平成21年第9回定例会(9月10日_日程04)
○議長(田中勝男) 日程第4、行政報告を行います。
町長から行政報告の申出がありました。
これを許可いたします。町長。
○町長(高薄 渡) 第9回清水町議会定例会における行政報告を1件申し述べたいと思います。
9月1日現在の農作物の生育状況等につきまして、ご報告申し上げます。
本年は、1月から3月にかけて断続的な大雪に見舞われましたが、春先の好天に恵まれ、春耕作業は平年より早く始まりました。その後、4月下旬の降雪により春耕作業が一時中断いたしましたが、各作物とも播種・移植作業は概ね平年並みで終了し、5月の好天により初期生育は順調に経過いたしました。
しかしながら、5月15日早朝の気温低下によりアスパラガスで被害が発生し、また、5月18日から19日にかけての強風により、てん菜やアスパラガスで被害が発生いたしました。
その後の気象状況は、6月中旬に曇雨天が続き、また、7月は長雨により記録的な降水量に見舞われる等、総じて多雨や低温等異常気象で推移してきたところであります。
このため、すでに8月上旬に収穫作業が終了いたしました秋まき小麦につきましては、乾麦重量で「ホクシン」7.61俵、新品種の「きたほなみ」で10.63俵となり、昨年に比べ大幅な減収となりました。
各作物ごとの生育状況をみますと、天候不順による影響で、豆類の中で特に菜豆類におきましては、開花期が平年より大きく遅れ、莢数が極めて少ない状況となり、馬鈴薯では多雨による湿害の影響により、塊茎肥大が停滞し減収となる見込みであります。また、てん菜につきましても、生育が停滞し根部の肥大が著しく遅れている状況であります。
次に、飼料作物でありますが、牧草につきましては、1番・2番牧草とも収穫量は平年並みでありますが、収穫作業が大幅に遅れたことにより栄養価が低くなると予想され、また、飼料用とうもろこしにつきましても、天候不順の影響で平年より4日遅れの状況となっております。
このような状況を受けまして、9月2日に「清水町営農対策協議会役員・幹事合同会議」を開催し、現状の生育状況の共通認識を行ったところであり、また、今後の生育状況の情報収集を行いながら必要な対策につきまして検討することを確認したところであります。
以上、9月1日現在の農作物の生育状況等についての行政報告といたします。
○議長(田中勝男) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可いたします。質疑はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
これで行政報告は終わりました。