で大変なことになるのと同じように土にもそういった過剰に違うものを蓄えることによって、変化が起きるんだろうと思います。したがって、1日も早く研究機関、畜産であれば畜産試験場であり、畑作であれば研究所であり、さらには畜大の研究だとか、そういうものを絡めあわせたなかでしっかりと私どもも受け止めながらその成果をみていくということが大切だと思います。
○議長(田中勝男) 森田慎治議員。
○6番(森田慎治) おっしゃるとおりだと思います。そういったようなことを考えあわせていきますと、なかなか清水で有機物、有機栽培、クリーン農業を特産としてやっていくと、ひと口で簡単に実現に向けていくというのは非常に険しい道かと思います。それを自分なりに考えてみますと、長期的にいろんな研究、考え方を議論しながら、立ち上げる部分と、さきほど町長が冒頭で申されたように、なんと言っても生産を高めるため、その減農薬、減肥というものを考えるときに、土づくりが大事でございます。これはどちらかというと、すぐにでもできる部分でございます。この部分にしっかり軸足を置いて、それを置きながら、最後の目標に向かってあわせて進めていくことが大事ではないかと思うわけです。
堆肥につきましても、清水農協が手がけるバイオ事業については、一部がペレットで8割ほどが堆肥としていう考えを聞いていたわけですが、最近、組合長の話を聞きますと、100%ペレットでいくんだという考えをお聞きしました。これにも成分の問題等がありまして、単費等を加えながらある程度の基準値の成分を保持していく考えを持っておられます。これも町長がさきほど触れておりましたが、実際に有機肥料として使って、価値観がどういう形で生まれるのかというのはしばらく実験といいますか、栽培をしていかないと結果が出ないわけです。
これはこれとして、既存の堆肥を有効に活用して、そのためには生ではなくて、どういう形のなかで完熟に近い形にしていくかということが大きな課題でございます。畜産農家だけでやるのか、あるいは利用する畑作農家のなかでやるのかということも問われますけれども、いずれにしても畑作で堆肥をいろんな形で利用するには年3回、あっても4回ぐらいなんですね、なぜかというと、貯蔵しておく期間というのが法的に決められております。春先、それから夏、小麦の収穫後、それと秋という形のなかで堆積をしながら完熟に近づけていくということになるわけですが、そういう形のなかで上手く効率よくそして活用することが求められていますが、そうすることにより分散をしながら、循環型により近く、そして環境にも多少なりともやさしい形の方向に持っていけるのではないかと思います。そうするには、なんといっても、それぞれのなかで経済状況努力しながら、あるいは堆肥外の有機というのを考慮しながら地力増進に努めているわけです。
この堆肥の処理につきましては、また別に経費がかさむわけでございます。これは農協の施設においても同じですけれども、この処理について、なんらかの経済援助、助成があることが、より町長のおっしゃるクリーン農業、町をあげてのクリーン農業に向けていくための地力の保持につながるのではないかと思いますが、このあたりについて町ではどうお考えでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) より深く専門的なご質問でございまして、私もなかなか、はいそうですか、こうこうですねとお答えすることは難しいです。私が頭のなかで想定をしているのを超えている部分もありますけれども、黒沢酉蔵さんのお話したら怒られますけれども、その本を読んだことがありますけれども、もう何十年も前にその話をしているんですね。そこからヒントを得たこともあるんですが、さっきの蓄大の先生が言っていることを似たようなことが出てきているのも一つの要因となっております。
これを普及、活用してもらうことで、それをさらに付加価値のある、清水町内で消費するものと、外で出して消費してもらうということを考えてもらう、それから既存のここに持ってこないやつを、個々でやっているものを完熟に近い形に持っていくと、それを2つの系統で考えなければならないと、それを要望していくという形になるかと思います。
それには堆肥活用、堆肥をつくる、活用、それから成分がどうなのか、過剰投与がどうなのかというひとつの研究組織、そういうものが構築をしたうえで、町内すべての個々の農家が排出をしているものを、堆肥盤でやっていますけれども、そのシステム化をはかって、今、個々に誰かと契約して運んでもらったりしていますけれども、そうではなくて、システム化していけると、順番に堆肥盤のなかでやれていって循環していけるようなシステム化が必要だと、やはり研究する部門と、町内におけるシステム化と、町外の経済行動として販路を持っていくと、3つで構成されたなかで、それぞれの部会でいく必要があるかと思います。
そうなりますと、生産者の皆さんの出動回数が増えるということになりますけれども、どこまでやるのかどうかということですね、そういうことを考えていく必要があるのかなと、そういうことを踏まえて私の意見も取り入れられればと思っております。
○議長(田中勝男) 森田慎治議員。
