平成21年第9回定例会(9月10日)
○議長(田中勝男) 平成21年第9回清水町議会定例会を開会します。
本日の会議を開きます。(午前10時07分)
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○議長(田中勝男) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は会議規則第119条の規定により議長において
1番 原 紀夫 議員
2番 山岸政彦 議員
3番 西山輝和 議員 を指名いたします。
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○議長(田中勝男) 日程第2、会期決定についてを議題といたします。
おはかりいたします。
本定例会の会期は、本日から9月25日までの16日間にしたいと思います。これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
会期は、本日から9月25日までの16日間に決定しました。
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○議長(田中勝男) 日程第3、諸般の報告を行います。事務局長。
(諸般の報告 事務局長 朗読)
○議長(田中勝男) これで諸般の報告を終わります。
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○議長(田中勝男) 日程第4、行政報告を行います。
町長から行政報告の申出がありました。
これを許可いたします。町長。
○町長(高薄 渡) 第9回清水町議会定例会における行政報告を1件申し述べたいと思います。
9月1日現在の農作物の生育状況等につきまして、ご報告申し上げます。
本年は、1月から3月にかけて断続的な大雪に見舞われましたが、春先の好天に恵まれ、春耕作業は平年より早く始まりました。その後、4月下旬の降雪により春耕作業が一時中断いたしましたが、各作物とも播種・移植作業は概ね平年並みで終了し、5月の好天により初期生育は順調に経過いたしました。
しかしながら、5月15日早朝の気温低下によりアスパラガスで被害が発生し、また、5月18日から19日にかけての強風により、てん菜やアスパラガスで被害が発生いたしました。
その後の気象状況は、6月中旬に曇雨天が続き、また、7月は長雨により記録的な降水量に見舞われる等、総じて多雨や低温等異常気象で推移してきたところであります。
このため、すでに8月上旬に収穫作業が終了いたしました秋まき小麦につきましては、乾麦重量で「ホクシン」7.61俵、新品種の「きたほなみ」で10.63俵となり、昨年に比べ大幅な減収となりました。
各作物ごとの生育状況をみますと、天候不順による影響で、豆類の中で特に菜豆類におきましては、開花期が平年より大きく遅れ、莢数が極めて少ない状況となり、馬鈴薯では多雨による湿害の影響により、塊茎肥大が停滞し減収となる見込みであります。また、てん菜につきましても、生育が停滞し根部の肥大が著しく遅れている状況であります。
次に、飼料作物でありますが、牧草につきましては、1番・2番牧草とも収穫量は平年並みでありますが、収穫作業が大幅に遅れたことにより栄養価が低くなると予想され、また、飼料用とうもろこしにつきましても、天候不順の影響で平年より4日遅れの状況となっております。
このような状況を受けまして、9月2日に「清水町営農対策協議会役員・幹事合同会議」を開催し、現状の生育状況の共通認識を行ったところであり、また、今後の生育状況の情報収集を行いながら必要な対策につきまして検討することを確認したところであります。
以上、9月1日現在の農作物の生育状況等についての行政報告といたします。
○議長(田中勝男) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可いたします。質疑はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
これで行政報告は終わりました。
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○議長(田中勝男) 日程第5、報告第2号、健全化判断比率の報告について、報告第3号、資金不足比率の報告について、以上2件を一括議題とします。
提出者より、報告第2号、報告第3号について、一括説明を求めます。
総務課長。
○総務課長(荒木義春) それでは、報告第2号、健全化判断比率の報告について、報告第3号、資金不足比率の報告について、2件を一括ご説明いたします。
平成19年6月に、地方公共団体の財政の健全化に関する法律、いわゆる財政健全化法が公布され、平成19年度決算から、これらの比率を監査委員の審査を経て議会に報告し、公表することが義務付けられたところでありまして、昨年度に引き続き今議会で報告するものでございます。
まず、報告第2号、健全化判断比率についてご説明いたします。
報告する健全化判断比率は、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率の4指標であります。総括表の1、健全化判断比率の状況(平成20年度)をご覧ください。この表でございますが、上段の表が清水町の比率でございまして、下段の表が財政健全化法で定める早期健全化基準比率並びに財政再生基準比率でございます。この基準を超えますと、財政の健全性が黄色信号としての財政健全化団体、赤信号としての財政再生団体として財政健全化法に基づく取り組みが義務付けられるものでございます。
本町の個別の比率についてご説明いたします。
お手元の総括表4の次に添付してございます、健全化判断比率の説明資料(平成20年度)をお開きいただきたいと思います。