○6番(森田慎治) 町長が言われるのもなかなか難しい、こちらもちょっと難しく受け止めるんですけれども、深く考えて、合理的というか、ある部分で集約して掘り下げていくというのも理想ですが、逆にそれがコストがかかっていくということにつながっていくわけですね。いかにコストをかけないで、堆肥を有効活用するか、それは農家個々が考えることだといえばそれまでですが、町長が目指す町ぐるみの有機農作物、安全安心なものをつくりあげていくという形になると、やはり個々だけでしたのでは実現が難しいのだと、それを少しでも早く近づけるためには、お互いに努力し、切磋琢磨していく必要があるだろうと、既存の有機物プラスアルファ、今、言われている過剰気味というのは失礼ですが、多い堆肥を町内で有効に活用するというときにどういう形で循環できるのか、配分するのかというところについて、それぞれの経済状況のなかで、それを求めるとなったとき、交換で、利用する場合に経費がかさむわけですね。これは運賃の一部でも助成することができれば、農協の施設とはいわず、全体で堆肥が今よりも有効に動くのではないかと、それによって結果的に農家が最終的に潤うということは、地力をつけて、そこから生産して安心安全な食べ物として売れてこそ、付加価値が付くわけで、町からなんらかの助成といったものはこれに絡む町のなかの活性化につながっていくんだと思うんです。例えば運送業者の人が堆肥を運ぶ、そしてコントラ、農協以外にも企業の方が一昨年から幅広く農業分野に入っていきたいんだと聞くときに、こういった人達のなかにそういったものが反映されるとある意味ではそれがきっかけとなって、町の新たな活性化につながるのではないかと思うわけです。やはり幅広く町が、今は厳しい財政ですが、この基幹産業に投資するのは場合によってはすぐで、生産で還元がされてくるわけです。すなわち町税なり消費によって拡大がされるわけですから、そのへんを考えると、こういったものは多少無理かもしれませんが、町の支援、助成があれば町長の目指す目標に向かってより早く近づくのではないかと思いますが、今一度これについて町長のお答えをいただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 私も今、そこは悩んでいるところなんです。当初の出発はそういう形でコストがかかるので、運ぶのに大変でしょうというお話をつくる前にしたんです。それは生産者が運んでくるというお話があったんですが、事実上はそれはできませんよね、皆さん忙しいわけですから。どうしても運送業者に農協が一括してあれしていくという形になって、生産者からその費用をもらうという形になるわけです。そうなっていくのはそれに対する助成措置を取るのがいいのか、それか、さきほど言ったように、肥料となったものを使われる方に1キロいくらの助成をするのがいいのか、そのへんについて迷っているんです。担当者とも話しましたが、もし運搬ということになれば、それは広がりが出るかもしれない、負担が少なくなるかもしれませんが、今の時点でも数千万円単位と聞いておりますから、これはちょっとそれはどうかなと、助成をしても額があまりにも大きすぎるというのもあります、正直申し上げまして。しからば他のそういう運搬にかかわって、他のほうも運送費用の一部をという形になってきた場合に、それはないだろうと思いますが、政策の柱としていくならば、これでいいかもしれませんが、そのへんが定かではない。農協とつめていきましょうということでなっているわけです。今年度は農協でいいよと、今年度中につめていこうということにしておりますので、それも含めて検討材料にしたいと思います。ただし、大事なことは一番大事なんですけれども、多額ですのでなかなか肥料であれば10キロで何十キロというなかでいけるかもしれませんが、運搬が相当な金額になるので、そのへんのことを将来見通したなかで、何年間はということで限定すれば、それはそれでいいかもしれませんが、それ以上はずっと未来永劫というわけにはいきませんので、このへんのことを十分に検討をさせていただきたいと、今、迷っていますので、いろいろとそういう面でさまざまなまちづくりに助走路をつけるわけですから、さまざま考えていますけれども、十分に生産者の皆さんに意見をいただくのは、JAさんがいただいていますので、無理なような、なかなかできないのは無理だと言わなければなりません。できる範囲のことを考えていきたいとこのように思っております。
○議長(田中勝男) 森田慎治議員。
○6番(森田慎治) 町長も苦しい答弁をされているようですので、確かにマニフェストに書かれて、期間的にまだ具体的につまっていないのが事実だと思います。しかしながら、世の中には公約を守るという強い芯が町長のなかにありますので、ぜひとも実現に向けて努力をいただきたいということをお願いしまして、次の質問に移ります。