まず、実質赤字比率であります。これはこれまで使われてきました、実質収支比率と同じものですが、標準財政規模に対する、一般会計の歳入総額から歳出総額を差し引いた額の割合のことでございます。
平成20年度決算の一般会計歳入総額から歳出総額を差し引くと、117,684千円の黒字となりますので、実質赤字はございません。
次に連結実質赤字比率でございますけれども、これは本町の全会計の赤字額から黒字額を差し引いた額を、標準財政規模で割った比率でございます。清水町は一般会計のほか7つの特別会計、1つの公営企業会計がございますが、いずれの会計にも赤字額はなく、全会計あわせて208,521千円の黒字となりますので、連結実質赤字比率もございません。
説明資料の2頁をご覧ください。
実質公債費比率でございます。これは、一般会計の標準的な収入が、借金の返済にどの程度充てられたかを示す指標です。つまり、清水町に標準的に入ってくる税金や地方交付税、国からの譲与税などのうち、何%が借金の返済に使われているかを示す値で、過去3年間の平均値で示します。清水町の比率は、20年度は20.8%と、19年度と比較しまして1.2ポイント改善しております。これは今後も改善していく見通しでございます。
地方財政法では、実質公債費比率が18%未満であれば、地方債の発行は総務大臣と知事との間での同意を要する協議制がとられていますが、18%以上になりますと許可制となり、公債費負担適正化計画の策定を条件に許可されることとなります。
本町の場合、平成17年度に18.9%と18%を超えたことから、平成18年度に公債費適正化計画を策定し、公債費の軽減に努めているところでございます。
次のページをご覧ください。
将来負担比率でございます。将来負担比率とは、一般会計が背負っている借金が、一般会計の標準的な年間収入の何年分であるかということを示す指標でございます。一般会計の地方債の現在残高、債務負担行為支出予定額、公営企業債等繰入見込額、一部事務組合等負担見込額、退職手当負担見込額など、町が将来負担しなければならない額から、基金の額、借金の返済に充てる特定財源、交付税に算入される公債費の見込額などを差し引いた額で、本町では5,889,759千円となりますが、これが分子となりまして、分母は標準的財政規模から交付税の公債費に算入された額を控除した額、清水町では3,950,164千円となりますが、この数字で算出しますと、149.1%となり、一般会計が背負っている借金が、一般会計の標準的な年間収入の約1年6か月分であるということになります。19年度は175.8%でございましたので、これは1年9か月分でしたので、これと比較しますと26.7ポイント改善しております。
その要因は、新たな地方債の借り入れを抑制していることによります。この説明資料の次に監査委員の審査意見書を付しておりますが、総合意見として、健全化判断比率及びその算定基礎となる事項を記載した書類は適正に作成されているものと認めるとされております。また、個別意見では、財政の健全化により一層努めるよう求められているところであります。
続きまして、報告第3号、資金不足比率の報告についてご説明いたします。資金不足比率の説明資料をご覧いただきたいと思います。A3の資料でございます。
資金不足比率とは、公営企業ごとの資金の不足額が、事業の規模に対してどの程度であるかを示すものであります。いわゆる公営事業会計で売上高の何か月分の運転資金が不足しているかを示すものであります。本町では、上水道事業会計、簡易水道事業特別会計、公共下水道事業特別会計、集落排水事業特別会計のいずれも資金不足額は発生しておりませんので、資金不足比率はございません。
監査委員の意見書、総合意見では報告第2号同様、書類は適正に作成されていることを認めるとされております。また、個別意見では各会計とも資金不足比率が黒字であることから、算定されないとの審査結果をいただいております。
以上、報告第2号、報告第3号の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(田中勝男) 報告事項ですが、質疑がありましたら、許可いたします。質疑ありませんか。
1番、原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 1点だけお尋ねします。健全化判断の比率がわが町は年々状況が良くなってきているということの報告でありまして、非常に好ましいことだと思いますが、昨年に比べて実質公債費比率が今年は20.8%ということで、昨年に比べてかなり下がってきているということを受けて、さきほど課長からの説明のなかでは、今後においてもこの数値は下がっていくだろうという見方をしているようですが、この数字が18%ぐらいになるというのは何年先とかいうことを見越しているのか、このへんについて1点、お尋ねしたいと思います。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) お答えします。さきほども説明しましたが、実質公債費比率というのは3か年の平均でございます。単年度で申し上げますと、18年度が22.98、19年度が21.44、平成20年度が18.10ということで年々改善をされてきておりますので、この3か年平均が18を切るのは見込みとして、大きな事業、特別な飛び入りがない限り、この5・6年先には18を切るだろうと予測しているところです。
○議長(田中勝男) 原紀夫議員。
○1番(原 紀夫) 抑えられた原因として、公債費を極力抑えてきたということが原因のひとつになっておりますが、今後においても従前同様の形で極力借金を減らしていくということで改善をしていくという考えは変わらないということで、理解してよろしいでしょうか。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) そのように財政運営をしていかなければならないというように考えてございます。