さきほど、町長からいろいろと風倒木の考え方、現状についてありましたけれど、確かに風倒木というものは過去に先代達というのは風害のおそれのなかからそういうものに位置づけを置きながら、生活をしてきた、経営をしてきたという現状があったわけでございます。それがおいおいと経営の形態が変わり、風の被害がそれほどでないような経営形態に変わってきたということもありまして、昔は36号線でいくと50間、約90メートルですか、90メートル間隔で一列の防風林が、180メートル間隔で100間に一列に、一区画に一列、それも現状ではなくなってきているということです。防風林というのは時代の背景によって変わってくるわけです。ここ近年は木材の価格というのが皆無に等しい状況から、とても植林までしておくだけのゆとりがないと、植えても後世の、やはり自分の老後の蓄えにもならないという形のなかで切った後は農地に変わっていくというのが現状でございます。しかしながら、現状でいくと耕地防風林がやがてこの町からも消えていくのではないかと、現状、国道を僕らも走るんですけれども、御影についてはまだいいんですが、芽室に入っていくと、もう向こうは耕地防風林がなくなりました。道路を通っていっても、冬は吹雪、夏は砂塵ということでございます。そういったことを考えますと、あくまでもこれもさきほどと同じように個人の主管ですが、行政としてもなんだかの指導をしながら、今の時代の人が風害に対しての認識というのがあまり経験がないから、それほど重く感じないと思うんですが、そういったことを考えていくときに指導はすべきではないかと思うわけです。それについてはいかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) このたびの強風だけではなくて、今後いつ起きるかわからない状況のなかで、やはり耕地防風林の大切さということは訴えていきたいと思っております。
○議長(田中勝男) 森田慎治議員。
○6番(森田慎治) ご答弁の期待をしておきます。国の予算がきた場合はそれをうまく活用できれば、なおけっこうですし、それが期待できるのかできないのかはわからないわけですが、もうひとつお願いしておきたいのですが、耕地防風林というのは皆さんが嫌うのは春先に枝処理が非常に苦慮をしておられると、多くは申しませんけれども、清水町の現状の処理が今後も継続できるようにやはり町としてもそういう形で見守っていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。この件、ご答弁あれば簡単で結構です。なければそのままで結構です。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) 枝処理の助成ではなくて...(途中中断)
(森田議員より質問主旨について説明あり)
○町長(高薄 渡) わかりました、現状を私も把握をしておりませんけれども、よく考えながら、今までどおりの処理の仕方でいいのかどうかということですね。よく検討しながら今までどおりというのが希望のことだと思いますので、それを踏まえていきたいと思います。
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○議長(田中勝男) ここで休憩いたします。(午後1時55分)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後2時10分)
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○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。
10番、安田薫議員。
○10番(安田 薫) 10番、安田薫です。さきほどの森田慎治議員の質問には、本当に現実味のある質問で、私の質問はちょっとそこから離れるかなと思いますが、しかしながら、今、地方向けの経済対策臨時特別交付金等が出ましたので、なんとかそれに沿った事業をしていただき、経費を抑えて事業を進めていただきたいと思います。それでは2点について質問をさせていただきます。
地方向け基金の有効利用と地域活性化・経済危機対策臨時交付金の使い方について、政府・与党が打ち出した新経済対策で、歳出規模が13.9兆円と補正予算としては過去最大となる2009年度補正予算が先月29日に成立しました。経済危機が全治3年と言われる以上、克服には複数年度を見据えた対策が必要です。こうした観点から補正予算に盛り込まれた予算執行の具体的手法が基金であります。環境対策や福祉、子育て支援の充実に向け、施策を複数年度にわたって実施するもので、補正予算には46基金中25基金が地方自治体向けと言われています。
主な事業は、森林間伐や木材加工施設の整備などの一体的推進、社会福祉施設の耐震化促進や介護職員の処遇改善、家計が急変した高校生の授業料減免と、奨学金事業の支援などとなっております。
これとは別に政府・与党は自治体向け支援として、地球温暖化や少子・高齢化対策などに充当できる地域活性化・経済危機対策臨時交付金も創設しており、この交付金を基金と併せて効果的に活用すれば、更に充実した施策が低負担でできると考えます。町としての考え方を伺います。
次に、環境を整備するスクール・ニューディールに対する教育委員会の施策について、新たな国内需要を創出する観点から、公立小・中学校への太陽光発電パネル導入や、環境にやさしい子どもたちに安全、安心の学校敷地内、またはグランドの芝生化等のエコ改修構想を進めてはいかがでしょうか。