○議長(田中勝男) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終わります。
○議長(田中勝男) 報告第2号及び報告第3号は、報告済みといたします。
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○議長(田中勝男) 日程第6、議案第82号、北海道町村議会議員公務災害補償等組合規約の変更について、議案第83号、北海道市町村総合事務組合規約の変更について、議案第84号、北海道市町村職員退職手当組合規約の変更について、以上、3件を一括議題とします。
本案について、提案理由の一括説明を求めます。総務課長。
○総務課長(荒木義春) 議案第82号、北海道町村議会議員公務災害補償等組合規約の変更について、議案第83号、北海道市町村総合事務組合規約の変更について、議案第84号、北海道市町村職員退職手当組合規約の変更について、以上3件を一括説明をさせていただきます。
本件につきましては、それぞれの組合の組織団体であります、湧別町と上湧別町が平成21年10月5日に合併し、これに伴いまして、同じく組織団体であります、両湧別町学校給食組合が解散脱退することになり、それぞれの組合の規約が変更となりまして、提案をするものでございます。附則としまして、それぞれの組合規約は地方自治法第286条第1項の規定による総務大臣の許可の日から施行するものでございます。
以上、議案第82号、83号、84号の提案理由の説明とさせていただきます。議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(田中勝男) これより一括して質疑を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) これから一括して討論を行います。
討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 討論なしと認めます。
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○議長(田中勝男) これより、議案第82号、北海道町村議会議員公務災害補償等組合規約の変更についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第82号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) これより、議案第83号、北海道市町村総合事務組合規約の変更についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第83号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) これより、議案第84号、北海道市町村職員退職手当組合規約の変更についてを採決します。
おはかりします。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(田中勝男) 起立多数です。
よって、議案第84号は、原案のとおり可決されました。
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○議長(田中勝男) 日程第7、所管事務等調査についてを議題とします。
委員会報告書を朗読させます。事務局。
(産業厚生常任委員会 所管事務調査報告書 事務局 朗読)
(議会運営委員会 調査報告書 事務局 朗読)
○議長(田中勝男) 本件に関して、委員長の報告を求めます。
初めに、産業厚生常任委員会委員長、奥秋康子議員。
○委員長(奥秋康子) 産業厚生常任委員会の所管事務調査についてご報告いたします。調査事項、調査日程、調査の結果、調査先などはただいま事務局より朗読したとおりでございます。以上、報告に代えさせていただきます。
○議長(田中勝男) これから質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) 次に、議会運営委員会委員長、森田慎治議員。
○委員長(森田慎治) 当委員会で研修してまいりました結果につきましては、さきほど事務局より説明をいただきましたとおりでございます。広範囲にわたって、いろいろな形の中のお話を伺ってまいりました。すでに本議会において、進めている案件、今、進行をしている問題もありました。今後ともそういったことを参考にしながら、委員会で検討して前に進んでいきたいと思っております。以上です。
○議長(田中勝男) これから質疑を行います。
質疑はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 質疑なしと認めます。
○議長(田中勝男) 常任委員会等の報告は、報告書のとおり報告済とします。
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○議長(田中勝男) 以上で、本日の日程は全部終了しました。
おはかりします。
議事の都合により、9月11日から9月13日までの3日間、休会したいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、9月11日から9月13日までの3日間、休会することに決定しました。
9月14日は、午前10時に会議を開きます。
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○議長(田中勝男) 本日は、これで散会します。(午前10時43分)