この2点について、よろしくお願いいたします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) 安田議員のご質問にお答えします。私に与えられた質問は1つでございまして、地方向け基金の有効利用と地域活性化・経済危機対策臨時交付金の使い方についてのご質問です。
ただいま、詳しく述べられておりますが、この経済対策としまして、政府として、過去最大といわれる補正予算が出されたわけです。今補正予算にかかわるものについてはさまざまな識者含めてそういったなかから生まれてきたわけですが、これまで私どもがこれに対する要請というものがどういうものかということにはなかったわけですが、通年行われる町村会大会含めて、過疎地域問題、さまざまな団体がございますが、そういうなかで言われたことが、政府としての素案になってきたのかなという気がします。当然、十分な措置というか、そういうことではなかったのかと思いますが、関連法案が成立している状況のなかですが、道では森林整備加速化林業再生事業など、いくつかの事業について、情報はきておりますけれども、北海道が設置する緊急雇用創出事業など、積極的に活用するということですが、今後、情報を得たなかで、まだはっきりしていないところがたくさんあります。不透明なところがあります。非常にそういう面で、どうなっているのかなというところもあります。そういったことで、情報を入れて対処をしてまいりたいと思っております。
今般の基金にかかわっては、さきほど森田議員のところでも触れたかと思うんですが、林業の関係については、そういうなかで取り組めることができればと考えているところでございます。内容をじっくり見極めていただいて、精査をしていきたいと考えております。
また、地域活性化、これとは違う臨時交付金でございますが、この事業に関しましては、平成21年度予算、4月11日以降に予算計上がされる原則、年度内に実施する事業等で制限がついているんですね。当初予算に計上された事業及び経常経費では対象となりませんということで、それ以外については各課から事業の選択・提出を受けております。そして町内で発注ができる、さらに緊急性というものを優先していけると、それから総合計画で示している計画のなかについての前倒しについてもやろうということで、4月8日に各課に提出を求めまして、5月19日までに各課との調整を経まして、対象事業のリストアップを行っております。5月28日の総合計画審議会に事業案を提案いたしまして、そのなかで経済効果が上がるように町内業者への発注に配慮をすべきという意見をつけていただいたところです。その後、政策庁議におきまして、今までリストアップを行い、総合計画審議会の意見を聞きながらしていたものが、総額約2億5,000万円の事業案を庁議で決定をしまして、今月、17日の第一次に提出をしたところです。今後、詳細が決定されるという部分が出てまいります。そこで追加、または削除、修正とこのようになると思いますが、各省庁の補助事業が詳しくまだそこにきておりませんので、その可能性があるということでございます。
そういったなかで、森林整備加速化林業再生基金、それから緊急雇用創出事業臨時特例基金、あとは、グリーン家電、新型インフルエンザ、地域医療再生、緊急人材育成・就職支援基金、介護職員の処遇改善基金ということで46基金がございまして、総額4兆3,674億円がこの基金のなかに含まれるということであります。
さきほども申し上げましたが、道では今議会にそれらの緊急雇用創出事業特例基金を1,000億円計上して、市町村はその基金を財源にして、非正規労働者や中高年労働者向けに6か月未満の短期雇用を創出していくという状況であります。秋までに1,000億円ぐらいの状況ですが、道庁も制度が遅れているということもありまして、提案しようにもしようがないという状況でいるわけです。国も極めて不透明化しているということで、果たして即効果がでるのかということになると、遅くなるのではないかと、9月ぐらいの議会にずれ込むのではないかと思います。
いずれにしても、当町としてはそれぞれこの対象事業をリストアップして、とにかく出さなければならないという義務がありますので、事業案を提示しているところです。今後秋ごろまでの間にその詳細が決まったなかで追加があるのか、あるいはこの事業は別な事業にスライドされるのか、そういった修正もされるのではないかと考えるところでございます。いずれにしても、さきほど前段で申し上げましたが、事業の選択性を優先し、緊急性のものを行って案として提出をしているところです。以上でございます。
○議長(田中勝男) 2項目目の答弁を求めます。教育委員長。
○教育委員長(三澤吏佐子) それでは、スクール・ニューディールについてお答えいたします。国においては、経済危機対策の重要な施策として、スクール・ニューディール構想をかかげたところです。主な内容としては教育環境の抜本的充実を図るため、学校の耐震化、エコ改修、ICT環境の整備を一体的に推進するしくみです。全国約35,000ある公立の小中学校に対して、今後3年間で耐震化工事や太陽光発電システムの設置、地上波デジタルテレビの導入、ICT環境の整備等を進めていくものです。今回ご質問のありました太陽光発電の導入やグランドの芝生化につきましては、省エネをはじめ、低炭素社会の実現に向けた個々の努力の大切さを教える環境教育や発電のしくみをわかりやすく説明し、理科的興味を喚起する意味からも大切なことではありますが、現在のところ、国の事業詳細が示されておりません。
今後の事業実施にあたって、太陽光発電につきましては、財源の問題、太陽光パネルを屋上に設置した場合の後者の積載荷重等の構造的な問題も考慮しまして、改めて検討をしてまいりたいと考えます。また、グランドの芝生化につきましては、大都市部のヒートアイランド現象の対策としても注目がされております。本町におきましては、現在、芝生と土を併設している清水小学校、御影中学校と比較して、グランドの狭い清水中学校、御影小学校において芝生化を実施した場合の教育活動の場の使い勝手の問題、また管理上のコストの問題を踏まえまして、十分に検討を重ねる必要があると考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(田中勝男) 10番、安田薫議員。
○10番(安田 薫) 1項目目について、再質問をしたいと思います。さきほども町長が言われましたけれども、地方公共団体が国の施策と歩調を合わせてやるような公共事業等にも手をつけれるというような事業の内容がありましたけれども、このへんについてはいかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 町長。
○町長(高薄 渡) それも含めて考えられております。
○議長(田中勝男) 安田薫議員。
○10番(安田 薫) さきほど答弁にありましたが、とにかくしっかりと情報を取り入れて、地方が活性化するための地域の事情に合った取り組みをしっかりとしていただきたいと思います。積極的な取り組みをお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
2項目目の質問につきましての再質問です。さきほど教育委員長から、スクール・ニューディール構想についてはしっかりとした答弁をいただきまして、特に本町におきましては、校舎の耐震化、ICT化の状況はかなり進んでおりました。私はちょっと苦しまぎれに何かないかなというところで、芝生化ということになったんですが、清水小学校、御影中学校があるから、用地は少ないけれども、清水中学校もグランドに芝生があってもいいかなという、ちらっとそういう思いもありまして質問をしました。十分に考えて、返答をしたいということですので、国道から見えるところですし、もう少し深く考えていただきたいと思いますが、清水中学校についてはいかがでしょうか。
○議長(田中勝男) 教育長。
○教育長(伊藤 登) ご質問の清水中学校の芝生化につきましては、委員長からお話をしたとおりですが、使い勝手の問題ですね、中学校になると部活動で頻繁に使っているという状況で狭いなかで、陸上、野球その他の屋外スポーツをやっている状況のなかでは、例えば芝生をはってしまうと、陸上だけとか、サッカーはできないですから、サッカーは半面使えばできますが、そうなると野球の練習に支障をきたすということもありまして、周りが非常に緑が多いという学校環境ですので、その分も含めますと、都会と違いますので、エコ化といいますか、そのことについては役目を果たしているとこのように思いますし、あえて経費をかけて、改修する必要性は今のところはないのではないかと考えているところでございます。
○議長(田中勝男) 安田薫議員。
○10番(安田 薫) あとは文科省が打ち出した地方のスクール・ニューディールに関しては、やはり地元の雇用創出だとか、経済普及効果、地域活性化につながるものが事業のなかにはあるかと思いますが、そのほかの事業で今考えていることはないでしょうか。
○議長(田中勝男) 教育課長。
○教育課長(金田正樹) 教育課長の金田です。苦しまぎれの質問というお話もありましたけれども、苦しい答弁になるかもしれませんが、ご了承願います。地元で活用ができる何かがないかということですが、さきほど町長から申し上げました、経済危機対策臨時交付金のなかで、地デジの関係を今リストとしてあげてございます。総体的に40台から50台くらいになるかと思います。1,000万円を超すような事業かと思いますが、これについても国からの通知でも地元の雇用をということでございますので、そこらへんを念頭に入れながらの整備になるかと思います。以上です。
○議長(田中勝男) 安田薫議員。
○10番(安田 薫) 終わります。
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○議長(田中勝男) おはかりします。
本日の会議はこの程度にとどめ、散会をしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、本日はこれをもって散会することに決定をしました。
明日は午前10時に会議を開きます。
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○議長(田中勝男) 本日はこれで散会いたします。
(午後2時31分)